JPH10198373A - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JPH10198373A
JPH10198373A JP9005104A JP510497A JPH10198373A JP H10198373 A JPH10198373 A JP H10198373A JP 9005104 A JP9005104 A JP 9005104A JP 510497 A JP510497 A JP 510497A JP H10198373 A JPH10198373 A JP H10198373A
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JP
Japan
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musical instrument
tone
parameters
drum
natural
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Withdrawn
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JP9005104A
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Inventor
Ayumi Takahashi
歩 高橋
Koji Nomura
浩司 野村
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Roland Corp
Original Assignee
Roland Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、発音指示に従って、模擬対象の自然
楽器の音色に似せた音色の楽音を発生する電子楽器に関
し、模擬対象の自然楽器のバリエーションにより異なる
音色を直感的に設定する。 【解決手段】模擬対象の自然楽器の材質もしくは構造に
対応する要素パラメータを独立に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発音指示に従っ
て、模擬対象の自然楽器の音色に対応する音色、典型的
にはその模擬対象の自然楽器の音色にできるだけ似せた
音色の楽音を発生する電子楽器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子楽器において、自然楽器
の音色を模擬した音色の楽器を発生させることが行なわ
れている。ところが、自然楽器には、通常の呼び名で一
種類の楽器と観念されるものであっても、種々のバリエ
ーションが存在し、音色もそれぞれ異なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】それら種々のバリエー
ションについての種々の音色を模擬しようとすると、そ
れを実現する1つの方法として、各バリエーション毎に
別々の音色名を付し、各音色名毎に異なる楽音波形やフ
ィルタ係数等のパラメータを記憶しておき、音色名を選
択することにより種々のバリエーションの音色を模擬す
ることが考えられる。
【0004】ところが、音色名のみでバリエーションを
区別しようとすると、膨大な数の音色名が必要となり、
これらの音色名はもともと1種類の楽器(1つの音色
名)をさらに複数に分けた音色名であることから、各音
色名がどの楽器のどのバリエーションに対応するのか覚
えておくのが大変であり、実用的ではない。これに対
し、音色名はできるだけ自然楽器の分類に対応させてお
き、その楽器のバリエーションは、その楽器のために用
意した比較的少数の楽音波形、フィルタ係数、ピッチ、
減衰時間等のパラメータを設定することによりその音色
の範囲内で種々のバリエーション音色を実現することが
考えられる。この場合、音色名は自然楽器の分類にほぼ
合っているため音色名は直感的に選択することができる
が、その音色名で表わされる自然楽器の中の所望のバリ
エーションの音色を得るにあたり、各種のパラメータを
どのように設定したらよいかは直感的には不明であり、
各種のパラメータをいろいろに設定して聴いてみて初め
て所望の音色を得るというように、音色の設定にあたり
試行錯誤的な要素が残ることとなる。
【0005】本発明は、上記事情に鑑み、模擬対象の自
然楽器のバリエーションにより異なる音色を直感的に設
定することのできる電子楽器を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の電子楽器のうちの第1の電子楽器は、発音指示に従
って、模擬対象の自然楽器の音色に対応する音色の楽音
を発生する電子楽器において、模擬対象の自然楽器の音
色に対応する音色を規定する複数のパラメータの設定が
可能なパラメータ設定手段であって、かつ、その模擬対
象の自然楽器の所定部分の材質に対応する要素パラメー
タを他のパラメータとは独立に設定可能なパラメータ設
定手段と、発音される楽音の音色を、パラメータ設定手
段によって設定されたパラメータに応じて制御する楽音
制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】本発明の第1の電子楽器は、模擬対象の自
然楽器の所定部分の材質に対応する要素パラメータの設
定が可能なものであるため、自然楽器の、材質の相違に
よるバリエーションを直感的に設定することができる。
また、本発明の第1の電子楽器は、その材質に対応する
要素パラメータを他のパラメータとは独立に設定可能な
ものであるため、形状、寸法等は同一であって材質のみ
異なるバリエーションを簡単に模擬することができる。
【0008】ここで、上記本発明の第1の電子楽器にお
いて、上記パラメータ設定手段での設定が可能な、模擬
対象の自然楽器の音色を規定する複数のパラメータのう
ちの一部もしくは全部の複数のパラメータが、模擬対象
の自然楽器の所定部分の材質に対応する要素パラメータ
を含む、その自然楽器が持つ複数の要素それぞれに対応
する複数の要素パラメータであって、上記パラメータ設
定手段が、これら複数の要素パラメータをそれぞれ独立
に設定可能なものであることが好ましい。
【0009】自然楽器の材質のみでなく、例えば寸法や
形状等その自然楽器が持つ複数の要素それぞれに対応す
るパラメータを用意しておいて、それらのパラメータを
それぞれ独立に設定可能とすることにより、その自然楽
器のバリエーションのほぼ全域に亘って直感的なバリエ
ーションの音色の設定が可能となる。上記本発明の第1
の電子楽器が、ドラムを模擬対象の自然楽器としてドラ
ムの音色に対応する音色の楽音を発生するものである場
合に、上記パラメータ設定手段が、ドラムの胴部分の材
質に対応する要素パラメータを独立して設定可能なもの
であることが好ましい。
【0010】ドラムの胴部分の材質がそのドラムの音色
に大きく関係するからである。また、上記目的を達成す
る本発明の電子楽器のうちの第2の電子楽器は、発音指
示に従って、模擬対象の自然楽器の音色に対応する音色
の楽音を発生する電子楽器において、模擬対象の自然楽
器の音色に対応する音色を規定する複数のパラメータの
設定が可能なパラメータ設定手段であって、かつ、該模
擬対象の自然楽器の、複数種類の部材の組合わせにより
構成されることがある所定部分の、部材の組み合わせ方
により定まる構造に対応する要素パラメータを他のパラ
メータとは独立に設定可能なパラメータ設定手段と、発
音される楽音の音色を、前記パラメータ設定手段によっ
て設定されたパラメータに応じて制御する楽音制御手段
とを備えたことを特徴とする。
【0011】本発明の第2の電子楽器は、模擬対象の自
然楽器の所定部分の構造に対応する要素パラメータの設
定が可能なものであるため、自然楽器の、構造の相違に
よるバリエーションを直感的に設定することができる。
また、本発明の第2の電子楽器は、その材質に対応する
要素パラメータを他のパラメータとは独立に設定可能な
ものであるため、材質、寸法等は同一であって構造のみ
異なるバリエーションを簡単に模擬することができる。
【0012】ここで、上記本発明の第2の電子楽器にお
いて、上記パラメータ設定手段での設定が可能な、模擬
対象の自然楽器の音色を規定する複数のパラメータのう
ちの一部もしくは全部の複数のパラメータが、模擬対象
の自然楽器の、複数種類の部材の組合せにより構成され
ることがある所定部分の、部材の組合せ方により定まる
構造に対応する要素パラメータを含む、その自然楽器が
持つ複数の要素それぞれに対応する複数の要素パラメー
タであって、上記パラメータ設定手段が、これら複数の
要素パラメータをそれぞれ独立に設定可能なものである
ことが好ましい。
【0013】自然楽器の構造のみでなく、例えば寸法や
材質等その自然楽器が持つ複数の要素それぞれに対応す
るパラメータを用意しておいて、それらのパラメータを
それぞれ独立に設定可能とすることにより、その自然楽
器のバリエーションのほぼ全域に亘って直感的なバリエ
ーションの音色の設定が可能となる。上記本発明の第2
の電子楽器が、ドラムを模擬対象の自然楽器としてドラ
ムの音色に対応する音色の楽音を発生するものである場
合に、上記パラメータ設定手段が、ドラムのヘッド部分
の構造に対応する要素パラメータを独立して設定可能な
ものであることが好ましい。
【0014】ドラムのヘッド部分の構造がそのドラムの
音色に大きく関係するからである。さらに、上記本発明
の電子楽器において、上記パラメータ設定手段により設
定された要素パラメータを要素として持つ自然楽器に対
応する図案を表示する表示手段を備えることが好まし
い。このような表示手段を備えると、今どのようなバリ
エーションが設定されているかが視覚的に認識できるた
め、一層直感的な設定が可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。図1は、本発明の電子楽器の一実施形態であ
る、アコースティックドラムの音色を模擬する電子ドラ
ムのハードウェア構成を示すブロック図である。図1に
示す電子ドラム10には、データ・バス19に接続され
た、CPU11,ROM12,RAM13,操作部1
4,トリガ入力部15,音源部16、および表示部18
が備えられており、音源部16には、サウンドシステム
17が接続されている。
【0016】CPU11は、ROM12に記憶されたプ
ログラムを読み出して実行する中央処理装置であり、電
子ドラム全体の制御を担っている。ROM12は、読み
出し専用メモリであって、ここにはCPU11で実行さ
れる各種プログラムや変更の必要のない各種データ等が
記憶されている。RAM13は、読み書き自在なメモリ
であって、このRAM13は、CPU11でのプログラ
ムの実行に伴う各種変数等を格納しておく作業領域とし
て使用され、また、操作部14で設定されたパラメータ
値等の格納領域として使用される。
【0017】操作部14は、各種の操作ボタン等を備え
ており、ユーザによる各種の設定操作に供するものであ
る。詳細は後述する。トリガ入力部15には、打楽器の
打撃面を模擬した打撃パッドが接続され、その打撃パッ
ドが打撃を受けるとその打撃のタイミングや打撃強度が
このトリガ入力部15で検出される。このトリガ入力部
15で検出された打撃のタイミングや打撃力はCPU1
1を介して音源部16に供給され、その音源部16にお
ける楽音の生成に反映される。
【0018】音源部16は、波形メモリ161、波形読
出部162、デプスフィルタ163、ヘッドフィルタ1
64、およびマフルフィルタ165からなる。波形メモ
リ161にはドラム音の基になる楽音波形が複数格納さ
れている。本実施形態では、ドラムの胴の材質に応じて
3種類の楽音波形が格納されている。
【0019】波形読出部162は、CPU11からの指
令に応じて、波形メモリ161からその指令に応じた楽
音波形を読み出し、必要に応じてピッチ変換や減衰時間
の設定を行なってデプスフィルタ163に渡す。デプス
フィルタ163,ヘッドフィルタ164,およびマフル
フィルタ165は、それぞれ、ドラムの胴の深さ(デプ
ス)、ドラムのヘッド(打撃を受ける面)の種類、その
ドラムに付けるマフル(消音部材)の形状の相違による
音色を模擬するためのフィルタであり、操作部14を操
作して設定されたパラメータに応じて、CPU11によ
り、各フィルタ163〜165にフィルタ係数が設定さ
れる。
【0020】波形読出部162により波形メモリ161
からドラムの胴の材質に応じて読み出された楽音波形
は、必要に応じてピッチ変換処理や減衰時間の設定処理
が行なわれ、さらに各フィルタ163〜165を経由
し、アンプおよびスピーカからなるサウンドシステム1
7を経由して楽音(ドラム音)として空間に放音され
る。表示部18は、ユーザに向けて各種の表示を行なう
ものである。詳細は後述する。
【0021】図2は、操作部14と表示部18を備えた
パネル図である。ここにはドラム音の音色設定に関する
部分のみ図示されている。この図2には、操作部14を
構成する操作ボタンとして、パラメータの種類を選択す
るための操作ボタン21〜24(マテリアルボタン2
1,デプスボタン22,ヘッドタイプボタン23,マフ
ルボタン24)と、パラメータ値を増減するための操作
ボタン25,26(INCボタン25,DECボタン2
6)が示されている。
【0022】マテリアルボタン21は、ドラムの胴(シ
ェル)の材質(マテリアル)をパラメータに設定するた
めのボタン、デプスボタン22は、ドラムの胴の深さ寸
法(デプス)をパラメータとして設定するためのボタ
ン、ヘッドタイプボタン23は、ドラムヘッドのタイプ
をパラメータとして設定するためのボタン、およびマフ
ルボタン24は、ドラムマフルをパラメータとして設定
するためのボタンである。
【0023】また、図2には、表示部18を構成する表
示画面が示されている。図3は、RAM13内に設定さ
れるレジスタ領域を示しており、ここには、図2に示す
各種の操作ボタンの操作に対応した値が格納される。す
なわち、パラメータ・レジスタPRRには、操作ボタン
21〜24のいずれかを押すと、この順にそれぞれ1,
2,3,4が設定される。マテリアル・レジスタMT
R,デプス・レジスタDPR,ヘッドタイプ・レジスタ
HTRおよびマフル・レジスタMFRは、操作ボタン2
1〜24を押した後にINCボタン25あるいはDEC
ボタン26を押すことにより、1〜3のうちのいずれか
の値が設定される。
【0024】図4は、ROM12内に設定された、ドラ
ムの胴の材質(マテリアル)に対応するマテリアル制御
変数が格納される領域を示すメモリマップ、図5は、ド
ラムの胴の材質に関する各種表示データにより表わされ
る図案を示す図である。 スタート・アドレス1,エン
ド・アドレス1は、波形メモリ161(図1参照)のア
ドレスを示しており、図3に示すマテリアル・レジスタ
MTRにMTR=1が設定されているときに選択され
る。MTR=1のとき、波形メモリ161の、スタート
アドレス1とエンド・アドレス1とに挟まれた領域に格
納されている楽音波形が読み出される。
【0025】スタート・アドレス2,エンド・アドレス
2、およびスタート・アドレス3,エンド・アドレス3
も同様であり、それぞれMTR=2,3のときに選択さ
れる、波形メモリ161のアドレスを示している。ウッ
ド表示データ,スティール表示データ、ブラス表示デー
タは、それぞれ、図5(a),(b),(c)に示す図
案を表わすデータであり、それぞれMTR=1,2,3
のときに選択され、図2に示す表示部18の表示画面上
に表示される。ウッド表示データ(図5(a))、ステ
ィール表示データ(図5(b))、ブラス表示データ
(図5(c))は、ドラムの胴の材質が、それぞれ、ウ
ッド(木質系)、スティール(鉄系)、ブラス(真鍮
系)であることを表わしている。
【0026】図6は、ROM12内に設定されたドラム
の胴の深さ(デプス)に対応するデプス制御情報が格納
される領域を示すメモリマップ、図7は、ドラムの胴の
深さに関する各種表示データにより表わされる図案を示
す図である。ピッチ1,デプスフィルタ(HIGH)
1,デプスフィルタ(LOW)1は、図3に示すデプス
・レジスタDPRにDPR=1が設定されているときに
選択される、波形読出部162(図1参照)により波形
メモリ161から読み出された楽音波形の変換後のピッ
チ(ピッチ1)、および、ある特定の2つの周波数HI
GH,LOWの利得(デプスフィルタ(HIGH)1,
デプスフィルタ(LOW)1)を示している。
【0027】楽音の発生に先立って、ピッチ1は、波形
読出部162に設定され、デプスフィルタ(HIGH)
1,デプスフィルタ(LOW)1は図1に示すデプスフ
ィルタ163に設定される。ピッチ2,デプスフィルタ
(HIGH)2,デプスフィルタ(LOW)2およびピ
ッチ3,デプスフィルタ(HIGH)3,デプスフィル
タ(LOW)3も同様であり、それぞれ、DPR=2,
3のときに選択される。
【0028】3.5インチ表示データ、5インチ表示デ
ータ、8インチ表示データは、それぞれ図7(a),
(b),(c)に示す図案を表わすデータであり、ドラ
ムの胴の深さがぞれぞれ3.5インチ,5インチ,8イ
ンチであることを表わしている。これらの図案は、それ
ぞれ、DPR=1,2,3のときに表示画面に表示され
る。
【0029】図8は、ROM12内に設定された、ドラ
ムヘッドの種類に対応するヘッドタイプ制御情報が格納
される領域を示すメモリマップ、図9は、ドラムヘッド
に関する各種表示データにより表わされる図案を示す図
である。ヘッドフィルタ(HIGH)1,ヘッドフィル
タ(LOW)1は、図3に示すヘッドタイプ・レジスタ
HTRにHTR=1が設定されているときに選択され
る、ある特定の2つの周波数HIGH,LOWの利得を
示している。これらヘッドフィルタ(HIGH)1、ヘ
ッドフィルタ(LOW)1は、HTR=1のとき、楽音
の発生に先立って図1に示すヘッドフィルタ164に設
定される。
【0030】ヘッドフィルタ(HIGH)2,ヘッドフ
ィルタ(LOW)2およびヘッドフィルタ(HIGH)
3,ヘッドフィルタ(LOW)3も同様であり、それぞ
れHTR=2,3のときに選択される。クリアヘッド表
示データ,コーテッドヘッド表示データ,ドットヘッド
表示データは、それぞれ図9(a),(b),(c)に
示す図案を表わすデータであり、ドラムヘッドがそれぞ
れ、クリアヘッド、コーテッドヘッド、ドットヘッドで
あることを表わしている。これらの図案は、それぞれ、
HTR=1,2,3のときに表示画面上に表示される。
【0031】ここで、クリアヘッドは、コーティング等
がなされていない透明なヘッドである。このクリアヘッ
ド単一の部材よりなる。また、コーテッドヘッドは、コ
ーティングされたヘッドである。表面がざらついた感じ
になっており、ブラシでの演奏にも対応する最もポピュ
ラーなドラムヘッドである。つまり、このコーテッドヘ
ッドには、クリアヘッドとコーティング剤という2種類
の部材を組合せた構造を有している。
【0032】また、ドットヘッドは、スティックの当る
部分を、ドットと呼ばれる別の部材で補強したものであ
る。つまり、ドットヘッドは、ヘッド(クリアヘッドの
場合もコーテッドヘッドの場合もあり)とドットという
2種類の部材の組合せからなる構造を有している。図1
0は、ROM12内に設定された、マフルに関するマフ
ル制御情報が格納されている領域のメモリマップ、図1
1は、マフルに関する各種表示データにより表わされる
図案を示す図である。
【0033】ディケイタイム1,マフルフィルタ(HI
GH)1,マフルフィルタ(LOW)1は、図3に示す
マフル・レジスタMFRにMFR=1が設定されている
ときに選択される、減衰時間(ディケイタイム1)、お
よびある特定の2つの周波数HIGH,LOWの利得
(マフルフィルタ(HIGH)1,マフルフィルタ(L
OW)1)を示している。これらディケイタイム1,マ
フルフィルタ(HIGH)1,マフルフィルタ(LO
W)1は、MFR=1のとき、楽音の発生に先立って、
図1に示すマフルフィルタ165に設定される。
【0034】ディケイタイム2,マフルフィルタ(HI
GH)2,マフルフィルタ(LOW)2、およびディケ
イタイム3,マフルフィルタ(HIGH)3,マフルフ
ィルタ(LOW)3も同様であり、それぞれ、MFR=
2,3のときに選択される。マフル無し表示データ、テ
ープマフル表示データ、ドーナツ・マフル表示データ
は、それぞれ、図11(a),(b),(c)に示す図
案を表わすデータであり、それぞれマフルがないこと、
テープ状のマフルが存在すること、およびドーナツ形状
のマフルが存在することを表わしている。これら図11
(a),(b),(c)に示す図案は、それぞれ、MF
R=1,2,3のときに表示画面に表示される。
【0035】ここで、マフル(マフリング)とは、ヘッ
ドの状態や、演奏場所の響きの状態などを考慮して、ド
ラムヘッドの振動具合を調整するためのものである。マ
フルのうちテープマフルとは、テープ型のマフルであ
り、ダクトテープなどを用いることもあるし、布やティ
ッシュペーパーなどを組合せてヘッドに張り付けたり、
後述するドーナツマフルを部分的に短く切ってヘッドに
貼り付けて用いる場合も、このテープマフルに含まれ
る。すなわち、テープマフル付ドラムヘッドは、ヘッド
とテープマフルという2種類の部材の組合せからなる構
造を有している。
【0036】また、ドーナツマフルとは、リング型のマ
フルである。ドーナツマフルの材質はヘッドの材質と類
似のものが多く、使用済みのヘッドを利用して作成する
こともある。ドーナツマフル付ドラムヘッドは、ヘッド
とリングマフルという2種類の部材の組合せからなる構
造を有している。以下、図1に示すCPU11で実行さ
れるルーチンについて説明する。
【0037】図12は、メインルーチンのフローチャー
トである。この電子ドラムに電源が投入されるとこのメ
インルーチンの実行が開始し、先ずステップ12_1に
おいて各種のレジスタ、フラグ等の初期設定が行われ、
次いで表示ルーチンが実行される(ステップ12_
2)、表示ルーチンについては後述する。
【0038】次いで、図2に示す各種の操作ボタン21
〜26が操作されたか否かがモニタされ(ステップ12
_3〜12_8)、さらに図1に示すトリガ入力部15
からのトリガ入力があったか否か(即ち打撃パッドが打
撃されたか否か)がモニタされ(ステップ12_9)、
以後、これらのモニタが繰り返し実行される。ステップ
12_3においてマテリアルボタン21(図2参照)が
押されたことが検出されると、ステップ12_10に進
み、図3に示すパラメータ・レジスタPRRに1が設定
され、ステップ12_11において表示ルーチンが実行
される。
【0039】ステップ12_4においてデプスボタン2
2(図2参照)が押されたことが検出されると、ステッ
プ12_12に進み、図3に示すパラメータ・レジスタ
PRRに2が設定され、ステップ12_13において表
示ルーチンが実行される。ステップ12_5においてヘ
ッドタイプボタン23(図2参照)が押されたことが検
出されると、ステップ12_14に進み、図3に示すパ
ラメータレジスタPRRに3が設定され、ステップ12
_15において表示ルーチンが実行される。
【0040】同様に、ステップ12_6において、マフ
ルボタン24(図3参照)が押されたことが検出される
と、ステップ12_16に進み、図3に示すパラメータ
レジスタPRRに4が設定され、ステップ12_17に
おいて表示ルーチンが実行される。さらに、ステップ1
2_7においてINCボタン25が押されたことが検出
されると、ステップ12_18に進み、INC処理ルー
チンが実行される。INC処理ルーチンについては後述
する。
【0041】さらに、ステップ12_8においてDEC
ボタン26が押されたことが検出されると、ステップ1
2_19に進み、DEC処理ルーチンが実行される。D
EC処理ルーチンについても後述する。さらにステップ
12_9において、トリガ入力があったことが検出され
ると、ステップ12_20に進み、発音ルーチンが実行
される。発音ルーチンについても後述する。
【0042】図13は、図12に示すメインルーチンの
ステップ12_18で実行されるINC処理ルーチンの
フローチャートである。このINC処理ルーチンでは、
図3に示すパラメータ・レジスタPRRにPRR=1〜
4のうちのいずれの数値が設定されているかが判定され
る(ステップ13_1〜13_3)。PRR=1のとき
は、ステップ13_4に進み、図3に示すマテリアルレ
ジスタMTRがインクリメントされ、MTR>3に至っ
たときは(ステップ13−5)、MTR=1に戻される
(ステップ13_6)。
【0043】PRR=2,3,4のときも同様であり、
それぞれステップ13_7,13_10,13_13に
進み、それぞれ、デプスレジスタDPR,ヘッドタイプ
レジスタHTR、マフルレジスタMFRがインクリメン
トされ、DPR>3,HTR>3,MFR>3に至った
ときは(ステップ13_8,13_11,13_1
4)、DPR=1,HTR=1,MFR=1に戻される
(ステップ13_9,13_12,13_15)。
【0044】その後、ステップ13_16では、表示ル
ーチンが実行される。図14は、図12に示すメインル
ーチンのステップ12_19で実行されるDEC処理ル
ーチンのフローチャートである。このDEC処理ルーチ
ンでは、図3に示すパラメータ・レジスタPRRにPR
R=1〜4のうちのいずれの数値が設定されているかが
判定される(ステップ14_1〜14_3)。PRR=
1のときはステップ14_4に進み、図3に示すマテリ
アルレジスタMTRがデクリメントされ、MTR<1に
至ったときは(Sステップ14_5)、MTR=3が設
定される(ステップ14_6)。
【0045】PRR=2,3,4のときも同様であり、
それぞれステップ14_7,14_10,14_13に
進み、それぞれ、デプスレジスタDPR,ヘッドタイプ
レジスタHTR,マフルレジスタMFRがデクリメント
され、DPR<1,HTR<1,MFR<1に至ったと
きは(ステップ14_8,14_11,14_14)、
DPR、HTR、MFRに3が設定される(ステップ1
4_9,14_12,14_15)。
【0046】図15は、表示ルーチンのフローチャート
である。この表示ルーチンは、図12に示すメインルー
チンのステップ12_2,12_11,12_13,1
2_15,12_17、図13に示すINCルーチンの
ステップ13_16、および図14に示すDECルーチ
ンのステップ14_16で実行される。この表示ルーチ
ンでは、図3に示すパラメータ・レジスタPRRに、P
RR=1〜4のうちのいずれの数値が設定されているか
が判定される(ステップ15_1〜15_3)。
【0047】PRR=1のときは、次に、図3に示すマ
テリアル・レジスタMTRに、MTR=1〜3のうちの
いずれの数値が設定されているかが判定され(ステップ
15_4,15_5)、MTR=1,2,3に応じて、
ROM12内の、それぞれウッド表示データ、スティー
ル表示データ、ブラス表示データ(図4参照)が表示部
18(図1,図2参照)に転送され(ステップ15_
6,15_7,15_8)、表示部18の表示画面上に
それぞれ図5(a),(b),(c)の図案が表示され
る。
【0048】PRR=2のときは、図3に示すデプス・
レジスタDPRに、DPR=1〜3のうちのいずれの数
値が設定されているかが判定され(ステップ15_9,
15_10)、DPR=1,2,3に応じて、ROM1
2内の、それぞれ3.5インチ表示データ,5インチ表
示データ,8インチ表示データ(図6参照)が表示部1
8に転送され(ステップ15_11,15_12,15
_13)、表示部18の表示画面上に、それぞれ図7
(a),(b),(c)の図案が表示される。
【0049】PRR=3のときは、図3に示すヘッドタ
イプ・レジスタHTRに、HTR=1〜3のうちのいず
れの数値が設定されているかが判定され(ステップ15
_14,15_15)、HTR=1,2,3に応じて、
ROM12内の、それぞれクリアヘッド表示データ、コ
ーテッドヘッド表示データ、ドットヘッド表示データ
(図8参照)が表示部18に転送され(ステップ15_
16,15_17,15_18)、表示部18の表示画
面上に、それぞれ図9(a),(b),(c)の図案が
表示される。
【0050】PRR=4のときは、図3に示すマフル・
レジスタMFRに、MFR=1〜3のうちのいずれの数
値が設定されているかが判定され(ステップ15_1
9,15_20)、MFR=1,2,3に応じて、RO
M12内の、それぞれマフル無し表示データ、テープマ
フル表示データ、ドーナツマフル表示データ(図10参
照)が表示部18に転送され(ステップ15_21,1
5_22,15_23)、表示部18の表示画面上に、
それぞれ図11(a),(b),(c)の図案が表示さ
れる。
【0051】図16は、図12に示すメインルーチンの
ステップ12_20で実行される発音ルーチンのフロー
チャートである。図1に示すトリガ入力部15から、打
撃パッドが打撃されたことをあらわすトリガが入力され
ると図12に示すメインルーチンのステップ12_20
でこの発音ルーチンが実行され、先ず、図3に示すマテ
リアル・レジスタMTRにMTR=1〜3のうちのいず
れの数値が設定されているかが判定され(ステップ16
_1,16_2)、MTR=1,2,3に応じて、RO
M12内の、それぞれスタート・アドレス1とエンド・
アドレス1、スタート・アドレス2とエンド・アドレス
2、スタート・アドレス3とエンド・アドレス3(図4
参照)が音源部16(図1参照)に転送され、音源部1
6に設定される。
【0052】次いで、図3に示すデプス・レジスタDP
Rに、DPR=1〜3のうちのいずれの数値が設定され
ているかが判定され(ステップ16_6,16_7)、
DPR=1,2,3に応じて、ROM12内の、それぞ
れ、ピッチ1とデプスフィルタ(HIGH)1とデプス
フィルタ(LOW)1、ピッチ2とデプスフィルタ(H
IGH)2とデプスフィルタ(LOW)2、ピッチ3と
デプスフィルタ(HIGH)3とデプスフィルタ(LO
W)3(図6参照)が音源部16に転送されて音源部1
6に設定される。
【0053】さらに、図3に示すヘッドタイプ・レジス
タHTRに、HTR=1〜3のうちのいずれの数値が設
定されているかが判定され(ステップ16_11,16
_12)、HTR=1,2,3に応じて、ROM12内
の、それぞれ、ヘッドフィルタ(HIGH)1とヘッド
フィルタ(LOW)1、ヘッドフィルタ(HIGH)2
とヘッドフィルタ(LOW)2、ヘッドフィルタ(HI
GH)3とヘッドフィルタ(LOW)3(図8参照)が
音源部16に転送され、当該音源部16に設定される。
【0054】さらに、図3に示すマフル・レジスタMF
Rに、MFR=1〜3のうちのいずれの数値が設定され
ているかが判定され(ステップ16_16,16_1
7)、MFR=1,2,3に応じて、ROM12内の、
それぞれディケイ1とマフルフィルタ(HIGH)1と
マフルフィルタ(LOW)1、ディケイ2とマフルフィ
ルタ(HIGH)2とマフルフィルタ(LOW)2、デ
ィケイ3とマフルフィルタ(HIGH)3とマフルフィ
ルタ(LOW)3(図10参照)が音源部16に転送さ
れ、当該音源部16に設定される。
【0055】以上のような設定が終了した後、ステップ
16_21においてCPU11から音源部16へ発音開
始命令が送られ、音源部16では、上記の設定に従った
音色のドラム音が発音される。尚、上述の実施形態は、
アコースティック・ドラムの音色を模擬する電子ドラム
の構成において、ドラムの胴の材質、胴の深さ、ドラム
ヘッドの種類、マフリングの種類に関するパラメータを
設定する場合を例に説明したが、その他にもヘッドの張
り具合(チューニング)、スナッピー(スネアドラムの
下側に装着された響き線)の張り具合を調節するストレ
イナーの状態などをパラメータとして設定するようにし
てもよい。
【0056】また、マイクで拾ったアコースティックド
ラムの音を模擬する場合には、マイクの位置や種類をパ
ラメータとして設定するようにしてもよい。あるいは、
スタジオの響きの状態をシミュレートする場合には、ス
タジオの様々な要素(部屋の大きさ、形状、壁の材質
等)をパラメータとして設定するようにしてもよい。さ
らに上述の実施形態では、設定したパラメータに対応す
る模擬対象の自然楽器本体の要素をあらわす画像を表示
することによって視認性を高めているが、通常の文字や
数値による表示であってもよく、画像による表示と文字
数値による表示とを併用すれば更に効果的である。
【0057】さらに、上述の実施形態では、アコーステ
ィック・ドラムの音色を模擬する電子ドラムの構成を例
にしたが、本発明により、例えば様々なアコースティッ
クギターやエレキギターのボディの材質を変化させた場
合の様々な音色や、ギターのボディとネットワークの接
続構造(例えば、ネックとボディとをネジで固定するデ
ィタッチャブルネック構造、ネックとボディとを接着固
定するセットネック構造など)を変化させた場合の様々
な音色を模擬するようにしても効果的である。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
模擬対象の自然楽器の材質もしくは構造に対応する要素
パラメータを独立に設定可能なものであるため、自然楽
器の材質や構造の違いにより異なる音色を直感的にかつ
容易に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子楽器の一実施形態である、アコー
スティックドラムの音色を模擬する電子ドラムのハード
ウェア構成を示すブロック図である。
【図2】操作部と表示部を備えたパネル図である。
【図3】RAM内に設定されるレジスタ領域を示したメ
モリマップである。
【図4】ROM内に設定された、ドラムの胴の材質(マ
テリアル)に対応するマテリアル制御変数が格納され領
域を示すメモリマップである。
【図5】ドラムの胴の材質に関する各種表示データによ
り表わされる図案を示す図である。
【図6】ROM内に設定されたドラムの胴の深さ(デプ
ス)に対応するデプス制御情報が格納され領域を示すメ
モリマップである。
【図7】ドラムの胴の深さに関する各種表示データによ
り表わされる図案を示す図である。
【図8】ROM内に設定された、ドラムヘッドの種類に
対応するヘッドタイプ制御情報が格納され領域を示すメ
モリマップである。
【図9】ドラムヘッドに関する各種表示データにより表
わされる図案を示す図である。
【図10】ROM内に設定された、マフルに関するマフ
ル制御情報が格納される領域のメモリマップである。
【図11】マフルに関する各種表示データにより表わさ
れる図案を示す図である。
【図12】メインルーチンのフローチャートである。
【図13】INC処理ルーチンのフローチャートであ
る。
【図14】DEC処理ルーチンのフローチャートであ
る。
【図15】表示ルーチンのフローチャートである。
【図16】発音ルーチンのフローチャートである。
【符号の説明】
10 データ・バス 11 CPU 12 ROM 13 RAM 14 操作部 15 トリガ入力部 16 音源部 17 サウンドシステム 18 表示部 21 マテリアルボタン 22 デプスボタン 23 ヘッドタイプボタン 24 マフルボタン 25 INCボタン 26 DECボタン 161 波形メモリ 162 波形読み出し部 163 デプスフィルタ 164 ヘッドフィルタ 165 マフルフィルタ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発音指示に従って、模擬対象の自然楽器
    の音色に対応する音色の楽音を発生する電子楽器におい
    て、 模擬対象の自然楽器の音色に対応する音色を規定する複
    数のパラメータの設定が可能なパラメータ設定手段であ
    って、かつ、該模擬対象の自然楽器の所定部分の材質に
    対応する要素パラメータを他のパラメータとは独立に設
    定可能なパラメータ設定手段と、 発音される楽音の音色を、前記パラメータ設定手段によ
    って設定されたパラメータに応じて制御する楽音制御手
    段とを備えたことを特徴とする電子楽器。
  2. 【請求項2】 前記パラメータ設定手段での設定が可能
    な、模擬対象の自然楽器の音色を規定する複数のパラメ
    ータのうちの一部もしくは全部の複数のパラメータが、
    模擬対象の自然楽器の所定部分の材質に対応する要素パ
    ラメータを含む、該自然楽器が持つ複数の要素それぞれ
    に対応する複数の要素パラメータであって、前記パラメ
    ータ設定手段が、これら複数の要素パラメータをそれぞ
    れ独立に設定可能なものであることを特徴とする請求項
    1記載の電子楽器。
  3. 【請求項3】 前記電子楽器が、ドラムを模擬対象の自
    然楽器としてドラムの音色に対応する音色の楽音を発生
    するものであって、 前記パラメータ設定手段が、ドラムの胴部分の材質に対
    応する要素パラメータを独立して設定可能なものである
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の電子楽器。
  4. 【請求項4】 発音指示に従って、模擬対象の自然楽器
    の音色に対応する音色の楽音を発生する電子楽器におい
    て、 模擬対象の自然楽器の音色に対応する音色を規定する複
    数のパラメータの設定が可能なパラメータ設定手段であ
    って、かつ、該模擬対象の自然楽器の、複数種類の部材
    の組合わせにより構成されることがある所定部分の、部
    材の組み合わせ方により定まる構造に対応する要素パラ
    メータを他のパラメータとは独立に設定可能なパラメー
    タ設定手段と、 発音される楽音の音色を、前記パラメータ設定手段によ
    って設定されたパラメータに応じて制御する楽音制御手
    段とを備えたことを特徴とする電子楽器。
  5. 【請求項5】 前記パラメータ設定手段での設定が可能
    な、模擬対象の自然楽器の音色を規定する複数のパラメ
    ータのうちの一部もしくは全部の複数のパラメータが、
    模擬対象の自然楽器の、複数種類の部材の組合せにより
    構成されることがある所定部分の、部材の組合せ方によ
    り定まる構造に対応する要素パラメータを含む、該自然
    楽器が持つ複数の要素それぞれに対応する複数の要素パ
    ラメータであって、前記パラメータ設定手段が、これら
    複数の要素パラメータをそれぞれ独立に設定可能なもの
    であることを特徴とする請求項1記載の電子楽器。
  6. 【請求項6】 前記電子楽器が、ドラムを模擬対象の自
    然楽器としてドラムの音色に対応する音色の楽音を発生
    するものであって、 前記パラメータ設定手段が、ドラ
    ムのヘッド部分の構造に対応する要素パラメータを独立
    して設定可能なものであることを特徴とする請求項4又
    は5記載の電子楽器。
  7. 【請求項7】 前記パラメータ設定手段により設定され
    た要素パラメータを要素として持つ自然楽器に対応する
    図案を表示する表示手段を備えたことを特徴とする請求
    項1から6のうちいずれか1項記載の電子楽器。
JP9005104A 1997-01-14 1997-01-14 電子楽器 Withdrawn JPH10198373A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005533279A (ja) * 2002-07-16 2005-11-04 ライン 6,インコーポレーテッド 組込みdspモデリングを有する弦楽器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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