JPH10203030A - 熱転写シート - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 感熱昇華転写層を有する熱転写シートを用い
た熱転写プリンタにおいて、受像紙の熱昇華性色材の受
像層がない裏面にも手間をかけずに印画を行うことを課
題とする。 【解決手段】 上記課題を解決する為に、本発明に係る
熱転写シートは、受像紙１枚のカラー印画に必要な熱昇
華転写層に加え、昇華性色材の受像層がない受像紙の裏
面にもモノクロまたはカラーで印画が可能な熱溶融転写
層を有し、熱昇華転写層と熱溶融転写層とで受像紙１枚
分となるよう構成された熱転写シートを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、熱転写シート、詳細に
は感熱昇華転写層と感熱溶融転写層とを有する熱転写シ
ートに関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、感熱昇華転写層を有する熱転写シ
ートを用いた熱転写プリンタが、階調性のよいカラー画
像を出力するカラープリンタとして、Ａ３サイズの業務
用途のものからＡ６サイズのビデオプリンタなどまで、
各種発売されている。特にＡ６サイズのカラープリンタ
は、ハガキ用のメディアを用意したり、そのままはがき
として投函できるような受像紙を用意し、挨拶状や年賀
状等に手軽にカラー画像を利用できるものも多い。従
来、この類の熱転写カラープリンタでは１色づつ受像紙
に印画する動作を繰り返し、複数の色を重ねることによ
り、カラー画像を得るように構成されている。このよう
な高画質のカラープリンタの普及により、手軽にカラー
出力を利用できるようになった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、手軽に
高画質なカラー出力をはがき等に利用出来るようになっ
たものの、感熱昇華転写による印画は、受像紙の熱昇華
性色材の受像層がない裏面には印画することは出来な
い。従って、はがき用等に印画した受像紙を投函する際
の宛名書き等には、熱転写シートを受像紙の裏面に印画
可能なシートに交換するか、受像層のない面に印画可能
な他の印画機器を利用するか、もしくは手書きに頼るし
かなかった。

【０００４】

【課題を解決する為の手段】上記課題を解決する為に、
本発明に係る熱転写シートは、受像紙１枚のカラー印画
に必要な熱昇華転写層に加え、昇華性色材の受像層がな
い受像紙の裏面にもモノクロまたはカラーで印画が可能
な熱溶融転写層を有し、熱昇華転写層と熱溶融転写層と
で受像紙１枚分となるよう構成された熱転写シートを提
供することで、受像紙裏面印画時の熱転写シート交換を
なくし、ユーザーの手間を低減することを目的とする。

【０００５】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を説明す
る。本発明の一実施形態の熱転写シートについて、図１
および図２を用いて説明する。図１に示される様に、熱
転写シートＴ１は、熱昇華転写層ＹＳ、熱昇華転写層Ｍ
Ｓおよび熱昇華転写層ＣＳと、斜線で示されている熱溶
融転写層ＫＴとで構成されている。

【０００６】図２に示される様に、熱転写シートＴ３
は、熱転写シートＴ１と同様の熱昇華転写層ＹＳ、Ｍ
Ｓ、ＣＳと、斜線で示されている熱溶融転写層ＹＴ、熱
溶融転写層ＭＴおよび熱溶融転写層ＣＴとで構成されて
いる。上記構成の各部について説明する。熱昇華転写層
ＹＳは、イエローを発色する熱昇華性染料からなる。熱
昇華転写層ＹＳは、加熱されることによって染料が昇華
し、受像紙Ｐに印画される。

【０００７】熱昇華転写層ＭＳは、マゼンタを発色する
熱昇華性染料からなる。熱昇華転写層ＭＳは、加熱され
ることによって染料が昇華し、受像紙Ｐに印画される。
熱昇華転写層ＣＳは、シアンを発色する熱昇華性染料か
らなる。熱昇華転写層ＣＳは、加熱されることによって
染料が昇華し、受像紙Ｐに印画される。熱溶融転写層Ｙ
Ｔは、イエローを発色する熱溶融性顔料からなる。熱溶
融転写層ＹＴは、加熱されることによって顔料が溶融
し、受像紙Ｐに印画される。

【０００８】熱溶融転写層ＭＴは、マゼンタを発色する
熱溶融性顔料からなる。熱溶融転写層ＭＴは、加熱され
ることによって顔料が溶融し、受像紙Ｐに印画される。
熱溶融転写層ＣＴは、シアンを発色する熱溶融性顔料か
らなる。熱溶融転写層ＣＴは、加熱されることによって
顔料が溶融し、受像紙Ｐに印画される。熱溶融転写層Ｋ
Ｔは、ブラックを発色する熱溶融性顔料からなる。熱溶
融転写層ＫＴは、加熱されることによって顔料が溶融
し、受像紙Ｐに印画される。

【０００９】次に、本実施形態の熱転写シートを図３に
示したプリンタ２０に装填して使用した場合の印画例に
ついて説明する。熱転写プリンタ２０は受像紙Ｐを反転
させる機構を有する。図３に示すように、プリンタ２０
は、給排紙ローラ１、給紙ローラ２、給紙ローラ３、キ
ャプスタンローラ４、ピンチローラ５、プラテン６、方
向変換部材７、方向変換部材８、反転用送りローラ９、
反転用送りローラ１０、排紙ローラ１１、サーマルヘッ
ド１２、制御部（図示せず）および給紙トレイ（図示せ
ず）とを含んでいる。

【００１０】また図３において、受像紙Ｐを給紙トレイ
（図示せず）からサーマルヘッド１２へと給送する給紙
経路を矢印Ｄで示す。同様に、受像紙Ｐに画像を記録す
る印画経路を矢印Ｅで示す。また、受像紙Ｐを排出する
排紙経路を矢印Ｆで示す。また、受像紙Ｐの表裏を反転
する反転経路を矢印Ｇで示す。このプリンタ２０に、前
述の熱転写シートが内蔵されたインクリボンカセット１
３を装填して使用する。

【００１１】また、印画に使用する受像紙Ｐは、熱昇華
性染料を定着させる受像層を少なくとも片面に有してい
る。なお、ここでは便宜上、受像層のある側の面を表面
とし、反対側の面を裏面とする。次にプリンタ２０の各
部について説明する。給排紙ローラ１は、受像紙Ｐを給
送する。給排紙ローラ１は、受像紙Ｐ給紙時には受像紙
Ｐを給紙ローラ２および３まで給送する。また、給排紙
ローラ１は、受像紙Ｐ排紙時には受像紙Ｐを排出口へ送
り出す。また、給排紙ローラ１は、印画動作中には排紙
経路Ｆと印画経路Ｅとの間で受像紙Ｐを往復的に給送す
る。

【００１２】給紙ローラ２および３は、受像紙Ｐ給紙時
に受像紙Ｐを圧接し、キャプスタンローラ４およびピン
チローラ５へ給送する。キャプスタンローラ４とピンチ
ローラ５は、受像紙Ｐを挟み込んで給送する。キャプス
タンローラ４とピンチローラ５は、印画動作時に印画経
路Ｅと排紙経路Ｆとの間で受像紙Ｐを往復的に給送す
る。また、キャプスタンローラ４とピンチローラ５は、
受像紙Ｐの反転動作時に受像紙Ｐを印画経路Ｅから反転
経路Ｇへ給送する。

【００１３】プラテン６は、サーマルヘッド１２に対向
する位置に配置されている。サーマルヘッド１２につい
ては後述する。プラテン６は熱転写シートと受像紙Ｐと
を圧接支持する。そして、プラテン６が回転することに
より、プラテン６自身とサーマルヘッド１２との間に挟
み込まれた受像紙Ｐが搬送される。方向変換部材７およ
び８は、受像紙Ｐの給送方向を変化させる。方向変換部
材７は、給紙経路Ｄと排紙経路Ｆとが交差する位置に配
置されている。方向変換部材８は、排紙経路Ｆと反転経
路Ｇとが交差する位置に配置されている。方向変換部材
７および８は、受像紙の給送方向を変化させる板状の部
材が軸７ａ及び８ａを回転軸として回転可能に取り付け
られている。方向変換部材の回転は、図示しない制御部
によって制御される。方向変換部材７および８は、受像
紙Ｐが方向変換部材に進入する方向と方向変換後の給送
方向とで形成される角度が鈍角となり、かつ方向変換後
の受像紙Ｐの給送方向が給送対象経路の入口を向く位置
に回転する。これにより、方向変換部材に給送されてき
た受像紙Ｐは方向変換部材に接触すると給送対象経路の
方向へ転向し、その後は方向変換部材の面に沿って移動
する。方向変換部材はこのようにして受像紙Ｐを給送対
象経路へと導く。

【００１４】反転用送りローラ９および１０は、受像紙
Ｐを挟み込んで給送する。反転用送りローラ９および１
０は、反転動作の際に受像紙Ｐを印画経路Ｅから反転経
路Ｇへと給送してから、給送方向を逆転して反転経路Ｇ
から排紙経路Ｆへと給送する。排紙ローラ１１は、受像
紙Ｐを給送する。排紙ローラ１１は、受像紙Ｐ排紙時に
は給排紙ローラ１に受像紙Ｐを圧接して排出口へ送り出
す。また、排紙ローラ１１は、印画動作中には給排紙ロ
ーラ１に受像紙Ｐを圧接して、排紙経路Ｆと印画経路Ｅ
との間で受像紙Ｐを往復的に給送する。

【００１５】サーマルヘッド１２は、画像の印画を行
う。サーマルヘッド１２は動作時に熱転写シートに圧接
する。サーマルヘッド１２は、圧接された熱転写シート
を印画すべき画像情報に従って加熱することにより、画
像が受像紙Ｐに印画される。制御部（図示せず）は、プ
リンタ２０内の各部の駆動を制御する。給紙トレイ（図
示せず）は、印画前の受像紙Ｐを蓄える。

【００１６】次に、図１に示した熱溶融転写層がブラッ
ク一色の熱転写シートＴ１を前述のプリンタ２０に用い
て両面印画を行った場合の印画動作において、制御部が
行う制御手順を図４を用いて説明する。印画動作に入る
と、まず、ステップ１において給排紙ローラ１を回転さ
せる。これにより、受像紙Ｐを給紙トレイから給紙す
る。

【００１７】次に、ステップ２で、方向変換部材７が受
像紙Ｐの給送方向を印画経路Ｅ方向へ変化させ、給紙ロ
ーラ２、３とキャプスタンローラ４を回転させることに
より、受像紙Ｐを給紙経路Ｄから印画経路Ｅへと給送す
る。次に、ステップ３で、プラテン６を回転させて受像
紙Ｐおよび熱転写シートＴ１を搬送しながら、サーマル
ヘッド１２を画像情報に応じて加熱する。これにより、
受像紙Ｐの表面に熱転写シートＴ１の熱昇華転写層ＹＳ
を印画する。

【００１８】熱昇華転写層ＹＳの印画が終了すると、ス
テップ４で、方向変換部材７および８が受像紙Ｐの給送
方向を排紙経路Ｆ方向へ変化させ、キャプスタンローラ
４と排紙ローラ１１、給排紙ローラ１を回転させること
により、受像紙Ｐを印画経路Ｅから排紙経路Ｆへと給送
する。受像紙Ｐを排紙経路Ｆの所定の位置まで給送した
ら、ステップ５で、給排紙ローラ１と排紙ローラ１１、
キャプスタンローラ４を回転させて、受像紙Ｐを排紙経
路Ｆから印画経路Ｅへと給送する。そして、プラテン６
を回転させて受像紙Ｐおよび熱転写シートＴ１を搬送し
ながら、サーマルヘッド１２を画像情報に応じて加熱す
る。これにより、受像紙Ｐの表面に熱転写シートＴ１の
熱昇華転写層ＭＳを印画する。

【００１９】熱昇華転写層ＭＳの印画が終了すると、ス
テップ６で、ステップ４と同様の制御を行い、受像紙Ｐ
を排紙経路Ｆへ給送する。次に、ステップ７で、ステッ
プ５と同様の制御を行い、受像紙Ｐの表面に熱転写シー
トＴ１の熱昇華転写層ＣＳを印画する。熱昇華転写層Ｃ
Ｓの印画を終了すると、ステップ１０で、方向変換部材
７および８が受像紙Ｐの給送方向を反転経路Ｇ方向へ変
化させ、キャプスタンローラ４と反転用送りローラ９お
よび１０を回転させることにより、受像紙Ｐを印画経路
Ｅから反転経路Ｇへ給送する。受像紙Ｐの給送量は、印
画経路Ｅから反転経路Ｇへ給送する際の受像紙Ｐの最後
尾が、次のステップ１１で反転経路Ｇから排紙経路Ｆへ
給送する際には先頭となる位置まで給送する。

【００２０】次に、ステップ１１で、方向変換部材８が
受像紙Ｐの給送方向を排紙経路Ｆ方向へ変化させ、反転
用送りローラ９および１０を回転させることにより、受
像紙Ｐを反転経路Ｇから排紙経路Ｆへ給送する。受像紙
Ｐの給送量は、反転経路Ｇから排紙経路Ｆへ給送する際
の受像紙Ｐの最後尾が、次のステップで排紙経路Ｆから
印画経路Ｅへ給送する際には先頭となる位置まで給送す
る。

【００２１】受像紙Ｐが反転されたら、ステップ２５
で、方向変換部材７および８が受像紙Ｐの給送方向を印
画経路Ｅ方向へ変化させ、給排紙ローラ１と排紙ローラ
１１、キャプスタンローラ４を回転させることにより、
受像紙Ｐを排紙経路Ｆから印画経路Ｅへと給送する。そ
して、プラテン６を回転させて受像紙Ｐおよび熱転写シ
ートＴ１を搬送しながら、サーマルヘッド１２を画像情
報に応じて加熱する。これにより、受像紙Ｐに熱転写シ
ートＴ１の熱溶融転写層ＫＴを受像紙Ｐの裏面に印画す
る。

【００２２】最後に、ステップ３０で、キャプスタンロ
ーラ４と給排紙ローラ１、排紙ローラ１１を回転させ
て、受像紙Ｐを排紙経路Ｆから排出口へと給送して排紙
し、印画動作を終了する。また図２に示した熱溶融転写
層がイエロー、マゼンタ、シアン三色で構成されている
熱転写シートＴ３を利用して、両面印画を行った場合の
制御手順を、図５を用いて説明する。なお、熱昇華転写
層の印画動作と、受像紙Ｐの反転動作の制御手順につい
ては、熱溶融転写層が単色の場合と同様の動作であるの
でここでは説明を省略する。

【００２３】まず、図５のステップ１からステップ７ま
でを実行して、熱昇華転写層の印画を行う。次に、ステ
ップ１０とステップ１１を実行して、受像紙Ｐの表裏を
反転する。次に、ステップ２０で、給排紙ローラ１と排
紙ローラ１１、キャプスタンローラ４を回転させて、受
像紙Ｐを排紙経路Ｆから印画経路Ｅへと給送する。そし
て、プラテン６を回転させて受像紙Ｐおよび熱転写シー
トＴ１を搬送しながら、サーマルヘッド１２を画像情報
に応じて加熱する。これにより、受像紙Ｐの裏面に熱転
写シートＴ３の熱溶融転写層ＹＴを印画する。

【００２４】次に、ステップ２１で、方向変換部材７お
よび８が受像紙Ｐの給送方向を排紙経路Ｆ方向へ変化さ
せ、キャプスタンローラ４と排紙ローラ１１、給排紙ロ
ーラ１を回転させることにより、受像紙Ｐを印画経路Ｅ
から排紙経路Ｆへと給送する。次に、ステップ２２で、
ステップ２０と同様の制御を行い、受像紙Ｐの裏面に熱
転写シートＴ３の熱溶融転写層ＭＴを印画する。

【００２５】次に、ステップ２３で、ステップ２１と同
様の制御を行い、受像紙Ｐを排紙経路Ｆの所定の位置ま
で給送する。次に、ステップ２４で、ステップ２０と同
様の制御を行い、受像紙Ｐの裏面に熱転写シートＴ３の
熱溶融転写層ＣＴを印画する。最後に、ステップ３０
で、キャプスタンローラ４と給排紙ローラ１、排紙ロー
ラ１１を回転させて、受像紙Ｐを排紙経路Ｆから排出口
へと給送して排紙し、印画動作を終了する。

【００２６】また、受像紙Ｐの両面に印画を行うだけで
なく、受像紙Ｐに熱昇華転写層を印画した上に重ねて熱
溶融転写層を印画することも可能である。この場合の制
御手順を図６、図７に示す。なお、熱昇華転写層の印画
動作と、熱溶融転写層の印画動作および受像紙Ｐの排出
動作の制御手順については、先に説明したものと同様の
制御であるので、ここでは説明を省略する。

【００２７】印刷動作は、まず両面印画と同様の制御で
ステップ１からステップ７までを実行して、熱昇華転写
層の印画を行う。次に、ステップ１５で、方向変換部材
７および８が受像紙Ｐの給送方向を排紙経路Ｆ方向へ変
化させ、キャプスタンローラ４と排紙ローラ１１、給排
紙ローラ１を回転させることにより、受像紙Ｐを印画経
路Ｅから排紙経路Ｆへと給送する。

【００２８】その後、熱溶融転写層の印画は、両面印画
の場合と同様の制御で、熱転写シートＴ１の場合は図６
のステップ２５を行い、熱転写シートＴ３の場合は図７
のステップ２０からステップ２４を行う。熱溶融転写層
の印画が終了したら、最後に、ステップ３０で受像紙Ｐ
を排出して印画動作を終了する。

【００２９】これにより、熱昇華転写層による再現性の
高い画像の上に熱溶融転写層による高品位な画像の印画
を、熱転写シートの交換なしに行うことが可能である。
なお、図１および図２は、何れも一実施形態を示したも
ので、用途に応じて熱転写層の種類、順番および構成を
規定するものではない。また、印画動作は、受像紙Ｐを
印画経路Ｅの方向へ搬送しながら印画を行い、その後排
紙経路Ｆ方向へ給送するとしたが、受像紙Ｐをまず印画
経路Ｅの奥まで給送した後に排紙経路Ｆ方向へ搬送しな
がら印画を行う方法でもよい。

【００３０】

【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば熱昇
華転写層と熱溶融転写層を同一の熱転写シート上に配置
することで、受像層を有する受像紙Ｐの表面へは従来通
り熱昇華転写層による高画質な印画を行い、受像紙Ｐ裏
面にも熱転写シートの交換をすることなく従来の受像面
と同様の動作でモノクロまたはカラー画像を、高品位に
印画することが可能となり、受像紙Ｐの裏面へ印画する
際の手間を低減することが可能となる。

【００３１】また、熱溶融転写層によって受像紙Ｐの裏
面を印画するので、従来裏面には文字等を書く場合が多
く、熱溶融転写の特徴である輪郭の鮮明さを生かした印
画が可能となる。また、熱昇華転写層で高画質な印画を
行った上に、熱溶融転写層で文字等を重ねて印画するこ
とも、熱転写シートの交換無しに行うことが可能とな
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の実施形態に係る熱溶融転写層が単色
で構成された熱転写シートを示すブロック図である。

【図２】 本発明の実施形態に係る熱溶融転写層が３色
で構成された熱転写シートを示すブロック図である。

【図３】 本発明の実施形態に係る熱転写シートを利用
するプリンタの一例を示す断面図である。

【図４】 本発明の実施形態に係る熱溶融転写層が単色
で構成された熱転写シートで両面印画を行った場合の制
御手順を示すフローチャートである。

【図５】 本発明の実施形態に係る熱溶融転写層が３色
で構成された熱転写シートで両面印画を行った場合の制
御手順を示すフローチャートである。

【図６】 本発明の実施形態に係る熱溶融転写層が単色
で構成された熱転写シートで片面印画を行った場合の制
御手順を示すフローチャートである。

【図７】 本発明の実施形態に係る熱溶融転写層が３色
で構成された熱転写シートで片面印画を行った場合の制
御手順を示すフローチャートである。

【符号の説明】

ＹＳ：イエローの熱昇華転写層 ＭＳ：マゼンタの熱昇華転写層 ＣＳ：シアンの熱昇華転写層 ＹＴ：イエローの熱溶融転写層 ＭＴ：マゼンタの熱溶融転写層 ＣＴ：シアンの熱溶融転写層 ＫＴ：ブラックの熱溶融転写層 Ｔ１：熱溶融転写層が単色の熱転写シート Ｔ３：熱溶融転写層が３色の熱転写シート Ｐ：受像紙

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 感熱転写層を有する熱転写シートにおい
   て、 前記熱転写シートの面上に、感熱昇華転写層と感熱溶融
   転写層とを有することを特徴とする熱転写シート。
2. 【請求項２】 前記感熱昇華転写層は、染料を主材料と
   することを特徴とする請求項１記載の熱転写シート。
3. 【請求項３】 前記感熱溶融転写層は、顔料を主材料と
   することを特徴とする請求項１記載の熱転写シート。
4. 【請求項４】 前記感熱昇華転写層と前記感熱溶融転写
   層とが、所定の規則に従って順番に配置されていること
   を特徴とする請求項１記載の熱転写シート。