JPH10205623A - バルブステムシール - Google Patents

バルブステムシール

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JPH10205623A
JPH10205623A JP9010130A JP1013097A JPH10205623A JP H10205623 A JPH10205623 A JP H10205623A JP 9010130 A JP9010130 A JP 9010130A JP 1013097 A JP1013097 A JP 1013097A JP H10205623 A JPH10205623 A JP H10205623A
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seal
valve
lip
guide
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Takashi Umeki
隆 梅木
Tsuneo Mochizuki
恒夫 望月
Yoshinobu Ueno
義信 上野
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Arai Seisakusho Co Ltd
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Arai Seisakusho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排気ポートからシリンダヘッドカバー内へ向
かう高圧の排気ガスを密封することのできるバルブステ
ムシールを提供すること。 【解決手段】 内燃機関のバルブガイド13に装着さ
れ、バルブステム6とバルブガイド13との焼き付きを
防止するために適量のオイルを漏洩可能なシールリップ
4を具備するバルブステムシール1において、バルブス
テムシール1と個別に形成された内圧密封体12をバル
ブステム6と常に摺接するように装着したことを特徴と
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車などの内燃
機関に搭載されているエンジンのバルブガイドに装着さ
れ、バルブステムとバルブガイドとの焼き付きを防止す
るために適量のオイルを供給するシールリップを備えた
バルブステムシールに係り、特に、排気ブレーキを用い
た際の高圧の排気ガスがエンジンヘッドへ吹き抜けるの
を防止するのに好適なバルブステムシールに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、密封装置の一種として、内燃
機関のバルブステムとバルブガイドとの間からのオイル
下がりと称されるオイル漏れを防止するバルブステムシ
ールが知られている。このバルブステムシールは、バル
ブステムとバルブガイドとの間からのオイル漏れを防止
するだけでなく、バルブステムとバルブガイドとの焼き
付きを防止するために、適量のオイル(エンジンオイ
ル)をバルブステムとバルブガイドとの摺動部に供給す
ることができるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年の大型
自動車などにおいては、制動力を向上させるために排気
ブレーキを採用した車両が増加している。この排気ブレ
ーキを作動させると、排気バルブから排気ブレーキまで
の間の排気通路の内圧が上昇し、その圧力は最大588
kPaに達する場合もある。この時、高圧の排気ガスが
バルブステムとバルブガイドとの間を通って、バルブス
テムシールの背面側にかかることになる。この状態にお
いては、高圧の排気ガスの流れにより、バルブステムシ
ールのシールリップが拡径してリップ先端部がバルブス
テムから離間し、排気ガスを密封することができず、シ
リンダヘッドカバー内のエンジンオイルが排気ガスで汚
染され、エンジンオイルの寿命を低下させてしまうとと
もに、シリンダヘッドカバー内の金属部分を錆びさせて
しまうという問題点があった。
【0004】すなわち、従来のバルブステムシールにお
いては、内燃機関の排気ポートよりの内圧を密封するこ
とができないという問題点があった。
【0005】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
であり、排気ポートからシリンダヘッドカバー内へ向か
う高圧の排気ガスを密封することのできるバルブステム
シールを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため特許請求の範囲の請求項1に記載の本発明のバルブ
ステムシールの特徴は、内燃機関のバルブガイドに装着
され、バルブステムとバルブガイドとの焼き付きを防止
するために適量のオイルを漏洩可能なシールリップを具
備するバルブステムシールにおいて、バルブステムシー
ルと個別に形成された内圧密封体を前記バルブステムと
常に摺接するように装着した点にある。そして、このよ
うな構成を採用したことにより、バルブステムと常に摺
接する個別に形成された内圧密封体は、排気ポートから
シリンダヘッドカバー内へ向かう高圧の排気ガスを確実
に密封することができる。
【0007】また、特許請求の範囲の請求項2に記載の
本発明のバルブステムシールの特徴は、請求項1におい
て、前記内圧密封体が前記シールリップとバルブガイド
との間に配設されている点にある。そして、このような
構成を採用したことにより、排気ポートからシリンダヘ
ッドカバー内へ向かう高圧の排気ガスをシールリップに
到達する前に密封することができる。
【0008】また、特許請求の範囲の請求項3に記載の
本発明のバルブステムシールの特徴は、請求項2におい
て、前記バルブガイドへのガイド装着部に、前記内圧密
封体を装着するための密封体装着部を設けた点にある。
そして、このような構成を採用したことにより、シール
リップとバルブガイドとの間に内圧密封体を容易に配設
することができる。
【0009】また、特許請求の範囲の請求項4に記載の
本発明のバルブステムシールの特徴は、請求項1におい
て、前記内圧密封体を前記シールリップを挟んでバルブ
ガイドと対向するように配設した点にある。そして、こ
のような構成を採用したことにより、排気ポートからシ
リンダヘッドカバー内へ向かう高圧の排気ガスをシール
リップを通過した後に密封することができる。
【0010】また、特許請求の範囲の請求項5に記載の
本発明のバルブステムシールの特徴は、請求項1乃至請
求項4の何れか1項において、前記内圧密封体がリップ
パッキンである点にある。そして、このような構成を採
用したことにより、排気ポートからシリンダヘッドカバ
ー内へ向かう高圧の排気ガスをより確実に密封すること
ができる。すなわち、排気ポートからシリンダヘッドカ
バー内へ向かう高圧の排気ガスが、バルブステムへ当接
するリップパッキンのリップ先端部の当接力を増加させ
て、排気ガスをより確実に密封させる。
【0011】また、特許請求の範囲の請求項6に記載の
本発明のバルブステムシールの特徴は、内燃機関のバル
ブガイドに装着され、バルブステムとバルブガイドとの
焼き付きを防止するために適量のオイルを漏洩可能なシ
ールリップを具備するバルブステムシールにおいて、前
記バルブステムと常に摺接する内圧密封体をバルブステ
ムシールに一体形成した点にある。そして、このような
構成を採用したことにより、バルブステムと常に摺接す
る一体形成された内圧密封体は、排気ポートからシリン
ダヘッドカバー内へ向かう高圧の排気ガスを確実に密封
することができるとともに、部品点数を削減することが
できる。
【0012】また、特許請求の範囲の請求項7に記載の
本発明のバルブステムシールの特徴は、請求項6におい
て、前記内圧密封体は、自由状態において前記バルブス
テムと離間するとともに前記バルブガイドの上端面と対
向可能に形成されており、バルブステムシールを前記バ
ルブガイドへ装着した際に、前記バルブガイドの上端面
に当接して弾性変形し、前記バルブステムと常に摺接す
るように形成されている点にある。そして、このような
構成を採用したことにより、バルブステムシールをバル
ブガイドに装着することにより内圧密封体が弾性変形し
てバルブステムに容易に当接するので、バルブステムシ
ールにバルブステムを挿入する際の作業性を向上させる
ことができる。
【0013】また、特許請求の範囲の請求項8に記載の
本発明のバルブステムシールの特徴は、内燃機関のバル
ブガイドに装着され、バルブステムとバルブガイドとの
焼き付きを防止するために適量のオイルを漏洩可能なシ
ールリップを具備するバルブステムシールにおいて、前
記シールリップを、前記内燃機関の排気ポート側に内圧
が加わった場合に、前記シールリップのリップ先端部の
前記バルブステムに対する当接力が増加するように形成
した点にある。そして、このような構成を採用したこと
により、シールリップは、適量のオイルをバルブステム
とバルブガイドとの間に供給する機能と、排気ポートか
らシリンダヘッドカバー内へ向かう高圧の排気ガスを確
実に密封する機能とを容易に併せ持つことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態により説明する。
【0015】図1は本発明に係るバルブステムシールの
第1の実施の形態の要部を示す拡大縦半断面図である。
【0016】図1に示すように、本実施の形態のバルブ
ステムシール1は、断面ほぼ倒立L字形状に形成された
環状の補強環2のフランジ端3の内周部に、アクリルゴ
ム、ふっ素ゴム、シリコーンゴムなどのゴム様弾性体に
より製せられたシールリップ4が一体に焼き付けられて
いる。このシールリップ4の内周には、ふっ素樹脂によ
り形成されたほぼ一様な厚さのシール体5が固着されて
いる。そして、シールリップ4は、図1において想像線
にて示すバルブステム6に対して適宜なしめしろSを有
しており、このバルブステム6と接触するシールリップ
4のリップ先端部7は、所定の曲率を持った曲面形状と
されている。さらに、シールリップ4には、リップ先端
部7から図1上方に示す図示しないシリンダヘッドカバ
ー内に接続する密封側Oに向けて所定の油面角αをもっ
て拡径された油面部8と、リップ先端部7から図1下方
に示す図示しない排気ポートに接続するガイド側Aに向
けて所定のシール角βをもって拡径されたシール面9と
が形成されている。
【0017】さらに、シールリップ4のリップ先端部7
の背面には、所望のオフセット量δをもってスプリング
ポケット10が設けられており、このスプリングポケッ
ト10には、シールリップ4をバルブステム6へ付勢す
るガータースプリング11が装着されている。
【0018】また、シールリップ4の下部には、バルブ
ステム6と適宜なしめしろSSを有する個別に形成され
た内圧密封体12が配設されている。この内圧密封体1
2は、ゴム様弾性体や、PTFE、POM、PAまたは
これらに準ずる樹脂などによりほほ環状に形成されてい
る。この内圧密封体12の上面は、前記シールリップ4
の下面に当接するようにされており、内圧密封体12の
下面は、バルブステムシール1を図1に想像線にて示す
バルブガイド13へ装着した際に、バルブガイド13の
上面に当接するようにされている。そして、バルブステ
ム6に常に当接する内圧密封体12のしめしろSSによ
り、内燃機関の排気ポート側の内圧、すなわち、排気ポ
ートからシリンダヘッドカバー内へ向かう高圧の排気ガ
スを密封することができるようになっている。
【0019】さらにまた、前記補強環2の内周には、バ
ルブステムシール1をバルブガイド13へ装着するため
のガイド装着部14が形成されている。このガイド装着
部14は、シールリップ4を形成する際にシールリップ
4と同時に一体形成されるものであり、シールリップ4
と同一の素材により形成されている。そして、ガイド装
着部14のシールリップ4の下面に接続する部位には、
前記内圧密封体12を装着するための環状に凹設された
密封体装着部16が形成されている。この密封体装着部
16の下方には、図1において上下方向に示す軸方向に
沿って断面ほぼ三角山形状に形成された3つの突起15
a,15b,15cが適宜な間隔を隔てて形成されてお
り、最上部に位置する突起15aは、シールリップ4の
下部に配置された内圧密封体12の脱落防止に用いる密
封体脱落防止突起15aとされており、中央部に位置す
る突起15bは、バルブステムシール1とバルブガイド
13との密封(シール)に用いる密封用突起15bとさ
れており、最下部に位置する突起15cは、バルブステ
ムシール1がバルブガイド13から脱落するのを防止す
る抜け止め突起15cとされている。
【0020】そして、バルブステムシール1のオイルリ
ーク量は、前記シールリップ4のしめしろS、シールリ
ップ4に設けた油面部8の油面角α、シール面9のシー
ル角β、オフセット量δおよびシールリップ4のリップ
先端部7の形状などにより決定されるようになってい
る。
【0021】つぎに、前述した構成からなる本実施の形
態の作用について説明する。
【0022】本実施の形態のバルブステムシール1は、
シールリップ4と内圧密封体12とを備えており、一方
のシールリップ4は、従来と同様に、バルブステム6と
バルブガイド13との間からのオイル下がりと称される
オイル漏れを防止するとともに、バルブステム6とバル
ブガイド13との焼き付きを防止するために、適量のオ
イル(エンジンオイル)をバルブステム6とバルブガイ
ド13との摺動部に供給する。
【0023】他方の内圧密封体12は、常に、バルブス
テム6と所望のしめしろSSをもって摺動可能に形成さ
れており、排気ブレーキを作動させて排気バルブから排
気ブレーキまでの間の排気通路の内圧が上昇し、高圧の
排気ガスがバルブステム6とバルブガイド13との間を
通って排気ポートからシリンダヘッドカバー内へ吹き抜
けようとする際に、内圧密封体12が排気ガスをシール
リップ4に到達する前に遮断することができ、内燃機関
の排気ポート側の内圧を確実に密封することができる。
すなわち、バルブステム6と常に摺接する個別に形成さ
れた内圧密封体12は、排気ポートからシリンダヘッド
カバー内へ向かう高圧の排気ガスを常に確実に密封する
ことができる。
【0024】また、個別に形成された内圧密封体12
は、シールリップ4の下部への装着を容易とすることが
できるとともに、シールリップ4とバルブガイド13と
の間に容易に配設することができる。
【0025】図2は本発明の第2の実施の形態のバルブ
ステムシール1Aを示すものである。本実施の形態のバ
ルブステムシール1Aは、いわゆる金属嵌合タイプと称
されるものであり、バルブステムシール1Aの補強環2
の内周面をバルブガイド13に嵌合させるものである。
すなわち、本実施の形態のバルブステムシール1Aにお
いては、前述した第1の実施の形態のように補強環2の
内周にガイド装着部14は形成されておらず、シールリ
ップ4の下部に配置された内圧密封体12の脱落防止に
用いる密封体脱落防止突起15aのみが形成されてい
る。その他の構成は前述した第1の実施の形態と同様で
ある。
【0026】このような構成からなる本実施の形態のバ
ルブステムシール1Aは、前述した第1の実施の形態と
同様の効果を奏することができる。
【0027】図3は本発明の第3の実施の形態のバルブ
ステムシール1Bを示すものである。本実施の形態のバ
ルブステムシール1Bは、いわゆるフレアタイプと称さ
れるものであり、バルブステムシール1Bの補強環2B
の下端部に径方向外側に向かって延出する装着フランジ
部21を設け、この装着フランジ部21の上面にバルブ
スプリング22の下端を当接させるものである。また、
補強環2Bの内周のガイド装着部14Bには、シールリ
ップ4の下部に配置された内圧密封体12の脱落防止に
用いる密封体脱落防止突起15aと、バルブステムシー
ル1Bとバルブガイド13との密封(シール)に用いる
密封用突起15bとのみが形成されている。その他の構
成は前述した第1の実施の形態と同様である。
【0028】このような構成からなる本実施の形態のバ
ルブステムシール1Bは、前述した第1の実施の形態と
同様の効果を奏することができるとともに、バルブスプ
リング22によってバルブステムシール1Bを付勢する
ことにより、バルブステムシール1Bおよび内圧密封体
12をしっかりとバルブガイド13に装着させることが
できる。
【0029】なお、前記各実施の形態のバルブステムシ
ール1,1A,1Bは、吸気バルブに用いることもでき
る。
【0030】また、前記各実施の形態のバルブステムシ
ール1,1A,1Bは、シールリップ4の内周面にシー
ル体5を配設したが、ゴムタイプと称されるシール体5
を設けないものであってもよい。
【0031】図4は本発明の第4の実施の形態のバルブ
ステムシール1Cを示すものである。本実施の形態のバ
ルブステムシール1Cは、排気ガスに対する密封性をよ
り向上させたものである。すなわち、本実施の形態のバ
ルブステムシール1Cにおいては、前述した第1の実施
の形態の環状の内圧密封体12は配設されておらず、か
わりに、内圧密封体としてのリップパッキッン12Cが
配設されている。このリップパッキン12Cは、例えば
空気圧シリンダあるいは油圧シリンダなどに使用されて
いるようなものであり、ゴム様弾性体により断面ほぼ逆
U字形状をなすように環状に形成され、バルブステム6
に当接する内周リップ24と、この内周リップ24の背
面に空間を隔てて形成された外周リップ25とを有して
いる。そして、内周リップ24と外周リップ25との間
に形成された空間は、ガイド側Aに対向するように形成
されている。さらに、補強環2のガイド装着部14の最
上部の内周面に形成されている密封体装着部16Cは、
リップパッキン12Cが装着されるとともに、リップパ
ッキン12Cの外周リップ25が当接されるために軸方
向に長く形成されている。また、リップパッキッン12
Cのバルブステム6に当接する内周リップ24の内周面
側には、ふっ素樹脂などにより形成されたシールシート
26が固着されている。その他の構成は前述した第1の
実施の形態と同様である。
【0032】このような構成からなる本実施の形態のバ
ルブステムシール1Cは、前述した第1の実施の形態と
同様の効果を奏することができるとともに、高圧の排気
ガスがバルブステム6とバルブガイド13との間を通っ
て排気ポートからシリンダヘッドカバー内へ吹き抜けよ
うとする際に、内圧密封体としてのリップパッキッン1
2Cの内周リップ24と外周リップ25との間隔が相互
に離間するように拡開され、内周リップ24とバルブス
テム6との当接力および外周リップ25と密封体装着部
16Cとの当接力がそれぞれ増加し、その結果、排気ポ
ートからシリンダヘッドカバー内へ向かう高圧の排気ガ
スを常により確実に密封することができる。すなわち、
内周リップ24とバルブステム6、および、外周リップ
25と密封体装着部16Cがそれぞれ常に当接している
ことと、これらの当接力が排気ガスの圧力が加わった場
合に増加することにより、内燃機関の排気ポート側の内
圧をより確実に密封することができるようになってい
る。
【0033】なお、リップパッキン12Cの形状として
は、各種のものから選択することができる。また、リッ
プパッキン12Cとしては、内周リップ24にシールシ
ート26を固着しないものなど、設計コンセプトなどに
応じて各種のものを用いることができる。さらに、本実
施の形態の密封体脱落防止突起15aは、必要に応じて
設ければよく、必ずしも必要なものではない。さらにま
た、本実施の形態のバルブステムシール1Cは、前述し
た金属嵌合タイプおよびフレアタイプとして用いること
ができる。また、本実施の形態のバルブステムシール1
Cは、吸気バルブに用いることもできる。
【0034】図5は本発明の第5の実施の形態のバルブ
ステムシール1Dを示すものである。本実施の形態のバ
ルブステムシール1Dは、排気ガスをシールリップ4を
通過した後に密封するようにしたものである。すなわ
ち、本実施の形態のバルブステムシール1Dにおいて
は、前述した第1の実施の形態の環状の内圧密封体12
は配設されておらず、かわりに、内圧密封体としての耐
圧シール12Dがシールリップ4を挟んでバルブガイド
13と対向するようにして密封側Oに配設されている。
この耐圧シール12Dは、断面ほぼ倒立L字形状に形成
された環状の補強環31のフランジ端32の内周部に、
アクリルゴム、ふっ素ゴム、シリコーンゴムなどのゴム
様弾性体により製せられたシールリップ33が一体に焼
き付けられている。このシールリップ33の内周には、
ふっ素樹脂により形成されたほぼ一様な厚さのシール体
34が固着されている。また、補強環31の下端部は、
一旦径方向外側に拡径された後にガイド側Aに向かって
バルブステム6とほぼ並行に延出された装着部35が形
成されており、この装着部35の内周は、前記補強環2
の外周面に嵌合されて固着されることにより全体として
一体に形成されている。さらに、装着部35の下端部
は、補強環2の下端面にかしめられている。また、本実
施の形態のバルブステムシール1Dにおいては、補強環
2の内周面に形成されているガイド装着部14には、前
述した密封体装着部16および密封体脱落防止突起15
aは形成されておらず、密封突起15bおよび抜け止め
突起15cのみが形成されている。
【0035】このような構成からなる本実施の形態のバ
ルブステムシール1Dは、シールリップ4と、内圧密封
体としての耐圧シール12Dを備えており、一方のシー
ルリップ4は、前述したように、バルブステム6とバル
ブガイド13との間からのオイル下がりと称されるオイ
ル漏れを防止するとともに、バルブステム6とバルブガ
イド13との焼き付きを防止するために、適量のオイル
(エンジンオイル)をバルブステム6とバルブガイド1
3との摺動部に供給することができる。
【0036】他方の内圧密封体としての耐圧シール12
Dは、常に、バルブステム6と所望のしめしろSSをも
って摺動可能に形成されており、排気ブレーキを作動さ
せて排気バルブから排気ブレーキまでの間の排気通路の
内圧が上昇し、高圧の排気ガスがバルブステム6とバル
ブガイド13との間を通って排気ポートからシリンダヘ
ッドカバー内へ吹き抜けようとする際に、耐圧シール1
2Dのシールリップ33を縮径して、バルブステム6に
対する当接力が増加し、シールリップ4を通過した排気
ガスを遮断することができるので、内燃機関の排気ポー
ト側の内圧を確実に密封することができる。
【0037】なお、耐圧シール12Dとしては、シール
リップ33にシール体34を固着しないもの、すなわ
ち、ゴム様弾性体のみにより形成されたものなど、設計
コンセプトなどに応じて各種のものを用いることができ
る。さらに、本実施の形態のバルブステムシール1Dに
おいては、前述した金属嵌合タイプおよびフレアタイプ
として用いることができる。さらにまた、金属嵌合タイ
プとした場合には、補強環2の内周面に突起15を設け
る必要はない。また、本実施の形態のバルブステムシー
ル1Dは、吸気バルブに用いることもできる。さらにま
た、補強環2と補強環31との嵌合部位に、シール性を
向上させるためのシーラントを介在させてもよい。
【0038】図6は本発明の第6の実施の形態のバルブ
ステムシール1Eを示すものである。本実施の形態のバ
ルブステムシール1Eは、内燃機関の排気ポート側の内
圧を密封するバルブステム6と常に摺接する一体形成さ
れた内圧密封体12Eを設けて構成を簡略化したもので
ある。すなわち、本実施の形態においては、補強環2の
内周に前述した第1の実施の形態の個別に形成された内
圧密封体12は配設されておらず、かわりに、図6に示
すように、シールリップ4の下端部に、弾性変形可能な
一体成型された内圧密封体12Eがバルブガイド13の
上端面と対向可能に設けられている。この内圧密封体1
2Eは、シールリップ4を形成する際に、同一素材によ
り同時成型されるものであり、図6(a)に示すよう
に、自由状態においては、シールリップ4の下方に突出
する頂点がガイド側Aに対向するようにして下方を向い
た断面ほぼ半円形状に形成されている。また、本実施の
形態のバルブステムシール1Eにおいては、補強環2の
内周面に形成されているガイド装着部14には、前述し
た密封体装着部16および密封体脱落防止突起15aは
形成されておらず、密封突起15bおよび抜け止め突起
15cのみが形成されている。その他の構成は前述した
第1の実施の形態と同様である。
【0039】このような構成からなる本実施の形態のバ
ルブステムシール1Eをバルブガイド13に装着した場
合には、図6(b)に示すように、内圧密封体12Eが
バルブガイド13の上端面に当接して弾性変形し、シー
ルリップ4の内周のガイド側Aの角がバルブステム6と
常に所望のしめしろSSをもって摺接するように変形
し、内燃機関の排気ポート側の内圧を密封することがで
きる。
【0040】すなわち、本実施の形態のバルブステムシ
ール1Eによれば、簡単な構成で、排気ポートからシリ
ンダヘッドカバー内へ向かう高圧の排気ガスを確実に密
封することができるとともに、部品点数および製造工程
を容易に削減することができる。
【0041】また、バルブステムシール1Eをバルブガ
イド13に装着することにより、内圧密封体12Eが弾
性変形してバルブステム6に容易に当接するので、バル
ブステムシール1Eにバルブステム6を挿入する際の作
業性を向上させることができる。
【0042】なお、本実施の形態の内圧密封体12Eの
形状としては、バルブステムシール1Eをバルブガイド
13に装着した場合に、内圧密封体12Eがバルブガイ
ド13の上端面に当接して弾性変形し、シールリップ4
の内周のガイド側Aの角の近傍がバルブステム6と常に
摺接するように変形させることのできる形状であればよ
く、特に本実施の形態の形状に限定されるものではな
い。また、シールリップ4の油面部8およびシール面9
にシール体5を配設した構成としてもよい。さらに、本
実施の形態のバルブステムシール1Eにおいては、前述
した金属嵌合タイプおよびフレアタイプとして用いるこ
とができる。さらにまた、金属嵌合タイプとした場合に
は、補強環2の内周面に突起15を設ける必要はない。
また、本実施の形態のバルブステムシール1Eは、吸気
バルブに用いることもできる。
【0043】図7は本発明の第7の実施の形態のバルブ
ステムシール1Fを示すものである。本実施の形態のバ
ルブステムシール1Fは、構成を簡略化したものであ
る。すなわち、本実施の形態のバルブステムシール1F
においては、補強環2の内周に前述した第1の実施の形
態の個別に形成された内圧密封体12は配設されておら
ず、かわりに、シールリップ4Fをガイド側Aに位置す
るようにして補強環2の内部に設けたものである。その
他の構成は前述した第1の実施の形態と同様である。
【0044】このような構成からなる本実施の形態のバ
ルブステムシール1Fのシールリップ4Fは、前述した
第1の実施の形態と同様に、バルブステム6とバルブガ
イド13との間からのオイル下がりと称されるオイル漏
れを防止するとともに、バルブステム6とバルブガイド
13との焼き付きを防止するために、適量のオイル(エ
ンジンオイル)をバルブステム6とバルブガイド13と
の摺動部に供給することができるし、また、高圧の排気
ガスがバルブステム6とバルブガイド13との間を通っ
て排気ポートからシリンダヘッドカバー内へ吹き抜けよ
うとする際に、ガイド側Aに向かって形成されたシール
リップ4Fがバルブステム6に向かって縮径するように
付勢され、シールリップ4Fとバルブステム6との当接
力が増加し、その結果、排気ポートからシリンダヘッド
カバー内へ向かう高圧の排気ガスを確実に密封すること
ができる。
【0045】すなわち、本実施の形態のバルブステムシ
ール1Fによれば、部品点数および製造工程を低減する
とともに、簡単な構成で、適量のオイルをバルブステム
6とバルブガイド13との間に供給する機能と、排気ポ
ートからシリンダヘッドカバー内へ向かう高圧の排気ガ
スを確実に密封する機能とをシールリップ4Fに併せ持
たせることができる。
【0046】なお、シールリップ4Fは、シール体5を
固着しないもの、すなわち、ゴム様弾性体のみにより形
成されたものであってもよい。さらに、本実施の形態の
バルブステムシール1Fは、前述した金属嵌合タイプお
よびフレアタイプとして用いることができる。さらに、
金属嵌合タイプとした場合には、補強環2の内周面に突
起15を設ける必要はない。また、本実施の形態のバル
ブステムシール1Fは、吸気バルブに用いることもでき
る。
【0047】さらに、本発明は、前記各実施の形態の構
成を組み合わせて用いてもよい。
【0048】また、本発明は、前記各実施の形態に限定
されるものではなく、必要に応じて変更することができ
る。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明のバルブステ
ムシールによれば、適量のオイルをバルブステムとバル
ブガイドとの間に供給するとともに、排気ポートからシ
リンダヘッドカバー内へ向かう高圧の排気ガスを確実に
密封することができるという極めて優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るバルブステムシールの第1の実
施の形態の要部を示す拡大縦半断面図
【図2】 本発明に係るバルブステムシールの第2の実
施の形態の要部を示す図1と同様の図
【図3】 本発明に係るバルブステムシールの第3の実
施の形態の要部を示す図1と同様の図
【図4】 本発明に係るバルブステムシールの第4の実
施の形態の要部を示す図1と同様の図
【図5】 本発明に係るバルブステムシールの第5の実
施の形態の要部を示す図1と同様の図
【図6】 (a)および(b)は本発明に係るバルブス
テムシールの第6の実施の形態の要部を示す図1と同様
の図であり、(a)は自由状態を示し、(b)は装着状
態を示す
【図7】 本発明に係るバルブステムシールの第7の実
施の形態の要部を示す図1と同様の図
【符号の説明】
1、1A、1B、1C、1D、1E、1F バルブステ
ムシール 2、2B 補強環 4、4F シールリップ 5 シール体 6 バルブステム 7 リップ先端部 8 油面部 9 シール面 10 スプリングポケット 11 ガータースプリング 12、12C、12D、12E 内圧密封体 13 バルブガイド 14、14B ガイド装着部 21 装着フランジ部 22 バルブスプリング 24 内周リップ 25 外周リップ 26 シールシート 31 補強環 33 シールリップ 34 シール体 A ガイド側 O 密封側 α 油面角 β シール角

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関のバルブガイドに装着され、バ
    ルブステムとバルブガイドとの焼き付きを防止するため
    に適量のオイルを漏洩可能なシールリップを具備するバ
    ルブステムシールにおいて、 バルブステムシールと個別に形成された内圧密封体を前
    記バルブステムと常に摺接するように装着したことを特
    徴とするバルブステムシール。
  2. 【請求項2】 前記内圧密封体が前記シールリップとバ
    ルブガイドとの間に配設されていることを特徴とする請
    求項1に記載のバルブステムシール。
  3. 【請求項3】 前記バルブガイドへのガイド装着部に、
    前記内圧密封体を装着するための密封体装着部を設けた
    ことを特徴とする請求項2に記載のバルブステムシー
    ル。
  4. 【請求項4】 前記内圧密封体を前記シールリップを挟
    んでバルブガイドと対向するように配設したことを特徴
    とする請求項1に記載のバルブステムシール。
  5. 【請求項5】 前記内圧密封体がリップパッキッンであ
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項
    に記載のバルブステムシール。
  6. 【請求項6】 内燃機関のバルブガイドに装着され、バ
    ルブステムとバルブガイドとの焼き付きを防止するため
    に適量のオイルを漏洩可能なシールリップを具備するバ
    ルブステムシールにおいて、 前記バルブステムと常に摺接する内圧密封体をバルブス
    テムシールに一体形成したことを特徴とするバルブステ
    ムシール。
  7. 【請求項7】 前記内圧密封体は、自由状態において前
    記バルブステムと離間するとともに前記バルブガイドの
    上端面と対向可能に形成されており、バルブステムシー
    ルを前記バルブガイドへ装着した際に、前記バルブガイ
    ドの上端面に当接して弾性変形し、前記バルブステムと
    常に摺接するように形成されていることを特徴とする請
    求項6に記載のバルブステムシール。
  8. 【請求項8】 内燃機関のバルブガイドに装着され、バ
    ルブステムとバルブガイドとの焼き付きを防止するため
    に適量のオイルを漏洩可能なシールリップを具備するバ
    ルブステムシールにおいて、 前記シールリップを、前記内燃機関の排気ポート側に内
    圧が加わった場合に、前記シールリップのリップ先端部
    の前記バルブステムに対する当接力が増加するように形
    成したことを特徴とするバルブステムシール。
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