JPH10194927A - 初期ホトクロミック化合物のホトクロミズムを改良するための特定成分の使用並びに該成分およびホトクロミック化合物を含有する化粧品組成物 - Google Patents

初期ホトクロミック化合物のホトクロミズムを改良するための特定成分の使用並びに該成分およびホトクロミック化合物を含有する化粧品組成物

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JPH10194927A JP10003245A JP324598A JPH10194927A JP H10194927 A JPH10194927 A JP H10194927A JP 10003245 A JP10003245 A JP 10003245A JP 324598 A JP324598 A JP 324598A JP H10194927 A JPH10194927 A JP H10194927A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 化粧品組成物中において、先行技術で使用さ
れるホトクロミック化合物に匹敵するメイクアップ効果
および被覆性を得ながら、先行技術のものより少量のホ
トクロミック化合物を使用可能とすること。 【解決手段】 ホトクロミック化合物、および、該ホト
クロミック化合物のホトクロミズムを改良するためのホ
トクロミック化合物の電子空孔に相当するエネルギーバ
ンドの少なくとも1つの空状態をスカベンジ可能な成分
を含有する化粧品組成物が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は初期ホトクロミック
化合物のホトクロミズム性質の改良、特に化粧品組成物
分野におけるその用途に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】化粧
品組成物、特に例えば可動性もしくはコンパクト型のパ
ウダー、ファンデーション、頬紅もしくはアイシャド
ー、口紅またはネイルエナメルの如きメークアップ組成
物は、適当なビヒクル、並びに皮膚、粘膜、粘膜と皮膚
からなる組織および/または外骨格の一部、例えば爪ま
たは毛髪に適用する前および/または後に組成物にある
程度の色を与えるための種々の着色剤からなっている。
【0003】非常に限定された範囲の着色剤、特にレー
キ類、無機顔料または真珠光沢顔料が、現在、発色用に
使用されている。レーキ類は生き生きした色を得ること
を可能にするが、ほとんどのものが光、温度またはpH
に関して不安定である。それらの一部は適用後に着色剤
が浸透した結果として皮膚に魅力的でないしみが出てし
まうという欠点も有する。逆に、無機顔料、特に無機酸
化物は非常に安定性であるが、幾らかくすんだ薄い色を
与える。着色効果を得るためには、強くはないがその代
わりに色が変化するような真珠光沢顔料の使用すること
もでき、それにより玉虫色であるがしばしばかなり弱い
効果を得ることが可能になる。
【0004】従って皮膚および/または毛髪用のメーク
アップの色効果における魅力的な、変動する変化を得る
ためにメークアップまたはヘアケア組成物中でホトクロ
ミック化合物を使用することが提唱されている。ホトク
ロミック化合物はそれらが光源に露呈されると、特に色
を変化させる性質を有しており、露呈されていない時に
はそれらの最初の色または同様な色に戻る性質を有する
化合物である。特に、このタイプの化合物は化粧品組成
物、特に例えばファンデーションおよび頬紅またはアイ
シャドーの如きメークアップ組成物の中で特に有利な用
途を有する。実際、メークアップされた皮膚のメークア
ップ効果は照明が自然であるか人工的であるかにより異
なる。それ故、人工照明の下で適用されたメークアップ
は自然光の下ではより明るくなるようである。逆に、屋
外で適用されたメークアップは照明が人工である場所で
はより暗くなるようである。
【0005】特に、有機ホトクロミック化合物、例えば
スピロピランまたはナフトキサジン族の化合物を使用す
ることが提唱されている。これらのホトクロミック化合
物はそれらに適用される担体が紫外線に露呈される時に
急速に変色可能であり、紫外線に露呈されない時には最
初の色に急速に戻るため、特に有利である。
【0006】例えばニトロベンジルピラジン類、チオセ
ミカルバゾン類またはスピロピラン誘導体の如きホトク
ロミック化合物を含有するエーロゾル形態の特に毛髪用
の化粧品組成物を記載した特許FR1604929があ
る。これらの組成物を毛髪用に噴霧し、日光に露呈する
と、青紫色の着色が得られるが、暗所では薄黄色に戻
る。
【0007】特に金属酸化物、それらの水和形態および
それらの複合体から選択される無機ホトクロミック化合
物を含む化粧品組成物も例えば特許EP359909に
より提唱されている。特に、この文献は例えばパウダー
およびファンデーションの如きメイクアップ組成物中で
それをホトクロミックにするように処理した酸化チタン
の使用を述べている。
【0008】しかしながら、それらが照明に関係なく一
定の色を保持するようなメイクアップを得ることを可能
にしたとしても、これらのホトクロミック化合物、特に
無機ホトクロミック化合物はメイクアップの色において
真の変化、すなわちメイクアップ効果の真の変化を得る
ことはできないことが観察されていた。
【0009】さらに、光に露呈されない時にはメイクア
ップの色は必ずしも常にその最初の色に許容できるほど
は戻らず、特にその最初の色と同じ色には完全に戻らな
いことも観察されていた。
【0010】化合物のホトクロミック特性は三色座標
(L、aおよびb)を用いて下記の方法で同定すること
ができる。化合物を最初に標準条件下で光源に30分間
露呈し、次に露呈を停止した後に色の変化を測定する。
化合物が最初のものと異なる色を呈する能力を反映する
初期値△E30が得られる。
【0011】露呈前の初期座標が示され(L0、a0、
b0)、30分の露呈後の座標が示され(L30、a3
0、b30)、△E30は下記の方法で計算することが
できる: △E30=[(L30−L0)2+(a30−a0)2+(b3
0−b0)2]1/2 化合物を次に完全な暗所に30分間置き、次に色の変化
を再び測定し、 △E60=[(L60−L0)2+(a60−a0)2+(b6
0−b0)2]1/2 に相当する第二の値△Eが得られる。△E60と△E3
0の間の差の絶対値に相当する値△(△E)は、化合物が
露呈および暗所後に最初の状態の色と同様な色に戻る能
力を反映する。
【0012】本発明の目的は、初期ホトクロミック化合
物のホトクロミズム、すなわちホトクロミック性質を改
良し、その結果として改良された、すなわちできるだけ
高い△E30および△(△E)を得ることを可能にするた
めの特定方法を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段および発明の実施の形態】
本発明は従って、ホトクロミック化合物、および、該ホ
トクロミック化合物のホトクロミズムを改良するため
の、ホトクロミック化合物の電子空孔(electronvacanc
y)に相当するエネルギーバンドの少なくとも1つの空
状態(vacant state)をスカベンジ(scavenging)可
能な成分を含有する化粧品組成物、並びに、ホトクロミ
ック化合物のホトクロミズムを改良するためのホトクロ
ミック化合物の電子空孔に相当するエネルギーバンドの
少なくとも1つの空状態をスカベンジ可能な成分の使用
に関する。
【0014】本発明の1つの利点は、匹敵するメイクア
ップ効果および被覆性を得ながら先行技術で使用される
ものより少量のホトクロミック化合物を本発明による化
粧品組成物中で使用可能であることである。
【0015】本説明により限定されるものではないが、
特定化合物のホトクロミック性質を改良するための機構
は下記のようである可能性がある。鉄がドープ剤として
添加されたホトクロミック酸化チタンが考えられ、それ
にはチタン原子を置換する原子価3+および4+の鉄原
子がドープされている。紫外線への露呈時に、Fe3+
チオンは該ホトクロミック化合物の変色の原因となる物
体X-に転化されるであろう物体Xに対して電子を譲る
と考えることができる。第二フェーズ中、チタンの価電
子帯(valence band)中の電子は次に伝導帯に移さ
れ、その結果として価電子帯中で自由電子および電子空
孔の両方を発生し、それは正の「穴(holes)」すなわ
ち不足の負の電荷を有する領域に相当するエネルギー帯
における空の状態、とも称される。さらに該電子および
該空孔はほとんど再び組み合わされる傾向にあることも
知られている。
【0016】該電子空孔の少なくとも1つをスカベンジ
可能な成分が媒体中に存在している媒体には、それはこ
の穴と結合して比較的弱い穴/電子再結合をもたらし、
その結果として比較的多数の利用可能な電子を、すなわ
ち比較的高い濃度のX−および比較的強い変色をもたら
す傾向があると推定できる。
【0017】「少なくとも1つの電子空孔をスカベンジ
可能な成分(component capableof scavenging at
least one electron vacancy)」という語は該穴を
「捕獲(capture)」することができ、例えば該穴との
結合を形成しうる化合物を意味する。当技術の専門家に
より一般的に使用される適当な語は「ホールスカベンジ
ャー」である。生ずる結合の性質は変動し、使用する成
分の性質に主として依存する。それ故、少なくとも1個
のヒドロキシル基を含む成分の場合には、該成分はホト
クロミック化合物の表面上に物理的に吸着されていても
よくまたは水素結合により結合されていてもよい。
【0018】少なくとも1個の電子空孔をスカベンジ可
能な成分は、特に、該空孔に結合可能な成分、特に少な
くとも1個のヒドロキシル基、好適には複数のヒドロキ
シル基を有する成分から選択してよい。多価アルコール
類、例えば2−8個の炭素原子および2−6個のヒドロ
キシル官能基を有するもの、例えばエチレングリコー
ル、グリセロール、1,2−プロパンジオール、ジグリ
セロール、エリトリット、アラビトール、アドニトー
ル、ソルビトール、ズルシトールが特に挙げられる。多
価アルコールはまたポリエーテルアルコール、特に15
0−600の平均分子量を有するもの、例えばポリエチ
レングリコールおよびポリグリセロール500、であっ
てもよい。多価アルコール類の混合物を使用してもよ
い。
【0019】水並びにその結果として全ての水性または
水−アルコール性媒体も本発明の範囲内で使用できる成
分として挙げられる。組成物の水相中にホトクロミック
化合物を加える作用でそのホトクロミック性質を改良す
ることができるであろう。吸湿性化合物、すなわち水を
結合するある程度の能力を有する化合物、を挙げること
もでき、グリセロールはこれらの1種である。
【0020】所望する効果を得るために成分または成分
類の混合物を組成物中に当業者の一般的知識に基づいて
該当業者が容易に決めうる量で加えることができ、この
量は特に組成物の合計重量に対して0.01−50重量
%の間、好適には1−20重量%の量であってよい。
【0021】本発明による化粧品組成物は粘膜、粘膜皮
膚組織および/または角質組織、例えば皮膚および外骨
格部分(爪、睫、眉毛、体毛および毛髪)に適用される
製品の形態であってよい。特に、この組成物は皮膚用の
ケアおよび/もしくはメイクアップ製品、日焼けどめも
しくは自己−日焼け製品、または毛髪ケア製品であって
よい。
【0022】本発明による組成物は口紅、ファンデーシ
ョン、頬紅もしくはアイシャドー、アイライナー、マス
カラおよび水もしくは溶媒をベースにしたネイルエナメ
ルの分野における特別な用途が見いだされる。本発明に
よる組成物は従って、化粧品的に許容可能な媒体、すな
わち例えば皮膚、爪、毛髪、睫、眉毛、粘膜および粘膜
皮膚組織の如き角質物質、並びに身体および顔の他の皮
膚領域の全てと相容性である媒体を含有する。
【0023】該媒体は特に、場合により濃稠化もしくは
ゲル化されていてもよい溶媒もしくは水−アルコール性
媒体中の懸濁液、分散液もしくは溶液;水中油型、油中
水型もしくは複合エマルション;ゲルもしくはフォー
ム;乳化ゲル;小胞体、特に液体小胞体の分散液;二相
もしくは多相ローション;スプレー;可動性、コンパク
ト型もしくはルーズなパウダー;無水ペーストを含んで
いてもよくまたはそれらの形態であってもよい。当業者
は適当な製薬学的形態並びにその製造方法を、使用する
成分の性質、特に担体中へのそれらの溶解度、および組
成物の推奨用途の両者を考慮に入れながら当業者の一般
的知識に基づいて選択することができるであろう。
【0024】好適には、それは水性形態、特に分散液、
エマルションまたは水溶液の形態で存在する。本発明に
よる組成物は水、花水、例えばコーンフラワー水、およ
び/または鉱水、例えばロー・ド・ビッテル( l′eau
de Vittel)、レ・オー・デュ・バッサン・ド・ビッシー
(les eaux du bassin de Vichy)、ロー・ジュリアージ
ュ( l′eau d′Uriage)、ロー・ド・ラ・ブルブール
( l′eau de la Bourboule)、ロー・ダンギアン−レ−
バン( l′eau d′Enghien-les-Bains)、ロー・ド・サ
ン・ゲルヴァ−レ−バン( l′eau de Saint Gervais-l
es-Bains)、 ロ−・ド・ネリス−レ−バン(l′eau de
Neris-les-Bains)、 ロー・ダレバール−レ−バン(l′
eau d′Allevar-les-Bains)、 ロー・ド・ディン(l′e
au de Digne)、ロー・ド・ルカス(l′eau de Lucus)、
ロー・ド・メジエール( l′eau de Maizieres)、 ロー
・ド・ネイラック−レ−バン(l′eau de Neyrac-les-B
ains)、ロー・ド・ロン−レ−ソニエール( l′eau de
Lons-les-Saunier)、レ・オー・ボン(les Eaux Bone
s)、ロー・ド・ロシュフォール( l′eau de Rochefor
t)、ロー・ドサン・クリストー( l′eau de Saint Chr
istau)、ロー・ド・フュマード( l′eau de Fumades)
およびロー・ド・テルシス−レ−バン( l′eau de Te
rcis-les-Bains)を含んでいてもよい水相を含むことも
できる。
【0025】該水相は水相の合計重量に対して0−14
重量%のC2−C6低級モノアルコールおよび/または
ポリオール、例えばグリセロール、ブチレングリコー
ル、イソプレングリコール、プロピレングリコールまた
はポリエチレングリコールを含んでいてもよい。本発明
による組成物がエマルション形態である時には、それは
場合によりさらに界面活性剤を、好適には組成物の合計
重量に対して0.01−30重量%の量で、含んでいて
もよい。
【0026】単独でまたは混合物として使用できるアニ
オン性界面活性剤の中では、下記の化合物のアルカリ金
属塩類、アンモニウム塩類、アミン塩類またはアミノア
ルコール塩類が特に挙げられる:アルキルサルフェート
類、アルキルエーテルサルフェート類、アルキルアミド
サルフェート類およびエーテルサルフェート類、アルキ
ルアリールポリエーテルサルフェート類、モノグリセリ
ドサルフェート類、アルキルスルホネート類、アルキル
アミドスルホネート類、アルキルアリールスルホネート
類、α−オレフィンスルホネート類、パラフィンスルホ
ネート類、アルキルスルホスクシネート類、アルキルエ
ーテルスルホスクシネート類、アルキルアミドスルホス
クシネート類、アルキルスルホスクシメート類、アルキ
ルスルホアセテート類、アルキルポリグリセロールカル
ボキシレート類、アルキルホスフェート類/アルキルエ
ーテルホスフェート類、アシルサルコシネート類、アル
キルポリペプチデート類、アルキルアミドポリペプチデ
ート類、アシルイセンチオネート類、アルキルラウレー
ト類。これらの化合物の全ての中のアルキルまたはアシ
ル基は一般的に12−18個の炭素原子連鎖を示す。石
鹸および脂肪酸塩類、例えばオレイン酸、レシノレン
酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ヤシ油酸または水素
化されたヤシ油酸および特にアミン塩類、例えばステア
リン酸アミン;アシル基が8−20個の炭素原子を含む
アシルラクチレート類;酸もしくは塩形態の式:Alk
−(OCH2−CH2)n−OCH2−COOH[式中、置換
基Alkは12−18個の炭素原子を有する直鎖に相当
し、nは5−15の整数である]に相当するポリグリコ
ールエーテル類のカルボン酸類も挙げられる。
【0027】単独でまたは混合物として使用できる非イ
オン性界面活性剤の中では、8−18個の炭素原子を含
有する脂肪連鎖を有するポリエトキシル化された、ポリ
プロポキシル化されたもしくはポリグリセロール化され
た脂肪酸類、アルキルフェノール類およびアルコール
類;エチレンオキシドおよびプロピレンオキシドの共重
合体、エチレンオキシドおよびプロピレンオキシドと脂
肪アルコール類との縮合物、ポリエトキシル化された脂
肪アミド類、ポリエトキシル化された脂肪アミン類、エ
タノールアミド類、グリセロールの脂肪酸エステル類、
オキシエチレン化されたもしくはオキシエチレン化され
ていないソルビタンの脂肪酸エステル類、サッカロース
の脂肪酸エステル類、ポリエチレングリコールの脂肪酸
エステル類、燐酸トリエステル類、グルコース誘導体の
脂肪酸エステル類;アミノ糖類のアルキルポリグリコシ
ド類およびアルキルアミド類;α−ジオール、モノアル
コール、アルキルフェノール、アミドまたはジグリコー
ルアミドとグリシドールまたはグリシドール前駆体との
縮合生成物が特に挙げられる。
【0028】本発明による組成物はエマルジョンの合計
重量に対して0−5重量%のオキシエチレン化されたモ
ノステアリン酸ソルビタン、脂肪アルコール類、例えば
ステアリルアルコールもしくはセチルアルコール、また
は例えばステアリン酸グリセリルの如きポリオール類の
脂肪酸エステル類から選択できる少なくとも1種の共乳
化剤を含んでいてもよい。
【0029】本発明による組成物はさらに1種以上の濃
稠化剤を、エマルションの合計重量に対して0−6重量
%の範囲の好適濃度で含んでいてもよい。濃稠化剤は、 − 多糖生重合体、例えば、キサンタンゴム、カロブゴ
ム、グアーゴム、アルギネート類、改質セルロース類、
例えばヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルセルロースおよびカルボキシメ
チルセルロース、澱粉誘導体、第四級アンモニウム基を
含有するセルロースエーテル誘導体、カチオン性多糖
類; − 合成重合体、例えばポリアクリル酸類、例えばポリ
グリセリル(メタ)アクリレート重合体、例えばヒスパノ
・キミカ社またはガーディアン社からのヒスパゲルまた
はラブラゲル、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアル
コール、アクリルアミドおよびアンモニウムアクリレー
トの架橋結合された重合体、例えばヘキストからのPA
S5161もしくはボゼポールC;アクリレート/オク
チルアクリルアミド共重合体、例えばナショナル・スタ
ーチからのデルマクリル;ポリアクリルアミドをベース
とした重合体、例えばセピックからのセピゲル305、
アクリルアミドおよびメタクリロイルオキシエチルトリ
メチルアンモニウムクロライドの架橋結合された重合
体、例えばアライド・コロイズからのサルケアSC9
2、 − 珪酸アルミニウムマグネシウムから選択できる。
【0030】推奨される用途により、組成物がさらにフ
ィルム形成性重合体を含んでいてもよい。これは特に、
ネイルエナメル、マスカラもしくはアイライナータイプ
の組成物またはラッカータイプのヘアケア組成物の製造
が望まれる場合である。重合体は化粧品的に許容可能な
媒体中に溶解または分散させてもよい。特に、重合体は
有機溶媒中溶液の形態でまたはフィルム形成成性重合体
粒子の水性分散液の形態で存在しうる。
【0031】該重合体はニトロセルロース、アセト酪酸
セルロース、ポリビニルブチラール類、アルキッド樹
脂、ポリエステル類、アクリル類、ビニル類および/ま
たはポリウレタン類から選択できる。
【0032】特に、(メタ)アクリル酸および線状、分枝
鎖状、環状(メタ)アクリル酸の少なくとも1種のエステ
ル単量体および/または線状、分枝鎖状もしくは環状モ
ノ−もしくはジ置換された(メタ)アクリル酸の少なくと
も1種のアミド単量体の共重合体;(メタ)アクリル酸/
tert−ブチル(メタ)アクリレートおよび/またはイ
ソブチル(メタ)アクリレート/C1−C4アルキル(メ
タ)アクリレート共重合体;(メタ)アクリル酸/アクリ
ル酸エチル/メタクリル酸メチルターポリマーおよびテ
トラポリマー;メチルメタクリレート/ブチルもしくは
エチルアクリレート/ヒドロキシエチルもしくは2−ヒ
ドロキシプロピルアクリレートまたはメタクリレート/
(メタ)アクリル酸テトラポリマー;アクリル酸およびメ
タクリル酸C1−C4アルキルの共重合体;ビニルピロ
リドン、アクリル酸およびメタクリル酸C1−20アル
キルのターポリマー;両性共重合体;分枝鎖状酸類のビ
ニルエステル類;安息香酸のビニルエステル類;(メタ)
アクリル酸および少なくとも1種のオレフィン系単量体
の共重合体;ビニル一酸および/またはアリル系一酸の
共重合体が挙げられる。
【0033】樹脂の中では、アリールスルホンアミドホ
ルムアミドホルムアルデヒドまたはアリールスルホンア
ミドエポキシ樹脂;アクリル系、スチレン、スチレンア
クリレートおよびビニルアクリレートタイプの樹脂が挙
げられる。
【0034】組成物は少なくとも1種の可塑剤、例えば
燐酸トリクレシル、安息香酸ベンジル、クエン酸トリエ
チル、クエン酸トリブチル、アセチルクエン酸トリエチ
ル、アセチルクエン酸2−トリエチルヘキシル、カンフ
ァー;グリコールエーテル類;40モルのエチレンオキ
シドでオキシエチレン化されたヒマシ油;プロピレング
リコール;ブチルグリコール;エチレングリコールモノ
メチルエーテルアセテート;プロピレングリコールエー
テル類;プロピレングリコールおよびエチレングリコー
ルのエステルエーテル類;二酸類のエステル類、例えば
フタル酸およびアジピン酸ジエチル、ジブチルおよびジ
イソプロピル、酒石酸ジエチルおよびジブチル、琥珀酸
ジエチルおよびジブチル、セバシン酸ジエチルおよびジ
ブチル、燐酸ジエチル、ジブチルおよび2−ジエチルヘ
キシル、クエン酸ジエチルもしくはジブチル;グリセロ
ールエステル類を含んでいてもよい。可塑剤は一般的に
組成物の合成重量に関して1−40重量%の範囲の水準
で存在しうる。
【0035】本発明による組成物は脂肪相、特に25℃
で液体である脂肪物質からなるもの、例えば動物、植
物、鉱物または合成源の油;25℃で固体である脂肪物
質、例えば動物、植物、鉱物または合成源のワックス;
ペースト形態の脂肪物質;ゴム;それらの混合物を含ん
でいてもよい。
【0036】本発明による組成物は、皮膚に接触すると
蒸発するが組成物を皮膚に適用する時に組成物を容易に
延展させるため化粧品組成物中でその存在が役立つよう
な揮発性の油をそれを含んでいてよい。ここで「揮発性
の油」と称されるこのタイプの延展剤は一般的には、2
5℃で少なくとも0.5ミリバール(すなわち50P
a)に等しい飽和蒸気圧を有する油である。引火点がこ
れらの油の調合物中の使用を可能にするのに十分なほど
高く且つ所望する消散効果を得るのに十分なほど低い油
が好適に使用される。引火点が40−100℃の程度で
ある油が好適に使用される。
【0037】したがって、例えば下記のような揮発性シ
リコーン油が挙げられる: − 3−8個の、好適には4−6個の珪素原子を有する
環式揮発性シリコーン類、たとえばシクロテトラジメチ
ルシロキサン、シクロペンタジメチルシロキサン、また
はシクロヘキサジメチルシロキサン、 − ジメチルシロキサン/メチルアルキルシロキサンタ
イプのシクロ共重合体、例えばユニオン・カーバイド社
により販売されているジメチルシロキサン/メチルオク
チルシロキサンシクロ共重合体であるシリコーンFZ3
109、 − 2−9個の珪素原子を有する線状揮発性シリコーン
類、たとえば、ヘキサメチルジシロキサン、ヘキシルヘ
プタメチルトリシロキサンまたはオクチルヘプタメチル
トリシロキサン。
【0038】揮発性炭化水素油、例えばイソパラフィン
類および特にイソドデカン;並びに弗素化された油、例
えばガルデンR(モンテフルオス)の名称で販売されて
いるものも挙げられる。
【0039】非揮発性油、特に以下に挙げられているも
のも使用できる: − ポリ(C1−C20)アルキルシロキサン類、特にト
リメチルシリル末端基を有するもの、好適には粘度が
0.06m2/sより小さいもの、特に線状ポリメチルシ
ロキサン類およびアルキルメチルポリシロキサン類、例
えばセチルジメチコン(CTFAの名称)、 − 弗素を含有していても、もしくはしていなくてもよ
い脂肪族および/または芳香族基で、または例えばヒド
ロキシル、チオール、および/もしくはアミン基の如き
官能基で改質されたシリコーン類、 − フェニル化されたシリコーン油、特に式:
【0040】
【化1】
【0041】[式中、RはC1−C30アルキル基、ア
リール基またはアラルキル基であり、nは0−100の
間の整数であり、mは0−100の間の整数であり、但
し条件としてその合計は1−100の間である]のも
の、 − 動物、植物または鉱物源の油、特にポリオール類の
脂肪酸エステル類により製造された動物または植物油、
特に液体トリグリセリド類、例えばヒマワリ油、トウモ
ロコシ油、大豆油、骨髄油(marrow oil)、ブドウ種
油、ゴマ油、ヘーゼルナッツ油、アプリコット油、アー
モンド油もしくはアボカド油;魚油、トリカプロカプリ
ル酸グリシリル、または式R1COOR2[式中、R1は
7−19個の炭素原子を含有する高級脂肪酸基を表し、
R2は3−20個の炭素原子を含有する分枝鎖状炭化水
素鎖を表す]の植物もしくは動物油、例えばプルセリン
油;液体パラフィン、鉱油、ペルヒドロスクアレン、小
麦の麦芽油、ビューティーリーフ油、ゴマ油、マカダミ
ア油、ブドウ種油、コルザ油、コプラ油、アラキス油、
パーム油、ヒマシ油、ホホバ油、オリーブ油もしくは穀
類の胚芽油;脂肪酸エステル類、アルコール類;アセチ
ルグリセリド類;アルコール類もしくはポリアルコール
類のオクタノエート類、デカノエート類もしくはリシノ
レート類;脂肪酸トリグリセリド類、グリセリド類; − 弗素化されたおよび過弗素化された油。
【0042】本発明による組成物はさらに、例えばコン
システンシーおよび/またはきめのような所望する性質
を最終的組成物に与える当業者の一般的知識に基づいて
選択しうる他の脂肪物質を含んでいてもよい。これらの
追加の脂肪物質は動物、植物、鉱物または合成源のペー
スト形態のワックス、ゴムおよび/または脂肪物質、並
びにそれらの混合物であってよい。
【0043】特に、下記のものが挙げられる: − シリコーンゴム、 − 動物、植物、鉱物または合成源のワックス、例えば
微結晶性ワックス、パラフィン、石油、石油ゼリー、オ
ゾケライト、モンタンワックス、蜜蝋、ラノリンおよび
その誘導体、カンデリラワックス、オウリキュリーワッ
クス、カルナウバワックス、木ろう、ココアバター、コ
ークファイバーワックスまたはサトウキビワックス;2
5℃で固体である水素化された油、オゾケライト、脂肪
エステル類および25℃で固体であるグリセリド類;ポ
リエチレンワックスおよびフィッシャー−トロプシュ合
成により得られるワックス;25℃で固体である水素化
された油;ラノリン類;25℃で固体である脂肪エステ
ル類;シリコーンワックス;弗素化されたワックス。
【0044】本発明による組成物はまた化粧品的に許容
可能な(耐性、毒性および感触に関して許容可能な)1
種以上の有機溶媒を含んでいてもよい。これらの有機溶
媒は組成物の合計重量の0−98%であってよく、親水
性有機溶媒、親油性有機溶媒、両性溶媒またはそれらの
混合物よりなる群から選択できる。
【0045】親水性有機溶媒の中では、例えば、1−8
個の炭素原子を有する線状もしくは分枝鎖状の低級モノ
アルコール類、例えばエタノール、プロパノール、ブタ
ノール、イソプロパノール、イソブタノール;6−80
個のエチレンオキシドを有するポリエチレングリコール
類;ポリオール類、例えばプロピレングリコール、イソ
プレングリコール、ブチレングリコール、グリセロール
およびソルビトール;アルキル基が1−5個の炭素原子
を有するモノ−もしくはジアルキルイソソルバイド;グ
リコールエーテル類、例えばジエチレングリコールモノ
メチルもしくはモノエチルエーテルおよびプロピレング
リコールエーテル類、例えばジプロピレングリコールメ
チルエーテルが挙げられる。両性有機溶媒として、ポリ
オール類、例えばポリプロピレングリコール(PPG)
誘導体、例えばポリプロピレングリコールの脂肪酸エス
テル類およびPPGの脂肪酸アルコールエステル類、例
えばPPG−23オレイルエーテルおよびPPG−36
オレエートが挙げられる。親油性有機溶媒としては、例
えば、脂肪エステル類、例えばアジピン酸ジイソプロピ
ル、アジピン酸ジオクチル、安息香酸アルキル類、ミリ
スチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ス
テアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、イソノナン酸
イソノニル、パルミチン2−エチルヘキシル、ラウリン
酸2−ヘキシルデシル、パルミチン酸2−オクチルデシ
ル、ミリスチン酸2−オクチルドデシル、琥珀酸ビス
(2−ヘキシルエチル)、リンゴ酸ジイソステアリル、乳
酸2−オクチルドデシル、トリイソステアリン酸グリセ
リルおよびトリイソステアリン酸ジグリセリルが挙げら
れる。
【0046】組成物はさらに、関連する用途分野で使用
しうる先行技術のホトクロミック化合物の全てから選択
しうる少なくとも1種ホトクロミック化合物を含んでい
てもよい。特に、無機ホトクロミック化合物、より特
に、ドープされたアルミノ珪酸塩および金属酸化物また
は水和物が挙げられる。
【0047】アルミノ珪酸塩はそれらの酸素原子を介し
て一緒に結合されたAlO4およびSiO4四面体により
製造されるケージからなる基本構造を有する。ある種の
化学元素がこの方法で製造されるケージ中に存在しても
よい。これらの元素は「ドープ剤元素(dopant elemen
t)」と称される。ドープされたアルミノ珪酸塩は従っ
て少なくとも1個のドープ剤元素を含むアルミノ珪酸塩
である。これらのドープ剤元素は単独のもしくは混合物
状のハロゲン化物アニオン、例えば塩化物、ヨウ化物、
臭化物または弗化物アニオンであってよい。これらのド
ープ剤元素は硫黄、セレン、SO42-、WO42-もしくは
ヒドロキシル基の形態、または金属イオン、例えば鉄、
クロム、マンガン、コバルトおよび/もしくはニッケル
から得られるイオンの形態であってもよい。これらの種
々のドープ剤元素の混合物も使用できる。
【0048】これらの化合物は好適にはタイプ:R8A
l6Si6O24Xn[式中、 − RはNa、K、Cs、Rb、Li、AgまたはCa
から選択される元素、好適にはNaを表し、 − Xは上記に定義されている通りの1種以上のドープ
剤元素を表し、 − nは1−5の間、好適には1−3の間である]の構
造を有する。
【0049】これらの化合物の中では、式:Na8Al6
Si6O24X2[式中、X2は1種もしくはそれ以上のハ
ロゲンアニオン、特にCl2、ClBr、I2またはBr
2、を表す]を有するソーダライト群のものが特に挙げ
られる。金属酸化物、該酸化物の水和形態およびそれら
の複合体、例えば特許EP359909に記載されてい
るものから選択されるホトクロミック化合物も挙げられ
る。
【0050】これらの金属酸化物の中では、特に、チタ
ン、ニオブ、珪素、アルミニウム、亜鉛、ハフニウム、
トリウム、錫、タリウム、ジルコニウム、ベリリウム、
コバルト、カルシウムおよびマグネシウムの酸化物が挙
げられる。チタン、アルミニウム、亜鉛、ジルコニウ
ム、カルシウムおよびマグネシウムの酸化物および水和
酸化物が好ましい。
【0051】より好適には、鉄、クロム、銅、ニッケ
ル、マンガン、コバルト、モリブデンから選択される金
属をそのままでまたは例えば硫酸塩、塩素酸塩、硝酸塩
もしくは酢酸塩の如き塩の形態で使用してホトクロミッ
ク性にさせうる二酸化チタンが使用される。
【0052】ホトクロミック化合物は組成物中に当業者
の知識に基づいて容易に決めることができ、特に組成物
の合計重量に対して0.01−30重量%の間の量で、
好適には1−15重量%の量で加えることができる。組
成物はさらに、化粧品組成物中で一般的に使用されてい
る顔料および/または真珠光沢剤および/または充填剤
を含んでいてよい粒状相を含むことができる。
【0053】顔料という語は組成物を着色するためおよ
び/または不透明化するための白色または着色された無
機または有機粒子を意味すると理解すべきである。充填
剤という語はメイクアップとして適用される時に、堅
さ、および/または柔らかさ、つや消し効果および均一
性を与えるための無色または白色の無色または合成のラ
メラーまたは非ラメラー粒子を意味すると理解すべきで
ある。真珠光沢剤という語は光を反射する玉虫色の粒子
を意味すると理解すべきである。
【0054】顔料は組成物中に最終的組成物の0−15
重量%の水準で、好適には8−10重量%の水準で存在
できる。それらは白色または着色された無機および/ま
たは有機性の一般的なものであってもよくまたはナノメ
ートル寸法のものであってもよい。二酸化チタン、ジル
コニウムまたはセリウム、並びに酸化亜鉛、酸化鉄また
は酸化クロム、第二鉄ブルー、クロム水和物、カーボン
ブラック、ウルトラマリーン類(アルミノシリケートポ
リスルフィド類)、ピロ燐酸マンガンおよびある種の金
属粉末、例えば銀もしくはアルミニウムのもの、および
カーボンブラックが挙げられる。唇および皮膚にメイク
アップ効果を与えるために一般的に使用されているレー
キも挙げられ、これらのレーキはカルシウム、バリウ
ム、アルミニウムもしくはジルコニウムの塩類または酸
性着色剤、例えばハロ酸、アゾ、アントラキノンなどの
染料の塩類である。
【0055】真珠光沢剤は組成物中に0−20重量%の
水準で、好適には8−15重量%の程度の割合で存在し
うる。推奨される真珠光沢剤の例は天然の真珠貝、酸化
チタン、酸化鉄でまたはオキシ塩化ビスマスでコーテイ
ングされた雲母、並びに着色されたチタン雲母を含む。
【0056】組成物中に0−30重量%、好適には5−
15%の水準で存在しうる充填剤は無機または合成のラ
メラーまたは非ラメラー性であってよい。滑石、雲母、
シリカ、カオリン、ナイロン粉末およびポリエチレン粉
末、テフロン、澱粉、窒化ホウ素、重合体微球、例えば
エクスパンセル(ノーベル・インダストリー)、ポリト
ラップ(ダウ・コーニング)およびシリコーン樹脂マイ
クロビーズ(例えばトウシバからのトスパールズ)、沈
澱した炭酸カルシウム、炭酸または炭酸水素マグネシウ
ム、8−22個の炭素原子を有する有機カルボン酸類か
ら誘導される金属石鹸が挙げられる。
【0057】製剤のタイプにより、粉末相は組成物の
0.01−99重量%であってよい。組成物はさらに着
色剤、特に天然有機着色剤、例えばコチニールカルミ
ン、および/または合成着色剤、例えばハロ酸、アゾも
しくはアントラキノン染料を含んでいてもよい。無機着
色剤、例えば硫酸銅も挙げられる。
【0058】組成物はさらに化粧品分野で一般的に使用
されている添加剤、例えば酸化防止剤、香料、精油、防
腐剤、親油性もしくは親水性化粧品活性剤、水分付与
剤、ビタミン類、必須脂肪酸類、スフィンゴ脂質、自己
−日焼け剤、例えばDHA、日焼けどめ剤、発泡防止
剤、金属イオン封鎖剤および酸化防止剤を含んでいてよ
い。
【0059】明らかに、当業者は随意の追加化合物およ
び/またはそれらの量を選択する際に注意を払って、本
発明による組成物の有利な性質が推奨される添加により
悪影響を受けないかまたは実質的に受けないようにする
ものである。
【0060】本発明による化粧品組成物は本質的に顔の
メイクアップに関連するもの、すなわちアイシャドウも
しくは頬紅、アイライナー、マスカラ、粉末、ファンデ
ーション、着色クリーム、口紅、並びに毛髪用のメイク
アップ、特に毛髪を一時的に着色するためのゲル、クリ
ームもしくはムース、および爪用のメイクアップ、特に
無水もしくは水性ネイルエナメル、である。
【0061】
【実施例】本発明を下記の実施例によりさらに詳細に説
明する。 実施例1 実施例として採用されるホトクロミック化合物はC.C.
I.C.によりIKEDAを介して「Photogeni
ca 1」の品名で販売されている鉄ドープ剤入り(ir
on doped)酸化チタンである。その初期特性は以下の
通りである: − 全太陽スペクトルにわたり発光するランプ(太陽ス
ペクトルを再現するヘラエウスブランドのサンテスト
CPSキセノンランプ)への30分間の露呈後: △E30=10.3および△(△E)=2.4 − 365nmで発光するランプへの30分間の露呈
後: △E30=12.0および△(△E)=4.2
【0062】a/水の添加の影響 10重量%の水および90重量%の鉄ドープ剤入り酸化
チタンを含む混合物を製造する。水+酸化物混合物の特
性を測定する。以下の表に示された結果が得られる。 b/グリセロールの添加の影響 10重量%のグリセロールおよび90重量%の鉄ドープ
剤入り(鉄がドープされた)酸化チタンを含む混合物を
製造する。グリセロール+酸化物混合物の特性を測定す
る。以下の表に示された結果が得られる。
【0063】
【表1】
【0064】実施例2 下記の組成を有するコンパクト型パウダーを製造する: − タルク 30g − 雲母 20g − BiOCl 10g − ナイロン粉末 16g − ステアリン酸亜鉛 5g − 酸化鉄 2g − ホトクロミック性鉄ドープ剤が添加された酸化チタン 10g − 脂肪結合相 7g 脂肪結合相の性質により、365nmで発光するランプ
への30分間の露呈後に下記の結果が得られる。
【0065】
【表2】

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホトクロミック化合物、および、該ホト
    クロミック化合物のホトクロミズムを改良するための、
    ホトクロミック化合物の電子空孔に相当するエネルギー
    バンドの少なくとも1つの空状態をスカベンジ可能な成
    分を含有する化粧品組成物。
  2. 【請求項2】 前記成分が少なくとも1個のヒドロキシ
    ル基を有する成分から選択される、請求項1に記載の組
    成物。
  3. 【請求項3】 前記成分が複数のヒドロキシル基を有す
    る成分から選択される、請求項2に記載の組成物。
  4. 【請求項4】 前記成分が多価アルコールおよび/また
    は水から選択される、請求項1ないし3のいずれか1項
    に記載の組成物。
  5. 【請求項5】 多価アルコールがエチレングリコール、
    グリセロール、1,2−プロパンジオール、ジグリセロ
    ール、エリトリット、アラビトール、アドニトール、ソ
    ルビトール、ズルシトール、ポリエーテルアルコール、
    および、それらの混合物から選択される、請求項4に記
    載の組成物。
  6. 【請求項6】 成分が組成物の合計重量に対して0.0
    1〜50重量%の量で存在する、請求項1ないし5のい
    ずれか1項に記載の組成物。
  7. 【請求項7】 成分が組成物の合計重量に対して1〜2
    0重量%の量で存在する、請求項6に記載の組成物。
  8. 【請求項8】 ホトクロミック化合物が無機ホトクロミ
    ック化合物から選択される、請求項1ないし7のいずれ
    か1項に記載の組成物。
  9. 【請求項9】 ホトクロミック化合物がドープされたア
    ルミノ珪酸塩、金属酸化物、水素化された金属酸化物、
    金属酸化物/水和物複合体から選択される、請求項1な
    いし8のいずれか1項に記載の組成物。
  10. 【請求項10】 ホトクロミック化合物が、式:R8A
    l6Si6O24Xn[式中、 − RはNa、K、Cs、Rb、Li、AgまたはCa
    から選択される元素を表し、 − Xはハライドアニオン、硫黄、セレン、SO42-
    WO42-またはヒドロキシル基、金属イオン、それらの
    混合物から選択される1種以上のドープ剤元素を表し、 − nは1〜5の間である]を有するアルミノ珪酸塩で
    ある、請求項9に記載の組成物。
  11. 【請求項11】 RはNaを表し、nは1〜3の間であ
    る、請求項10に記載の組成物。
  12. 【請求項12】 ホトクロミック金属酸化物または水和
    物がチタン、ニオブ、珪素、アルミニウム、亜鉛、ハフ
    ニウム、トリウム、錫、タリウム、ジルコニウム、ベリ
    リウム、コバルト、カルシウムおよびマグネシウムの酸
    化物および水和酸化物から選択される、請求項9に記載
    の組成物。
  13. 【請求項13】 ホトクロミック化合物が組成物中に組
    成物の合計重量に対して0.01〜30重量%の間の量
    で加えられる、請求項1ないし12のいずれか1項に記
    載の組成物。
  14. 【請求項14】 ホトクロミック化合物が組成物中に組
    成物の合計重量に対して1〜15重量%の量で加えられ
    る、請求項13に記載の組成物。
  15. 【請求項15】 組成物が水相および/または界面活性
    剤および/または濃稠化剤および/またはフィルム形成
    性重合体および/または脂肪相および/または有機溶媒
    を含む、請求項1ないし14のいずれか1項に記載の組
    成物。
  16. 【請求項16】 脂肪相が揮発油および/または非揮発
    油および/またはワックスおよび/またはゴムおよび/
    または脂肪物質を動物、植物、鉱物または合成源のペー
    スト形態で含む、請求項15に記載の組成物。
  17. 【請求項17】 組成物がさらに粒状相を含み、それが
    顔料および/または真珠光沢剤および/または充填剤を
    含む、請求項1ないし16のいずれか1項に記載の組成
    物。
  18. 【請求項18】 組成物が任意に濃稠化されていてもま
    たはゲル化されていてもよい溶媒または水−アルコール
    性媒体中の懸濁液、分散液または溶液;水中油型、油中
    水型もしくは複合エマルション;ゲルもしくはフォー
    ム;乳化ゲル;小胞体、液体小胞体の分散液;二相もし
    くは多相ローション;スプレー;可動性、コンパクト型
    もしくはルーズなパウダー;無水ペーストの形態で存在
    する、請求項1ないし17のいずれか1項に記載の組成
    物。
  19. 【請求項19】 組成物がアイシャドウまたは頬紅、ア
    イライナー、マスカラ、パウダー、ファンデーション、
    着色クリーム、口紅;毛髪の一時的着色用クリームまた
    はムース;無水または水性ネイルエナメル、スキンケア
    製品;日焼けどめまたは自己−日焼け製品の形態であ
    る、請求項1ないし18のいずれか1項に記載の組成
    物。
  20. 【請求項20】 ホトクロミック化合物のホトクロミズ
    ムを改良するための、ホトクロミック化合物の電子空孔
    に相当するエネルギーバンドの少なくとも1つの空状態
    をスカベンジ可能な成分の使用。
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