JPH10194378A - 潜凾式のコンクリート製組立容器 - Google Patents

潜凾式のコンクリート製組立容器

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Publication number
JPH10194378A
JPH10194378A JP8356611A JP35661196A JPH10194378A JP H10194378 A JPH10194378 A JP H10194378A JP 8356611 A JP8356611 A JP 8356611A JP 35661196 A JP35661196 A JP 35661196A JP H10194378 A JPH10194378 A JP H10194378A
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JP
Japan
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concrete
divided
gap
segment
assembly container
Prior art date
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Pending
Application number
JP8356611A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Ito
和彦 伊藤
Kiichi Yamashita
喜一 山下
Isamu Saito
勇 齊藤
Yukito Tsushima
幸人 津島
Hiroyuki Omura
宏幸 大村
Tsugiaki Fujimoto
次昭 藤本
Masanori Shiomi
昌紀 塩見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Zenith Pipe Co Ltd
Original Assignee
Nippon Zenith Pipe Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Zenith Pipe Co Ltd filed Critical Nippon Zenith Pipe Co Ltd
Priority to JP8356611A priority Critical patent/JPH10194378A/ja
Publication of JPH10194378A publication Critical patent/JPH10194378A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A20/00Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】輸送および管理が簡便で工期短くして水洩れし
ない強固な潜凾式のコンクリート製組立容器を新規に提
供する。 【解決手段】下部に刃口部1aを有して数個に縦割り分
割する分割体1を円筒形に組立ててなるコンクリート製
の下部セグメント10上に同様に組立て形成する上部セ
グメント11とおよび数分割された頂版18とを載着し
形成する潜凾式のコンクリート製組立容器において、下
部および上部セグメントの分割体間に一定幅の間隙5,
を設け、間隙内に分割体より突出する突出し横筋3
を段差状に重ね合わせ、重ね合わせ横筋間に縦筋を挿入
取付け、且つ該間隙内に膨張コンクリートを投入し閉塞
するようにしたことを特徴とする潜凾式のコンクリート
製組立容器にある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は潜凾式のコンクリート製
組立容器、詳しくは地下建造形の防火水槽等の貯水槽や
地下室として利用することのできる組立が容易で水洩れ
の生じない強固な潜凾式のコンクリート製組立容器に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の組立式の水槽などとしては特開
昭61−81979号公報、特開昭62−197572
号公報、特開平7−279178号公報がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の各
公報はいずれも複雑で製造および組立に多くの時間を要
すという課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は下部に刃口部を
有して数個に縦割り分割する分割体を円筒形に組立てて
なるコンクリート製の下部セグメント上に同様に組立て
形成する上部セグメントとおよび数分割された頂版とを
載着し形成する潜凾式のコンクリート製組立容器におい
て、前記下部および上部セグメントの分割体間に一定幅
の間隙を設け、該間隙内に該分割体より突出する突出し
横筋を段差状に重ね合わせ、重ね合わせ横筋間に縦筋を
挿入取付け、且つ該間隙内に膨張コンクリートを投入し
閉塞するようにして、かかる課題を解決するようにした
のである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて防火水槽の実
施の形態を説明する。
【0006】図1乃至図2に示すようにコンクリート製
の下部セグメント10は縦方向に3分割した分割体1のそ
れぞれの下部に刃口部1aを一体に有している。各刃口部
1aは外側を開口する凹部2を設け、凹部2の分割面側に
ボルト孔を穿設した接面用部材4をインサート取付け、
分割体1の刃口部1aより上の部分間には一定幅の間隙5
が作られる。該間隙5に面す各分割体1の両端面に間隙
5内に突出する平面視U形の突出し横筋3を設ける。突
出し横筋3は縦方向に間隔を置いた複数段において設け
且つ分割体1の隣り合う突出し横筋3は相互の高さをず
らしておいて間隙5内にて先部が段差状に重なり合うよ
うにしている。
【0007】下部セグメント10は刃口部1a間を突合わ
せ、接面用部材4のボルト孔の一側よりボルト6を挿通
して3個の分割体1が正しく円筒形に組合わされるよう
にナット6aを調整締めして固定する。刃口部1aの接面止
めによって分割体1間は間隙5を有すにかかわらず円筒
形状に組立てられることとなる。
【0008】図2乃至図3に示すように間隙5内におい
て重ね合わせされた突出し横筋3の先端の円形部内に縦
筋7,7を挿入し結束して重なり合った突出し横筋3,
3間が戻り外れしないようにし、次いで間隙5の内外両
面に外側から補強を兼ねた鉄板製の型枠を8a,8bをボル
ト6止め取付けする。9は型枠8a,8bを取付けるため分
割体1の内外面にインサート取付けしたボルト受けであ
る。型枠8a,8bの取付け後、間隙5内に膨張コンクリー
トCを投入詰めして以ってコンクリート製の下部セグメ
ント10を組立て形成する。
【0009】次いで下部セグメント10上にコンクリート
製の上部セグメント11を組立てする。上部セグメント11
は下部セグメント10と同様の3分割体で、分割面間に下
部セグメント10と同じ一定幅の間隙5aが形成され、突出
し横筋3の段差状重ね合わせ,縦筋7の挿入結束,内外
の型枠8a,8bの取付けおよび膨張コンクリートCの投入
詰めも下部セグメント10と同じである。なお、上部セグ
メント11は既に円筒形にて組立てられている下部セグメ
ント10上にて組立てるので、各分割体11a間に間隙5aを
有すにかかわらず位置ずれすることなくして円筒形にて
組立てられることとなる。また上部セグメント11の間隙
5aは下部セグメント10の間隙5との間で千鳥状にずらし
て強化する。
【0010】このようにして下部セグメント10上に上部
セグメント11を組立てた後、上部セグメント11の上面に
設ける凹部12から壁面間にPC鋼棒13を挿通し、下部セ
グメント10に設ける内部溝14にてPC鋼棒13を表出して
ナット15締めして上下部セグメント10,11間を連結して
潜凾工法を用いて地表下に沈設する。なお下部セグメン
ト10をある程度潜凾させておいてから上部セグメント11
を載上組立てすることもできる。
【0011】沈設作業の終了後、図5に示すようにピッ
ト16a付の底版コンクリート16を打設し、内側の型枠8a
を取外して、上部セグメント11上に3分割体の組合わせ
連結にてなる吸管投入孔17,17付の円形の頂版18をボル
ト19止め載着する。18aは頂版18の連結部材である。図
4に示すように上部セグメント側の上面には狭い間隔の
ボルト孔20aを周設し、頂版18にはボルト孔20aと等間隔
若しくは数倍長の広い間隔のボルト孔20bを周設して頂
版18を廻し載せ可能にてボルト19止めして吸管投入孔1
7,17の位置を自由に設定できるようにしている。21は
吸管投入孔17,17上に据付ける地表開放用の吸管投入筒
である。
【0012】なお、刃口部1aの接面用部材4,4間,下
部セグメント10と上部セグメント11の連結面間,上部セ
グメント11と頂版18間などの各面には弾性エポキシ樹脂
やブチルゴムシールなどの止水材22を塗布または添着し
て水洩れが生じないようにする。
【0013】
【発明の効果】本発明は以上のようにして、輸送および
管理しやすい分割体にて工期短くして水洩れしない強固
な潜凾式のコンクリート製容器を組立沈設することがで
きるという効果を生ずる。
【0014】下部および上部セグメントの分割体間の間
隙を平面視U字形の突出し横筋の段差状の重ね合わせと
重なり部への縦筋の挿入結束および内外両面に補強を兼
ねた型枠を当て取付けしておいて膨張コンクリートを投
入詰めするようにしたので、上下部セグメントを分割体
とするにかかわらず分割体間を確実に閉塞して水洩れの
まったく生じない強固なものにするという効果を生ず
る。
【0015】また分割体間の間隙の内外面に型枠を取付
けることによって、投入詰めする膨張コンクリートの固
化を待たずに潜凾工事を行うことができて工期を短縮し
得、さらに内側の型枠を沈設後に取外すことにより、水
槽内の突出しを解消するとともに型枠の腐蝕による内部
水の汚濁を防止することができるという効果を生ずる。
【0016】下部セグメントの刃口部の分割面にボルト
孔穿設の接面用部材をインサート取付けして刃口部を円
筒形にて接面ボルト止めするので、下部セグメントの分
割体間に間隙が存すにかかわらず分割体間を素早く円筒
形にして組立てることができるという効果を生ずる。
【0017】頂版の周縁に設けるボルト孔を上部セグメ
ントの上端面に狭い間隔のボルト孔に対して1乃至数倍
長の広い間隔にて形成したので、廻し嵌めが自由にでき
て吸管投入孔等を必要とする位置に設定することができ
るという効果を生ずる。従って、潜凾作業において沈設
したセグメントに回転ずれが生じても所望する位置に吸
管投入孔等を位置させて頂版を載着することができると
いう効果を生ずる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 下部セグメント,上部セグメントおよび頂版
を各別に示す斜視図である。
【図2】 下部セグメントの間隙部分の正面図である。
【図3】 同、内外の型枠を取付けて膨張コンクリート
を投入詰めした状態にて示す平面図である。
【図4】 上部セグメントと頂版のボルト孔の形成例を
示す平面図である。
【図5】 潜凾沈設して据付けた状態を示す縦断面図で
ある。
【符号の説明】
1は下部セグメントの分割体 1aは刃口部 2は凹部 3は突出し横筋 4は接面用部材 5,5aは間隙 6はボルト 6aはナット 7は縦筋 8a,8bは型枠 9はボルト受け 10は下部セグメント 11は上部セグメント 11aは上部セグメントの分割体 12は上面凹部 13はPC鋼棒 14は内部溝 15はナット 16は底版コンクリート 16aはピット 17,17は吸管投入孔 18は頂版 18aは連結部材 19はボルト 20aは上部セグメントの上面のボルト孔 20bは頂版周縁部のボルト孔 21は吸管投入筒 22は止水材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 津島 幸人 東京都中央区東日本橋2丁目24番14号 日 本ゼニスパイプ株式会社内 (72)発明者 大村 宏幸 東京都中央区東日本橋2丁目24番14号 日 本ゼニスパイプ株式会社内 (72)発明者 藤本 次昭 東京都中央区東日本橋2丁目24番14号 日 本ゼニスパイプ株式会社内 (72)発明者 塩見 昌紀 東京都中央区東日本橋2丁目24番14号 日 本ゼニスパイプ株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部に刃口部を有して数個に縦割り分割
    する分割体を円筒形に組立ててなるコンクリート製の下
    部セグメント上に同様に組立て形成する上部セグメント
    とおよび数分割された頂版とを載着し形成する潜凾式の
    コンクリート製組立容器において、前記下部および上部
    セグメントの分割体間に一定幅の間隙を設け、該間隙内
    に該分割体より突出する突出し横筋を段差状に重ね合わ
    せ、重ね合わせ横筋間に縦筋を挿入取付け、且つ該間隙
    内に膨張コンクリートを投入し閉塞するようにしたこと
    を特徴とする潜凾式のコンクリート製組立容器。
  2. 【請求項2】 上部および下部セグメントの突出し横筋
    は先端部を半円形とする平面視U形である請求項1記載
    の組立容器。
  3. 【請求項3】 分割体間の間隙の内外面に膨張コンクリ
    ート投入用の型枠を取付け、膨張コンクリートの固化後
    に内側の型枠を取外す請求項1または2のいずれかに記
    載の組立容器。
  4. 【請求項4】 刃口部の分割面に該分割面間を接面しボ
    ルト止めするボルト孔穿孔の接面用部材をインサート取
    付けした請求項1乃至3のいずれかに記載の組立容器。
  5. 【請求項5】 上部セグメントの上端面に狭い間隔のボ
    ルト孔を周設し、頂版の周縁部に廻し載着を可能とする
    前記ボルト孔の1乃至数倍長の広い間隔のボルト孔を設
    けた請求項1乃至4のいずれかに記載の組立容器。
JP8356611A 1996-12-27 1996-12-27 潜凾式のコンクリート製組立容器 Pending JPH10194378A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014169088A (ja) * 2013-03-01 2014-09-18 Ohbayashi Corp Pcタンク及びその構築方法
JP2015175138A (ja) * 2014-03-14 2015-10-05 鹿島建設株式会社 タンク、防液堤の構築方法
WO2018059059A1 (zh) * 2016-09-30 2018-04-05 中车齐齐哈尔车辆有限公司 一种罐式集装箱及其罐体
US10184240B2 (en) 2014-11-06 2019-01-22 Kajima Corporation Tank and method for constructing dike
JP2020143438A (ja) * 2019-03-04 2020-09-10 株式会社Ihi建材工業 筒状構造物及び頂版セグメント

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