JPH1021402A - 画像分割方法及びその装置 - Google Patents

画像分割方法及びその装置

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JPH1021402A
JPH1021402A JP8192936A JP19293696A JPH1021402A JP H1021402 A JPH1021402 A JP H1021402A JP 8192936 A JP8192936 A JP 8192936A JP 19293696 A JP19293696 A JP 19293696A JP H1021402 A JPH1021402 A JP H1021402A
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JP
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image
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JP8192936A
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English (en)
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Hiroyuki Koshiro
浩之 小城
Jun Fujita
順 藤田
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 任意の形態の線分画像を簡単かつ確実に分割
する。 【解決手段】 画像枠M及び画像枠M内の線分画像Gを
分割のための指定線SL、指定点SPとして抽出した
(指定線指定点抽出工程11)後、画像枠M内の線分画
像Gに交差することなく、三角形状の単位分割領域Dを
順次確定しながら作成すると共に、その単位分割領域D
の境界線を分割のための指定線SLとして追加抽出し、
確定した単位分割領域Sの集合体を作業用多角形領域K
として設定しながら、画像枠M全体が作業用多角形領域
Kになるまで画像分割を継続する(分割領域初期設定工
程12,分割継続工程13)。また、指定線指定点抽出
工程11後に、抽出された各指定点SPの1つを順次作
業点とし、それぞれの作業点について作業点と他の指定
点との結線が指定線SLと非交差である条件下で、当該
結線を分割のための指定線として追加抽出する(分割指
定線作成工程14)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、原画像を分割す
る画像分割方法及びその装置に係り、特に、画像形態に
制約されることなく線分画像全般を効果的に分割する新
規な画像分割方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、TV、映画の製作において、モ
ーフィングと呼ばれる画像変形の手法を用いることが多
い。この種の画像変形を行うためには、変形後の状態を
指示することが必要であり、この指示を行う上で、変形
前の原画像をいくつかの領域に分割しておき、各分割領
域を変形後の目標画像に合わせて夫々変形させる手法が
採用される。従来この種の画像分割方法としては、原画
像の稜線に合わせて多角形領域を分割し、これを更に公
知の多角形分割法(例えば特開昭60−79475号公
報)を用い、例えば座標指示された多角形領域を三角形
領域に分割するものが既に知られている。
【0003】また、画像入力装置で撮像された3次元形
状モデルを記憶しておき、視点位置変化に伴う変形量を
演算し、記憶画像を変形させる手法も既に知られている
(例えば特公平1−42427号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
画像分割方法にあっては、原画像をすべて閉じた多角形
に分割するには手間がかかるばかりか、原画像の中に閉
じていない線分画像が含まれるような場合には、画像分
割自体が不可能になってしまい、分割可能な画像形態が
制約されてしまうという技術的課題を生ずる。また、例
えば特公平1−42427号公報所載の手法のように、
画像変形などを画像分割方法を用いないで行おうとする
と、視点位置変化に伴って記憶画像全体を変形させる際
の演算処理が非常に複雑化してしまう。
【0005】この発明は、以上の技術的課題を解決する
ためになされたものであって、任意の形態の線分画像を
簡単かつ確実に分割することが可能な画像分割方法及び
その装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明は、
図1(a)に示すように、所定の画像枠M内に描かれた
線分画像Gを分割するに際し、画像枠M及び画像の各線
分を分割のための指定線SLとして抽出すると共に各指
定線SLの両端位置を指定点SPとして抽出する指定線
指定点抽出工程11と、抽出された各指定点SPの中か
ら最初の3つの指定点SPを選択することにより、既抽
出の指定線SLと非交差である三角形状の単位分割領域
Dを選定し、この単位分割領域Dの境界線のうち指定線
SLとして抽出されていない境界線を分割のための指定
線SLとして追加抽出すると共に、単位分割領域Dを作
業用多角形領域Kとして設定する分割領域初期設定工程
12と、作業用多角形領域Kに隣接する一つの指定点S
Pを選択することにより、この指定点SPが含まれ且つ
既抽出された指定線SLと非交差である三角形状の単位
分割領域Dを順次作成し、この単位分割領域Dの境界線
のうち指定線SLとして抽出されていない境界線を分割
のための指定線SLとして追加抽出すると共に、単位分
割領域Dを作業用多角形領域Kとして順次設定し、この
処理を画像枠M全域が作業用多角形領域Kとして設定さ
れるまで繰り返す分割継続工程13とを備えたことを特
徴とするものである。
【0007】このような方法発明を具現化する装置発明
は、図1(a)及び図2(a)に示すように、所定の画
像枠M内に描かれた線分画像Gを分割する画像分割装置
であって、画像枠M及び画像の各線分を分割のための指
定線SLとして抽出すると共に各指定線SLの両端位置
を指定点SPとして抽出する指定線指定点抽出手段1
と、この指定線指定点抽出手段1にて抽出されたすべて
の指定点SPの座標位置を所定の順にソートして格納す
る指定点格納手段2と、この指定点格納手段2の最初の
3つの指定点SPにより三角形状の単位分割領域Dを作
成し、当該単位分割領域Dの境界線のうち指定線SLと
して抽出されていない境界線を分割のための指定線SL
として追加抽出すると共に、前記単位分割領域Dを作業
用多角形領域Kとして設定する分割領域初期設定手段3
と、指定点格納手段2の次の指定点SPを選択し、この
指定点SPが含まれ且つ既抽出された指定線SLと非交
差である三角形状の単位分割領域Dを順次作成する分割
領域作成手段4と、この分割領域作成手段4にて作成さ
れた単位分割領域Dの境界線のうち指定線SLとして抽
出されていない境界線を分割のための指定線SLとして
追加抽出する指定線追加抽出手段5と、前記分割領域作
成手段4にて選定された単位分割領域Dの境界線のすべ
てが指定線SLとして抽出された条件下で、当該単位分
割領域Dを作業用多角形領域Kとして設定する作業用多
角形領域設定手段6と、画像枠M全域が作業用多角形領
域Kとして設定されるまで分割領域作成手段4、指定線
追加抽出手段5、作業用多角形領域設定手段6の各処理
を繰り返す分割繰り返し手段7とを備えたことを特徴と
するものである。
【0008】このような技術的手段において、画像枠M
とは線分画像Gが背景部と共に描かれている領域を区画
する枠であり、通常矩形状枠であるが、他の形状の枠で
あってもよい。また、線分画像Gは閉じた多角形画像に
限られるものではなく、閉じない線分画像であってもよ
いし、あるいは、閉じた多角形画像と閉じない線分画像
とが混在した画像であってもよい。
【0009】また、指定点SPのデータは指定点格納手
段2に所定の順で格納されるのであれば、画像枠Mの中
央部分から上に行った後に下に行くなど適宜選定して差
し支えないが、画像分割の処理のしやすさからすれば、
通常画像枠Mの上若しくは下から順に格納していくのが
好ましい。但し、指定点SPのデータのソート方向を変
えることにより、画像の分割状態が変わり、画像の再現
性が高められる場合があり得るので、このような要請下
においては、指定点格納手段2へ格納する指定点SPの
座標位置のソート方向が可変設定されるソート方向可変
手段8を具備させることが好ましい。
【0010】また、分割領域作成手段4について、交差
判別は指定点格納手段2のすべての頂点(指定点)に対
して行ってもよいが、指定点が多大の場合は処理に時間
がかかることより、分割領域作成時に指定される次の指
定点SPは作業用多角形領域Kに隣接した点であり、し
かも、作業用多角形領域K内の指定線SLは既に確定し
ていることから、少なくとも作業用多角形領域Kの頂点
のみに対して交差判別を行うようにすればよい。このと
き、より短い分割のための指定線SLを得るという観点
からすれば、作業用多角形領域Kのもより(分割領域作
成時に指定される指定点SPから最も近接した位置にあ
る)の頂点から交差判別をすることが好ましい。
【0011】また、画像分割処理のアルゴリズムを簡単
にするという点にウエイトを置いた方法発明としては、
例えば図1(b)に示すように、所定の画像枠M内に描
かれた線分画像Gを分割するに際し、画像枠M及び画像
の各線分を分割のための指定線SLとして抽出すると共
に各指定線SLの両端位置を指定点SPとして抽出する
指定線指定点抽出工程11と、抽出された各指定点SP
の1つを順次作業点とし、それぞれの作業点について作
業点と他の指定点との結線が指定線SLと非交差である
条件下で、当該結線を分割のための指定線として追加抽
出する分割指定線作成工程14とを備えたものが挙げら
れる。
【0012】この方法発明を具現化する装置発明として
は、例えば図1(b)及び図2(b)に示すように、所
定の画像枠M内に描かれた線分画像Gを分割する画像分
割装置であって、画像枠M及び画像の各線分を分割のた
めの指定線SLとして抽出すると共に各指定線SLの両
端位置を指定点SPとして抽出する指定線指定点抽出手
段1と、この指定線指定点抽出手段1にて抽出されたす
べての指定点SPの座標位置を所定の順にソートして格
納する指定点格納手段2と、抽出された各指定点SPの
1つを順次作業点とし、それぞれの作業点について作業
点と他の指定点との結線が指定線SLと非交差である条
件下で、当該結線を分割のための指定線として追加抽出
する分割指定線作成手段9とを備えたものが挙げられ
る。
【0013】次に、上述したような技術的手段の作用に
ついて説明する。図2(a)に示す装置発明を例に挙げ
ると、先ず、指定線指定点抽出手段1は、画像枠M及び
画像の各線分を分割のための指定線SLとして抽出する
と共に各指定線SLの両端位置を指定点SPとして抽出
し、指定点格納手段2は指定線指定点抽出手段1にて抽
出されたすべての指定点SPの座標位置を所定の順にソ
ートして格納する(図1:指定線指定点抽出工程11に
相当)。次いで、分割領域初期設定手段3は、指定点格
納手段2の最初の3つの指定点SPにより三角形状の単
位分割領域Dを作成し、当該単位分割領域Dの境界線の
うち指定線SLとして抽出されていない境界線を分割の
ための指定線SLとして追加抽出すると共に、前記単位
分割領域Dを作業用多角形領域Kとして設定する(図
1:分割領域初期設定工程12)。更に、分割領域作成
手段4は、指定点格納手段2の次の指定点SPを選択
し、この指定点SPが含まれ且つ既抽出された指定線S
Lと非交差である三角形状の単位分割領域Dを順次作成
し、また、指定線追加抽出手段5は、分割領域作成手段
4にて作成された単位分割領域Dの境界線のうち指定線
SLとして抽出されていない境界線を分割のための指定
線SLとして追加抽出し、また、作業用多角形領域設定
手段6は、前記分割領域作成手段4にて選定された単位
分割領域Dの境界線のすべてが指定線SLとして抽出さ
れた条件下で、当該単位分割領域Dを作業用多角形領域
Kとして設定する。そして、分割繰り返し手段7は、画
像枠M全域が作業用多角形領域Kとして設定されるまで
分割領域作成手段4、指定線追加抽出手段5、作業用多
角形領域設定手段6の各処理を繰り返す(図1:分割継
続工程13)。
【0014】一方、図2(b)の装置発明にあっては、
指定線指定点抽出手段1及び指定点格納手段2にて指定
線指定点抽出工程11が行われた後、分割指定線作成手
段9は、抽出された各指定点SPの1つを順次作業点と
し、それぞれの作業点について作業点と他の指定点との
結線が指定線SLと非交差である条件下で、当該結線を
分割のための指定線として追加抽出する(図1:分割指
定線作成工程14に相当)。このように分割された画像
は、例えば画像変形処理(視点を変えた図案作成処理な
ど)、画像加工処理(マッピング、シェーディング処理
など)、コンピュータグラフィックス、レンダリングに
供される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す実施の形態
に基づいてこの発明を詳細に説明する。 ◎実施の形態1 図3はこの発明が適用された画像分割装置を組込んだ画
像処理装置(ワークステーション)の実施の形態1を示
す。同図において、21は手書きのスケッチ画像等を読
み込むイメージスキャナなどの画像入力装置、22は画
像入力装置21で読み込んだ原イメージ画像、原イメー
ジ画像から抽出された稜線、及び、画像変形の目標画像
像線の3点セットのデータを格納する記憶装置、23は
記憶装置22内のデータを用い、a.稜線の三角形の分
割処理(稜線と画像全体を囲む長方形(画像枠)から領
域を三角形に分割)、b.分割された各三角形の写像原
画像領域の算出(原画像の稜線の各三角形と、目標画像
の三角形を比較して比率(行列)を求める)、c.目標
画像の画素の抽出(原画像からの比率によって対応する
領域画素を抽出して目標画像データを作成)の各処理を
行う演算装置、24は演算装置23による演算結果に基
づいて作成された目標イメージ画像を表示するディスプ
レイなどの画像表示装置である。尚、符号25〜27は
演算装置23に付加された視点・回転移動等による稜線
作成処理部であり、原イメージ画像から抽出された稜線
データ(X,Y)を3次元化して取り込み、視点・回転
移動の程度に応じて空間(3次元)での頂点を移動さ
せ、目標画像像線(X,Y)を作成するようにしたもの
である。
【0016】図3の画像処理装置の画像変形処理内容
(演算装置23の処理a〜c及び稜線作成処理部25〜
27の処理)を図4に示す。同図において、先ず、原画
像の稜線の抽出(ステップA)、次いで、前記稜線から
3次元情報を抽出し、視点を変えた稜線の抽出(ステッ
プB)を行う。この後、原画像の稜線で囲まれた面を表
す領域を三角形の小領域に分割し(ステップC)、前記
三角形に対応させて、視点を変えた稜線で囲まれた領域
を三角形の小領域に分割する(ステップD)。更に、ス
テップBで抽出した3次元情報に基づいて、各三角形領
域の処理順位を決定し(ステップE)、各三角形を前記
処理順位に従って写像する(ステップF)。この結果、
視点を変えた立体画像が得られる。
【0017】尚、本実施の形態に係る画像処理装置で動
画を作成する場合には、前記ステップのうち、ステップ
B〜ステップFまでをコマ数分だけ繰り返す。
【0018】ここで、本実施の形態で用いられる画像分
割装置(ステップC処理部)の三角形分割処理のアルゴ
リズムを図5,6に示す。先ず、読み込んだすべてのデ
ータ(画像枠M及び線分画像G1,G2)を指定線、指定
点とし、すべての指定点をY座標値で上から下に順にソ
ートして、テーブルを作成する(図7ステップ1)。次
に、テーブルの始めの3点より分割三角形を作成して、
分割三角形に登録すする(このとき、登録された分割三
角形の線分は指定線に含められる)。また、作業用多角
形(図中斜線で示す)に設定する(図7ステツプ2)。
但し、頂点番号は左回りで順に〜とする(以下同
様)。そして、テーブルにある次の指定点を点Pとする
(図7ステップ3)。この点Pは作業用多角形に上下方
向で最も近い。次いで、点Pから最も近い、作業用多角
形の頂点を点Qとする。点Pと点Qを結ぶ線分Lが指定
線と交差しないように、すべての指定線と交差判定を行
い、交差がある場合は点Pから次に近い点を点Qとする
(図7ステップ4)。
【0019】この後、図8(a)に示すように、作業用
多角形の点Qの右側の点Rに対して線分Lの角度が18
0度以内(凹)の場合(図9(a)参照)には分割三角
形(図8(a)中斜線で示す)に登録して、さらに右側
の頂点にも順次追跡していく。また、登録された分割三
角形の線分も指定線に含める。次いで、作業用多角形の
点Qの左側の点に対して、ステップ5と同様に、左側に
順次追跡していく。もし、図9(b)に点線で示すよう
に、各指定線と交差があった場合には当該点線からなる
線分30を含む分割三角形については登録しない。な
お、図8(b)に網点で示すように、新しい作業用多角
形は今までに登録された分割三角形をすべて組み合わせ
たものとなる。
【0020】更に、テーブル上のすべての点がなくなる
まで、ステップ3からステップ6までの処理を繰り返し
(図10ステップ7)、図10の最終段階に示すよう
に、画像分割処理を終了する。尚、図10においては、
画像枠M,線分画像G1,G2及び作業用多角形(網点で
示す)の稜線は太線で示し、それ以外は細線で示す。
【0021】本実施の形態で用いられる三角形分割処理
のアルゴリズムは、図7に示したような画像形態に限ら
れるものではなく、各種形態の画像に適用される。例え
ば図11(a)は閉じた多角形画像G1,G2と、閉じな
い線分画像G3〜G5とが混在した画像例を示し、この画
像例に対し、本実施の形態に係る画像処理装置で画像分
割処理を行ったところ、図11(b)に示すように、画
像分割が確実に行われていることが確認された。
【0022】また、本実施の形態に係る画像処理装置の
画像変形処理(視点変更処理)についての具体例を示
す。図12(a)は図13(a)の原画像(複写機画
像)の画像分割例を示し、図12(b)は図12(a)
の画像分割例の視点を変えた状態を示し、図13(b)
は視点を変えた状態の出力画像例を示す。これによれ
ば、画像表示装置にて表示される「視点を変えた立体画
像」(図13(b))は、すべて三角形に分割された領
域で写像されるので、テクスチャーの歪みがなく、3次
元情報(奥行き情報)に応じて自然な立体画像として表
示されることが理解される。それゆえ、手書きの一枚の
スケッチ画像から視点を変更した図案が容易に複数作成
されることになり、更に、一枚のスケッチ画像から視点
移動を表す図案を連続的に作成すれば、滑らかな動画が
自動的に作成されることになる。
【0023】◎実施の形態2 本実施の形態に係る画像処理装置は実施の形態1と略同
様であるが、三角形分割処理について、実施の形態1と
一部異なるアルゴリズムを採用している。すなわち、本
実施の形態で採用される三角形分割ルーチンは、読み込
んだデータ配列を変換するか否かをチェックし、データ
配列を変換するのであれば、データを選択角(90゜,
180゜,−90゜)(本実施の形態では例えば図示外
の選択ボタンにて手動選択)に応じて回転させ、この
後、図5,6に示されるステップ1〜ステップ7の処理
を行うものである。
【0024】従って、本実施の形態によれば、データ配
列を変換しなければ、例えば図15(a)に示すよう
に、画像枠の上部から下部にかけて画像分割処理するこ
とになるのに対し、例えばデータ配列を180゜変換す
るのであれば、図15(b)に示すように、画像枠の下
部から上部にかけて画像分割処理することになるが、こ
の場合、図中丸で囲んだ箇所に着目すると、図15
(b)の方が正しく隠面処理されていることが理解され
る。それゆえ、データ配列を適宜変更することにより、
画像分割処理内容を変え、それに応じて出力画像の状態
をより良い方向に修正することが可能になる。
【0025】◎実施の形態3 本実施の形態に係る画像処理装置は実施の形態1と略同
様であるが、三角形分割処理について、実施の形態1と
全く異なるアルゴリズムを採用している。すなわち、本
実施の形態において採用される三角形分割処理のアルゴ
リズムを図16に示す。同図において、先ず、読み込ん
だすべてのデータを指定線、指定点とし、すべての指定
点を上または下からソートして順番付けたテーブルを作
成する。次いで、テーブルの始めの1点を作業点とし、
作業点から他の次の点とを結び、この結線が他の指定線
と交差のまたは重複していなければ、前記結線を指定線
として登録する。これを全ての指定点との結線について
行う。この後、テーブルの点を順次作業点とし、それぞ
れの作業点と他の指定点との間の結線について交差判別
を行いながら、指定線を順次登録し、画像の分割処理を
行う。
【0026】本実施の形態によれば、実施の形態1,2
に比べれば、処理が複雑になるが、アルゴリズム自体が
シンプルであるため、実装しやすいという利点がある。
【0027】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、画像枠及び画像枠内の線分画像を分割のための指定
線、指定点として抽出した後、画像枠内の線分画像に交
差することなく、三角形状の単位分割領域を順次確定し
ながら作成すると共に、その単位分割領域の境界線を分
割のための指定線として追加抽出し、確定した単位分割
領域の集合体を作業用多角形領域として設定しながら、
画像枠全体が作業用多角形領域になるまで画像分割を継
続するようにしたので、画像枠内の画像が如何なる形態
の線分画像であっても、全ての指定点との交差判別を繰
り返し行うことなく、作業用多角形領域の頂点との間で
の交差判別を行うだけで画像を順次分割することができ
る。従って、画像枠内の線分画像の形態に影響されるこ
となく、交差判別の処理時間を抑えながら、任意の形態
の線分画像を簡単に分割することができる。
【0028】特に、所定の順にソートされた指定点が予
め格納された指定点格納手段を用い、画像枠の所定箇所
から順に単位分割領域を順次作成する装置構成にすれ
ば、単位分割領域の作成工程を繰り返し処理の無駄を省
き高速かつ簡単にすることが可能になり、その分、任意
の形態の線分画像をより効率的に分割することができ
る。
【0029】また、本発明において、指定点格納手段へ
格納される指定点のソート方向を画像枠の上部または下
部から順に行うようにすれば、分割画像に対して奥行き
情報と合わせて簡単な隠面処理を施すことが可能であ
る。更に、指定点格納手段へ格納される指定点のソート
方向を可変設定するようにすれば、ソート方向を変える
ことにより、画像の分割形態を変え、その分、出力画像
品質を変更することができる。
【0030】また、本発明において、分割領域作成時
に、作業用多角形領域のもよりの頂点から交差判別を行
うようにすれば、より短い分割線にて画像を分割するこ
とが可能になり、原画像の領域を生かすことができる。
【0031】また、本発明の別の態様によれば、画像枠
及び画像枠内の線分画像を分割のための指定線、指定点
として抽出した後、指定点の全てに対して交差判別を行
いながら、分割のための指定線を作成するようにしたの
で、如何なる形態の線分画像でも分割することが可能で
あるという基本的効果のほかに、画像分割のためのアル
ゴリズムがシンプルである分、実装しやすいという効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)(b)はこの発明に係る画像分割方法
の工程を示す説明図である。
【図2】 (a)(b)はこの発明に係る画像分割装置
の概要を示す説明図である。
【図3】 この発明が適用された画像分割装置が組込ま
れた画像処理装置の実施の形態1を示す説明図である。
【図4】 実施の形態1に係る画像処理装置の画像変形
処理過程を示すフローチャートである。
【図5】 実施の形態1で用いられる三角形分割処理過
程を示すフローチャートである。
【図6】 実施の形態1で用いられる三角形分割処理過
程を示すフローチャートである。
【図7】 実施の形態1で用いられる三角形分割処理過
程のステップ1〜ステップ4の処理内容を模式的に示す
説明図である。
【図8】 (a)(b)は実施の形態1で用いられる三
角形分割処理過程のステップ5〜ステップ6の処理内容
を模式的に示す説明図である。
【図9】 (a)はステップ5,6で分割三角形を登録
するための条件を示す説明図、(b)はステップ5,6
で分割三角形を登録しないための条件を示す説明図であ
る。
【図10】 実施の形態1で用いられる三角形分割処理
過程のステップ7の処理内容を模式的に示す説明図であ
る。
【図11】 (a)は閉じた多角形画像と閉じない線分
画像とが混在した画像例を示す説明図、(b)は(a)
の原画像に対して本実施の形態に係る三角形分割処理を
施した場合の画像の分割状態を示す説明図である。
【図12】 (a)は原画像の画像分割状態を示す説明
図、(b)は原画像の視点を変えたときの画像分割状態
を示す説明図である。
【図13】 (a)は図12(a)の原画像を示す説明
図、(b)は図12(b)に基づく視点を変えた画像を
示す説明図である。
【図14】 実施の形態2で用いられる三角形分割処理
過程を示すフローチャートである。
【図15】 (a)はデータ配列を変換しない場合の出
力画像例を示す説明図、(b)はデータ配列を変換した
場合の出力画像例を示す説明図である。
【図16】 実施の形態3で用いられる三角形分割処理
過程を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…指定線指定点抽出手段,2…指定点格納手段,3…
分割領域初期設定手段,4…分割領域作成手段,5…指
定線追加抽出手段,6…作業用多角形領域設定手段,7
…分割繰り返し手段,8…ソート方向可変手段,9…分
割指定線作成手段,11…指定線指定点抽出工程,12
…分割領域初期設定工程,13…分割継続工程,14…
分割指定線作成工程,M…画像枠,G…線分画像,D…
単位分割領域,K…作業用多角形領域

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の画像枠(M)内に描かれた線分画
    像(G)を分割するに際し、 画像枠(M)及び画像の各線分を分割のための指定線
    (SL)として抽出すると共に各指定線(SL)の両端
    位置を指定点(SP)として抽出する指定線指定点抽出
    工程(11)と、 抽出された各指定点(SP)の中から最初の3つの指定
    点(SP)を選択することにより、既抽出の指定線(S
    L)と非交差である三角形状の単位分割領域(D)を選
    定し、この単位分割領域(D)の境界線のうち指定線
    (SL)として抽出されていない境界線を分割のための
    指定線(SL)として追加抽出すると共に、単位分割領
    域(D)を作業用多角形領域(K)として設定する分割
    領域初期設定工程(12)と、 作業用多角形領域(K)に隣接する一つの指定点(S
    P)を選択することにより、この指定点(SP)が含ま
    れ且つ既抽出された指定線(SL)と非交差である三角
    形状の単位分割領域(D)を順次作成し、この単位分割
    領域(D)の境界線のうち指定線(SL)として抽出さ
    れていない境界線を分割のための指定線(SL)として
    追加抽出すると共に、単位分割領域(D)を作業用多角
    形領域(K)として順次設定し、この処理を画像枠
    (M)全域が作業用多角形領域(K)として設定される
    まで繰り返す分割継続工程(13)とを備えたことを特
    徴とする画像分割方法。
  2. 【請求項2】 所定の画像枠(M)内に描かれた線分画
    像(G)を分割する画像分割装置であって、 画像枠(M)及び画像の各線分を分割のための指定線
    (SL)として抽出すると共に各指定線(SL)の両端
    位置を指定点(SP)として抽出する指定線指定点抽出
    手段(1)と、 この指定線指定点抽出手段(1)にて抽出されたすべて
    の指定点(SP)の座標位置を所定の順にソートして格
    納する指定点格納手段(2)と、 この指定点格納手段(2)の最初の3つの指定点(S
    P)により三角形状の単位分割領域(D)を作成し、当
    該単位分割領域(D)の境界線のうち指定線(SL)と
    して抽出されていない境界線を分割のための指定線(S
    L)として追加抽出すると共に、前記単位分割領域
    (D)を作業用多角形領域(K)として設定する分割領
    域初期設定手段(3)と、 指定点格納手段(2)の次の指定点(SP)を選択し、
    この指定点(SP)が含まれ且つ既抽出された指定線
    (SL)と非交差である三角形状の単位分割領域(D)
    を順次作成する分割領域作成手段(4)と、 この分割領域作成手段(4)にて作成された単位分割領
    域(D)の境界線のうち指定線(SL)として抽出され
    ていない境界線を分割のための指定線(SL)として追
    加抽出する指定線追加抽出手段(5)と、 前記分割領域作成手段(4)にて選定された単位分割領
    域(D)の境界線のすべてが指定線(SL)として抽出
    された条件下で、当該単位分割領域(D)を作業用多角
    形領域(K)として設定する作業用多角形領域設定手段
    (6)と、 画像枠(M)全域が作業用多角形領域(K)として設定
    されるまで分割領域作成手段(4)、指定線追加抽出手
    段(5)、作業用多角形領域設定手段(6)の各処理を
    繰り返す分割繰り返し手段(7)とを備えたことを特徴
    とする画像分割装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のものにおいて、指定点格
    納手段(2)は、指定線指定点抽出手段(1)にて抽出
    されたすべての指定点(SP)の座標位置を上若しくは
    下から順にソートして格納するテーブルであることを特
    徴とする画像分割装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のものにおいて、指定点格
    納手段(2)へ格納する指定点(SP)の座標位置のソ
    ート方向が可変設定されるソート方向可変手段(8)を
    備えていることを特徴とする画像分割装置。
  5. 【請求項5】 請求項2記載のものにおいて、分割領域
    作成手段(4)は、作業用多角形領域(K)のもよりの
    頂点から交差判別を行うものであることを特徴とする画
    像分割装置。
  6. 【請求項6】 所定の画像枠(M)内に描かれた線分画
    像(G)を分割するに際し、 画像枠(M)及び画像の各線分を分割のための指定線
    (SL)として抽出すると共に各指定線(SL)の両端
    位置を指定点(SP)として抽出する指定線指定点抽出
    工程(11)と、 抽出された各指定点(SP)の1つを順次作業点とし、
    それぞれの作業点について作業点と他の指定点との結線
    が指定線(SL)と非交差である条件下で、当該結線を
    分割のための指定線として追加抽出する分割指定線作成
    工程(14)とを備えたことを特徴とする画像分割方
    法。
  7. 【請求項7】 所定の画像枠(M)内に描かれた線分画
    像(G)を分割する画像分割装置であって、 画像枠(M)及び画像の各線分を分割のための指定線
    (SL)として抽出すると共に各指定線(SL)の両端
    位置を指定点(SP)として抽出する指定線指定点抽出
    手段(1)と、 この指定線指定点抽出手段(1)にて抽出されたすべて
    の指定点(SP)の座標位置を所定の順にソートして格
    納する指定点格納手段(2)と、 抽出された各指定点(SP)の1つを順次作業点とし、
    それぞれの作業点について作業点と他の指定点との結線
    が指定線(SL)と非交差である条件下で、当該結線を
    分割のための指定線として追加抽出する分割指定線作成
    手段(9)とを備えたことを特徴とする画像分割装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108931795A (zh) * 2018-05-21 2018-12-04 千寻位置网络有限公司 定位设备轨迹优化和边界提取方法及装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108931795A (zh) * 2018-05-21 2018-12-04 千寻位置网络有限公司 定位设备轨迹优化和边界提取方法及装置
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