JPH10213221A - 変速操作装置 - Google Patents
変速操作装置Info
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- JPH10213221A JPH10213221A JP2844097A JP2844097A JPH10213221A JP H10213221 A JPH10213221 A JP H10213221A JP 2844097 A JP2844097 A JP 2844097A JP 2844097 A JP2844097 A JP 2844097A JP H10213221 A JPH10213221 A JP H10213221A
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- JP
- Japan
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- shift
- switch
- shift lever
- electromagnets
- electromagnet
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- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
- F16H61/26—Generation or transmission of movements for final actuating mechanisms
- F16H61/28—Generation or transmission of movements for final actuating mechanisms with at least one movement of the final actuating mechanism being caused by a non-mechanical force, e.g. power-assisted
- F16H61/32—Electric motors actuators or related electrical control means therefor
- F16H2061/323—Electric motors actuators or related electrical control means therefor for power assistance, i.e. servos with follow up action
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H63/00—Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism
- F16H63/02—Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms
- F16H63/30—Constructional features of the final output mechanisms
- F16H63/304—Constructional features of the final output mechanisms the final output mechanisms comprising elements moved by electrical or magnetic force
Landscapes
- Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 MT式変速装置を搭載した自動車におい
て、シフトレバーにより変速操作を行うときの操作力を
軽減する装置を提供する。 【解決手段】 シフトレバー1とシフターシャフト3と
の間に設けられるシフトセレクトロッド2の軸上に、永
久磁石11と電磁石12,13の組合せからなる磁石ユ
ニットを設け、シフトセレクトロド2の動きに連係する
スイッチ14,15で、電磁石12,13への通電方向
を切換える。永久磁石11と電磁石12,13の吸引、
反発力によって、シフトレバー1の操作力が軽減すると
ともに、変速位置の保持も確実になる。
て、シフトレバーにより変速操作を行うときの操作力を
軽減する装置を提供する。 【解決手段】 シフトレバー1とシフターシャフト3と
の間に設けられるシフトセレクトロッド2の軸上に、永
久磁石11と電磁石12,13の組合せからなる磁石ユ
ニットを設け、シフトセレクトロド2の動きに連係する
スイッチ14,15で、電磁石12,13への通電方向
を切換える。永久磁石11と電磁石12,13の吸引、
反発力によって、シフトレバー1の操作力が軽減すると
ともに、変速位置の保持も確実になる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マニュアル式の変
速装置(以下、MT式変速装置という)を搭載した自動
車に適用する変速操作装置に関するものである。
速装置(以下、MT式変速装置という)を搭載した自動
車に適用する変速操作装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】MT式変速装置では、運転者がクラッチ
ペダルを踏んでクラッチを切断状態にし、シフトレバー
により変速操作を行う。変速装置は、前進用の複数個の
ギヤと後退用のギヤを同軸上に配列しておき、シフトレ
バーに連係するシフターシャフトを介してシフトフォー
クを動かし、このシフトフォークでギヤの結合を変えて
行うようになっている。シフトフォークがニュートラル
の位置および選択された位置を保持する機構(ロケーテ
ィング機構)としては、シフターシャフト等に凹部を設
け、この凹部にスプリングで付勢されたボールを嵌入さ
せることによって位置決めと保持を行うのが一般的であ
る。
ペダルを踏んでクラッチを切断状態にし、シフトレバー
により変速操作を行う。変速装置は、前進用の複数個の
ギヤと後退用のギヤを同軸上に配列しておき、シフトレ
バーに連係するシフターシャフトを介してシフトフォー
クを動かし、このシフトフォークでギヤの結合を変えて
行うようになっている。シフトフォークがニュートラル
の位置および選択された位置を保持する機構(ロケーテ
ィング機構)としては、シフターシャフト等に凹部を設
け、この凹部にスプリングで付勢されたボールを嵌入さ
せることによって位置決めと保持を行うのが一般的であ
る。
【0003】このような機構で変速操作を行うと、シフ
トレバーを操作するときに、凹部に嵌入しているボール
をスプリングに抗して外さなければならないので比較
的、大きな力を必要とし、なんらかの軽減機構が必要と
なる場合もある。また、機械的に保持を行うので異音が
発生する可能性もあり、その対策も必要になった。ま
た、これとは直接的な関係はないが、従来の変速装置で
はギヤが入っていてもスタータモータが作動するので、
運転者の不注意によって、自動車が突然に発進する可能
性もあった。
トレバーを操作するときに、凹部に嵌入しているボール
をスプリングに抗して外さなければならないので比較
的、大きな力を必要とし、なんらかの軽減機構が必要と
なる場合もある。また、機械的に保持を行うので異音が
発生する可能性もあり、その対策も必要になった。ま
た、これとは直接的な関係はないが、従来の変速装置で
はギヤが入っていてもスタータモータが作動するので、
運転者の不注意によって、自動車が突然に発進する可能
性もあった。
【0004】先行技術として、セレクトロッドに所定間
隔で永久磁石を埋設し、この永久磁石の位置をホールセ
ンサで検出することにより、変速装置の小型化を図るこ
とができる技術が特開昭62−221925号公報に開
示されている。また、シフトレバーとその近傍に磁石部
材を取付けて、シフトレバーの操作に節度を与えるよう
にしたものが実開昭59−58831号公報に開示され
ている。しかしながら、これらいずれの技術も本発明が
目的とするシフトレバーの操作力軽減に役立つものでは
ない。
隔で永久磁石を埋設し、この永久磁石の位置をホールセ
ンサで検出することにより、変速装置の小型化を図るこ
とができる技術が特開昭62−221925号公報に開
示されている。また、シフトレバーとその近傍に磁石部
材を取付けて、シフトレバーの操作に節度を与えるよう
にしたものが実開昭59−58831号公報に開示され
ている。しかしながら、これらいずれの技術も本発明が
目的とするシフトレバーの操作力軽減に役立つものでは
ない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこの点に鑑み
てなされたものであり、従来のものとは全く発想が異な
る新しい機構によって、上記したような種々の問題が発
生しない、変速操作装置を提供しようとするものであ
る。
てなされたものであり、従来のものとは全く発想が異な
る新しい機構によって、上記したような種々の問題が発
生しない、変速操作装置を提供しようとするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するための手段として、請求項1に記載された発明にお
いては、シフトレバーとシフターシャフトとの間に設け
られるシフトセレクトロッドの軸上に、永久磁石と電磁
石の組合せからなる磁石ユニットを設け、該磁石ユニッ
ト中の電磁石の通電を、シフトパターンに対応させて行
うように構成したことを特徴とする。
するための手段として、請求項1に記載された発明にお
いては、シフトレバーとシフターシャフトとの間に設け
られるシフトセレクトロッドの軸上に、永久磁石と電磁
石の組合せからなる磁石ユニットを設け、該磁石ユニッ
ト中の電磁石の通電を、シフトパターンに対応させて行
うように構成したことを特徴とする。
【0007】請求項2に記載された発明においては、請
求項1に記載されたものにおいて、前記シフトレバーに
連動する部分にカムとスイッチとを設け、該スイッチに
より前記電磁石への通電方向を切換えるように構成した
ことを特徴とする。
求項1に記載されたものにおいて、前記シフトレバーに
連動する部分にカムとスイッチとを設け、該スイッチに
より前記電磁石への通電方向を切換えるように構成した
ことを特徴とする。
【0008】請求項3に記載された発明においては、請
求項2に記載されたものにおいて、前記スイッチの回路
に、イグニッションスイッチがアクセサリ位置にあると
きにのみオンとなるスイッチを接続したことを特徴とす
る。
求項2に記載されたものにおいて、前記スイッチの回路
に、イグニッションスイッチがアクセサリ位置にあると
きにのみオンとなるスイッチを接続したことを特徴とす
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
について説明する。1はシフトレバーであり、図示しな
い機構により、支持部1aを中心として前後方向と中央
位置での側方への動きができるように設けられているも
のである。この支持構造により、その上部に示すシフト
パターンのように、前進5段と後退1段の切換えができ
る。
について説明する。1はシフトレバーであり、図示しな
い機構により、支持部1aを中心として前後方向と中央
位置での側方への動きができるように設けられているも
のである。この支持構造により、その上部に示すシフト
パターンのように、前進5段と後退1段の切換えができ
る。
【0010】シフトレバー1の下端にはシフトセレクト
ロッド2の一端が係合しており、シフトレバー1の動き
に応じて、矢印Aで示す円周方向と、矢印Bで示す軸方
向の二つの方向に動くようになっている。矢印Aの方向
の動きは、ニュートラルでの位置変更、矢印B方向の動
きは、たとえば第1速(1st)から第2速(2nd)
への変更を行うときの動きになる。
ロッド2の一端が係合しており、シフトレバー1の動き
に応じて、矢印Aで示す円周方向と、矢印Bで示す軸方
向の二つの方向に動くようになっている。矢印Aの方向
の動きは、ニュートラルでの位置変更、矢印B方向の動
きは、たとえば第1速(1st)から第2速(2nd)
への変更を行うときの動きになる。
【0011】シフトセレクトロッド2の一部には突部2
aがあり、シフターシャフト3の一端に形成された凹部
3aに嵌入している。シフターシャフト3は複数本あ
り、シフトレバー1を矢印Aの方向に動かしたとき、そ
のいずれか1本が選択される構造であるが、従来公知で
あるので符号は一つのみを付して説明する。
aがあり、シフターシャフト3の一端に形成された凹部
3aに嵌入している。シフターシャフト3は複数本あ
り、シフトレバー1を矢印Aの方向に動かしたとき、そ
のいずれか1本が選択される構造であるが、従来公知で
あるので符号は一つのみを付して説明する。
【0012】シフターシャフト3からはシフトフォーク
4が突出しており、その先端がハブスリーブ5の溝5a
に嵌合している。6は第1速(1st)ギヤ、7は第2
速(2nd)ギヤ、8は第3速(3rd)ギヤ、9は第
4速(4th)ギヤであり、アウトプットシャフト10
の同軸上に配置されている。第5速(5th)ギヤと後
退ギヤの図示は省略する。これらのギヤは、シフトフォ
ーク4によってハブスリーブ5が左方あるいは右方に動
くことにより適宜選択され、変速段数が決まる。
4が突出しており、その先端がハブスリーブ5の溝5a
に嵌合している。6は第1速(1st)ギヤ、7は第2
速(2nd)ギヤ、8は第3速(3rd)ギヤ、9は第
4速(4th)ギヤであり、アウトプットシャフト10
の同軸上に配置されている。第5速(5th)ギヤと後
退ギヤの図示は省略する。これらのギヤは、シフトフォ
ーク4によってハブスリーブ5が左方あるいは右方に動
くことにより適宜選択され、変速段数が決まる。
【0013】シフトセレクトロッド2の適当な箇所には
永久磁石11が固着されており、その両側には、2個の
電磁石12,13が適当間隔を置いて配設されている。
これら永久磁石11と電磁石12,13で磁石ユニット
が形成される。電磁石12,13は、シフトセレクトロ
ッド2に固定されておらず、図示しない車体側の適当な
ところに固定される。永久磁石11、電磁石12,13
ともに中央に孔を有する円板状のもので、図示するよう
に、永久磁石11はその厚み方向に着磁されており、電
磁石12,13は通電により同方向に着磁されるように
なっている。
永久磁石11が固着されており、その両側には、2個の
電磁石12,13が適当間隔を置いて配設されている。
これら永久磁石11と電磁石12,13で磁石ユニット
が形成される。電磁石12,13は、シフトセレクトロ
ッド2に固定されておらず、図示しない車体側の適当な
ところに固定される。永久磁石11、電磁石12,13
ともに中央に孔を有する円板状のもので、図示するよう
に、永久磁石11はその厚み方向に着磁されており、電
磁石12,13は通電により同方向に着磁されるように
なっている。
【0014】永久磁石11と電磁石12,13との間隔
は、電磁石のコイル(図示せず)に通電して極性が発生
したときに、永久磁石11の極性との関係で吸着あるい
は反発(図示する場合は反発)する力が発生する程度と
する。
は、電磁石のコイル(図示せず)に通電して極性が発生
したときに、永久磁石11の極性との関係で吸着あるい
は反発(図示する場合は反発)する力が発生する程度と
する。
【0015】シフトセレクトロッド2の一部は高くなっ
ており、この部分がカム2bに形成されている。そして
このカム2bに臨んだ位置には2個のスイッチ14,1
5(便宜上A,Bを付す)が配設され、そのロッド14
a,15aがカム2bによって矢印のように昇降し、内
部に設けられた接点の切換えを行うようになっている。
この切換えについては後に説明する。スイッチ14,1
5は電線16によって電源となるバッテリ17に接続さ
れるとともに、電線18によって電磁石12,13のコ
イル(図示せず)に接続されている。
ており、この部分がカム2bに形成されている。そして
このカム2bに臨んだ位置には2個のスイッチ14,1
5(便宜上A,Bを付す)が配設され、そのロッド14
a,15aがカム2bによって矢印のように昇降し、内
部に設けられた接点の切換えを行うようになっている。
この切換えについては後に説明する。スイッチ14,1
5は電線16によって電源となるバッテリ17に接続さ
れるとともに、電線18によって電磁石12,13のコ
イル(図示せず)に接続されている。
【0016】図2は接続回路を示す図である。バッテリ
17と電磁石12,13とは、それぞれ2極双投型のス
イッチ14,15を介して図示するように接続されてい
る。この接続により、可動接点14a,15aが図示す
るように上の固定接点に接続されているときと、下の固
定接点に変わったときとで、電磁石12,13への通電
方向が変わるようになっている。この変化に基づく作用
については後述する。通電方向により着時方向が変わる
ので、この図においては、後に行う作用説明の都合上、
電磁石12,13の磁極をA〜Dで示してある。
17と電磁石12,13とは、それぞれ2極双投型のス
イッチ14,15を介して図示するように接続されてい
る。この接続により、可動接点14a,15aが図示す
るように上の固定接点に接続されているときと、下の固
定接点に変わったときとで、電磁石12,13への通電
方向が変わるようになっている。この変化に基づく作用
については後述する。通電方向により着時方向が変わる
ので、この図においては、後に行う作用説明の都合上、
電磁石12,13の磁極をA〜Dで示してある。
【0017】図2に符号19で示すものはスイッチであ
り、図示しないイグニッションスイッチがアクセサリ位
置にあるときにのみオンとなるものである。アクセサリ
位置にあるときにのみオンとなり、イグニッションスイ
ッチが他の位置にあるときにはオフとなるため、アクセ
サリ接点にリレー等を接続して得ることができるが、も
ちろん他の手段によって得てもよい。
り、図示しないイグニッションスイッチがアクセサリ位
置にあるときにのみオンとなるものである。アクセサリ
位置にあるときにのみオンとなり、イグニッションスイ
ッチが他の位置にあるときにはオフとなるため、アクセ
サリ接点にリレー等を接続して得ることができるが、も
ちろん他の手段によって得てもよい。
【0018】このスイッチ19は、可動接点19a,1
9bが同時に動き、図示するように下方の固定接点19
c〜19fに接触していないときには作用せず、固定接
点19c〜19fに接触すると電磁石12,13に同時
に通電して、永久磁石11を中央に戻すような反発力が
生ずるようにしてある。
9bが同時に動き、図示するように下方の固定接点19
c〜19fに接触していないときには作用せず、固定接
点19c〜19fに接触すると電磁石12,13に同時
に通電して、永久磁石11を中央に戻すような反発力が
生ずるようにしてある。
【0019】このように構成された装置の作用を、図3
ないし図5と、これを一覧にして示した図6を用いて説
明する。図3は図1と同じ状態を示すもので、シフトレ
バー1の操作に関連して、バッテリ17からの電流が図
中に+,−で示す方向に流れた場合である。この場合に
は、2個の電磁石12,13ともに永久磁石11から反
発するので、その結果、永久磁石11は中央に位置す
る。このとき変速位置がニュートラルに設定しておく。
ないし図5と、これを一覧にして示した図6を用いて説
明する。図3は図1と同じ状態を示すもので、シフトレ
バー1の操作に関連して、バッテリ17からの電流が図
中に+,−で示す方向に流れた場合である。この場合に
は、2個の電磁石12,13ともに永久磁石11から反
発するので、その結果、永久磁石11は中央に位置す
る。このとき変速位置がニュートラルに設定しておく。
【0020】図4に示す状態は、電磁石13への通電方
向は変えず、電磁石12の通電方向のみを変えたもので
ある。通電方向が変わったことにより、着磁方向が変わ
るので、電磁石12は永久磁石11を図における左方に
引く。これとともにシフトセレクトロッド2も左方に移
動する。この方向に動くときの変速位置を、図1のシフ
トパターンで示すように、第2速、第4速および後退に
する。
向は変えず、電磁石12の通電方向のみを変えたもので
ある。通電方向が変わったことにより、着磁方向が変わ
るので、電磁石12は永久磁石11を図における左方に
引く。これとともにシフトセレクトロッド2も左方に移
動する。この方向に動くときの変速位置を、図1のシフ
トパターンで示すように、第2速、第4速および後退に
する。
【0021】図5に示す状態は、電磁石12への通電方
向は変えず、電磁石13の通電方向のみを変えたもので
ある。通電方向が変わったことにより、着磁方向が変わ
るので、電磁石13は永久磁石11を図における右方に
引く。これとともにシフトセレクトロッド2も右方に移
動する。この方向に動くときの変速位置を、図1のシフ
トパターンで示すように、第1速、第3速および第5速
にする。
向は変えず、電磁石13の通電方向のみを変えたもので
ある。通電方向が変わったことにより、着磁方向が変わ
るので、電磁石13は永久磁石11を図における右方に
引く。これとともにシフトセレクトロッド2も右方に移
動する。この方向に動くときの変速位置を、図1のシフ
トパターンで示すように、第1速、第3速および第5速
にする。
【0022】電磁石12,13に対する通電方向の切換
えは、シフトレバー1を操作することにより動くシフト
セレクトロッド2の動きに関連する。すなわち、シフト
セレクトロッド2が図における左右方向(矢印Bの方
向)に動くことによって、カム2aがスイッチ14,1
5のロッド14a,15aを押したり解放したりして切
換えを行う。したがってシフトレバー1を操作する通常
の操作によって、他になんらの操作も必要なく、変速操
作とその位置での保持を行うことができる。
えは、シフトレバー1を操作することにより動くシフト
セレクトロッド2の動きに関連する。すなわち、シフト
セレクトロッド2が図における左右方向(矢印Bの方
向)に動くことによって、カム2aがスイッチ14,1
5のロッド14a,15aを押したり解放したりして切
換えを行う。したがってシフトレバー1を操作する通常
の操作によって、他になんらの操作も必要なく、変速操
作とその位置での保持を行うことができる。
【0023】電磁石12,13への通電方向の切換えタ
イミングを迅速にし、シンクロナイザーリングのブロッ
キング力に対抗させることにより、シフトレバー1を操
作する力を補助することも可能になる。
イミングを迅速にし、シンクロナイザーリングのブロッ
キング力に対抗させることにより、シフトレバー1を操
作する力を補助することも可能になる。
【0024】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
た変速操作装置であるから、請求項1に記載の発明によ
れば、電磁石への通電をシフトパターンに対応させて行
うことにより、永久磁石との関係で吸引力あるいは反発
力が発生するので、その力で変速位置の選択と保持をす
ることができる。このため、従来の、シフターシャフト
の凹部にスプリングで付勢されたボールを嵌入させるよ
うにしたタイプのものにくらべ、シフトレバーの操作力
が小さくて済み、操作時の音をなくすことができる。
た変速操作装置であるから、請求項1に記載の発明によ
れば、電磁石への通電をシフトパターンに対応させて行
うことにより、永久磁石との関係で吸引力あるいは反発
力が発生するので、その力で変速位置の選択と保持をす
ることができる。このため、従来の、シフターシャフト
の凹部にスプリングで付勢されたボールを嵌入させるよ
うにしたタイプのものにくらべ、シフトレバーの操作力
が小さくて済み、操作時の音をなくすことができる。
【0025】請求項2に記載された発明によれば、上記
効果に加え、シフトレバーを動かす力を、スイッチの切
換えに必要な大きさのみにすることができるので、その
ときには操作力が著しく軽減する。
効果に加え、シフトレバーを動かす力を、スイッチの切
換えに必要な大きさのみにすることができるので、その
ときには操作力が著しく軽減する。
【0026】請求項3に記載された発明によれば、上記
効果に加え、イグニッションスイッチがアクセサリ位置
のときにオンとなるスイッチがオンになったとき、磁石
ユニットの作用で変速位置がニュートラルになるように
構成されたことにより、エンジンを始動させる前に必ず
ニュートラルになるので、エンジン始動と同時の急発進
を確実に防止することができる。
効果に加え、イグニッションスイッチがアクセサリ位置
のときにオンとなるスイッチがオンになったとき、磁石
ユニットの作用で変速位置がニュートラルになるように
構成されたことにより、エンジンを始動させる前に必ず
ニュートラルになるので、エンジン始動と同時の急発進
を確実に防止することができる。
【図1】本発明の一実施形態を概略的に示す系統図であ
る。
る。
【図2】電磁石の通電回路を示す回路図である。
【図3】作用の説明図である。
【図4】作用の説明図である。
【図5】作用の説明図である。
【図6】ギヤの位置と入力、磁極との関係を示す表図で
ある。
ある。
1 シフトレバー 2 シフトセレクトロッド 2b カム 3 シフターシャフト 4 シフトフォーク 5 ハブスリーブ 11 永久磁石 12 電磁石 13 電磁石 14 スイッチ 15 スイッチ 17 バッテリ 19 スイッチ
Claims (3)
- 【請求項1】 シフトレバーとシフターシャフトとの間
に設けられるシフトセレクトロッドの軸上に、永久磁石
と電磁石の組合せからなる磁石ユニットを設け、該磁石
ユニット中の電磁石の通電を、シフトパターンに対応さ
せて行うように構成したことを特徴とする変速操作装
置。 - 【請求項2】 前記シフトレバーに連動する部分にカム
とスイッチとを設け、該スイッチにより前記電磁石への
通電方向を切換えるように構成したことを特徴とする請
求項1に記載の変速操作装置。 - 【請求項3】 前記スイッチの回路に、イグニッション
スイッチがアクセサリ位置にあるときにのみオンとなる
スイッチを接続したことを特徴とする請求項2に記載の
変速操作装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2844097A JPH10213221A (ja) | 1997-01-28 | 1997-01-28 | 変速操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2844097A JPH10213221A (ja) | 1997-01-28 | 1997-01-28 | 変速操作装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10213221A true JPH10213221A (ja) | 1998-08-11 |
Family
ID=12248745
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2844097A Pending JPH10213221A (ja) | 1997-01-28 | 1997-01-28 | 変速操作装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10213221A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1160489A2 (en) * | 2000-04-27 | 2001-12-05 | Isuzu Motors Limited | Shift-assisting device for a transmission |
JP2003014105A (ja) * | 2001-07-02 | 2003-01-15 | Isuzu Motors Ltd | 変速操作装置 |
JP2003014108A (ja) * | 2001-06-29 | 2003-01-15 | Isuzu Motors Ltd | 変速操作装置 |
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