JPH10202964A - カラーサーマルプリント方法及びプリンタ - Google Patents

カラーサーマルプリント方法及びプリンタ

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JPH10202964A
JPH10202964A JP9275596A JP27559697A JPH10202964A JP H10202964 A JPH10202964 A JP H10202964A JP 9275596 A JP9275596 A JP 9275596A JP 27559697 A JP27559697 A JP 27559697A JP H10202964 A JPH10202964 A JP H10202964A
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JP
Japan
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recording paper
roller
recording
capstan
auxiliary guide
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Application number
JP9275596A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Iso
正人 磯
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Priority to DE69735229T priority patent/DE69735229T2/de
Publication of JPH10202964A publication Critical patent/JPH10202964A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J11/00Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
    • B41J11/36Blanking or long feeds; Feeding to a particular line, e.g. by rotation of platen or feed roller

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)
  • Handling Of Sheets (AREA)
  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録紙のカールに起因する記録紙の送り精度
の低下を防止する。 【解決手段】 搬送ローラ対11を、キャプスタンロー
ラ11a,ニップローラ11b,補助ニップローラ11
c、ローラシフト機構11dから構成する。記録紙11
をニップローラ11bと補助ニップローラ11cとによ
り、キャプスタンローラ11aに一定角度θ1で巻き掛
ける。記録紙12を搬送ローラ対11により往復動させ
て、その3回の引き戻し中に、サーマルヘッド13で記
録エリアに対してイエロー画像,マゼンタ画像,シアン
画像を三色面順次で記録する。記録紙12の引き戻し及
び送り出しともに、ニップローラ11b,補助ニップロ
ーラ11cによりキャプスタンローラ11aへの記録紙
12の巻き掛け角度θ1が一定にされる。記録紙12に
熱記録によりカールが発生しても、このカールの影響を
受けることなく記録紙12を精度良く引き戻し又は送り
出すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラーサーマルプ
リント方法及びプリンタに関し、更に詳しくは記録紙を
ニップして送出しと引戻しとを交互に行いフルカラー画
像を記録するカラーサーマルプリント方法及びプリンタ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カラーサーマルプリンタ、例えばカラー
感熱プリンタでは、カラー感熱記録紙が用いられ、三色
面順次でフルカラー画像を記録する。このカラー感熱記
録紙は、ベース上に、シアン感熱発色層,マゼンタ感熱
発色層,イエロー感熱発色層が順次層設されており、最
上層となるイエロー感熱発色層の熱感度が最も高く、最
下層となるシアン感熱発色層の熱感度が最も低い。各感
熱発色層は、最上層から順番に記録されるが、マゼンタ
感熱発色層の記録の際に、イエロー感熱発色層内の未発
色成分が発色しないように、イエロー画像の記録後に4
20nmの紫色可視光線を照射して光定着する。同様
に、マゼンタ感熱発色層の記録後に、365nmの紫外
線を照射してマゼンタ感熱発色層を光定着する。このよ
うなカラー感熱プリンタでは、カラー感熱記録紙の送り
精度を上げるためにキャプスタンローラとニップローラ
とからなる搬送ローラ対が用いられる。また、キャプス
タンローラに記録紙を巻き掛けることで、キャプスタン
ローラとの接触面積を広げ、より確実な搬送力を得るこ
とも考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】熱記録の際にはサーマ
ルヘッドにより記録紙に熱が加えられるため、この熱に
より記録紙が湾曲してカールが発生する。特に、搬送力
を上げるために記録紙をキャプスタンローラに巻き掛け
ると、サーマルヘッドにより高熱が加わった状態で記録
紙がキャプスタンローラに巻き掛けられるため、カール
の曲率が大きくなる。また、フルカラー記録では、イエ
ロー画像、マゼンタ画像、シアン画像を三色面順次で記
録するため、各記録によりカールが累積されてしまい、
各色の記録の際のカールの曲率が次第に大きくなる。特
に、カラー感熱プリンタでは、イエロー感熱発色層が熱
感度が高くシアン感熱発色層が熱感度が低く設定されて
いるため、記録紙にかけられる熱エネルギーは次第に高
くなるため、各色の記録の際のカールの曲率が更に大き
くなる。このカールの曲率は湿度や温度によっても変化
する。
【0004】ところで、熱記録の際には搬送ローラ対に
より記録紙がサーマルヘッド側から引き出される。そし
て、三色面順次記録のために、記録の後は、搬送ローラ
対が逆転して記録紙がサーマルヘッド側に戻される。こ
の記録紙を戻すときに、記録紙のカールの影響を受け
て、搬送ローラ対による設定送り量と実際の送り量との
間にずれが発生する。この送り量のずれは、キャプスタ
ンローラに接触する記録紙の面側がカールにより縮み、
反対にニップローラに接触する記録紙の面側がカールに
より伸びるために発生すると考えられる。すなわち、キ
ャプスタンローラを設定送り量に対応するだけ回転させ
ても、これに接触する記録紙面はカールにより縮んだ状
態になっているので、実際には設定送り量よりも縮んだ
分だけ多く送られることになり、設定送り量と実際の送
り量との間にずれが発生する。したがって、この送り量
のずれは、カールの曲率が大きくなってカール半径が小
さくなるほど大きくなる。そして、この送り量のずれに
よって色ずれが発生してしまうという問題がある。
【0005】このように記録紙の送り量にずれを発生さ
せる要因となるカールは、前述したように各色の記録毎
に変化し、更に湿度や温度によっても変化するため、こ
のカール量を正確に把握して送り量のずれを特定し、こ
れを補正することは困難である。特に、キャプスタンロ
ーラに記録紙を巻き掛けて搬送力を上げるようにする
と、カールの曲率が更に大きくなるので、カールに起因
する送り量のずれも大きくなり、色ずれが目立つように
なる。このような問題は、感熱記録の他に昇華型や熱溶
融型の熱転写方式でも発生する。
【0006】更に、カラー感熱プリンタでは、次の熱記
録の際に前の熱記録における未記録発色部分が発色する
ことのないように、イエロー及びマゼンタの感熱発色層
は光定着性が与えられており、イエロー用及びマゼンタ
用の各定着ランプで定着光線を記録紙に照射するように
なっている。この場合に、イエロー用定着ランプとマゼ
ンタ用定着ランプとは記録紙の送り方向に並べて配置さ
れる。したがって、イエロー定着とマゼンタ定着とでは
定着光照射域の位置がずれることになり、これに対応し
て記録紙の送り量も変化させる必要がある。この送り量
の変化により、カール量に起因する記録紙の送り量のず
れも変化するため、このずれ量を正確に把握することは
より一層困難になる。
【0007】本発明は上記課題を解決するものであり、
熱記録の際に発生するカールの影響を受けることがな
く、記録紙を精度よく送ることができるようにしたカラ
ーサーマルプリント方法及びプリンタを提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、搬送ローラ対をキャプスタンローラとニ
ップローラと補助ガイド部材とから構成し、ニップロー
ラと補助ガイド部材、又はニップローラを挟むように配
置された上流側及び下流側の2個の補助ガイド部材によ
り、キャプスタンローラへの記録紙の巻き掛け角度を記
録紙の送出し中と引戻し中とで一定になるようにしたも
のである。また、カラーサーマルプリンタ又はカラー感
熱プリンタでは、搬送ローラ対を、記録紙が巻き掛けら
れるキャプスタンローラと、記録紙をキャプスタンロー
ラとともにニップするニップローラと、記録紙の巻き掛
け角度を記録紙の送出し中と引戻し中とで一定にする補
助ガイド部材とから構成したものである。
【0009】
【作用】搬送ローラ対により記録紙をニップして、記録
紙の送出しと引戻しとが交互に行われる。この記録紙の
送出し中又は引戻し中のいずれかで記録紙に対しサーマ
ルヘッドにより少なくとも3色の熱記録が順次行われ
る。搬送ローラ対は、ニップローラと補助ガイド部材と
によりキャプスタンローラへの記録紙の巻き掛け角度が
記録紙の送出し中と引戻し中とで一定になるようにされ
ている。したがって、記録紙に熱記録によりカールが発
生しても、このカールの曲率に関わり無く、キャプスタ
ンローラに巻き掛けられる記録紙の長さは記録紙の送出
し中または引き戻し中ともに、常に一定になる。これに
よりカールに起因する送り量のずれが発生することがな
く、記録紙が精度よく送られる。したがって、色ずれの
ないフルカラー画像が記録される。
【0010】
【発明の実施の形態】図2に示す側面図において、記録
紙ロール10は取付軸8に取り付けられることで、ロー
ル形態でキャビネット9内に収納されている。搬送ロー
ラ対11は記録紙ロール10からカラー感熱記録紙12
を引き出して、これをサーマルヘッド13に送りだす。
搬送ローラ対11は、キャプスタンローラ11aと、こ
れの上部に配置されるニップローラ11bと、キャプス
タンローラ11aの斜め上部に配置される補助ニップロ
ーラ11cと、ローラシフト機構11dとから構成され
ている。ニップローラ11b及び補助ニップローラ11
cは、ローラシフト機構11dにより上下動され、下降
した時に記録紙12のニップ状態になり、上昇した時に
記録紙12のニップ解除状態になる。
【0011】図1に示すように、補助ニップローラ11
cは、キャプスタンローラ11aを中心として、ニップ
ローラ11bから反時計方向に角度θ1だけ回転した位
置に配置されている。したがって、記録紙12はこれら
ニップローラ11b及び補助ニップローラ11cにより
キャプスタンローラ11aに常にθ1の角度で巻き掛け
られる。これにより記録紙12のロール形態とは反対側
に記録紙12が湾曲させられることで巻き癖が除去され
る。
【0012】記録紙12は、周知のように、支持体に対
しシアン感熱発色層,マゼンタ感熱発色層,イエロー感
熱発色層が順次層設されており、最上層のイエロー感熱
発色層の熱感度が最も高い。イエロー感熱発色層は、4
20nmの紫色可視光線によって発色能力が消失し、マ
ゼンタ感熱発色層は365nmの紫外線で発色能力が消
失する。
【0013】図2及び図3に示すように、搬送ローラ対
11の記録紙送り出し方向の下流側には、サーマルヘッ
ド13とプラテンローラ14とが配置されている。本実
施形態ではサーマルヘッド13が固定状態で取り付けら
れている。また、プラテンローラ14は硬質ゴムで作ら
れており、回転自在になっている。このプラテンローラ
14はアップダウン機構15により昇降自在に取り付け
られており、熱記録時には上方に変位してサーマルヘッ
ド13の発熱素子アレイ13aに記録紙12を押しつけ
る。なお、プラテンローラ14側を固定してサーマルヘ
ッド13側をシフト又は回転させてもよい。
【0014】サーマルヘッド13の発熱素子アレイ13
aは、プラテンローラ14の軸方向に多数の発熱素子が
ライン状に配置されて形成されている。そして、熱記録
時には画像データに応じて各発熱素子が駆動されること
で、3色面順次でフルカラー画像を記録する。
【0015】図2に示すように、サーマルヘッド13の
下流側にはカッタ16が配置されている。カッタ16
は、1対の可動刃16aが上下動することによって、記
録紙12をカット予定線から切断して、記録エリア部分
をシート状プリント17として切り離す。
【0016】カッタ16の下流側には、定着器20が配
置されている。定着器20は、リフレクタ21と、イエ
ロー用定着ランプ22と、マゼンタ用定着ランプ23
と、透明ガイド板24とから構成されている。イエロー
用定着ランプ22は、420nmの波長域の紫色可視光
線を放出してイエロー感熱発色層を定着し、次のマゼン
タ記録の際にイエロー成分が発色しないようにする。マ
ゼンタ用定着ランプ23は、365nmの波長域の紫外
線を放出して、マゼンタ感熱発色層を定着し、次のシア
ン記録の際にマゼンタ成分が発色しないようにする。透
明ガイド板24はアクリル板から構成されており、記録
紙12がリフレクタ21や定着ランプ22,23に接触
することがないように記録紙12をガイドする。なお、
透明ガイド板24は透明であればよく、ガラス板やプラ
スチック板等を用いてもよい。また、この透明ガイド板
は省略してもよい。
【0017】記録紙ロール10から定着器20までの記
録紙12の通路を形成するために、下側ペーパーガイド
板30,31、及び上側ペーパーガイド板32,33が
設けられている。第1下側ペーパーガイド板30は、記
録紙ロール10からカッタ16の間に配置されており、
キャプスタンローラ11a,プラテンローラ14のため
の開口が形成されている。第1上側ペーパーガイド板3
2は第1下側ペーパーガイド板30と対になっており、
記録紙ロール10からカッタ16の間に配置され、補助
ニップローラ11c,ニップローラ11b,サーマルヘ
ッド13のための開口が形成されている。
【0018】第2下側ペーパーガイド板31はカッタ1
6の下流側に配置されており、この第2下側ペーパーガ
イド板31の一方の側縁には、排紙トレイ板35が一体
に接続されている。この第2下側ペーパーガイド板31
には、第1及び第2排紙ローラ対36,37用の開口が
形成されている。また、第2上側ペーパーガイド板33
は、第2下側ペーパーガイド板31と対になっており、
このガイド板33にも、第1及び第2排紙ローラ対3
6,37、定着器20のための開口が形成されている。
【0019】図2に示すように、排紙トレイ板35は、
第2下側ペーパーガイド板31に対して下方に傾斜して
配置されており、第2下側ペーパーガイド31から第1
排紙ローラ対36で排紙されたシート状プリント17が
滑り下りるようにされている。この排紙トレイ板35の
下側にはペーパーストッパ38が形成されており、シー
ト状プリント17が排紙トレイ板35の下端部から脱落
することがないようにされている。この排紙トレイ板3
5とペーパーストッパ36により排紙トレイ39が構成
される。
【0020】前記第2排紙ローラ対37は、定着器20
の下流側に配置されている。この第2排紙ローラ対37
は、カッタ16により切断されたシート状プリント17
を、排紙トレイ板35が設けられている排紙位置まで搬
送する。また、図2及び図3に示すように、第1排紙ロ
ーラ対36は、排紙トレイ板35近くの第2ペーパーガ
イド板31,33に、定着器20の上流側及び下流側の
2箇所で配置されており、排紙位置にあるシート状プリ
ント17をニップして排紙トレイ板35に排出する。こ
れら第1及び第2排紙ローラ対36,37は、ニップロ
ーラ及び駆動ローラとから構成されており、図4に示す
ローラシフト機構36c,37cによって排紙時以外は
記録紙通路から退避した位置にされており、排紙の際に
シート状プリント17をニップするように構成されてい
る。
【0021】図4は、カラー感熱プリンタの電気的構成
を示すブロック図である。操作部50は、プリントスタ
ートキー等を備え、これらキーが操作されることで、各
種のコマンドをコントローラ51に送る。このコントロ
ーラ51は、ドライバ52、カッタ駆動部53、アップ
ダウン機構15、プリント制御部55、ランプ制御部5
6、ローラシフト機構11c,36c,37c、カウン
タ57を制御する。
【0022】コントローラ51は、ドライバ52に回転
方向信号と駆動パルスとを送る。このドライバ52は、
パルスモータ60を正転又は逆転させ、搬送ローラ対1
1のキャプスタンローラ11a及び排紙ローラ対36,
37の駆動ローラを正転又は逆転させる。カウンタ57
は、先端センサ61の先端検知信号が入力されたときか
らカウント動作を開始し、パルスモータ60が正転する
ときにカウントアップし、逆転するときにカウントダウ
ンする。先端センサ61は図1に示すように搬送ローラ
対11とサーマルヘッド13との間に配置されている。
【0023】カッタ駆動部53は、カッタ16の各可動
刃16aを上下動させ、カット予定線(仮想線)から記
録紙12をカットして、プリント済み部分をシート状プ
リント17として切り離す。アップダウン機構15は、
モータとカムとから構成され、図1(A)に示すよう
に、押圧位置ではプラテンローラ14を上昇させ記録紙
12をサーマルヘッド13の発熱素子アレイ13aに押
圧する。また、図1(B)に示すように、退避位置では
プラテンローラ14を下降させ、発熱素子アレイ13a
から記録紙12を離した位置にする。プリント制御部5
5は、1フレーム分の3色画像データを記憶したメモリ
と、ヘッドドライバとから構成され、各色の画像データ
に応じてサーマルヘッド13の各発熱素子を駆動する。
これらの発熱素子は、画像データ及び記録すべき色に応
じて発熱して、記録紙12を所望の濃度に発色させる。
【0024】ランプ制御部56は、イエロー用定着ラン
プ22とマゼンタ用定着ランプ23との発光を制御す
る。ローラシフト機構11a,36c,37cはソレノ
イド等から構成され、搬送ローラ対11,排紙ローラ対
36,37をニップ状態またはニップ解除状態にする。
【0025】次に、図5に示すフローチャートに基づき
上記実施形態の作用について説明する。プリントすべき
画像データの取込み後に、操作部50を操作してプリン
トを指示すれば、コントローラ51は、先ず、ドライバ
52を介してパルスモータ60を正転させ、搬送ローラ
対11により記録紙ロール10から記録紙12を引き出
して、これをサーマルヘッド13に送りだす。先端セン
サ61を記録紙12の先端が通過すると、コントローラ
51は、先端の検知時点よりカウンタ57のアップカウ
ントを開始する。このアップカウント値に基づき、コン
トローラ51は、記録エリアがサーマルヘッド13の発
熱素子アレイ13aを通過したことを検知して、記録紙
12の送出しを終了する。
【0026】次に、コントローラ51は、モータ60を
逆転して記録紙12を引き戻し、この引戻し中にカウン
タ57をダウンカウントする。コントローラ51は、こ
のダウンカウント値に基づき記録エリアを特定し、記録
エリアに対してサーマルヘッド13によりイエロー画像
を1ラインずつ記録する。イエロー画像の記録を終了し
た後に、記録紙12の先端通過を先端センサ61が検知
すると、記録紙12の引戻しを終了する。また先端検知
信号に基づきコントローラ51はカウンタ57のカウン
ト値をリセットする。記録紙12の引戻しの際は、搬送
ローラ対11により引き戻された記録紙12は記録紙ロ
ールの周囲の隙間で巻き弛むことで収納される。次に、
コントローラ51は、搬送ローラ対11を正転して記録
紙12を送り出し、記録エリアに対しイエロー用定着ラ
ンプ22により紫色可視光線を照射して、イエロー画像
を光定着する。イエロー画像の光定着が終了すると、コ
ントローラ51は搬送ローラ対11を逆転して記録紙1
2を引き戻し、この引き戻しの際に、記録エリアに対し
てマゼンタ画像を記録する。
【0027】以下、イエロー画像の定着と同じようにし
て、マゼンタ画像を記録した後に記録紙12の送り出し
でマゼンタ画像が定着される。マゼンタ画像の定着に際
しては、マゼンタ用定着ランプ23が発光して、記録エ
リアに対して紫外線を照射する。マゼンタ用定着ランプ
23は、イエロー用定着ランプ22の手前に配置されて
いるので、このマゼンタ定着の際の記録紙12の送り出
し量はイエロー定着の際の記録紙12の送り出し量より
も少なくされている。同様にして、記録紙12の引戻し
でシアン画像が記録される。なお、シアン感熱発色層は
イエローやマゼンタの発色層のように、光定着性が与え
られていないので定着の必要はないが、記録エリア内の
未記録白色部分や余白部分は淡黄色になっており、この
部分にマゼンタ定着光を照射すると、淡黄色を白色に漂
白することができるので、マゼンタ定着と同じように、
マゼンタ用定着ランプ23が点灯され、記録エリアが漂
白される。
【0028】この漂白中に、コントローラ51は、記録
紙12のカット予定線(仮想線)がカッタ16に位置し
たときに記録紙12の送り出しを停止し、カット予定線
で記録紙12を切断してシート状プリント17を記録紙
12から切り離す。この切断の後は、コントローラ51
は、ローラシフト機構37cにより第2排紙ローラ対3
7をニップ状態にして、シート状プリント17のみを排
紙トレイ板35がある排紙位置まで送り出し、シート状
プリント17を排出口43に位置決めする。この後、コ
ントローラ51は、ローラシフト機構37cによって第
2排紙ローラ対37をニップ解除状態にする。次に、コ
ントローラ51は、ローラシフト機構36cにより第1
排紙ローラ36をニップ状態にして、シート状プリント
17を排紙トレイ39に排出する。
【0029】図1(A)に示すように、記録紙12を引
き戻して熱記録する際には、記録紙12はニップローラ
11b及び補助ニップローラ11cによって、キャプス
タンローラ11aに所定角度θ1で巻き掛けられてお
り、キャプスタンローラ11aの回転により記録紙12
が確実に引き戻される。また、図1(B)に示すよう
に、記録を終了した後の搬送ローラ対11による記録紙
12の送り出しでも、記録紙12はニップローラ11b
及び補助ニップローラ11cにより引き戻しの時と同じ
ようにキャプスタンローラ11aに所定角度θ1で巻き
掛けられており、記録紙12が確実に送りだされる。し
かも、記録紙12に熱記録の際にカールが発生しても、
記録紙12のキャプスタンローラへの巻き掛け角度θ1
が変化することはないため、カールによる記録紙12の
設定送り量と実際の送り量との間にずれが発生すること
がない。したがって、サーマルヘッド13の発熱素子ア
レイ13aに対する記録エリアの位置再現性が低下する
ことがなく、色ずれが発生することがない。
【0030】なお、図6に示すように、図2における搬
送ローラ対11を給紙ローラ対63とし、サーマルヘッ
ド13とカッタ16との間に別の搬送ローラ対64を設
けるとともに、サーマルヘッド13の向きを図2のもの
と反対にすることで、記録紙12の送り出しの際に記録
を行うようにしてもよい。この場合にも、搬送ローラ対
64をキャプスタンローラ64aとニップローラ64b
と補助ニップローラ64cとから構成して、記録紙12
の送り出しと引き戻しとにおけるキャプスタンローラ6
4aへの記録紙12の巻き掛け角度を同じにする。そし
て、記録後も記録紙12の送り出しを続行して、この送
り出し中に定着を行う。更には、この定着の後の記録紙
の引戻し中にも定着を行うようにしてよい。なお、図6
において、図2と同一構成部材には同一符号が付してあ
る。
【0031】上記実施形態では、ニップローラ11b及
び補助ニップローラ11cを用いてキャプスタンローラ
11aへの記録紙12の巻き掛け角度θ1が常に一定に
なるようにしたが、この他に、図7に示すように、搬送
ローラ対70を、キャプスタンローラ70aとニップロ
ーラ70bと補助ニップローラ70cとローラシフト機
構70dとから構成してもよい。この場合に、補助ニッ
プローラ70cにガイド部材71を設けるとよい。
【0032】更には、図8に示すように、図7に示す補
助ニップローラ70c及びガイド部材71に代えて、押
さえガイド板75を用いて、搬送ローラ対76を構成し
てもよい。押さえガイド板75としては、バネ材で付勢
したガイド板や、バネ材で構成したガイド板が用いられ
る。なお、押さえガイド板75には、断面円弧形状の記
録紙接触面75aが形成されており、記録紙の案内が円
滑に行われるようになっている。
【0033】また、図9に示すように、ニップローラ7
0bの両側に押さえガイド板81,82を配置して、搬
送ローラ対83を構成してもよい。更には、図10に示
すように、図9の押さえガイド板81,82の代わりに
補助ニップローラ85,86をニップローラ70bの両
側に配置して、搬送ローラ対87を構成してもよい。な
お、図8ないし図10において、図7に示す搬送ローラ
対70と同一構成部材には同一符号が付してある。ま
た、図示は省略したが、ニップローラに無端ベルトを掛
けて、この無端ベルトをキャプスタンローラに接触させ
ることで、記録紙のキャプスタンローラへの接触角度を
常に一定にしてもよい。
【0034】上記各実施形態では、補助ニップローラを
記録紙12を介してキャプスタンローラに接触させてい
る。したがって、補助ニップローラが記録紙を介してキ
ャプスタンローラに接触しているニップ状態では、補助
ニップローラはキャプスタンローラと同期して回転す
る。このため、補助ニップローラ自体が搬送ローラ対の
駆動部の一部となる。そして、補助ニップローラへの記
録紙の巻き掛け角度が変化すると、補助ニップローラを
含めた搬送ローラ対の駆動部における記録紙の巻き掛け
角度が変化してしまう。この補助ニップローラへの記録
紙の巻き掛け角度の変化量は、本発明の補助ガイド部材
が無い従来のキャプスタンローラへの記録紙の巻き掛け
角度の変化量に比べて少しではあるが、この変化量のた
め記録紙の送り精度が低下する。このため、補助ニップ
ローラへの記録紙の巻き掛け角度が変化する装置に対し
ては、以下のようにして、巻き掛け角度の変化の影響を
無くすようにする。
【0035】図11に示すように、補助ガイドローラ8
8,89を搬送ローラ対90のキャプスタンローラ90
aから離して且つニップローラ90bの上流側及び下流
側に配置する。これにより、補助ガイドローラ88,8
9を記録紙搬送系の駆動部に含めないようにすることが
できる。したがって、補助ガイドローラ88,89に対
する記録紙12の巻き掛け角度が変動しても、キャプス
タンローラ90aへの記録紙12の巻き掛け角度θ2は
変動することがなく常に一定になる。これにより、記録
紙12のカールによる送り量の変動をより一層押さえる
ことができ、記録紙の送り精度を上げることができる。
したがって、色ずれをより一層抑えた三色面順次記録が
可能になる。
【0036】また、図12に示すように、補助ガイドロ
ーラ88,89に代えて、断面円弧形状のガイド突条9
1aを備えた補助ガイド板91を配置してもよい。
【0037】なお、記録紙12としてのカラー感熱記録
材料は剛性の高い支持体を用いているので、それ自体の
剛性により補助ガイドローラやガイド板側に接触する方
向に力が作用する。したがって、補助ガイドローラ等に
記録紙を接触させるための更なるガイド部材は不要であ
る。しかし、剛性の低い記録紙等を用いる場合には、補
助ガイドローラ88,89や補助ガイド板91から記録
紙12が離れるおそれがある。この場合には、図13に
示すように、記録紙12が離れることがないように押さ
えローラ92を設ける。押さえローラ92は、搬送ロー
ラ対90のキャプスタンローラ90aとの間に余裕の空
間がある場合には、補助ガイドローラ88,89又は補
助ガイド板91に接触させる位置で配置する。また、空
間的に余裕がない時には、図13に二点鎖線で示すよう
に、押さえローラ92の代わりに更なるガイドローラ9
3を設けて、記録紙12が補助ガイドローラ88,89
から離れることがないようにガイドする。
【0038】図14に示すように、搬送ローラ対90の
ニップローラ90bに対し記録紙送出し方向の上流側
に、補助ガイドローラ94をキャプスタンローラ90a
から離して配置するとともに、ニップローラ90bの下
流側に補助ニップローラ95を配置し、更に、補助ニッ
プローラ95の下流側に補助ガイドローラ対96を配置
して、キャプスタンローラ90aへの記録紙12の巻き
掛け角度θ2を常に一定にしてもよい。なお、下流側に
配置した補助ガイドローラ対96は、ガイドローラ96
aとこれに接触して回転する押さえローラ96bとから
構成したが、補助ガイドローラ対96のガイドローラ9
6aから記録紙12が離れることがない場合にはこの押
さえローラ96bを省略してもよい。
【0039】図11に示す補助ガイドローラ88,89
はフレーム等に回動自在に取り付けられ、その取り付け
位置は変動することがないようにされたが、この他に、
図15に示すように、1組の補助ガイドローラ97,9
8をスイングフレーム99に回動自在に取り付けてもよ
い。スイングフレーム99は、搬送ローラ対90のキャ
プスタンローラ90aの軸と同心で回動自在にされてい
る。この場合には、記録紙12の張力等の変動に応じて
スイングフレーム99も回転するので、記録紙12の張
力変動が抑えられる。また、スイングフレーム99が回
転しても、キャプスタンローラ90aへの記録紙12の
巻き掛け角度θ2は変動することがなく常に一定にな
る。なお、ガイドローラに代えて、断面円弧形状のガイ
ド面を備えたガイド部材を取り付けてもよい。また、図
示のものは、補助ガイドローラ88,89をキャプスタ
ンローラ90から離して配置したが、補助ガイドローラ
又は補助ガイド部材は、キャプスタンローラ90aに接
触させたニップ状態にしてスイングフレーム99に取り
付けもよい。更に、前記スイングフレーム99は、コイ
ルバネ等により中立位置に保持させることが好ましい
が、この他に、自由に揺動できるように、フリー状態と
してもよい。
【0040】上記実施形態では、記録紙ロール10を用
いたが、この他にカットシートタイプの記録紙を用いる
場合に本発明を実施してもよい。また、上記実施形態で
は、図1に示すように、排紙トレイ39を記録紙12の
記録の際の送り方向に対して直交する横方向に配置した
が、この他に、記録紙12の送り方向と同じ方向に排紙
トレイを配置してもよい。
【0041】上記実施形態では、搬送ローラ対11によ
り引き戻した記録紙12を記録紙ロール10の周囲の隙
間で記録紙12を巻き弛ませて収納したが、この他に、
記録紙ロール10を巻き取り方向に回転して、引き戻し
た記録紙12を収納するようにしてもよい。また、記録
紙ロール10と搬送ローラ対11との間にフリーループ
を形成することで引き戻した記録紙12を一時的に貯留
してもよい。
【0042】上記実施形態では、第1及び第2排紙ロー
ラ対36,37によりペーパーガイド板31上から排紙
トレイ39にシート状プリント17を送り出すようにし
たが、これに変えて搬送ベルトやシート押出し部材など
によりシート状プリント17を送るようにしてもよい。
また、第1及び第2排紙ローラ対36,37は上記実施
形態のものに限定されることなく、その配置位置及び配
置個数は適宜変更してもよい。
【0043】また、光定着器20の定着光照射域の幅
(記録紙の送り方向における長さ)が広い場合で記録エ
リアの先端部分及び後端部分で定着むらが発生する場合
には、定着光照射域内で記録紙の送り出し方向に移動し
て定着光を遮光するシャッタを設けて、記録紙の送りに
連動させてシャッタの開閉を行い、光定着エリア内の積
算定着光量分布を均一にしてもよい。また、シャッタに
よる定着むらの補正の他に、記録エリアの全エリアが定
着光照射域内を通過するように記録紙12を送り、この
定着光照射域内への記録エリアの通過の際に、シャッタ
により記録エリアに隣接する未記録エリア部分を遮光す
ることにより、定着むらの発生を防止するとともに、未
記録エリアの定着を防止してもよい。
【0044】また、プラテンローラ14の代わりに、固
定のプラテンプレートを用いてもよい。また、カッタ
ー、光定着器等の位置は適宜変更してもよい。また、上
記実施形態ではカラー感熱プリンタに本発明を実施した
が、この他に昇華型や溶融型のカラー熱転写プリンタに
本発明を実施してもよい。この場合にもカールを一定に
して記録紙を精度良く送り出し又は引き戻すことができ
る。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、搬送ローラ対をキャプ
スタンローラとニップローラと補助ガイド部材とから構
成し、ニップローラと補助ガイド部材とにより、又はニ
ップローラを挟むように上流側及び下流側に配置した2
個の補助ガイド部材により、キャプスタンローラへの記
録紙の巻き掛け角度を記録紙の送出し中と引戻し中とで
一定になるようにしたから、記録紙にカールが発生して
も、キャプスタンローラへの記録紙の巻き掛け量が一定
になるため、カールに起因する送り量のずれが発生する
ことがなく、記録紙の送りを精度よく行うことができ
る。しかも、搬送ローラ対への記録紙の入る角度と出る
角度が異なる記録紙通路でよいため、設計の自由度が高
くなり、多様な記録紙通路に対応することができる。
【0046】前記補助ガイド部材をローラから構成し、
このローラを前記キャプスタンローラから離して配置す
ることにより、補助ガイド部材に対する記録紙の巻き掛
け角度が変動してもキャプスタンローラに対する記録紙
の巻き掛け角度を常に一定にすることができる。したが
って、補助ガイド部材に対する記録紙の巻き掛け角度の
変動による影響を無くすことができ、記録紙の送り精度
をより一層上げることができる。また、補助ガイド部材
を前記ニップローラの上流側及び下流側に配置すること
で、上流側及び下流側の両方で記録紙の巻き掛け角度の
変動に対応することができ、記録紙の送り精度を上げる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したカラー感熱プリンタの要部を
示す概略図であり、(A)は記録紙を引き戻して熱記録
を行っている状態を示し、(B)は記録紙を送り出して
いる状態を示している。
【図2】カラー感熱プリンタの全体の概略を示す側面図
である。
【図3】カラー感熱プリンタの全体の概略を示す平面図
である。
【図4】カラー感熱プリンタの電気的構成を示すブロッ
ク図である。
【図5】カラー感熱プリンタにおける処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図6】記録紙の送り出し時に記録を行う他の実施形態
におけるカラー感熱プリンタの全体の概略を示す側面図
である。
【図7】ガイド部材を用いた他の実施形態における搬送
ローラ対を示す概略図である。
【図8】押さえガイド板を用いた他の実施形態における
搬送ローラ対を示す概略図である。
【図9】2個の押さえガイド板を用いた他の実施形態に
おける搬送ローラ対を示す概略図である。
【図10】2個の補助ニップローラを用いた他の実施形
態における搬送ローラ対を示す概略図である。
【図11】キャプスタンローラから離して配置した2個
の補助ガイドローラを有する他の実施形態における搬送
ローラ対を示す概略図である。
【図12】キャプスタンローラから離して配置した2個
の補助ガイド板を有する他の実施形態における搬送ロー
ラ対を示す概略図である。
【図13】キャプスタンローラから離して配置した2個
の補助ガイドローラと押さえローラとを有する他の実施
形態における搬送ローラ対を示す概略図である。
【図14】上流側補助ガイドローラと下流側補助ニップ
ローラと補助ガイドローラ対とを備えた他の実施形態に
おける搬送ローラ対を示す概略図である。
【図15】キャプスタンローラから離して配置した2個
の補助ガイドローラをスイングフレームに回動自在に取
り付けた他の実施形態における搬送ローラ対を示す概略
図である。
【符号の説明】
10 記録紙ロール 11,64,70,76,83,87,90 搬送ロー
ラ対 11a,70a,90a キャプスタンローラ 11b,70b,90b ニップローラ 11c,70c,85,86,95 補助ニップローラ 11d,70d ローラシフト機構 12 記録紙 13 サーマルヘッド 14 プラテンローラ 16 カッタ 20 定着器 22 イエロー用定着ランプ 23 マゼンタ用定着ランプ 36,37 排紙ローラ対 63 給紙ローラ対 75,81,82 押さえガイド板 88,89,94,97,98 ガイドローラ 99 スイングフレーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B65H 5/06 B41M 5/18 D

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送ローラ対により記録紙をニップし
    て、記録紙の送出しと引戻しとを交互に行い、この送出
    し中又は引戻し中のいずれかで記録紙に対しサーマルヘ
    ッドにより少なくとも3色の熱記録を順次行うカラーサ
    ーマルプリント方法において、 前記搬送ローラ対をキャプスタンローラとニップローラ
    と補助ガイド部材とから構成し、ニップローラと補助ガ
    イド部材とによりキャプスタンローラへの記録紙の巻き
    掛け角度を記録紙の送出し中と引戻し中とで一定になる
    ようにしたことを特徴とするカラーサーマルプリント方
    法。
  2. 【請求項2】 搬送ローラ対により記録紙をニップし
    て、記録紙の送出しと引戻しとを交互に行い、この送出
    し中又は引戻し中のいずれかで記録紙に対しサーマルヘ
    ッドにより少なくとも3色の熱記録を順次行うカラーサ
    ーマルプリント方法において、 前記搬送ローラ対を、キャプスタンローラとニップロー
    ラとこのニップローラを挟むように配置される上流側及
    び下流側の補助ガイド部材とから構成し、上流側及び下
    流側の補助ガイド部材によりキャプスタンローラへの記
    録紙の巻き掛け角度を記録紙の送出し中と引戻し中とで
    一定になるようにしたことを特徴とするカラーサーマル
    プリント方法。
  3. 【請求項3】 記録紙をニップして送出しと引戻しとを
    交互に行う搬送ローラ対と、この搬送ローラ対による記
    録紙の3回の送出しの際に又は3回の引戻しの際に、記
    録エリア内にイエロー画像,マゼンタ画像,シアン画像
    を順次熱記録するサーマルヘッドとを備えたカラーサー
    マルプリンタにおいて、 前記搬送ローラ対を、記録紙が巻き掛けられるキャプス
    タンローラと、記録紙をキャプスタンローラとともにニ
    ップするニップローラと、記録紙のキャプスタンローラ
    への巻き掛け角度を記録紙の送出し中と引戻し中とで一
    定にする補助ガイド部材とから構成したことを特徴とす
    るカラーサーマルプリンタ。
  4. 【請求項4】 少なくともイエロー感熱発色層,マゼン
    タ感熱発色層,シアン感熱発色層を有するカラー感熱記
    録紙をニップして送出しと引戻しとを交互に行う搬送ロ
    ーラ対と、この搬送ローラ対による記録紙の3回の送出
    しの際に又は3回の引戻しの際に、記録エリア内にイエ
    ロー画像,マゼンタ画像,シアン画像を順次熱記録する
    サーマルヘッドと、イエロー画像を記録した後の記録紙
    の送出し中又は引戻し中にイエロー感熱発色層に特有な
    光線を照射してイエロー画像を光定着するイエロー用定
    着ランプと、マゼンタ画像を記録した後の記録紙の送出
    し中又は引戻し中にマゼンタ感熱発色層に特有な光線を
    照射してマゼンタ画像を光定着するマゼンタ用定着ラン
    プとを備えたカラー感熱プリンタにおいて、 前記搬送ローラ対を、記録紙が巻き掛けられるキャプス
    タンローラと、記録紙をキャプスタンローラとともにニ
    ップするニップローラと、記録紙のキャプスタンローラ
    への巻き掛け角度を記録紙の送出し中と引戻し中とで一
    定にする補助ガイド部材とから構成したことを特徴とす
    るカラー感熱プリンタ。
  5. 【請求項5】 前記補助ガイド部材をローラから構成
    し、このローラを前記キャプスタンローラから離して配
    置したことを特徴とする請求項4記載のカラー感熱プリ
    ンタ。
  6. 【請求項6】 前記補助ガイド部材をローラから構成
    し、このローラを前記キャプスタンローラに接触させて
    配置したことを特徴とする請求項4記載のカラー感熱プ
    リンタ。
  7. 【請求項7】 前記補助ガイド部材をガイド板から構成
    し、このガイド板を前記キャプスタンローラから離して
    配置したことを特徴とする請求項4記載のカラー感熱プ
    リンタ。
  8. 【請求項8】 前記補助ガイド部材をガイド板から構成
    し、このガイド板を前記キャプスタンローラに接触させ
    て配置したことを特徴とする請求項4記載のカラー感熱
    プリンタ。
  9. 【請求項9】 前記補助ガイド部材を前記ニップローラ
    の上流側及び下流側に配置したことを特徴とする請求項
    5ないし8いずれか1つ記載のカラー感熱プリンタ。
  10. 【請求項10】 前記補助ガイド部材をスイングフレー
    ムに取り付け、このスイングフレームをキャプスタンロ
    ーラと同心で揺動自在に配置したことを特徴とする請求
    項9記載のカラー感熱プリンタ。
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US08/975,320 US5988907A (en) 1996-11-21 1997-11-21 Paper transport device for color thermal printer
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