JPH10210387A - 音声ミュート装置 - Google Patents

音声ミュート装置

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Publication number
JPH10210387A
JPH10210387A JP9006340A JP634097A JPH10210387A JP H10210387 A JPH10210387 A JP H10210387A JP 9006340 A JP9006340 A JP 9006340A JP 634097 A JP634097 A JP 634097A JP H10210387 A JPH10210387 A JP H10210387A
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JP
Japan
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signal
channel
analog
broadcast signal
digital
Prior art date
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Pending
Application number
JP9006340A
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English (en)
Inventor
Masatoshi Imai
昌利 今井
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPH10210387A publication Critical patent/JPH10210387A/ja
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  • Television Receiver Circuits (AREA)
  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 的確なタイミングで音声ミュート器のオン・
オフを制御して、視聴者に不快感を与えないようにす
る。 【解決手段】 データ専用チャンネルでセンターより送
信されてくる下りデータ変調信号16を下りデータ復調
器1で復調して受信可能な各チャンネルのチャンネル番
号とそのチャンネルがアナログ放送信号チャンネルかデ
ジタル放送信号チャンネルかを示す放送形態情報とを含
む下りデータ信号17を得る。そして、この下りデータ
信号17中の受信可能な各チャンネルのチャンネル番号
と放送形態情報とからなるチャンネルデータ18をチャ
ンネルメモリ2に格納する。入力された選局チャンネル
信号19が示すチャンネル番号とチャンネルデータ18
とを比較して選局チャンネルがアナログ放送かデジタル
放送かを判定し、それに基づいて音声ミュート器13の
遅延時間を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル放送信号
とアナログ放送信号が混在している伝送インフラにおい
て、デジタル放送信号とアナログ放送信号とを共通に受
信できる受信機に使用される音声ミュート装置に関する
ものである。現在、実際に放送が開始されている衛星デ
ジタル放送でも、既存の衛星アナログ放送と同じ受信端
末で受けることができるような構成ではなく、また放送
している側も同一衛星でアナログ・デジタル伝送を混在
させたシステムにはなっていないが、アナログ放送信号
とデジタル放送信号とが混在するような状況になってき
たときに有効となるものである。例えばCATVの場合
では、既存のアナログ変調波によるアナログ伝送のチャ
ンネルと64QAM等のデジタル変調波によりデジタル
放送のチャンネルが、1本の同軸ケーブルに混在してい
るシステムを考えた場合に、その両方を受信できる受信
端末において有効なものである。
【0002】
【従来の技術】以下に、テレビ受像機およびCATV端
末、衛星放送端末等の従来の受信機について図2を参照
しながら説明する。図2において、5はチューナ、6は
アナログ放送信号検波復調部、13は音声ミュート器、
38はコントローラである。この従来例の受信機におい
ては、選局チャンネルデータ信号19がコントローラ3
8に入力されると、コントローラ38はその選局チャン
ネルデータ信号19が示すデータに対応したチャンネル
選局信号20をチューナ5に与える。この結果、チュー
ナ5は、チャンネル選局信号20に対応してチャンネル
選局を行う。この際、チューナ5は、アナログ放送RF
(高周波)信号21′を入力とし、選局したチャンネル
に対応したアナログ放送IF(中間周波)信号22′を
出力する。そして、このアナログ放送IF信号22′が
アナログ放送信号検波復調部6へ供給され、アナログ放
送信号検波復調部6からアナログベースバンド音声信号
23およびアナログベースバンド映像信号24が出力さ
れることになる。この場合、アナログベースバンド音声
信号23はいったん音声ミュート器13に入力される。
【0003】アナログ放送信号検波復調部6は、復調さ
れるアナログベースバンド映像信号24が安定したとき
に、アナログ復調安定信号35を出力してコントローラ
38へ与える。この結果、コントローラ38は、アナロ
グ復調安定信号35に基づいてアナログベースバンド音
声信号23に所定のミュートをかける。すなわち、コン
トローラ38は、アナログ復調安定信号35に基づき、
アナログベースバンド映像信号24が安定して、なおか
つアナログベースバンド映像信号24とアナログベース
バンド音声信号23との間で違和感の生じないタイミン
グの間、音声ミュート器13のミュートをオンし、その
後ミュートをオフにする。
【0004】例えば、選局後の復調したアナログベース
バンド映像信号24のHV同期信号が安定したとコント
ローラ38が判断したら音声ミュート器13のミュート
をオフにする。一方、スクランブルされたアナログ放送
信号の場合は、映像の復調およびディスクランブルがで
きたと判断したら、また音声がPCMデータの場合はエ
ラーレートの数値から安定したとコントローラ38が判
断したら音声ミュート器13のミュートをオフにする。
【0005】また、チャンネル選局時ではないときで
も、アナログ放送信号の受信状態、C/N(キャリア/
ノイズ)比の悪化を検出し、音声ミュート器13のミュ
ートのオン・オフ制御を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような図2の構成では、アナログ放送信号のみを受信で
きる構成になっているが、この図2の構成にデジタル放
送信号を受信する構成を追加して、デジタル放送信号と
アナログ放送信号とを共通に受信できる受信機にした場
合においては、デジタル放送信号チャンネルからデジタ
ル放送信号チャンネルへの選局、またはアナログ放送信
号チャンネルからアナログ放送信号チャンネルへの選局
では、音声ミュートタイミングを的確に制御できるが、
デジタル放送信号チャンネルからアナログ放送信号チャ
ンネルへの選局、またはその逆のアナログ放送信号チャ
ンネルからデジタル放送信号チャンネルへの選局の場合
に、選局時に発生する音声ノイズに対し、アナログ映像
信号が安定したことを知らせるアナログ復調安定信号
か、デジタル映像信号が安定したことを知らせるデジタ
ル復調デコード安定信号かのどちらの信号が有効かをす
ばやく判断し、的確なタイミングで音声ミュート器のオ
ン・オフを制御して、視聴者に不快感を与えないように
することができない。それを解決するためには、選局さ
れた新たなチャンネルが、デジタル放送信号なのかアナ
ログ放送信号なのかが選局と同時にわからなければなら
ない。
【0007】したがって、この発明の目的は、デジタル
放送信号チャンネルからアナログ放送信号チャンネルへ
の選局、またはその逆のアナログ放送信号チャンネルか
らデジタル放送信号チャンネルへの選局の場合において
も、的確なタイミングで音声ミュート器のオン・オフを
制御して、視聴者に不快感を与えないようにすることが
できる音声ミュート装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の音声ミュート
装置は、デジタル放送信号とアナログ放送信号とを共通
に受信可能な受信機に内蔵される音声ミュート装置であ
って、センターより送信されてくる下りデータ変調信号
を復調して受信可能な各チャンネルのチャンネル番号と
そのチャンネルがアナログ放送信号チャンネルかデジタ
ル放送信号チャンネルかを示す放送形態情報とを含む下
りデータ信号を出力する下りデータ復調器と、下りデー
タ復調器から出力される下りデータ信号中の受信可能な
各チャンネルのチャンネル番号と放送形態情報とを格納
するチャンネルメモリと、入力された選局チャンネルデ
ータ信号が示す選局チャンネル番号とチャンネルメモリ
に記憶されている各チャンネルのチャンネル番号とを比
較して、新たに選局されたチャンネルがアナログ放送信
号かデジタル放送信号かを識別すると同時に、その識別
した放送信号に合わせて、アナログ放送信号の時は復調
されたアナログ映像信号が安定したことを知らせるアナ
ログ復調安定信号からアナログ放送信号が安定したと判
定するとともに、デジタル放送信号の時は復調デコード
されたデジタル映像信号が安定したことを知らせるデジ
タル復調デコード安定信号からデジタル放送信号が安定
したと判定し、かつアナログ放送信号の場合はアナログ
放送信号用の遅延時間が設定された音声ミュートタイミ
ング切替信号を出力し、デジタル放送信号の場合はデジ
タル放送信号用の遅延時間が設定された音声ミュートタ
イミング切替信号を出力するチャンネル比較器と、チャ
ンネル比較器から出力される音声ミュートタイミング切
替信号に従って音声のミュートのオン・オフ制御を行う
音声ミュート器とを備えている。
【0009】この音声ミュート装置では、センターより
送信されてくる、例えば現行アナログCATVではFS
K変更された調歩同期シリアルデータである下りデータ
変調信号を下りデータ復調器にて復調した下りデータ信
号から、各チャンネル番号に対比してそれぞれのチャン
ネルがアナログ放送信号チャンネルかデジタル放送信号
チャンネルかを示す放送形態情報をビット設定によりチ
ャンネルメモリに記憶する。
【0010】チャンネル比較器では、入力された選局チ
ャンネルデータ信号が示すチャンネル番号とチャンネル
メモリに記憶されている各チャンネルのチャンネル番号
とを比較して、新たに選局されたチャンネルがアナログ
放送信号かデジタル放送信号かをチャンネルメモリのビ
ットデータより識別すると同時にその識別した放送信号
に合わせて、アナログ放送信号の時は、復調されたアナ
ログ映像信号が安定したことを知らせるアナログ復調安
定信号からアナログ放送信号が安定したと判定するとと
もに、デジタル放送信号の時は、復調デコードされたデ
ジタル映像信号が安定したことを知らせるデジタル復調
デコード安定信号からデジタル放送信号が安定したと判
定し、かつアナログ放送信号の場合はアナログ放送信号
用の遅延時間が設定された音声ミュートタイミング切替
信号を出力する。
【0011】つまり、アナログ放送信号はアナログ用
の、デジタル放送信号はデジタル用のそれぞれ遅延をも
った音声ミュートタイミング切替信号を音声ミュート器
へ供給する。そして、デジタル放送信号およびアナログ
放送信号にそれぞれ合わせた遅延で音声ミュート器は、
音声ミュートのオン・オフ制御を行うことになる。上記
した構成により、デジタル放送信号とアナログ放送信号
とを共通に受信できる受信機においては、デジタル放送
信号チャンネルからアナログ放送信号チャンネルへの選
局、またはその逆のアナログ放送信号チャンネルからデ
ジタル放送信号チャンネルへの選局の場合においても、
デジタル放送信号チャンネルからデジタル放送信号チャ
ンネルへの選局、またはアナログ放送信号チャンネルか
らアナログ放送信号チャンネルへの選局の場合と同様
に、発生する音声ノイズを的確なタイミングでミュート
し、視聴者に不快感を与えないようにすることができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の音声
ミュート装置について、図1を参照しながら説明する。
図1において、1は例えばデータ専用チャンネルでセン
ターより送信されてくる下りデータ変調信号16を復調
して受信可能な各チャンネルのチャンネル番号とそのチ
ャンネルがアナログ放送信号チャンネルかデジタル放送
信号チャンネルかを示す放送形態情報とを含む下りデー
タ信号17を出力する下りデータ復調器である。
【0013】2は下りデータ復調器1から出力される下
りデータ信号16中の受信可能な各チャンネルのチャン
ネル番号と放送形態情報とからなるチャンネルデータ1
8を格納するチャンネルメモリである。3は入力された
選局チャンネルデータ信号19が示す選局チャンネル番
号とチャンネルメモリ2に記憶されているチャンネルデ
ータ18における各チャンネルのチャンネル番号とを比
較して、新たに選局されたチャンネルがアナログ放送信
号かデジタル放送信号かを識別すると同時に、その識別
した放送信号に合わせて、アナログ放送信号の時は復調
されたアナログベースバンド映像信号24が安定したこ
とを知らせるアナログ復調安定信号35からアナログ放
送信号が安定したと判定するとともに、デジタル放送信
号の時は復調デコードされたMPEGベースバンド映像
信号(デジタルベースバンド映像信号)28が安定した
ことを知らせるデジタル復調デコード安定信号36から
デジタル放送信号が安定したと判定し、かつアナログ放
送信号の場合はアナログ放送信号用の遅延時間が設定さ
れた音声ミュートタイミング切替信号30を出力し、デ
ジタル放送信号の場合はデジタル放送信号用の遅延時間
が設定された音声ミュートタイミング切替信号30を出
力するチャンネル比較器である。
【0014】13はチャンネル比較器3から出力される
音声ミュートタイミング切替信号30に従って音声のミ
ュートのオン・オフ制御を行う音声ミュート器である。
以上の構成とデータ音声データミュート器で音声ミュー
ト器40が構成される。つぎに、図1の受信機におい
て、音声ミュート装置40以外の部分について説明す
る。4は選局チャンネルデータ信号19を入力してチャ
ンネル選局信号20を発生する選局制御器である。5は
選局制御器4から与えられるチャンネル選局信号20に
従って選局動作を行うチューナで、アナログ/デジタル
放送RF信号21が入力され、選局チャンネルに対応し
たアナログ/デジタル放送IF信号22を出力する。
【0015】6はチューナ5からアナログ/デジタル放
送IF信号22を入力してアナログベースバンド映像信
号24とアナログベースバンド音声信号23とを出力す
るとともに、アナログベースバンド映像信号24が安定
したときにアナログ復調安定信号35を出力するアナロ
グ放送信号検波復調器である。7はチューナ5からアナ
ログ/デジタル放送IF信号22を入力してMPEGト
ランスポートストリーム25と安定信号36aを出力す
るデジタル放送信号検波復調器である。8はデジタル放
送信号検波復調器7からMPEGトランスポートストリ
ーム25を入力してMPEG映像信号26およびMPE
G音声信号27と安定信号36bを出力するMPEG映
像・音声デコーダである。39は安定信号36a,36
bを合成してデジタル復調デコード安定信号36を生成
するゲートであり、このデジタル復調デコード安定信号
36はチャンネル比較器3とデジタル音声データミュー
ト器12へ供給される。デジタル音声データミュート器
12からはデータ音声データミュート信号37が出力さ
れてMPEG映像音声デコーダ8へ送られる。
【0016】9はMPEG映像音声デコーダ8からMP
EG映像信号26を入力してMPEGベースバンド映像
信号28を出力するNTSCエンコーダである。10は
MPEG映像音声デコーダ8からMPEG音声信号27
を入力してMPEGベースバンド音声信号29を出力す
るD/A変換器である。11はチャンネル比較器3から
出力される映像音声出力切替信号31を入力し、アナロ
グ放送信号検波復調器6からアナログベースバンド映像
信号24およびアナログベースバンド音声信号23を入
力し、NTSCエンコーダ9からMPEGベースバンド
映像信号28を入力し、D/A変換器10からMPEG
ベースバンド音声信号29を入力する音声映像切替器で
あり、映像音声出力切替信号31に従い、選局したチャ
ンネルがアナログ放送信号であるときは、アナログベー
スバンド音声信号23をベースバンド音声信号33とし
て出力するとともに、アナログベースバンド映像信号2
4をベースバンド映像信号34として出力し、選局した
チャンネルがデジタル放送信号であるときは、MPEG
ベースバンド音声信号29をベースバンド音声信号33
として出力するとともに、MPEGベースバンド映像信
号28をベースバンド映像信号34として出力する。
【0017】14は映像ミュートタイミング器、15は
映像ミュートタイミング器14から出力される映像ミュ
ート信号32によって制御される映像ミュート器であ
り、ベースバンド映像信号34をミュートする。以上の
ようなデジタル放送信号とアナログ放送信号とを共通に
受信できる受信機においては、例えばデータ専用チャン
ネルでセンターより送信されてくる、例えば現行アナロ
グCATVではFSK変調された調歩同期シリアルデー
タである下りデータ変調信号16が下りデータ復調器1
にて復調される。そして、下りデータ復調器1で復調さ
れた下りデータ信号17を基にして、各チャンネル番号
に対比してそれぞれのチャンネルがアナログ放送信号チ
ャンネルかデジタル放送信号チャンネルかがビット設定
によってチャンネルメモリ2に記憶される。
【0018】チャンネル比較器3は、受信機にリモコン
等から入力された選局チャンネルデータ信号19が示す
チャンネル番号とチャンネルメモリ2に記憶されている
チャンネル番号とを比較して、新たに選局されたチャン
ネルがアナログ放送信号かデジタル放送信号かをチャン
ネルメモリ2のビットデータより識別すると同時に、そ
の識別した放送信号に合わせて、アナログ放送信号の時
は、音声映像切替器11へ入力されているアナログベー
スバンド音声信号23をベースバンド音声信号33とし
て音声ミュート器13へ供給するように、音声映像切替
器11を制御する。また、復調されたアナログベースバ
ンド映像信号24が安定したことを知らせるアナログ復
調安定信号35から映像信号が安定したと判定し、アナ
ログ用の遅延時間をもった音声ミュートタイミング切替
信号30を音声ミュート器13に与える。その結果、音
声ミュート器13は、音声ミュートタイミング切替信号
30に応じた遅延時間で音声ミュートのオン・オフ制御
を行う。
【0019】一方、デジタル放送信号の時は、音声映像
切替器11へ入力されているMPEGベースバンド音声
信号29をベースバンド音声信号33として音声ミュー
ト器13へ供給するように、音声映像切替器11を制御
する。また、復調デコードされたMPEG映像信号26
が安定したことを知らせるデジタル復調デコード安定信
号36から映像が安定したと判定し、デジタル用の遅延
時間をもった音声ミュートタイミング切替信号30を音
声ミュート器13に与える。その結果、音声ミュート器
13は、音声ミュートタイミング切替信号30に従った
遅延時間で音声ミュートのオン・オフ制御を行う。
【0020】ここで、アナログ放送信号とデジタル放送
信号の受信時の音声ミュートが必要な理由について関し
て簡単に説明する。例えば、デジタル伝送されているチ
ャンネルを受信機が選局した場合は、MPEGオーディ
オが、デコードされDAコンバータを介してアナログ音
声信号として出力される。一方、アナログ伝送されてい
るチャンネルを受信機が選局した場合は、TVと同じア
ナログの復調回路を通りアナログ音声信号が出力され
る。それぞれの場合において、映像信号の出力のタイミ
ング(TV画面に絵が出る時間)と音声が出るのが不自
然にならないように、適切なタイミングの遅延をさせる
ため音声にミュートをかける。
【0021】このタイミングは、アナログ放送チャンネ
ルを受信した場合にかけるミュート遅延とデジタル放送
チャンネルを受信した場合にかけるミュート遅延とで異
なる。そこで、選局の態様としては、 1.アナログチャンネルからアナログチャンネル 2.デジタルチャンネルからデジタルチャンネル 3.アナログチャンネルからデジタルチャンネル 4.デジタルチャンネルからアナログチャンネル の4つの場合が考えられる。
【0022】デジタル放送チャンネルの場合であると、
64QAM受信やエラー訂正が安定したか、MPEGオ
ーディオがデコードできたかを、それらが正常にできた
かのロック信号をCPUが判断してミュートをかける。
そのため、これらの信号が安定して初めてデジタルチャ
ンネルである確証が得られる。アナログ放送チャンネル
では、何も判定信号がないので、適当な固定時間のミュ
ートをかける。
【0023】そこで、本発明では、センターから端末へ
の下りデータを利用して、事前に各チャンネルがアナロ
グ放送チャンネルかデジタル放送チャンネルかの放送形
態情報を送ることにより、上記のような不安定な判断に
関係なくいち早くアナログ放送チャンネルかデジタル放
送チャンネルかを受信機が認識することができるように
し、それぞれに対応した最善なミュートをかけることが
できるようにしたのである。
【0024】ここで、アナログからアナログ、デジタル
からデジタルでは、同じ変調波から同じ変調波への変化
のため、同じ復調器を使用しており問題はない。しか
し、デジタルからアナログ、またはアナログからデジタ
ルであると、復調器が全く異なるため、安定に復調でき
ているのかの判定方法が全く違うことになる。例えばア
ナログの場合は、AGC、AFC、H−SYNC等で判
定し、デジタルでは、64QAM、エラー訂正、MPE
Gデコードのそれぞれのエラー信号出力やロック信号で
判定する。
【0025】なお、チューナ5からのそれらの信号はア
ナログ復調器にもデジタル復調器にも両方に入力されて
いるため(そこにアナログ/デジタル入力切替回路とそ
の制御があればよいのかもしれないが、それだけコスト
上がる)、たとえばアナログ信号が入力されているとき
アナログ復調器は正常動作しているが、デジタル復調器
はでたらめな動作になっている。また、その時デジタル
復調器は、電源投入時や選局時の初期不安定状態との区
別に時間がかかることになる。
【0026】この実施の形態によると、デジタル放送信
号チャンネルからアナログ放送信号チャンネルへの選
局、またはその逆のアナログ放送信号チャンネルからデ
ジタル放送信号チャンネルへの選局の場合においても、
デジタル放送信号チャンネルからデジタル放送信号チャ
ンネルへの選局、またはアナログ放送信号チャンネルか
らアナログ放送信号チャンネルへの選局の場合と同様
に、発生する音声ノイズを的確なタイミングでミュート
し、視聴者に不快感を与えないようにすることができ
る。
【0027】なお、センターからの下りデータは、デー
タ専用チャンネルによるだけでなく、デジタル放送信号
の帯域内に重畳して送信する場合も考えられる。
【0028】
【発明の効果】以上のように、本発明の音声ミュート装
置によれば、デジタル放送信号とアナログ放送信号とを
共通に受信できる受信機において、デジタル放送信号チ
ャンネルからアナログ放送信号チャンネルへの選局、ま
たはその逆のアナログ放送信号チャンネルからデジタル
放送信号チャンネルへの選局の場合においても、デジタ
ル放送信号チャンネルからデジタル放送信号チャンネル
への選局、またはアナログ放送信号チャンネルからアナ
ログ放送信号チャンネルへの選局の場合と同様に、発生
する音声ノイズを的確なタイミングでミュートし、視聴
者に不快感を与えないようにするこができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における音声ミュート装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】従来例の音声ミュート装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 下りデータ復調器 2 チャンネルメモリ 3 チャンネル比較器 4 選局制御器 5 チューナ 6 アナログ放送信号検波復調器 7 デジタル放送信号検波復調器 8 MPEG映像音声デコーダ 9 NTSCエンコーダ 10 D/A変換器 11 映像音声切替器 12 デジタル音声データミュート器 13 音声ミュート器 14 映像ミュートタイミング器 15 映像ミュート器 16 下りデータ変調信号 17 下りデータ信号 18 チャンネルデータ 19 選局チャンネルデータ信号 20 チャンネル選局信号 21 アナログ/デジタル放送RF信号 22 アナログ/デジタル放送IF信号 23 アナログベースバンド音声信号 24 アナログベースバンド映像信号 25 MPEGトランスポートストリーム 26 MPEG映像信号 27 MPEG音声信号 28 MPEGベースバンド映像信号 29 MPEGベースバンド音声信号 30 音声ミュートタイミング切替信号 31 映像/音声出力切替信号 32 映像ミュート信号 33 ベースバンド音声信号 34 ベースバンド映像信号 35 アナログ復調安定信号 36 デジタル復調デコード安定信号 37 デジタル音声データミュート信号 38 コントローラ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル放送信号とアナログ放送信号と
    を共通に受信可能な受信機に内蔵される音声ミュート装
    置であって、 センターより送信されてくる下りデータ変調信号を復調
    して受信可能な各チャンネルのチャンネル番号とそのチ
    ャンネルがアナログ放送信号チャンネルかデジタル放送
    信号チャンネルかを示す放送形態情報とを含む下りデー
    タ信号を出力する下りデータ復調器と、 前記下りデータ復調器から出力される前記下りデータ信
    号中の受信可能な各チャンネルのチャンネル番号と放送
    形態情報とを格納するチャンネルメモリと、 入力された選局チャンネルデータ信号が示す選局チャン
    ネル番号と前記チャンネルメモリに記憶されている各チ
    ャンネルのチャンネル番号とを比較して、新たに選局さ
    れたチャンネルがアナログ放送信号かデジタル放送信号
    かを識別すると同時に、その識別した放送信号に合わせ
    て、アナログ放送信号の時は復調されたアナログ映像信
    号が安定したことを知らせるアナログ復調安定信号から
    アナログ放送信号が安定したと判定するとともに、デジ
    タル放送信号の時は復調デコードされたデジタル映像信
    号が安定したことを知らせるデジタル復調デコード安定
    信号からデジタル放送信号が安定したと判定し、かつア
    ナログ放送信号の場合はアナログ放送信号用の遅延時間
    が設定された音声ミュートタイミング切替信号を出力
    し、デジタル放送信号の場合はデジタル放送信号用の遅
    延時間が設定された音声ミュートタイミング切替信号を
    出力するチャンネル比較器と、 前記チャンネル比較器から出力される音声ミュートタイ
    ミング切替信号に従って音声のミュートのオン・オフ制
    御を行う音声ミュート器とを備えた音声ミュート装置。
JP9006340A 1997-01-17 1997-01-17 音声ミュート装置 Pending JPH10210387A (ja)

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JP (1) JPH10210387A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001359016A (ja) * 2000-06-12 2001-12-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd テレビジョン受信機
JP2012070024A (ja) * 2010-09-21 2012-04-05 Mitsubishi Electric Corp 音声ダイナミックレンジコントロール装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001359016A (ja) * 2000-06-12 2001-12-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd テレビジョン受信機
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