JPH10207617A - 3次元入力用マニピュレータ - Google Patents

3次元入力用マニピュレータ

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JPH10207617A
JPH10207617A JP9022047A JP2204797A JPH10207617A JP H10207617 A JPH10207617 A JP H10207617A JP 9022047 A JP9022047 A JP 9022047A JP 2204797 A JP2204797 A JP 2204797A JP H10207617 A JPH10207617 A JP H10207617A
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Yoshitaka Adachi
▲吉▼隆 足立
Nobuhiro Kumano
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作時に操作グリップに生じる慣性力の除去
を課題とする。 【解決手段】 複数自由度方向に移動自在の操作グリッ
プ21を有する操作入力手段2と、操作グリップ21の
移動変位量を検出するグリップ変位量検出手段と、操作
入力手段2を所定の動作指令信号に基づいて複数自由度
方向に移動させる入力手段移動付勢機構4と、操作入力
手段2の移動変位量を検出する入力手段変位量検出手段
と、各部の動作制御を行う制御手段3とを備え、この制
御手段3が、各検出手段による移動変位量に基づいて操
作グリップ21の入力位置座標データを算出して上位装
置に出力する入力座標算出部31と、この入力位置座標
データに基づく動作指令信号を入力手段移動付勢機構4
に出力する動作制御部32とを備えるという構成を採っ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、3次元入力用マニ
ピュレータに係り、特に、工業製品等の意匠設計又はリ
ハビリテーションのトレーニング装置等に使用する場合
に好適な3次元入力用マニピュレータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の3次元入力用マニピュレータ11
00を図23に示す。かかる3次元入力用マニピュレー
タ1100は、例えば、ディスプレイに表示された仮想
空間内において、仮想の人間の手の先端を示す仮想ポイ
ンタを3次元方向に移動させる場合に、この仮想ポイン
タの位置情報を入力するのに使用される。
【0003】この3次元入力用マニピュレータ1100
は、基台1101に対して垂直方向を軸として回転自在
に装備されたリンク部材1111と、このリンク部材1
111に対して水平方向を軸として回動自在に連結され
たリンク部材1121と、このリンク部材1121に対
して水平方向を軸として一方の端部を回動自在に連結さ
れると共に他方の端部に操作グリップ1133を装備し
たリンク部材1131とを備えており、これらの構成に
よって操作グリップ1133に、3自由度方向の移動操
作を加えることを可能としている。
【0004】各リンク部材の連結部及びリンク部材11
11と基台1101との連結部には、回動を自在とする
軸受け及び回動変位を検出するエンコーダ1112,1
122,1132が装備されており、操作グリップ11
33にオペレータが移動動作を加えると、これらの各エ
ンコーダ1112,1122,1132に生じる各角度
変位が検出される。
【0005】これらは、検出角度信号として制御手段
(図示略)に出力され、制御手段では、各検出角度変位
から操作グリップ1133の3次元空間における位置座
標(ある特定点を原点とする座標系における位置座標)
を算出し、これを入力位置データとして上位装置等に出
力する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、入力の為の操作グリップ1133の可動範囲
狭かった。これを広げようとする場合、各リンク部材を
長目に設計する必要が生じ、これにより各リンク部材の
質量が大きくなることが不可避であった。そして、かか
る構成で操作グリップ1133に大きく移動操作を加え
ると、図24に示すように、各リンク部材及びエンコー
ダ等の重量により大きな慣性力が作用し、かかる慣性力
の影響で、操作性が低下し、微細な位置決め等を行う場
合にズレが生じ易く、また、オペレータに対しても操作
による負担が生じ易いという不都合があった。
【0007】
【発明の目的】本発明の目的は、かかる従来例の有する
不都合を改善し、特に、入力する動作範囲が大きく,且
つその入力動作が大きい場合でも慣性力の発生を有効に
抑制し、操作性の良い3次元入力用マニピュレータを提
供することを、その目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、上位装置に接続され,3次元上の座標入力を行う3
次元入力用マニピュレータにおいて、複数自由度方向に
移動が自在である操作グリップを有する操作入力手段
と、この操作入力手段に装備され,操作グリップの移動
変位量を検出するグリップ変位量検出手段と、操作入力
手段を所定の動作指令信号に基づいて複数自由度方向に
移動させる入力手段移動付勢機構と、入力手段移動付勢
機構に装備され,当該入力手段移動付勢機構による操作
入力手段の移動変位量を検出する入力手段変位量検出手
段と、入力手段移動付勢機構の動作制御を行う制御手段
を備えている。
【0009】そして、この制御手段が、各変位量検出手
段に検出される移動変位量に基づいて操作グリップの入
力位置座標データを算出し上位装置に出力する入力座標
算出部と、この入力位置座標データに基づく動作指令信
号を入力手段移動付勢機構に出力する動作制御部とを備
えている。
【0010】上記の構成では、オペレータが操作グリッ
プを手にして当該操作グリップを任意の複数自由度方向
に移動させる。これに伴い、移動変位量がグリップ変位
量検出手段により検出される。そして、グリップ変位量
検出手段から入力座標算出部に移動変位量に応じた検出
信号が出力され、当該入力座標算出部ではこの検出信号
に基づいて操作グリップの3次元上の位置座標を入力位
置座標データとして算出して上位装置に出力する。
【0011】また、同時に入力位置座標データは動作制
御部にも出力され、これにより入力手段移動付勢機構の
動作制御が行われる。即ち、操作グリップの移動動作に
追従して、入力手段移動付勢機構は、操作グリップの現
在位置に応じて操作入力手段を移動させる動作制御を行
う。
【0012】さらに、入力手段移動付勢機構の動作時に
は、入力手段変位量検出手段で検出した操作入力手段の
移動変位量と,前述した操作グリップの移動変位量とに
基づいて入力位置座標データが算出され、上位装置に出
力される。
【0013】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明と同様の構成を備えると共に、動作制御部は、操作
グリップがその操作により予め設定された入力範囲を越
える場合に、入力手段移動付勢機構に動作指令信号を出
力する特定範囲制御機能を備えるという構成を採ってい
る。
【0014】上記の構成では、操作グリップの入力範囲
が当該操作グリップ位置を基準として設定され、オペレ
ータの操作により操作グリップがこの入力範囲外となる
場合に、特定範囲制御機能により、入力手段移動付勢機
構がその際の操作グリップの現在位置に対応した所定位
置に操作入力手段を移動させる動作制御が行われる。そ
して、その他の動作については、請求項1記載の発明と
同様である。
【0015】請求項3記載の発明では、請求項1又は2
記載の発明と同様の構成を備えると共に、操作入力手段
に,操作グリップの複数自由度方向に駆動力を付勢する
駆動力発生手段を装備し、制御手段に、上位装置からの
入力位置座標データに対応する反力データの入力を受け
て,この反力データに基づく駆動指令信号を駆動力発生
手段に出力する反力発生制御部を設けるという構成を採
っている。
【0016】上記の構成では、オペレータにより移動さ
れる操作グリップの現在位置が、入力座標算出部によ
り、3次元上の入力位置座標データとして上位装置に出
力される。これを受けて上位装置では、入力位置座標デ
ータに対応する反力データを算出すると共に,3次元入
力用マニピュレータ側に出力する。反力発生制御部は、
この反力データを受けてこれに対応する反力(例えば、
オペレータにより操作グリップに加えられた移動力と異
なる方向に向けられた力)が発生するように駆動力発生
手段を駆動させる。これにより、オペレータには、操作
グリップの操作に対する反動或いは抵抗力が生じたよう
な感触が伝達される。
【0017】また、その他の動作については、請求項1
又は2記載の発明と同様に行われる。
【0018】本発明は、上記各構成により、前述した不
都合を改善しようとするものである。
【0019】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)本発明の第1の実施形態を図1乃至
図6に基づいて説明する。この第1の実施形態は、3次
元上の座標入力を行う3次元入力用マニピュレータ10
を、3次元入力システム1000に装備した場合を示し
ている。
【0020】この3次元入力システム1000は、3次
元入力用マニピュレータ10と、この3次元入力用マニ
ピュレータ10の上位装置である演算処理装置1010
と、この演算処理装置1010の出力データに基づく映
像を表示するディスプレイ1001とから主に構成され
る。
【0021】上記の3次元入力用マニピュレータ10
は、複数自由度方向に移動が自在である操作グリップ2
1と,操作グリップ21の移動変位量を検出するグリッ
プ変位量検出手段と,操作グリップ21を複数自由度方
向に駆動させる駆動力発生手段等を有する操作入力手段
2と、この操作入力手段2を所定の動作指令信号に基づ
いて複数自由度方向に移動させる入力手段移動付勢機構
4と、この入力手段移動付勢機構4に装備され,当該入
力手段移動付勢機構4による操作入力手段2の移動変位
量を検出する入力手段変位量検出手段と、上記各部の動
作制御を行う制御手段3(図1では図示略)とを備えて
いる。
【0022】以下各部を説明する。まず、操作入力手段
2は、複数のリンク部材が回動自在の回転間接を介して
連結され、最端部のリンク部材の回動端部に操作グリッ
プ21が装備されることにより、当該操作グリップ21
の複数自由度方向の移動を実現している。
【0023】これを詳述すると、操作入力手段2は、入
力手段移動付勢機構4に水平状態で支持された板状の基
台22と、この基台22に対して垂直方向を軸として回
転自在である第1の回転間接26を介して装備されたリ
ンク部材23と、このリンク部材23の上端部に,水平
方向を軸として回動自在である第2の回転間接27を介
してその一端部を連結されたリンク部材24と、このリ
ンク部材24の他端部に,水平方向を軸として回動自在
である第3の回転間接28を介して一端部を連結される
と共に他端部に操作グリップ21が装備されたリンク部
材25とを有している。
【0024】そして、第1の回転間接26には、リンク
部材23の基台22に対する回転角度を検出するグリッ
プ変位量検出手段としてのエンコーダ221と、リンク
部材23に回転を付勢する駆動力発生手段としての駆動
モータ222とが装備され、第2の回転間接27には、
リンク部材23に対するリンク部材24の回動角度を検
出するグリップ変位量検出手段としてのエンコーダ23
1と、リンク部材24に回動を付勢する駆動力発生手段
としての駆動モータ232とが装備され、第3の回転間
接28には、リンク部材24に対するリンク部材25の
回転角度を検出するグリップ変位量検出手段としてのエ
ンコーダ241と、リンク部材25に回動を付勢する駆
動力発生手段としての駆動モータ242とが装備されて
いる。
【0025】かかる構成により、オペレータは、操作グ
リップ21を手にして、リンク部材24,25の合計長
さを半径とし,第2の回転間接27を中心とする半球体
の内部空間におけるほぼ全域(可動範囲)に当該操作グ
リップ21を3自由度移動方向について移動させること
が可能である。
【0026】一方、入力手段移動付勢機構4も、操作入
力手段2と同様にして複数のリンク部材が回転自在の回
転間接を介して連結され、その連結端部に操作入力手段
2が装備されることにより、当該操作入力手段2の複数
自由度方向の移動を実現している。
【0027】これを詳述すると、入力手段移動付勢機構
4は、水平面上に置かれ,全体を支持する板状の基台4
2と、この基台42に対して垂直方向を軸として回転自
在である第4の回転間接46及び水平方向を軸として回
動自在である第5の回転間接47を介して装備されたリ
ンク部材43と、このリンク部材43の上端部に,水平
方向を軸として回動自在である第6の回転間接48を介
してその一端部を連結されたリンク部材44と、このリ
ンク部材44の他端部に,水平方向を軸として回動自在
である第7の回転間接49を介してその一端部を連結さ
れると共に他端部で操作入力手段2の基台22を支持す
るリンク部材45とを有している。
【0028】そして、第4の回転間接46には、リンク
部材43の基台42に対する垂直方向を軸とする回転角
度を検出する入力手段変位量検出手段としてのエンコー
ダ421と,リンク部材43に垂直方向を軸とする回転
を付勢する駆動モータ422とが,また、第5の回転間
接47には、リンク部材43の基台42に対する水平方
向を軸とする回転角度を検出する入力手段変位量検出手
段としてのエンコーダ423と,リンク部材43に水平
方向を軸とする回転を付勢する駆動モータ424とが装
備されている。
【0029】また、第6の回転間接48には、リンク部
材43に対するリンク部材44の回動角度を検出する入
力手段変位量検出手段としてのエンコーダ431と、リ
ンク部材44に回動を付勢する駆動モータ432とが装
備され、第7の回転間接49には、リンク部材44に対
するリンク部材45の回転角度を検出する入力手段変位
量検出手段としてのエンコーダ441と、リンク部材4
5に回転を付勢する駆動モータ442とが装備されてい
る。
【0030】かかる構成において、各駆動モータ42
2,424,432の駆動により、この入力手段移動付
勢機構4は、リンク部材43,44の合計長さを半径と
し,第5の回転間接47を中心とする半球体の内部空間
におけるほぼ全域に操作入力手段2を3自由度移動方向
について移動させることが可能である。
【0031】なお、回転間接49は、基台22を水平状
態に保持するために設けられており、その回動角度は回
転間接47,48の回動角度により一定の値に決定され
るため、この入力手段移動付勢機構4は実質3自由度と
なる。
【0032】ここで、入力手段移動付勢機構4及び前述
した操作入力手段2の各回転間接に装備された各エンコ
ーダは、各リンク部材間の回転又は回動の角度に比例し
た回数だけパルスを発信するものであり、これら各エン
コーダにはパルスを計数し出力する図示しないカウンタ
が併設されているものとする。
【0033】また、入力手段移動付勢機構4及び前述し
た操作入力手段2の各回転間接に装備された各駆動モー
タは、それぞれ、制御手段3からの動作指令信号又は駆
動指令信号をアナログ信号に変換するD/A変換器と、
このD/A変換器からの信号を増幅する電流増幅アンプ
と、駆動モータの回転数調整用の減速機(いずれも図示
略)とを備えているものとする。
【0034】次に、制御手段3について説明する。この
制御手段3は、図2に示すように、操作入力手段2のエ
ンコーダ221,231,241及び入力手段移動付勢
機構4のエンコーダ421,423,431,441の
検出する検出角度信号(移動変位量)に基づいて操作グ
リップ21の入力位置座標データを算出して演算処理装
置1010に出力する入力座標算出部31と、この入力
位置座標データに基づく動作指令信号を入力手段移動付
勢機構4の各駆動モータ422,424,432に出力
する動作制御部32と、演算処理装置1010から出力
された入力位置座標データに対応する反力データを受け
て,この反力データに基づく駆動指令信号を操作入力手
段2の各駆動モータ222,232,242に出力する
反力発生制御部33とを備えている。
【0035】また、動作制御部32は、操作グリップ2
1がオペレータの操作により予め設定された当該操作グ
リップ21の入力範囲を越える場合に、操作グリップ2
1の現在位置を保持しつつ当該現在位置の入力位置座標
データに応じて操作入力手段2を移動させるように動作
指令信号を,操作入力手段2の駆動モータ222,23
2,242と入力手段移動付勢機構4の駆動モータ42
2,424,432,442に出力する特定範囲制御機
能34を有している。
【0036】即ち、この特定範囲制御機能34によっ
て、操作グリップ21の初期位置を基準とする一定の入
力範囲(操作入力手段2における操作グリップ21の可
動範囲を越えない範囲)から外にオペレータの操作によ
り操作グリップ21が移動すると、当該操作グリップ2
1の現在位置を基準とする新たな入力範囲を設定すると
共に、この新たな入力範囲が当該現在位置における操作
グリップ21の可動範囲内となるように、即座に入力手
段移動付勢機構4による操作入力手段2の移動動作制御
が行われる。
【0037】また、このとき、操作グリップ21の現在
位置が操作入力手段2の移動により変わることのないよ
うに、当該操作入力手段2の各駆動モータ222,23
2,242の動作制御が行われる。即ち、入力手段移動
付勢機構4により操作入力手段2が移動すると同時に,
同変位量で正反対の方向に操作グリップ21が移動する
動作制御が行われる。
【0038】一方、演算処理装置1010は、同図2に
示すように、予め定義された仮想物体1051及び仮想
ポインタ1050の形状データを記憶する形状データ記
憶部1011と、仮想空間を設定し,当該仮想空間に前
述した形状データに基づく仮想物体1051及び仮想ポ
インタ1050を配置すると共にディスプレイ1001
に出力制御する表示制御部1012を備えている。
【0039】形状データ記憶部1011に記憶された形
状データについては、予め定義されている仮想物体の接
平面を算出できる形式であればどのようなものであって
も良い。ここでは、パラメトリック関数による形状定義
や、分布関数による定義形状を用いている。
【0040】表示制御部1012は、3次元入力用マニ
ピュレータ10の入力座標算出部31から出力された入
力位置座標データに基づいて仮想空間内における仮想ポ
インタ1050の位置決めを行い,仮想物体1051と
仮想ポインタ1050とが接触したときに物体から受け
る仮想の反力の大きさと方向を算出する反力算出機能1
013を備えている。この反力算出機能1013により
算出された反力データは、前述したように、3次元入力
用マニピュレータ10の反力発生制御部33に出力され
る。
【0041】反力発生制御部33では、反力データから
操作入力手段2の各駆動モータ222,232,242
の出力トルクを算出すると共にこれに基づく駆動指令信
号を出力する。
【0042】ここで、前述した3次元入力用マニピュレ
ータ10の制御手段2及び演算処理装置1010におけ
る各演算処理の手法について説明する。
【0043】まず、入力座標算出部31における操作入
力手段2の各エンコーダ221,231,241の検出
角度信号に基づいて操作グリップ21の現在位置の入力
位置座標データを算出する方法について説明する。
【0044】操作入力手段2は、図3(A)に示す姿勢
を基準に考えると、図3(B)に示す基準座標系X0
0に対して各回転間接に対応する複数の座標系から構
成される。即ち、第1の回転間接26に対応する第1の
座標系X1−Z1,第2の回転間接27に対応する第2の
座標系X2−Z2,第3の回転間接28に対応する第3の
座標系X3−Z3を有している(各リンク部材は一平面内
の動きであるため、Y座標の記載を省略する)。なお、
各座標系は回転又は回動軸にZ軸を合わせている。ま
た、基準座標系は、便宜上第1の回転間接26の回転軸
と第2の回転間接27の回動軸との交点に原点を置いて
いる。
【0045】そして、第1の座標系のベクトル表現を基
準座標系のベクトル表現に変換する同次変換行列01
式(1)に示され、第2の座標系のベクトル表現を第1
の座標系のベクトル表現に変換する同次変換行列12
式(2)に示され、第3の座標系のベクトル表現を第2
の座標系のベクトル表現に変換する同次変換行列23
式(3)に示される。
【0046】
【数1】
【0047】ここで、S1=sinθ1,S2=sin
θ2,S3=sinθ3,C1=cosθ1,C2=cosθ
2,C3=cosθ3とし、θ1は図3(A)の姿勢からの
第1の回転間接26の回転角度(エンコーダ221によ
る検出角度),θ2は図3(A)の姿勢からのリンク部
材24の回動角度(エンコーダ231による検出角
度),θ3はリンク部材24に対するリンク部材25の
回動角度(エンコーダ241による検出角度)を示す。
また、laをリンク部材24の長さとし、lbをリンク部
材25の長さとする。
【0048】各同次変換行列から第3の座標系から基準
座標系に変換する同次変換行列は、式(4)のようにな
る。
【0049】
【数2】
【0050】操作グリップ21の基準座標系における現
在位置座標0rを式(5)とすると、第3の座標系にお
ける現在位置座標3rは式(6)のように表され、これ
らの関係は同次変換行列03により、式(7)のように
表される。
【0051】
【数3】
【0052】従って、基準座標系における現在位置座標
0rのX成分は式(8)に示され、Y成分は式(9)に
示され、Z成分は式(10)に示される。
【0053】
【数4】
【0054】ここで、操作入力手段2は、入力手段移動
付勢機構4により支持され且つ移動させられるため、こ
の入力手段移動付勢機構4によるオフセット位置of
(入力手段移動付勢機構4により操作入力手段2の位置
決めされる位置座標)を式(11)とすると、操作グリ
ップ21の現在位置座標Pのベクトル表示は、式(1
2)に示される通りである。
【0055】
【数5】
【0056】この現在位置座標が算出されると、これに
基づく入力位置座標データが作成されて演算処理装置1
010の表示制御部1012に出力される。
【0057】次に、演算処理装置1010による入力位
置座標データに基づく反力データの算出方法を説明す
る。演算処理装置1010の表示制御部1012では、
入力位置座標データに基づく操作グリップ21の現在位
置座標を仮想空間上の座標系に写像変換し、この変換さ
れた新たな現在位置座標を仮想ポインタ1050の先端
位置座標として当該仮想ポインタ1050を仮想空間内
に配置すると共にディスプレイ1001に表示する。
【0058】そして、表示制御部1012では、反力算
出機能1013により、仮想ポインタ1050の先端位
置座標に最も近い仮想物体1051の表面上の点(最近
点)を求める。これは、仮想ポインタ1050の先端位
置座標と仮想物体1051の形状データを形成する関数
の関係によって定まる。
【0059】さらに、この最近点を含む接平面を求め
る。接平面は、仮想物体表面上の2方向への接線ベクト
ルによって張られる平面と定義する。この接平面を接触
空間(触覚空間)に写像し、接触平面を定義する。接触
平面は次式(13)の平面方程式で表される。
【0060】 ax+by+cz+h=0 ……(13)
【0061】この式(13)を満たす点(x,y,z)
により形成される平面が接触平面となる。ここで、a,
b,c,hは係数であり、各値が定まることによって3
次元空間内の平面の傾きと原点からの距離が与えられ
る。この各係数は、接平面の法線ベクトルより求めてい
る。
【0062】接触空間は、接触平面を境にして空間を反
力が発生しない領域と、反力が発生する領域とに分割さ
れる。接触空間内のある1点がどちらの領域に属するか
は、上記平面方程式の左辺の(x,y,z)にこの接触
空間座標に写像変換された仮想ポインタ1050の先端
位置座標の値を代入し、その際の解の正負により判定さ
れる。即ち、解が正の値の場合は、接触平面に対しその
法線ベクトルの方向に当該座標が位置しており、解が負
の場合は接触平面に対しその法線ベクトルの反対方向に
位置していることが判明する。
【0063】当該座標が法線ベクトルの方向にある場合
には、仮想ポインタ1050と仮想物体1051は干渉
を発生していないと判定される。この場合、干渉による
反力Fvはゼロである。また、当該座標が法線ベクトル
の反対方向に位置している場合には、干渉を発生してい
ると判定され、仮想ポインタ1050と仮想物体105
1の干渉による反力Fvの算出を行う。
【0064】反力Fvの大きさの定義方法を説明する。
仮想ポインタ1050の先端位置座標の変換座標Pを式
(14)に示す。そして、このときの接触平面との干渉
量drを次式(15)に示す。
【0065】
【数6】
【0066】これは、接触平面から当該変換座標までの
垂直方向の距離を示す。この干渉量drに基づいて、接
触平面上の法線ベクトル方向の反力Fvの大きさを次式
(16)で定義する。
【0067】 Fv=Kdr+Bq ……(16)
【0068】ここで、Kは弾性係数,Bは減衰係数,q
は手先位置の時間微分である。減衰係数Bを用いること
によって、仮想物体1051に仮想ポインタ1050が
当たった瞬間の反力による感覚を良好にすることができ
る。即ち、仮想物体1051の表面の感じを良好に反力
として反映することができる。また、この反力Fvを式
(17)に示す各成分ごとのベクトル表示とし、これか
ら求められる手先位置における各軸方向の回転モーメン
トNを式(18)に示す。この各軸方向の回転モーメン
トNは、手先位置座標のベクトルと反力Fvのベクトル
の外積により求められる。
【0069】
【数7】
【0070】これら反力Fv及び回転のモーメントNと
は、反力データとして3次元入力用マニピュレータ10
に出力される。
【0071】次に、反力発生制御部33における反力デ
ータに基づく操作入力手段2の各駆動モータ222,2
32,242の駆動指令信号を算出する方法を説明す
る。
【0072】反力データFは、前述の反力Fv及び回転
のモーメントNを同時に併記したものであり、式(1
9)に示される。この式(19)におけるNx,Ny,N
zは、式(18)により算出された各軸回りのモーメン
トである。この反力データFをヤコビ行列Jの転値行列
により変換することにより、各駆動モータ222,23
2,242の出力値Hが算出される(式(20))。
【0073】
【数8】
【0074】ここで、ヤコビ行列Jの算出方法を記す。
前述した反力データFは、反力Fv及びモーメントNの
6成分からなり、この6成分から操作入力手段2の三つ
の回転間接の出力H,即ち各トルクτ1,τ2,τ3を算
出するため、3行6列の行列となる(間接がn個あれば
n行6列となる)。このヤコビ行列Jを式(21)に示
す。
【0075】
【数9】
【0076】ここで、式(21)に示すTixTiy
Tizは、Tiの各x,y,z成分であり、符号iは、
各間接ごとに付された番号を示す(Tδiについても同
様)。これら各TiTδiは、各間接ごとに生じる微小
変化を示している。これらは、各間接ごとの各駆動モー
タにおける座標系の変換行列i-13から求めることがで
きる。
【0077】即ち、変換行列i-13は、式(22)に示
される。この変換行列i-13の中の(nx,ny
z),(ox,oy,oz),(ex,ey,ez)は、基
準座標系の所定の座標系における3軸方向成分であり、
(px,py,pz)は基準座標系の所定の座標系におけ
る原点の位置座標を示す。
【0078】
【数10】
【0079】前述のTiTδiは、それぞれiの対応す
る変換行列の各成分から以下のように求めることができ
る。なお、式(23),(24)は間接が回転間接の場
合であり、式(25),(26)は間接が直動間接の場
合を示している(第1の実施形態では、間接は全て回転
間接であるが、後述する各実施形態では直動間接を使用
した例がある)。また、式(23)〜(26)のu,
v,wは、基準座標系の単位ベクトルを示す。
【0080】
【数11】
【0081】以上のようにしてヤコビ行列Jが求められ
ると、前述した式(20)に代入することにより各駆動
モータの駆動トルクτ1,τ2,τ3が算出され(式(2
7))、反力発生制御部33では、これら各駆動トルク
に応じた駆動指令信号を各駆動モータに出力する。
【0082】
【数12】
【0083】次に、入力手段移動付勢機構4の駆動によ
る操作入力手段2の目標位置の算出方法を説明する。動
作制御手段32では、操作グリップ21が入力範囲外と
なったときの入力座標算出部31で算出された操作グリ
ップ21の現在位置座標Pに基づいて、当該座標の各成
分から一定値を減じたものを目標点qdとする。かかる
目標点qd=(qx,qy,qz)とすると、次式(28)
により入力手段移動付勢機構4の各駆動モータのトルク
iが算出される。
【0084】
【数13】
【0085】上式において、jは各成分,Kpiはフィー
ドバックゲイン,Kvは速度フィードバックゲインであ
る。
【0086】以上の各手法に基づいて、制御手段3及び
演算処理装置1010では、動作制御が行われる。
【0087】次に、上記構成からなる3次元入力システ
ム1000の動作について図1及び図4乃至図6に基づ
いて説明する。図4は、3次元入力システム1000の
動作の流れを示す流れ図である。
【0088】オペレータによる操作入力開始前において
は、3次元入力用マニピュレータ10は、操作入力手段
2及び入力手段移動付勢機構4が図5(A)に示すよう
に、予めそれぞれ設定された基本姿勢が採られる。この
基本姿勢については図示の如く限定するものではない
が、操作グリップ21及び操作入力手段2がそれぞれ周
囲の全ての方向に移動させることが可能な姿勢を基本姿
勢とすることが望ましい。
【0089】各基本姿勢により、操作グリップ21が予
め決められた基準座標系における初期位置に配置されて
いる。また、このとき、3次元入力用マニピュレータ1
0の入力座標算出部31では、特定範囲制御機能34に
より、操作グリップ21の初期位置の座標を中心とする
入力範囲Aを設定する。
【0090】そして、この状態からオペレータは、操作
グリップ21を手にして移動操作を開始する。この操作
グリップ21の移動操作により、操作入力手段2の各エ
ンコーダ221,231,241から検出角度信号が出
力され、入力座標算出部31では、これらに基づいて入
力位置座標データを算出する(ステップS1)。
【0091】そして、特定範囲制御機能34により、算
出された入力位置座標データに基づいて操作グリップ2
1が入力範囲内にあるかを判定する(ステップS2)。
入力範囲内であれば、入力位置座標データが演算処理装
置1010の表示制御部1012に出力される(ステッ
プS4)。
【0092】また、操作グリップ21が入力範囲外と判
定されると、特定範囲制御機能34によって、入力手段
移動付勢機構4及び操作入力手段2の各駆動モータ22
2,232,242が駆動される。このときの動作を図
5及び図6に示す。
【0093】図5の(A)は、前述したように操作グリ
ップ21の操作前の状態を示している。かかる状態で
は、操作入力手段2及び入力手段移動付勢機構4の双方
とも基本姿勢が採られており、この基本姿勢において操
作グリップ21の垂直下方に一定の間隔で入力手段移動
付勢機構のリンク部材45の先端部が来るようになって
いる。
【0094】かかる状態からオペレータの操作により操
作グリップ21が入力範囲Aの外に移動してしまうと
(図5(B))、そのときの操作グリップ21の現在位
置座標に基づいて入力手段移動付勢機構4の各駆動モー
タ422,424,432,442が駆動し、操作入力
手段2を移動させる。
【0095】即ち、入力手段移動付勢機構4では、操作
グリップ21の現在位置を保持し且つ操作入力手段2が
基本姿勢に戻るように、当該操作グリップ21の垂直下
方における一定の距離となる位置をリンク部材45の先
端部の移動目標位置として各駆動モータ422,42
4,432,442の駆動制御が行われる(図6参
照)。また、このとき、同時に、操作入力手段2の駆動
モータ222,232,242について、操作入力手段
2が基本姿勢を採るべく駆動制御が行われる。
【0096】これにより、図5(C)に示すように、操
作入力手段2は、操作グリップ21の現在位置を変える
ことなく再び基本姿勢を採り、この操作グリップ21の
現在位置を中心とする入力範囲が特定範囲制御機能34
により新たに設定される(ステップS3)。そしてその
後、操作グリップ21の現在位置における入力位置座標
データが演算処理装置1010の表示制御部1012に
出力される(ステップS4)。
【0097】表示制御部1012では、ディスプレイ1
001に表示された仮想空間上の入力位置座標データに
対応する位置に仮想ポインタ1050を配置する(ステ
ップS5)。そして、反力算出機能1013により、仮
想物体1051と仮想ポインタ1050の相対位置から
これらが干渉しているかを判定する(ステップS6)。
【0098】上記判定において、干渉がないと判断され
た場合には、再び継続される操作グリップ21の移動動
作について、入力位置座標の検出が行われ、同様の動作
が繰り返される。
【0099】一方、上記判定において、干渉すると判断
された場合には、反力計算が行われる。そして、算出さ
れた反力データが3次元入力用マニピュレータ10の反
力発生制御部33に出力される(ステップS7)。
【0100】反力発生制御部33では、反力データに基
づいて操作入力手段2の各駆動モータ222,232,
242の駆動トルクを算出し且つ当該各駆動トルクに基
づく出力が生じるように各駆動モータ222,232,
242の駆動制御を行う(ステップS8)。これによ
り、オペレータは、ディスプレイ1001を見ながら、
これに表示される仮想ポインタ1050と仮想物体10
51とが接触する場合に、仮想物体からの反力を受ける
感触を仮想的に体感することとなる。
【0101】そして、再び継続される操作グリップ21
の移動動作について、入力位置座標の検出が行われ、同
様の動作が繰り返される。
【0102】この第1の実施形態では、入力手段移動付
勢機構4により操作グリップ21の位置に応じて操作入
力手段2を移動させる構成のため、その操作範囲が大き
くなっても、操作入力手段2自体を操作方向に追従させ
ることができ、これがため、操作時に生じる装置全体の
慣性力を有効に低減させることが可能である。
【0103】そして、慣性力の低減により、操作グリッ
プ21の操作性を向上させることが可能となり、また、
例えば、操作における微細な目標位置にも精度良く位置
決めを行うことが可能となり、同時に、操作による腕の
負担を軽減することが可能となり、オペレータによる長
時間の入力作業にも有効に対応するという効果をも有し
ている。
【0104】また、特定範囲制御機能34により、予め
設定された操作グリップ21の入力範囲を越える場合に
入力手段移動付勢機構4により操作入力手段2を移動さ
せる構成のため、操作グリップ21の操作範囲が大きい
場合にのみ入力手段移動付勢機構4が駆動し、常時入力
手段移動付勢機構4を駆動させる必要がない。このた
め、入力手段移動付勢機構4の駆動動作を簡略化し、3
次元入力用マニピュレータ10全体の電力化が図れると
共に、操作入力手段2の目標位置の算出等の演算処理を
簡略化を図ることが可能となる。
【0105】さらに、操作入力手段2の各駆動モータ2
22,232,242により反力データに基づく反力を
オペレータに体感させる構成のため、操作時に生じる3
次元入力用マニピュレータ10全体の慣性力を有効に低
減させる効果と相まって、かかる反力データに基づく反
力を慣性力に干渉されることなく、正確にオペレータに
伝達させることが可能となる。
【0106】従って、3次元入力用マニピュレータ10
を3次元入力システム1000に装備し、疑似的な反力
フィードバックを受ける作業環境下での使用において、
オペレータはより正確な反力を受けることができ、即
ち、これにより、よりリアルな疑似感覚を体感すること
ができる。また同様に、より精度が高く且つ操作性の良
い入力作業を行うことが可能となる。
【0107】なお、上記第1の実施形態では、3次元入
力用マニピュレータ10の制御手段3を、上位装置であ
る演算処理装置1010が兼ねる構成としても良い。ま
た、或いは、3次元入力用マニピュレータ10にの制御
手段2が、演算処理装置210の機能を表示制御部21
1が全て行う構成としても良い。以下に述べる他の実施
形態についても同様である。
【0108】(第2の実施形態)本発明の第2の実施形
態を図7及び図8に基づいて説明する。この第2の実施
形態は、3次元上の座標入力を行う3次元入力用マニピ
ュレータ10Aを、前述した第1の実施形態と同様の構
成を有する3次元入力システム1000Aに装備した場
合を示している。なお、前述の第1の実施形態と同一の
構成については、同一の符号を付して重複する説明は省
略するものとする。
【0109】図7に示す3次元入力用マニピュレータ1
0Aは、3自由度方向に移動が自在である操作グリップ
21Aを有する3基の操作入力手段2Aと、各操作入力
手段2Aを所定の動作指令信号に基づいて同時に複数自
由度方向に移動させる入力手段移動付勢機構4と、この
入力手段移動付勢機構4に装備され,当該入力手段移動
付勢機構4による操作入力手段2Aの移動変位量を検出
する入力手段変位量検出手段と、各部の動作制御を行う
制御手段3(図7では図示略)とを備えている。
【0110】即ち、かかる3次元入力用マニピュレータ
10Aは、オペレータの親指,人差し指及び中指に個別
に対応し且つ個別に入力し得る3基の操作入力手段2A
を有する点を除き、3次元入力用マニピュレータ10と
同一の構成となっている。
【0111】以下、操作入力手段2Aについて詳述す
る。この操作入力手段2Aは、入力手段移動付勢機構4
に水平状態で支持された板状の基台22Aと、この基台
22Aに対して垂直方向を軸として回転自在である第1
の回転間接26A及び水平方向を軸として回動自在であ
る第2の回転間接27Aを介してその一端部を連結され
たリンク部材24Aと、このリンク部材24Aの他端部
に,水平方向を軸として回動自在である第3の回転間接
28Aを介して一端部を連結されると共にその他端部に
操作グリップ21Aが装備されたリンク部材25とを有
している。各回転間接には、それぞれグリップ変位量検
出手段としてのエンコーダと隣接するリンク部材に回転
を付勢する駆動力発生手段としての駆動モータとが装備
されている(図示略)。
【0112】また、操作グリップ21Aは、図8に示す
ように、指の先端部が挿入されるキャップ部材211
と、いわゆるジンバル機構を形成する角度90度の略円
弧上に形成された二つのアーム部材212,213とか
ら構成されている。そして、アーム部材212は、一端
部が垂直方向を軸としてキャップ部材211に回動自在
に係合し,他端部が水平方向を軸としてアーム部材21
3の一端部と回動自在に係合している。一方、アーム部
材213は、アーム部材212との係合端部と反対側の
端部が、アーム部材212との回動軸に直交し且つ垂直
な方向を軸として回動自在にリンク部材25Aの先端部
に連結されている。
【0113】かかる構成により、キャップ部材211
は、リンク部材25Aに対していずれも直交する3方向
を軸として回動自在となり、リンク部材25Aの傾斜角
度に拘らずオペレータの指先を任意の方向に向けた状態
で保持することが可能となっている。ここで、キャップ
部材211については、特にこの構造に限定するもので
はなく指先を保持し得る構造を有していれば良く、例え
ば、指先を挿入するリング状のものでも良い。
【0114】上記の3基の操作入力手段2Aは、一つの
基台22Aを共有し、同時にこの基台22A上に装備さ
れている。そして、これらの構成により、各操作入力手
段2A毎に、オペレータは、操作グリップ21Aを介し
て、各指毎にリンク部材24A,25Aの合計長さを半
径とし,第2の回転間接27Aを中心とする半球体の内
部空間におけるほぼ全域に当該操作グリップ21Aを3
自由度移動方向について移動させることが可能である。
【0115】上記の3次元入力用マニピュレータ10A
においては、操作入力手段2Aが3基装備されているた
め、制御手段3の入力座標算出部31では各操作入力手
段2Aごとに入力位置座標データが算出される。そし
て、かかる各入力位置座標データに基づいて演算処理装
置1010の表示制御部1012では、三つの仮想ポイ
ンタをディスプレイ1001に表示する(例えば、人間
の手を形取った仮想ポインタの3本の指がそれぞれ動く
ように表示しても良い)。
【0116】また、表示制御部1012では、反力算出
機能1013によりそれぞれ個別に反力データを算出
し、これに基づいて反力発生制御部33では各操作入力
手段2Aごとに駆動モータを駆動させて、それぞれに反
力を発生させる。
【0117】一方、動作制御部32では、入力位置座標
データが出力されると、特定範囲制御機能34により、
3基の操作入力手段2Aの内の予め定められたいずれか
1基について操作グリップ21Aが予め設定された入力
範囲を越えた場合に、当該この入力位置座標データに基
づいて入力手段移動付勢機構4が駆動するようになって
いる。
【0118】以上のように、この第2の実施形態では、
前述した第1の実施形態と同様の効果を有すると共に同
時に3つのポイントについて座標入力を行うことが可能
となっている。
【0119】(第3の実施形態)本発明の第3の実施形
態を図9及び図10に基づいて説明する。この第3の実
施形態は、3次元上の座標入力を行う3次元入力用マニ
ピュレータ10Bを、前述した第1の実施形態と同様の
構成を有する3次元入力システム1000Bに装備した
場合を示している。なお、前述の第1又は第2の実施形
態と同一の構成については、同一の符号を付して重複す
る説明は省略するものとする。
【0120】図9に示す3次元入力用マニピュレータ1
0Bは、3自由度方向に移動が自在である操作グリップ
21Aを有する3基の操作入力手段2Aと、これら操作
入力手段2Aを所定の動作指令信号に基づいて複数自由
度方向に移動させる入力手段移動付勢機構4Bと、この
入力手段移動付勢機構4Bに装備され,当該入力手段移
動付勢機構4Bによる操作入力手段2Aの移動変位量を
検出する入力手段変位量検出手段と、各部の動作制御を
行う制御手段3B(図9では図示略)とを備えている。
【0121】即ち、かかる3次元入力用マニピュレータ
10Bは、入力手段移動付勢機構4Bに新たに直動間接
を装備した点を除き、3次元入力用マニピュレータ10
Aと同一の構成となっている。
【0122】以下、入力手段移動付勢機構4Bについて
詳述する。この入力手段移動付勢機構4Bは、水平面上
に置かれ,全体を支持する板状の基台42と、この基台
42に対して垂直方向を軸として回転自在である第4の
回転間接46及び水平方向を軸として回動自在である第
5の回転間接47を介して装備されたリンク部材43
と、このリンク部材43の上端部に,水平方向を軸とし
て回動自在である第6の回転間接48を介してその一端
部を連結されたリンク部材44と、このリンク部材44
の他端部に当該リンク部材44に沿ってその一端部が摺
動自在に係合する直動リンク部材44Bと、この直動リ
ンク部材44Bの他端部に,水平方向を軸として回動自
在である第7の回転間接49(図示略)を介してその一
端部を連結されると共にその他端部で操作入力手段2の
基台22を支持するリンク部材45(図示略)とを有し
ている。
【0123】そして、リンク部材44と直動リンク部材
44Bとの間には、直動間接が設けられている。この直
動間接は、直動リンク部材44B内部に,当該直動リン
ク部材44Bの長手方向に沿って設けられたリンク部材
44挿入用の係合穴と、この係合穴に挿入されたリンク
部材44に対して直動リンク部材44Bに往復移動を付
勢する図示しないリニアアクチュエータと、往復移動方
向の変位を検出する入力手段変位量検出手段としての図
示しない直線型ポテンショメータとから主に構成されて
いる。
【0124】なお、往復移動を付勢する手段としては、
リニアアクチュエータに限らず例えば駆動モータとピニ
オン−ラック機構等から構成しても良い。かかる場合、
入力手段変位量検出手段としてはエンコーダ等が使用さ
れる。
【0125】かかる構成において、この入力手段移動付
勢機構4Bは、リンク部材44と直動リンク部材44B
と間の最大伸張長さとリンク部材43との合計長さを半
径とし,第5の回転間接47を中心とする半球体の内部
空間におけるほぼ全域に操作入力手段2Aを3自由度移
動方向について移動させることが可能である。
【0126】この入力手段移動付勢機構4Bでは、通常
時には、リンク部材44が直動リンク部材44Bの係合
穴にほぼ完全に挿入された状態(最小伸張長さ状態)で
使用され、かかる状態において、操作入力手段2Aの操
作グリップ21Aに対するオペレータによる操作範囲が
広くなるにつれて直動間接のリニアアクチュエータが駆
動され、直動リンク部材44Bがリンク部材44に沿っ
て往動して伸張する動作制御が行われる。
【0127】ここで、上記の3次元入力用マニピュレー
タ10Bの制御系を図10に示す。制御手段3Bは、図
10に示すように、操作入力手段2の各エンコーダ,入
力手段移動付勢機構4の各エンコーダ及び直動型ポテン
ショメータの検出する検出角度信号及び検出直動変位信
号(移動変位量)に基づいて各操作グリップ21Aごと
の入力位置座標データを算出して演算処理装置1010
に出力する入力座標算出部31と、この入力位置座標デ
ータに基づく動作指令信号を入力手段移動付勢機構4B
の各駆動モータ及びリニアアクチュエータに出力する動
作制御部32と、演算処理装置1010から出力された
入力位置座標データに対応する反力データを受けて,こ
の反力データに基づく駆動指令信号を操作入力手段2の
各駆動モータに出力する反力発生制御部33とを備えて
いる。
【0128】また、動作制御部32Bは、入力位置座標
データに基づいて,予め定められたいずれか一つの操作
入力手段2Aの操作グリップ21Aが,予め定められた
入力手段移動付勢機構4Bによる操作入力手段2Aの可
動範囲を越えると判断した場合に、操作グリップ21A
の現在位置を保持しつつ直動リンク部材44Bの伸張動
作を付勢する動作指令信号を直動間接のリニアアクチュ
エータに出力する伸縮動作制御機能35Bを有してい
る。
【0129】即ち、この伸縮動作制御機能35Bによっ
て、例えば、入力手段移動付勢機構4Bの第5の回転間
接47を原点とする一定範囲(ここでは、操作入力手段
2Aのリンク部材24A,25Aと入力手段移動付勢機
構4Bのリンク部材43及びリンク部材44の全ての合
計より幾分短い長さを半径とする半球領域とする)の外
部にオペレータの操作により操作グリップ21Aが移動
された場合に、動作指令信号がリニアアクチュエータに
出力され、これにより当該リニアアクチュエータが直動
リンク部材44Bに往動(伸張動作)を付勢するように
なっている。
【0130】上述のように、この第3の実施形態では、
第2の実施形態と同様の効果を有する共に、必要に応じ
て、入力手段移動付勢機構4Bによる操作入力手段2A
の移動範囲が拡大され、同時に、操作グリップ21Aの
全体的な移動範囲を拡大することが可能となっている。
【0131】(第4の実施形態)本発明の第4の実施形
態を図11に基づいて説明する。この第4の実施形態
は、3次元上の座標入力を行う3次元入力用マニピュレ
ータ10Cを、前述した第1の実施形態と同様の構成を
有する3次元入力システム1000Cに装備した場合を
示している。なお、前述の第1又は第2の実施形態と同
一の構成については、同一の符号を付して重複する説明
は省略するものとする。
【0132】図11に示す3次元入力用マニピュレータ
10Cは、3自由度方向に移動が自在である操作グリッ
プ21Aを有する3基の操作入力手段2Aと、これら操
作入力手段2Aを所定の動作指令信号に基づいて複数自
由度方向に移動させる入力手段移動付勢機構4Cと、こ
の入力手段移動付勢機構4Cに装備され,当該入力手段
移動付勢機構4Cによる操作入力手段2Aの移動変位量
を検出する入力手段変位量検出手段と、各部の動作制御
を行う制御手段3(図11では図示略)とを備えてい
る。
【0133】即ち、かかる3次元入力用マニピュレータ
10Cは、入力手段移動付勢機構4Cが回転間接ではな
く全て直動間接により各リンク部材を連結している点を
除き、3次元入力用マニピュレータ10Aと同一の構成
となっている。
【0134】以下、入力手段移動付勢機構4Cについて
詳述する。この入力手段移動付勢機構4Cは、水平面上
に置かれ,全体を支持する板状の基台42と、この基台
42に対して直動間接を介して当該基台42上を一定方
向に往動自在であるリンク部材43Cと、このリンク部
材43Cに直動間接を介して連結され,水平面上におい
て上記一定方向と垂直方向に往動自在であるリンク部材
44Cと、このリンク部材44Cに直動間接を介して連
結され,垂直方向に往動自在であると共にその上端部で
操作入力手段2の基台22を支持するリンク部材45C
とを有している。
【0135】さらに詳述すると、リンク部材43Cと基
台42との間の直動間接は、基台42の上面に装備さ
れ,リンク部材43Cを一定方向に案内する二本のガイ
ドレール46Cと、このガイドレール46Cに沿った移
動を付勢する付勢機構(図示略:例えば、駆動モータと
ピニオン−ラック機構,又はリニアアクチュエータ等の
構成)と、ガイドレール方向の移動変位を検出する入力
手段変位量検出手段(図示略:例えば、直動型ポテンシ
ョメータ)とから主に構成されている。
【0136】同様にして、リンク部材43Cとリンク部
材44Cとの間の直動間接は、リンク部材43Cの上面
に凸状に形成され,リンク部材44Cを水平面上におけ
る上記一定方向に直交する方向に案内するガイドレール
部43cと、このガイドレール部43cに沿った移動を
付勢する付勢機構と、ガイドレール部43c方向の移動
変位を検出する入力手段変位量検出手段とから主に構成
されている。
【0137】また、リンク部材44Cとリンク部材45
Cとの間の直動間接は、リンク部材44C内部に,当該
リンク部材44Cの長手方向に沿って設けられたリンク
部材45C挿入用の係合穴と、この係合穴に挿入された
リンク部材45Cに対して垂直方向の往復移動を付勢す
る付勢機構と、垂直方向のリンク部材45Cの移動変位
を検出する入力手段変位量検出手段とから主に構成され
ている。
【0138】かかる構成により、この入力手段移動付勢
機構4Cは、操作入力手段2Aを各リンク部材43C,
44C,45Cの可動距離を各辺とする直方体の領域内
で3自由度方向について自在に移動させることが可能で
ある。
【0139】この第4の実施形態は、第1の実施形態と
ほぼ同様の動作が行われ、又同様の効果を有している。
そして、第1の実施形態の効果に加えて、入力手段移動
付勢機構4が直動間接を有する構成のため、駆動の際の
入力位置座標データの算出及び各付勢機構の動作指令信
号の算出工程を簡易化することが可能である。
【0140】(第5の実施形態)本発明の第5の実施形
態を図12に基づいて説明する。この第5の実施形態
は、3次元上の座標入力を行う3次元入力用マニピュレ
ータ10Dを、前述した第1の実施形態と同様の構成を
有する3次元入力システム1000Dに装備した場合を
示している。なお、前述した各実施形態と同一の構成に
ついては、同一の符号を付して重複する説明は省略する
ものとする。
【0141】図12に示す3次元入力用マニピュレータ
10Dは、複数自由度方向に移動が自在である操作グリ
ップ21Dを有する操作入力手段2Dと、この操作入力
手段2Dを所定の動作指令信号に基づいて複数自由度方
向に移動させる入力手段移動付勢機構4Cと、この入力
手段移動付勢機構4Cに装備され,当該入力手段移動付
勢機構4Cによる操作入力手段2Dの移動変位量を検出
する入力手段変位量検出手段と、各部の動作制御を行う
制御手段3(図12では図示略)とを備えている。
【0142】以下、操作入力手段2Dについて詳述す
る。この操作入力手段2Dは、入力手段移動付勢機構4
Cに水平状態(幾分傾斜させても良い)で支持された板
状の基台22Dを有し、この基台22Dの上面の二箇所
にそれぞれ垂直方向を軸として回転自在である第1の回
転間接261D,262D及び水平方向を軸として回動
自在である第2の回転間接271D,272Dを介して
その一端部を連結されたリンク部材243D,244D
が装備されている。
【0143】そして、各リンク部材243D,244D
の他端部には、水平方向を軸として回動自在である第3
の回転間接281D,282Dを介して,リンク部材2
53D,254Dの一端部が連結されている。
【0144】さらに、これらリンク部材253D,25
4Dの各他端部(自由端)は、一本の棒状の操作グリッ
プ21Dにより連結されている。即ち、リンク部材25
3D,254Dの各自由端は、それぞれユニバーサルジ
ョイント211D,212Dを介して操作グリップ21
Dの一端部と他端部に連結されている。
【0145】なお、各回転間接には、それぞれグリップ
変位量検出手段としてのエンコーダと隣接するリンク部
材に回転を付勢する駆動力発生手段としての駆動モータ
とが装備されている(図示略)。
【0146】かかる構成により、操作グリップ21D
は、両端部をそれぞれ3自由度の連結リンク構成に支持
された状態となる。この操作グリップ21Dの操作入力
範囲を図13及び図14に基づいて説明する。これら図
中の符号U,Vはそれぞれリンク部材253D,254
Dの自由端の可動領域を示している。即ち、可動領域U
は、第2の回転間接271Dを中心とするリンク部材2
43D,253Dの合計長さを半径とする半球体であ
り、可動領域Vは、第2の回転間接272Dを中心とす
るリンク部材244D,254Dの合計長さを半径とす
る半球体である。
【0147】操作グリップ21Dの一方の端部に装備さ
れるユニバーサルジョイント211Dは、可動領域Uの
表面部乃至内部の一部(操作グリップ21Dが充分な長
さを有していれば全体)について移動可能であり、これ
らの内の任意の一点に位置決めすると、他方のユニバー
サルジョイント212Dは、ユニバーサルジョイント2
11Dを中心として操作グリップ21Dの長さを半径と
する球面を,可動領域Vの表面との接触部分でカットし
た球殻面Wの範囲で位置決めすることが可能となる。
【0148】このため、この操作グリップ21Dは、一
端部が3自由度で支持されると共に他端部が球殻面Wの
範囲で移動が自在となるため、実質上5自由度方向の入
力が自在となっている。
【0149】この3次元入力システム1000Dでは、
3次元入力用マニピュレータ10Dにより、操作グリッ
プ21Dの一端部と他端部の各入力位置座標データを当
該各端部側の各回転間接内のエンコーダの検出角度信号
により算出し、かかる一方の入力位置座標データに基づ
いて仮想空間内における仮想ポインタ1050の先端位
置の位置決めを行い、他方の入力位置座標データ(及び
一方の入力位置座標データとの方向ベクトル)に基づい
て仮想ポインタ1050の向きを決め、ディスプレイ1
001に表示する。反力データは、仮想ポインタ105
0の先端位置及び向きにより算出することが可能であ
る。
【0150】この第5の実施形態では、第1の実施形態
と同様効果を有すると共に、操作入力手段2Dを備える
ことにより、より多くの自由度の入力が可能となってい
る。このため、3次元入力システム1000Dでは、仮
想ポインタ1050に方向性を持たせることができ、こ
れにより、仮想の反力をより正確に再現することが可能
となり、操作グリップ21Dを操作するオペレータは、
より現実に近い反力を体感することが可能となる。
【0151】また、3次元入力用マニピュレータは、図
15の如く操作入力手段2Dと入力手段移動付勢機構4
とを有する構成としても良い。かかる構成により上記3
次元入力用マニピュレータ10Dと同様の効果を発揮す
ることが可能である。同様にして、3次元入力用マニピ
ュレータを図16の如く操作入力手段2Dと入力手段移
動付勢機構4Bとを有する構成としても良い。かかる構
成により、上記3次元入力用マニピュレータ10Dと同
様の効果を有すると共に入力手段移動付勢機構4Bによ
る移動範囲拡大効果を発揮することが可能である。
【0152】(第6の実施形態)本発明の第6の実施形
態を図17に基づいて説明する。この第6の実施形態
は、3次元上の座標入力を行う3次元入力用マニピュレ
ータ10Eを、前述した第1の実施形態と同様の構成を
有する3次元入力システム1000Eに装備した場合を
示している。なお、前述した各実施形態と同一の構成に
ついては、同一の符号を付して重複する説明は省略する
ものとする。
【0153】図17に示す3次元入力用マニピュレータ
10Eは、3自由度方向に移動が自在である操作グリッ
プ21Eを有する操作入力手段2Eと、これら操作入力
手段2Eを所定の動作指令信号に基づいて複数自由度方
向に移動させる入力手段移動付勢機構4と、この入力手
段移動付勢機構4に装備され,当該入力手段移動付勢機
構4による操作入力手段2Eの移動変位量を検出する入
力手段変位量検出手段と、各部の動作制御を行う制御手
段3(図17では図示略)とを備えている。
【0154】以下、操作入力手段2Eについて詳述す
る。この操作入力手段2Eは、入力手段移動付勢機構4
に水平状態で支持された板状の基台22と、この基台2
2に対して垂直方向を軸として回転自在である第1の回
転間接26を介してその一端部を連結されたリンク部材
23と、このリンク部材23の他端部に,水平方向を軸
として回動自在である第2の回転間接27を介してその
一端部を連結されたリンク部材24と、このリンク部材
24の他端部に直動間接28Eを介して連結された操作
グリップ21Eとを有している。
【0155】各回転間接には、それぞれグリップ変位量
検出手段としてのエンコーダと隣接するリンク部材に回
転を付勢する駆動力発生手段としての駆動モータとが装
備されている(図示略)。又、操作グリップ21Eは、
オペレータが握り易いように細い棒状に形成されてい
る。
【0156】そして、リンク部材24と操作グリップ2
1Eとの間に設けられた直動間接28Eは、操作グリッ
プ21Eを固定装備すると共にリンク部材24を挿通さ
せる貫通した係合穴が形成されており、この係合穴に挿
通されたリンク部材24に沿って当該直動間接28Eに
往復移動を付勢する図示しない駆動手段(リニアアクチ
ュエータ,駆動モータ及びピニオン−ラック機構等)
と、往復移動方向の変位を検出する図示しない入力手段
変位量検出手段(直線型ポテンショメータ,エンコーダ
等)とから主に構成されている。
【0157】かかる構成において、この操作入力手段2
Eは、リンク部材24の長さを半径とし,第2の回転間
接27を中心とする球体の内部空間におけるほぼ全域に
操作グリップ21Eを3自由度移動方向について移動さ
せることが可能である。
【0158】上記の操作入力手段を3次元入力用マニピ
ュレータ10Eに装備することにより、この第6の実施
形態では、第1の実施形態と同様の効果を発揮すること
が可能となっている。
【0159】また、3次元入力用マニピュレータは、図
18の如く操作入力手段2Eと入力手段移動付勢機構4
Bとを有する構成としても良い。かかる構成により上記
3次元入力用マニピュレータ10Eと同様の効果を有す
ると共に入力手段移動付勢機構4Bによる移動範囲拡大
効果を発揮することが可能である。同様にして、3次元
入力用マニピュレータを図19の如く操作入力手段2と
入力手段移動付勢機構4Cとを有する構成としても良
い。かかる構成により、上記3次元入力用マニピュレー
タ10Eと同様の効果を発揮することが可能である。
【0160】(第7の実施形態)本発明の第7の実施形
態を図20に基づいて説明する。この第7の実施形態
は、3次元上の座標入力を行う3次元入力用マニピュレ
ータ10Fを、前述した第1の実施形態と同様の構成を
有する3次元入力システム1000Fに装備した場合を
示している。なお、前述した各実施形態と同一の構成に
ついては、同一の符号を付して重複する説明は省略する
ものとする。
【0161】図20に示す3次元入力用マニピュレータ
10Fは、3自由度方向に移動が自在である操作グリッ
プ21Fを有する2基の操作入力手段2Fと、各操作入
力手段2Fを所定の動作指令信号に基づいて同時に複数
自由度方向に移動させる入力手段移動付勢機構4Cと、
この入力手段移動付勢機構4Cに装備され,当該入力手
段移動付勢機構4Cによる操作入力手段2Fの移動変位
量を検出する入力手段変位量検出手段と、各部の動作制
御を行う制御手段3(図20では図示略)とを備えてい
る。
【0162】以下、操作入力手段2Fについて詳述す
る。この操作入力手段2Fは、入力手段移動付勢機構4
Cに水平状態で支持された板状の基台22Fと、この基
台22F上に架設され,水平方向の摺動部分を有するコ
字状のガイドレール23Fと、このガイドレール23F
の摺動部分に沿って直動自在の直動間接27Fを介して
連結され,水平面内において当該ガイドレール23Fの
摺動部分と直交する方向に沿って配設されたリンク部材
24Fと、このリンク部材24Fにおける直動間接27
Fとの係合端部と反対側の端部に装備された直動間接2
8Fと、この直動間接28Fにより垂直方向に沿って移
動自在なリンク部材25Fと、このリンク部材25Fの
一端部に装備された操作グリップ21Fとから主に構成
される。
【0163】また、直動間接27は、リンク部材24F
をその配設方向に沿って往動自在に支持すると共にその
往動を付勢する構成となっている。
【0164】そして、各直動間接27Fは、ガイドレー
ル23Fの摺動部及びリンク部材24Fを挿通させる貫
通穴がそれぞれ形成されており、一方の貫通穴に挿通さ
れたガイドレール23Fの摺動部に沿って当該直動間接
27Fに往復移動を付勢する図示しない駆動手段(リニ
アアクチュエータ,駆動モータ及びピニオン−ラック機
構等)と、往復移動方向の変位を検出する図示しない入
力手段変位量検出手段(直線型ポテンショメータ,エン
コーダ等)と、他方の貫通穴に挿通されたリンク部材2
4Fをその配設方向に沿って往復移動を付勢する図示し
ない駆動手段と、往復移動方向の変位を検出する図示し
ない入力手段変位量検出手段とから主に構成されてい
る。
【0165】一方、直動間接28Fは、リンク部材25
Fを挿通させる貫通穴が形成されており、この貫通穴に
挿通されたリンク部材25Fに沿って当該リンク部材2
5Fの往復移動を付勢する図示しない駆動手段(リニア
アクチュエータ,駆動モータ及びピニオン−ラック機構
等)と、往復移動方向の変位を検出する図示しない入力
手段変位量検出手段(直線型ポテンショメータ,エンコ
ーダ等)とから主に構成されている。
【0166】また、操作グリップ21Fは、内部が中空
で四角形状の略リング状に形成され、この内部にオペレ
ータが指を挿入して操作を行うようになっている。
【0167】かかる構成からなる2基の操作入力手段2
Fは、一つの基台22Fを共有し、同時にこの基台22
F上に装備されている。そして、これらの構成により、
各操作入力手段2F毎に、オペレータは、操作グリップ
21Fを介して、ガイドレール23Fの摺動部,リンク
部材24F及びリンク部材25Fのそれぞれの長さを各
辺とする直方体状の領域内を3自由度方向で自在に移動
させることが可能となっている。
【0168】上記の3次元入力用マニピュレータ10F
においては、操作入力手段2Fが2基装備されているた
め、制御手段3の入力座標算出部31では各操作入力手
段2Fごとに入力位置座標データが算出される。そし
て、かかる各入力位置座標データに基づいて演算処理装
置1010の表示制御部1012では、二つの仮想ポイ
ンタをディスプレイ1001に表示する(例えば、人間
の手を形取った仮想ポインタの2本の指がそれぞれ動く
ように表示しても良い)。
【0169】また、3次元入力用マニピュレータ10F
は、図21の如く操作入力手段2Fと入力手段移動付勢
機構4とを有する構成としても良い。かかる構成により
上記3次元入力用マニピュレータ10Fと同様の効果を
発揮することが可能である。同様にして、3次元入力用
マニピュレータ10Fを図22の如く操作入力手段2F
と入力手段移動付勢機構4Bとを有する構成としても良
い。かかる構成により、上記3次元入力用マニピュレー
タ10Fと同様の効果を有すると共に入力手段移動付勢
機構4Bによる移動範囲拡大効果を発揮することが可能
である。
【0170】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、入力手段移動付
勢機構により操作グリップの位置に応じて操作入力手段
を移動させる構成のため、その操作範囲を従来よりも飛
躍的に拡大させることが可能となる。そして、かかる操
作範囲において、入力動作が大きい場合にも、操作入力
手段自体を操作方向に追従させることができ、これがた
め、操作時に生じる装置全体の慣性力を有効に低減させ
ることが可能である。
【0171】またこれにより、操作入力手段の自重に振
り回されることがなくなり、操作グリップの操作性を向
上させることが可能であるため、例えば、操作における
微細な目標位置にも精度良く位置決めを行うことが可能
となり、同時に、操作による腕の負担を軽減することが
可能となり、オペレータによる長時間の入力作業にも有
効に対応するという効果をも有している。
【0172】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明と同様の効果を有すると共に、特定範囲制御機能によ
り、予め設定された操作グリップの入力範囲を越える場
合に入力手段移動付勢機構が操作入力手段を移動させる
構成のため、操作グリップの操作範囲が大きい場合にの
み入力手段移動付勢機構が駆動し、常時入力手段移動付
勢機構を駆動させる必要がない。このため、入力手段移
動付勢機構の駆動動作を簡略化し、装置全体の電力化が
図れると共に、操作入力手段の目標位置の算出等の演算
処理を簡略化を図ることが可能となる。
【0173】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明と同様の効果を有すると共に、駆動力発生手段
により反力データに基づく反力をオペレータに体感させ
る構成のため、操作時に生じる装置全体の慣性力を有効
に低減させる効果と相まって、かかる反力データに基づ
く反力を慣性力に干渉されることなく、正確にオペレー
タに伝達させることが可能となる。
【0174】従って、本発明による3次元入力用マニピ
ュレータを3次元入力システム等に接続し、疑似的な反
力フィードバックを受ける作業環境下での使用におい
て、オペレータはより正確な反力を受けることができ、
即ち、これにより、よりリアルな疑似感覚を体感するこ
とができる。また同様に、より精度が高く且つ操作性の
良い入力作業を行うことが可能となる。
【0175】本発明は以上のように構成され機能するの
で、これにより、従来にない優れた3次元入力システム
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す概略構成図であ
る。
【図2】図1の3次元入力システムを示すブロック図で
ある。
【図3】図1の操作入力手段の各座標系を説明するため
説明図であり、図3(A)は操作入力手段の基本姿勢を
示し、図3(B)はこれに対応する各座標系を示してい
る。
【図4】第1の実施形態の動作を示すフローチャートで
ある。
【図5】操作入力手段の入力範囲と入力手段移動付勢機
構の動作の関連を示す動作説明図であり、図5(A)は
操作グリップが入力範囲内にある状態を示し、図5
(B)は操作グリップが入力範囲外に移動した瞬間を示
し、図5(C)は入力手段移動付勢機構が操作入力手段
を移動させ,操作グリップを中心とする新たな入力範囲
が設定された状態を示す。
【図6】入力手段移動付勢機構の動作による姿勢の変化
を示す説明である。
【図7】本発明の第2の実施形態を示す概略構成図であ
る。
【図8】図7の操作入力手段に装備された操作グリップ
を示す斜視図である。
【図9】本発明の第3の実施形態を示す概略構成図であ
る。
【図10】図9の3次元入力システムを示すブロック図
である。
【図11】本発明の第4の実施形態を示す概略構成図で
ある。
【図12】本発明の第5の実施形態を示す概略構成図で
ある。
【図13】図12に示す操作入力手段の可動範囲を示す
説明図である。
【図14】図12に示す操作入力手段の可動範囲を示す
説明図である。
【図15】第5の実施形態の変形例を示す概略構成図で
ある。
【図16】第5の実施形態の他の変形例を示す概略構成
図である。
【図17】本発明の第6の実施形態を示す概略構成図で
ある。
【図18】第6の実施形態の変形例を示す概略構成図で
ある。
【図19】第6の実施形態の他の変形例を示す概略構成
図である。
【図20】本発明の第7の実施形態を示す概略構成図で
ある。
【図21】第7の実施形態の変形例を示す概略構成図で
ある。
【図22】第7の実施形態の他の変形例を示す概略構成
図である。
【図23】従来例を示す概略構成図である。
【図24】従来例の問題点を示す説明図である。
【符号の説明】
2,2A,2D,2E,2F 操作入力手段 3,3B 制御手段 4,4B,4C 入力手段移動付勢機構 10,10A,10B,10C,10D,10E,10
F 3次元入力用マニピュレータ 21,21A,21D,21E,21F 操作グリップ 31 入力座標算出部 32,32B 動作制御部 33 反力発生制御部 34 特定範囲制御機能 221,231,241 エンコーダ(グリップ変位量
検出手段) 222,232,242 駆動モータ(駆動力発生手
段) 421,423,431,441 エンコーダ(入力手
段変位量検出手段) 1010 演算処理装置(上位装置) A 入力範囲

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上位装置に接続され,3次元上の座標入
    力を行う3次元入力用マニピュレータにおいて、 複数自由度方向に移動が自在である操作グリップを有す
    る操作入力手段と、 この操作入力手段に装備され,前記操作グリップの移動
    変位量を検出するグリップ変位量検出手段と、 前記操作入力手段を所定の動作指令信号に基づいて複数
    自由度方向に移動させる入力手段移動付勢機構と、 この入力手段移動付勢機構に装備され,当該入力手段移
    動付勢機構による前記操作入力手段の移動変位量を検出
    する入力手段変位量検出手段と、 前記入力手段移動付勢機構の動作制御を行う制御手段と
    を備え、 この制御手段が、前記各変位量検出手段に検出される移
    動変位量に基づいて前記操作グリップの入力位置座標デ
    ータを算出し前記上位装置に出力する入力座標算出部
    と、この入力位置座標データに基づく前記動作指令信号
    を前記入力手段移動付勢機構に出力する動作制御部とを
    備えることを特徴とする3次元入力用マニピュレータ。
  2. 【請求項2】 前記動作制御部は、前記操作グリップが
    その操作により予め設定された入力範囲を越える場合に
    前記入力手段移動付勢機構に前記動作指令信号を出力す
    る特定範囲制御機能を備えていることを特徴とする請求
    項1記載の3次元入力用マニピュレータ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の前記3次元入力用
    マニピュレータにおいて、 前記操作入力手段に,前記操作グリップの前記複数自由
    度方向に駆動力を付勢する駆動力発生手段を装備し、 前記制御手段に、前記上位装置からの前記入力位置座標
    データに対応する反力データの入力を受けて,この反力
    データに基づく駆動指令信号を前記駆動力発生手段に出
    力する反力発生制御部を設けることを特徴とする3次元
    入力用マニピュレータ。
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