JPH10191810A - 動力枝打鋸機 - Google Patents

動力枝打鋸機

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JPH10191810A
JPH10191810A JP3686097A JP3686097A JPH10191810A JP H10191810 A JPH10191810 A JP H10191810A JP 3686097 A JP3686097 A JP 3686097A JP 3686097 A JP3686097 A JP 3686097A JP H10191810 A JPH10191810 A JP H10191810A
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JP
Japan
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transmission case
saw blade
saw
driven
fore
Prior art date
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Pending
Application number
JP3686097A
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English (en)
Inventor
Masao Okanda
正男 大神田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】動力枝打鋸機の鋸刃の前後ストロークを大きく
して鋸屑の捌けを良好にし高能率な切れ味のよい動力枝
打鋸機を具現することを目的とする。 【構成】エンジン或は電動モータ等の回転式の原動機2
により適宜回転駆動される主軸3に上下に変位すると共
に前後に偏心する駆動偏心カム4,5を設け、この各駆
動偏心カム4,5の回転を受けて前後に対称状態にずれ
ながら往復作動される上下2枚の従動カム体6,7を前
記主軸3を軸受けした伝動ケース1内に上下側から挾み
込む形態にして内装し、この上下の従動カム体6,7自
体に一体型或はこの上下のカム体6,7に適宜取り付け
られた前後往復作動部材61,71の前側部分を前記伝
動ケース1の前側外方に突出し、前後往復作動部材の何
れか片方側に鋸刃12を固着し、他方側に手持ち用の作
業部材15を装着してなる動力枝打鋸機。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】この発明は、林業において、優良
材を生産するための枝打ち作業に使用される動力枝打鋸
機に関する。
【従来技術】従来から使用されている動力枝打鋸機は、
エンジン或は電動モータで駆動される単一のクランク機
構或は単一のカム機構を内装した伝動ケースの外側に、
このクランク機構或はカム機構に連繋された一枚の往復
作動部材を突出させ、この往復作動部材に鋸刃を取り付
け、伝動ケース側に手持ち用の作業部材を取り付けた構
成であり、単に、一個のクランク機構或はカム機構で鋸
刃が前後に往復作動される動力枝打鋸機であった。
【発明が解決しようとする課題】前述の従来型動力枝打
鋸機は、一枚の往復作動部材に鋸刃が取り付けられた構
成であったために、該鋸刃の往復作動のストロークが小
さく鋸屑の捌けが悪く、結果的に鋸の切れ味がわるくて
能率があがらない欠点があった。
【課題を解決するための手段】この発明は、前記の課題
解決のために、エンジン或は電動モータ等の回転式の原
動機2により適宜回転駆動される主軸3に上下に変位す
ると共に前後に偏心する駆動偏心カム4,5を設け、こ
の各駆動偏心カム4,5の回転を受けて前後に対称状態
にずれながら往復作動される上下2枚の従動カム体6,
7を前記主軸3を軸受けした伝動ケース1内に上下側か
ら挾み込む形態にして内装し、この上下の従動カム体
6,7自体に一体型或はこの上下のカム体6,7に適宜
取り付けられた前後往復作動部材61,71の前側部分
を前記伝動ケース1の前側外方に突出し、前後往復作動
部材の何れか片方側に鋸刃12を固着し、他方側に手持
ち用の作業部材15を装着してなる動力枝打鋸機とし
た。
【実施例】この発明の一実施例を図面に基づき詳細に説
明する。1は伝動ケースで、上ケース1aと下ケース1
bとを上下に重ね合わせてボルトで締結した割型ケース
に構成され、エンジン又は電動モータ等の原動機2の動
力取り出し位置部に一体状になるよう取り付けられてお
り、そのケースの上下方向の厚みが薄型に形成されて内
部を中空状に構成し、その左右中間部の前側と後側には
前後方向に開口する嵌合部(イ)、(ロ)を形成してい
る。3は主軸で、前記原動機2の駆動軸側の回転ギヤー
(図示せず)に噛み合う従動ギヤー3aを楔着してあ
り、その上下軸端を前記伝動ケース1にベアリングを介
して軸受ならしめ、原動機2で伝動回転される。4,5
は駆動偏心カムで、適宜厚みの真円状円盤からなり、こ
の両カムは上下側に位置がずれた状態にあって、互いに
前後対称状にその中心が夫々偏心して一部分が上下に重
合し、この重合した偏心位置に前記主軸3が上側と下側
に突出した格好で一体的に設けられ、該主軸3の回転に
より上側に位置した駆動偏心カム4と下側に位置した駆
動偏心カム5とが前後に対称状にずれながら伝動回転さ
れるよう構成されている。6,7は従動カム体で、前記
上側駆動偏心カム4の少なくとも前後側が係合するカム
壁a,bを形成した従動カム体6及び前記駆動偏心カム
5の少なくとも前後側が係合するカム壁c,dを形成し
た従動カム体7からなり、この2枚の従動カム体6,7
が互いに上下に重合して摺動自由に設けられており、前
記伝動ケース1の前側と後側では該従動カム体6,7に
一体型あるいは別例の第6図及び第7図で示したカム体
6,7に係合連結される前後往復作動部材61,71が
上下重合状態で自由に前後に摺動規制されるよう前記嵌
合部(イ)、(ロ)に嵌着された支持メタル8,9で受
けられている。10,11は前記従動カム体6,7に穿
設された長孔で、前記主軸3が貫通されている。12は
鋸刃で、前後に延びる薄板の左右側あるいは一側に鋸状
の刃を形成した通常の枝打鋸刃であり、この鋸刃12に
基端側を前記上側の従動カム体6に一体の前後往復作動
部材61にネジ13とナット14とで固着している。
尚、図例とは別に、鋸刃12は下側の前後往復作動部材
71に固着してもよく何れか一方側に取り付けるとよ
い。そして、この鋸刃12を取り付けない下側の前後往
復作動部材71を手で掴んで固定すると、この前後作動
部材71の前後動が止められるためにその動力が伝動ケ
ース1側に伝えられることになり、相対的に原動機2及
び伝動ケース1側が前後に往復作動する。このため、上
側の従動カム体6に一体状の前後作動部材61が2倍の
偏心寸法前後に動くことになり、したがって鋸刃12が
偏心カムの偏心寸法の倍の寸法で前後に往復作動される
ことになる。この原理から、前記下側従動カム体7に一
体的あるいは別体係合した前後作動部材71側に手持ち
用の作業部材15を設け、この作業部材15を掴んで鋸
刃12を除去しようとする枝に接当して押し付けると枝
打ちができる。図例の作業部材15は、前記従動カム体
7に一体状あるいは別体で連係させた前後作動部材71
に固着して一体状にした取付部材16を先端側に、作業
ハンドル18を基端側に固着した作業棒17から構成さ
れ、この作業ハンドル18には前記原動機2の始動等を
操作をする操作部材19が設けられている。即ち、原動
機がエンジンである場合にはスロットルレバーとしての
操作部材等であり、電動モータである場合には始動、停
止用のスイッチ操作部材である。尚、図中記号の20,
21は原動機2が電動モータである場合の電線を示す。
22は枝支え捧で、前記取付部材16にネジ26で固着
された金具23に前後中間部が前後移動自在に支持さ
れ、その先端側をく字型に屈曲させて枝Aが係合される
よう構成し、また、この枝支え棒22の基部側にはスト
ッパー24を取付けて前記金具23との間にスプリング
25を介在し、先端側のく字型の枝引っ掛部分が常時鋸
刃12側から離れるよう構成し、く字型の枝引っ掛部分
に枝Aを引っ掛けた状態で該スプリング25に抗して作
業部材15を引くとき、枝Aが鋸刃12に接当するよう
になっている。上例の作用について説明すると、作業ハ
ンドル18を掴んで原動機2を始動すると、ギヤー伝動
等により主軸3が伝動回転される。したがって、この主
軸3に楔着されている駆動偏心カム4,5が回転され、
このカム4,5を前後で係合する従動カム体6,7のカ
ム壁a,b,c,dが前記駆動偏心カム4,5の回転外
周面で押し引きされ、従動カム体6,7が前後に往復作
動する。このため、この従動カム体6,7の前側に一体
的に構成されて伝動ケース1の前側に突出する上下2枚
の前後作動部材61,71が前後に相対的に往復作動さ
れる。尚、第6図及び第7図の別実施例では、従動カム
体6,7に係合連繋する前後作動部材61,71が伝動
ケース1の前側に突出して同じように前後に相対的に往
復作動される。そして、この前後作動部材61側に固着
された鋸刃12がこの作動部材61の前後往復作動に伴
い同じく前後作動される。然るに、下側の前後作動部材
71は同じく駆動偏心カム5、従動カム体7を介して前
後に往復動されようとするが、この従動カム体7側に固
着あるいは連繋されている前記前後作動部材71側が作
業部材15に取り付けられており、この作業部材15側
の作業ハンドル18が作業者により掴まれているため
に、前後作動部材71を往復作動させる動力が原動機2
側に伝わり、このために伝動ケース1自体が前後に往復
作動される。したがって、鋸刃12がこの伝動ケース1
側の動力を吸収して、この鋸刃12を直接的に作動させ
る前後往復作動ストロークに伝動ケース1側の前後往復
作動ストロークが加算され、鋸刃12の前後往復作動ス
トロークが大きくなる。したがって、枝打ち作業をする
場合には、除去しようとする枝Aの付け根部分に、枝支
え棒22のく字型部を引っ掛けて作業部材15を作業ハ
ンドル18側で引くとき、スプリング25が圧縮して枝
Aが鋸刃12に接当し、更に、強く引くと枝Aが鋸刃1
2で切断される。このとき、鋸刃12の往復ストローク
が大きいために鋸肩の捌けが極めてよく、鋸の切れ味が
非常によくなり高能率な枝打ち作業ができる。尚、前述
の実施例では作業部材15を大きくして地上等から高い
位置の枝Aを切断する場合の構成としたが、作業者近傍
の枝Aを切断するような場合には、第8図の通り、作業
棒17aを側面視U字型にして短くし、手前側に突出さ
せた左手ハンドル18aと右手ハンドル18bを設け
て、両手で動力枝打鋸機が支える構成にすれば枝打ち作
業だけでなく小さな木を伐採することが可能になる。
【発明の効果】この発明によると、上下に変位させると
共に、前後に対称的に偏心した2枚の駆動偏心カムによ
り格別に前後に相対的に駆動される上下の従動カム体に
よる一方側の駆動力で鋸刃を駆動し、他方側の駆動力を
作業部材を介して作業者が手で掴んでその駆動力を殺す
ことで伝動ケースに伝え、この伝動ケースを介して同じ
く鋸刃側に伝えて当該鋸刃の前後作動ストロークを大き
くしたことにより、枝打ち作業時の鋸屑の捌けを良好に
し、切れ味の良い動力枝打鋸機を構成でき高能率な枝打
ち作業を可能にする作用効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】側面図
【図2】要部の側面図
【図3】要部の平断面図
【図4】要部の側面図
【図5】伝動ケースを分解した要部の側面図
【図6】別例の要部の平断面図
【図7】第6図における伝動ケースを分解した要部の側
断面図
【図8】別例の要部の側面図
【符号の説明】
1 伝動ケース 2 原動機 3 主軸 4 駆動偏心カム 5 駆動偏心カム 6 従動カム体 7 従動カム体 61 前後往復作動部材 71 前後往復作動部材 12 鋸刃 15 作業部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン或は電動モータ等の回転式の原
    動機2により適宜回転駆動される主軸3に上下に変位す
    ると共に前後に偏心する駆動偏心カム4,5を設け、こ
    の各駆動偏心カム4,5の回転を受けて前後に対称状態
    にずれながら往復作動される上下2枚の従動カム体6,
    7を前記主軸3を軸受けした伝動ケース1内に上下側か
    ら挾み込む形態にして内装し、この上下の従動カム体
    6,7自体に一体型或はこの上下のカム体6,7に適宜
    取り付けられた前後往復作動部材61,71の前側部分
    を前記伝動ケース1の前側外方に突出し、前後往復作動
    部材の何れか片方側に鋸刃12を固着し、他方側に手持
    ち用の作業部材15を装着してなる動力枝打鋸機。
JP3686097A 1997-01-14 1997-01-14 動力枝打鋸機 Pending JPH10191810A (ja)

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JP3686097A JPH10191810A (ja) 1997-01-14 1997-01-14 動力枝打鋸機

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107864822A (zh) * 2016-09-28 2018-04-03 宁波汉浦工具有限公司 一种电动割胶机

Cited By (2)

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