JPH10200380A - フリップフロップ回路 - Google Patents

フリップフロップ回路

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JPH10200380A
JPH10200380A JP8357702A JP35770296A JPH10200380A JP H10200380 A JPH10200380 A JP H10200380A JP 8357702 A JP8357702 A JP 8357702A JP 35770296 A JP35770296 A JP 35770296A JP H10200380 A JPH10200380 A JP H10200380A
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clock signal
clock
flip
flop circuit
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K3/00Circuits for generating electric pulses; Monostable, bistable or multistable circuits
    • H03K3/02Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses
    • H03K3/027Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses by the use of logic circuits, with internal or external positive feedback
    • H03K3/037Bistable circuits
    • H03K3/0372Bistable circuits of the master-slave type
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K3/00Circuits for generating electric pulses; Monostable, bistable or multistable circuits
    • H03K3/01Details
    • H03K3/013Modifications of generator to prevent operation by noise or interference

Abstract

(57)【要約】 【課題】 チップ面積の増加を最小限に抑制でき、クロ
ックスキューによる誤動作を回避できるフリップフロッ
プ回路を実現する。 【解決手段】 フリップフロップ回路にクロック制御回
路30を設け、基準クロック信号CKとスキュー調整用
クロック信号SCKの論理和でマスタラッチ回路10に
供給するクロック信号CKMを生成し、基準クロック信
号CKに応じてスレーブラッチ回路20に供給するクロ
ック信号CKSを生成し、基準クロック信号CKよりス
キューマージン分だけ位相が進んでいるクロック信号S
CKの立ち上がりエッジで入力信号Dをフリップフロッ
プ回路に取り込み、基準クロック信号CKの立ち上がり
エッジでそれを出力し、クロック信号SCKを論理
“0”に保持することにより、フリップフロップ回路を
通常の通り動作させる。これにより、クロックスキュー
による誤動作を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フリップフロップ
回路、特にクロックスキューによる誤動作を防止できる
フリップフロップ回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、プロセスの微細化に伴い論理回路
の規模が増大し、消費電力を低減するため関数クロック
信号の多用などによりチップ内のクロックスキューが大
きくなる傾向がある。一方、ゲートの遅延時間は小さく
なってきており、スキューによる誤動作の確率が高くな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の論理回
路においてスキューによる誤動作を防止するためデータ
の遅延素子は相対的に大きな面積を占有するように形成
され、その制御も一層困難になっている。特に2系統の
データの入出力を持つスキャンフリップフロップ回路に
おいて、スキャンテストのシリアルシフト動作時にはシ
リアル出力信号が次段のシリアル信号入力端子に直接接
続されているためデータの伝搬が速く、システム入力に
較べてスキューによる誤動作が起きやすいという問題が
ある。
【0004】これを防ぐために2系統のクロックを配す
ることは配置配線に過大な困難さを生じさせ、かつ、タ
イミングを調整するためにスキャンフリップフロップ回
路に他の回路の付加することにより大幅なチップ面積の
増加をもたらす。
【0005】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的はチップ面積の増加を最小限に抑制
し、クロックスキューによる誤動作を回避できるフリッ
プフロップ回路を実現する。特に2系統のデータ入出力
を有するスキャンフリップフロップ回路において、シリ
アルシフト動作時に起こりやすい誤動作を防止できるフ
リップフロップ回路を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明はクロック信号に同期して信号の入出力を行
い、通常動作モードの他に少なくとも調整モードを有す
るフリップフロップ回路であって、第1のクロック信号
に同期して入力信号を取り込み、それを保持する第1の
信号保持手段と、第2のクロック信号に同期して上記第
1の信号保持手段により保持されている信号を保持して
出力する第2の信号保持手段と、上記通常モード時に、
位相が同相する上記第1と第2のクロック信号を生成
し、上記第1および第2の信号保持手段にそれぞれ供給
し、上記調整モード時に、上記第2の信号保持手段の出
力タイミングが上記第1の信号保持手段の取り込みタイ
ミングより遅れるように上記第1および第2のクロック
信号のタイミングを制御して出力するクロック制御手段
を有する。
【0007】また、本発明では、上記クロック制御手段
は、基準クロック信号と位相の異なる調整用クロック信
号を受けて、上記基準クロック信号と同相のクロック信
号を上記第2のクロック信号として上記第2の信号保持
手段に供給し、上記基準クロック信号と上記調整用クロ
ック信号に応じて上記第1のクロック信号を生成し、上
記第1の信号保持手段に供給するクロック生成手段を有
する。
【0008】また、本発明では、上記クロック制御手段
は、基準クロック信号と位相の異なる調整用クロック信
号を受けて、上記基準クロック信号と同相のクロック信
号を上記第1のクロック信号として上記第1の信号保持
手段に供給し、上記基準クロック信号と上記調整用クロ
ック信号に応じて上記第2のクロック信号を生成し、上
記第2の信号保持手段に供給するクロック生成手段を有
する。
【0009】さらに、本発明では、クロック信号に同期
して信号の入出力を行い、少なくともシステムモードと
スキャンモードの二つの動作モードで動作可能なフリッ
プフロップ回路であって、切り替え信号を受けて、当該
切り替え信号のレベルに応じてシステム入力信号または
スキャン入力信号の何れかを選択する選択手段と、第1
のクロック信号に同期して上記選択手段により選択した
信号を取り込み、それを保持する第1の信号保持手段
と、第2のクロック信号に同期して上記第1の信号保持
手段により保持されている信号を保持して出力する第2
の信号保持手段と、基準クロック信号と当該基準クロッ
ク信号と位相の異なる調整用クロック信号を受けて、こ
れらのクロック信号の内、位相が進んでいるクロック信
号に応じて上記第1のクロックを生成して上記第1の信
号保持手段に供給し、位相の遅れているクロック信号に
応じて上記第2のクロック信号を生成して上記第2の信
号保持手段に供給するクロック制御手段とを有する。
【0010】さらに、本発明では、好適には上記クロッ
ク制御手段は、上記調整用クロック信号として上記切り
替え信号を受けて、当該切り替え信号に応じて上記第1
および第2のクロック信号を生成し、上記システムモー
ド時に、上記クロック制御手段は上記切り替え信号に応
じて位相の同相する上記第1および第2のクロック信号
を生成して出力する。
【0011】本発明によれば、フリップフロップ回路に
基準クロック信号および調整用クロック信号に応じて、
第1および第2のクロック信号を生成し、第1および第
2の信号保持手段にそれぞれ出力する。スキュー調整が
行わないとき、上記調整用クロック信号が所定のレベル
に保持され、上記基準クロック信号に応じて同相する第
1および第2のクロック信号が生成され、スキュー調整
が行うとき、基準クロック信号と調整用クロック信号の
内、位相が進んでいるクロック信号に応じて第1のクロ
ックが生成され第1の信号保持手段に供給され、位相の
遅れているクロック信号に応じて第2のクロック信号が
生成され第2の信号保持手段に供給される。この結果、
調整モード時にクロックスキューによる誤動作が回避さ
れ、かつ、スキュー防止ための回路面積の増加を最小限
に抑制できる。
【0012】また、本発明によれば、選択手段によりシ
ステム入力またはスキャン入力の何れかを選択して出力
できるフリップフロップ回路を構成し、基準クロック信
号と調整用クロック信号に応じて、フリップフロップ回
路を構成する第1および第2の信号保持手段の動作タイ
ミングを制御する第1および第2のクロック信号が生成
され、クロックスキューによる誤動作を防止でき、さら
に、選択手段を制御する切り替え信号を調整用クロック
信号としてクロック選択手段に入力され、これに応じて
第1と第2のクロック信号がそれぞれ生成されるので、
調整用信号を不要となり、信号の共用によりスキューマ
ージンを確保できるとともに配線領域を低減でき、回路
面積の増加を必要最小限に抑制可能である。
【0013】
【発明の実施の形態】第1実施形態 図1は本発明に係るフリップフロップ回路の第1の実施
形態を示す回路図である。本実施形態の特徴は、マスタ
ラッチ回路用のクロック信号CKMとスレーブラッチ回
路用のクロック信号CKSを別々に生成して、マスタラ
ッチ回路とスレーブラッチ回路にそれぞれ供給すること
にある。以下、図1を参照しながら、本実施形態の構成
および動作を説明し、本実施形態の特徴をより明白にす
る。
【0014】本実施形態のフリップフロップ回路は、マ
スタラッチ回路10、スレーブラッチ回路20およびク
ロック制御回路30により構成されている。マスタラッ
チ回路10はマスタラッチ回路用クロック信号CKMに
より出力タイミングが制御されるインバータ11、クロ
ック信号CKMの反転信号CKMNにより出力タイミン
グが制御されるインバータ13および通常のインバータ
12により構成されている。スレーブラッチ回路20
は、スレーブラッチ回路用クロック信号CKSの反転信
号CKSNにより出力タイミングが制御されるインバー
タ21、スレーブラッチ回路用クロック信号CKSによ
り出力タイミングが制御されるインバータ22および通
常のインバータ23,24により構成されている。クロ
ック制御回路30は、NORゲート31、インバータ3
2,33,34により構成されている。
【0015】マスタラッチ回路10において、インバー
タ11の入力端子が信号Dの入力端子に接続され、出力
端子はノードND1に接続されている。インバータ12
の入力端子はノードND1に接続され、出力端子はノー
ドND2に接続され、ノードND2はマスタラッチ回路
10の出力端子を形成する。インバータ13の入力端子
はノードND2に接続され、出力端子はノードND1に
接続されている。
【0016】インバータ11はクロック信号CKMのレ
ベルに応じて出力状態が変わる。クロック信号CKMが
ハイレベルのとき、インバータ11の出力端子はハイイ
ンピーダンス状態に設定され、クロック信号CKMがロ
ーレベルのとき、出力端子に入力信号の反転信号が出力
される。インバータ13はクロック信号CKMの反転信
号CKMNに応じて出力状態が変わる。クロック信号C
KMがハイレベル、即ち、その反転信号CKMNがロー
レベルのとき、インバータ13の出力端子に入力信号の
反転信号が出力され、クロック信号CKMの反転信号C
KMNがローレベルのとき、インバータ13の出力端子
はハイインピーダンス状態に設定される。
【0017】このように構成されたマスタラッチ回路1
0において、クロック信号CKMがローレベルのとき、
インバータ11により信号Dの反転信号がノードND1
に入力される。さらにインバータ12により反転され、
信号Dの同相信号がノードND2に入力される。クロッ
ク信号CKMがハイレベルからローレベルに切り換わる
と、インバータ11の出力端子がハイインピーダンス状
態に保持され、インバータ13が出力状態となり、ノー
ドND1およびノードND2の信号がラッチされる。
【0018】スレーブラッチ回路20において、インバ
ータ21の入力端子はマスタラッチ回路10の出力端
子、即ちノードND2に接続され、出力端子はノードN
D3に接続されている。インバータ24の入力端子はノ
ードND3に接続され、出力端子はフリップフロップ回
路の出力端子に接続されている。インバータ23の入力
端子はノードND3に接続され、出力端子はインバータ
22の入力端子に接続され、インバータ22の出力端子
はノードND3に接続されている。
【0019】インバータ21はクロック信号CKSの反
転信号CKSNのレベルに応じて出力状態が制御され
る。クロック信号CKSNがハイレベルのときインバー
タ21の出力端子はハイインピーダンス状態に設定さ
れ、クロック信号CKSNがローレベルのとき、出力端
子に入力信号の反転信号が出力される。インバータ22
はクロック信号CKSのレベルに応じて出力状態が制御
される。クロック信号CKSがハイレベルのとき、出力
端子はハイインピーダンス状態に設定され、クロック信
号CKSがローレベルのとき、出力端子に入力信号の反
転信号が出力される。
【0020】このように構成されたスレーブラッチ回路
20において、クロック信号CKSがハイレベル、即
ち、その反転信号CKSNがローレベルのとき、マスタ
ラッチ回路10の出力信号がインバータ21により反転
され、ノードND3に入力される。さらに、ノードND
3の信号はインバータ24により反転され、フリップフ
ロップ回路の出力信号Qとして出力される。クロック信
号CKSがローレベル、即ち、その反転信号CKSNが
ハイレベルのとき、インバータ21の出力端子がハイイ
ンピーダンス状態に保持され、インバータ22は出力状
態となる。このとき、インバータ23と22により、ノ
ードND3の信号がラッチされる。
【0021】このため、クロック信号CKMがローレベ
ルからハイレベルに切り換わる立ち上がりエッジで、入
力信号Dがフリップフロップ回路に取り込まれ、クロッ
ク信号CKMが再びハイレベルに切り換わる立ち上がり
エッジから取り込まれた信号がマスタラッチ回路10に
より保持される。そして、クロック信号CKSの立ち上
がりエッジでマスタラッチ回路10により保持されてい
る信号がフリップフロップ回路の出力信号Qとしてフリ
ップフロップ回路の外部に出力される。
【0022】クロック制御回路30には、基準クロック
信号CKの他にこの基準クロック信号CKに対してスキ
ューマージン分だけ位相が進んでいるクロック信号SC
Kが入力される。NORゲート31の両方の入力端子に
それぞれ基準クロック信号CKおよびクロック信号SC
Kが入力され、NORゲート31によりクロック信号C
KMの反転信号CKMNが出力される。NORゲート3
1の出力端子はインバータ32の入力端子に接続され、
インバータ31の出力端子によりクロック信号CKMが
出力される。即ち、マスタラッチ回路用クロック信号C
KMは基準クロック信号CKとこの基準クロック信号C
Kに対してスキューマージン分だけ位相が進んでいるク
ロック信号SCKとの論理和である。
【0023】基準クロック信号CKはインバータ33に
入力され、インバータ33の出力端子にクロック信号C
KSの反転信号CKSNが出力され、反転信号CKSN
がさらにインバータ34により反転され、スレーブラッ
チ回路用クロック信号CKSとして出力される。
【0024】このため、基準クロック信号CKとクロッ
ク信号SCKにずれがある場合に、このずれの量に見合
った分だけマスタラッチ回路10に供給されるクロック
信号CKMの幅が長くなる。一方、スレーブラッチ回路
20に供給されるクロック信号CKSは基準クロック信
号CKと論理的に等価なため、基準クロック信号CKと
ほぼ同相の信号となる。
【0025】クロック信号CKMおよびクロック信号C
KSにより動作タイミングが制御されているフリップフ
ロップ回路において、信号Dの取り込みは位相の進んで
いるクロック信号SCKの立ち上がりエッジで行われ、
信号の出力は基準クロック信号CKの立ち上がりエッジ
で行われる。一方、クロック信号CKMとクロック信号
CKSが同相しているとき、マスタラッチ回路10およ
びスレーブラッチ回路20にそれぞれ供給されているク
ロック信号CKMおよびクロック信号CKSの位相が一
致するようになり、図1に示すフリップフロップ回路は
通常のフリップフロップ回路と同様に動作する。
【0026】また、クロック信号CKSが論理“0”、
例えば、ローレベルに保持されているとき、マスタラッ
チ回路10に供給されているクロック信号CKMは基準
クロック信号CKとほぼ同相の信号となる。この場合、
マスタラッチ回路10およびスレーブラッチ回路20に
それぞれ供給されているクロック信号CKMおよびクロ
ック信号CKSの位相が一致する。このように、クロッ
ク信号SCKを制御することにより、フリップフロップ
回路におけるスキューを調整することができる。
【0027】図2は本実施形態の波形図である。図示の
ように、第1サイクルでは基準クロック信号CKに対し
てスキューマージン分だけ位相が進んでいるクロック信
号SCKがフリップフロップ回路に入力される。即ち、
クロック信号SCKは基準クロック信号CKに対して時
間tS 分だけ位相が進んでいる。時間t1 においてクロ
ック信号SCKが立ち上がり、これに応じてマスタラッ
チ回路10に供給するクロック信号CKMが立ち上が
り、入力信号Dがフリップフロップ回路に取り込まれ、
マスタラッチ回路10によりラッチされ、保持される。
そして、時間t1 よりスキューマージン分tS 遅れて基
準クロック信号CKが立ち上がり、これに応じてスレー
ブラッチ回路20に供給するクロック信号CKSが立ち
上がり、マスタラッチ回路10により保持されたデータ
が出力信号Qとして出力される。
【0028】そして、第2サイクルにおいて、スキュー
調整用クロック信号SCKが論理“0”、即ちローレベ
ルに保持されているので、マスタラッチ回路10に供給
されるクロック信号CKMとスレーブラッチ回路20に
供給されるクロック信号CKSはともに基準クロック信
号CKにより生成され、同相のクロック信号となる。こ
の場合、フリップフロップ回路全体として、基準クロッ
ク信号CKの立ち上がりエッジで入力信号Dを内部に取
り込み、それを保持して出力するので、一般的なフリッ
プフロップ回路と同等の回路動作となる。
【0029】本実施形態のフリップフロップ回路を同期
設計されたチップ全体で使用することにより、基準クロ
ック信号CKとスキュー信号調整用クロック信号SCK
の位相差をクロック配線の各フリップフロップ回路間の
スキューによる誤動作のマージンとして利用するととが
できる。
【0030】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、フリップフロップ回路にクロック制御回路30を設
け、基準クロック信号CKとスキュー調整用クロック信
号SCKの論理和でマスタラッチ回路10に供給するク
ロック信号CKMを生成し、基準クロック信号CKに応
じてスレーブラッチ回路20に供給するクロック信号C
KSを生成し、基準クロック信号CKよりスキューマー
ジン分だけ位相が進んでいるクロック信号SCKの立ち
上がりエッジで入力信号Dをフリップフロップ回路に取
り込み、基準クロック信号CKの立ち上がりエッジでそ
れを出力し、クロック信号SCKを論理“0”に保持す
ることにより、フリップフロップ回路を通常の通り動作
させるので、クロックスキューによる誤動作を防止でき
る。
【0031】第2実施形態 図3は本発明に係るフリップフロップ回路の第2の実施
形態を示す回路図である。図示のように、本実施形態の
フリップフロップ回路において、マスタラッチ回路10
およびスレーブラッチ回路20は図1に示す第1の実施
形態とほぼ同じであり、それぞれマスタラッチ回路用ク
ロック信号CKMおよびスレーブラッチ回路用クロック
信号CKSにより動作が制御されている。図3におい
て、回路の同様の構成部分は図1と同一の符号を用いて
表記する。
【0032】本実施形態ではクロック制御回路30aの
構成は図1に示す第1の実施形態とは異なる。以下、ク
ロック制御回路30aを中心に、本実施形態の構成およ
び動作について説明する。図示のように、クロック制御
回路30aはNANDゲート35、インバータ32,3
3,34により構成されている。図1に示す第1の実施
形態におけるクロック制御回路30と同様に、クロック
制御回路30aには基準クロック信号CKの他にこの基
準クロック信号CKに対してスキューマージン分だけ位
相が遅れているクロック信号SCKが入力される。
【0033】NANDゲート35の両方の入力端子にそ
れぞれ基準クロック信号CKおよびクロック信号SCK
が入力され、NANDゲート35によりクロック信号C
KSの反転信号CKSNが出力される。NANDゲート
35の出力端子はインバータ32の入力端子に接続さ
れ、インバータ31の出力端子によりクロック信号CK
Sが出力される。一方、基準クロック信号CKはインバ
ータ33と34を介して、クロック信号CKMとして出
力される。インバータ33の出力端子からクロック信号
CKMの反転信号CKMNが出力される。
【0034】即ち、マスタラッチ回路10に供給される
クロック信号CKMは基準クロック信号CKと論理的に
等価であり、ほぼ同相の信号となる。スレーブラッチ回
路20に供給されるクロック信号CKSは基準クロック
信号CKとこの基準クロック信号CKに対してスキュー
マージン分だけ位相が遅れているクロック信号SCKと
の論理積である。このため、基準クロック信号CKとク
ロック信号SCKにずれがある場合に、このずれの量に
見合った分だけスレーブラッチ回路20に供給されるク
ロック信号CKSの幅が短くなる。
【0035】フリップフロップ回路全体の動作として、
基準クロック信号CKの立ち上がりエッジで入力信号D
が取り込まれる。取り込んだ信号がマスタラッチ回路1
0により保持され、クロック信号CKSの立ち上がりエ
ッジにおいて、保持されている信号が出力信号Qとして
出力される。
【0036】なお、本実施形態においては、スキュー調
整用クロック信号SCKが論理“1”、即ちハイレベル
に保持されているとき、マスタラッチ回路10およびス
レーブラッチ回路20に供給されているクロック信号C
KM,CKSは基準クロック信号CKに応じて生成さ
れ、同相信号となる。この場合、フリップフロップ回路
は通常のフリップフロップ回路と同等の回路動作とな
る。
【0037】図4は図3に示す第2の実施形態のフリッ
プフロップ回路の波形図である。以下、図4を参照しつ
つ、本実施形態の動作を説明する。図示のように、第1
サイクルでは基準クロック信号CKに対してスキューマ
ージン分だけ位相が遅れているクロック信号SCKがフ
リップフロップ回路に入力される。即ち、クロック信号
SCKは基準クロック信号CKに対して時間tS 分だけ
位相が遅れている。
【0038】時間t1 において基準クロック信号CKが
立ち上がり、これに応じてマスタラッチ回路10に供給
するクロック信号CKMが立ち上がり、入力信号Dがフ
リップフロップ回路に取り込まれ、マスタラッチ回路1
0によりラッチされ、保持される。そして、時間t1
りスキューマージン分tS 遅れてスキュー調整用クロッ
ク信号SCKが立ち上がり、これに応じてスレーブラッ
チ回路20に供給するクロック信号CKSが立ち上が
り、マスタラッチ回路10により保持されたデータが出
力信号Qとして出力される。
【0039】第2サイクルにおいて、スキュー調整用ク
ロック信号SCKが論理“1”、即ちハイレベルに保持
されているので、マスタラッチ回路10に供給されるク
ロック信号CKMとスレーブラッチ回路20に供給され
るクロック信号CKSはともに基準クロック信号CKに
より生成され、同相のクロック信号となる。この場合、
フリップフロップ回路全体として、基準クロック信号C
Kの立ち上がりエッジで入力信号Dを内部に取り込み、
それを保持して出力するので、一般的なフリップフロッ
プ回路と同等の回路動作となる。
【0040】チップ全体で本実施形態のフリップフロッ
プ回路を使用した同期回路設計を行う場合、予め基準ク
ロック信号CKに対して決められた分だけ位相の遅れて
いるクロック信号SCKをチップ内で生成し、スキュー
マージンのないフリップフロップ回路に対しては各フリ
ップフロップ回路のクロック信号SCKの端子にこの位
相の遅れているクロック信号を供給する。一方、スキュ
ーマージンのあるフリップフロップ回路はクロック信号
SCKの入力端子を電源電圧VCCに接続する。通常の回
路において、信号の遅延素子を生成するためには相対的
に大きな面積が必要になるが、本実施形態のフリップフ
ロップ回路を適用することにより、面積の増加を最小限
に抑制でき、クロックスキューによる誤動作を防止でき
る。
【0041】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、フリップフロップ回路にクロック制御回路30aを
設け、基準クロック信号CKとスキュー調整用クロック
信号SCKの論理積でスレーブラッチ回路20に供給す
るクロック信号CKSを生成し、基準クロック信号CK
に応じてマスタラッチ回路10に供給するクロック信号
CKMを生成し、基準クロック信号CKの立ち上がりエ
ッジで入力信号Dをフリップフロップ回路に取り込み、
基準クロック信号CKよりスキューマージン分だけ位相
が遅れているクロック信号SCKの立ち上がりエッジで
それを出力し、クロック信号SCKを論理“1”に保持
することにより、フリップフロップ回路を通常の通り動
作させるので、クロックスキューによる誤動作を防止で
きる。
【0042】第3実施形態 図5は本発明に係るフリップフロップ回路の第3の実施
形態を示す回路図であり、図3に示す第2の実施形態の
フリップフロップ回路を用いて構成されているスキャン
フリップフロップ回路の回路図である。図示のように、
本実施形態は第2の実施形態のフリップフロップ回路の
入力部にシステム入力信号Dとスキャン入力信号SIの
セレクタ40を付加されている。セレクタ40はスキャ
ンモード切り替え信号Sにより、スキャン入力信号SI
とシステム入力信号Dの何れかを選択して取り込み、シ
リアル出力SOと通常の出力信号Qは共通の出力端子に
出力される。
【0043】セレクタ40は転送ゲート41,42およ
びインバータ43により構成されている。切り替え信号
Sはハイレベルのとき、転送ゲート41は導通状態に設
定され、転送ゲート42はハイインピーダンス状態に設
定されているので、入力信号Dが選択され、フリップフ
ロップ回路に入力される。このとき、図5に示すスキャ
ンフリップフロップ回路は通常のシステム動作を行う。
一方、切り替え信号Sはローレベルのとき、転送ゲート
41はハイインピーダンス状態に設定され、転送ゲート
42は導通状態に設定されているので、スキャン入力信
号(シリアル入力信号)SIが選択され、フリップフロ
ップ回路に入力される。こととき、スキャンフリップフ
ロップ回路はスキャン動作を行う。
【0044】フリップフロップ回路におけるスキュー調
整動作は、図3に示す第2の実施形態に述べた通りであ
り、ここで、その詳細について説明を省略する。以下、
図6の波形図を参照しつつ、本実施形態のスキャンフリ
ップフロップ回路の動作について説明する。図6におい
て、1サイクル目はスキュー調整を行っているシリアル
スキャン動作、2サイクル目はスキュー調整を行ってい
ない通常のシステム動作、2サイクル目はスキュー調整
を行っているシステム動作時の各信号のタイミングを示
している。フリップフロップ回路に入力されているスキ
ュー調整用クロック信号CKSにより、シリアルスキャ
ン動作、システム動作の何方のモードでもスキュー調整
を行うか否かが選択可能である。
【0045】図6に示すように、第1サイクルにおい
て、切り替え信号Sがローレベルに保持され、フリップ
フロップ回路はスキャンモードで動作する。即ち、セレ
クタ40により、スキャン入力信号SIが選択され、フ
リップフロップ回路に入力される。さらに、クロック制
御回路30aに基準クロック信号CKより位相の遅れて
いるスキュー調整用クロック信号SCKを入力すること
により、スキュー調整を行う。
【0046】基準クロック信号CKの立ち上がりエッジ
でマスタラッチ回路10に供給されているクロック信号
CKMが立ち上がり、セレクタ40により選択されたス
キャン入力信号SIがフリップフロップ回路に取り込ま
れ、保持される。それよりスキューマージン分tS 遅れ
てスキュー調整用クロック信号SCKが立ち上がり、こ
れに応じてスレーブラッチ回路20に供給するクロック
信号CKSが立ち上がり、マスタラッチ回路10により
保持されたデータがシリアル出力信号SOとして出力さ
れる。
【0047】第2のサイクルにおいて、切り替え信号S
がハイレベルに保持され、セレクタ40により、システ
ム入力信号Dが選択されフリップフロップ回路に入力さ
れる。このサイクルにおいて、スキュー調整用クロック
信号SCKがハイレベルに保持され、即ち、スキュー調
整が行われず、フリップフロップ回路は通常モードで動
作し、システム入力信号Dを基準クロック信号CKの立
ち上がりエッジで取り込まれ、システム出力信号Qとし
て出力される。
【0048】第3のサイクルは第2のサイクルと同様
に、切り替え信号Sがハイレベルに保持されているの
で、フリップフロップ回路通常モードで動作する。ただ
し、このサイクルでは、基準クロック信号CKに対して
スキューマージン分だけ位相の遅れているクロック信号
SCKが供給されることにより、スキュー調整が行われ
る。基準クロック信号CKの立ち上がりエッジでマスタ
ラッチ回路10に供給されているクロック信号CKMが
立ち上がり、セレクタ40により選択されたシステム入
力信号Dがフリップフロップ回路に取り込まれ、保持さ
れる。それよりスキューマージン分tS 遅れてスキュー
調整用クロック信号SCKが立ち上がり、これに応じて
スレーブラッチ回路20に供給するクロック信号CKS
が立ち上がり、マスタラッチ回路10により保持された
データがシステム出力信号Qとして出力される。
【0049】第4実施形態 図7は本発明に係るフリップフロップ回路の第4の実施
形態を示す回路図であり、図3に示す第2の実施形態の
フリップフロップ回路を用いて構成されているスキャン
フリップフロップ回路の回路図である。一般的にスキャ
ンテストのシリアルシフト動作時に、前段のシリアル出
力SOが後段のシリアル入力SIに直接接続されている
ため信号の伝搬速度が速く、システム動作時に比較して
クロックスキューによる誤動作が起こりやすい。そこで
本実施形態ではシリアルスキャン動作時にのみ外部より
スキュー調整を行うようにすることにより、スキャンモ
ード切り替え信号Sとスキュー調整用クロック信号SC
Kを共用する。
【0050】図示のように、クロック制御回路30bに
おいて、NANDゲート35の入力端子はそれぞれ切り
替え信号Sと基準クロック信号CKの入力端子に接続さ
れている。このため、切り替え信号Sがハイレベルに保
持されているとき、即ち、セレクタ40によりシステム
入力信号Dが選択され、フリップフロップ回路は通常モ
ードで動作するとき、マスタラッチ回路10およびスレ
ーブラッチ回路20に、基準クロック信号CKにほぼ同
相のクロック信号が供給され、スキュー調整が行われな
い。
【0051】一方、切り替え信号Sがローレベルに保持
され、セレクタ40によりスキャン入力信号SIが選択
され、フリップフロップ回路がスキャンモードで動作す
るとき、基準クロック信号CKの立ち上がりエッジでセ
レクタ40により選択されたスキャン入力信号SIがフ
リップフロップ回路に取り込まれ、それよりスキューマ
ージン分だけ遅れて、切り替え信号Sをハイレベルに切
り替えることで、この切り替えのタイミングでフリップ
フロップ回路のマスタラッチ回路10により保持されて
いるデータがシリアル出力SOとして外部に出力され
る。この結果、切り替え信号Sによりモードの設定とス
キュー調整の両方の機能を実現でき、スキューマージン
を確保すると同時に配線領域を減らし、回路面積の増加
を抑制できる。
【0052】図8は本実施形態のフリップフロップ回路
の波形図である。図8において、第1のサイクルと第3
のサイクルはスキュー調整を行っているシリアルスキャ
ン動作、第2サイクルはスキュー調整を行わないシステ
ム動作を示している。
【0053】図示のように、第1のサイクルでは、基準
クロック信号CKの立ち上がりエッジにおいて、切り替
え信号Sはローレベルに保持され、セレクタ40により
スキャン入力信号SIが選択され、フリップフロップ回
路に取り込まれて保持される。それより、スキューマー
ジン分tS 遅れて切り替え信号Sが立ち上がり、これに
応じてスレーブラッチ回路20に供給するクロック信号
CKSが立ち上がり、マスタラッチ回路10により保持
されたデータがシリアル出力信号SOとして出力され
る。
【0054】第2サイクルにおいて、切り替え信号Sが
ハイレベルに保持されているので、セレクタ40により
システム入力信号Dが選択され、フリップフロップ回路
が通常モードで動作する。この場合、マスタラッチ回路
10およびスレーブラッチ回路20に供給されているク
ロック信号は基準クロック信号CKに同相しており、フ
リップフロップ回路は通常の動作を行い、スキューの調
整が行わない。
【0055】第3サイクルは第1サイクルと同様に、フ
リップフロップ回路はスキャンモードで動作し、かつ、
切り替え信号Sによりスキュー調整が行われる。
【0056】本実施形態のフリップフロップ回路におい
て、スキャンモード動作時のみスキュー調整を行うこと
ができ、通常モード動作時にスキュー調整は行われな
い。本実施形態のフリップフロップ回路を用いて回路を
構成する場合、例えば、すべてのフリップフロップ回路
のスキャンモード切り替え信号Sを特定の主入力端子で
駆動するようにし、この入力端子をプルアップ抵抗を付
ける。そして、システム入力側の信号の遅延のみに注目
し、タイミング調整用バッファなどを挿入などによりス
キュー対策を施す。通常動作時に切り替え信号Sの入力
端子を開放状態にし、プルアップ抵抗により切り替え信
号Sはハイレベルに固定され、各フリップフロップ回路
はあたかも単相のクロックのようにシステム動作をす
る。一方、スキャン動作時にチップ全体のスキューに見
合った分だけ外部からの制御信号により、切り替え信号
Sの端子を制御することでクロックスキューの調整がで
きる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のフリップ
フロップ回路によれば、LSIチップのクロックスキュ
ーによる誤動作を防止でき、かつ、クロックスキューを
調整するための回路面積の増加を最小限に抑制でき、ス
キューマージンを確保すると同時に配線数の増加による
配置配線ツールの負荷を軽減できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフリップフロップ回路の第1の実
施形態を示す回路図である。
【図2】第1の実施形態における波形図である。
【図3】本発明に係るフリップフロップ回路の第2の実
施形態を示す回路図である。
【図4】第2の実施形態における波形図である。
【図5】本発明に係るフリップフロップ回路の第3の実
施形態を示す回路図である。
【図6】第3の実施形態における波形図である。
【図7】本発明に係るフリップフロップ回路の第4の実
施形態を示す回路図である。
【図8】第4の実施形態における波形図である。
【符号の説明】
10…マスタラッチ回路、11,12,13…インバー
タ、20…スレーブラッチ回路、21,22,23,2
4…インバータ、30,30a,30b…クロック制御
回路、31…NORゲート、32,33,34…インバ
ータ、35…NANDゲート、VCC…電源電圧、GND
…接地電位。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クロック信号に同期して信号の入出力を行
    い、通常動作モードの他に少なくとも調整モードを有す
    るフリップフロップ回路であって、 第1のクロック信号に同期して入力信号を取り込み、そ
    れを保持する第1の信号保持手段と、 第2のクロック信号に同期して上記第1の信号保持手段
    により保持されている信号を保持して出力する第2の信
    号保持手段と、 上記通常モード時に、位相が同相する上記第1と第2の
    クロック信号を生成し、上記第1および第2の信号保持
    手段にそれぞれ供給し、上記調整モード時に、上記第2
    の信号保持手段の出力タイミングが上記第1の信号保持
    手段の取り込みタイミングより遅れるように上記第1お
    よび第2のクロック信号のタイミングを制御して出力す
    るクロック制御手段とを有するフリップフロップ回路。
  2. 【請求項2】上記クロック制御手段は、基準クロック信
    号と位相の異なる調整用クロック信号を受けて、上記基
    準クロック信号と同相のクロック信号を上記第2のクロ
    ック信号として上記第2の信号保持手段に供給し、上記
    基準クロック信号と上記調整用クロック信号に応じて上
    記第1のクロック信号を生成し、上記第1の信号保持手
    段に供給するクロック生成手段を有する請求項1記載の
    フリップフロップ回路。
  3. 【請求項3】上記通常モード動作時に、上記クロック生
    成回路は上記基準クロック信号と同相のクロック信号を
    生成し、上記第1のクロック信号として出力する請求項
    2記載のフリップフロップ回路。
  4. 【請求項4】上記クロック生成手段は上記基準クロック
    信号と上記調整用クロック信号の論理和を生成する論理
    回路を有する請求項2記載のフリップフロップ回路。
  5. 【請求項5】上記クロック制御手段は、基準クロック信
    号と位相の異なる調整用クロック信号を受けて、上記基
    準クロック信号と同相のクロック信号を上記第1のクロ
    ック信号として上記第1の信号保持手段に供給し、上記
    と基準クロック信号と上記調整用クロック信号に応じて
    上記第2のクロック信号を生成し、上記第2の信号保持
    手段に供給するクロック生成手段を有する請求項1記載
    のフリップフロップ回路。
  6. 【請求項6】上記通常モード動作時に、上記クロック生
    成回路は上記基準クロック信号と同相のクロック信号を
    生成し、上記第2のクロック信号として出力する請求項
    5記載のフリップフロップ回路。
  7. 【請求項7】上記クロック生成手段は上記基準クロック
    信号と上記調整用クロック信号の論理積を生成する論理
    回路を有する請求項5記載のフリップフロップ回路。
  8. 【請求項8】クロック信号に同期して信号の入出力を行
    い、少なくともシステムモードとスキャンモードの二つ
    の動作モードで動作可能なフリップフロップ回路であっ
    て、 切り替え信号を受けて、当該切り替え信号のレベルに応
    じてシステム入力信号またはスキャン入力信号の何れか
    を選択する選択手段と、 第1のクロック信号に同期して上記選択手段により選択
    した信号を取り込み、それを保持する第1の信号保持手
    段と、 第2のクロック信号に同期して上記第1の信号保持手段
    により保持されている信号を保持して出力する第2の信
    号保持手段と、 基準クロック信号とそれと位相の異なる調整用クロック
    信号を受けて、これらのクロック信号の内、位相が進ん
    でいるクロック信号に応じて上記第1のクロック信号を
    生成して上記第1の信号保持手段に供給し、位相の遅れ
    ている信号に応じて上記第2のクロック信号を生成して
    上記第2の信号保持手段に供給するクロック制御手段と
    を有するフリップフロップ回路。
  9. 【請求項9】上記クロック制御手段は、上記調整用クロ
    ック信号のレベルに応じて、位相の同相する上記第1お
    よび第2のクロック信号を生成して出力する請求項8記
    載のフリップフロップ回路。
  10. 【請求項10】上記クロック制御手段は、上記調整用ク
    ロック信号として上記切り替え信号を受けて、当該切り
    替え信号および基準クロック信号に応じて上記第1およ
    び第2のクロック信号を生成する請求項8記載のフリッ
    プフロップ回路。
  11. 【請求項11】上記システムモード時に、上記クロック
    制御手段は上記切り替え信号に応じて位相の同相する上
    記第1および第2のクロック信号を生成して出力する請
    求項10記載のフリップフロップ回路。
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