JPH10192347A - 寝たきり男性の楽々小便処理具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、男性の寝たきり患者等の小便処理
についてのことである。生理作用により小便を催した
時、介護者の補助が必要であり、生理作用の感じが無く
漏らす者には、襁褓を当てるなどの処理をする、尚、お
むつかぶれの悩みもあった、この新規性のある進歩的な
本発明の使用によって、これらの肉体的、精神的労働課
題を解消し保健福祉に提供するものである。 【構成】 コンドームの形状をしたゴム（又は塩ビ）・
サック（１）をペニス（Ｐ）にかぶせた、そのゴム（又
は塩ビ）・サック（１）の周囲をペニス（Ｐ）と一緒に
スポンジ（７）で巻くように覆い、マジック・テープ♂
♀（８）で止める、尚、ペニス（Ｐ）からゴム（又は塩
ビ）・サック（１）とスポンジ（７）が脱落しないよう
に、ペニス（Ｐ）の根元と睾丸（１１）との部位のスポ
ンジ（７）の巻き口（１０）には吊り輪紐（１２）を施
し、紐等で腹部え吊りを取る。尚、排尿はゴム（又は塩
ビ）・サック（１）の先端をホースに接合しホースの長
さは適当にして、下の適宜な尿器に接続して、自然に排
尿する構造とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、男性の寝たきり
患者・老人（在宅介護）等の楽々な小便の処理具に関す
るものである。

【０００２】

【従来の技術】従来は、男性の寝たきり患者・老人等が
生理作用が起きて小便を催した時には、その処理に介護
者が必要であり、又、襁褓等で処理をしていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来からの処理方法に
は、次のような課題があった。 （１） 生理作用が起きる気持になると、介護者が付き
添って便器等で小便の処理をしていた。 （２） 生理作用の感じがなく漏らす者については、襁
褓等で処理をしていた。又、これらの患者・老人等には
おむつかぶれの悩みがあったが、これらのことを別とし
て厚生省の医療制度の改革により、病院での付き添え人
による介護者が廃止されたことにより、看護婦の肉体
的、精神的労働が増大した、本発明はこれらのことを含
め看護婦の労働を解消するためにも、保健福祉に提供す
るものである。 （３） 現在、本発明に似たような小便処理具が販売さ
れているが、これらの小便処理具には、次に記述する欠
点がある、 先ず（イ）についてはペニスとサックを両
面接着テープで定着するもの、これは直接ペニスに粘着
剤テープで貼付するので、交換するにペニスの粘着局所
が爛れ、かぶれる悩みがあると共にサックの先端がラバ
ーであるため患者自身の動きによって、サックの先端が
捩れたりして小便の流動が悪く、又 ホースの内径の関
係で亀頭の先が吸引されるので、尿口が爛れる悩みがあ
る、併し 両面粘着テープで定着されているので小便が
漏れることはない。次に（ロ）について、株式会社ホリ
スターが発売している物でこれは亀頭の直径によって、
サイズを選ぶテーパーコンドーム・タイプのもので、小
便が漏れないように、常にペニスの局所・局所を圧迫し
ているためペニスが***した場合に違和感を感じる。
尚、アルケア株式会社が発売している物があるがこれ
は、活動する人のために発明されたもので、常にベルト
でコンドームを股・腹部に固定して、更に尿袋を股等に
固定することを特徴としている。以上（３）に記述した
物品については、特定の人に病院等で採用されているだ
けで、又、欠点があり在宅介護での使用はなく余り普及
されていない、これからは在宅介護者が益々増える世に
於いて、本発明品は新規性があり簡単に着脱が出来るこ
とを特徴とする、絶対的な必需品となることは、必定で
ある。本発明は、看護婦の肉体的、精神的労働の解消と
共に在宅介護者の労働解消等々の、これらの課題を解決
するためのものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、本発明は、コンドームの形状をした、ゴム（又
は塩ビ）・サック（１）の先端は漏斗（２）を形成する
ゴム（又は塩ビ）・サック（１）をペニス（Ｐ）にかぶ
せて、そのゴム（又は塩ビ）・サック（１）の回りを、
ペニス（Ｐ）と一緒にスポンジ（７）を巻くように覆い
（スポンジであるために違和感を感じない）、マジック
・テープ♂♀（８）で止めて、更に、これらがペニス
（Ｐ）から脱落するのを防止するために、スポンジ
（７）の巻き口（１０）には、吊り輪紐（１２）を施し
腹部（１３）え吊りを取る。更に、ゴム（又は塩ビ）・
サック（１）の漏斗（２）の先端のパイプ（３）には、
ホース（５）を接合して、ホース（５）を通して、自然
と下の適宜な尿器（６）へ排尿するようにしたことで、
襁褓等も必要とせず（殊に夜間は）、介護者等の人手が
かからないことを特徴とする。

【０００５】

【発明の実施の形態】本発明の構成は、図３に示すよう
な、コンドームの形状をした、ゴム（又は塩ビ）・サッ
ク（１）を図１、２に示すようにペニス（Ｐ）の亀頭が
漏斗（２）の形成内部に収まるようにペニス（Ｐ）にか
ぶせて、次に図１に示すように、接手（４）とホース
（５）を結合する、患者自身の動き寝返り等により結合
部の捩れを防止するため、ゴム（又は塩ビ）・サック
（１）の中間から先端が捩れないように、ゴム（又は塩
ビ）・サック（１）の適宜な中間の所より先端にかけ
て、図３に示すようにゴム（又は塩ビ）・サック（１）
の肉厚を徐々に適宜な厚さとして、アサガオ形をした漏
斗（２）を形成する、その漏斗（２）の先端にはパイプ
（３）を有し、そのパイプ（３）には接手（４）を施し
て、図１、３に示すように、その接手（４）に適当な太
さ（内径は排尿の流動抵抗が無いように、又、残尿が流
れるように内径１０ミリ程度）の柔軟なホース（５）を
結合する、ホース（５）の長さは適当な長さとして、ベ
ッド等の下の適宜な尿器（６）又は、尿袋え接続して、
自然に排尿するようにする。

【０００６】ゴム（又は塩ビ）・サック（１）をペニス
（Ｐ）にかぶせた場合、ゴム（又は塩ビ）・サック
（１）がペニス（Ｐ）から脱落するのを防止するため
と、尚ゴム（又は塩ビ）・サック（１）を容易にたくし
こみ、まるめられるように、ゴム（又は塩ビ）・サック
（１）の口元は、図１、２、３に示すように適宜なＯリ
ングの形状をした鍔（９）を施してある。

【０００７】次に、図４に示すようなゴム（又は塩ビ）
・サック（１）をたくしこみ、まるめたままでのゴム
（又は塩ビ）・サック（１）を、適当なまでにほぐしな
がらペニス（Ｐ）の根元にくっつくまで、かぶせ嵌め
て、図１、２で示すように、そのゴム（又は塩ビ）・サ
ック（１）の回りを、ペニス（Ｐ）と一緒にＯリング状
の鍔（９）を避けて、スポンジ（７）でペニス（Ｐ）を
圧迫しない程度にして、違和感の無いように（ペニスが
***してもスポンジであるため違和感を感じない）、
又、尿がＯリング状の鍔（９）からスポンジ（７）の巻
き口（１０）に溢れ出ない程度に優しく、 尚、スポン
ジ（７）が抜けて落ちない程度に巻くように覆って、図
２で示すようにマジック・テープ♂♀（８）で止める、
その際に図１、２で示すようにスポンジ（７）の巻き口
（１０）に、Ｏリング状の鍔（９）が、ひっかかるよう
に支えられて、ゴム（又は塩ビ）・サック（１）がペニ
ス（Ｐ）から抜けて落ちるのを防止する。

【０００８】次は、更にゴム（又は塩ビ）・サック
（１）とスポンジ（７）が共々に、ペニス（Ｐ）から抜
けて落ちないように、図２で示すように、スポンジ
（７）をマジック・テープ♂♀（８）で止めた、スポン
ジ（７）の巻き口（１０）には、図１、２で示すように
ペニス（Ｐ）の根元と睾丸（１１）との隙間の部位に接
触する、スポンジ（７）の巻き口（１０）には、図５に
示すように適宜な長さの輪状の吊り輪紐（１２）を施
し、この吊り輪紐（１２）の輪状の吊り輪は、図１、２
に示すようにペニス（Ｐ）をくぐらせて、腹部（１３）
えと引き上げて吊りを取りゴム（又は塩ビ）・サック
（１）とスポンジ（７）の押えが共々に抜けて落ちるこ
とを防止する。又、吊り輪紐（１２）を腹部（１３）に
絆創膏（１４）で止める事も可とする。

【０００９】

【実施例】以下、本発明の実施例について、図示例と共
に説明する。コンドームの形状をした、本発明のゴム
（又は塩ビ）・サック（１）の口元には、図３に示すよ
うにＯリング状の鍔（９）の形状を施し、図４に示すよ
うにゴム（又は塩ビ）・サック（１）を容易にたくしこ
み、まるめられるようにする、尚、ゴム（又は塩ビ）・
サック（１）の回りを、図１で示すようにスポンジ
（７）で巻かれる部位（１５）は、殊にペニス（Ｐ）の
肌に密着しなじみやすい、厚さ約０．１ミリ程度とし
て、太さと長さはコンドームの標準を、Ｌサイズとし
て、随時に適宜なＭ・Ｓ・ＳＳ（約２２ｍｍ〜３２ｍ
ｍ）サイズとする。

【００１０】尚、スポンジ（７）の形状については違和
感を感じない、図５のような形、厚さ ８ミリ〜１２ミ
リ程度の適宜な厚さとし、巾は、ゴム（又は塩ビ）・サ
ック（１）のサイズとペニス（Ｐ）のサイズにより１５
ミリ〜３０ミリ程度の適宜な巾とし、長さは１２０ミリ
〜１５０ミリ程度の適宜な長さの長方形とし表面にはフ
ィルムを施し、更に図５に示すようにマジック・テープ
♂♀（８）を施し、更に輪状の吊り輪紐（１２）も施
す、 尚、マジック・テープ♂（８）を施した側のスポ
ンジ（７）の切り口は、マジック・テープ♂♀（８）が
容易に合わせて止められるように斜めにカットしてあ
る。又、角取り長方形も可とする。

【００１１】尚、図４に示すようなゴム（又は塩ビ）・
サック（１）が、まるまったままでのＯリング状の状態
での鍔（９）が、図１、２に示すように、ペニス（Ｐ）
の根元にくっつくまでゴム（又は塩ビ）・サック（１）
をかぶせる。

【００１２】次に、かぶせた回りを、鍔（９）を避け
て、図１、２に示すようにペニス（Ｐ）を圧迫しない程
度に、 又、違和感が無いように、又、尿がスポンジ
（７）の巻き口（１０）から溢れない程度に優しくスポ
ンジ（７）が抜けて落ちない程度に、巻くように覆っ
て、図２に示すようにマジック・テープ♂♀（８）で、
適宜な所で止める、マジック・テープ（８）は、図５に
示すように雄（♂）テープを適宜な長さにして下向き
に、雌テープ（♀）を適宜な長さ（５０ミリ程度の長
さ）にして上向きにして施し、♂♀合わせて止める。

【００１３】又、Ｏリング状の鍔（９）は、図１、２に
示すようにスポンジ（７）の巻き口（１０）に支えられ
て、ゴム（又は塩ビ）・サック（１）がペニス（Ｐ）か
ら脱落するのを防ぐ。

【００１４】尚、ゴム（又は塩ビ）・サック（１）とス
ポンジ（７）が共々にペニス（Ｐ）から脱落するのを防
ぐために、スポンジ（７）をマジック・テープ♂♀
（８）で止めた、スポンジ（７）の巻き口（１０）に
は、図１に示すようにペニス（Ｐ）と睾丸（１１）との
根元に巻き口（１０）が接触する、巻き口（１０）の部
位には適宜な長さの輪状の吊り輪紐（１２）を図５で示
すように施し、図１、２に示すようにこの吊り輪紐（１
２）は、ペニス（Ｐ）をくぐらせて、腹部（１３）えと
引き上げて吊りを取りゴム（又は塩ビ）・サック（１）
とスポンジ（７）が共々にペニス（Ｐ）から脱落するの
を防ぐ。又、この吊り輪紐（１２）を図１、２で示すよ
うに腹部（１３）に絆創膏（１４）で止めて、吊りを取
ることも可とする。

【００１５】尚、ゴム（又は塩ビ）・サック（１）の厚
さを先端まで、ストレートにすると、ゴム（又は塩ビ）
・サック（１）の先端の接手（４）にホース（５）を接
続した場合不安定で、先端が捩れたりする、その捩れを
防止するために、ゴム（又は塩ビ）・サック（１）の適
宜な中間の所からゴム（又は塩ビ）・サック（１）の先
端にかけて、図３に示すように、ゴム（又は塩ビ）・サ
ック（１）の肉厚を徐々に適宜な厚さにして、アサガオ
の形をした、漏斗（２）を形成して、その漏斗（２）の
出口には、パイプ（３）を形成して、更に接手（４）を
施す。

【００１６】衛生については、ゴム（又は塩ビ）・サッ
ク（１）とホース（５）及びスポンジ（７）は消毒液と
一セットにすることが好ましく 尚、ゴム（又は塩ビ）
・サック（１）は適宜な回数（５回〜７回）程度、消毒
使用後は、廃棄して、新たに交換することが好ましい。

【００１７】

【発明の効果】寝たきり男性の患者・老人（在宅者）等
の小便処理については、生理作用により小便を催した時
には介護者による処理が必要であり、 又、生理作用の
感じが無く漏らす者については、襁褓等を当てる等の処
理をしていたが、 本発明は随時又は常に装着して、自
然に排尿が出来るので襁褓等の必要もなく、悩みのたね
である、おむつかぶれの心配もなくなり、寝たきりでも
楽々に小便を排出することが出来ると共に、介護者の肉
体的、精神的手間が省けて、当人も共に楽になった。す
でに、この新規性のある進歩的な試作品をある病院の患
者、及び在宅介護等の複数の者に使用しているが好評で
ある。

【図面の簡単な説明】

【図１】楽々小便処理具の構成をなす略図である。

【図２】ペニス（Ｐ）をスポンジ（７）で巻いて、マジ
ック・テープ♂♀（８）で止めた、巻き口（１０）に吊
り輪紐（１２）を施し、腹部え吊りを取った状態、及び
脱落を防ぐＯリング状の鍔（９）等々を示す略図であ
る。

【図３】ゴム（又は塩ビ）・サック（１）の適宜な中間
の所から、ゴム（又は塩ビ）・サック（１）の肉厚を徐
々に適宜な厚さにして、アサガオ形の漏斗（２）を形成
し、パイプ（３）に接手（４）を施した略図である。

【図４】ゴム（又は塩ビ）・サック（１）をたくしこ
み、まるめた状態を示す略図である。

【図５】スポンジ（７）の形状と吊り輪紐（１２）を施
したことを示す略図である。

【符号の説明】

１ ゴム（又は塩ビ）・サック ２ 漏斗 ３ パイプ ４ 接手 ５ ホース ６ 尿器 ７ スポンジ ８ マジック・テープ♂♀ ９ 鍔 １０ 巻き口 １１ 睾丸 １２ 吊り輪紐 １３ 腹部 １４ 絆創膏 １５ スポンジ（７）で巻かれる部位 Ｐ ペニス Ｋ 亀頭

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 コンドームの形状をした、ゴム（又は塩
   ビ）・サック（１）の先にはアサガオ形をした漏斗
   （２）を形成する、その漏斗（２）の先端にはパイプ
   （３）を有し、そのパイプ（３）に接手（４）を施し、
   接手（４）にホース（５）を接続する、ホース（５）は
   適当な長さにして、適宜な尿器（６）又、尿袋に接続し
   て、自然排尿するようにしたことを、特徴とする寝たき
   り男性の楽々小便処理具。
2. 【請求項２】 ゴム（又は塩ビ）・サック（１）をペニ
   ス（Ｐ）にかぶせた場合、ゴム（又は塩ビ）・サック
   （１）の中程から先端が捩れないように、ゴム（又は塩
   ビ）・サック（１）の適宜な中間の所より先端にかけ
   て、ゴム（又は塩ビ）・サックの肉厚を徐々に適宜な厚
   さとして、アサガオ形をした漏斗（２）を形成する、そ
   の漏斗（２）の先端にはパイプ（３）を有し、そのパイ
   プ（３）に接手（４）を施したことを、特徴とする請求
   項１記載の寝たきり男性の楽々小便処理具。
3. 【請求項３】 ゴム（又は塩ビ）・サック（１）をペニ
   ス（Ｐ）の根元までかぶせて、スポンジ（７）でゴム
   （又は塩ビ）・サック（１）の周囲を、ペニス（Ｐ）と
   共にスポンジ（７）が脱落しない程度に巻くように覆
   い、マジック・テープ♂♀（８）で止めた場合、ゴム
   （又は塩ビ）・サック（１）がペニス（Ｐ）から、抜け
   て脱落するのを防止するために、ゴム（又は塩ビ）・サ
   ック（１）の口元は、Ｏリング状の鍔（９）を施したこ
   とにより、スポンジ（７）の巻き口（１０）に鍔（９）
   がひっかかり支えられることを、特徴とする請求項１記
   載の寝たきり男性の楽々小便処理具。
4. 【請求項４】 ゴム（又は塩ビ）・サック（１）と巻く
   ように覆ったスポンジ（７）が共々に、ペニス（Ｐ）か
   ら抜けて脱落するのを防止するために、マジック・テー
   プ♂♀（８）で止めた、スポンジ（７）の巻き口（１
   ０）に適宜な長さの輪状の吊り輪紐（１２）を施し、そ
   の適宜な長さの輪状の吊り輪紐（１２）を腹部（１３）
   え吊りを取ったことを、特徴とする請求項３記載の寝た
   きり男性の楽々小便処理具。