JPH10198132A - 帯電方法と帯電装置及び画像形成装置 - Google Patents

帯電方法と帯電装置及び画像形成装置

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JPH10198132A
JPH10198132A JP8357744A JP35774496A JPH10198132A JP H10198132 A JPH10198132 A JP H10198132A JP 8357744 A JP8357744 A JP 8357744A JP 35774496 A JP35774496 A JP 35774496A JP H10198132 A JPH10198132 A JP H10198132A
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JP8357744A
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Atsushi Hosoi
細井  敦
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 前露光により、帯電と同時に除電を行うた
め、常に放電電流が流れ、感光体の劣化を促進するとと
もに、そのとき生じたフォトキャリアが帯電を除電し、
均一帯電を妨げ、白スジを生起する等の課題があった。 【解決手段】 帯電手段の被帯電手段の移動方向上流側
に該被帯電手段上の電位をクリアするための前露光手段
を有し、前露光照射領域の最下流点と前記帯電手段の帯
電開始点との距離1(mm)と前記被帯電手段の移動速
度をv(mm/sec)とし、前記前露光によって被帯
電手段に生成したフォトキャリアの寿命をt(sec)
としたときに、1/v>=tを満足するように構成した
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被帯電手段の表面
を帯電方法と帯電装置およびこの帯電装置で被帯電手段
を帯電する工程を含む画像形成プロセス手段により、画
像形成を実行する電子写真装置(複写機、プリンタ
等)、静電記録装置等の画像形成装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像形成装置において、
被帯電手段である像担持体としての感光体、誘電体等を
帯電処理する帯電装置としては、コロナ放電を用いたコ
ロナ帯電方式が広く利用されてきた。しかし、このコロ
ナ放電を用いたコロナ帯電方式は、放電時に好ましくな
いオゾンを大量に発生すること、また、電源に高圧が必
要なこと等のため、その対処手段あるいは機構を必要と
し、装置が大型化、高コスト化した。そのため、近年
は、低電力化が図れ、オゾンの発生の極めて少ない接触
帯電方式が実用化されている。
【0003】この接触帯電方式は、帯電手段を被帯電手
段に直接当接あるいは近接させて配設し、帯電手段に電
圧を印加することにより、像担持体としてのローラ状の
感光体の表面を帯電処理(除電処理を含む)する方式で
ある。
【0004】この場合、帯電ローラに直流電圧のみを印
加する方式(DC帯電方式)と、交流電圧あるいは交流
電圧に直流電圧を重畳させた振動電圧を印加する方式
(AC帯電方式)とがある。特に、後者のAC帯電方式
は、DC帯電方式よりも、帯電均一性にすぐれ、美しい
画像が得られることから、好まれて使用されている。
【0005】なお、帯電手段は被帯電手段に必ずしも接
触している必要はなく、帯電手段と被帯電手段との間に
ギャップ間電圧と補正パッシェンカーブで決まる放電可
能領域さえ確実に保証されれば、非接触(近接)でも構
わないもので、この場合も接触帯電の範疇とする。
【0006】上記のDC帯電方式およびAC帯電方式に
おいて、帯電手段としてローラ形状の帯電部材(以下、
帯電ローラと称す)を用いた場合、帯電は感光体と帯電
部材との当接位置の両側の微少ギャップにおけるコロナ
放電によって行われていることが知られている。しか
し、上記のように、感光体移動方向に対して、上記帯電
ローラの当接位置から上流側及び下流側の微少ギャップ
の両方で帯電すると、帯電ローラと感光体表面の電位差
が充分でなく、放電が安定しないために、部分的に放電
が弱い部分ができ、感光体の移動方向に対して直角な方
向に2〜10mm、幅0.5mm以下程度の小さな白い
スジが生起する。
【0007】そこで、従来は、この不具合を解消するた
めに上記上流側の帯電に因る電荷を除去し、下流側だけ
の帯電のみを利用する方法が提案実用化されている。
【0008】図5はそのような帯電装置を用いた画像形
成装置の感光体回りの概略断面図であり、感光体1と帯
電ローラ2の形成する該感光体の移動方向bに対して上
流側の微少ギャップ部に前露光光源3の光を反射板51
を介して照射する構成にしたものである。5は画像露光
手段、6は現像手段、7は転写手段、8はクリーニング
手段である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では次のような課題があった。
【0010】即ち、感光体の移動方向に対して上流側の
微小ギャップでの帯電を完全に除去するために、多大な
光を上流側の微少なギャップ部に正確に照射することが
必要であり、反射板51の取り付け精度を厳しく管理し
なくてはならない。
【0011】また、充分な光量を稼ぐためには、通常の
前露光3より多めに発光させることが必要であり、その
ため、帯電ローラ2自体にも光が照射されるので、前露
光から発せられた熱が次第に蓄積して機内の温度を上昇
させ、現像手段6のトナー等に悪影響を及ぼす或いは帯
電ローラ2の抵抗値を変化させる。
【0012】さらに、前露光3が感光体1と帯電ローラ
2の形成するニップ部直前の微少ギャツプに照射するの
で、前露光により生成した感光体1内のフオトキャリア
がニップ部通過後にも残存し、下流側ギャップでの帯電
をも除電してしまうことがあり、帯電効率が悪く、帯電
電位が均一にならない。
【0013】また、上流側のギヤップと下流側のギヤツ
プの両方で帯電を行い、かつ、上流側では帯電と同時に
除電を行っているために常に放電電流が流れ、感光体1
の表面の劣化を促進し、感光体1の寿命を縮める等の課
題があった。
【0014】本発明は上記ような従来の課題を解決する
ためになされたもので、均一で効率的な帯電ができ、か
つ、被帯電手段の耐久寿命を延ばす帯電方法と帯電装置
を提供することを第1の目的とする。
【0015】また、本発明は、被帯電手段の耐久寿命を
延ばし、均一で効率的な帯電を行って白スジ等が生じる
ことなく、良質な画像が得られる画像形成装置を提供す
ることを第2の目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された発
明に係る帯電方法は、移動する被帯電手段に当接若しく
は近接して配設され該被帯電手段と相対移動関係にある
帯電手段と、この帯電手段に電圧を印加する給電手段
と、前記被帯電手段上に電荷除去用の前露光を施すよう
に前記帯電手段より該被帯電手段の移動方向上流側に設
けた前露光手段とを有し、前露光照射領域の最下流点と
前記帯電手段の帯電開始点との距離1(mm)、前記被
帯電手段の移動速度をv(mm/sec)、前記前露光
により被帯電手段に生成したフォトの光キャリアの寿命
をt(sec)としたときに、l/v>=tを満足する
ものである。
【0017】請求項2に記載された発明に係る帯電装置
は、移動する被帯電手段に当接若しくは近接して配設さ
れ該被帯電手段と相対移動関係にある帯電手段と、この
帯電手段に電圧を印加する給電手段と、前記被帯電手段
上に電荷除去用の前露光を施すように前記帯電手段より
該被帯電手段の移動方向上流側に設けた前露光手段とを
有し、前露光照射領域の最下流点と前記帯電手段の帯電
開始点との距離1(mm)、前記被帯電手段の移動速度
をv(mm/sec)、前記前露光により被帯電手段に
生成したフォトキャリアの寿命をt(sec)としたと
きに、l/v>=tを満足するものである。
【0018】請求項3に記載された発明に係る帯電装置
は、帯電手段に印加する電圧は、直流電圧または交流電
圧に直流電圧を重畳した振動電圧であることを特徴とす
る。
【0019】請求項4に記載された発明に係る帯電装置
は、前露光照射領域の最下流点と被帯電手段の帯電開始
点との間に遮光部材を設けたことを特徴とする。
【0020】請求項5に記載された発明に係る帯電装置
は、帯電手段は一定の押圧力で被帯電手段に圧接させた
ことを特徴とする。
【0021】請求項6に記載された発明に係る帯電装置
の帯電手段は、電圧を印加すべき芯金と、この芯金の表
面に形成した導電層およびその表面に形成した抵抗層と
からなることを特徴とする。
【0022】請求項7に記載された発明に係る帯電装置
は、被帯電手段と帯電手段のいずれか一方または双方を
相対移動させることを特徴とする。
【0023】請求項8に記載された発明に係る画像形成
装置は、請求項2から請求項5の内のいずれか1項に記
載の帯電装置と、被帯電手段表面に対して画像形成を実
行する画像形成プロセス手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0024】請求項9に記載された発明に係る画像形成
装置の画像形成プロセス手段は、画像露光手段、現像手
段、転写手段、クリーニング手段、前露光手段を有し、
被帯電手段の移動方向の前記転写手段より下流側でかつ
該転写手段により前記被帯電手段から画像転写を受ける
被転写手段の上方側に前記前露光手段を設けたことを特
徴とする。
【0025】請求項10に記載された発明に係る画像形
成装置は、被帯電手段と転写手段とのニップ部へ照射す
る前露光手段の露光量が、画像露光量の2〜15倍であ
ることを特徴とする。
【0026】請求項11に記載された発明に係る画像形
成装置の被帯電手段は、画像を形成する像担持体である
ことを特徴とする。
【0027】請求項12に記載された発明に係る画像形
成装置の像担持体は、基体の表面に形成した電荷発生層
と、この電荷発生層の表面に形成した電荷輸送層とを基
本構成体とすることを特徴とする。
【0028】請求項13に記載された発明に係る画像形
成装置の像担持体は、エンドレスベルト状であることを
特徴とする。
【0029】
【発明の実施の形態】
実施の形態1 図1は本発明の特徴を最も良く表す画像形成装置の画像
形成部近傍の概略を示す断図面であり、同図において、
1は被帯電手段である像担持体としてのドラム上の感光
体(以下、感光体ドラムと称する)、2は帯電手段であ
る帯電部材としてのローラ状の帯電部材(以下、帯電ロ
ーラと称する)、3は前露光手段である前露光光源とし
ての前露光照明ランプ、4は帯電直前の感光体ドラム1
への前露光の照射を阻止する遮光部材、5は画像露光手
段としての画像露光、6は現像手段としての現像装置、
7は転写手段としての転写装置、8はクリーニング装置
である。
【0030】上記感光体ドラム1は、層状の導電性高分
子材料、すなわちアルミニウム等の導電性基体層とその
外周に形成された光導電層(被帯電面)を基本構成層と
するドラム型の電子写真感光体であり、この感光体ドラ
ム1は、支持軸(不図示)を中心に矢印b方向に所定の
周速度vをもって回転駆動される。
【0031】上記帯電ローラ2は、感光体ドラム1の被
帯電面に当接して、これを所定の極性・電位に一様に帯
電処理(除電処理を含む)する。この帯電ローラ2は、
中心の芯金2aと、その外周に形成した導電層2bとさ
らにその外周に形成した抵抗層2cとを基本構成体とし
ている。
【0032】そして、この帯電ローラ2は、芯金2aの
長手方向(芯金に沿った方向) の両端部が不図示の軸受
け部材によって回転自在に支持されており、感光体ドラ
ム1に平行して配設されると共に、押圧手段(不図示)
によって感光体ドラム1の被帯電面に対して所定の押圧
力を持って圧接され、感光体ドラム1の矢印b方向の回
転にともなって、矢印c方向に従動回転する。
【0033】帯電ローラ2の芯金2aには不図示の給電
用摺動接点が接触していて、この接点を介して電源(不
図示)から直流電圧または振動電圧が印加されている。
これにより、感光体ドラム1の被帯電面1が所定の極性
・電位に接触帯電される。
【0034】なお、帯電ローラ2は上述のように従動回
転させても良いし、感光体ドラム1の被帯電面の回転方
向に対して順方向又は逆方向に所定の周速度を持って積
極的に回転駆動するようにしても良い。さらには、回転
することなく、固定的に配設することも可能であるとと
もに、固定された平面状の感光体面に沿って帯電部材2
を移動させることも可能である。
【0035】帯電ローラ2によって均一に帯電処理を受
けた感光体ドラム面に対し、目的情報の画像露光5(レ
ーザーピーム走査露光、原稿画像のスリツト露光等。本
実施例では原稿画像のスリット露光とする。)を施すこ
とで、その感光体ドラムの被帯電面に目的情報に対応し
た静電潜像を形成できる。この静電潜像は現像装置6に
おいてトナーが付着され、トナー像として順次、可視像
化される。
【0036】このトナー像は、ついで転写装置7によ
り、転写紙9に転写される。転写装置7は、回転自在な
転写ローラ7と転写電源(不図示)とを備え、転写電源
によって転写紙9の裏面側からトナーと逆極性の帯電を
行うことによって、感光体ドラム1上のトナー像を順次
転写紙9の上面に転写する。ここで、転写紙9は、不図
示の搬送装置から感光体ドラム1の回転と同期取りされ
た適切なタイミングをもって、感光体ドラム1と転写装
置7との間の転写部へ搬送されたものである。
【0037】トナー像の転写を受けた転写紙9は、続い
て感光体ドラム1から分離されて不図示の定着装置へ搬
送されてトナー像が定着され、その後、装置本体外部に
排出されるか、または、例えば、裏面にも像形成するも
のであれば、転写部への再搬送手段へ搬送される。
【0038】トナー像が無くなった像転写後の感光体ド
ラム1は、クリーニング装置8のクリーニングブレード
によって残留トナー等の付着汚染物質が除去され、続い
て、前露光装置3によって電荷が除去され複写工程の1
サイクルが終了する。
【0039】この前露光光源3と帯電ローラ2との間に
は、遮光板4が配設されており、前露光の照射位置と帯
電ローラ2と感光体ドラム1の当接部分までの距離lの
間、感光体ドラム1の表面に光が照射されないようにな
っている。すなわち前露光光源3により光を照射され、
感光体ドラム内にフオトキャリアが生成され、感光体ド
ラム表面の電荷を除去した後、感光体ドラム1の回転移
動に伴って遮光板4により暗黒化された部分を進むうち
に感光体ドラム内のフオトキヤリアはすべて消滅し、帯
電ローラ2と感光体ドラム1の近接部分d(帯電領域)
では、感光体ドラム1の表面は、除電されかつ感光体ド
ラムのフオトキャリアが無い状態で帯電ローラ2により
帯電を受けるので、上流側ギャップ部の放電により所定
の電位まで帯電され該上流側ギヤップのみで帯電が終了
する。
【0040】即ち、前露光が上流側ギャップ近傍又は上
流側ギャップ部に照射されると、完全にギャップ内に光
が照射された場合には上流側での帯電が除電され、さら
にはギャップ部で生成したフオトキャリアが感光体ドラ
ム1と帯電ローラ2の当接部分を通過しても残存し、下
流側のギャップで帯電ローラ2と感光体ドラム1間の放
電に因る帯電を一部除去してしまい、放電電流が無駄に
除去されるので、放電電流に対して帯電効率が悪く、か
つ感光体ドラムへの放電によるダメージが大きくなっ
た。
【0041】また、上流側のギャップ内に光を照射しな
くとも、ギャップ領域近傍まで光を照射した場合、フオ
トキヤリアは帯電領域d内でも十分に残存しているの
で、帯電電位が一部除去される。さらに感光体ドラム1
と帯電ロ一ラ2間においてもフオトキヤリアの影響によ
り徐々に感光体ドラムlの表面電位は低下する。この状
態で下流側の感光体ドラム1と帯電ローラ2のギャップ
部で放電、帯電を行うと、帯電ローラ2と感光体ドラム
1表面の電位差が充分でなく、放電が安定しないため
に、部分的に放電が弱い部分ができ、白スジ等を発生す
る原因となる。
【0042】図2は前露光の照射位置を変えた場合の感
光体ドラム1の表面電位が帯電ローラ2の付近での変化
の様子を表した図であり、図2において、縦軸は帯電電
位、横軸は感光体ドラム1と帯電ローラ2の相対位置を
表すものである。図において、実線21は本発明に係る
実施の形態1の帯電の推移を表したもの、一点破線22
は上流側ギャップ近傍まで前露光を照射した従来の帯電
での帯電の推移を表したもの、点線23は上流側ギャッ
プ内まで前露光を照射した場合の帯電の推移を表したも
のである。
【0043】一点破線22は上流側ギャップ近傍まで前
露光を照射し、感光体ドラム1内にフオトキャリアが充
分に残存している状態で帯電ローラ2により帯電を行っ
た場合の帯電の推移であり、上流側ギャップでは放電に
よる帯電を受けるものの一部の電荷がフオトキヤリアに
より除去され続けるとともに、さらに感光体ドラム1と
帯電ローラ2との当接部においても電荷の減衰は徐々に
続いている。
【0044】そして、下流側ギャップにおいて、感光体
ドラム1と帯電ローラ2間で放電が始まり帯電されてい
くが、感光体ドラム1の表面電位と帯電ローラ2の電位
差が小さいため、放電が不安定になり、部分的な放電ム
ラを生じ、30〜50V位の帯電リップルが生成し、白
スジ、黒スジとなって現れ、帯電の均一性に乏しく好ま
しくない。また、帯電電荷の除去と再帯電とが繰り返し
行われるので、放電電流量が増加し、その分、感光体ド
ラムの劣化を促進する。
【0045】点線23は上流側ギャップ内まで前露光を
照射した場合の帯電の推移であり、上流側ギャップにお
いても感光体ドラム1及び帯電ローラ2間の放電は行わ
れるが、帯電と同時に光による除電が行われるので、感
光体ドラム1の表面の帯電電位はほぼ0のままであり、
その状態のまま、感光体ドラム1と帯電ローラ2の接触
部を通過し、下流側ギャップでの放電により帯電が開始
される。この場合、フオトキヤリアがまだ充分に存在す
るために、感光体表面の電荷の一部が除去され続けるの
で、帯電電位は十分には上昇しないまま下流側ギャップ
より離間してしまう。
【0046】従って、電位差の小さい状態での放電、帯
電現象が無いので、帯電の不安定による白スジ等の発生
は防止されるが、感光体ドラム1と帯電ロ一ラ2間では
上流側ギャップ部で常時、下流側ギャップで1度以上放
電が行われるため、帯電電位に対する放電電流量が非常
に多く感光体ドラムの劣化を促進する。
【0047】これに対し、実施の形態1による実線21
では、帯電開始時に感光体ドラム1のフオトキャリアが
消滅しているので、感光体ドラム1と帯電ローラ2の形
成する上流側ギャップでの放電で、所定の電位まで感光
体ドラム1表面の電位を上昇させ、その後は感光体ドラ
ム1と帯電ローラ2の当接部分及び下流側のギャップさ
らに帯電終了後まで表面の電位はほぼ一定に保たれる。
【0048】この場合、放電は上流側ギャップの一部で
のみ行われるので、少ない放電で効率よく帯電され、か
つ、極めて均一な帯電を得ることができる。また、放電
量が小さく効率よくすることが可能なので、感光体ドラ
ム1の劣化を少なく抑えることが可能である。
【0049】従って、従来の点線23で示される上流側
ギャップに前露光を照射させ、白スジ等の発生を抑制し
たものに比べて、感光体ドラム1と帯電ローラ2の間に
同一の電位差を与えた場合、実質上流側ギャップのみで
帯電が行われるため、放電電流は約1/2になり、同一
耐久枚数に対して感光体ドラム1の削れ量はほぼ1/2
になる効果がある。
【0050】また、感光体ドラム1上に同一の帯電電位
を与える場合には、ニップ部露光を上流側ギャップに照
射した場合は、感光体ドラム1と帯電ローラ2間の電位
差を多くする必要があり、瞬間的な放電パワーが増加す
る。このため、感光体ドラム1表面の劣化がさらに加速
され削れ量は増大する。これに対し、本実施の形態1の
構成では削れ量を1/3〜1/4に軽減することができ
る。
【0051】さらに、放電パワーの増大に伴い、感光体
ドラム1の光導電性の劣化、感度の劣化(vs1のアッ
プ)も促進されるので、耐久枚数が進むと画像かぶり等
を生じ易かったが、本実施の形態1の帯電方法および帯
電装置では放電パワーの小さいままで所定の帯電電位が
得られるので、感光体ドラム1の感度の劣化は殆ど生じ
ない。故に、長期にわたり良好な画像を得ることができ
る効果がある。
【0052】感光体ドラム1と帯電ローラ2で形成する
微少ギャップ(帯電領域dの幅)は、感光体ドラム1及
び帯電ローラ2の曲率、抵抗値、静電容量等の変化及び
感光体ドラム1と帯電ローラ2間に印加する電界により
変化する。この帯電領域dの幅を知るためには、感光体
ドラム1と帯電ローラ2間に所定の電位差を与える10
〜100μsecのパルスバイアスを印加し、感光体ド
ラム上の電位をみることで帯電領域d及び帯電開始点を
知ることができる。
【0053】本発明に係る帯電方法と帯電装置におい
て、帯電前にフオトキャリアを消滅させる条件として
は、フオトキャリアの寿命をtとすると、前露光が終了
してから感光体ドラム1と帯電ロ一ラ2間の上流側ギャ
ップ部(帯電領域dの上流側端)までの距離を1とし、
感光体ドラム1の周速をvとした場合に1/v>=tの
関係になることが必要である。
【0054】また、フオトキャリアの寿命長は一般に分
布を持つので、好ましくは100%のフオトキャリアが
消滅する時間とすることであるが、感光体ドラム中の不
純物欠陥等により長寿命のフオトキャリアが存在する場
合には、帯電電位に影響の少ない範囲例えば全フオトキ
ヤリアの98%が消滅する時間をtとしてやることも本
発明の範囲に含むものである。
【0055】感光体ドラムのフオトキャリアの寿命は、
光導電層の材質・厚み・周囲温度・湿度等の影響を受け
るが、実使用条件下でブラックアウト時間をフオトキャ
リアの寿命より長く設定すればよい。また感光体ドラム
表面部での前露光光の散乱等の影響、或いは、特に上流
側ギャップ部に光を照射した場合、光の照射角度が感光
体の接線方向に近くなるので、照射された光が感光体ド
ラム内を軸中心方向に進まず、感光体ドラム表層部を伝
搬し、感光体ドラム表面部の不純物欠陥等により散乱し
て感光体ドラム内部に吸収され、光の照射位置よりも下
流側でもフオトキャリアを形成する場合がある。
【0056】この場合、物理的なフオトキヤリアの寿命
よりもこのような2次的なフオトキャリアの生成を考慮
した実質的なフオトキャリアの消滅までの時間をフオト
キャリアの寿命と称し、放電開始領域で残存フオトキャ
リアをなくすことが本発明の主旨である。
【0057】然も、 本実施の形態1においては、 前露光
装置3と帯電ローラ2との間に遮光板4を設けて、帯電
領域上流側での露光をカットしているので、帯電ローラ
2に直接前露光が当たることは無くなり、放射熱に因る
昇温が防止され、帯電ロ一ラ2の乾燥・ゴム層の劣化等
による帯電ローラ2の抵抗値変化、表層の荒れ等の発生
が抑えられる。また、遮光板4により感光体ドラム1の
表層面に沿った光がカットされ、感光体ドラム1に対し
て法線方向の光のみとなるので、フオトキャリアの2次
的な生成が防止され、良好でかつ効率的な帯電、画像形
成を行うことができる効果がある。
【0058】実施の形態2 上記実施の形態1は感光体としてドラム形状のものを用
いたが、もちろん他の形状のものでも可能である。図3
は感光体の形状をエンドレスベルト状にしたものであ
り、他の前記図1と同一部分には同一の符号を付して重
複説明を省略する。
【0059】本実施の形態2のように、感光体をエンド
レスベルト状とすることにより、帯電ローラ2の直前に
遮光部材4を設けなくとも、帯電ローラ2の上流側の感
光体表面への前露光の照射を防止できる構成を容易に作
ることが可能となる。
【0060】実施の形態3 上記実施の形態1、2においては、前露光用のランプの
位置は帯電ローラ2の上流側でクリーニング部材8の下
流側に配設したが、帯電ローラ2による帯電領域前でフ
ォトキャリアが消滅されていれば、この位置に限る必要
はなく、例えばクリーニング部材8の上流側に設けても
よい。
【0061】図4はこの場合の実施の形態3を示すもの
で、図1と同一部分には同一符号を付して重複説明を省
略する。感光体として有機光導電体(以下、OPC層に
称する)を用い、帯電・転写プロセスとしてはオゾンの
発生が少ない接触帯電、接触転写(両方ともローラ形状
のもの)、また定着器10は例えば特開平2−1578
6号に記載されている省エネルギー性を追求したフィル
ム定着装置10(いわゆるSURF定着装置)である。
【0062】OPC層は、帯電電位・転写後電位を高く
設定しすぎると、帯電メモリが発生する恐れがあり、特
に転写部においては転写紙9の有無により転写後電位が
大きく異なり、転写紙9のない部分(例えば最大原稿に
対して小サイズの転写紙を通したとき、転写紙9の通過
しない部分など)の転写後電位が高くなるため、OPC
層中の不純物欠陥等により残電位が上昇する可能性が高
く、充分に転写電圧を上げることはできなかった。
【0063】その結果、転写電圧が小さいため、記録紙
9と現像剤(トナー)の吸着が充分に行われず,SUR
F定着部10での急激な加熱による水蒸気の発生、膨張
による空気の流れで記録紙上の画像を乱すことがあっ
た。
【0064】また、OPC層の厚みを検知して露光光量
・帯電電圧・転写電圧を制御するものもあり、OPC層
の厚みの検知する方法として、帯電ローラ2と感光体1
との間に流れる電流量を検知する方法が特開平5−30
7315号公報に記載されている。
【0065】しかしながら、帯電ローラ2と感光体1の
間に流れる電流量を検知する方法では、感光体1に流れ
る電流は、感光体ドラムの表面電位の変化量及びOPC
層の厚さ(容量)により決まるので、正確にOPC層の
厚さを知るためには、帯電部材2と感光体1の接触前の
該感光体上の電位を一定値にしておく必要がある。
【0066】感光体ドラム上の電位を一定にするため
に、前露光を入れるのが一般的であるが、前述のように
帯電部材2とクリーニング部材8の間に設けると装置の
小型化を阻害する要因となっている。感光体ドラム1が
劣化し明部電位部が上昇してしまった場合、前露光では
感光体の電位を所定の値にすることができず、残留電位
が残り、この上に帯電したときの電流量は残留電位がな
い場合より小さくなるので、感光体ドラムの厚みを正し
く知ることができない場合があった。
【0067】次に図4について、簡単に画像形成動作を
説明する。感光体ドラム1は不図示の駆動手段により矢
印b方向に回転駆動される。帯電ローラ2には不図示の
電源により直流電圧または振動電圧が印加されており、
感光体ドラム1の表面に均一電位の接触帯電を行う。続
いて不図示の公知の画像露光手段により画像露光5が与
えられ、感光体ドラム1上に静電潜像が形成される。そ
の静電潜像を公知の現像装置6のトナーにより頭像化
し、顕像化されたトナー像は不図示の電源により電圧が
印加された転写ローラにより記録紙である転写紙9に転
写される。転写されたトナー像を担持した転写紙9は不
図示の搬送装置によりSURF定着装置10へ搬送さ
れ、加熱圧接されて定着される。一方、感光体ドラム1
は、残留したトナーがクリーニング装置8により清掃さ
れて、次の画像形成に供される。
【0068】本実施の形態3の画像形成装置では、クリ
ーニング装置8の下部に照明装置3が設置され、感光体
ドラム1と転写ローラ7の形成するニップ部に該感光体
ドラムの回転方向の下流側より光を照射し転写・分離直
後の感光体ドラム1の表面電位を減衰させている。
【0069】ここで転写後、露光の無い場合の転写の強
さ(転写後電位)と定着での画像乱れ、転写紙の搬送ス
ピードとの関係を説明する。感光体ドラム1が負極性帯
電、現像剤(トナー)がプラス、転写電界がマイナスの
場合を例にして説明する。
【0070】転写の強さを示す転写ローラ7通過後の感
光ドラム1の表面電位(以後、転写後電位と称す)は、
同一の転写電界を与えても転写紙9の種類、有無等によ
り変化するが、転写後電位が最も高くなるのは転写紙の
無い場合である。
【0071】転写紙として46〜128g/cm2 の紙
を使用し、トナーとして平均粒径6〜11μm程度の範
囲で帯電量が+9〜12μc/g程度の粒子を用いた時
には、非通紙部のべ夕白部の転写後電位を−900V以
上にすると、良好な転写性が得られる。この値は、転写
紙9の搬送速度を20〜200mm/secまで変化さ
せても同一であった。これは感光ドラム1上のトナーを
転写紙9に転写させる電荷量は、速度に依存せずほぼ一
定であると言うことである。
【0072】これをフィルム定着装置10で定着動作を
行った場合、転写後電位・転写紙の搬送速度・定着での
画像乱れの間に密接な関係がある。ここで定着での画像
乱れについてその原理を簡単に説明する。
【0073】フィルム定着装置10では、フィルム10
aがヒータ10bと加圧ローラ10cの形成するニップ
部10dで集中的に加熱が行われるので、転写紙9につ
れられて来る転写紙回りの空気、転写紙中の空気がニツ
プ部10dの熱による膨張、また、転写紙中の水分がニ
ップ部10dの熱により気化・膨張することにより,ニ
ップ部入り口側で転写紙9上の未定着画像を吹き飛ばす
ことによって、定着での画像乱れを生じる。
【0074】この定着部での画像乱れを防止する方法と
して、転写紙9の吸湿を防止する目的で給紙カセツトを
温める方法、ニップ部投入前の転写紙9及び空気を温め
る、例えばニツプ部入り口側の加圧ローラ、,定着フィ
ルム等を事前に温め、ニップ部内での空気、水分の急激
な気化・膨張を抑える方法、気化・膨張した空気を逃が
す方法、ニップ部10dで電界をかけ、トナーを転写紙
9に押さえつける方法等が提案・実用化されている。し
かしながらいずれの方法も定着器10を複雑にし、コス
トアップの要因となっている。
【0075】表1〜4は転写紙9の吸湿状態、転写紙9
の搬送速度、転写後電位(非通紙部)と画像乱れの関係
をまとめたもので、○は画像乱れの発生の無いもの、×
は画像乱れの発生したものを示す。
【0076】
【表1】
【0077】
【表2】
【0078】
【表3】
【0079】
【表4】 フィルム定着装置10はキャノン製複写機FC2用のも
のを用い、それぞれの速さでトナーが良好に定着する温
度で行ったものである。出願人等の実験によると、画像
形成・転写プロセスの速度を変化させても、転写後電位
(非通紙部)が同一であれば、各定着速度に対して画像
乱れの発生の仕方が同一であった。これは転写紙9の搬
送速度にかかわらず転写後、電位が同一であれば、トナ
ーと転写紙9との吸着力が等しいことを意味している。
【0080】表より、画像の乱れは、転写紙9の搬送速
度が速いほど、転写紙9中の水分量が増加するほど悪く
なっている。これはトナー像を定着させるためにある一
定の熱量が必要であり、その熱量により膨張する空気の
量が一定なので搬送速度が速い方が膨張した空気が逃げ
にくく、画像乱れが発生しやすく又水分量が多いと気化
する水蒸気量が増加するために乱れが発生しやすいと考
えられる。
【0081】本実験では転写後電位(非通紙部)が90
0V未満の場合では、転写性能が充分でない場合がある
ために実験を行っていない。また、転写後電位が−20
00V以上では、出願人等は使用した感光体では、転写
ローラ7と感光体ドラム1のアース基板との間で印加電
圧がリークする場合があり、実験を割愛したが、感光体
ドラムの耐電圧性が高まり、より転写後電位を高くして
やれば、転写紙9とトナーの吸着力が高まり、さらに速
度アップしても画像乱れが生じないと考えられる。
【0082】しかしながら、従来の画像形成装置におい
ては転写後電位を−1500V以上に設定すると、電荷
の注入が促進され、OPC層中の不純物、欠陥等によ
り、帯電メモリ、残電位の上昇等の感光体の劣化を生じ
るので、従来は使用することができなかった。
【0083】然るに、本実施の形態3の画像形成装置に
よれば、転写ローラ7と感光体ドラム1の回転方向の下
流側ニップ部へ露光するので、転写後、感光体ドラム表
面の電位が直ちに減衰されるので、実質的に電荷の注入
等に因る感光体ドラムの劣化が防止されるため、転写電
界を大にすることが可能になり、転写紙9とトナーの吸
着力をアップさせるので画像乱れ等を防止できる効果が
ある。
【0084】さらに、転写直後に露光を浴びさせ、(本
実施の形態3では画像露光量の約5倍、一般的には帯電
電位を完全に減衰させるために画像露光量の2〜15倍
程度の露光量を照射する。画像露光量の2倍未満では充
分に減衰されない場合があり、また、15倍以上では光
メモリが発生する恐れがある。)直ちに電位を落として
いるので、感光体1への残留トナーの付着力が弱まり、
クリーニングを容易に行うことが可能になり、設定許容
範囲を広く取ることができると共にクリーニング圧を小
さめに設定することにより、感光体1の削れ量を一層少
なくすることができ、感光体1の寿命を延ばす効果があ
る。
【0085】また、小サイズ紙を連続通紙しても、電荷
注入による感光電位の劣化(残電位の上昇)が発生しな
いので、均一に安定して電位を減衰させることができ、
帯電ローラ2と感光体1問に流れる電流量が安定し、感
光体1のOPC層の厚みを正確に検知することができ
る。したがって、この検知値によって適切な制御が可能
になり、より高品位の画像を提供することが可能にな
る。また、クリーニング装置8を遮光装置4と兼用する
こともできる。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次のような効果が得られる。即ち、 1)帯電手段の被帯電手段の移動方向上流側に該被帯電
手段上の電位をクリアするための前露光手段を有し、前
露光照射領域の最下流点と帯電手段の帯電開始点との距
離1(mm)と被帯電手段の移動速度をv(mm/se
c)とし、前記前露光により被帯電手段に生成したフォ
トキャリアの寿命をt(sec)としたときに、1/v
>=tを満足するように構成したので、前露光照射によ
って帯電前の被帯電手段の電荷がすべて除去され、か
つ、帯電手段との間に形成される上流側ギャップ部での
帯電時に被帯電手段中のフオトキャリアがすべて消滅し
ているので、帯電が一回で均一に行われ、かつ、電位の
減少が無く、総放電を抑制でき、被帯電手段の表面の劣
化を最小限に抑える効果がある。
【0087】2)上記の効果を有すると共に、高品位な
画像を供給でき、しかも被帯電手段の寿命の長い画像形
成装置を提供できる効果がある。
【0088】3)前露光照射領域の最下流点と帯電手段
の帯電開始点との間に遮光手段を設けて構成したので、
実質的な前露光照射方向を制限し、被帯電手段と帯電ロ
一ラの形成する上流側ギャツプ部に入射してくる被帯電
手段の接線方向の光をゼロにすることができ、より帯電
領域前でのフォトキャリアの消滅ができる。この結果、
より均一で効率的な帯電を行い、より高画質で被帯電手
段の寿命の長い画像形成装置を提供できる効果がある。
【0089】4)有機光導電体を感光層とした無端運動
可能に支持された被帯電手段とその周囲に帯電手段、画
像露光手段、現像手段、転写手段、クリーニング手段、
転写後前露光手段、転写したトナー像を被転写手段へ転
写させる定着手段を具備し、被帯電手段の移動方向の転
写位置より下流側でかつ被転写手段の上方側に転写後前
露光手段を設け、画像露光量の2〜15倍の露光量を転
写手段と被帯電手段のニップ部へ照射するように構成し
たので、定着部での画像乱れが無く、被帯電手段の表層
の厚みを正確に検知でき、均一な帯電がえられ、かつ被
帯電手段の長寿命化を実現した画像形成装置を提供でき
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1における帯電装置を用
いた画像形成装置の主要部の概略断面図
【図2】 感光体ドラムと帯電ローラの接触部付近での
感光体ドラムの表面電位の変化を示した図
【図3】 本発明の実施の形態2における帯電装置を用
いた画像形成装置の主要部の概略断面図
【図4】 本発明の実施の形態3における帯電装置を用
いた画像形成装置の主要部の概略断面図
【図5】 従来の画像形成装置の主要部の断面図
【符号の説明】
1 感光体ドラム(被帯電手段) 2 帯電ローラ(帯電手段) 3 前露光光源(前露光手段) 4 遮光部材(遮光手段) 5 画像露光装置(画像露光手段) 6 現像装置(現像手段) 7 転写部材(転写手段)、 8 クリーニング装置(クリーニング手段) 9 転写紙(被転写手段)

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動する被帯電手段に当接若しくは近接
    して配設され該被帯電手段と相対移動関係にある帯電手
    段と、この帯電手段に電圧を印加する給電手段と、前記
    被帯電手段上に電荷除去用の前露光を施すように前記帯
    電手段より該被帯電手段の移動方向上流側に設けた前露
    光手段とを有し、前露光照射領域の最下流点と前記帯電
    手段の帯電開始点との距離1(mm)、前記被帯電手段
    の移動速度をv(mm/sec)、前記前露光により被
    帯電手段に生成したフォトキャリアの寿命をt(se
    c)としたときに、l/v>=tを満足することを特徴
    とする帯電方法。
  2. 【請求項2】 移動する被帯電手段に当接若しくは近接
    して配設され該被帯電手段と相対移動関係にある帯電手
    段と、この帯電手段に電圧を印加する給電手段と、前記
    被帯電手段上に電荷除去用の前露光を施すように前記帯
    電手段より該被帯電手段の移動方向上流側に設けた前露
    光手段とを有し、前露光照射領域の最下流点と前記帯電
    手段の帯電開始点との距離1(mm)、前記被帯電手段
    の移動速度をv(mm/sec)、前記前露光により被
    帯電手段に生成したフォトキャリアの寿命をt(se
    c)としたときに、l/v>=tを満足することを特徴
    とする帯電装置。
  3. 【請求項3】 帯電手段に印加する電圧は、直流電圧ま
    たは交流電圧に直流電圧を重畳した振動電圧であること
    を特徴とする請求項2に記載の帯電装置。
  4. 【請求項4】 前露光照射領域の最下流点と被帯電手段
    の帯電開始点との間に遮光部材を設けたことを特徴とす
    る請求項2に記載の帯電装置。
  5. 【請求項5】 帯電手段は一定の押圧力で被帯電手段に
    圧接させたことを特徴とする請求項2から請求項4のう
    ちのいずれか1項に記載の帯電装置。
  6. 【請求項6】 帯電手段は、電圧を印加すべき芯金と、
    この芯金の表面に形成した導電層およびその表面形成し
    た抵抗層とからなることを特徴とする請求項2から請求
    項4のうちのいずれか1項に記載の帯電装置。
  7. 【請求項7】 被帯電手段と帯電手段のいずれか一方ま
    たは双方を相対移動させることを特徴とする請求項2か
    ら請求項4のうちのいずれか1項に記載の帯電装置。
  8. 【請求項8】 請求項2から請求項7のうちのいずれか
    1項に記載の帯電装置と、被帯電手段表面に対して画像
    形成を実行する画像形成プロセス手段とを備えたことを
    特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】 画像形成プロセス手段は、画像露光手
    段、現像手段、転写手段、クリーニング手段、前露光手
    段を有し、被帯電手段の移動方向の前記転写手段より下
    流側でかつ該転写手段により前記被帯電手段から画像転
    写を受ける被転写手段の上方側に前記前露光手段を設け
    たことを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 被帯電手段と転写手段とのニップ部へ
    照射する前露光手段の露光量は、画像露光量の2〜15
    倍であることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装
    置。
  11. 【請求項11】 被帯電手段は、画像を形成する像担持
    体であることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装
    置。
  12. 【請求項12】 像担持体は、基体の表面に形成した電
    荷発生層と、この電荷発生層の表面に形成した電荷輸送
    層とを基本構成体とすることを特徴とする請求項11に
    記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 像担持体は、エンドレスベルト状であ
    ることを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006208410A (ja) * 2005-01-25 2006-08-10 Ricoh Printing Systems Ltd 画像形成装置
US7493063B2 (en) 2005-08-01 2009-02-17 Ricoh Company, Ltd. Image-forming device comprising a contact charging unit
JP2012132951A (ja) * 2010-12-17 2012-07-12 Canon Inc 画像形成装置

Cited By (4)

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US7463849B2 (en) 2005-01-25 2008-12-09 Ricoh Printing Systems, Ltd. Image forming apparatus including static pre-eliminator
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