JPH10193238A - 加工精度維持装置 - Google Patents

加工精度維持装置

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JPH10193238A
JPH10193238A JP197A JP197A JPH10193238A JP H10193238 A JPH10193238 A JP H10193238A JP 197 A JP197 A JP 197A JP 197 A JP197 A JP 197A JP H10193238 A JPH10193238 A JP H10193238A
Authority
JP
Japan
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liquid
tank
temperature
mechanical structure
heat
Prior art date
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Pending
Application number
JP197A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Takabayashi
一裕 高林
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Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パンチプレス、レーザ加工機等の機械構造物
の各所に取り付けられている発熱源からの熱そのもの
を、機械構造物のタンク内の液体に吸収させ、熱を吸収
した液体を循環させることにより、温度を一定に保持
し、加工精度を維持することにある。 【解決手段】 レーザ加工機、パンチプレス等の機械構
造物に間仕切りを入れることにより形成され、液体を収
容するタンク1〜8と、タンク1〜8とパイプP1〜P
9を結合させることにより形成された経路と、該経路に
取り付けられたポンプ9を有し、上記機械構造物の各所
に取り付けられ発熱源13からの熱を吸収したタンク1
〜8内の液体を、ポンプ9により上記経路を通って循環
させることにより、該機械構造物の温度を一定に保持し
て加工精度を維持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は加工精度維持装置、
特にパンチプレス、レーザ加工機等の機械構造物に取り
付けられた発熱源からの熱の影響を抑え、温度を一定に
保持し加工精度を維持するようにした加工精度維持装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、パンチプレス、レーザ加工機
等の機械構造物のフレームには、各所に駆動源、摺動
体、回転体等の発熱源が取り付けられている。
【0003】例えば、パンチプレスは、よく知られてい
るように、前方フレームと後方フレームとの間にラムシ
リンダが設けられ、このラムシリンダ3の下方には、対
応するパンチとダイがそれぞれ環状に配置された上部タ
レットと、下部タレットが設けられている。
【0004】この構成により、上部タレットと下部タレ
ットを同期回転させると共に、ラムシリンダを作動させ
れば、ワークに所定のパンチ加工を施すことができる。
【0005】この場合、上記ラムシリンダは摺動体であ
り、また上記上部タレットと下部タレットは回転体であ
って、共に動作することにより発熱源となり、その熱に
より、ワークの加工精度に種々の影響を及ぼす。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】例えば、上記パンチプ
レスとレーザ加工機を1つの機械構造物に組み込んだ複
合機においては、上述のようなパンチ加工部から発生し
た熱により、レーザ加工部の加工ヘッドを支持する軸が
歪んでしまう。
【0007】この結果、パンチ加工部とレーザ加工部の
中心が互いに離れ、加工精度が著しく低下する。
【0008】このような熱の影響をなくし、加工精度を
維持するため、従来は、種々の制御装置を取り付けてい
た。
【0009】ところが、上記発熱源は、機械構造物の各
所に取り付けられている。
【0010】従って、熱も、機械構造物の各所から発生
しており、このような熱の影響を簡単に制御すること
は、実際には困難である。
【0011】即ち、熱の影響を制御しようとすると、設
置されているパンチプレス等加工機の周囲の外気温、加
工機の動作頻度等さまざまなファクタを考慮しなければ
ならず、これらのファクタを考慮した制御装置は、一般
には、極めて高精度にならざるを得ず、それに従って高
価になる。
【0012】また、このように、機械構造物の各所から
発生した熱の影響を制御しようとすると、制御そのもの
が難しくなり、現実的ではない。
【0013】本発明の目的は、パンチプレス、レーザ加
工機等の機械構造物の各所に取り付けられている発熱源
からの熱そのものを、機械構造物のタンク内の液体に吸
収させ、熱を吸収した液体を循環させることにより、温
度を一定に保持し、加工精度を維持することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明は、図1に示す
ように、レーザ加工機、パンチプレス等の機械構造物に
間仕切りを入れることにより形成され、液体を収容する
タンク1〜8と、タンク1〜8とパイプP1〜P9を結
合させることにより形成された経路と、該経路に取り付
けられたポンプ9を有し、上記機械構造物の各所に取り
付けられ発熱源13からの熱を吸収したタンク1〜8内
の液体を、ポンプ9により上記経路を通って循環させる
ことにより、該機械構造物の温度を一定に保持して加工
精度を維持することを特徴とする加工精度維持装置、及
び図1〜4に示すように、レーザ加工機、パンチプレス
等の機械構造物に間仕切りを入れることにより形成さ
れ、液体を収容するタンク1〜8と、タンク1〜8とパ
イプP1〜P9を結合させることにより形成された経路
と、該経路に取り付けられたポンプを含む温度制御装置
を有し、上記機械構造物の各所に取り付けられ発熱源1
3からの熱を吸収したタンク1〜8内の液体の温度を、
上記温度制御装置により、所定の値に制御し、所定の値
に制御された温度の液体をポンプにより上記経路を通っ
て循環させることにより、該機械構造物の温度を一定に
保持して加工精度を維持することを特徴とする加工精度
維持装置という技術的手段を講じている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、実施の形態によ
り添付図面を参照して、説明する。図1は本発明の第1
実施形態を示す図である。
【0016】図示する機械構造物(例えば、パンチプレ
ス)は、前方フレーム10と後方フレーム11を有し、
該前方フレーム10と後方フレーム11はバー12によ
り連結されている(図1(B))。
【0017】上記前方フレーム10と後方フレーム11
の間には、図示するように、発熱源13(図1
(A))、例えばクラッチブレーキが取り付けられてい
ると共に、間仕切りが入れられ、これにより、液体
(水、油等)を収容するタンク1〜8が形成されてい
る。
【0018】即ち、機械構造物全体を液体の容器と考
え、機械構造物に間仕切りを入れることにより、液体を
収容するタンク1〜8を形成する。
【0019】上記機械構造物には、よく知られてるよう
に、上記クラッチブレーキ等の種々の機器が取り付けら
れ、これら機器を避けて間仕切りを入れるため、タンク
1〜8の数は、機械構造物の構成により変わる。
【0020】図1の例では、例えば8個のタンク1〜8
が形成されている。
【0021】また、上記タンク1〜8は、隣接するもの
どうしが、パイプにより結合されている。
【0022】即ち、図1に向かって右側から順に、タン
ク7とタンク8は、パイプP1により、タンク8とタン
ク1は、パイプP2により、タンク1とタンク2は、パ
イプP3により、タンク2とタンク3は、パイプP4に
より、タンク3とタンク4は、パイプP5により、タン
ク4とタンク5は、パイプP6により、タンク5とタン
ク6は、パイプP7により、それぞれ結合されている。
【0023】そして最後に、タンク6とタンク7は、ポ
ンプ9を介してパイプP8とパイプP9により、結合さ
れている。
【0024】この構成により、液体の経路が形成され、
ポンプ9を作動させることにより、タンク1〜8に収容
された液体は、該経路を通って循環する(例えば、図1
の矢印AからBに向かって循環する)。
【0025】従って、機械構造物の各所に取り付けられ
発熱源13からの熱を、循環する液体に吸収させること
により、該機械構造物の温度を一定に保持することがで
き、それにより、既述した熱の影響をなくし、加工精度
を維持することができる。
【0026】例えば、上記発熱源13がクラッチブレー
キの場合には、該クラッチブレーキが取り付けられてい
る前方フレーム10の一部が熱の影響を受け、前方フレ
ーム10全体にその熱が広がろうとする。
【0027】しかし、発熱源13であるクラッチブレー
キの近傍には、タンク1とタンク8が形成されているの
で、熱はこのタンク1と8に移動し、それにより、タン
ク1と8内に収容されている液体の温度が上昇する。
【0028】ところが、この温度が上昇した液体は、上
記したように、ポンプ9の作用により、タンク1〜8と
パイプP1〜P9により形成された経路を循環するの
で、熱が機械構造物全体に広がり、やがて、機械構造物
の温度も一定の値に落ちつく。
【0029】図2は、本発明の第2実施形態を示す図で
ある。
【0030】図1の第1実施形態との相違は、液体の経
路に、冷却装置15が取り付けられている点である。
【0031】この冷却装置15の詳細は、図4に示すと
おりであり、制御部15Aと、冷凍機15Bと、ポンプ
15Cと、タンク15Dにより構成されている。
【0032】制御部15Aは、冷却装置15の入口IN
と出口OUTに設置された温度センサ(図示省略)から
の信号S1、S2を受信し、それに基づいて制御信号S
3を冷凍機15Bに送信する。
【0033】冷凍機15Bは、上記制御部15Aからの
制御信号S3を受信し、経路を循環する液体の温度を所
定の値に制御する。
【0034】ポンプ15Cは、図1のポンプ9と同様に
液体を上記経路を通って循環させ、タンク15Dは、入
口INから冷却装置15に戻った液体を一旦収容する。
【0035】このような構成を有する冷却装置15によ
れば、機械構造物の各所に取り付けられた発熱源13か
らの熱を吸収することにより温度が上昇した液体の温度
が、所定の値に制御され、所定の温度に制御された液体
は、再度上記経路を通って循環する。
【0036】即ち、図1の第1実施形態によれば、機械
構造物のタンク1〜8に収容された液体をポンプ9によ
り循環させ、温度を一定に保持することができる。
【0037】しかし、例えば、図1の装置を午前と午後
とで動作させた場合には、確かに温度を一定に保持する
ことができるが、機械構造物全体の温度が異なるため、
午前と午後とでは、加工精度が変化する。
【0038】このような場合、図2の実施形態によれ
ば、循環する液体の温度を、冷却装置15により、直接
制御するため、常に所定の温度に設定された液体が循環
することになり、熱の影響は一層押さえられ、加工精度
がより向上する。
【0039】また、循環する液体の温度を制御する場
合、必ずしも図2に示す冷却装置15だけではなく、加
熱装置(図示省略)によっても可能である。
【0040】即ち、パンチプレス、レーザ加工機等に
は、加工精度が変化することのない温度(サチレート温
度)が存在し、機械構造物の温度をこのサチレート温度
に維持するのは、加熱装置により、循環する液体の温度
を上げることによっても、可能となる。
【0041】換言すれば、冷却装置15と、上記加熱装
置を含む温度制御装置により、循環する液体の温度を所
定の値に制御し、それにより、加工精度を維持すること
ができる。
【0042】図3は、本発明の第3実施形態を示す図で
ある。
【0043】図2の第2実施形態との相違は、図2がタ
ンク1〜8を直列に結合したのに対して、図3がタンク
1〜8を並列に結合した点にある。
【0044】図3の第3実施形態によれば、冷却装置1
5により所定の値に制御された温度の液体が、並列に結
合された各タンク1〜8を直接通って循環するので、図
2の実施形態に比べて、機械構造物の各所に取り付けら
れている発熱源13からの熱の影響が少なく、それだけ
タンク1〜8に収容されている液体の温度上昇の度合い
が少ないので、効率が良い。
【0045】尚、上記実施形態では、本発明をパンチプ
レスに適用された場合について詳述したが、本発明はこ
れに限定されず、レーザ加工機、あるいはパンチプレス
とレーザ加工機の複合機等種々の加工機にも適用され、
上記と同様の効果を奏することは勿論である。
【0046】
【発明の効果】上記のとおり、本発明によれば、機械構
造物に形成されたタンクに収容した液体に、機械構造物
の各所に取り付けられている発熱源からの熱を吸収さ
せ、熱を吸収した液体を循環させ(図1)、又は熱を吸
収した液体の温度を所定の値に制御し、所定の値に制御
された温度の液体を循環させることにより(図2〜図
4)、機械構造物の温度を一定に保持して加工精度を維
持するという効果がある。
【0047】また、機械構造物にタンクを形成したこと
により、その分重量が増加し、騒音が低くなるという効
果もある。
【0048】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す図である。
【図2】本発明の第2実施形態を示す図である。
【図3】本発明の第3実施形態を示す図である。
【図4】本発明に使用される冷却装置の詳細図である。
【符号の説明】
1〜8 タンク 9 ポンプ 10 前方フレーム 11 後方フレーム 12 バー 13 発熱源 15 冷却装置 P1〜P9 パイプ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ加工機、パンチプレス等の機械構
    造物に間仕切りを入れることにより形成され、液体を収
    容するタンクと、 タンクとパイプを結合させることにより形成された経路
    と、 該経路に取り付けられたポンプを有し、 上記機械構造物の各所に取り付けられ発熱源からの熱を
    吸収したタンク内の液体を、ポンプにより上記経路を通
    って循環させることにより、該機械構造物の温度を一定
    に保持して加工精度を維持することを特徴とする加工精
    度維持装置。
  2. 【請求項2】 レーザ加工機、パンチプレス等の機械構
    造物に間仕切りを入れることにより形成され、液体を収
    容するタンクと、 タンクとパイプを結合させることにより形成された経路
    と、 該経路に取り付けられたポンプを含む温度制御装置を有
    し、 上記機械構造物の各所に取り付けられ発熱源からの熱を
    吸収したタンク内の液体の温度を、上記温度制御装置に
    より、所定の値に制御し、所定の値に制御された温度の
    液体をポンプにより上記経路を通って循環させることに
    より、該機械構造物の温度を一定に保持して加工精度を
    維持することを特徴とする加工精度維持装置。
  3. 【請求項3】 上記タンクをパイプを介して直列に結合
    すると共に、冷却装置が取り付けられている請求項2記
    載の加工精度維持装置。
  4. 【請求項4】 上記タンクをパイプを介して並列に結合
    すると共に、冷却装置が取り付けられている請求項2記
    載の加工精度維持装置。
JP197A 1997-01-06 1997-01-06 加工精度維持装置 Pending JPH10193238A (ja)

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JP197A JPH10193238A (ja) 1997-01-06 1997-01-06 加工精度維持装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002064307A1 (fr) * 2001-02-13 2002-08-22 Makino Milling Machine Co., Ltd. Machine outil a fonction de suppression des deformations thermiques
CN114193176A (zh) * 2021-12-31 2022-03-18 芜湖哈特机器人产业技术研究院有限公司 一种水泵导叶自动化焊接生产***及方法

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