JPH1019388A - ハイブリッド型パネル及びこのハイブリッド型パネルを備えた建物 - Google Patents

ハイブリッド型パネル及びこのハイブリッド型パネルを備えた建物

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JPH1019388A
JPH1019388A JP8173993A JP17399396A JPH1019388A JP H1019388 A JPH1019388 A JP H1019388A JP 8173993 A JP8173993 A JP 8173993A JP 17399396 A JP17399396 A JP 17399396A JP H1019388 A JPH1019388 A JP H1019388A
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hybrid panel
collecting plate
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JP8173993A
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Noriaki Shibuya
典明 渋谷
Sota Moriuchi
荘太 森内
Jun Sugita
循 杉田
Satoru Fujii
哲 藤井
Masashi Kano
正史 加納
Atsushi Hasegawa
淳 長谷川
Toshihiro Kondo
俊裕 近藤
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Sharp Corp
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sharp Corp
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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    • H02S40/00Components or accessories in combination with PV modules, not provided for in groups H02S10/00 - H02S30/00
    • H02S40/40Thermal components
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02SGENERATION OF ELECTRIC POWER BY CONVERSION OF INFRARED RADIATION, VISIBLE LIGHT OR ULTRAVIOLET LIGHT, e.g. USING PHOTOVOLTAIC [PV] MODULES
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 太陽エネルギーを電気エネルギー及び熱エネ
ルギーとして収集するハイブリッド型パネルにおいて、
光電変換効率及び集熱効率の両方を高める。 【解決手段】 ガラス板20の裏側に空気層50を介し
て集熱板30を配置し、その裏側に、断熱材40を配置
する。ガラス板20の裏面に、光透過型である第1の太
陽電池60を接着する。集熱板30の表面に第2の太陽
電池70を接着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅等の建物の屋
根の上等に設置されて、太陽エネルギーから電気エネル
ギーと熱エネルギーの両方を収集するハイブリッド型パ
ネル及びこのハイブリッド型パネルを瓦等の屋根部材の
代替として用いた建物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、住宅等の屋根の上に、パネル状の
太陽電池モジュールを設置し、太陽エネルギーを電気エ
ネルギーに変換して住宅に供給する住宅用太陽光発電シ
ステムが注目されている。しかし、このシステムは、一
般に普及するに至っていない。その理由は、システムの
価格が高いにもかかわらず、システム全体としての光電
変換効率が10%程度と低く、経済的な投資費用を回収
するまでに長期間を必要とする点にある。
【0003】ここで、システム全体としてのエネルギー
収集効率を向上させる一つの方法として、太陽エネルギ
ーを電気エネルギーに変換するのみならず、太陽エネル
ギーから熱エネルギーをも収集し、両者を合わせて住宅
に供給する光熱ハイブリッドシステムが有効であり、従
来からもその開発が進められている。
【0004】このシステムに使用されるパネル状のモジ
ュール、すなわちハイブリッド型パネルの一従来例とし
て、実開昭60−101648号公報に開示されたハイ
ブリッド型パネルがある。
【0005】このハイブリッド型パネルは、図10に示
すように、偏平箱型のケース1の底面にグラスウール等
の断熱材2を敷き詰め、その上に設置した集熱板3の表
面に、太陽電池4を密着して取り付けた構造になってい
る。ケース1の上面開口部は透明なガラス板5により閉
じられ、ガラス板5の裏面(下面)と、表面に太陽電池
4が取り付けられた集熱板3との間に空気層6が形成さ
れている。
【0006】また、ハイブリッド型パネルの他の従来例
として、特開昭63−066978号公報に示されたも
のがある。このハイブリッド型パネルは、図11に示す
ように、ケース1の上面開口部を塞ぐガラス板5の裏面
に、太陽電池4を密着して取り付けた構造になってお
り、この点のみが、図10に示されたハイブリッド型パ
ネルと相違する。
【0007】ところで、これらのハイブリッド型パネル
においては、太陽電池として結晶質シリコン等の結晶ウ
エハーや、非晶質シリコン等の薄膜を用いたものが使用
される。これらの太陽電池は、ガラス板や集熱板に直接
あるいは薄い絶縁層を介して密着接合される。
【0008】そして、薄膜の太陽電池を用いる場合に、
その太陽電池を光透過型とするものは、特開平7−21
8001号公報により提案されている。これは、図11
に示されたハイブリッド型パネルの発展型であり、図1
2に示すように、ガラス板5の裏面に密着して取り付け
られた太陽電池4の半導体層4aを挟む表面電極4bと
裏面電極4cの両方を透明導電膜で構成したものであ
る。この構造によると、太陽電池4では半導体層4aに
吸収される短波長の光で発電が行われ、太陽電池4に吸
収されない長波長の光は太陽電池4を通過して裏面側の
集熱板3(図11参照)に入射することにより、集熱板
3での集熱効率が向上する。
【0009】また、薄膜の太陽電池においては、バンド
ギャップの広い半導体層とバンドギャップの狭い半導体
層を積層することによって、発電効率を向上させること
も可能である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、太陽電池の
光電変換効率は、負の温度係数を持つため、動作温度の
低い方が望ましい。一方、集熱板は温度の高い方が有効
な熱を得ることができる。このため、太陽電池は吸収し
た光を熱に変えることなく電気エネルギーに変換し、太
陽電池に吸収されない光は集熱板で熱として収集される
ことが望ましい。
【0011】しかしながら、実際には、太陽電池に吸収
された光のうち、発電に寄与しないエネルギーは、太陽
電池で熱に変換され、太陽電池の効率を低下させる。ま
た、一般に、太陽電池では、発電効率を高めるために、
裏面に反射効率の高い電極が形成されているが、太陽電
池に吸収されない光は、この電極によって反射され、集
熱板に到達しないので、集熱板では集熱効率が低下する
ことになる。
【0012】図10に示されたハイブリッド型パネルで
は、太陽電池4が集熱板3の表面に取り付けられている
ため、太陽電池4で発生した熱の多くが集熱板3に伝わ
るが、集熱板3の温度上昇により太陽電池4の発電効率
が低下するという問題がある。
【0013】一方、図11に示されたハイブリッド型パ
ネルでは、太陽電池4がガラス板5の裏面に取り付けら
れ、集熱板3との間に空気層6を挟んだ構造となってい
るため、太陽電池4で発生した熱の多くはガラス板5に
伝わり、その表面から放熱されるため、太陽電池5の温
度上昇による発電効率の低下は回避される。しかし、集
熱板3によって集熱される効率は低い。
【0014】この点を改良するものが、図12に示され
たハイブリッド型パネルであり、太陽電池4に吸収され
ない長波長の光は太陽電池4を透過し、集熱板3に到達
する。しかし、この場合には、太陽電池4の裏面での反
射を期待できないため、発電効率が大幅に低下するとい
う問題がある。
【0015】発電効率を向上させるためには、前述した
ように、積層型の太陽電池とすることが望ましい。そし
て、積層型にした場合には、2つの光発電層が直列に積
層されることから、光発電層での発生電流が等しくなる
ように、各光発電層の膜厚を調整することが必要とな
る。しかし、そうした場合、太陽光のスペクトルが変化
すると、各発電層の発生電流が変化し、発生電流に差が
生じることから、損失を生じるという問題がある。
【0016】本発明は上記従来の問題を解決するもので
あり、その目的は、集熱効率および発電効率の両方が高
いハイブリッド型パネルを提供することにある。
【0017】また、本発明の他の目的は、このようなハ
イブリッド型パネルを屋根部材として屋根下地材の上に
設置することにより、瓦等の本来の屋根部材を不要と
し、かつ屋根工事の一環として施工可能とし、ソーラ住
宅としてのトータルコストを大幅に低減できるハイブリ
ッド型パネルを備えた建物を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明のハイブリッド型
パネルは、光透過型の第1の太陽電池と、該第1の太陽
電池の裏面側に空気層を介して配置された第2の太陽電
池と、該第2の太陽電池の裏面側に、該第2の太陽電池
に接して配置された集熱板とを備えており、そのことに
より上記目的が達成される。
【0019】好ましくは、透明基板の裏面側に、該透明
基板との間に空気層を介して前記集熱板が配置されると
共に該集熱板の裏面側に断熱材が配置され、該透明基板
の裏面に前記第1の太陽電池を配備し、該集熱板の表面
に前記第2の太陽電池を配備する。
【0020】また、好ましくは、前記第2の太陽電池の
バンドギャップを、前記第1の太陽電池のバンドギャッ
プより、少なくとも0.3eV以上狭くする。
【0021】また、好ましくは、前記第1の太陽電池と
前記第2の太陽電池が、それぞれを集積化と直列接続に
よって等しい電圧が生じるようにした状態で、並列に接
続する。
【0022】また、好ましくは、前記第1の太陽電池
が、シリコンを主成分とする非晶質薄膜太陽電池であ
る。
【0023】また、好ましくは、前記第1の太陽電池の
裏面電極の80%以上の部分が透明導電膜である。
【0024】また、好ましくは、前記第2の太陽電池
が、シリコンとゲルマニウムを主成分とする非晶質薄膜
太陽電池、シリコンを主成分とする結晶質薄膜太陽電
池、テルル化カドミウムを主成分とする薄膜太陽電池、
又は二セレン化インジウム銅を主成分とする太陽電池で
ある。
【0025】また、好ましくは、前記第2の太陽電池を
前記集熱板の表面に直接形成する。
【0026】また、好ましくは、前記第2の太陽電池
が、シリコンを主成分とする結晶ウエハー太陽電池であ
る。
【0027】また、好ましくは、前記第2の太陽電池
が、干渉による反射の最小値が波長650〜900nm
に現れるように膜厚が設定された反射防止膜を表面に有
する。
【0028】また、好ましくは、前記第1の太陽電池と
前記第2の太陽電池との間の空気層に存在する空気を流
通させる。
【0029】また、本発明のハイブリッド型パネルを備
えた建物は、上記のようなハイブリッド型パネルを屋根
下地材上に設置してなり、そのことにより上記目的が達
成される。
【0030】以下、作用について説明する。
【0031】光透過型の第1の太陽電池は、短波長の光
を吸収して発電を行う。この太陽電池は、短波長の光だ
けを吸収すればよいため、バンドギャップの広い半導体
を用いることができ、これにより発電電圧を高くするこ
とかできる。また、長波長の光は透過するため、ガラス
板を介した放熱が少ない。更に、集熱板との間に空気層
が介在するために、集熱板の温度上昇による発電効率の
低下を回避することができる。
【0032】一方、第1の太陽電池の裏面側に空気層を
介して配置された第2の太陽電池は、第1の太陽電池を
透過した長波長の光を吸収し、発電を行う。この太陽電
池内で発生した熱は、太陽電池が光透過型である場合も
光反射型である場合も、容易に集熱板に伝えられる。光
透過型である場合は、第2の太陽電池を透過した更に長
波長の光が、集熱板に到達しその熱エネルギーが集熱板
に収集される。
【0033】2つの太陽電池は、積層型の太陽電池と同
様に、第2の太陽電池のバンドギャップを第1の太陽電
池のバンドギャップより狭くすることにより、発電効率
を向上させることができる。すなわち、第2の太陽電池
のバンドギャップを第1の太陽電池のバンドギャップよ
り狭くすることにより、第1の太陽電池を透過した長波
長の光エネルギーが第2の太陽電池にて効率よく電気エ
ネルギーに変換されるので、太陽電池全体としての発電
効率が向上する。
【0034】しかも、積層型の太陽電池と異なり、2つ
の太陽電池は分離しているために、並列接続が可能であ
る。並列接続をした場合、2つの太陽電池の発生電流を
等しくする必要がない。また、気象条件により太陽光の
スペクトルが変化しても、電圧の変化は少ない。これら
のことから、積層型で問題となる太陽光スペクトルの変
化に起因する発生電流の差による損失は生じない。よっ
て、この点においても、太陽電池全体としての発電効率
を向上できる。
【0035】このような理由により、本発明のハイブリ
ッド型パネルによれば、集熱効率および発電効率の両方
を向上できる。
【0036】また、第2の太陽電池の表面に形成される
反射防止膜の膜厚を、干渉による反射の最小値が波長6
50〜900nmに現れるように設定すれば、第1の太
陽電池を透過した長波長の光の、第2の太陽電池での反
射が最小となる。
【0037】また、第2の太陽電池を集熱板の表面に直
接形成すれば、第2の太陽電池から集熱板への伝熱効率
が向上する。
【0038】また、第1の太陽電池と第2の太陽電池と
の間の空気層に存在する空気を流通させれば、空気によ
る集熱も可能となるので、総合的な集熱効率を向上でき
る。
【0039】また、上記のようなハイブリッド型パネル
を屋根下地材上に設置すると、このハイブリッド型パネ
ルが瓦等の本来の屋根部材を代替するので、瓦等が不要
になる。また、屋根工事の一環として施工できる。この
ため、ソーラー住宅としてのトータルコストを大幅に低
減できる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて具体的に説明する。
【0041】(実施形態1)図1〜図3は本発明ハイブ
リッド型パネルの実施形態1を示す。このハイブリッド
型パネルは、図1に示すように、偏平箱型のケース10
を具備する。ケース10の底面には断熱材20が敷き詰
められ、その上に集熱板30が配置されている。一方、
ケース10の上面開口部には、白板強化ガラスからなる
ガラス板40が、集熱板30との間に十分な広さの空気
層50をもって嵌め込まれている。そして、ガラス板4
0の裏面には第1の太陽電池60が接着され、集熱板3
0の表面には第2の太陽電池70が接着されている。
【0042】第1の太陽電池60は、発電層にアモルフ
ァスシリコンを用いた光透過型の薄膜太陽電池である。
この太陽電池60は、図2に示す構造であり、以下に示
すプロセスで作製される。
【0043】まず、ガラス基板61の上に、パターニン
グされた透明導電膜62を介して、CVD法によりp型
の導電層63、i型の導電層64およびn型の導電層6
5をこの順に積層する。続いて、この積層膜をパターニ
ングした後、その上にスパッタリング法により透明導電
膜66を形成し、これをパターニングする。各層は電気
的に直列接続される。
【0044】ここで、p型の導電層63、i型の導電層
64およびn型の導電層65の膜厚は、それぞれ10n
m、150nmおよび15nmとした。また、i型の導
電層64はモノシランと水素の混合ガスから形成し、そ
の光学的バンドギャップは1.7eVとした。透明導電
膜62,66の上には、銀ペーストをスクリーン印刷す
ることにより集電極67,67を形成した。
【0045】一方、第2の太陽電池70は、発電層にア
モルファスシリコンゲルマニウムを用いた光透過型の薄
膜太陽電池である。この第2の太陽電池70は、図3に
示すように、上記第1の太陽電池60と同様に、ガラス
基板71の上に、透明導電膜72を介して、CVD法に
よりp型の導電層73、i型の導電層74およびn型の
導電層75をこの順に積層し、続いて、その上にスパッ
タリング法により透明導電膜76を形成し、透明導電膜
72,76の上に集電極77,77を形成した構造であ
る。
【0046】ここで、p型の導電層73、i型の導電層
74およびn型の導電層75の膜厚は、それぞれ10n
m、300nmおよび15nmである。i型の導電層7
4はモノシラン、ゲルマニウムおよび水素の混合ガスか
ら形成し、その光学的バンドギャップは1.4eVとし
た。
【0047】ハイブリッド型パネルの組み立ては以下の
ようにして行った。まず、ガラス板40の上に第1の太
陽電池60、EAV樹脂および透明フィルムを積層し、
真空加熱して、ガラス板40への第1の太陽電池60の
接着を行う。接着の際には、銅箔によって外部への出力
取り出し線を形成する。一方、第2の太陽電池70は、
熱伝導性シリコン樹脂を用いて集熱板30の表面に接着
する。接着の際には、銅箔によって外部への出力取り出
し線を形成する。
【0048】また、ケース10の底面に断熱材20とし
て厚さ35mmのグラスウールを敷き詰め、その上に、
第2の太陽電池70が接着された集熱板30を設置す
る。その後、第1の太陽電池60が接着されたガラス板
40を、太陽電池60が裏面側を向くようケース10に
取り付ける。2つの太陽電池60,70は、それぞれを
集積化と直列接続によって等しい電圧が生じるようにし
た状態で、並列に接続する。
【0049】作製されたハイブリッド型パネルの性能を
春の晴天日に測定した。パネルの面積は1m2である。
集熱板30には蓄熱槽から初期温度25℃の水を循環さ
せた。測定された性能を比較例の性能と共に表1に示
す。発電効率とパネル温度は正午に測定したものであ
り、蓄熱槽の水温は日没時に測定したものである。
【0050】
【表1】
【0051】表1において、比較例1は、図10に示す
ハイブリッド型パネルであり、太陽電池が集熱板の表面
に密着して取り付けられた構造である。比較例2は、図
11に示すハイブリッド型パネルであり、太陽電池がガ
ラス板の裏面に密着して取り付けられた構造である。比
較例3は、図12に示すハイブリッド型パネルであり、
太陽電池がガラス板の裏面に密着して取り付けられ、且
つその裏面電極が透明導電膜で形成された構造である。
なお、比較例1,2では、太陽電池の裏面電極を反射効
果の高い金属電極としている。
【0052】いずれの比較例においても、太陽電池は積
層型の薄膜太陽電池とし、その構造は本実施態様1に準
じて1層目が光学的バンドキャップが1.7eVのアモ
ルファスシリコン、2層目が光学的バンドキャップが
1.4eVのアモルファスシリコンゲルマニウムからな
るものとした。ただし、1層目と2層目は直列接続され
ている。
【0053】比較例1は、太陽電池が集熱板の表面に密
着して取り付けられているため、集熱板の温度が高く、
水温も最も上昇したが、表面のガラス板の透過損失とセ
ル温度上昇のため、発電効率は7.8%と低く、1日の
発電量も371(Wh)と少なかった。
【0054】また、比較例2は、太陽電池がガラス板の
裏面に密着して取り付けられているため、発電効率は
8.8%と高いが、1日の発電量は427(Wh)であ
り、本実施形態1に相当する実施例1の443(Wh)
に比べると少なかった。これは、太陽スペクトルが変化
したことによる損失があったこと等が原因と考えられ
る。集熱については、太陽光が太陽電池を透過しないた
めに、集熱板の温度は低く、水温の上昇は最も小さかっ
た。
【0055】また、比較例3は、ガラス板の裏面に密着
して取り付けられた太陽電池の裏面電極が透明であるた
め、光を封じ込める効果がなく、発電効率および1日の
発電量は最小(それぞれ7.5%,364(Wh))で
あった。集熱については、比較例2より良好であるもの
の、実施例1に比べると、集熱板の温度が低く、水温の
上昇も小さかった。
【0056】本実施形態1において、第1の太陽電池6
0のバンドキャップを1.7eVに固定し、第2の太陽
電池70のバンドキャップを変えた場合の光電変換効率
を表2に示す。この表2から明らかなように、発電効率
を向上するためには、第1の太陽電池60のバンドキャ
ップと第2の太陽電池70のバンドキャップとの差を
0.3eV以上に設定すればよいことがわかる。
【0057】
【表2】
【0058】(実施形態2)図4及び図5は本発明ハイ
ブリッド型パネルの実施形態2を示す。本実施形態2で
は、集熱板30の表面に設けられる第2の太陽電池70
が、実施形態1のものとは異なる。第1の太陽電池60
を含め、その他の構成は、実施形態1と同様であるの
で、同一の符号を付し、具体的な説明については省略す
る。
【0059】本実施形態2の第2の太陽電池70は、発
電層にアモルファスシリコンゲルマニウムを用いた光反
射型の薄膜太陽電池であり、且つ集熱板30の表面に直
接形成されている。
【0060】すなわち、この太陽電池70は、図5に示
すように、集熱板30を兼ねる金属基板71’の表面
に、絶縁膜72’として二酸化シリコンを塗布・焼成に
よって形成し、その上に裏面電極として金属膜73’を
スパッタリング法により形成している。そして、金属膜
73’の上には、プラズマCVD法により、n型の導電
層74’、i型の導電層75’およびp型の導電層7
6’をこの順に積層し、その上にスパッタリング法によ
り、反射防止膜を兼ねる透明導電膜77’を形成してい
る。更に、金属膜73’および透明導電膜77’の上に
は、集電極78’,78’を形成してある。そして、表
面を透明樹脂でコーティングし、金属基板71’の裏面
に集熱管31を取り付けることで、集熱板30をも形成
してある。
【0061】ここで、n型の導電層74’、i型の導電
層75’およびp型の導電層76’の膜厚は、それぞれ
50nm、300nmおよび10nmとした。i型の導
電層75’はモノシラン、ゲルマニウムおよび水素の混
合ガスから形成し、その光学的バンドギャップは1.4
eVとした。反射防止膜を兼ねる透明導電膜77’の屈
折率は1.9、膜厚は100nmとした。このとき、干
渉による反射の最小値は波長770nmに現れることを
確認できた。
【0062】このようにして、作製されたハイブリッド
型パネルの性能を測定したところ、第2の太陽電池70
が集熱板30の上に直接形成されているため、この間の
熱伝導率が良く、実施形態1と比べて集熱効率を向上で
きることを確認できた。
【0063】第2の太陽電池70において反射防止膜を
兼ねる表面の透明導電膜77’は、ここでは、干渉によ
る反射の最小値が波長770nmに現れるように膜厚を
100nmに設定したが、その有効性を明らかにするた
めに、一般の太陽電池と同様、干渉による反射の最小値
が波長550〜600nmに現れるように膜厚を78n
mに設定した場合との比較を行った。
【0064】図9にそれぞれの分光反射率を、第2の太
陽電池70の分光強度と共に示す。透明導電膜77’の
膜厚を100nmとした場合は、膜厚78nmの場合と
比べて、第2の太陽電池70の電流が約3%増加してい
る。これは、第2の太陽電池70の分光感度の最大値が
波長740nm付近にあり、膜厚を100nmとした場
合は、その波長付近で反射が最小値をとるためである。
【0065】(実施形態3)図6は本発明ハイブリッド
型パネルの実施形態3を示す。本実施形態3では、集熱
板30の表面に設けられる第2の太陽電池70が、単結
晶シリコンのウエハーからなる。この太陽電池70は、
EVA樹脂79を用いて集熱板30の表面にサンドイッ
チ状態で接着されている。酸化チタンからなる反射防止
膜は、干渉による反射の最小値が波長800nmに現れ
るように膜厚を87nmに設定した。第1の太陽電池6
0を含め、他の部分の構成は実施形態1と同様であるの
で、対応する部分に同一の符号を付し、具体的な説明に
ついては省略する。
【0066】作製されたハイブリッド型パネルの性能を
測定したところ、実施形態1に比べると、第1の太陽電
池60が長波長の光まで吸収するため、発電効率を向上
できることが確認できた。
【0067】(実施形態4)図7及び図8は本発明ハイ
ブリッド型パネルの実施形態4を示す。本実施形態4で
は、図7に示すように、複数のハイブリッド型パネル1
00が屋根面に、縦横両方向に並べて設置される。各ハ
イブリッド型パネル100は、図8に示すように、屋根
と一体の構成である。すなわち、屋根を構成する屋根下
地材の一例としての野地板110の上に、表面に第2の
太陽電池70が接着された集熱板30が、ルーフィング
120を介して積層され、野地板110の下に断熱材1
30が設けられている。
【0068】集熱板30の上に空気層50を介して配置
され、裏面に第1の太陽電池60が接着されたガラス板
40は、集熱板30と共に枠体80内に保持されてい
る。枠体80は、空気層50に存在する空気が流通する
ように、上部側面と下部側面に開口部を設けた構造にな
っている。流通する空気は、縦方向に並ぶ複数のハイブ
リッド型パネル100内を上から下へ通り、屋根の棟部
に設けたダクト140から屋内に取り入れられる。
【0069】本実施形態4では、集熱板30に装備され
た集熱管を流れる水や不凍液によって集熱が行われるだ
けでなく、集熱板30とガラス板40の間を流通する空
気によっても集熱が行われるので、熱収集効率を向上で
きる。また、空気による冷却効果によって太陽電池の効
率も向上できる。
【0070】本実施形態4によれば、上記のようなハイ
ブリッド型パネルを屋根部材として備えたソーラー住宅
等の建物を実現できる。このような建物によれば、ハイ
ブリッド型パネルが瓦等の本来の屋根部材を代替するの
で、瓦等が不要になる。また、屋根工事の一環として施
工することが可能になる。
【0071】
【発明の効果】以上の本発明ハイブリッド型パネルによ
れば、光透過型の第1の太陽電池の裏面側に、空気層を
介して第2の太陽電池を配置し、第2の太陽電池の裏面
側に、太陽電池に接して集熱板を配置しているので、集
熱効率および発電効率の両方を向上できる。このため、
太陽エネルギーの収集効率が高いパネルを実現できる。
【0072】また、特に請求項3記載のハイブリッド型
パネルによれば、第2の太陽電池のバンドギャップが、
第1の太陽電池のバンドギャップより、少なくとも0.
3eV以上狭くなるようにしてあるので、太陽電池全体
としての発電効率を特に高くできる利点がある。
【0073】また、特に請求項4記載のハイブリッド型
パネルによれば、2つの太陽電池が、それぞれを集積化
と直列接続によって等しい電圧が生じるようにした状態
で、並列に接続してあるので、2つの太陽電池で発生す
る電流の差に起因する損失が生じないので、その分、発
電効率を高くできる利点がある。
【0074】また、特に請求項6記載のハイブリッド型
パネルによれば、第1の太陽電池の裏面電極の80%以
上の部分が透明導電膜であるので、第2の太陽電池での
発電効率および集熱板での集熱効率を一層向上できる利
点がある。
【0075】また、特に請求項8記載のハイブリッド型
パネルによれば、第2の太陽電池が、集熱板の表面に直
接形成されているので、集熱板での集熱効率を一層向上
できる利点がある。
【0076】また、特に請求項10記載のハイブリッド
型パネルによれば、第2の太陽電池が、干渉による反射
の最小値が波長650〜900nmに現れるように膜厚
が設定された反射防止膜を表面に有するので、その分、
第2の太陽電池での発電効率および集熱板での集熱効率
を一層向上できる利点がある。
【0077】また、特に請求項11記載のハイブリッド
型パネルによれば、第1の太陽電池と第2の太陽電池と
の間の空気層に存在する空気を流通させているので、そ
の分、総合的な集熱効率を一層向上できる利点がある。
【0078】また、本発明のハイブリッド型パネルを備
えた建物によれば、ハイブリッド型パネルが瓦等の本来
の屋根部材を代替するので、瓦等が不要になる。また、
屋根工事の一環として施工できる。このため、ソーラー
住宅としてのトータルコストを大幅に低減できる利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明ハイブリッド型パネルの実施形態1を示
す断面図。
【図2】実施形態1のハイブリッド型パネルに使用され
る第1の太陽電池の断面図。
【図3】実施形態1のハイブリッド型パネルに使用され
る第2の太陽電池の断面図。
【図4】本発明ハイブリッド型パネルの実施形態2を示
す断面図。
【図5】実施形態2のハイブリッド型パネルに使用され
る第2の太陽電池の断面図。
【図6】本発明ハイブリッド型パネルの実施形態3を示
す断面図。
【図7】本発明のハイブリッド型パネルの実施形態4を
示す、ハイブリッド型パネルの使用状態を示す斜視図。
【図8】本発明のハイブリッド型パネルの実施形態4を
示す断面図。
【図9】反射防止膜の膜厚と分光反射率との関係を、第
2の太陽電池の分光強度と共に示すグラフ。
【図10】ハイブリッド型パネルの従来例を示す断面
図。
【図11】ハイブリッド型パネルの他の従来例を示す断
面図。
【図12】ハイブリッド型パネルの更に他の従来例を示
す断面図である。
【符号の説明】
10 ケース 20 断熱材 30 集熱板 40 ガラス板 50 空気層 60 第1の太陽電池 70 第2の太陽電池 80 枠体 100 ハイブリッド型パネル 110 野地板 120 ルーフィング 130 断熱材 140 ダクト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 31/042 H01L 31/04 R (72)発明者 杉田 循 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 藤井 哲 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 加納 正史 茨城県つくば市和台32 積水化学工業株式 会社内 (72)発明者 長谷川 淳 茨城県つくば市和台32 積水化学工業株式 会社内 (72)発明者 近藤 俊裕 茨城県つくば市和台32 積水化学工業株式 会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光透過型の第1の太陽電池と、 該第1の太陽電池の裏面側に空気層を介して配置された
    第2の太陽電池と、 該第2の太陽電池の裏面側に、該第2の太陽電池に接し
    て配置された集熱板とを備えたハイブリッド型パネル。
  2. 【請求項2】 透明基板の裏面側に、該透明基板との間
    に空気層を介して前記集熱板が配置されると共に該集熱
    板の裏面側に断熱材が配置され、該透明基板の裏面に前
    記第1の太陽電池が配備され、該集熱板の表面に前記第
    2の太陽電池が配備された請求項1記載のハイブリッド
    型パネル。
  3. 【請求項3】 前記第2の太陽電池のバンドギャップ
    が、前記第1の太陽電池のバンドギャップより、少なく
    とも0.3eV以上狭い請求項1又は請求項2記載のハ
    イブリッド型パネル。
  4. 【請求項4】 前記第1の太陽電池と前記第2の太陽電
    池が、それぞれを集積化と直列接続によって等しい電圧
    が生じるようにした状態で、並列に接続されている請求
    項1〜請求項3のいずれかに記載のハイブリッド型パネ
    ル。
  5. 【請求項5】 前記第1の太陽電池が、シリコンを主成
    分とする非晶質薄膜太陽電池である請求項1〜請求項4
    のいずれかに記載のハイブリッド型パネル。
  6. 【請求項6】 前記第1の太陽電池の裏面電極の80%
    以上の部分が透明導電膜である請求項1〜請求項5のい
    ずれかに記載のハイブリッド型パネル。
  7. 【請求項7】 前記第2の太陽電池が、シリコンとゲル
    マニウムを主成分とする非晶質薄膜太陽電池、シリコン
    を主成分とする結晶質薄膜太陽電池、テルル化カドミウ
    ムを主成分とする薄膜太陽電池、又は二セレン化インジ
    ウム銅を主成分とする太陽電池である請求項1〜請求項
    6のいずれかに記載のハイブリッド型パネル。
  8. 【請求項8】 前記第2の太陽電池が、前記集熱板の表
    面に直接形成されている請求項1〜請求項7のいずれか
    に記載のハイブリッド型パネル。
  9. 【請求項9】 前記第2の太陽電池が、シリコンを主成
    分とする結晶ウエハー太陽電池である請求項1〜請求項
    6のいずれかに記載のハイブリッド型パネル。
  10. 【請求項10】 前記第2の太陽電池が、干渉による反
    射の最小値が波長650〜900nmに現れるように膜
    厚が設定された反射防止膜を表面にもつ請求項1〜請求
    項9のいずれかに記載のハイブリッド型パネル。
  11. 【請求項11】 前記第1の太陽電池と前記第2の太陽
    電池との間の空気層に存在する空気を流通させる請求項
    1〜請求項10のいずれかに記載のハイブリッド型パネ
    ル。
  12. 【請求項12】 請求項1〜請求項11のいずれかに記
    載のハイブリッド型パネルを屋根下地材上に設置したハ
    イブリッド型パネルを備えた建物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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