JPH10191557A - 電源線フィルタ装置 - Google Patents
電源線フィルタ装置Info
- Publication number
- JPH10191557A JPH10191557A JP8345504A JP34550496A JPH10191557A JP H10191557 A JPH10191557 A JP H10191557A JP 8345504 A JP8345504 A JP 8345504A JP 34550496 A JP34550496 A JP 34550496A JP H10191557 A JPH10191557 A JP H10191557A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- power supply
- filter device
- common mode
- supply line
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E40/00—Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
- Y02E40/40—Arrangements for reducing harmonics
Landscapes
- Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
- Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 他の機器のスイッチ開閉や落雷等によって発
生し外部から電源ラインを介して侵入するノイズによ
り、内部の素子，回路が誤動作したり破壊したりするの
を防止する。 【解決手段】 コンデンサ２，３ａ，３ｂと共に電源線
フィルタ装置を構成する、コモンモードコイル１，チョ
ークコイル７に並列にバリスタ８を接続し、外部ノイズ
侵入時にコモンモードコイル１，チョークコイル７に発
生するキックバック電圧を抑圧する。
生し外部から電源ラインを介して侵入するノイズによ
り、内部の素子，回路が誤動作したり破壊したりするの
を防止する。 【解決手段】 コンデンサ２，３ａ，３ｂと共に電源線
フィルタ装置を構成する、コモンモードコイル１，チョ
ークコイル７に並列にバリスタ８を接続し、外部ノイズ
侵入時にコモンモードコイル１，チョークコイル７に発
生するキックバック電圧を抑圧する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気機器等の電源
側に設けられる電源線フィルタ装置に関するものであ
る。
側に設けられる電源線フィルタ装置に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】図２に従来のフィルタ回路及び電源回路
を示す。図２で、１はコモンモードコイル、２はＸコン
デンサ、３ａ及び３ｂはＹコンデンサである。４ａ，４
ｂ，４ｃ，４ｄは整流ダイオードであり商用電源を整流
する。５は平滑コンデンサであり、整流ダイオード４
ａ，４ｂ，４ｃ，４ｄによって整流された出力を平滑す
る。６はＤＣ−ＤＣコンバータであり、平滑された出力
から任意の直流電圧を生成する。
を示す。図２で、１はコモンモードコイル、２はＸコン
デンサ、３ａ及び３ｂはＹコンデンサである。４ａ，４
ｂ，４ｃ，４ｄは整流ダイオードであり商用電源を整流
する。５は平滑コンデンサであり、整流ダイオード４
ａ，４ｂ，４ｃ，４ｄによって整流された出力を平滑す
る。６はＤＣ−ＤＣコンバータであり、平滑された出力
から任意の直流電圧を生成する。
【０００３】現在、各国の電波障害規制では、電気機器
から発生する放射電界及び端子雑音等の高周波ノイズに
関して規制されており、基準を満足していないと販売で
きなくなっている。
から発生する放射電界及び端子雑音等の高周波ノイズに
関して規制されており、基準を満足していないと販売で
きなくなっている。
【０００４】前記規制を満足するために、通常、ＤＣ−
ＤＣコンバータから発生するスイッチングノイズが端子
雑音としてラインに発生しないように、前記コモンモー
ドコイル１によりラインの高周波インピーダンスを上
げ、Ｙコンデンサ２によりライン間の高周波インピーダ
ンスを下げ、Ｙコンデンサ３ａ，３ｂによりライン−ア
ース間の高周波インピーダンスを下げることにより、ノ
イズを吸収している。なお、この種のフィルタは電源線
に挿入されるので、“電源線フィルタ”ともいわれてい
る。
ＤＣコンバータから発生するスイッチングノイズが端子
雑音としてラインに発生しないように、前記コモンモー
ドコイル１によりラインの高周波インピーダンスを上
げ、Ｙコンデンサ２によりライン間の高周波インピーダ
ンスを下げ、Ｙコンデンサ３ａ，３ｂによりライン−ア
ース間の高周波インピーダンスを下げることにより、ノ
イズを吸収している。なお、この種のフィルタは電源線
に挿入されるので、“電源線フィルタ”ともいわれてい
る。
【０００５】また、近年、直流電源、特に、コンデンサ
インプット型整流回路による高調波の発生が無視できな
くなり法規制される動きがある。
インプット型整流回路による高調波の発生が無視できな
くなり法規制される動きがある。
【０００６】高調波歪みの対策として最も安価な方法と
してチョークコイルを用いる方法がある。
してチョークコイルを用いる方法がある。
【０００７】図３にチョークコイルの挿入例を示す。図
３で７はチョークコイルで、ラインの高周波インピーダ
ンスを上げることにより、高調波歪みを抑制することが
できる。
３で７はチョークコイルで、ラインの高周波インピーダ
ンスを上げることにより、高調波歪みを抑制することが
できる。
【０００８】この方法は、非常に安価に構成できるた
め、特に３００Ｗ程度以下の小型電子機器の電源回路等
に用いられる。
め、特に３００Ｗ程度以下の小型電子機器の電源回路等
に用いられる。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
従来例のフィルタ回路では、商用電源に接続された他の
機器のスイッチ開閉や、落雷等によって発生する高周波
のサージノイズが商用電源のラインから侵入すると、コ
モンモードコイル１の前後、或いはチョークコイル７の
前後にキックバック電圧が発生し、各ライン間のインピ
ーダンス差により各ラインに侵入したノイズに位相差が
生じ、この結果ＤＣ−ＤＣコンバータに過電圧が印加さ
れ回路が誤動作したり、破壊したりするという問題があ
った。
従来例のフィルタ回路では、商用電源に接続された他の
機器のスイッチ開閉や、落雷等によって発生する高周波
のサージノイズが商用電源のラインから侵入すると、コ
モンモードコイル１の前後、或いはチョークコイル７の
前後にキックバック電圧が発生し、各ライン間のインピ
ーダンス差により各ラインに侵入したノイズに位相差が
生じ、この結果ＤＣ−ＤＣコンバータに過電圧が印加さ
れ回路が誤動作したり、破壊したりするという問題があ
った。
【００１０】本発明は、このような状況のもとでなされ
たもので、外部からのサージノイズが吸収できる電源線
フィルタ装置を提供することを目的とするものである。
たもので、外部からのサージノイズが吸収できる電源線
フィルタ装置を提供することを目的とするものである。
【００１１】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、電源線フィルタ装置を次の（１）〜（３）のとおり
に構成する。
め、電源線フィルタ装置を次の（１）〜（３）のとおり
に構成する。
【００１２】（１）電源線に直列接続されたフィルタ用
コイルに、非線形素子を並列接続した電源線フィルタ装
置。
コイルに、非線形素子を並列接続した電源線フィルタ装
置。
【００１３】（２）電源線間のノイズを減衰させるＸコ
ンデンサおよびコモンモードコイルと、ライン−アース
間のノイズを減衰させるＹコンデンサと、前記コモンモ
ードコイルに直列に接続された高調波歪みを低減させる
チョークコイルと、前記コモンモードコイルと前記チョ
ークコイルの直列回路に並列接続した非線形素子とを備
えた電源線フィルタ装置。
ンデンサおよびコモンモードコイルと、ライン−アース
間のノイズを減衰させるＹコンデンサと、前記コモンモ
ードコイルに直列に接続された高調波歪みを低減させる
チョークコイルと、前記コモンモードコイルと前記チョ
ークコイルの直列回路に並列接続した非線形素子とを備
えた電源線フィルタ装置。
【００１４】（３）非線形素子はバリスタである前記
（１）または（２）記載の電源線フィルタ装置。
（１）または（２）記載の電源線フィルタ装置。
【００１５】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を“電源
線フィルタ装置”の実施例により詳しく説明する。なお
実施例では非線形素子としてバリスタを用いているが、
本発明はこれに限定されるものではなく、放電管等の適
宜の種類の非線形素子を用いる形で実施することができ
る。
線フィルタ装置”の実施例により詳しく説明する。なお
実施例では非線形素子としてバリスタを用いているが、
本発明はこれに限定されるものではなく、放電管等の適
宜の種類の非線形素子を用いる形で実施することができ
る。
【００１６】
【実施例】図１は実施例である“電源線フィルタ装置”
の回路図である。図示のように、本実施例は、図３に示
す従来例２において、そのコモンモードコイル１の一方
と、チョークコイル７の直列回路に並列にバリスタ（非
線形素子）８を接続した構成となっている。
の回路図である。図示のように、本実施例は、図３に示
す従来例２において、そのコモンモードコイル１の一方
と、チョークコイル７の直列回路に並列にバリスタ（非
線形素子）８を接続した構成となっている。
【００１７】バリスタ８を除いた回路の動作は従来例２
の通りなので、説明は省略する。
の通りなので、説明は省略する。
【００１８】本実施例では、前述のとおりに構成されて
いるので、外部からの侵入ノイズにより、コモンモード
コイル１の両端およびチョークコイル７の両端にキック
バック電圧が発生しても、バリスタ８により一定電圧以
下に抑圧され、整流ダイオード４ａ〜４ｄ，平滑コンデ
ンサ５およびＤＣ−ＤＣコンバータ６にサージ電圧が印
加されることがなく、整流ダイオード４ａ〜４ｄ，平滑
コンデンサ５の破壊や、ＤＣ−ＤＣコンバータ６の誤動
作や破壊を防止することができる。
いるので、外部からの侵入ノイズにより、コモンモード
コイル１の両端およびチョークコイル７の両端にキック
バック電圧が発生しても、バリスタ８により一定電圧以
下に抑圧され、整流ダイオード４ａ〜４ｄ，平滑コンデ
ンサ５およびＤＣ−ＤＣコンバータ６にサージ電圧が印
加されることがなく、整流ダイオード４ａ〜４ｄ，平滑
コンデンサ５の破壊や、ＤＣ−ＤＣコンバータ６の誤動
作や破壊を防止することができる。
【００１９】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
他の機器のスイッチ開閉や落雷等によって発生し外部か
ら電源ラインを介して侵入するノイズにより、内部の素
子，回路が誤動作したり破壊したりすることを防止する
ことができる。
他の機器のスイッチ開閉や落雷等によって発生し外部か
ら電源ラインを介して侵入するノイズにより、内部の素
子，回路が誤動作したり破壊したりすることを防止する
ことができる。
【図１】 実施例の回路図
【図２】 従来例１の回路図
【図３】 従来例２の回路図
１ コモンモードコイル ７ チョークコイル ８ バリスタ
Claims (3)
- 【請求項１】 電源線に直列接続されたフィルタ用コイ
ルに、非線形素子を並列接続したことを特徴とする電源
線フィルタ装置。 - 【請求項２】 電源線間のノイズを減衰させるＸコンデ
ンサおよびコモンモードコイルと、ライン−アース間の
ノイズを減衰させるＹコンデンサと、前記コモンモード
コイルに直列に接続された高調波歪みを低減させるチョ
ークコイルと、前記コモンモードコイルと前記チョーク
コイルの直列回路に並列接続した非線形素子とを備えた
ことを特徴とする電源線フィルタ装置。 - 【請求項３】 非線形素子はバリスタであることを特徴
とする請求項１または請求項２記載の電源線フィルタ装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8345504A JPH10191557A (ja) | 1996-12-25 | 1996-12-25 | 電源線フィルタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8345504A JPH10191557A (ja) | 1996-12-25 | 1996-12-25 | 電源線フィルタ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10191557A true JPH10191557A (ja) | 1998-07-21 |
Family
ID=18377032
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8345504A Pending JPH10191557A (ja) | 1996-12-25 | 1996-12-25 | 電源線フィルタ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10191557A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6621226B2 (en) | 2001-03-09 | 2003-09-16 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Microwave oven and method for controlling voltage thereof |
| KR100419912B1 (ko) * | 2001-06-22 | 2004-02-25 | 김동림 | 전원용 써지 보호기 |
| EP2448077A1 (en) * | 2010-10-27 | 2012-05-02 | Helvar Oy Ab | A limiter circuit and a method for limiting voltages |
| US8363436B2 (en) | 2009-12-10 | 2013-01-29 | Microsemi Corporation | Non-dissipative start up circuit |
| WO2017044052A1 (en) * | 2015-09-09 | 2017-03-16 | Ongvisetpaiboon Theerachai | Electrical device regulating system |
| WO2018185059A1 (de) | 2017-04-03 | 2018-10-11 | AccuPower Forschungs-, Entwicklungs- und Vertriebsgesellschaft mbH | Kaskadierbare anordnung zum verschalten einer vielzahl von energiespeichern, verschaltung hierfür sowie verfahren zur steuerung einer energieversorgung mit besagter anordnung |
-
1996
- 1996-12-25 JP JP8345504A patent/JPH10191557A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6621226B2 (en) | 2001-03-09 | 2003-09-16 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Microwave oven and method for controlling voltage thereof |
| KR100419912B1 (ko) * | 2001-06-22 | 2004-02-25 | 김동림 | 전원용 써지 보호기 |
| US8363436B2 (en) | 2009-12-10 | 2013-01-29 | Microsemi Corporation | Non-dissipative start up circuit |
| EP2448077A1 (en) * | 2010-10-27 | 2012-05-02 | Helvar Oy Ab | A limiter circuit and a method for limiting voltages |
| WO2017044052A1 (en) * | 2015-09-09 | 2017-03-16 | Ongvisetpaiboon Theerachai | Electrical device regulating system |
| WO2018185059A1 (de) | 2017-04-03 | 2018-10-11 | AccuPower Forschungs-, Entwicklungs- und Vertriebsgesellschaft mbH | Kaskadierbare anordnung zum verschalten einer vielzahl von energiespeichern, verschaltung hierfür sowie verfahren zur steuerung einer energieversorgung mit besagter anordnung |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040601 |