JPH10206130A - 表面形状測定装置 - Google Patents

表面形状測定装置

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JPH10206130A
JPH10206130A JP2334197A JP2334197A JPH10206130A JP H10206130 A JPH10206130 A JP H10206130A JP 2334197 A JP2334197 A JP 2334197A JP 2334197 A JP2334197 A JP 2334197A JP H10206130 A JPH10206130 A JP H10206130A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 格子状の被測定パターンを、格子状のピクセ
ルパターンを有するCCDカメラにより測定するように
構成された表面形状測定装置において、両パターンをC
CDカメラの光軸回り方向に所定角度ずらすことによ
り、測定精度低下の原因となる疑似モアレ縞の発生を防
止する。 【構成】 CCDカメラ18を、そのピクセルパターン
がモアレ格子14のパターンに対して直角平行な位置関
係となる角度位置から、その光軸Ax回りに45°回転
させた状態で、モアレ縞の観察測定を行うようにする。
これにより、ピクセルパターンとモアレ格子14のパタ
ーンとにより、本来のモアレ縞の解析等に支障を来たす
ような疑似モアレ縞が発生しないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばモアレ装置
等のようなCCDカメラを用いた表面形状測定装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、被検体の表面形状を測定する
装置として、次のようなモアレ装置が知られている。す
なわち、被検体の表面近傍にモアレ格子を配置した状態
で該モアレ格子に光を照射する光源を配置するととも
に、その光源とは角度の異なる方向からCCDカメラに
より上記被検体を上記格子を通して撮像するように構成
されたモアレ装置が知られている。このモアレ装置にお
いては、上記モアレ格子の像と共に、上記被検体の表面
に写った該モアレ格子の影もCCDカメラにより撮像さ
れることとなるが、その際、上記モアレ格子の像と影の
像とにより発生するモアレ縞を解析することにより、上
記被検体の平坦度を測定するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなCCDカメラを用いたモアレ装置においては次のよ
うな問題がある。
【0004】すなわち、上記CCDカメラは、通常その
ピクセルが格子状のパターンで配置されている。このた
め、このピクセルパターンと上記モアレ格子の像あるい
はその影のパターンの像とにより、上記モアレ縞とは異
なるモアレ縞(以下「疑似モアレ縞」という。)が形成
されることがある。そして、このような本来意図しない
疑似モアレ縞が形成されてしまうと、モアレ縞解析を精
度良く行うことができなくなるという問題がある。
【0005】このような問題は、モアレ装置に限らず、
格子状の被測定パターンを上記のようなCCDカメラに
より測定する表面形状測定装置一般において、起こり得
る問題である。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みなされたも
ので、格子状の被測定パターンを、格子状のピクセルパ
ターンを有するCCDカメラにより測定するように構成
された表面形状測定装置において、測定精度低下の原因
となる疑似モアレ縞の発生を防止することができる表面
形状測定装置を提供すること目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の表面形状測定装
置は、格子状の被測定パターンを、格子状のピクセルパ
ターンを有するCCDカメラにより測定するように構成
された表面形状測定装置において、前記CCDカメラ
が、該CCDカメラのピクセルパターンを前記被測定パ
ターンに対して該CCDカメラの光軸回り方向に所定角
度ずらすようにして設けられていることを特徴とするも
のである。
【0008】本来のモアレ縞の解析等に支障を来たすよ
うな疑似モアレ縞が現れるのは、ピクセルパターンと被
測定パターンとが直角平行な位置関係またはこれに近い
位置関係で配置されているときに顕著に観察されること
から、本発明のように、両パターンをCCDカメラの光
軸回り方向に所定角度ずらすことにより、有害な疑似モ
アレ縞発生を防止することができる。
【0009】上記「被測定パターン」の具体的構成は特
に限定されるものではないが、モアレ装置においては、
疑似モアレ縞と峻別してモアレ縞解析を行う必要がある
ことから、上記「被測定パターン」が、被検体の表面近
傍に配置されたモアレ格子のパターンである場合には、
本発明の構成を採用することが特に効果的である。
【0010】上記「CCDカメラ」は、上記のように所
定角度ずれた角度位置(以下「回転位置」という。)に
固定された構成としてもよいが、該CCDカメラを上記
光軸回りに回動可能な構成として、上記回転位置と、ピ
クセルパターンと被測定パターンとが光軸回り方向に関
して一致する角度位置(以下「基準位置」という。)と
を選択的に採り得るようにすることが、以下の理由から
好ましい。
【0011】すなわち、一般にCCDは矩形の外形形状
を有しているが、上記被測定パターンも矩形の外形形状
を有している場合が多い(例えばモアレ格子のパターン
の場合等)。このような場合、上記回転位置にCCDカ
メラをセッティングすると、撮像範囲内に上記被測定パ
ターンを納めにくくなり、また撮像データの処理を行い
にくくなる。その点、上記回転位置と上記基準位置とを
選択的に採り得るようにし、発生する疑似モアレ縞が測
定結果に影響をおよぼすおそれがない測定条件において
は上記基準位置で測定を行うようにすれば、効率よく測
定を行うことができる。
【0012】その際、上記被検体を支持する被検体支持
部材を、上記CCDカメラの回動と連動して上記光軸回
りに回動する構成とすれば、上記回転位置にCCDカメ
ラをセッティングした場合においても、撮像範囲と被検
体の外形形状とを常に最適な位置関係に設定することが
可能となり、これにより効率よく測定を行うことができ
る。
【0013】本発明において、上記「所定角度」の具体
的な値は、有害な疑似モアレ縞発生を防止可能な角度範
囲内の値であれば特に限定されるものではないが、ピク
セルパターンと被測定パターンとが直角平行な位置関係
から最も離れた位置関係となる略45°(40〜50°
程度)に設定することが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る表
面形状測定装置を示す概要図である。この表面形状測定
装置10は、モアレ装置であって、被検体2を水平に載
置支持する被検体支持機構12と、この被検体支持機構
12の上方において水平方向に延びるように設けられた
モアレ格子14と、このモアレ格子14の斜め上方に設
けられ、該モアレ格子14に光を照射する光源16と、
モアレ格子14の真上に設けられ、該モアレ格子14お
よび被検体2を撮像するCCDカメラ18と、このCC
Dカメラ18を支持するカメラ支持機構20と、ドライ
バ22とを備えてなっている。
【0015】上記CCDカメラ18は、その光軸Axが
モアレ格子14に対して垂直方向に延びるように配置さ
れ、かつ、その光軸Ax回りに回動可能に上記カメラ支
持機構20に取り付けられている。一方、上記被検体支
持機構12は、被検体支持台12Aと、この被検体支持
台12Aを上記光軸Axと同軸の軸線回りに回動可能に
支持する回動支持機構12Bとを備えてなっている。そ
して、これらカメラ支持機構20および回動支持機構1
2Bは、上記ドライバ22の駆動により連動して上記光
軸Ax回りに回動するようになっている。
【0016】上記モアレ格子14は、ドライバ22の駆
動により昇降し得るようになっている。この表面形状測
定装置10においては、上記光源16から照射された光
によるモアレ格子14の影が被検体2の表面に格子状の
パターンで形成されるようになっており、この影のパタ
ーンと上記モアレ格子14のパターンとにより発生する
モアレ縞を上記CCDカメラ18により撮像して、図示
しないモニタ上で観察し解析することにより、上記被検
体2の表面の平坦度を測定するようになっている。
【0017】図2に示すように、上記CCDカメラ18
のCCD24は、格子状に配置された多数のピクセル2
6で構成されており、これら各ピクセル26相互間に
は、直交方向に延びる複数の継ぎ目からなる第1および
第2の継ぎ目群が形成されている。このため、この格子
状のピクセルパターンと上記モアレ格子14の像あるい
はその影のパターンの像とにより、上記モアレ縞とは異
なる疑似モアレ縞が形成されるおそれがある。
【0018】この疑似モアレ縞を発生させないようにす
るためには、ピクセルパターンとモアレ格子パターン
(上記モアレ格子14の像のパターン)とを直角平行な
位置関係から、ある一定角度以上離せばよいので(これ
については後述する)、本実施形態においては、上記カ
メラ支持機構20により、上記CCDカメラ18を、そ
のCCD24のピクセルパターンとモアレ格子パターン
(上記モアレ格子14の像のパターン)とが光軸Ax回
り方向に関して一致する基準位置から最も離れた角度位
置、すなわち上記基準位置から45°回転させた回転位
置に位置決めし得るようになっている。
【0019】図3〜6は、上記カメラ支持機構20の詳
細構造を示す図であって、図3は、その正面図、図4お
よび5は、図3のIV-IV 線およびV-V 線断面図であり、
図6は、図5のVI部拡大図である。これらの図に示すよ
うに、上記カメラ支持機構20は、カメラホルダ28
と、調整リング30と、固定板32とを備えてなってい
る。
【0020】上記カメラホルダ28は、略リング状に形
成された部材であって、その内周部においてボルト34
により上記CCDカメラ18を固定支持するようになっ
ている。この固定支持は、上記CCDカメラ18を構成
する撮像レンズ部18Aおよびカメラ本体部18Bのう
ち、矩形状の平断面形状を有するカメラ本体部18Bの
一側面において行われるようになっている。また、上記
カメラホルダ28は、その外周部において上記調整リン
グ30に上方から緩く嵌め込まれて光軸Ax回りに回動
可能に支持されており、上記ドライバ22(図1参照)
に接続されている。さらに、上記カメラホルダ28の外
周面には、周方向に45°の角度間隔をおいて2つのデ
ィテント凹部28a、28bが形成されている。
【0021】上記調整リング30は、上記固定板32に
嵌め込まれて光軸Ax回りに回転可能に支持されてい
る。この調整リング30の周方向1箇所には、図6に示
すように、プランジャ36が、そのボール36aを上記
調整リング30の内周面に突出させるようにして設けら
れている。上記ボール36aは、プランジャ本体36b
に収容されたバネ36cの弾性力により、上記ボール3
6aを上記調整リング30の中心方向に常に付勢するよ
うになっている。
【0022】上記固定板32は、装置本体(図示せず)
に固定されており、上記調整リング30を任意の回転角
度位置で位置決め固定することができるようになってい
る。すなわち、この固定板32には、光軸Axを中心に
90°間隔で3箇所にボルト孔32aが形成されてお
り、これら各ボルト孔32aに装着されたボルト38の
先端を上記調整リング30の外周面に当接させることに
より、該調整リング30の固定を行うようになってい
る。
【0023】上記カメラ支持機構20においては、図5
に示すように、上記カメラホルダ28のディテント凹部
28aに上記調整リング30のプランジャ36のボール
36aを係合させたときに上記CCDカメラ18が上記
基準位置に設定されるよう、上記固定板32による上記
調整リング30の固定がなされるようになっている。
【0024】図5に示す状態から、上記カメラホルダ2
8を反時計回りに45°回転させて、図7に示すよう
に、そのディテント凹部28bに上記調整リング30の
プランジャ36のボール36aを係合させることによ
り、上記カメラホルダ28は上記回転位置に設定される
こととなる。このカメラホルダ28の回転は、上述した
ように。上記ドライバ22の駆動により行われるが、こ
のとき上記ドライバ22の駆動により上記回動支持機構
12Bも連動して反時計回りに45°回転し、これによ
り、上記被検体支持台12Aに載置支持された被検体2
と上記CCDカメラ18との角度位置関係を、上記基準
位置にあるときと同じ状態に維持するようになってい
る。
【0025】次に、上記CCDカメラ18を上記回転位
置に位置決めすることが好ましい理由について詳述す
る。まず、モアレ格子がCCDカメラのCCD面にCC
Dと等ピッチで結像された場合を考えてみると、これは
2枚の等間隔格子の重ね合わせによるモアレ縞と考える
ことができる。図8に示すように、等しい格子ピッチP
を持つ2枚の格子G1、G2を角度θ傾けて重ね合わせ
たときに発生する間隔dのモアレ縞について考える。
【0026】モアレ縞は格子の交叉角θの2等分線に対
して直交する方向に発生するから、図より、 L=P/sinθ また、 L=d/cos(θ/2) 故に、モアレ縞の縞ピッチdは、 d=Pcos(θ/2)/sinθ =P/2sin(θ/2) ここでP=1とすると、交叉角θと発生するモアレ縞の
間隔(ピッチ)dは表1のようになり、またこれをグラ
フに表わすと、図9のグラフに実線で示すようになる。
これらの表およびグラフより、交叉角θ=60°のとき
に、使用した格子G1、G2の格子ピッチと等しいピッ
チのモアレ縞が発生していることがわかる。
【0027】また、図10に示すモアレ縞図形を参照す
ると、交叉角θ=30°まではモアレ縞を認識すること
ができるが、交叉角θ=60°になると、もはやモアレ
縞を認識することはできない。
【0028】ここまでは、CCDの各ピクセルの一方向
の継ぎ目と撮像されたモアレ格子とによりモアレ縞が発
生することを述べてきたが、CCDの各ピクセルは矩形
状であることから、直交する継ぎ目も存在する。
【0029】この第2の継ぎ目群とモアレ格子とにより
形成されるモアレ縞の間隔dをグラフに表わすと、図9
のグラフに破線で示すようになる。図から明らかなよう
に、直交する2つの継ぎ目群と撮像されたモアレ格子と
により形成されるモアレ縞の間隔dが最小になるのは、
モアレ格子が2つの継ぎ目群に対して45°になったと
きである。
【0030】次に、撮像されたモアレ格子のピッチとC
CDのピッチとが異なる場合について考えてみる。図1
1に示すように、格子ピッチの異なる2枚の格子G1、
G2が重なり合ったことを考えればよい。いま、G2の
格子ピッチがG1の1/mであったとすると、形成され
るモアレ縞のピッチも1/mとなる(すなわち、モアレ
縞の本数がm倍となる)。
【0031】このことは、格子ピッチの異なる2つの直
線格子群により形成されるモアレ縞は、両者の交叉角が
一定であれば、格子ピッチが細かい方の格子の格子定数
(ピッチ)でその間隔が決まるということである。ただ
し、形成されるモアレ縞のプロファイルは、図12に示
すようになる(なお、ここで格子のデューティ比は、
1:1である)。
【0032】図12からも明らかなように、格子ピッチ
の異なる2つの直線格子群により形成されるモアレ縞
は、次の特徴を有する。 (1) 格子ピッチが細かい方の格子の格子ピッチでその
間隔が決まる。 (2) 2つの格子ピッチが異なっていくに従い、モアレ
縞の白縞部の透過率Tが低下する。 (3) モアレ縞の黒縞部の透過率Tが0ではなくなる。
【0033】以上をまとめると、モアレ縞が一番コント
ラスト良く見えるのは2枚の格子の格子ピッチが等しい
ときであり、格子ピッチが異なるに従い、コントラスト
が低下するということである。
【0034】以上のことを念頭において、現実のモアレ
装置を考えてみる。すなわち、 ・格子G1(白黒格子) 100μm (10〜500
μm位が現実的) ・格子G2(CCDピクセルピッチ) 約20μm(1
/2インチCCD) ・撮像面積 φ100mm について、計数評価をしてみる。
【0035】被検体が1/2インチCCD上に結像され
るのであるから、縮小倍率mは、 m≒(12.5/√2)/100 ≒0.08 100μmの格子G1もその縮小率で結像されるから、
約8μmの格子となる。すなわち、CCDピクセルピッ
チと結像された格子は、約2:1のピッチを持つことと
なる。
【0036】ところで、図10から明らかなように、C
CDピクセルの第1の継ぎ目群と結像された格子とが平
行におかれたときは、モアレ縞の間隔は無限大に近くな
り、各CCDピクセルには、その全体の明るさが変わる
ような影響が及んでしまう。したがって、モニタ上でモ
アレ縞と確認できないようにするためには、各CCDピ
クセルに白黒1組以上の縞が形成されなくてはならな
い。
【0037】いま、形成されるモアレ縞のピッチを考え
ると、100μmの格子同士で形成されるモアレ縞の1
/5(=20/100)のピッチとなる。そこで、 d<28μm の条件(すなわち、図13に示すように、ピッチ20μ
mのCCDピクセルの対角線の長さ28μmよりもモア
レ縞のピッチdを短くするための条件)をさがすことと
する。
【0038】表1において、P=0.1×(1/5)を
代入すると、交叉角40°で30μmとなるので、それ
以下の交叉角ではモアレ縞と検知してしまうことが理解
できる。また、直交する継ぎ目群に対しても同様のこと
がいえる。
【0039】
【表1】
【0040】以上のことから、交叉角45°のときに2
6μmとなるため、この辺りが最適ではあるが、40〜
50°の範囲内であれば、疑似モアレ縞を本来のモアレ
縞と検知してしまうのを防止することができる。
【0041】以上詳述したように、本実施形態に係る表
面形状測定装置においては、CCDカメラ18が、その
光軸Ax回りに回動可能な構成となっており、CCDカ
メラ18のピクセルパターンとモアレ格子14のパター
ンとが光軸Ax回り方向に関して一致する基準位置と、
この基準位置から45°ずれた回転位置とを選択的に採
り得るように構成されているので、上記CCDカメラ1
8を上記回転位置にセッティングするようにすれば、上
記両パターンによって有害な疑似モアレ縞が発生するの
を防止することができる。そして、これにより、上記モ
アレ格子14のパターンとその影のパターンによって形
成される本来のモアレ縞の観察測定を精度よく行うこと
ができる。一方、疑似モアレ縞発生のおそれがない被検
体に対しては上記基準位置で測定を行うようにすれば、
効率よく測定を行うことができる。
【0042】また、本実施形態においては、カメラホル
ダ28の回転に連動して回動支持機構12Bも回転する
ようになっているので、被検体2とCCDカメラ18と
の角度位置関係を、上記回転位置においても上記基準位
置にあるときと同じ状態に維持することができる。そし
て、これにより、CCDカメラ18の撮像範囲とモアレ
格子14のパターンの外形形状とを常に最適な位置関係
に設定することが可能となり、内にモアレ格子14の像
のパターンおよびその影のパターンを効率よく納めるこ
とができ、また撮像データの処理も容易に行うことがで
きる。
【0043】なお、上記実施形態においては、カメラホ
ルダ28と回動支持機構12Bとの連動回転をドライバ
22により行わせるようにしたが、機械的に連結して両
者の連動回転を行わせるようにしてもよい。あるいは、
両者を連動させずにカメラホルダ28と回動支持機構1
2Bとを別個独立に回転させるようにしてもよい。
【0044】
【発明の効果】本発明においては、格子状の被測定パタ
ーンを、格子状のピクセルパターンを有するCCDカメ
ラにより測定するように構成された表面形状測定装置に
おいて、CCDカメラが、そのピクセルパターンを被測
定パターンに対して該CCDカメラの光軸回り方向に所
定角度ずらすようにして設けられているので、測定精度
低下の原因となるような有害な疑似モアレ縞発生を防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る表面形状測定装置を
示す概要図
【図2】図1の表面形状測定装置のCCDカメラのピク
セルの配置を示す説明図
【図3】図1の表面形状測定装置のカメラ支持機構20
の詳細構造を示す正面図
【図4】図3のIV-IV 線断面図
【図5】図3のV-V 線断面図
【図6】図5のVI部拡大図
【図7】図1の実施形態の作用を示す、図5と同様の図
【図8】格子ピッチが等しい2つの直線格子群により形
成されるモアレ縞を示す図
【図9】格子ピッチが等しい2つの直線格子群の交叉角
とモアレ縞の間隔との関係を示すグラフ
【図10】格子ピッチが等しい2つの直線格子群の交叉
角との関係でモアレ縞図形を示す図
【図11】格子ピッチが異なる2つの直線格子群により
形成されるモアレ縞を示す図
【図12】格子ピッチが異なる2つの直線格子群の格子
ピッチの比率と光の透過率との関係を示す図
【図13】CCDピクセルとモアレ縞との関係を示す図
【符号の説明】
2 被検体 10 表面形状測定装置(モアレ装置) 12 被検体支持機構 12A 被検体支持台 12B 回動支持機構 14 モアレ格子(被測定パターン) 16 光源 18 CCDカメラ 18A 撮像レンズ部 18B カメラ本体部 20 カメラ支持機構 22 ドライバ 24 CCD 26 ピクセル 28 カメラホルダ 28a、28b ディテント凹部 30 調整リング 32 固定板 32a ボルト孔 36 プランジャ 36a ボール 36c バネ 38 ボルト Ax 光軸

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 格子状の被測定パターンを、格子状のピ
    クセルパターンを有するCCDカメラにより測定するよ
    うに構成された表面形状測定装置において、 前記CCDカメラが、該CCDカメラのピクセルパター
    ンを前記被測定パターンに対して該CCDカメラの光軸
    回り方向に所定角度ずらすようにして設けられているこ
    とを特徴とする表面形状測定装置。
  2. 【請求項2】 前記被測定パターンが、被検体の表面近
    傍に配置されたモアレ格子のパターンであることを特徴
    とする請求項1記載の表面形状測定装置。
  3. 【請求項3】 前記CCDカメラが、前記所定角度ずれ
    た角度位置と、前記ピクセルパターンと前記被測定パタ
    ーンとが前記光軸回り方向に関して略一致する角度位置
    とを選択的に採り得るよう、前記光軸回りに回動可能な
    構成とされていることを特徴とする請求項1または2記
    載の表面形状測定装置。
  4. 【請求項4】 前記被検体を支持する被検体支持部材
    が、前記CCDカメラの回動と連動して前記光軸回りに
    回動するように構成されていることを特徴とする請求項
    3記載の表面形状測定装置。
  5. 【請求項5】 前記所定角度が、略45°に設定されて
    いることを特徴とする請求項1〜4いずれか1項記載の
    表面形状測定装置。
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