JPH1020304A - 反射型液晶表示装置 - Google Patents
反射型液晶表示装置Info
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- JPH1020304A JPH1020304A JP8171139A JP17113996A JPH1020304A JP H1020304 A JPH1020304 A JP H1020304A JP 8171139 A JP8171139 A JP 8171139A JP 17113996 A JP17113996 A JP 17113996A JP H1020304 A JPH1020304 A JP H1020304A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 反射型液晶表示装置において、光の減衰を少
なくし、明るい画像の表示を行うこと。反射基板の反射
膜として導電性のない材料も使用可能とし、紙的な質感
を出すこと、色調の補償をする。反射基板の反射率を向
上させる。 【解決手段】 液晶をＯＮ／ＯＦＦさせるストライプ状
の電極を透過基板だけに設け、基板に平行な横方向電界
を印加して液晶分子を回転させる。反射基板の反射面を
透明樹脂で被覆された紙で形成する。紙に色調を補償す
る顔料を含ませる。反射基板の反射面を蛍光体を含む薄
膜であって透明樹脂で被覆されたもので形成する。
なくし、明るい画像の表示を行うこと。反射基板の反射
膜として導電性のない材料も使用可能とし、紙的な質感
を出すこと、色調の補償をする。反射基板の反射率を向
上させる。 【解決手段】 液晶をＯＮ／ＯＦＦさせるストライプ状
の電極を透過基板だけに設け、基板に平行な横方向電界
を印加して液晶分子を回転させる。反射基板の反射面を
透明樹脂で被覆された紙で形成する。紙に色調を補償す
る顔料を含ませる。反射基板の反射面を蛍光体を含む薄
膜であって透明樹脂で被覆されたもので形成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は反射型アクティブマ
トリックス液晶表示装置あるいは反射型プロジェクタの
反射板などに用いられる液晶表示装置に関するものであ
る。
トリックス液晶表示装置あるいは反射型プロジェクタの
反射板などに用いられる液晶表示装置に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】最近、バックライトなしで明るい画像が
得られる反射型液晶表示装置が注目されている。図７
は、例えば特開平6-347828号公報に記載の従来の反射型
アクティブマトリックス液晶表示装置あるいは反射型プ
ロジェクタの反射板などに用いられる液晶表示装置の断
面構成図である。反射用基板201 の表面には通常アルミ
ニウムを主成分とする金属薄膜が設けられ、この金属薄
膜ともう一方の透明電極224 の付いたガラス基板202 の
間に液晶203 を封入する。アルミニウム薄膜は画素毎に
区切られ、各々の画素電極に印加される電圧は薄膜トラ
ンジスタ等のスイッチング素子により制御される。液晶
をＯＮ／ＯＦＦモードに切り換える電圧は、透過用基板
202 の全面に形成された透明電極224 と反射用基板201
のＳｉＮ膜215 との間に縦方向に印加される。透過用基
板202 を透過し、反射用基板201 のＳｉＮ膜215 で反射
された光は再び透過用基板202 を透過する。透過用基板
202 は、偏光板217 、ガラス基板220 、透明電極224 お
よび配向膜207 を含む。反射用基板201 は、ガラス基板
208 、ＴＦＴ211 、画素電極212 、ＳｉＮ膜215 および
配向膜216 を含む。218 は液晶203 を両基板間に封入す
るとともに基板間隔を決めるギャップ材である。
得られる反射型液晶表示装置が注目されている。図７
は、例えば特開平6-347828号公報に記載の従来の反射型
アクティブマトリックス液晶表示装置あるいは反射型プ
ロジェクタの反射板などに用いられる液晶表示装置の断
面構成図である。反射用基板201 の表面には通常アルミ
ニウムを主成分とする金属薄膜が設けられ、この金属薄
膜ともう一方の透明電極224 の付いたガラス基板202 の
間に液晶203 を封入する。アルミニウム薄膜は画素毎に
区切られ、各々の画素電極に印加される電圧は薄膜トラ
ンジスタ等のスイッチング素子により制御される。液晶
をＯＮ／ＯＦＦモードに切り換える電圧は、透過用基板
202 の全面に形成された透明電極224 と反射用基板201
のＳｉＮ膜215 との間に縦方向に印加される。透過用基
板202 を透過し、反射用基板201 のＳｉＮ膜215 で反射
された光は再び透過用基板202 を透過する。透過用基板
202 は、偏光板217 、ガラス基板220 、透明電極224 お
よび配向膜207 を含む。反射用基板201 は、ガラス基板
208 、ＴＦＴ211 、画素電極212 、ＳｉＮ膜215 および
配向膜216 を含む。218 は液晶203 を両基板間に封入す
るとともに基板間隔を決めるギャップ材である。
【０００３】図８は、透過型アクティブマトリックス液
晶表示装置において、液晶に印加する電圧を、２枚の液
晶を挟む基板のうち１枚に設けた電極で印加し、液晶は
PROCEEDINGS OF THE 15TH INTERNATIONAL DISPLAY RES
EARCH CONFERENCE p577 に記載してあるようにインプレ
ーンスイッチングモードで液晶を駆動するものである。
下側の基板だけにある電極234 に基板に平行な横方向の
電界233 を発生させ、液晶分子232 を基板と平行に回転
させて光の透過と遮断を切り替える。(a) は遮断状態、
(b) は透過状態を示す。これをインプレーンスイッチン
グモードと呼んでいる。230 ，235 は偏光板、231 は偏
光状態である。液晶をＯＮ／ＯＦＦさせる電極234 はス
トライプ状に設けられる。
晶表示装置において、液晶に印加する電圧を、２枚の液
晶を挟む基板のうち１枚に設けた電極で印加し、液晶は
PROCEEDINGS OF THE 15TH INTERNATIONAL DISPLAY RES
EARCH CONFERENCE p577 に記載してあるようにインプレ
ーンスイッチングモードで液晶を駆動するものである。
下側の基板だけにある電極234 に基板に平行な横方向の
電界233 を発生させ、液晶分子232 を基板と平行に回転
させて光の透過と遮断を切り替える。(a) は遮断状態、
(b) は透過状態を示す。これをインプレーンスイッチン
グモードと呼んでいる。230 ，235 は偏光板、231 は偏
光状態である。液晶をＯＮ／ＯＦＦさせる電極234 はス
トライプ状に設けられる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】図７に示す従来の反射
型液晶表示装置では、液晶をＯＮ／ＯＦＦさせる電極を
透過用基板202 と反射用基板201 の各々に設ける必要が
あった。その為、光は透過用基板202 の全面に設けた透
明電極224 を２回通過することになり、ここで相当に減
衰していた。また、反射用基板201 の反射膜は、液晶を
ＯＮ／ＯＦＦさせる電極を兼ねていたので、材料は導電
性の金属薄膜に限られていた。従って、反射は金属薄膜
で起こるので、反射光に紙的な質感を出せなかった。ま
た、光は配向膜207 、偏光板217 、液晶203 、透明電極
224 を通過するうちに入射光と同じ色調でなくなるが、
金属薄膜で鏡面的に反射させるだけだったので色調の変
化を補償することが出来なかった。反射膜の材料が導電
性のものに限られていたため、従来の鏡面以上の反射率
を得ることができなかった。
型液晶表示装置では、液晶をＯＮ／ＯＦＦさせる電極を
透過用基板202 と反射用基板201 の各々に設ける必要が
あった。その為、光は透過用基板202 の全面に設けた透
明電極224 を２回通過することになり、ここで相当に減
衰していた。また、反射用基板201 の反射膜は、液晶を
ＯＮ／ＯＦＦさせる電極を兼ねていたので、材料は導電
性の金属薄膜に限られていた。従って、反射は金属薄膜
で起こるので、反射光に紙的な質感を出せなかった。ま
た、光は配向膜207 、偏光板217 、液晶203 、透明電極
224 を通過するうちに入射光と同じ色調でなくなるが、
金属薄膜で鏡面的に反射させるだけだったので色調の変
化を補償することが出来なかった。反射膜の材料が導電
性のものに限られていたため、従来の鏡面以上の反射率
を得ることができなかった。
【０００５】この発明は、透過用基板での光の減衰を少
なくした反射型液晶表示装置を得ることを目的とする。
また、反射基板の反射膜として導電性のない材料も使用
可能とし、それにより、紙的な質感を出すこと、色調の
補償をすることを目的とする。また、反射用基板の反射
率を向上させることを目的とする。
なくした反射型液晶表示装置を得ることを目的とする。
また、反射基板の反射膜として導電性のない材料も使用
可能とし、それにより、紙的な質感を出すこと、色調の
補償をすることを目的とする。また、反射用基板の反射
率を向上させることを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明は、図８の透過
型液晶表示装置を反射型にすることにより前記の目的を
達成するものである。即ち、図８の下の基板を透過基板
とし、上の基板を反射基板とする。液晶をＯＮ／ＯＦＦ
させる電極は下の透過基板だけに設ければ良いので、反
射基板の反射膜は導電性のものでなくとも使用できる。
液晶をＯＮ／ＯＦＦする透明電極はくし型の形状に設け
れば良く、基板全面に設ける必要がないので、透明電極
での光の減衰は少なくなる。
型液晶表示装置を反射型にすることにより前記の目的を
達成するものである。即ち、図８の下の基板を透過基板
とし、上の基板を反射基板とする。液晶をＯＮ／ＯＦＦ
させる電極は下の透過基板だけに設ければ良いので、反
射基板の反射膜は導電性のものでなくとも使用できる。
液晶をＯＮ／ＯＦＦする透明電極はくし型の形状に設け
れば良く、基板全面に設ける必要がないので、透明電極
での光の減衰は少なくなる。
【０００７】この発明に係る反射型液晶表示装置は、入
射光を透過させる透過基板と、この透過基板に対し間隔
を置いて平行に設けられて前記透過基板を透過した光を
反射する反射基板と、前記間隔に封止された液晶分子
と、前記透過基板に設けられて、前記液晶分子を透過基
板に対し平行に回転させることにより光のスイッチング
を行う横方向電界を発生する電極とを備えている。
射光を透過させる透過基板と、この透過基板に対し間隔
を置いて平行に設けられて前記透過基板を透過した光を
反射する反射基板と、前記間隔に封止された液晶分子
と、前記透過基板に設けられて、前記液晶分子を透過基
板に対し平行に回転させることにより光のスイッチング
を行う横方向電界を発生する電極とを備えている。
【０００８】また、反射基板の反射面を紙で形成するも
のである。その際、色付きを補償する顔料を紙に含ませ
ても良い。
のである。その際、色付きを補償する顔料を紙に含ませ
ても良い。
【０００９】また、反射基板の反射面を蛍光体を含む薄
膜で形成するものである。
膜で形成するものである。
【００１０】また、横方向電界を発生させる電極が細長
い線状に形成されるものである。
い線状に形成されるものである。
【００１１】また、透過基板に前記電極と接続される薄
膜トランジスタを設けて横方向電界を制御するものであ
る。
膜トランジスタを設けて横方向電界を制御するものであ
る。
【００１２】また、反射基板の本体が酸化アルミニウム
で形成されるものである。
で形成されるものである。
【００１３】
実施の形態１．図１は本発明の反射型液晶表示装置の一
実施の形態について断面構造を示したものである。反射
基板となる板状のもの101 と透過基板となる板状のもの
102 の間の空隙に液晶103 を封入する。空隙間隔は球状
プラスチックからなるギャップ材118 により確定する。
反射基板となる板状のもの101 にはプラスチック板104
上に白色の紙105 を貼りこの上に薄く透明樹脂薄膜106
と配向膜107 をコーティングしたものを用いる。透過基
板となる板状のもの102 には、ガラス基板108 上に、ゲ
ート線109 とソース線110 とその交点に薄膜トランジス
タＴＦＴ111 があり、ＴＦＴ111 に接続されたＣｒから
なる画素電極112 と、Ｃｒからなる共通配線113 に接続
されたＣｒからなる共通電極114 が設けられたものの上
に、ＳｉＮ膜115 と配向膜116 をコーティングしたもの
を用いる。
実施の形態について断面構造を示したものである。反射
基板となる板状のもの101 と透過基板となる板状のもの
102 の間の空隙に液晶103 を封入する。空隙間隔は球状
プラスチックからなるギャップ材118 により確定する。
反射基板となる板状のもの101 にはプラスチック板104
上に白色の紙105 を貼りこの上に薄く透明樹脂薄膜106
と配向膜107 をコーティングしたものを用いる。透過基
板となる板状のもの102 には、ガラス基板108 上に、ゲ
ート線109 とソース線110 とその交点に薄膜トランジス
タＴＦＴ111 があり、ＴＦＴ111 に接続されたＣｒから
なる画素電極112 と、Ｃｒからなる共通配線113 に接続
されたＣｒからなる共通電極114 が設けられたものの上
に、ＳｉＮ膜115 と配向膜116 をコーティングしたもの
を用いる。
【００１４】図２に透過基板となる板状のもの102 の平
面図の一画素分を示す。ガラス基板104 上で直交するゲ
ート線109 とソース線110 の交点にＴＦＴ111 を配置す
る。ＴＦＴのゲートにゲート線109 を接続し、ＴＦＴの
ソースにソース線110 を接続する。ＴＦＴのドレインに
ストライプ形状の画素電極112 を接続する。ゲート線10
9 と平行に設けられた共通配線113 とストライプ形状の
共通電極114 を接続し、画素電極112 と共通電極114 間
に均一電界がかかる様に、くし型に形成された画素電極
112 と共通電極114 を配置する。画素電極112 と共通電
極114 の間隔は５〜20μｍとする。
面図の一画素分を示す。ガラス基板104 上で直交するゲ
ート線109 とソース線110 の交点にＴＦＴ111 を配置す
る。ＴＦＴのゲートにゲート線109 を接続し、ＴＦＴの
ソースにソース線110 を接続する。ＴＦＴのドレインに
ストライプ形状の画素電極112 を接続する。ゲート線10
9 と平行に設けられた共通配線113 とストライプ形状の
共通電極114 を接続し、画素電極112 と共通電極114 間
に均一電界がかかる様に、くし型に形成された画素電極
112 と共通電極114 を配置する。画素電極112 と共通電
極114 の間隔は５〜20μｍとする。
【００１５】透過基板102 となる板状のものの液晶に接
していない面に偏光板117 を貼る。２枚の基板を、ギャ
ップを制御するための球状のギャップ材118 を介して貼
り合わせ、液晶を封入する。２枚の基板を貼り合わせた
ものの透過基板の端子部にＩＣ等の出力を導入する端子
板を装着する。液晶は図８に示す様に配向し、入射光は
液晶部分を通過するときに、画素電極112 と共通電極11
4 間に印加される横方向電界によって基板に対し平行に
回転し、その光強度の変調を受ける。液晶には、Merck
社製造のＺＬＩ−2806を用いる。液晶に印加する電圧
は、ある特定の画素に与えられる時間だけ印加され、そ
の画素に次に電圧が書き込まれるまで保持される。
していない面に偏光板117 を貼る。２枚の基板を、ギャ
ップを制御するための球状のギャップ材118 を介して貼
り合わせ、液晶を封入する。２枚の基板を貼り合わせた
ものの透過基板の端子部にＩＣ等の出力を導入する端子
板を装着する。液晶は図８に示す様に配向し、入射光は
液晶部分を通過するときに、画素電極112 と共通電極11
4 間に印加される横方向電界によって基板に対し平行に
回転し、その光強度の変調を受ける。液晶には、Merck
社製造のＺＬＩ−2806を用いる。液晶に印加する電圧
は、ある特定の画素に与えられる時間だけ印加され、そ
の画素に次に電圧が書き込まれるまで保持される。
【００１６】画素電極112 および共通電極114 は透過基
板表面の一部にくし型の細長い線で形成されるだけであ
るから、これらを透過することによる光の減衰は基板表
面の全面に透明電極が形成されていた図７の従来装置に
比し著しく少なくなる。反射基板101 には、液晶103 を
ＯＮ／ＯＦＦさせる為の電極を設けないので、全く導電
性の無い材料で反射基板および反射面を形成することも
でき、装置作成の自由度が増し、製造コストを削減でき
る。図１では、プラスチック材料を反射用基板のベース
に用いているので製造コストを低減できる。また、図１
では、紙105 を透明樹脂で被膜したものを反射面として
いるので、反射光の乱反射成分を従来装置に比し増大さ
せることができ、紙的な質感を出すことができる。
板表面の一部にくし型の細長い線で形成されるだけであ
るから、これらを透過することによる光の減衰は基板表
面の全面に透明電極が形成されていた図７の従来装置に
比し著しく少なくなる。反射基板101 には、液晶103 を
ＯＮ／ＯＦＦさせる為の電極を設けないので、全く導電
性の無い材料で反射基板および反射面を形成することも
でき、装置作成の自由度が増し、製造コストを削減でき
る。図１では、プラスチック材料を反射用基板のベース
に用いているので製造コストを低減できる。また、図１
では、紙105 を透明樹脂で被膜したものを反射面として
いるので、反射光の乱反射成分を従来装置に比し増大さ
せることができ、紙的な質感を出すことができる。
【００１７】実施の形態２．図３は本発明の反射型液晶
表示装置の一実施の形態について断面構造を示したもの
である。反射基板となる板状のもの101 と透過基板とな
る板状のもの102 の間の空隙に液晶103 を封入する。反
射基板101 となる板状のものには不透明なアルミナ（酸
化アルミニウム）基板119 の上に配向膜107 を設けたも
のを用いる。透過基板102 にはガラス基板上に図２の実
施の形態１と同じ構成としたものを用いる。画素電極11
2 と共通電極114 の材料にはＣｒを用いる。反射基板10
1 は、配向膜107 以外は１枚のアルミナ基板119 で構成
できるので構造が簡単となる。
表示装置の一実施の形態について断面構造を示したもの
である。反射基板となる板状のもの101 と透過基板とな
る板状のもの102 の間の空隙に液晶103 を封入する。反
射基板101 となる板状のものには不透明なアルミナ（酸
化アルミニウム）基板119 の上に配向膜107 を設けたも
のを用いる。透過基板102 にはガラス基板上に図２の実
施の形態１と同じ構成としたものを用いる。画素電極11
2 と共通電極114 の材料にはＣｒを用いる。反射基板10
1 は、配向膜107 以外は１枚のアルミナ基板119 で構成
できるので構造が簡単となる。
【００１８】実施の形態３．図４は本発明の反射型液晶
表示装置の他の実施の形態について断面構造を示したも
のである。反射基板101 となる板状のものと透過基板と
なる板状のもの102の間の空隙に液晶103 を封入する。
反射基板101 となる板状のものにはガラス基板120 上に
アルミニウム薄膜121 とその上に透明樹脂薄膜106 と配
向膜107 を設けたものを用いる。透過基板となる板状の
もの102 にはガラス基板108 上に図２の実施の形態１と
同じものを用いる。
表示装置の他の実施の形態について断面構造を示したも
のである。反射基板101 となる板状のものと透過基板と
なる板状のもの102の間の空隙に液晶103 を封入する。
反射基板101 となる板状のものにはガラス基板120 上に
アルミニウム薄膜121 とその上に透明樹脂薄膜106 と配
向膜107 を設けたものを用いる。透過基板となる板状の
もの102 にはガラス基板108 上に図２の実施の形態１と
同じものを用いる。
【００１９】実施の形態４．図５は本発明の反射型液晶
表示装置の他の実施の形態について断面構造を示したも
のである。反射基板となる板状のもの101 と透過基板と
なる板状のもの102の間の空隙に液晶103 を封入する。
反射基板となる板状のもの101 にはプラスチック板104
上に蛍光体を含む薄膜122 をコーティングし、この上に
薄く透明樹脂薄膜106 と配向膜107 をコーティングした
ものを用いる。蛍光体には、蓄光性のある蛍光体ＺｎＣ
ｄＳ：Ｃｕを用いる。透過基板となる板状のもの102 に
はガラス基板上に図２の実施の形態１と同じものを用い
る。蛍光体を含む薄膜を反射面としているので、反射率
が増大する。
表示装置の他の実施の形態について断面構造を示したも
のである。反射基板となる板状のもの101 と透過基板と
なる板状のもの102の間の空隙に液晶103 を封入する。
反射基板となる板状のもの101 にはプラスチック板104
上に蛍光体を含む薄膜122 をコーティングし、この上に
薄く透明樹脂薄膜106 と配向膜107 をコーティングした
ものを用いる。蛍光体には、蓄光性のある蛍光体ＺｎＣ
ｄＳ：Ｃｕを用いる。透過基板となる板状のもの102 に
はガラス基板上に図２の実施の形態１と同じものを用い
る。蛍光体を含む薄膜を反射面としているので、反射率
が増大する。
【００２０】実施の形態５．図６は本発明の反射型液晶
表示装置の他の実施の形態について断面構造を示したも
のである。反射基板となる板状のもの101 と透過基板と
なる板状のもの102の間の空隙に液晶103 を封入する。
反射基板となる板状のもの101 にはプラスチック板104
上に紙123 を貼り、この上に薄く透明樹脂薄膜106 と配
向膜107 をコーティングしたものを用いる。紙123 に
は、液晶と配向膜と偏光板による色付きを補償する様
に、顔料を含有させておく。色補償は、反射光の色度が
色度図上でｘ＝0.33，ｙ＝0.33となるよう補償する。透
過基板となる板状のもの102 にはガラス基板108 上に図
２の実施の形態１と同じものを用いる。光が偏光板117
、配向膜107 ，116 、液晶103 、透明電極112 ，114
を透過することにより色が付いて入射光と異なる色調と
なっても紙123 に含ませた顔料によって補償することが
できる。
表示装置の他の実施の形態について断面構造を示したも
のである。反射基板となる板状のもの101 と透過基板と
なる板状のもの102の間の空隙に液晶103 を封入する。
反射基板となる板状のもの101 にはプラスチック板104
上に紙123 を貼り、この上に薄く透明樹脂薄膜106 と配
向膜107 をコーティングしたものを用いる。紙123 に
は、液晶と配向膜と偏光板による色付きを補償する様
に、顔料を含有させておく。色補償は、反射光の色度が
色度図上でｘ＝0.33，ｙ＝0.33となるよう補償する。透
過基板となる板状のもの102 にはガラス基板108 上に図
２の実施の形態１と同じものを用いる。光が偏光板117
、配向膜107 ，116 、液晶103 、透明電極112 ，114
を透過することにより色が付いて入射光と異なる色調と
なっても紙123 に含ませた顔料によって補償することが
できる。
【００２１】
【発明の効果】この発明の請求項１に係る反射型液晶表
示装置では、液晶分子を回転させて光のスイッチングを
行う横方向電界を発生する電極は透過基板の一部に形成
するだけであるので、電極による光の減衰は少なくて済
み明るい画像が得られる。
示装置では、液晶分子を回転させて光のスイッチングを
行う横方向電界を発生する電極は透過基板の一部に形成
するだけであるので、電極による光の減衰は少なくて済
み明るい画像が得られる。
【００２２】この発明の請求項２の反射型液晶表示装置
は、反射基板の反射面が紙で形成されているので、反射
光の乱反射成分が増大し、紙的な質感を出すことができ
る。
は、反射基板の反射面が紙で形成されているので、反射
光の乱反射成分が増大し、紙的な質感を出すことができ
る。
【００２３】この発明の請求項３の反射型液晶表示装置
は、色付きを補償する顔料を紙に含ませているので、透
過基板や液晶を光が透過する際に色が付いてもそれを補
償することができる。
は、色付きを補償する顔料を紙に含ませているので、透
過基板や液晶を光が透過する際に色が付いてもそれを補
償することができる。
【００２４】この発明の請求項４の反射型液晶表示装置
は、反射基板の反射面が蛍光体で形成されているので、
反射率が増大する。
は、反射基板の反射面が蛍光体で形成されているので、
反射率が増大する。
【００２５】この発明の請求項５の反射型液晶表示装置
は、横方向電界を発生させる電極が細長い線状であるの
で、電極による光の減衰が少なくなり明るい画像が得ら
れる。
は、横方向電界を発生させる電極が細長い線状であるの
で、電極による光の減衰が少なくなり明るい画像が得ら
れる。
【００２６】この発明の請求項６の反射型液晶表示装置
は、横方向電界を発生させる電極に接続される薄膜トラ
ンジスタを透過基板に設けたので、アクティブマトリッ
クス駆動が可能となり、同一基板内の近接部で異なる横
方向電圧を与えることができる。
は、横方向電界を発生させる電極に接続される薄膜トラ
ンジスタを透過基板に設けたので、アクティブマトリッ
クス駆動が可能となり、同一基板内の近接部で異なる横
方向電圧を与えることができる。
【００２７】この発明の請求項７の反射型液晶表示装置
は、反射基板の本体が酸化アルミニウムで形成されてい
るので、反射基板の構成が簡単になる。
は、反射基板の本体が酸化アルミニウムで形成されてい
るので、反射基板の構成が簡単になる。
【図１】 この発明の反射型液晶表示装置の一実施の形
態を示す断面図である。
態を示す断面図である。
【図２】 図１の透過基板の一画素分を示す平面図であ
る。
る。
【図３】 この発明の反射型液晶表示装置の他の一実施
の形態を示す断面図である。
の形態を示す断面図である。
【図４】 この発明の反射型液晶表示装置の他の一実施
の形態を示す断面図である。
の形態を示す断面図である。
【図５】 この発明の反射型液晶表示装置の他の一実施
の形態を示す断面図である。
の形態を示す断面図である。
【図６】 この発明の反射型液晶表示装置の他の一実施
の形態を示す断面図である。
の形態を示す断面図である。
【図７】 従来の反射型液晶表示装置の一例を示す断面
図である。
図である。
【図８】 従来の横方向電界を利用したインプレインス
イッチングモードの原理を示す断面図である。
イッチングモードの原理を示す断面図である。
101 反射基板、102 透過基板、103 液晶、104
プラスチック板、105白色紙、106 透明樹脂薄膜、107
配向膜、108 ガラス基板、109 ゲート線、110
ソース線、111 ＴＦＴ、112 画素電極、113 共
通配線、114 共通電極、115 ＳｉＮ膜、116 配
向膜、117 偏光板、118 ギャップ材、119 アルミ
ナ基板、120 ガラス基板、121 アルミニウム薄膜、
122蛍光体を含んだ膜、123 紙
プラスチック板、105白色紙、106 透明樹脂薄膜、107
配向膜、108 ガラス基板、109 ゲート線、110
ソース線、111 ＴＦＴ、112 画素電極、113 共
通配線、114 共通電極、115 ＳｉＮ膜、116 配
向膜、117 偏光板、118 ギャップ材、119 アルミ
ナ基板、120 ガラス基板、121 アルミニウム薄膜、
122蛍光体を含んだ膜、123 紙
Claims (7)
- 【請求項１】 入射光を透過させる透過基板と、この透
過基板に対し間隔を置いて平行に設けられて前記透過基
板を透過した光を反射する反射基板と、前記間隔に封止
された液晶分子と、前記透過基板の一部に設けられて、
前記液晶分子を透過基板に対し平行に回転させることに
より光のスイッチングを行う横方向電界を発生する電極
とを備えた反射型液晶表示装置。 - 【請求項２】 反射基板の反射面が紙で形成される請求
項１記載の反射型液晶表示装置。 - 【請求項３】 色付きを補償する顔料を紙に含ませたこ
とを特徴とする請求項２記載の反射型液晶表示装置。 - 【請求項４】 反射基板の反射面が蛍光体を含む薄膜で
形成される請求項１記載の反射型液晶表示装置。 - 【請求項５】 横方向電界を発生させる電極が細長い線
状に形成される請求項１記載の反射型液晶表示装置。 - 【請求項６】 透過基板に前記電極と接続される薄膜ト
ランジスタを設けて横方向電界を制御する請求項１に記
載の反射型液晶表示装置。 - 【請求項７】 反射基板の本体が酸化アルミニウムで形
成されている請求項１に記載の反射型液晶表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8171139A JPH1020304A (ja) | 1996-07-01 | 1996-07-01 | 反射型液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8171139A JPH1020304A (ja) | 1996-07-01 | 1996-07-01 | 反射型液晶表示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1020304A true JPH1020304A (ja) | 1998-01-23 |
Family
ID=15917715
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8171139A Pending JPH1020304A (ja) | 1996-07-01 | 1996-07-01 | 反射型液晶表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1020304A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7196760B2 (en) | 2001-03-06 | 2007-03-27 | Seiko Epson Corporation | Liquid crystal device, projection type display and electronic equipment |
| US10083651B2 (en) | 2009-10-21 | 2018-09-25 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Display device and electronic device including display device |
-
1996
- 1996-07-01 JP JP8171139A patent/JPH1020304A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7196760B2 (en) | 2001-03-06 | 2007-03-27 | Seiko Epson Corporation | Liquid crystal device, projection type display and electronic equipment |
| US7251008B2 (en) | 2001-03-06 | 2007-07-31 | Seiko Epson Corporation | Liquid crystal device, projection type display and electronic equipment |
| US7609352B2 (en) | 2001-03-06 | 2009-10-27 | Seiko Epson Corporation | Liquid crystal device, projection type display and electronic equipment |
| US10083651B2 (en) | 2009-10-21 | 2018-09-25 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Display device and electronic device including display device |
| US20190012960A1 (en) | 2009-10-21 | 2019-01-10 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Display device and electronic device including display device |
| US10657882B2 (en) | 2009-10-21 | 2020-05-19 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Display device and electronic device including display device |
| US11107396B2 (en) | 2009-10-21 | 2021-08-31 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Display device and electronic device including thin film transistor including top-gate |
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