JPH10215561A - 超電導回転電機の回転子 - Google Patents

超電導回転電機の回転子

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JPH10215561A
JPH10215561A JP9016829A JP1682997A JPH10215561A JP H10215561 A JPH10215561 A JP H10215561A JP 9016829 A JP9016829 A JP 9016829A JP 1682997 A JP1682997 A JP 1682997A JP H10215561 A JPH10215561 A JP H10215561A
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JP
Japan
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refrigerant
radiation shield
shaft
mounting shaft
winding
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Application number
JP9016829A
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Mayumi Yamamoto
真由美 山本
Yasuhisa Konda
靖久 根田
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Chodendo Hatsuden Kanren Kiki Zairyo Gijutsu Kenkyu Kumiai
Original Assignee
Chodendo Hatsuden Kanren Kiki Zairyo Gijutsu Kenkyu Kumiai
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E40/60Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment

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  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Windings For Motors And Generators (AREA)
  • Motor Or Generator Cooling System (AREA)
  • Superconductive Dynamoelectric Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】回転子の低温部への外部からの輻射入熱を低減
することにある。 【解決手段】超電導コイルが収納され、内部に液体冷媒
を貯蔵する中心孔を有する巻線取付軸の外周に液体冷媒
の容器を形成するベッセルを設け、このベッセルの外周
に所定の空間を存して巻線取付軸と同軸的に両端が端部
軸に取付けられたダンパ機能を有する外筒を設け、ベッ
セルと外筒との間の空間に内部に軸方向に多段に分岐す
る冷媒流路18を設けた輻射シールド6を巻線取付軸と同
軸的に設け、巻線取付軸と輻射シールドをトルクチュー
ブにより端部軸に結合すると共に、一方の端部軸の中心
孔を通して巻線取付軸の中心孔に液体冷媒を供給する液
体冷媒供給管を挿入し、輻射シールド6内に設けられた
冷媒流路18の入口部に巻線取付軸内で気化した気体冷媒
を導く通気管15を、輻射シールド6内の冷媒流路18の出
口部から本体外部へ気体冷媒を導く通気管17とをそれぞ
れ接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、巻線取付軸内部で
気化した冷却媒体(以下単に冷媒と呼ぶ)を流通させる
ことにより冷却する輻射シールドの温度分布を、輻射シ
ールドから巻線取付軸への輻射入熱が低減するように調
整した超電導回転電機の回転子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の超電導回転電機の回転子として
は、図9に示すような概略構造のものがある。図9にお
いて、1は超電導コイル1が収納された巻線取付軸2
で、この巻線取付軸2は内部に液体冷媒を貯蔵する中心
孔3を有している。また、巻線取付軸2の外周にはベッ
セル4が設けられ、液体冷媒の容器を形成している。
【0003】このベッセル4の外径側には真空容器を形
成し、且つダンパ機能を有する外筒5が巻線取付軸2の
回転軸と同軸的に設けられている。ベッセル4と外筒5
との間の空間には、巻線取付軸2の回転軸と同軸的に薄
肉円筒状の輻射シールド6が設けられ、外部からの輻射
入熱を低減している。
【0004】巻線取付軸2と輻射シールド6は、トルク
チューブ7a,7bを介して外筒と共に端部軸8,9に
結合され、軸受10により支持されている。一方、11
は端部軸9の中心孔を通して巻線取付軸2の中心孔3内
に挿入された液体冷媒供給管、14はトルクチューブ7
a,7bの内周側に設けられ、巻線取付軸2内で気化し
た冷媒を通す冷却筒、15はこの冷却筒14内を通る気
化した冷媒を一方のトルクチューブ7a側より輻射シー
ルド内の冷媒流路16に導く通気管、17はこの通気管
15を通して流れる冷媒を他方のトルクチューブ7b側
に導いて外部に排気する排気管である。
【0005】このような概略構造の超電導回転電機の回
転子において、液体冷媒は回転子の回転軸中心に設けら
れた冷媒供給管11内を図示矢印12のように流れて中
心孔3に供給される。この中心孔3に供給された液体冷
媒は超電導コイル1を冷却し、巻線取付軸2内で気化し
た冷媒は図示矢印13のように巻線取付軸2の端部から
トルクチューブ7aを冷却し、その後通気管15を経由
して輻射シールド6内の冷媒流路16を通って輻射シー
ルド6を冷却し、その後排気管17を経由して外部に排
出される。
【0006】ここで、輻射シールド6の詳細について述
べる。図10は図9のA−A線に沿って断面した輻射シ
ールド6の一部を示し、図11は同輻射シールドの展開
図を示すものである。
【0007】輻射シールド6は、図10及び図11に示
すように薄肉で円筒状の2層に構成され、内層と外層の
間に複数の軸方向の冷媒流路16が周方向に等間隔を存
してそれぞれ設けられている。また、輻射シールド6の
両端側に軸方向の複数の冷媒流路16と連通する周方向
の流路が設けられ、この周方向の流路に連通させて設け
られた端板の孔部に通気管15及び排気管17がそれぞ
れ接続されている。
【0008】このようにすれば、輻射シールド6全体を
冷却するために必要な軸方向の冷媒流路16の数に対し
て通気管15及び排気管17の数を少なくできる。上記
のような構成の超電導回転電機の回転子によれば、超電
導界磁コイルを極低温に冷却し、超電導界磁コイル1を
電気抵抗ゼロの超電導状態として強力な磁界が発生させ
ることにより、図示しない固定子に交流電力を発生させ
ることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような超
電導回転電機の回転子において、輻射シールド6の冷媒
流路の構造は図11のように輻射シールド全体を冷却す
るために必要な軸方向の冷媒流路16の数に対して通気
管15の数が少ないため、気体冷媒は通気管15近傍の
冷媒流路に多く流れ、輻射シールド全体に均等に行き渡
らず、冷媒が不均一になり、超電導コイルへの輻射入熱
が増加するという懸念があった。
【0010】また、上記のような構成の超電導回転電機
の回転子においては、輻射シールドの冷却は低温の気体
冷媒を駆動側から反駆動側への一方向に流すことによっ
て行われる。この輻射シールドの冷媒流路内を流れる気
体冷媒は、輻射シールドの熱を奪うにつれて温度が上昇
し、次第に輻射シールドとの温度差が小さくなるため、
熱交換量も小さくなる。このため、輻射シールド及び気
体冷媒の回転軸方向の温度分布は図12のようになる。
また高温の物体から低温の物体への輻射熱は一般に以下
の式で表される。
【0011】Q=σ(T1 4 −T2 4 )×A221 Q:輻射熱 σ:ステファン・ボルツマン定数 T1 :高温側絶対温度 T2 :低温側絶対温度 F21:高温面A1 の低温面A2 に対する形態係数 A2 :低温面の面積 これにより、温度が4Kである巻線取付軸への輻射シー
ルドからの輻射熱は、輻射シールドの温度が低いほど小
さくなるが、輻射シールドの温度分布が例えば図13
(a)に示すように高低がある場合と(b)のように平
均温度で均一な場合とを比較すると、巻線取付軸への輻
射熱は(b)の方が小さい。また、輻射熱が大きいと、
冷媒の消費量が多くなるため、輻射シールドの温度分布
は(b)に近いことが望ましい。また、巻線取付軸のク
ールダウン時においても、輻射熱が大きいと冷媒消費量
が多くなるだけでなく、冷却に要する時間も長くなる。
このような傾向は超電導回転電機の軸長が長いほど顕著
になる。本発明は上記のような問題点に鑑みてなされた
もので、その目的は低温部への輻射入熱を低減できる超
電導回転電機の回転子を提供するにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、次のような手段により超電導回転電機の回
転子を構成するものである。請求項1に対応する発明
は、超電導コイルが収納され、内部に液体冷媒を貯蔵す
る中心孔を有する巻線取付軸と、この巻線取付軸の外周
に設けられ液体冷媒の容器を形成するベッセルと、この
ベッセルの外周に所定の空間を存して前記巻線取付軸と
同軸的に設けられると共に、両端が端部軸に取付けられ
た真空容器を形成するダンパ機能を有する外筒と、前記
ベッセルと外筒との間の空間に前記巻線取付軸と同軸的
に設けられ、且つ内部に軸方に多段に分岐する冷媒流路
を設けた円筒状の輻射シールドと、前記巻線取付軸と前
記輻射シールドを前記端部軸に結合するトルクチューブ
と、一方の前記端部軸の中心孔を通して前記巻線取付軸
の中心孔に挿入され、この中心孔に液体冷媒を供給する
液体冷媒供給管と、前記輻射シールド内に設けられた冷
媒流路の入口部へ前記巻線取付軸内で気化した気体冷媒
を導く通気管と、前記輻射シールド内の冷媒流路の出口
部から本体外部へ気体冷媒を導く通気管とを備える。
【0013】請求項1に対応する発明によれば、輻射シ
ールドを冷却する気体冷媒を輻射シールドの回転軸方向
にまず2分割し、さらに2分割することにより、周方向
全体に均一に冷媒が分流するので均一に冷却される。
【0014】請求項2に対応する発明は、超電導コイル
が収納され、内部に液体冷媒を貯蔵する中心孔を有する
巻線取付軸と、この巻線取付軸の外周に設けられ液体冷
媒の容器を形成するベッセルと、このベッセルの外周に
所定の空間を存して前記巻線取付軸と同軸的に設けられ
ると共に、両端が端部軸に取付けられた真空容器を形成
するダンパ機能を有する外筒と、前記ベッセルと外筒と
の間の空間に前記巻線取付軸と同軸的に設けられ、且つ
内部に断面形状が軸方向にて変化する冷媒流路を設けた
円筒状の輻射シールドと、前記巻線取付軸と前記輻射シ
ールドを前記端部軸に結合するトルクチューブと、一方
の前記端部軸の中心孔を通して前記巻線取付軸の中心孔
に挿入され、この中心孔に液体冷媒を供給する液体冷媒
供給管と、前記輻射シールド内に設けられた冷媒流路の
入口部へ前記巻線取付軸内で気化した気体冷媒を導く通
気管と、前記輻射シールド内の冷媒流路の出口部から本
体外部へ気体冷媒を導く通気管とを備える。
【0015】請求項2に対応する発明によれば、輻射シ
ールド内冷媒流路の断面積とぬれぶち面積を軸方向にて
変化させることにより、断面積を変化させれば気体冷媒
の流速、即ち熱伝達率を変化させることができる。ま
た、気体冷媒と輻射シールドとの熱交換面積を変化させ
ることができる。したがって、冷却熱量Qを変化させる
ことができる。
【0016】請求項3に対応する発明は、超電導コイル
が収納され、内部に液体冷媒を貯蔵する中心孔を有する
巻線取付軸と、この巻線取付軸の外周に設けられ液体冷
媒の容器を形成するベッセルと、このベッセルの外周に
所定の空間を存して前記巻線取付軸と同軸的に設けられ
ると共に、両端が端部軸に取付けられた真空容器を形成
するダンパ機能を有する外筒と、前記ベッセルと外筒と
の間の空間に前記巻線取付軸と同軸的に設けられ、且つ
内部に内面が部分的に熱伝導率の小さい物質で覆われた
冷媒流路を設けた円筒状の輻射シールドと、前記巻線取
付軸と前記輻射シールドを前記端部軸に結合するトルク
チューブと、一方の前記端部軸の中心孔を通して前記巻
線取付軸の中心孔に挿入され、この中心孔に液体冷媒を
供給する液体冷媒供給管と、前記輻射シールド内に設け
られた冷媒流路の入口部へ前記巻線取付軸内で気化した
気体冷媒を導く通気管と、前記輻射シールド内の冷媒流
路の出口部から本体外部へ気体冷媒を導く通気管とを備
える。
【0017】請求項3に対応する発明によれば、輻射シ
ールド内に設けられた冷媒流路の内面を部分的に熱伝導
率の小さい物質で覆っているので、気体冷媒と輻射シー
ルドとの熱交換を部分的に抑制することができる。
【0018】請求項4に対応する発明は、超電導コイル
が収納され、内部に液体冷媒を貯蔵する中心孔を有する
巻線取付軸と、この巻線取付軸の外周に設けられ液体冷
媒の容器を形成するベッセルと、このベッセルの外周に
所定の空間を存して前記巻線取付軸と同軸的に設けられ
ると共に、両端が端部軸に取付けられた真空容器を形成
するダンパ機能を有する外筒と、前記ベッセルと外筒と
の間の空間に前記巻線取付軸と同軸的に設けられ、且つ
内部に冷媒供給側と反対側の端部の手前で折返して気体
冷媒の流れ方向を反転させる形状とすると共に、入口と
出口を近付けた冷媒流路を設けた円筒状の輻射シールド
と、前記巻線取付軸と前記輻射シールドを前記端部軸に
結合するトルクチューブと、一方の前記端部軸の中心孔
を通して前記巻線取付軸の中心孔に挿入され、この中心
孔に液体冷媒を供給する液体冷媒供給管と、前記輻射シ
ールド内に設けられた冷媒流路の入口部へ前記巻線取付
軸内で気化した気体冷媒を導く通気管と、前記輻射シー
ルド内の冷媒流路の出口部から本体外部へ気体冷媒を導
く通気管とを備える。
【0019】請求項4に対応する発明によれば、輻射シ
ールド内に設けられる冷媒流路を軸方向端で折返す形状
とし、気体冷媒の流れ方向を反転させ、冷媒流路の入口
と出口を近くに設けるようにしたので、輻射シールドの
軸方向の温度分布を均一化することができる。
【0020】請求項5に対応する発明は、超電導コイル
が収納され、内部に液体冷媒を貯蔵する中心孔を有する
巻線取付軸と、この巻線取付軸の外周に設けられ液体冷
媒の容器を形成するベッセルと、このベッセルの外周に
所定の空間を存して前記巻線取付軸と同軸的に設けられ
ると共に、両端が端部軸に取付けられた真空容器を形成
するダンパ機能を有する外筒と、前記ベッセルと外筒と
の間の空間に前記巻線取付軸と同軸的に設けられ、且つ
内部に気体冷媒の向きを周方向位置で反転する冷媒流路
を設けた円筒状の輻射シールドと、前記巻線取付軸と前
記輻射シールドを前記端部軸に結合するトルクチューブ
と、一方の前記端部軸の中心孔を通して前記巻線取付軸
の中心孔に挿入され、この中心孔に液体冷媒を供給する
液体冷媒供給管と、前記輻射シールド内に設けられた冷
媒流路の入口部へ前記巻線取付軸内で気化した気体冷媒
を導く通気管と、前記輻射シールド内の冷媒流路の出口
部から本体外部へ気体冷媒を導く通気管とを備える。
【0021】請求項5に対応する発明によれば、輻射シ
ールド内に設けられる冷媒流路に流れる気体冷媒の向き
を周方向位置で交互に反対にすることにより、輻射シー
ルドの軸方向の温度分布を均一にすることができる。
【0022】請求項6に対応する発明は、超電導コイル
が収納され、内部に液体冷媒を貯蔵する中心孔を有する
巻線取付軸と、この巻線取付軸の外周に設けられ液体冷
媒の容器を形成するベッセルと、このベッセルの外周に
所定の空間を存して前記巻線取付軸と同軸的に設けられ
ると共に、両端が端部軸に取付けられた真空容器を形成
するダンパ機能を有する外筒と、前記ベッセルと外筒と
の間の空間に前記巻線取付軸と同軸的に設けられ、且つ
内部に周方向位置で交互に反対側から気体冷媒を供給
し、この気体冷媒が軸方向途中で折返す形状の冷媒流路
を設けた円筒状の輻射シールドと、前記巻線取付軸と前
記輻射シールドを前記端部軸に結合するトルクチューブ
と、一方の前記端部軸の中心孔を通して前記巻線取付軸
の中心孔に挿入され、この中心孔に液体冷媒を供給する
液体冷媒供給管と、前記輻射シールド内に設けられた冷
媒流路の入口部へ前記巻線取付軸内で気化した気体冷媒
を導く通気管と、前記輻射シールド内の冷媒流路の出口
部から本体外部へ気体冷媒を導く通気管とを備える。
【0023】請求項6に対応する発明によれば、輻射シ
ールド内に設けられる冷媒流路に周方向位置で交互に反
対側から気体冷媒を供給した場合に、反対側から供給し
た気体冷媒の流路を軸方向途中で折返す形状とし、冷媒
流路の入口と出口とを近くにしたので、配管の構成を簡
略化することができる。
【0024】請求項7に対応する発明は、超電導コイル
が収納され、内部に液体冷媒を貯蔵する中心孔を有する
巻線取付軸と、この巻線取付軸の外周に設けられ液体冷
媒の容器を形成するベッセルと、このベッセルの外周に
所定の空間を存して前記巻線取付軸と同軸的に設けられ
ると共に、両端が端部軸に取付けられた真空容器を形成
するダンパ機能を有する外筒と、前記ベッセルと外筒と
の間の空間に前記巻線取付軸と同軸的に設けられ、且つ
内部に両端から気体冷媒を供給し、各々の気体冷媒が軸
方向中央で折返す形状の冷媒流路を設けた円筒状の輻射
シールドと、前記巻線取付軸と前記輻射シールドを前記
端部軸に結合するトルクチューブと、一方の前記端部軸
の中心孔を通して前記巻線取付軸の中心孔に挿入され、
この中心孔に液体冷媒を供給する液体冷媒供給管と、前
記輻射シールド内に設けられた冷媒流路の入口部へ前記
巻線取付軸内で気化した気体冷媒を導く通気管と、前記
輻射シールド内の冷媒流路の出口部から本体外部へ気体
冷媒を導く通気管とを備える。
【0025】請求項7に対応する発明によれば、輻射シ
ールドに設けられる冷媒流路を軸方向中央手前で折返す
形状とし、両端から気体冷媒を供給、排出することによ
り、軸方向長さの半分ずつをそれぞれ均一に冷却できる
ので、軸方向の温度差はさらに小さくなる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。なお、図9乃至図11と同一部分に
は同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる
点について述べる。
【0027】図1は本発明による超電導回転電機の回転
子の第1の実施の形態における輻射シールドの展開図を
示すものである。第1の実施の形態における輻射シール
ド6においては、図1に示すように通気管15が接続さ
れる一端部に複数の軸方向の冷媒流路18aをそれぞれ
設けると共に、排気管17が接続される他端部にも複数
の軸方向の冷媒流路18eをそれぞれ設け、これら軸方
向の冷却流路18a,18eを周方向の冷却流路19
a,19dを介してそれぞれ2分岐した軸方向の冷却流
路18b,18dに連通させて設け、さらに2分岐した
各軸方向の冷却流路18b,18dを周方向の冷却流路
19b,19cを介してそれぞれ2分岐して両端部間が
連通する軸方向の冷媒流路18cを設ける構成としたも
のである。
【0028】このような構成の輻射シールド6におい
て、気体冷媒13が通気管15から輻射シールド6内に
供給されると、この気体冷媒13は軸方向の冷媒流路1
8aから周方向の冷媒流路19aを介して2つに分岐さ
れた軸方向の冷媒流路18bに流入するので、気体冷媒
13はそれぞれに均等に分流する。さらに、冷媒流路1
8bに分流した気体冷媒13は周方向の冷媒流路19b
を介して2つに分岐された軸方向の冷媒流路18cに流
入するので、気体冷媒13はさらにそれぞれ均等に分流
する。
【0029】そして、冷媒流路18cに流入した気体冷
媒13は、輻射シールド全体を冷却しながら軸端に向か
って流れ、流入側とは逆に周方向の冷媒流路19c、軸
方向の冷媒流路18d、周方向の冷媒流路19d及び軸
方向の冷媒流路18eの順で均等に合流し、排気管17
を通して輻射シールド外部へ排気される。
【0030】従って、このようにして必要な数にまで多
段に分流することにより、通気管15及び排気管17の
数を増やさずに輻射シールド6を周方向に均一に冷却す
ることができる。
【0031】図2は上記第1の実施の形態における輻射
シールド6の変形例を示す展開図である。図2に示す例
では、周方向の冷媒流路19a,19dから2分岐して
周方向冷媒流路19b,19cに連通する流路18f,
18gをY字形にしたものである。このような構成とす
れば、分岐による損失が減少する。
【0032】図3は本発明による超電導回転電機の回転
子の第2の実施の形態における輻射シールドの一つの冷
媒流路部分の斜視図を示すものである。第2の実施の形
態における輻射シールド6においては、図3に示すよう
にシールド内に周方向に等間隔を存して設けられる複数
の軸方向の冷媒流路20として気体冷媒21の流入側か
ら流出側に向かうにつれて径方向幅が小さくなるように
したものである。
【0033】このように流路断面形状を変化させること
により、気体冷媒の流速を早め、熱伝達率を高めること
により、冷却を促進させることができる。また、気体冷
媒の温度上昇による冷却量の低下を補うことができ、輻
射シールドの温度を均一化することができる。この他に
も、流路断面積を変化させずに分岐によって熱交換面積
を増加させ、冷却量を増加させてもよい。
【0034】図4は本発明による超電導回転電機の回転
子の第3の実施の形態における輻射シールドの冷媒流路
部分を破断して示す斜視図である。第3の実施の形態に
おける輻射シールド6においては、図4に示すようにシ
ールド内に周方向に等間隔を存して設けられる複数の軸
方向の冷媒流路22a,22bに対して、冷媒流路22
aの内面を軸方向中央まで熱伝導率の小さい物質、例え
ば絶縁物23で覆い、冷媒流路22bの内面は絶縁物で
覆わない構成とするものである。
【0035】このような構成の輻射シールド6とすれ
ば、冷媒流路22a内を流れる気体冷媒は低温を保った
まま輻射シールド中央に達し、輻射シールドの出口側半
分を冷却する。また、冷媒流路22bを流れる気体冷媒
は主として輻射シールドの冷媒入口側半分を冷却する。
【0036】従って、気体冷媒による冷却量を調整し、
輻射シールドの温度を均一化することができる。絶縁物
で覆う範囲は気体冷媒の流量等によっては輻射シールド
中央までに限られれない。また、冷媒流路22a,22
bは周方向に交互に配置してもよいし、2:1等の割合
で配置してもよい。
【0037】図5は本発明による超電導回転電機の回転
子の第4の実施の形態における輻射シールドの展開図を
示すものである。第4の実施の形態における輻射シール
ド6においては、図5に示すように一端部から軸方向の
冷媒流路24aとこの冷媒流路24aを他端部の手前で
折返して一端部へ戻る冷媒流路24bとを対とする複数
の冷媒流路を周方向に等間隔で設けるものである。
【0038】このような構成の輻射シールドとすれば、
通気管より流入する気体冷媒は冷媒流路24aを流れ他
端部手前で折返して冷媒流路24bを通って排気管より
排出される流路過程において、輻射シールドを冷却する
ことによって気体冷媒の温度が上昇するが、この場合冷
媒流路24aの図示左から右へ行くほど温度は高くな
り、折返して冷媒流路24bの図示右から左へ行くにつ
れて温度が高くなっているので、輻射シールド全体とし
ては冷媒流路24a,24bによって軸方向の温度分布
を平均すると均一化される。
【0039】図6は本発明による超電導回転電機の回転
子の第5の実施の形態における輻射シールドの展開図を
示すものである。第5の実施の形態における輻射シール
ド6においては、図6に示すように一端部から気体冷媒
が供給される軸方向の冷媒流路25aと、他端部から気
体冷媒が供給される軸方向の冷媒流路25bとを交互に
周方向に複数設ける構成とするものである。
【0040】このような構成の輻射シールドとすれば、
気体冷媒は冷媒流路25aと冷媒流路25bとで逆向き
に交互に流れるので、輻射シールド全体の温度分布が均
一化される。
【0041】図7は上記第5の実施の形態の変形例を示
す輻射シールドの展開図を示すものである。上記第5の
実施の形態では、輻射シールドの一端から他端に抜ける
冷媒流路25a,25bを設けて気体冷媒の流れる方向
が逆になるようにしたが、気体冷媒は輻射シールドの温
度の高い図示右半分を冷却するのが主たる役割なので、
図7に示すように図示右端から流入した気体冷媒が中央
部付近で再び右端側へ折返す冷媒流路25cを設けるよ
うにしてもよい。
【0042】このような構成の輻射シールドとすれば、
図6の場合に比べて排気管の引回し構造を簡略にするこ
とができる。図8は本発明による超電導回転電機の回転
子の第6の実施の形態における輻射シールドの展開図を
示すものである。
【0043】第6の実施の形態における輻射シールド6
においては、図8に示すように一端部の気体冷媒流入口
より中央部に至る軸方向の冷媒流路26aとこの冷媒流
路26aを中央部で折返して一端部の気体冷媒排出口に
連通する軸方向の冷媒流路26bを構成し、同様に他端
部側の気体冷媒流入口より中央部に至る軸方向の冷媒流
路26cとこの冷媒流路26cを中央部で折返して一端
部の気体冷媒排出口に連通する軸方向の冷媒流路26d
を構成し、これら冷媒流路26a,26bおよび26
c,26dを周方向に複数それぞれ配設するものであ
る。
【0044】このような構成の輻射シールドとすれば、
軸方向中央部を境に右半分と左半分ずつをそれぞれ均一
な温度分布に近付けることができので、全体の温度差は
さらに小さくなる。
【0045】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、気体
冷媒による輻射シールドの周方向温度分布または回転軸
方向温度分布を均一化することにより、輻射シールドか
ら巻線取付軸への輻射入熱を低減させることができるた
め、液体冷媒消費量が少なく、クールダウン時間の短い
冷却安定性のある信頼性の高い超電導回転電機の回転子
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明による超電導回転電機の回転子の
第1の実施の形態における輻射シールドを示す展開図。
【図2】第1の実施の形態における輻射シールドの変形
例を示す展開図。
【図3】本発明による超電導回転電機の回転子の第2の
実施の形態における輻射シールドの一つの冷媒流路部分
を示す斜視図。
【図4】本発明による超電導回転電機の回転子の第3の
実施の形態における輻射シールドの冷媒流路部分を破断
して示す斜視図。
【図5】本発明による超電導回転電機の回転子の第4の
実施の形態における輻射シールドを示す展開図。
【図6】本発明による超電導回転電機の回転子の第5の
実施の形態における輻射シールドを示す展開図。
【図7】上記第5の実施の形態の変形例を示す輻射シー
ルドを示す展開図。
【図8】本発明による超電導回転電機の回転子の第6の
実施の形態における輻射シールドを示す展開図。
【図9】従来の超電導回転電機の回転子の要部を示す縦
断面図。
【図10】図9の輻射シールドをA−A線に沿って矢印
方向に見た部分断面図。
【図11】図10の輻射シールドをX−X線に沿って矢
印方向に見た展開図。
【図12】従来の超電導回転電機の回転子の輻射シール
ドの温度分布図。
【図13】異なる温度分布による輻射入熱の違いを説明
するための図。
【符号の説明】
1……超電導コイル 2……巻線取付軸 3……中心孔 4……ベッセル 5……外筒 6……輻射シールド 7a,7b……トルクチューブ 8,9……端部軸 10……軸受 11……液体冷媒供給管 12……液体冷媒の流れ 13……気体冷媒の流れ 14……冷却筒 15……通気管 16……冷媒流路 17……排気管 18a〜18e……軸方向冷媒流路 18f,18d……Y字形流路 19a〜19d……周方向冷媒流路 20,22a,22b……冷媒流路 21……気体冷媒流路 23……絶縁物 24a,24b,25a〜25c,26a〜26d……
冷媒流路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超電導コイルが収納され、内部に液体冷
    媒を貯蔵する中心孔を有する巻線取付軸と、この巻線取
    付軸の外周に設けられ液体冷媒の容器を形成するベッセ
    ルと、このベッセルの外周に所定の空間を存して前記巻
    線取付軸と同軸的に設けられると共に、両端が端部軸に
    取付けられた真空容器を形成するダンパ機能を有する外
    筒と、前記ベッセルと外筒との間の空間に前記巻線取付
    軸と同軸的に設けられ、且つ内部に軸方向に多段に分岐
    する冷媒流路を設けた円筒状の輻射シールドと、前記巻
    線取付軸と前記輻射シールドを前記端部軸に結合するト
    ルクチューブと、一方の前記端部軸の中心孔を通して前
    記巻線取付軸の中心孔に挿入され、この中心孔に液体冷
    媒を供給する液体冷媒供給管と、前記輻射シールド内に
    設けられた冷媒流路の入口部へ前記巻線取付軸内で気化
    した気体冷媒を導く通気管と、前記輻射シールド内の冷
    媒流路の出口部から本体外部へ気体冷媒を導く通気管と
    を備えたことを特徴とする超電導回転電機の回転子。
  2. 【請求項2】 超電導コイルが収納され、内部に液体冷
    媒を貯蔵する中心孔を有する巻線取付軸と、この巻線取
    付軸の外周に設けられ液体冷媒の容器を形成するベッセ
    ルと、このベッセルの外周に所定の空間を存して前記巻
    線取付軸と同軸的に設けられると共に、両端が端部軸に
    取付けられた真空容器を形成するダンパ機能を有する外
    筒と、前記ベッセルと外筒との間の空間に前記巻線取付
    軸と同軸的に設けられ、且つ内部に断面形状が軸方向に
    て変化する冷媒流路を設けた円筒状の輻射シールドと、
    前記巻線取付軸と前記輻射シールドを前記端部軸に結合
    するトルクチューブと、一方の前記端部軸の中心孔を通
    して前記巻線取付軸の中心孔に挿入され、この中心孔に
    液体冷媒を供給する液体冷媒供給管と、前記輻射シール
    ド内に設けられた冷媒流路の入口部へ前記巻線取付軸内
    で気化した気体冷媒を導く通気管と、前記輻射シールド
    内の冷媒流路の出口部から本体外部へ気体冷媒を導く通
    気管とを備えたことを特徴とする超電導回転電機の回転
    子。
  3. 【請求項3】 超電導コイルが収納され、内部に液体冷
    媒を貯蔵する中心孔を有する巻線取付軸と、この巻線取
    付軸の外周に設けられ液体冷媒の容器を形成するベッセ
    ルと、このベッセルの外周に所定の空間を存して前記巻
    線取付軸と同軸的に設けられると共に、両端が端部軸に
    取付けられた真空容器を形成するダンパ機能を有する外
    筒と、前記ベッセルと外筒との間の空間に前記巻線取付
    軸と同軸的に設けられ、且つ内部に内面が部分的に熱伝
    導率の小さい物質で覆われた冷媒流路を設けた円筒状の
    輻射シールドと、前記巻線取付軸と前記輻射シールドを
    前記端部軸に結合するトルクチューブと、一方の前記端
    部軸の中心孔を通して前記巻線取付軸の中心孔に挿入さ
    れ、この中心孔に液体冷媒を供給する液体冷媒供給管
    と、前記輻射シールド内に設けられた冷媒流路の入口部
    へ前記巻線取付軸内で気化した気体冷媒を導く通気管
    と、前記輻射シールド内の冷媒流路の出口部から本体外
    部へ気体冷媒を導く通気管とを備えたことを特徴とする
    超電導回転電機の回転子。
  4. 【請求項4】 超電導コイルが収納され、内部に液体冷
    媒を貯蔵する中心孔を有する巻線取付軸と、この巻線取
    付軸の外周に設けられ液体冷媒の容器を形成するベッセ
    ルと、このベッセルの外周に所定の空間を存して前記巻
    線取付軸と同軸的に設けられると共に、両端が端部軸に
    取付けられた真空容器を形成するダンパ機能を有する外
    筒と、前記ベッセルと外筒との間の空間に前記巻線取付
    軸と同軸的に設けられ、且つ内部に冷媒供給側と反対側
    の端部の手前で折返して気体冷媒の流れ方向を反転させ
    る形状とすると共に、入口と出口を近付けた冷媒流路を
    設けた円筒状の輻射シールドと、前記巻線取付軸と前記
    輻射シールドを前記端部軸に結合するトルクチューブ
    と、一方の前記端部軸の中心孔を通して前記巻線取付軸
    の中心孔に挿入され、この中心孔に液体冷媒を供給する
    液体冷媒供給管と、前記輻射シールド内に設けられた冷
    媒流路の入口部へ前記巻線取付軸内で気化した気体冷媒
    を導く通気管と、前記輻射シールド内の冷媒流路の出口
    部から本体外部へ気体冷媒を導く通気管とを備えたこと
    を特徴とする超電導回転電機の回転子。
  5. 【請求項5】 超電導コイルが収納され、内部に液体冷
    媒を貯蔵する中心孔を有する巻線取付軸と、この巻線取
    付軸の外周に設けられ液体冷媒の容器を形成するベッセ
    ルと、このベッセルの外周に所定の空間を存して前記巻
    線取付軸と同軸的に設けられると共に、両端が端部軸に
    取付けられた真空容器を形成するダンパ機能を有する外
    筒と、前記ベッセルと外筒との間の空間に前記巻線取付
    軸と同軸的に設けられ、且つ内部に気体冷媒の向きを周
    方向位置で反転する冷媒流路を設けた円筒状の輻射シー
    ルドと、前記巻線取付軸と前記輻射シールドを前記端部
    軸に結合するトルクチューブと、一方の前記端部軸の中
    心孔を通して前記巻線取付軸の中心孔に挿入され、この
    中心孔に液体冷媒を供給する液体冷媒供給管と、前記輻
    射シールド内に設けられた冷媒流路の入口部へ前記巻線
    取付軸内で気化した気体冷媒を導く通気管と、前記輻射
    シールド内の冷媒流路の出口部から本体外部へ気体冷媒
    を導く通気管とを備えたことを特徴とする超電導回転電
    機の回転子。
  6. 【請求項6】 超電導コイルが収納され、内部に液体冷
    媒を貯蔵する中心孔を有する巻線取付軸と、この巻線取
    付軸の外周に設けられ液体冷媒の容器を形成するベッセ
    ルと、このベッセルの外周に所定の空間を存して前記巻
    線取付軸と同軸的に設けられると共に、両端が端部軸に
    取付けられた真空容器を形成するダンパ機能を有する外
    筒と、前記ベッセルと外筒との間の空間に前記巻線取付
    軸と同軸的に設けられ、且つ内部に周方向位置で交互に
    反対側から気体冷媒を供給し、この気体冷媒が軸方向途
    中で折返す形状の冷媒流路を設けた円筒状の輻射シール
    ドと、前記巻線取付軸と前記輻射シールドを前記端部軸
    に結合するトルクチューブと、一方の前記端部軸の中心
    孔を通して前記巻線取付軸の中心孔に挿入され、この中
    心孔に液体冷媒を供給する液体冷媒供給管と、前記輻射
    シールド内に設けられた冷媒流路の入口部へ前記巻線取
    付軸内で気化した気体冷媒を導く通気管と、前記輻射シ
    ールド内の冷媒流路の出口部から本体外部へ気体冷媒を
    導く通気管とを備えたことを特徴とする超電導回転電機
    の回転子。
  7. 【請求項7】 超電導コイルが収納され、内部に液体冷
    媒を貯蔵する中心孔を有する巻線取付軸と、この巻線取
    付軸の外周に設けられ液体冷媒の容器を形成するベッセ
    ルと、このベッセルの外周に所定の空間を存して前記巻
    線取付軸と同軸的に設けられると共に、両端が端部軸に
    取付けられた真空容器を形成するダンパ機能を有する外
    筒と、前記ベッセルと外筒との間の空間に前記巻線取付
    軸と同軸的に設けられ、且つ内部に両端から気体冷媒を
    供給し、各々の気体冷媒が軸方向中央で折返す形状の冷
    媒流路を設けた円筒状の輻射シールドと、前記巻線取付
    軸と前記輻射シールドを前記端部軸に結合するトルクチ
    ューブと、一方の前記端部軸の中心孔を通して前記巻線
    取付軸の中心孔に挿入され、この中心孔に液体冷媒を供
    給する液体冷媒供給管と、前記輻射シールド内に設けら
    れた冷媒流路の入口部へ前記巻線取付軸内で気化した気
    体冷媒を導く通気管と、前記輻射シールド内の冷媒流路
    の出口部から本体外部へ気体冷媒を導く通気管とを備え
    たことを特徴とする超電導回転電機の回転子。
JP9016829A 1997-01-30 1997-01-30 超電導回転電機の回転子 Pending JPH10215561A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002050985A1 (de) * 2000-12-20 2002-06-27 Siemens Aktiengesellschaft Wicklungsträger eines supraleitenden rotors mit konstruktion für dessen axialen dehnungsausgleich
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WO2016147485A1 (ja) * 2015-03-18 2016-09-22 三菱重工業株式会社 圧縮機システム

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