JPH10190715A - ネットワークスイッチング方式 - Google Patents

ネットワークスイッチング方式

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Publication number
JPH10190715A
JPH10190715A JP35148096A JP35148096A JPH10190715A JP H10190715 A JPH10190715 A JP H10190715A JP 35148096 A JP35148096 A JP 35148096A JP 35148096 A JP35148096 A JP 35148096A JP H10190715 A JPH10190715 A JP H10190715A
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JP
Japan
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local
virtual group
switch
packet
routing table
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP35148096A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyoshi Yuasa
啓義 湯淺
Akira Yasuda
晃 安田
Tei Satake
禎 佐竹
Junichi Suzuki
淳一 鈴木
Hisataka Fujii
寿隆 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】メインルータのトラヒックを軽減してコストダ
ウンを図る。 【解決手段】各ローカルスイッチ3a…がイントラネッ
トのルーティングテーブルの作成をイントラネットルー
ティングテーブル部6a…で行うとともに、作成された
ルーティングテーブルに基づいて、イントラネットルー
ティングテーブル部6a…でイントラネットセグメント
としてのVLAN間のルーティングを処理し、ローカル
ルータスイッチ2のメインルータ1が接統されるポート
へはインターネットセグメントのトラヒックのみが送ら
れるようにパケットをフィルタリングする。よって、従
来のようにメインルータ1でイントラネットのルーティ
ングテーブルを管理する場合に比較して、メインルータ
1のトラヒックが軽減されて、メインルータ1の処理能
力がインターネット接続に必要な性能に限られることか
ら負担が軽くなり、コストダウンが図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ローカルエリアネ
ットワーク(以下、LANと略す)、特に、スイッチン
グ技術べースに、企業を始めとする組織のワークグルー
プ、プロジェクトなどのビジネス構造の変化にダイナミ
ックに対応して変化できるように、論理的なネットワー
クセグメントを物理的なトラヒックのセグメントにマッ
ピングしダイナミックに再構成可能にするバーチャルネ
ットワークのネットワークスイッチング方式に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ツイストペアケーブルを用いたL
ANにおいて端末の伝送帯域を増やすために、ネットワ
ークスイッチング方式が普及しつつある。特にLANス
イッチなどの機器においては、該機器が有するポート単
位あるいはMACアドレス単位に仮想的なブリッジング
グループを構成することが可能になっている。このよう
な仮想的なグループは、物理的な接続に依存せずに論理
的なセグメント化(仮想的なLANの作成)が実現でき
るので、VLAN(VirtualLAN)と呼ばれている。
【0003】さらに、OSI(Open SystemsInterco
nnection)基本参照モデルのレイヤ3(第3層)のネッ
トワーク層のアドレス(ネットワークアドレス)に対す
るグループ分けまで拡張したものが、バーチャルネット
ワークあるいはバーチャルサブネットと呼ばれて区別さ
れるが、ここでは、それぞれ下記のようにレイヤ2(第
2層)のVLANおよびレイヤ3のVLANと呼ぶ。
【0004】レイヤ2のVLANでは、ポート又はMA
Cアドレスに基づき、レイヤ2のVLAN−IDとして
のフレーム、タグ等で識別される同一VLANグループ
のパケットを同一VLANセグメントの全てのポートに
マルチキャストするか、あるいは宛先MACアドレスが
学習されているポートにユニキャストでスイッチングす
る。基本的にルーティングプロトコルのサブネットとV
LANセグメントが同じになるように設定され、他のV
LANグループはサブネットが異なるのでルーティング
される。また、OSPF(Open Shortest Path Fir
st、RFC1247)のビット単位サブネット方式およ
びVLSM(可変長サブネットマスク)によって、アド
レス空間を小さなグループにカスタマイズできる。
【0005】一方、レイヤ3のVLANにおいても、上
記ネットワークアドレスに基づいてレイヤ3のVLAN
−IDとしてのサブネットID等で識別される同一VL
ANグループ内のパケットを、ネットワークアドレスが
学習されているポートにユニキャストあるいはマルチキ
ャストでスイッチングする。また、レイヤ2のVLAN
と同様に、ルーティングプロトコルのサブネットとVL
ANセグメントが同じになるようにサブネットIDが設
定され、他のVLANグループはサブネットが異なるの
でルーティングされる。
【0006】さらに、非同期転送モード(ATM)で使
用されるATMスイッチにおいては、ルーティングに対
してネットワークアドレスがATMのNSAP(Netwo
rkService Access Point)アドレスにマップされA
TMへッダのVPI(バーチャルパス識別子)並びにV
CI(バーチャルチャネル識別子)で伝送路が指定さ
れ、LANエミュレーションではMACアドレスがAT
MのSNPA(SubNetwork Point of Attachment
)アドレスにマップされる。ATMをバックボーンと
する構成では、ブロードキャストをポイント・ツー・マ
ルチポイントPVC(Permament Virtual Connect
ion)を設定してATMスイッチにパケットのコピーを行
わせる。
【0007】ところで、Cisco社製のルータが、A
TMフォーラムで規格化されているATM DXI(デ
ータ交換インタフェース)を使ってATMネットワーク
に接続される場合には、上記ATM DXIとしてRF
C1483(MultiprotocolEncapsulation Over A
AL5) のLLC/SNAPカプセル化方式が使用され
ている。
【0008】このようにポートごとにアドレスを学習す
るVLANスイッチでは、同一VLANセグメントのユ
ニキャスト、マルチキャストの宛先アドレスのポートに
のみパケットをスイッチングして送出し、ブロードキャ
スト、マルチキャストをVLAN内から外に出さないよ
うになっている。ルータはVLANの外に出るパケット
をルーティグするが、VLANに含まれるか否かの判定
をネットワークアドレスのサブネットが異なるか否かで
行ない、両者が異なる時にルーティングテーブルによっ
て宛先アドレスのポートに対してルーティングする。ま
た、ルータが集中したメインルータをルートサーバーと
して動作させ、分散環境ではローカルスイッチにルーテ
ィングテーブルをキャッシュする方式をCisco社を
初めとするべンダーが採用している。このようなメイン
ルータはOne Armed Routerと呼ばれ、一つのポー
トで複数のサブネットを扱うことができるものである。
また、上記ローカルスイッチはマルチレイヤスイッチと
呼ばれている。
【0009】物理的な接続(配線)と独立した企業組織
構造に合うようなVLANを定義して、VLANとサブ
ネットとを対応づけてVLAN間のルーティングを行う
ときには、ノードの移動/追加/変更にダイナミックに
対応するときに、メインルータ(One Armed Route
r )で集中的にルーティングすることにより、分散した
ルータを使うよりはサブネットの変更設定が不要になる
ので、管理コストが削減できるという利点がある。
【0010】しかし、OSPFによってサブネットが細
かく分割される点、およびVLANとサブネットとが同
じ領域なのにローカルスイッチとルータで二重に定義さ
れるという点では設定が煩雑であった。また、同一サイ
ト内でVLANグループが変わるときには端末のIPア
ドレスを変更しなければならないが、同一サイトの同一
VLANグループに有る限りはIPアドレスは変更しな
いで移動が可能である。さらに、VLAN間をまたがる
マルチキャストに対して、サブネットが異なるためメイ
ンルータを経由することは避けなければならなかった。
【0011】一方、VLANセグメントに対するルータ
のサブネットは1対1対応あるいは1対多対応の構成が
許され、1つのサブネットの中に複数のVLANセグメ
ントを構成しない。ルータはインターネットプロトコル
をルーティングすることが基本で、標準規格に準拠する
ルーティング可能なプロトコル以外のSNA(System
Network Architecture )などはブリッジングする。
【0012】VLANのバックボーンとしては高速イー
サネット、FDDI、ATMなどの高速LANが効果的
であるが、ATMをバックボーンとするで横成では、Q
OS( Quality Of Service )のサポートが可能であ
る。しかし、LANエミュレーションを使うとQOSが
サポートできないのが現状である。さらに、ATMフォ
ーラムで標準化が進められているMPOA( Multi P
rotocol Over ATM )に基づいた仮想ルータを提唱す
るニューブリッジネットワークス社の様な企業もある。
同社のVIVIDアーキテクチャーでは、VLANが仮
想サブネットになるためにVLAN間のルータが不要に
なり、スイッチファブリックがブリッジングあるいはル
ーティングのフォワーディングを行う。しかしながら、
上記のマルチレイヤスイッチでのメインルータに当たる
ルートサーバが必要であって、サブネットとVLANを
1対1に対応させる場合には仮想ルータとあまり違わな
い。なお、同社はバッファの優先処理によるサービス品
質の設定をサポートしている。
【0013】フォアシステムズ社の製品は、LANEあ
るいはCLIP( Classical IPover ATM)など
の論理的な共通ブロードキャスト領域(サブネット)と
して定義されたVLAN当たり2000ノードをサポー
トし、VLAN間のルーティングではサブネット間のカ
ットスルーによる高性能ルーティングを行うクライアン
トーサーバー方式(分散ルーティングと呼んでいる)を
採用している。すなわちルート計算サーバ(RCS)を
ATMスイッチあるいはLANアクセススイッチのどこ
かに設置し、エッジデバイスは、上記RCSに最適なル
ート情報を要求し、サブネット間にまたがるカットスル
ーを行い、SVCを通してデータが転送される。なお、
上記ルーティングもATMフォーラムのMPOAに基づ
くものである。
【0014】ATMフォーラムのMPOAは、ルータエ
ミュレーションとも呼ばれ、LANエミュレーションの
上にルーティング機能が付加され、NHRP( Next H
opResolution Protocol)をサポートし、ルーティング
プロトコルエンジンとフォワーディングエンジンとを分
離したバーチャルルータ機能を実現する。MPOAでは
インターネットワークレイヤのサブグループIASG(
Internet AddressSubGroup) のサブネット単位でル
ーティングされる。機能グループ間の情報はRFC14
83で定義されているLLC/SNAPカプセル化へッ
ダーを使って転送される。なお、マルチキャストなど目
下標準規格化の作業中である。
【0015】さらにインテグレートされた分散ルーティ
ングの方式として、べイネットワークス社が提唱したA
TMフォーラムのI−PNNIに基づく方式が開発され
つつある。従来のインターネットのパケットのルーティ
ングとATMセルのルーティングのプロトコル並びにア
ドレスが統合され、マルチキャスト、QOSおよびセキ
ュリティにマッピングが可能になる。
【0016】上記フォアシステムズ社は、分散ルーティ
ングの上のアプリケーションサービスとして、セッショ
ンごとのQOS、セッションごとのセキュリティ、セッ
ションの記録、VC管理を行うアーキテクチャを提唱し
ている。パケットがイントラネットであるかインターネ
ットであるかの識別は、サブネットに違いによって行な
われる。IPv6では、図17に示すようにすでに別の
ローカル用アドレスがサポートされているので、プロバ
イダ用アドレスとは識別できる。一方、他の標準規格に
準拠したパケットについては、イントラネットとインタ
ーネットでサブネットを分けることによって識別できる
が、メインルータ経由で外のサイトにVLANを構築す
る為には、VLANもルーティングされる。
【0017】図18に示すように、従来のIPプロトコ
ル(Ipv4)ではアドレス数が少ないので、IPv6
で拡張されるが、移行措置としてIPv4適合IPv6
アドレス(IPv4-mapped IPv6 address) の書式を使う
と、IPv4ノードとIPv6ノードとの相互通信が通
訳ルータによるへッダ変換によって確保される。またI
Pv4のルータを通してIPv6のパケットを運ぶた
め、トンネリングと呼ぶIPv6パケットのカプセル化
技法が使われる。
【0018】IPv6のブロバイダ用ユニキャストアド
レスでは、エンドノードは、ルータの更新メッセージに
よって与えられたサブネット番号にノードIDを付加す
ることによって自分のIPv6アドレスを自動的に設定
でき、また、このノードIDをMACアドレスと同じ4
8ビットとする事ができる。さらに、ローカルアドレス
が割り当てられているので、インターネットと隔離され
たイントラネットをプロトコルがサポートする。ローカ
ルなイントラネットセグメントとグローバルなインター
ネットセグメントに分ける考え方はファイヤーウォール
で実現されており、上記のIPv6アドレスでサポート
されるインターネット用のアドレスとイントラネット用
のアドレスを変更することでセキュリティが確保でき
る。さらにIPv6では、認証機能が付加されている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】従来、イントラネット
のVLAN間の相互通信、およびイントラネットからイ
ンターネットへの相互通信における各ルーティングテー
ブルの管理を1台のメインルータあるいはルートサーバ
が引き受けていたので、イントラネットのパケットの高
速化にともなってメインルータの高速化の必要が生じる
とともにメインルータのトラヒック量が増大し、メイン
ルータが非常に高価になるという問題があった。
【0020】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、メインルータのトラヒックを軽減してコスト
ダウンが図れるネットワークスイッチング方式を提供し
ようとするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、ローカルなイントラネットセグ
メントとしてのVLAN間のルーティングを処理するロ
ーカルスイッチと、グローバルなインターネットセグメ
ントとにおけるルーティングを処理するメインルータ
と、ローカルスイッチからメインルータへはインターネ
ットセグメントのトラヒックのみが送られるようにパケ
ットをフィルタリングするローカルルータスイッチとを
備えたことを特徴とし、従来のようにメインルータでイ
ントラネットのルーティングテーブルを管理する場合に
比較して、メインルータのトラヒックが軽減されて、メ
インルータの処理能力がインターネット接続に必要な性
能に限られることから負担が軽くなり、しかもローカル
スイッチ並びにローカルルータスイッチでイントラネッ
トのルーティング処理を行なうことで高速のルーティン
グが可能になるから、システムのコストが大幅に削減さ
れてイントラネットのルーティング性能を向上させるこ
とができる。
【0022】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、ローカルスイッチが具備するバーチャルグループ登
録/ルーティングテーブルにバーチャルグループのクラ
イアントアドレスおよびバーチャルグループIDを登録
し、パケットの宛先バーチャルグループIDがバーチャ
ルグループ登録/ルーティングテーブルに登録されてい
るローカルサイトのバーチャルグループIDと一致しな
い場合にローカルスイッチからメインルータにフォワー
ディングするとともに、宛先バーチャルグループIDが
発信元のバーチャルグループIDと異なり且つローカル
サイトのバーチャルグループIDと一致した場合にパケ
ットの宛先クライアントアドレスのローカルスイッチの
ポートにパケットをフォワーディングするようにメイン
ルータに対してローカルなパケットをフィルタリングす
るローカルルータスイッチを備えたことを特徴とし、バ
ーチャルグループ登録/ルーティングテーブルの管理が
メインルータへ集中することのない仮想サブネット構成
を実現でき、マルチキャストを効率よく処理して遅延時
間を短くでき、また、インターネットプロトコルのサブ
ネットとは独立したバーチャルグループが構成でき、バ
ーチャルグループ間のルーティングはインターネットの
ルーティングとは別のローカルルータスイッチおよびロ
ーカルスイッチで処理することができる。
【0023】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、ローカルスイッチが具備するバーチャルグループ登
録/ルーティングテーブルにバーチャルグループIDお
よびサブネットIDを登録し、パケットの宛先バーチャ
ルグループIDがバーチャルグループ登録/ルーティン
グテーブルに登録されているローカルのバーチャルグル
ープIDと一致しない場合にのみ宛先サブネットIDの
インターネットプロトコルのパケットにバーチャルグル
ープIDをカプセル化してローカルスイッチからメイン
ルータにパケットをフォワーディングするローカルルー
タスイッチを備えたことを特微とし、インターネットプ
ロトコルのサブネットとは独立したバーチャルグループ
が構成でき、バーチャルグループ間のルーティングはイ
ンターネットのルーティングとは別のローカルルータス
イッチおよびローカルスイッチで処理することができ
る。
【0024】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、ローカルスイッチが具備するバーチャルグループ登
録/ルーティングテーブルにバーチャルグループIDお
よびサブネットIDを登録し、バーチャルグループID
が登録されていないパケットをローカルスイッチのブリ
ッジが有するアドレス学習テーブルと照合し登録されて
いない場合にローカルスイッチからメインルータにフォ
ワーディングするローカルルータスイッチを備えたこと
を特徴とし、バーチャルグループ間のルーティングはイ
ンターネットのルーティングとは別にローカルルータス
イッチおよびローカルスイッチで処理することができ、
メインルータの処理能力がインターネット接続に必要な
性能に限られることからメインルータのトラヒックが軽
減されて負担が軽くなる。
【0025】請求項5の発明は、請求項1の発明におい
て、少なくともマルチキャスト用ポートアドレスが登録
されるバーチャルグループ登録/ルーティングテーブル
と、パケットの宛先アドレスがマルチキャスト用ポート
アドレスと一致した場合に各バーチャルグループごとに
パケットのコピーではなく物理信号を分岐してパケット
をマルチキャストするマルチキャストセグメント部とを
ローカルスイッチに備えたことを特徴とし、ローカルス
イッチで送信パケットをマルチキャストセグメント部に
フォワーディングし、送信パケットを同時にマルチキャ
ストするので、通常のように順次各ポートに送信パケッ
トのコピーを送信するのに比べて遅延時間が少ない。
【0026】請求項6の発明は、請求項1の発明におい
て、ローカルスイッチが具備するバーチャルグループ登
録/ルーティングテーブルにローカルバーチャルグルー
プおよびグローバルバーチャルグループを登録し、パケ
ットの宛先がグローバルバーチャルグループの場合にの
みパケットをメインルータにフォワーディングするロー
カルルータスイッチを備えたことを特徴とし、ローカル
バーチャルグループ間のルーティングはグローバルバー
チャルグループへのルーティングとは別にローカルルー
タスイッチおよびローカルスイッチで処理することがで
き、メインルータのトラヒックが軽減されて負担が軽く
なる。
【0027】請求項7の発明は、請求項1の発明におい
て、メインルータがネットワークのサブネットを管理
し、ローカルスイッチが具備するバーチャルグループ登
録/ルーティングテーブルにゲートウェイを設定し、ゲ
ートウェイに投げられたパケットがカプセル化されてメ
インルータにフォワーディングされることにより、他の
ローカルスイッチにルーティングされてサブネットの異
なるセグメントから共通のバーチャルグループに参加で
きることを特徴とし、異なるバーチャルセグメントから
任意のバーチャルセグメントへの参加が可能になる。
【0028】請求項8の発明は、請求項1の発明におい
て、ローカルスイッチが具備するバーチャルグループ登
録/ルーティングテーブルにノードの追加/移動/変化
が検出されたとき、ローカルバーチャルグループごとに
親のローカルスイッチがパケットのルート計算を行うこ
とを特徴とし、ローカルスイッチでローカルバーチャル
グループのルーティングを分散処理することができる。
【0029】請求項9の発明は、請求項1の発明におい
て、各ローカルスイッチにパケットのルート計算を行な
うルート計算部を具備し、各ルート計算部が互いにロー
カルバーチャルグループのルーティングテーブルを共有
するとともに、互いに同期をとりながら逐次最適なルー
ティングテーブルを維持管理するようなルーティング計
算の並列処理を行うことを特徴とし、ローカルスイッチ
でローカルバーチャルグループのルーティングを並列処
理することができる。
【0030】請求項10の発明は、請求項1の発明にお
いて、各ローカルスイッチがメインルータとルーティン
グテーブルを共有するとともに、アドレス空間の特定の
サブネットに関するルート計算の代理を行うことにより
メインルータとローカルスイッチの全体でルート計算を
行うことを特徴とし、メインルータとローカルルータス
イッチとローカルスイッチの全体でルート計算を分散し
且つ協調して行なうことができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)図1は本発明の第1の実施形態を示すシ
ステム構成図であり、ローカルなイントラネットセグメ
ントとしてのVLANと、グローバルなインターネット
セグメントとがメインルータ1により接続されている。
メインルータ1の各ポートにはインターネットのバック
ボーンと、イントラネットセグメントのメンバーである
ローカルルータスイッチ2とが接続されている。
【0032】ローカルルータスイッチ2が有する複数の
ポートには、それぞれローカルスイッチ3a,3b,3
c,3d,3e、並びにアプリケーション/データベー
スサーバ(以下、単に「サーバ」と略す。)4が接続さ
れている。また、各ローカルスイッチ3a…が有する複
数のポートには、それぞれデスクトップのパーソナルコ
ンピュータ等の端末5a1 …,5b1 …,5c1 …,5
1 …,5e1 …が接続されている。
【0033】各ローカルスイッチ3a…は同一の構成を
有し、キャッシュを有してイントラネットのルーティン
グを処理するイントラネットルーティング部6a…と、
VLAN学習/識別/フォワーディング部7a…とを備
えている。一方、ローカルルータスイッチ2は、イント
ラネットルーティングテーブル部8aを有するイントラ
ネットルートサーバ部8と、イントラネットにおけるカ
プセル化、フラグメント及びリアッセンブルを処理する
イントラネット処理部9と、VLAN学習/識別/フォ
ワーディング部10と、イントラネット−インターネッ
ト間におけるパケットのフィルタリングを行なうフィル
タリング部11とを備えている。
【0034】また、メインルータ1は、インターネット
に対するルーティングを処理するインターネットルーテ
ィングテーブル部12と、イントラネットをインターネ
ットからの不正侵入より保護するファイアウォール部1
3とを備えている。ところで、従来のメインルータおよ
びインターネットプロトコルにあっては、グローバルな
インターネットでパケットをルーティングするように設
計されており、ローカルなイントラネット向けのVLA
Nのみをルーティングするようには作られていなかっ
た。
【0035】そこで、本実施形態においては、ローカル
なイントラネットセグメントとしてのVLANとグロー
バルなインターネットセグメントとを分けて、端末5a
1 …に近いローカルスイッチ3a…並びにローカルルー
タスイッチ2で上記VLAN間のルーティングを処理す
るとともに、ローカルルータスイッチ2からメインルー
タ1へはインターネットセグメントのトラヒックのみが
送られるようにパケットをフィルタリングし、メインル
ータ1ではインターネットルーティングテーブル部12
にてインターネットあるいは他のLAN(例えば、リモ
ートのイントラネットなど)へのルーティングを処理す
るようにしている。
【0036】すなわち、各ローカルスイッチ3a…がイ
ントラネットのルーティングテーブルの作成をイントラ
ネットルーティング部6a…で行うとともに、作成され
たルーティングテーブルに基づいて、イントラネットル
ーティング部6a…でイントラネットセグメントとして
のVLAN間のルーティングを処理し、ローカルルータ
スイッチ2のメインルータ1が接統されるポートへはイ
ンターネットセグメントのトラヒックのみが送られるよ
うにパケットをフィルタリングする。また、ローカルル
ータスイッチ2及び各ローカルスイッチ3a…は相互に
ルーティング情報(ルーティングテーブルの内容)をキ
ャッシュしている。
【0037】上記フィルタリングは具体的には以下のよ
うに実行される。例えば、同一のローカルスイッチ3a
に接続されている端末5a1 ,5a2 間においては、パ
ケット送信がローカルスイッチ3aのみを介して行なわ
れ、ローカルルータスイッチ2や他のローカルスイッチ
3b…にはフォワーディングされない。また、一つのロ
ーカルスイッチ3aに接続されている端末5a1 から、
他のローカルスイッチ3bに接続されている端末5b1
へのパケット送信は、各ローカルスイッチ3a,3bと
ローカルルータスイッチ2を介して行なわれる。このと
き、ローカルルータスイッチ2では、イントラネットV
LAN学習/識別/フォワーディング部7aがイントラ
ネットルーティングテーブル部8aのイントラネットル
ーティングテーブルを参照し、受信したパケットの宛先
アドレスがイントラネットのアドレス(例えば、自己の
ポートに接続されている何れかのローカルスイッチ3b
…に接続された端末5b1 …のMACアドレス)と一致
した場合に、対応するローカルスイッチ3bにパケット
を送信し、メインルータ1へのパケットの送信は行なわ
ない。一方、イントラネットルーティングテーブル部8
aのイントラネットルーティングテーブルを参照した結
果、ローカルルータスイッチ2で受信したパケットの宛
先アドレスがイントラネットのアドレスに一致しなかっ
た場合には、ローカルルータスイッチ2がそのパケット
をメインルータ1に送信し、メインルータ1においてイ
ンターネットルーティングテーブル部12のインターネ
ットルーティングテーブルを参照して、インターネット
によるパケットのルーティング処理を行なう。
【0038】また、インターネットからイントラネット
へ送信されるパケットについては、メインルータ1のフ
ァイヤウォール部13でセキュリティのチェックが行な
われ、問題がなければメインルータ1からローカルルー
タスイッチ2にパケットが送信される。そして、ローカ
ルルータスイッチ2でイントラネットルーティングテー
ブル部8aのイントラネットルーティングテーブルを参
照して、パケットのルーティング処理が行なわれる。な
お、メインルータ1とローカルルータスイッチ2の間で
やり取りされるパケットデータに対し、ローカルルータ
スイッチ2のイントラネット処理部9においてカプセル
化やフラグメント及びリアッセンブル処理がなされるこ
とによって、インターネットのプロトコル(インターネ
ットプロトコル)とイントラネットのプロトコル(VL
ANプロトコル)の異なったプロトコル間での通信を可
能としている。
【0039】上述のように本実施形態によれば、従来の
ようにメインルータ1でイントラネットのルーティング
テーブルを管理する場合に比較して、メインルータ1の
トラヒックが軽減されて、メインルータ1の処理能力が
インターネット(WAN)接続に必要な性能に限られる
ことから負担が軽くなり、しかもローカルスイッチ3a
…並びにローカルルータスイッチ2でイントラネットの
ルーティング処理を行なうことで高速のルーティングが
可能になるから、システムのコストが大幅に削減されて
イントラネットのルーティング性能を向上させることが
できる。
【0040】(実施形態2)図2は本発明の第2の実施
形態を示すシステム構成図であるが、基本的な構成は実
施形態1と共通するので、共通する部分については同一
の符号を付して説明は省略し、本実施形態の特徴となる
部分についてのみ説明する。本実施形態は、各ローカル
スイッチ3a…がバーチャルグループ(VLAN)のク
ライアントアドレスおよびバーチャルグループID(V
LAN−ID)が登録されるバーチャルグループ登録/
ルーティングテーブル部14a…を備えた点に特徴があ
る。すなわち、ローカルスイッチ3a…において、バー
チャルグループ登録/ルーティングテーブル部14a…
に登録されたバーチャルグループのクライアントアドレ
スおよびバーチャルグループID(VLAN−ID)を
参照し、送信パケットの宛先バーチャルグループIDが
上記バーチャルグループ登録/ルーティングテーブル部
14a…に登録されているローカルサイトのバーチャル
グループIDと一致しない場合にのみ、ローカルスイッ
チ3a…からローカルルータスイッチ2を介してメイン
ルータ1にパケットをフォワーディングする。また、宛
先バーチャルグループIDが発信元のバーチャルグルー
プIDと異なり、且つローカルサイトのバーチャルグル
ープIDと一致した場合、宛先クライアントアドレスの
ローカルスイッチ3a…のポートにフォワーディングす
る。
【0041】このように本実施形態のローカルスイッチ
3a…では、バーチャルグループ登録/ルーティングテ
ーブル部14a…に登録されたバーチャルグループのク
ライアントアドレスおよびバーチャルグループID(V
LAN−ID)に基づいて、メインルータ1に対してロ
ーカルなパケットをフィルタリングするものである。図
3は上記バーチャルグループ登録/ルーティングテーブ
ル部14a…のバーチャルグループ登録/ルーティング
テーブルを示し、バーチャルグループ(VLAN)のク
ライアントアドレス(例えば、端末5a1 …のMACア
ドレス)、各ローカルスイッチ3a…が有するポートの
ポートID、およびバーチャルグループ(VLAN)を
識別するためのバーチャルグループID(VLAN−I
D)が登録される。
【0042】ここで、バーチャルグループ(VLAN)
がネットワークアドレスで定義される場合、例えばイン
ターネットプロトコル(IP)のサブネットアドレスご
とにバーチャルグループが定義される場合には、上記サ
ブネットアドレスがバーチャルグループID(VLAN
−ID)となる。また、バーチャルグループがローカル
スイッチ3a…あるいはローカルルータスイッチ2のポ
ートや端末5a1 …のMACアドレスなどのデーターリ
ンク層レべルで定義されている場合であっても、バーチ
ャルグループIDを使ったルーティング機能をローカル
スイッチ3a…に備えることによって、送信パケットの
宛先バーチャルグループIDがインターネットプロトコ
ルの宛先サブネットIDと同じ場合も含めて、イントラ
ネットではバーチャルグループIDとして扱うことがで
きる。
【0043】なお、本実施形態のようにイントラネット
向けのVLANをルーティング可能とするためにバーチ
ャルグループIDを付加するなどしてパケットを拡張す
ることは、標準規格から逸脱するので本来エンドシステ
ムに要求することはできない。しかしながら、イントラ
ネットに関しては、ローカルスイッチ3a…にバーチャ
ルグループ登録/ルーティングテーブル部14a…を設
け、イントラネットのバーチャルグループ間のみでバー
チャルグループIDに基づいたルーティング処理を行な
うことは可能である。ここでは、イントラネットルーテ
ィング部6a…は、バーチャルグループ登録/ルーティ
ングテーブル部14a…のバーチャルグループ登録/ル
ーティングテーブルをイントラネットルーティングテー
ブルとする。
【0044】一方、標準規格に準拠しバーチャルグルー
プIDを持たないパケットに関しては、バーチャルグル
ープがポートやMACアドレスなどデーターリンク層レ
べルで定義されている場合に、送信パケットの宛先クラ
イアントアドレスおよび発信元クライアントアドレスで
決まるバーチャルグループが定義されておらず、イント
ラネットVLAN学習/識別部7a…で宛先クライアン
トアドレスと発信元クライアントアドレスとが同一のバ
ーチャルグループに含まれないと判定される。すなわ
ち、発信元と送信先とはそれぞれ異なったバーチャルグ
ループに属するから、イントラネットルーティング部6
a…でイントラネットルーティングテーブルを参照し、
宛先クライアントアドレスに対応するローカルスイッチ
3a…のポートにルーティングされる。
【0045】同様に、送信パケットの宛先バーチャルグ
ループIDおよび発信元バーチャルグループIDがタグ
として記載されている場合には、宛先バーチャルグルー
プIDが発信元バーチャルグループIDと異なる時に、
イントラネットルーティング部6a…でイントラネット
ルーティングテーブルが参照され、ローカルスイッチ3
a…のポートにルーティングされる。
【0046】各ローカルスイッチ3a…のイントラネッ
トVLAN学習/識別部7a…が、バーテャルグループ
登録/ルーティングテーブル部14a…のバーチャルグ
ループ登録/ルーティングテーブルを参照し、宛先バー
チャルグループIDがローカルサイトのバーチャルグル
ープIDと一致する場合にイントラネットのフレームと
判断し、宛先クライアントアドレスが属するバーチャル
グループのメンバであるポートにユニキャストする。こ
れは、イントラネットにおけるノードの数量が限られて
いることによって、ローカルスイッチ3a…のバーチャ
ルグループ登録/ルーティングテーブルの大きさが限ら
れることから、現実的に可能となるものである。
【0047】一方、ローカルルータスイッチ2のフィル
タリング部11は、送信パケットの宛先バーチャルグル
ープIDがローカルサイトのバーチャルグループIDま
たはサブネットIDと一致しない場合にのみ、メインル
ータ1に送信パケットをフォワーディングするようにロ
ーカルなパケットをフィルタリングする。そのため、メ
インルータ1においては、トラヒックが外部(インター
ネット)との通信に限定されるので、メインルータ1が
備えるルーティングテーブルおよびバッファのサイズが
少なくて済み、ルーティング処理のプロセッサの容量も
少なくて良いという利点がある。
【0048】なお、リモートサイトのサブネットIDは
ローカルサイトのサブネットIDと異なる標準的な場合
で、端末5a1 …がリモートサイトとローカルサイトの
間で移動したときにもバーチャルグループID(VLA
N−ID)は変化しない。上述のように、レイヤ2層
(データリンク層)とレイヤ3層(ネットワーク層)に
よるマルチレイヤスイッチングにおいても、バーチャル
グループ登録/ルーティングテーブル(イントラネット
ルーティングテーブル)の管理がメインルータ1へ集中
することのない仮想サブネット構成を実現でき、マルチ
キャストを効率よく処理して遅延時間を短くし、マルチ
ポートをサポートする。また、インターネットプロトコ
ルのサブネットとは独立したバーチャルグループ(VL
AN)が構成でき、VLAN間のルーティングはインタ
ーネットのルーティングとは別のローカルルータスイッ
チ2および各ローカルスイッチ3a…で処理することが
できる。
【0049】(実施形態3)本実施形態では、実施形態
2と同一の構成において、ローカルスイッチ3a…が備
えるバーチャルグループ登録/ルーティングテーブル部
14a…のバーチャルグループ登録/ルーティングテー
ブルにバーチャルグループIDおよびサブネットIDの
設定が可能であって(図3参照)、送信パケットの宛先
バーチャルグループIDが上記バーチャルグループ登録
/ルーティングテーブルに登録されているローカルサイ
トのVLANのバーチャルグループIDと一致しない場
合にのみ、ローカルルータスイッチ2のイントラネット
処理部9で宛先サブネットIDのインターネットプロト
コルのパケットに宛先バーチャルグループIDをカプセ
ル化し、メインルータ1にフォワーディングするように
している。そして、宛先のクライアントアドレスが、発
信元のクライアントアドレスのバーチャルグループID
と異なり、且つ宛先のサブネットIDがローカルサイト
のサブネットIDと一致する場合には、ローカルルータ
スイッチ2が宛先のクライアントアドレスのポートにユ
ニキャストあるいはマルチキャストする。
【0050】なお、本実施形態におけるリモートサイト
のバーチャルグループIDは、ローカルサイトのバーチ
ャルグループIDとは異なるので、端末5a1 …がリモ
ートサイトとローカルサイトの間で移動したときには、
移動した端末5a1 …のバーチャルグループIDを変更
する必要がある。ところで、上記バーチャルグループ
(VLAN)がイントラネットで使われるローカルなセ
グメンテーンョンであるとするなら、インターネットで
はバーチャルグループ(VLAN)をトンネリングでき
る。すなわち、バーチャルグループ(VLAN)を識別
するためのバーチャルグループID(VLAN−ID)
の情報がインターネットセグメントへ送信されるパケッ
トに対してカプセル化されるので、インターネットセグ
メントにおいてはバーチャルグループID(VLAN−
ID)でルーティングされず、ローカルセグメントに対
するパケットにおいてのみバーチャルグループIDでル
ーティングされる。なお、イントラネットとしてのバー
チャルグループ(VLAN)セグメントの数並びにその
セグメント内の端末の数はインターネットに比べて極め
て少ないので、その分だけルーティングの計算量が少な
くて済む。また、バーチャルグループ(VLAN)は、
セグメントのメンバとしてポート、MACアドレス、ネ
ットワークアドレスによる定義が可能で、論理的なサブ
ネットとしてローカルスイッチ3a…でルーティングさ
れる。
【0051】ここで、パケットの所定の場所にローカル
あるいはインターネットであるかを識別するためのサイ
ト識別コードを設けることにより、VLAN−IDのイ
ンターネットプロトコルのサブネットの識別子(サブネ
ットID)が、ローカルなVLANのサブネットおよび
インターネットアクセスのサブネットと同一となり、リ
モートサイトとローカルサイトとが同じVLAN−ID
のVLANセグメントに統合される。
【0052】VLAN内の送信パケットをインターネッ
トあるいはWAN(Wide Area Network)にフォワー
ディングするときには、サイトおよびVLAN−IDを
インターネットへのパケットにカプセル化する。また、
サイト識別コードが異なるとローカルルータスイッチ2
によって別の領域にセグメント分けされているので、イ
ンターネットプロトコルのサブネットも異なるものを使
用する。そして、インターネットプロトコルのサブネッ
トIDがローカルのサブネットIDと一致しない場合に
のみ、ローカルルータスイッチ2からメインルータ1に
フォワーディングする。なお、サブネットの設定をロー
カルルータスイッチ2とローカルスイッチ3a…の両方
にそれぞれ行うことは面倒であるが、ローカルスイッチ
3a…のサイト識別コードによってローカルルータスイ
ッチ2のサブネットをグループ化することができるた
め、上記サブネットの設定が容易になるものである。
【0053】(実施形態4)図4は本発明の第4の実施
形態を示し、実施形態2におけるローカルスイッチ3a
…のイントラネットルーティング部6a…の代わりにイ
ントラネットルーティング/ブリッジ部6a’…を備え
ている。このイントラネットルーティング/ブリッジ部
6a’…は、送信パケットの宛先のクライアントアドレ
スやポートIDが学習して登録されるアドレス学習テー
ブルを具備している。また、本実施形態においても、図
3に示すようなバーチャルグループ登録/ルーティング
テーブル部14a…のバーチャルグループ登録/ルーテ
ィングテーブルにクライアントアドレス、ポートID、
バーチャルグループIDおよびサブネットIDの設定が
可能である。但し、他の構成については実施形態2と共
通するので説明は省略する。
【0054】送信パケットの内でバーチャルグループI
Dが登録されたパケット以外、すなわちクライアントア
ドレスあるいはポートIDのみが登録されているパケッ
トは、上記バーチャルグループ登録/ルーティングテー
ブルのバーチャルグループIDが空欄になっている。そ
こで、本実施形態においては、ローカルスイッチ3a…
のイントラネットルーティング/ブリッジ部6a’…に
て上記送信パケットのクライアントアドレスあるいはポ
ートIDをアドレス学習テーブルと照合し、登録されて
いない場合にローカルルータスイッチ2を介してメイン
ルータ1にフォワーディングする。一方、バーチャルグ
ループIDが登録された送信パケットについては、バー
チャルグループ登録/ルーティングテーブル部14a…
でバーチャルグループ登録/ルーティングテーブルと照
合された結果、ローカルスイッチ3a…のサブネットI
DあるいはローカルのバーチャルグループIDと一致し
た時に宛先のポートあるいはローカルスイッチ3a…に
フォワーディングされる。
【0055】(実施形態5)図5は本発明の第5の実施
形態を示すシステム構成図であるが、基本的な構成は実
施形態4と共通するので、共通する部分については同一
の符号を付して説明は省略し、本実施形態の特徴となる
部分についてのみ説明する。本実施形態は、ローカルル
ータスイッチ2及び各ローカルスイッチ3a…にマルチ
キャストセグメント部15、16a,16b,16c,
16d,16eを備えた点に特徴がある。このマルチキ
ャストセグメント部15,16a…は、リピータ(中継
回路)あるいはバスなどで構成される分岐回路から成
り、各バーチャルグループごとにパケットの物理信号を
分岐するものである。
【0056】さらに、各ローカルスイッチ3a…のバー
チャルグループ登録/ルーティングテーブル部14a…
が有するバーチャルグループ登録/ルーティングテーブ
ルには、図6に示すような上記分岐回路(マルチキャス
トセグメント部16a…)に接続するマルチキャスト用
ポートアドレスが登録できるようになっている。そし
て、送信パケットの宛先アドレスに上記マルチキャスト
用ポートアドレスが指定されている場合(マルチキャス
トの場合)には、各ローカルスイッチ3a…で送信パケ
ットをマルチキャストセグメント部16a…にフォワー
ディングし、送信パケットを同時にマルチキャストする
ので、通常のように順次各ポートに送信パケットのコピ
ーを送信するのに比べて遅延時間が少ないという利点が
ある。上記マルチキャストセグメント部16a…を各ロ
ーカルスイッチ3a…に複数設けて各々異なったセグメ
ント用に割り当てれば、複数のマルチキャストを並列処
理することができる。なお、マルチキャストとマルチキ
ャスト以外のユニキャストとに優先度を設定するように
してもよい(一般にはマルチキャストの優先度が高く設
定される)。
【0057】(実施形態6)本実施形態では、実施形態
2と同一の構成において、ローカルスイッチ3a…のバ
ーチャルグループ登録/ルーティングテーブル部14a
…が有するバーチャルグループ登録/ルーティングテー
ブルに、図7に示すようなローカルバーチャルグループ
を示すID(VLAN−ID)およびグローバルバーチ
ャルグループを示すID(サブネットID)の設定が可
能で、グローバルバーチャルグループを示す上記サブネ
ットIDが設定された送信パケットについては、ローカ
ルルータスイッチ2からメインルータ1にフォワーディ
ングされるようになっている。
【0058】したがって、ローカルバーチャルグループ
間のルーティングはグローバルバーチャルグループへの
ルーティングとは別にローカルルータスイッチ2および
ローカルスイッチ3a…で処理することができ、メイン
ルータ1のトラヒックが軽減されて負担が軽くなる。な
お、クライアントアドレスは、複数のバーチャルグルー
プのメンバとして重複設定が可能で、ローカルバーチャ
ルグループとグローバルバーチャルグループとの優先度
の設定ができる。
【0059】(実施形態7)図8は本発明の第7の実施
形態を示すシステム構成図であるが、基本的な構成は実
施形態2と共通するので、共通する部分については同一
の符号を付して説明は省略し、本実施形態の特徴となる
部分についてのみ説明する。すなわち、本実施形態はロ
ーカルルータスイッチ2にゲートウェイカプセル化/リ
アッセンブル部17を備えるとともに、図9に示すよう
にローカルスイッチ3a…のバーチャルグループ登録/
ルーティングテーブル部14a…が有するバーチャルグ
ループ登録/ルーティングテーブルに上記ゲートウェイ
カプセル化/リアッセンブル部17のアドレス(ゲート
ウェイアドレス)を登録するようにした点に特徴があ
る。
【0060】すなわち、本実施形態のようにサブネット
をメインルータ1で管理するネットワークにおいては、
各ローカルスイッチ3a…のバーチャルグループ登録/
ルーティングテーブルにゲートウェイのアドレスを登録
することができ、送信パケットの宛先アドレスとゲート
ウェイのアドレスとが一致した場合にローカルルータス
イッチ2のゲートウェイカプセル化/リアッセンブル部
17に送信パケットが送られる。そして、ゲートウェイ
カプセル化/リアッセンブル部17で送信パケットがカ
プセル化されてメインルータ1にフォワーディングさ
れ、さらにメインルータ1から他のローカルスイッチ3
a…にルーティングされることにより、サブネットの異
なるセグメントから共通のバーチャルグループ(VLA
Nグループ)に参加することができるようになってい
る。つまり、ゲートウェイカプセル化/リアッセンブル
部17によって、異なるバーチャルセグメントから任意
のバーチャルセグメントへの参加が特別に可能になるも
のである。
【0061】上述のようにローカルなサブネットをロー
カルスイッチ3a…で管理するネットワークにおいて
は、ローカルスイッチ3a…がローカルセグメントを越
えた共通のバーチャルグループを構成でき、バーチャル
グループをサブネットより優先させることができるとい
う利点がある。 (実施形態8)図10は本発明の第8の実施形態を示す
システム構成図であるが、基本的な構成は実施形態5と
共通するので、共通する部分については同一の符号を付
して説明は省略し、本実施形態の特徴となる部分につい
てのみ説明する。
【0062】本実施形態は、ローカルルータスイッチ2
のイントラネットルートサーバ部8にルーティング変化
検知/ルート計算部8bを備えるとともに、各ローカル
スイッチ3a…にもルーティング変化検知/ルート計算
部18a,18b,18c,18d,18eを備えた点
に特徴がある。上記ルーティング変化検知/ルート計算
部18a…は、ローカルスイッチ3a…のバーチャルグ
ループ登録/ルーティングテーブル部14a…のバーチ
ャルグループ登録/ルーティングテーブルがノードの追
加/移動/変化により更新された場合にそれを検出し、
このバーチャルグループ登録/ルーティングテーブルの
更新情報をマルチキャストセグメント部16a…に設定
された専用のマルチキャストセグメントを使って高い優
先度で各ローカルスイッチ3a…にマルチキャストす
る。これにより、各ローカルスイッチ3a…で、ローカ
ルバーチャルグループのルート計算が分散処理されるも
のである。
【0063】上記ルート計算は、ローカルバーチャルグ
ループごとに親のローカルスイッチ3a…が行うことに
よってローカルバーチャルグループの分担が割り当てら
れる。ここで、親のローカルスイッチ3a…を決める方
法としては、所定のローカルバーチャルグループの親と
なるローカルスイッチ3a…が予め決められる方法、お
よび上記バーチャルグループ登録/ルーティングテーブ
ルの更新を最初に検出したローカルスイッチ3a…が親
になってルート計算を行う方法がある。
【0064】一方、ローカルルータスイッチ2では、何
れかのローカルスイッチ3a…からマルチキャストされ
る上記更新情報に基づき、イントラネットルートサーバ
部8のルーティング変化検知/ルート計算部8bにてイ
ントラネットルーティングテーブル部8aのイントラネ
ットルーティングテーブル(外部からメインルータ1に
送られたパケットに関するローカルスイッチ3a…への
フォワーディングに必要なルーティングテーブル)が更
新され、その維持管理が行なわれる。
【0065】また、グローバルバーチャルグループに関
しては、各サイトのメインルータ1がルータ間のルート
計算プロトコルによってインターネットルーティングテ
ーブル部12のインターネットルーティングテーブルを
更新する。メインルータ1は、グローバルバーチャルグ
ループおよびその他のインターネットアクセスの処理を
行う。
【0066】(実施形態9)図11は本発明の第9の実
施形態を示すシステム構成図であるが、基本的な構成は
実施形態5と共通するので、共通する部分については同
一の符号を付して説明は省略し、本実施形態の特徴とな
る部分についてのみ説明する。本実施形態では、ローカ
ルルータスイッチ2のイントラネットルートサーバ部8
にルート計算プロセッサ部8cと、共有メモリ8dと、
並列制御カーネル部8eとを備えるとともに、各ローカ
ルスイッチ3a…にルート計算プロセッサ部19a…
と、共有メモリ20a…と、並列制御カーネル部21a
…とを備えた点に特徴がある。
【0067】上記各ローカルスイッチ3a…の共有メモ
リ20a…には、互いにローカルルータスイッチ2のイ
ントラネットルーティングテーブル部8aが有するロー
カルバーチャルグループのイントラネットルーティング
テーブルが記憶されている。これにより、各ローカルス
イッチ3a…でローカルバーチャルグループのイントラ
ネットルーティングテーブルが共有される。
【0068】一方、各ローカルスイッチ3a…のルート
計算プロセッサ部19a…は、共有メモリ20a…に記
憶されている上記ローカルバーチャルグループのイント
ラネットルーティングテーブルに記憶されるルート計算
を互いに並列処理しながら分担する。また、各ローカル
スイッチ3a…の並列制御カーネル部21a…は、互い
に同期をとりながら共有メモリ20a…の上記イントラ
ネットルーティングテーブル情報を交換し、各ルート計
算プロセッサ部19a…のタスク割り当てを管理して逐
次最適なイントラネットルーティングテーブルを維持管
理するためのルート計算の並列処理を行うとともに、各
ローカルスイッチ3a…のルート計算プロセッサ部19
a…、共有メモリ20a…並びにイントラネットルーテ
ィングテーブルなどの資源を管理し、上記タスクを制御
し、複数のルート計算プロセッサ部19a…を一つのル
ート計算プロセッサに統合している。
【0069】なお、メインルータ1は、グローバルバー
チャルグループおよびその他のインターネットアクセス
の処理を行う。また、ローカルルータスイッチ2は、外
部から送られたパケットに関するローカルスイッチ3a
…へのフォワーディングに必要なイントラネットルーテ
ィングテーブルを維持管理する。 (実施形態10)図12は本発明の第10の実施形態を
示すシステム構成図であるが、基本的な構成は実施形態
5と共通するので、共通する部分については同一の符号
を付して説明は省略し、本実施形態の特徴となる部分に
ついてのみ説明する。
【0070】本実施形態は、ローカルルータスイッチ2
並びに各ローカルスイッチ3a…にプロキシルート計算
/プロトコル制御部22,23a〜23eを備えた点に
特徴がある。ローカルルータスイッチ2のプロキシルー
ト計算/プロトコル制御部22は、アドレス変換テーブ
ル部22aと、パケット編集バッファ22bと、ルーテ
ィングテーブル共有部22cとを具備し、各ローカルス
イッチ3a…が扱うアドレス空間の特定のサブネットに
関する資源管理、プロトコルに関するアドレス変換、パ
ケット編集並びにプロトコル変換を制御して、メインル
ータ1(あるいはルートサーバであってもよい)との間
でルーティングテーブルを共有し、ルート計算の代理を
行うものである。
【0071】一方、各ローカルスイッチ3a…のプロキ
シルート計算/プロトコル制御部23a…は、各ローカ
ルスイッチ3a…に接続されている各種端末5a1 …と
の通信プロトコルに関したアドレス空間の資源管理並び
にパケット編集を制御し、ローカルルータスイッチ2の
プロキシルート計算/プロトコル制御部22と同様にル
ート計算の代理を行う。特に各ローカルスイッチ3a…
のプロキシルート計算/プロトコル制御部23a…で
は、ローカルバーチャルグループのサブネットに関する
ルート計算を分担する。
【0072】また、メインルータ1は、グローバルバー
チャルグループおよびその他のインターネットアクセス
の処理を行うとともに、外部から送られてくるパケット
に関するローカルスイッチ3a…へのフォワーディング
に必要なルーティングテーブルの維持管理も担当する。
すなわち、本実施形態においては、イントラネットに関
するルート計算をメインルータ1、ローカルルータスイ
ッチ2及び各ローカルスイッチ3a…の全体で分散し且
つ協調して行うことにより、メインルータ1におけるル
ート計算の負担を軽減している。さらに、各ローカルス
イッチ3a…で管理する各種端末5a1…との通信プロ
トコルを用いて、インターネットを経由した広域な遠隔
地のサイト間を結ぶ統合化されたネットワークの提供が
可能となる。
【0073】(実施形態11)図13は本発明の第11
の実施形態を示すシステム構成図であり、また図14は
ローカルパケットスイッチ3aを示す構成図である。な
お、他のローカルパケットスイッチ3b…も図14に示
す構成を有しているが、説明を簡単にするためにローカ
ルパケットスイッチ3aについてのみ図示する。
【0074】本実施形態は、上記実施形態1〜10にお
けるローカルルータスイッチ2とローカルスイッチ3a
…とを接続するバックボーンのインタフェースにATM
(非同期転送モード)を用い、ローカルスイッチ3a…
をパケットスイッチ(いわゆるLANスイッチ)とした
ものであって、基本的な構成並びに機能・動作について
は実施形態1〜10と共通するので、共通する部分につ
いては同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
【0075】上記ATMのバックボーンは、ローカルパ
ケットスイッチ3aが備えるATMインタフェース部2
6に接続される。このATMインタフェース部26は、
ATMセルが一時的に記憶されるバックボーンバッファ
メモリ26aを有している。ATMインタフェース部2
6に接続されたイントラネットルーティング/ブリッジ
プロトコル処理部24aには、ATMのLANエミュレ
ーションクライアント(LEC)部27a、IP接続部
28a及びルート計算部29aが実装されている。IP
接続部28aでは、IP over ATMとしてRFC15
77に規定されているClassical IP and APR o
ver ATMを用いる。また、ルート計算部29aは、図
3に示したバーチャルグループ登録/ルーティングテー
ブル部14aのバーチャルグループ登録/ルーティング
テーブルに登録されているVLAN−ID(バーチャル
グループID)に基づいて、イントラネットルーティン
グテーブル(バーチャルグループルーティングテーブ
ル)を更新し、イントラネットのルーティングテーブル
の作成をローカルに行う。
【0076】ローカルパケットスイッチ3aのイントラ
ネットルーティング/ブリッジプロトコル処理部24a
は、入力ポート301 …からパケットバッファ32を介
して受信したイントラネットのパケットを、バーチャル
グループルーティングテーブルに従ってルーティングす
る。よって、実施形態1と同様に、メインルータ1を介
さずにイントラネットのVLAN間のルーティングが行
われる。
【0077】また、パケットのVLAN−IDがバーチ
ャルグループ登録/ルーティングテーブルに登録されて
いるVLAN−IDと一致しない場合(パケットがイン
トラネットのものではない場合)、あるいはパケットに
VLAN−IDがない場合には、インターネットのパケ
ットとしてローカルルータATMスイッチ2のメインル
ータ1が接続されるポートにパケットがフォワーディン
グされるので、メインルータ1にはインターネットセグ
メントのトラヒックのみが送られるようにパケットがフ
ィルタリングされる。
【0078】すなわち、ローカルパケットスイッチ3a
は、インターネットアクセス及びリモートサイトのVL
ANにアクセスするときにメインルータ1にてルーティ
ングが必要なパケットのみをメインルータ1にフォワー
ディングするので、メインルータ1のパケット処理能力
が小さくて済み、しかもイントラネットに関してはロー
カルパケットスイッチ3a…間でVLAN間のルーティ
ングがサポートされ、ネットワークの高性能化がローコ
ストに実現可能になる。
【0079】ここで、イントラネットにおけるルーティ
ングと、インターネットにおけるルーティングについて
簡単に説明する。一般にルーティングにおいては、ルー
ティングプロトコルのネットワークアドレスに基づいて
セグメント分けされたサブネットに対し、パケットのヘ
ッダのネットワークアドレスのサブネットが宛先アドレ
スと発信元アドレスとで異なる場合に、ルータで宛先の
セグメントのポートにパケットがフォワーディングされ
る。
【0080】インターネットでは、標準的なグローバル
なインターネットプロトコル(IP)によってルーティ
ングが行なわれるのに対し、イントラネットでは、ロー
カルに定義したVLAN−IDでVLANのセグメント
を識別してルーティングが行なわれる。レイヤ3のVL
ANではバーチャルサブネットにセグメント化され、レ
イヤ2のVLANではバーチャルセグメント(通常はブ
ロードキャストドメイン)にセグメント化される。した
がって、インターネットプロトコルのサブネットとイン
トラネットのバーチャルサブネットあるいはバーチャル
セグメントが1対1に対応する場合には、インターネッ
ト上ではVLAN−IDをインターネットプロトコルの
サブネットに変換する。
【0081】一方、VLAN−IDがインターネットプ
ロトコルのサブネットと無関係に設定され、ルータのイ
ンターネットサブネットの中に複数のバーチャルサブネ
ットあるいはバーチャルセグメントが設定されたり、複
数のルータのインターネットサブネットに跨ってVLA
Nのバーチャルサブネットあるいはバーチャルセグメン
トが設定される場合もある。この場合には、LANスイ
ッチ(ローカルルータスイッチ2やローカルスイッチ3
a…)はVLAN−IDに基づいてルーティングする必
要があるので、インターネット用とは別のイントラネッ
ト用のルーティングテーブルを具備することになる。上
述のIPv6では、ヘッダでローカル用のアドレスとプ
ロバイダ用のアドレスが分けられている。なお、メイン
ルータ1のファイヤウオール部13では、インターネッ
ト用のIPアドレスとイントラネットのIPアドレスを
異なったものに変更する機能を備えている。
【0082】また、ローカルなVLAN−IDおよびロ
ーカルなイントラネット用のIPアドレスは、インター
ネットではルーティングできないので、ローカルルータ
スイッチ2のイントラネット処理部9でカプセル化し、
包み込んだ部分をさらに暗号化して送る方法もある。と
ころで、ルーティングは通常パケットのネットワーク層
で先に照合され、次にデータリンク層のブリッジに至
る。また、複数のバーチャルグループに対して何れのバ
ーチャルグループを優先させるかといった優先処理に関
しては、バーチャルグループ制御部33aで、プロトコ
ルの違い、サブネット、VLAN−ID(LLC/SN
AP)に応じてバーチャルグループの優先順位が設定が
される。
【0083】一方、メインルータ1はインターネットル
ーディングテーブルでインターネットあるいはLANに
接続されるルーティングを処理するのであるが、各ロー
カルパケットスイッチ3a…が相互にルーティング情報
をイントラネットルーティング/ブリッジプロトコル処
理部24a…でキャッシュすることにより、ルーティン
グにおけるメインルータ1の負担を軽くしている。これ
により、メインルータ1の処理能力はインターネット
(WAN)接続に必要な性能に限られ、各ローカルパケ
ットスイッチ3a…がイントラネットの為に高速のルー
ティングが可能になるので、システムのコストが大幅に
削減され、イントラネットのルーティング性能が向上す
るという利点がある。
【0084】ここで、図14に示すようにローカルパケ
ットスイッチ3aのバーチャルグループ分散管理部34
aが、バーチャルグループ登録テーブル35a、バーチ
ャルグルーブルーティングテーブル36a並びにクライ
アント定義テーブル37aを管理し、またバーチャルグ
ループ識別部42及びイントラネットVLAN学習/識
別部7aが上記テーブル35a〜37aを参照し、さら
にバーチャルグループ制御部33aがフォワーディング
部39aを制御して出力ポート401 〜406へのユニ
キャスト及びマルチキャストのフォワーディングを行な
っており、メインルータ1及びローカルルータATMス
イッチ2とローカルパケットスイッチ3a…とが実施形
態2〜10で説明した機能を分担している。
【0085】ローカルパケットスイッチ3aが備えるマ
ルチキャストセグメントスイッチ41は、実施形態5で
説明したマルチキャストセグメント部16aに対応する
ものであって、送信パケットの宛先がマルチキャストの
場合には、バーチャルグループ登録テーブル35aある
いはバーチャルグループルーティングテーブル36aに
登録されているマルチキャスト用ポートアドレスで示さ
れる出力ポート401…にフォワーディングされる。こ
こで、マルチキャストされる各パケットは、送信パケッ
トのコピーではなく、マルチキャストセグメントスイッ
チ41aによって物理信号として分岐されるので、送信
パケットがコピーされてマルチキャストされる場合に比
較して、順次各出力ポート401 …に送られるよりも遅
延時間を短くすることができる。
【0086】実施形態6と同様に、ローカルパケットス
イッチ3a…のバーチャルグループ登録/ルーティング
ーテーブルには、図7に示したようなローカルバーチャ
ルグルーブ(ローカルVLAN)のVLAN−IDおよ
びグローバルバーチャルグルーブ(グローバルVLA
N)のサブネットIDの設定が可能である。そして、バ
ーチャルグループ識別部42が、バッファ管理部31で
VLAN−IDが付加されたパケット、あるいはVLA
N−IDがすでに付加されたパケットをクライアントア
ドレスによって識別し、グローバルバーチャルグループ
へ送信されるパケットがメインルータ1にフォワーディ
ングされる。上記クライアントアドレスは複数のバーチ
ャルグループのメンバとして重複させて設定することが
可能であって、バーチャルグループ登録/ルーティング
テーブルにローカルバーチャルグループとグローバルバ
ーチャルグループの優先度の設定覧を拡張でき、バーチ
ャルグループ登録/ルーティングテーブルからのバーチ
ャルグループ優先順位のメッセージがバーチャルグルー
プ制御部33aに送られ、フォワーディング部39aに
おける優先制御が行なわれる。
【0087】また、実施形態9と同様に、名ローカルパ
ケットスイッチ3a…のイントラネットルーディング/
ブリッジプロトコル処理部24a…が備えるルート計算
部29a…は、ルート計算の機能を分担してローカルバ
ーチャルグループのイントラネットルーティングテーブ
ルに記億されるルート計算を互いに並列処理する。各ロ
ーカルパケットスイッチ3a…の並列処理カーネル部
(図示せず)は、ルート計算部29a…を構成するルー
ト計算プロセッサであるローカルパケットスイッチ3a
…のCPU(図示せず)のオペレーティングシステム
(OS)として実装され、互いに同期をとりながら共有
メモリとしてのイントラネットルーティングテーブル情
報を交換し、ルート計算部29a…のタスク割り当てを
管理して逐次最適なルーティングテーブルを維持管理す
るためのルーティング計算の並列処理を行う。
【0088】また、並列制御カーネル部に実装されたバ
ーチャルグループ分散管理部34a…が、各ローカルパ
ケットスイッチ3a…のルート計算部29a…、共有メ
モリ、イントラネットルーティングテーブルなどの資源
を管理するとともにタスクを制御し、各ローカルパケッ
トスイッチ3a…のルート計算部29a…を一つのルー
ト計算部に統合する。
【0089】メインルータ1は、グローバルバーチャル
グループおよびその他のインターネットアクセスの処理
を行うとともに、外部から送られたパケットに関するロ
ーカルパケットスイッチ3a…へのフォワーディングに
必要なルーティングテーブルを維持管理する。 (実施形態12)図15は本発明の第12の実施形態を
示すシステム構成図であり、また図16はローカルスイ
ッチ3aを示す構成図である。但し、本実施形態の基本
的な構成は実施形態11と共通するので、共通する部分
については同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
【0090】ローカルスイッチ3aはセルスイッチ(い
わゆるATMスイッチ、以下ローカルATMスイッチと
呼ぶ。)であって、実施形態11と同様にATMのバッ
クボーンが接続されるATMインタフェース部26を備
えている。また、ローカルATMスイッチ3aは、入力
ポート301 …からのパケットを分解してATMセルと
するセル化部43aと、ATMセルを一時的に記憶する
セルバッファ44aと、セルバッファ44aからフォワ
ーディング部39aにATMセルを送るためのセルバス
型スイッチ45aと、セルバス型スイッチ45aを経て
送られてくるATMセルを再度パケットに戻す(再合成
する)パケット化部46aとを備えている。一方、ロー
カルATMスイッチ3aが備えるイントラネットルーテ
ィング/ブリッジプロトコル処理部24aは、ATMの
LANエミュレーションクライアント(LEC)部27
a、MPOA部47aなどのATM上でインターネット
プロトコルを処理する機能を備えている。
【0091】ATMインタフェース部26では、バーチ
ャルグループによるパケットの識別及びフィルタリング
の為に、ATMセルを一旦パケットに変換している。し
たがって、パケットレベルでの処理は実施形態11と共
通であって、実施形態1〜10のローカルスイッチ3a
…と同様の機能が実装可能である。ところで、本実施形
態におけるローカルATMスイッチ3aのセル化部43
aをパケット化部46aとし、セルバッファ44aをパ
ケットバッファに変更し、フォワーディング部39aの
パケット化部46aをセル化部43aに変更し、セルバ
ス型スイッチ45aをパケットバス型スイッチに変更し
て、ローカルATMスイッチ3aを上記セルスイッチで
はなく、パケットスイッチに変更するようにしてもよ
い。この場合にも、パケットレべルの処理は実施形態1
1と共通であって、実施形態1〜10のローカルスイッ
チ3a…と同様の機能が実装可能である。但し、通常は
ATMスイッチの中はセルのまま中継し、パケットスイ
ッチとセルスイッチのエッジの部分にバーチャルグルー
プの識別、タグ化の処理が入るので、実施形態11の構
成が一般的である。
【0092】本実施形態では、ATMインタフェース部
26を備えた複数のローカルATMスイッチ3a…を相
互に接続し、ローカルATMスイッチ3a…がイントラ
ネットのパケットに対してイントラネットルーティング
テーブルに従ってルーティングして、隣接するローカル
ATMスイッチに直接ルーティングし、バックボーンに
冗長性を持たせることができるようになっている。
【0093】なお、エンドシステム側で対応が取れる場
合には、次の様な方法も可能である。すなわち、名エン
ドシステムに複数個のプロトコルを設けて、これらをイ
ンターネットアクセスのセグメントに対応するプロトコ
ルと、VLANのセグメントに対応させるプロトコルに
分ければ良い。あるいは、各エンドシステムのインター
ネットプロトコルに対して複数個のMACアドレスとネ
ットワークアドレスを設けて、これらをインターネット
アクセスのセグメントに対応するアドレスと、VLAN
のセグメントに対応させるアドレスに分けても良い。
【0094】
【発明の効果】請求項1の発明は、ローカルなイントラ
ネットセグメントとしてのVLAN間のルーティングを
処理するローカルスイッチと、グローバルなインターネ
ットセグメントとにおけるルーティングを処理するメイ
ンルータと、ローカルスイッチからメインルータへはイ
ンターネットセグメントのトラヒックのみが送られるよ
うにパケットをフィルタリングするローカルルータスイ
ッチとを備えたので、従来のようにメインルータでイン
トラネットのルーティングテーブルを管理する場合に比
較して、メインルータのトラヒックが軽減されて、メイ
ンルータの処理能力がインターネット接続に必要な性能
に限られることから負担が軽くなり、しかもローカルス
イッチ並びにローカルルータスイッチでイントラネット
のルーティング処理を行なうことで高速のルーティング
が可能になるから、システムのコストが大幅に削減され
てイントラネットのルーティング性能を向上させること
ができるという効果がある。
【0095】請求項2の発明は、ローカルスイッチが具
備するバーチャルグループ登録/ルーティングテーブル
にバーチャルグループのクライアントアドレスおよびバ
ーチャルグループIDを登録し、パケットの宛先バーチ
ャルグループIDがバーチャルグループ登録/ルーティ
ングテーブルに登録されているローカルサイトのバーチ
ャルグループIDと一致しない場合にローカルスイッチ
からメインルータにフォワーディングするとともに、宛
先バーチャルグループIDが発信元のバーチャルグルー
プIDと異なり且つローカルサイトのバーチャルグルー
プIDと一致した場合にパケットの宛先クライアントア
ドレスのローカルスイッチのポートにパケットをフォワ
ーディングするようにメインルータに対してローカルな
パケットをフィルタリングするローカルルータスイッチ
を備えたので、バーチャルグループ登録/ルーティング
テーブルの管理がメインルータへ集中することのない仮
想サブネット構成を実現でき、マルチキャストを効率よ
く処理して遅延時間を短くでき、また、インターネット
プロトコルのサブネットとは独立したバーチャルグルー
プが構成でき、バーチャルグループ間のルーティングは
インターネットのルーティングとは別のローカルルータ
スイッチおよびローカルスイッチで処理することができ
るという効果がある。
【0096】請求項3の発明は、ローカルスイッチが具
備するバーチャルグループ登録/ルーティングテーブル
にバーチャルグループIDおよびサブネットIDを登録
し、パケットの宛先バーチャルグループIDがバーチャ
ルグループ登録/ルーティングテーブルに登録されてい
るローカルのバーチャルグループIDと一致しない場合
にのみ宛先サブネットIDのインターネットプロトコル
のパケットにバーチャルグループIDをカプセル化して
ローカルスイッチからメインルータにパケットをフォワ
ーディングするローカルルータスイッチを備えたことを
特微とし、インターネットプロトコルのサブネットとは
独立したバーチャルグループが構成でき、バーチャルグ
ループ間のルーティングはインターネットのルーティン
グとは別のローカルルータスイッチおよびローカルスイ
ッチで処理することができるという効果がある。
【0097】請求項4の発明は、ローカルスイッチが具
備するバーチャルグループ登録/ルーティングテーブル
にバーチャルグループIDおよびサブネットIDを登録
し、バーチャルグループIDが登録されていないパケッ
トをローカルスイッチのブリッジが有するアドレス学習
テーブルと照合し登録されていない場合にローカルスイ
ッチからメインルータにフォワーディングするローカル
ルータスイッチを備えたので、バーチャルグループ間の
ルーティングはインターネットのルーティングとは別に
ローカルルータスイッチおよびローカルスイッチで処理
することができ、メインルータの処理能力がインターネ
ット接続に必要な性能に限られることからメインルータ
のトラヒックが軽減されて負担が軽くなるという効果が
ある。
【0098】請求項5の発明は、少なくともマルチキャ
スト用ポートアドレスが登録されるバーチャルグループ
登録/ルーティングテーブルと、パケットの宛先アドレ
スがマルチキャスト用ポートアドレスと一致した場合に
各バーチャルグループごとにパケットのコピーではなく
物理信号を分岐してパケットをマルチキャストするマル
チキャストセグメント部とをローカルスイッチに備えた
ので、ローカルスイッチで送信パケットをマルチキャス
トセグメント部にフォワーディングし、送信パケットを
同時にマルチキャストするので、通常のように順次各ポ
ートに送信パケットのコピーを送信するのに比べて遅延
時間が少ない。
【0099】請求項6の発明は、ローカルスイッチが具
備するバーチャルグループ登録/ルーティングテーブル
にローカルバーチャルグループおよびグローバルバーチ
ャルグループを登録し、パケットの宛先がグローバルバ
ーチャルグループの場合にのみパケットをメインルータ
にフォワーディングするローカルルータスイッチを備え
たので、ローカルバーチャルグループ間のルーティング
はグローバルバーチャルグループへのルーティングとは
別にローカルルータスイッチおよびローカルスイッチで
処理することができ、メインルータのトラヒックが軽減
されて負担が軽くなるという効果がある。請求項7の発
明は、メインルータがネットワークのサブネットを管理
し、ローカルスイッチが具備するバーチャルグループ登
録/ルーティングテーブルにゲートウェイを設定し、ゲ
ートウェイに投げられたパケットがカプセル化されてメ
インルータにフォワーディングされることにより、他の
ローカルスイッチにルーティングされてサブネットの異
なるセグメントから共通のバーチャルグループに参加で
きるので、異なるバーチャルセグメントから任意のバー
チャルセグメントへの参加が可能になるという効果があ
る。
【0100】請求項8の発明は、ローカルスイッチが具
備するバーチャルグループ登録/ルーティングテーブル
にノードの追加/移動/変化が検出されたとき、ローカ
ルバーチャルグループごとに親のローカルスイッチがパ
ケットのルート計算を行うので、ローカルスイッチでロ
ーカルバーチャルグループのルーティングを分散処理す
ることができるという効果がある。
【0101】請求項9の発明は、各ローカルスイッチに
パケットのルート計算を行なうルート計算部を具備し、
各ルート計算部が互いにローカルバーチャルグループの
ルーティングテーブルを共有するとともに、互いに同期
をとりながら逐次最適なルーティングテーブルを維持管
理するようなルーティング計算の並列処理を行うので、
ローカルスイッチでローカルバーチャルグループのルー
ティングを並列処理することができるという効果があ
る。
【0102】請求項10の発明は、各ローカルスイッチ
がメインルータとルーティングテーブルを共有するとと
もに、アドレス空間の特定のサブネットに関するルート
計算の代理を行うことによりメインルータとローカルス
イッチの全体でルート計算を行うので、メインルータと
ローカルルータスイッチとローカルスイッチの全体でル
ート計算を分散し且つ協調して行なうことができるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1を示すシステム構成図である。
【図2】実施形態2を示すシステム構成図である。
【図3】同上のバーチャルグループ登録/ルーティング
テーブルの構成図である。
【図4】実施形態4を示すシステム構成図である。
【図5】実施形態5を示すシステム構成図である。
【図6】同上のバーチャルグループ登録/ルーティング
テーブルの構成図である。
【図7】実施形態6のバーチャルグループ登録/ルーテ
ィングテーブルの構成図である。
【図8】実施形態7を示すシステム構成図である。
【図9】同上のバーチャルグループ登録/ルーティング
テーブルの構成図である。
【図10】実施形態8を示すシステム構成図である。
【図11】実施形態9を示すシステム構成図である。
【図12】実施形態10を示すシステム構成図である。
【図13】実施形態11を示すシステム構成図である。
【図14】同上のローカルスイッチの構成図である。
【図15】実施形態12を示すシステム構成図である。
【図16】同上のローカルスイッチの構成図である。
【図17】IPv6のパケットヘッダの構成図である。
【図18】IPv4のパケットヘッダの構成図である。
【符号の説明】
1 メインルータ 2 ローカルルータスイッチ 3a〜3e ローカルルータ 5a1 … 端末 6a… イントラネットルーティング部 7a… VLAN学習/識別/フォワーディング部 8 イントラネットルートサーバ 9 イントラネット処理部 10 VLAN学習/識別/フォワーディング部 11 フィルタリング部 12 インターネットルーティングテーブル部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年3月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0083
【補正方法】変更
【補正内容】
【0083】一方、メインルータ1はインターネット
ーティングテーブルでインターネットあるいはLANに
接続されるルーティングを処理するのであるが、各ロー
カルパケットスイッチ3a…が相互にルーティング情報
をイントラネットルーティング/ブリッジプロトコル処
理部24a…でキャッシュすることにより、ルーティン
グにおけるメインルータ1の負担を軽くしている。これ
により、メインルータ1の処理能力はインターネット
(WAN)接続に必要な性能に限られ、各ローカルパケ
ットスイッチ3a…がイントラネットの為に高速のルー
ティングが可能になるので、システムのコストが大幅に
削減され、イントラネットのルーティング性能が向上す
るという利点がある。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0085
【補正方法】変更
【補正内容】
【0085】ローカルパケットスイッチ3aが備えるマ
ルチキャストセグメントスイッチ41aは、実施形態5
で説明したマルチキャストセグメント部16aに対応す
るものであって、送信パケットの宛先がマルチキャスト
の場合には、バーチャルグループ登録テーブル35aあ
るいはバーチャルグループルーティングテーブル36a
に登録されているマルチキャスト用ポートアドレスで示
される出力ポート40 1 …にフォワーディングされる。
ここで、マルチキャストされる各パケットは、送信パケ
ットのコピーではなく、マルチキャストセグメントスイ
ッチ41aによって物理信号として分岐されるので、送
信パケットがコピーされてマルチキャストされる場合に
比較して、順次各出力ポート401 …に送られるよりも
遅延時間を短くすることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 淳一 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 藤井 寿隆 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローカルなイントラネットセグメントと
    してのVLAN間のルーティングを処理するローカルス
    イッチと、グローバルなインターネットセグメントとに
    おけるルーティングを処理するメインルータと、ローカ
    ルスイッチからメインルータへはインターネットセグメ
    ントのトラヒックのみが送られるようにパケットをフィ
    ルタリングするローカルルータスイッチとを備えたこと
    を特徴とするネットワークスイッチング方式。
  2. 【請求項2】 ローカルスイッチが具備するバーチャル
    グループ登録/ルーティングテーブルにバーチャルグル
    ープのクライアントアドレスおよびバーチャルグループ
    IDを登録し、パケットの宛先バーチャルグループID
    がバーチャルグループ登録/ルーティングテーブルに登
    録されているローカルサイトのバーチャルグループID
    と一致しない場合にローカルスイッチからメインルータ
    にフォワーディングするとともに、宛先バーチャルグル
    ープIDが発信元のバーチャルグループIDと異なり且
    つローカルサイトのバーチャルグループIDと一致した
    場合にパケットの宛先クライアントアドレスのローカル
    スイッチのポートにパケットをフォワーディングするよ
    うにメインルータに対してローカルなパケットをフィル
    タリングするローカルルータスイッチを備えたことを特
    徴とする請求項1記載のネットワークスイッチング方
    式。
  3. 【請求項3】 ローカルスイッチが具備するバーチャル
    グループ登録/ルーティングテーブルにバーチャルグル
    ープIDおよびサブネットIDを登録し、パケットの宛
    先バーチャルグループIDがバーチャルグループ登録/
    ルーティングテーブルに登録されているローカルのバー
    チャルグループIDと一致しない場合にのみ宛先サブネ
    ットIDのインターネットプロトコルのパケットにバー
    チャルグループIDをカプセル化してローカルスイッチ
    からメインルータにパケットをフォワーディングするロ
    ーカルルータスイッチを備えたことを特微とする請求項
    1記載のネットワークスイッチング方式。
  4. 【請求項4】 ローカルスイッチが具備するバーチャル
    グループ登録/ルーティングテーブルにバーチャルグル
    ープIDおよびサブネットIDを登録し、バーチャルグ
    ループIDが登録されていないパケットをローカルスイ
    ッチのブリッジが有するアドレス学習テーブルと照合し
    登録されていない場合にローカルスイッチからメインル
    ータにフォワーディングするローカルルータスイッチを
    備えたことを特徴とする請求項1記載のネットワークス
    イッチング方式。
  5. 【請求項5】 少なくともマルチキャスト用ポートアド
    レスが登録されるバーチャルグループ登録/ルーティン
    グテーブルと、パケットの宛先アドレスがマルチキャス
    ト用ポートアドレスと一致した場合に各バーチャルグル
    ープごとにパケットのコピーではなく物理信号を分岐し
    てパケットをマルチキャストするマルチキャストセグメ
    ント部とをローカルスイッチに備えたことを特徴とする
    請求項1記載のネットワークスイッチング方式。
  6. 【請求項6】 ローカルスイッチが具備するバーチャル
    グループ登録/ルーティングテーブルにローカルバーチ
    ャルグループおよびグローバルバーチャルグループを登
    録し、パケットの宛先がグローバルバーチャルグループ
    の場合にのみパケットをメインルータにフォワーディン
    グするローカルルータスイッチを備えたことを特徴とす
    る請求項1記載のネットワークスイッチング方式。
  7. 【請求項7】 メインルータがネットワークのサブネッ
    トを管理し、ローカルスイッチが具備するバーチャルグ
    ループ登録/ルーティングテーブルにゲートウェイを設
    定し、ゲートウェイに投げられたパケットがカプセル化
    されてメインルータにフォワーディングされることによ
    り、他のローカルスイッチにルーティングされてサブネ
    ットの異なるセグメントから共通のバーチャルグループ
    に参加できることを特徴とする請求項1記載のネットワ
    ークスイッチング方式。
  8. 【請求項8】 ローカルスイッチが具備するバーチャル
    グループ登録/ルーティングテーブルにノードの追加/
    移動/変化が検出されたとき、ローカルバーチャルグル
    ープごとに親のローカルスイッチがパケットのルート計
    算を行うことを特徴とする請求項1記載のネットワーク
    スイッチング方式。
  9. 【請求項9】 各ローカルスイッチにパケットのルート
    計算を行なうルート計算部を具備し、各ルート計算部が
    互いにローカルバーチャルグループのルーティングテー
    ブルを共有するとともに、互いに同期をとりながら逐次
    最適なルーティングテーブルを維持管理するようなルー
    ティング計算の並列処理を行うことを特徴とする請求項
    1記載のネットワークスイッチング方式。
  10. 【請求項10】 各ローカルスイッチがメインルータと
    ルーティングテーブルを共有するとともに、アドレス空
    間の特定のサブネットに関するルート計算の代理を行う
    ことによりメインルータとローカルスイッチの全体でル
    ート計算を行うことを特徴とする請求項1記載のネット
    ワークスイッチング方式。
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