JPH10187810A - 医療経営管理支援システム - Google Patents

医療経営管理支援システム

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JPH10187810A
JPH10187810A JP35129096A JP35129096A JPH10187810A JP H10187810 A JPH10187810 A JP H10187810A JP 35129096 A JP35129096 A JP 35129096A JP 35129096 A JP35129096 A JP 35129096A JP H10187810 A JPH10187810 A JP H10187810A
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俊忠 亀田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンピュータを用いた医療経営管理支援シス
テムにおいて、各種の入力損益データに基づいて、医療
における部門別、診療科別、病名別、診療行為別等の所
望の管理指標別の損益管理を可能にする。 【解決手段】 医療経営管理支援システム1は、複数の
医療部門のうちの一つに関連する損益を示す個別損益デ
ータと、複数医療部門のうちの複数に関連する損益を示
す共通損益データとを、入力損益データとして入力する
インタフェース2と、入力損益データの中から個別損益
データを選択する第1選択デバイス501と、入力損益
データの中から共通損益データを選択する第2選択デバ
イス502と、選択された個別損益データの示す損益
を、個別損益データに付された個別コードに対応する医
療部門の損益として各医療部門毎にそのまま賦課すると
共に、共通損益データの示す損益を、共通損益データの
属性に応じて各医療部門に対して定められる賦課係数で
夫々掛け算した後に各医療部門毎に夫々賦課する賦課処
理デバイス503とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータを用
いた医療経営管理支援システム、及びコンピュータを該
医療経営管理支援システムとして機能させるためのプロ
グラムを記録した記憶媒体の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、医療を含む各種産業におけるコン
ピュータを用いた損益計算方法によれば、税法上や財務
上での損益が計算されるのが一般的であり、より具体的
には法人単位又は病院単位、事業者単位又は事業所単位
等での損益のみが計算されたりする。また、製造業で用
いられている部門別、品種別等における原価管理用のコ
ンピュータシステムを応用した医療における損益計算方
法によれば、製造業における部門別、品種別等の原価管
理の場合と同様に、病院別の他、病棟別の損益が計算さ
れたりする。
【0003】特に製造業においては、原材料と製品との
関係や人件費と製品との関係等が画一的で比較的単純で
あるため、部門別、品種別等における損益を、取り扱う
データ量が膨大であってもコンピュータにより容易且つ
迅速に計算可能である。そして、このように計算出力さ
れた部門別、品種別等における損益を見れば、例えば
「この部門は、非常に儲かる。」、「この品種は殆ど儲
からない。」、「この品種は、どうしたところで赤字
だ。」等の経営管理・評価が出来る。即ち、このような
部門別、品種別等で損益を計算するコンピュータシステ
ムが、いわば経営管理支援システムとして機能してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、医療の
分野では、画一的ではなく固有の特性を夫々有する多種
多様な患者や病状、画一的ではなく固有の技能を夫々有
する多数の医者や看護婦、一人又は複数の医者や看護婦
により連携して実行される多種多様な診療行為などが、
収益と費用(損)のベースとなっているので、画一的な
物を扱うようなコンピュータシステムでは基本的に、例
えば、診療科別、病名別、診療行為別といった医療管理
指標別で損益を計算できない。特に医療の分野において
は、どの診療科、どの病名、どの診療科等に属するかが
特定できない、例えば、リハビリテーション部門、放射
線部門、薬剤部門、点滴部門、手術部門、相談部門など
の診療共通部門や、物流管理部門、施設管理部門などの
管理・補助部門が多数存在すると共に、これらに関係す
る費用は到底無視し得ない程に大きい。このため、上述
した従来の部門別や品種別の損益計算方法では、基本的
にどの部門や分類に属するかが不明又は不定である収益
や費用(損)の存在により対応できない。更に、このよ
うな従来の損益計算方法に若干の手直しを加えたところ
で、これらの医療の分野における部門や分類は、相互に
複雑に入り組んでいるため、例えば、リハビリテーショ
ン部門における損益が何たるかは計算できない。
【0005】以上の結果、従来の損益計算方法から得ら
れる病院別又は病棟別等の損益を示す数字だけでは、例
えば、「リハビリテーション部門は、廃止した方が経営
上有利であるのか否か?」、「あの医師は、解雇した方
が経営上有利であるのか否か?」、「白血病の患者を扱
わない方が経営上有利であるのか否か?」等の医療にお
ける経営管理を行うのが不可能となる。即ち、現在のと
ころ、コンピュータを用いた医療経営管理支援システム
と呼べるようなものは事実上存在しない。更には特に医
療の分野では、診療報酬における公的補助金等を当て込
んで、或いは伝統的に又は人道上、経営管理をわざわざ
コンピュータ等を用いて効率良く支援しようなどという
技術的な課題さえも当業者間で認識されていないのが現
状である。
【0006】本発明は上述した問題点に鑑みなされたも
のであり、各種の入力損益データに基づいて、医療にお
ける部門別、診療科別、病名別、診療行為別等の所望の
管理指標別の損益管理をコンピュータを用いて可能なら
しめる医療経営管理支援システムを提供することを課題
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の医療経
営管理支援システムは上記課題を解決するために、複数
の医療部門のうちの一つに関連する損益を示すと共に該
一つの医療部門に関連する旨を示す個別コードの付され
た個別損益データと、前記複数の医療部門のうちの複数
に関連する損益を示すと共に前記個別コードの付されて
いない共通損益データとを、入力損益データとして入力
する入力手段と;前記入力損益データの中から前記個別
損益データを選択する第1選択手段と;前記入力損益デ
ータの中から前記共通損益データを選択する第2選択手
段と;前記選択された個別損益データの示す損益を、前
記選択された個別損益データに付された個別コードに対
応する医療部門の損益として各医療部門毎にそのまま賦
課すると共に、前記選択された共通損益データの示す損
益を、前記選択された共通損益データの属性に応じて各
医療部門に対して定められる賦課係数で夫々掛け算した
後に各医療部門毎に夫々賦課する賦課処理手段と;該賦
課された各医療部門毎の損益を部門別賦課損益データと
して格納する賦課損益ファイル手段と;該賦課損益ファ
イル手段に格納された部門別賦課損益データを所定フォ
ーマットで出力する出力手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0008】請求項1に記載の医療経営管理支援システ
ムによれば、先ず、入力手段により、各種の入力損益デ
ータが入力される。ここでは一方で、例えば外来眼科部
門の診療報酬のように、複数の医療部門のうちの一つに
関連する損益を示すと共に該一つの医療部門にのみ関連
する旨を示す、例えば、外来眼科部門に外来した患者の
患者コード又は外来眼科部門コードといった、個別コー
ドの付された個別損益データが入力損益データとして入
力される。また他方で、例えば、リハビリテーション部
門等の診療共通部門や物流管理部門等の管理・補助部門
における支出のように、前記複数医療部門のうちの複数
に関連する損益を示すと共に、前述の一つの医療部門に
のみ関連する旨を示す個別コードの付されていない共通
損益データとが、入力損益データとして入力される。次
に、このように入力された入力損益データの中から、第
1選択手段により個別コードの付された個別損益データ
が選択され、第2選択手段により個別コードの付されて
いない共通損益データが選択される。次に、賦課処理手
段により、このように選択された個別損益データの示す
損益が、この選択された個別損益データに付された個別
コードに対応する医療部門の損益として各医療部門毎に
そのまま賦課され、このように選択された共通損益デー
タの示す損益が、この選択された共通損益データの属性
に応じて各医療部門に対して定められる賦課係数で夫々
掛け算された後に各医療部門毎に夫々賦課される。ここ
に、「賦課」とは、一般に費用を割り当てて負担させる
ことをいうが、ここでは特に自部門において(100パ
ーセント)消費した費用を割り当てると共に自部門も含
めた複数の部門で共通に消費した費用のうち自部門で消
費した分(100パーセント未満)を割り当てることを
いう。すると、このように賦課された各医療部門毎の損
益が、部門別賦課損益データとして賦課損益ファイル手
段により格納される。最後に、出力手段により、該賦課
損益ファイル手段に格納された部門別賦課損益データが
所定フォーマットで出力される。従って、どの部門に属
するかが不明又は不定である入力損益データの存在に拘
わらず、部門別損益が出力される。
【0009】請求項2に記載された医療経営管理支援シ
ステムは、上述した請求項1に記載の医療経営管理支援
システムにおいて、前記入力手段は、前記共通損益デー
タの属性に対応させて予め定められた各医療部門に対す
る賦課係数を示す賦課係数データ及び該賦課係数の基準
となる賦課係数基準値データの少なくとも一方を入力可
能に構成されており、前記賦課処理手段は、該入力され
た賦課係数データ及び賦課係数基準値データの少なくと
も一方に基づいて前記共通損益データの示す損益を賦課
することを特徴とする。
【0010】請求項2に記載の医療経営管理支援システ
ムによれば、入力手段により、各医療部門に対する賦課
係数を示す賦課係数データ及び該賦課係数の基準となる
賦課係数基準値データの少なくとも一方が入力される。
従って、このように入力された賦課係数データ及び賦課
係数基準値データの少なくとも一方に基づいて、どの部
門に属するかが不明又は不定である入力損益データが存
在しても何等問題無く、賦課処理手段により部門別損益
が賦課される。
【0011】請求項3に記載された医療経営管理支援シ
ステムは、上述した請求項1又は2に記載の医療経営管
理支援システムにおいて、前記賦課損益ファイル手段に
格納された部門別賦課損益データのうち特定部門に係る
データの示す損益を、該特定部門に係るデータの属性に
応じて該特定部門を除く他の医療部門の夫々に対して定
められる配賦係数で掛け算した後に該他の医療部門毎に
配賦する配賦処理手段と、該配賦処理手段により配賦さ
れた前記他の医療部門毎の損益を部門別配賦損益データ
として格納する配賦損益ファイル手段とを更に備えてお
り、前記出力手段は、前記賦課損益ファイル手段に格納
された部門別賦課損益データと共に該配賦損益ファイル
手段に格納された部門別配賦損益データを所定フォーマ
ットで出力する手段を備えていることを特徴とする。
【0012】請求項3に記載の医療経営管理支援システ
ムによれば、前記賦課損益ファイル手段に部門別賦課損
益データが格納された後、配賦処理手段により、このよ
うに格納された部門別賦課損益データのうち、例えば、
直接収益を上げている各種診療部門のサポートを行って
いる管理・補助部門、診療共通部門等のような特定部門
に係るデータの示す損益(主に費用)が、該特定部門に
係るデータの属性に応じて該特定部門を除く他の医療部
門の夫々に対して定められる配賦係数で掛け算された後
に、該他の医療部門毎に配賦される。ここに「配賦」と
は、一般に金額を決定して割り当てることをいうが、こ
こでは特に自部門における費用(賦課処理済みの損益)
を他部門に対する自部門の貢献度に応じて他部門へ割り
当てることをいう。このように配賦された他の医療部門
毎の損益は、部門別配賦損益データとして配賦損益ファ
イル手段に格納される。最後に、出力手段により、賦課
損益ファイル手段に格納された部門別賦課損益データと
共に該配賦損益ファイル手段に格納された部門別配賦損
益データが所定フォーマットで出力される。従って、自
分の部門における個別費及び共通費が賦課された費用等
を含めた損益のみならず、他の特定部門における費用等
が配賦された損益も出力される。
【0013】請求項4に記載された医療経営管理支援シ
ステムは、上述した請求項3に記載の医療経営管理支援
システムにおいて、前記配賦処理手段は、前記配賦損益
ファイル手段に前記配賦処理手段により配賦された後の
前記他の医療部門毎の損益が前記部門別配賦損益データ
として格納された後、前記他の医療部門のうちの一つの
部門を新たな特定部門として、前記賦課損益ファイル手
段及び前記配賦損益ファイル手段に夫々格納された部門
別賦課損益データ及び部門別配賦損益データのうち該新
たな特定部門に係るデータの夫々示す損益の合計を、該
新たな特定部門に係るデータの属性に応じて該新たな特
定部門も除いた残りの医療部門の夫々に対して定められ
る配賦係数で掛け算した後に該残りの医療部門毎に配賦
する手段を備えており、前記配賦損益ファイル手段は、
前記配賦処理手段により新たに配賦された後の前記残り
の医療部門毎の損益を部門別配賦損益データとして格納
する手段を備えたことを特徴とする。
【0014】請求項4に記載の医療経営管理支援システ
ムによれば、請求項3に記載のシステムの作用におい
て、配賦処理手段により配賦された後の損益が部門別配
賦損益データとして配賦損益ファイル手段に格納された
後に、該他の医療部門のうちの一つの部門が新たな特定
部門とされる。そして、配賦損益ファイル手段により、
賦課損益ファイル手段及び配賦損益ファイル手段に夫々
格納された部門別賦課損益データ及び部門別配賦損益デ
ータのうち該新たな特定部門に係るデータの夫々示す損
益の合計が、該新たな特定部門に係るデータの属性に応
じて該新たな特定部門も除いた(即ち、以前の特定部門
及び新たな特定部門の両方を除いた)残りの医療部門の
夫々に対して定められる配賦係数で掛け算された後に、
該残りの医療部門毎に配賦される。次に、配賦処理手段
により新たに配賦された後の残りの医療部門毎の損益が
部門別配賦損益データとして配賦損益ファイル手段に格
納される。従って、複数の医療部門を順次特定部門とし
て一特定部門ずつ配賦処理を行うことが出来る。
【0015】請求項5に記載された医療経営管理支援シ
ステムは、上述した請求項1又は2に記載の医療経営管
理支援システムにおいて、前記入力損益データは、前記
複数の医療部門のうちの少なくとも一つの部門において
複数の医療管理指標のうちの少なくとも一つの指標につ
いて複数の分類に分類されており、前記賦課処理手段
は、前記複数の分類毎に、前記選択された個別損益デー
タ及び共通損益データの示す損益を賦課する手段を備え
ており、前記賦課損益ファイル手段は、前記複数の分類
毎に前記部門別賦課損益データを格納する手段を備えて
おり、前記出力手段は、前記部門別賦課損益データを前
記医療部門別、前記医療管理指標別及び前記分類別のう
ち少なくとも一つの別で配列したフォーマットで出力す
る手段を備えたことを特徴とする。
【0016】請求項5に記載の医療経営管理支援システ
ムによれば、複数の医療部門のうち少なくとも一つの部
門において複数の医療管理指標のうち少なくとも一つの
指標について複数の分類に分類された入力損益データが
入力手段により入力される。ここに、複数の医療管理指
標とは、例えば、医師別指標、患者別指標、診療科別指
標、診療行為別指標、病名別指標等であり、このうち例
えば医師別指標についての複数の分類とは、鈴木医師、
田中医師、佐藤医師等の医師個人による分類である。こ
の場合、少なくとも一つの部門とは、このような分類及
び指標が意味を持つ、例えば診療部門であり、他の部門
としては管理援助部門等が考えられる。このような入力
損益データが入力されると、賦課処理手段により、該複
数の分類毎に、個別損益データ及び共通損益データの示
す損益が賦課される。そして、複数の分類毎に部門別賦
課損益データが賦課損益ファイル手段に格納される。最
後に、部門別賦課損益データが、例えば、部門別の表で
あって各医療管理指標毎及び各分類毎で損益をメッシュ
化して示す表などの、医療部門別、医療管理指標別及び
分類別のうち少なくとも一つの別で配列したフォーマッ
トで、出力手段により出力される。
【0017】請求項6に記載された医療経営管理支援シ
ステムは、請求項3または4に記載の医療経営管理支援
システムにおいて、前記入力損益データは、前記複数の
医療部門のうちの少なくとも一つの部門において複数の
医療管理指標のうちの少なくとも一つの指標について複
数の分類に分類されており、前記賦課処理手段は、前記
複数の分類毎に、前記選択された個別損益データ及び共
通損益データの示す損益を賦課する手段を備えており、
前記賦課損益ファイル手段は、前記複数の分類毎に前記
部門別賦課損益データを格納する手段を備えており、前
記配賦処理手段は、前記複数の分類毎に前記損益を配賦
する手段を備えており、前記配賦損益ファイル手段は、
前記複数の分類毎に前記部門別配賦損益データを格納す
る手段を備えており、前記出力手段は、前記部門別賦課
損益データと共に前記部門別配賦損益データを前記医療
部門別、前記医療管理指標別及び前記分類別のうち少な
くとも一つの別で配列したフォーマットで出力する手段
を備えたことを特徴とする。
【0018】請求項6に記載の医療経営管理支援システ
ムによれば、複数の医療部門のうち少なくとも一つの部
門において複数の医療管理指標のうち少なくとも一つの
指標について複数の分類に分類された入力損益データが
入力手段により入力される。入力損益データが入力され
ると、賦課処理手段により、該複数の分類毎に、個別損
益データ及び共通損益データの示す損益が賦課される。
そして、複数の分類毎に部門別賦課損益データが賦課損
益ファイル手段に格納される。続いて、配賦処理手段に
より、複数の分類毎に損益が配賦され、更に、複数の分
類毎に部門別配賦損益データが配賦損益ファイル手段に
格納される。最後に、部門別賦課損益データと共に部門
別配賦損益データが、例えば、部門別の表であって各医
療管理指標毎及び各分類毎で損益をメッシュ化して示す
表などの、医療部門別、医療管理指標別及び分類別のう
ち少なくとも一つの別で配列したフォーマットで、出力
手段により出力される。
【0019】請求項7に記載の医療経営管理支援システ
ムは上記課題を解決するために、複数の医療管理指標の
夫々について、個別又は複数の分類に関連する損益を示
すものであって該個別の分類に関連する場合には該個別
の分類に関連する旨を示す個別コードが付されており該
複数の分類に関連する場合には該個別コードが付されて
いない入力損益データを入力する入力手段と;前記夫々
の医療管理指標について、前記入力損益データの中から
前記個別コードが付されたものを個別損益データとして
選択する第1選択手段と;前記夫々の医療管理指標につ
いて、前記入力損益データの中から前記個別コードが付
されていないものを共通損益データとして選択する第2
選択手段と;前記夫々の医療管理指標について、前記選
択された個別損益データの示す損益を、前記選択された
個別損益データに付された個別コードに対応する分類に
おける損益として各分類毎にそのまま賦課すると共に、
前記選択された共通損益データの示す損益を、前記選択
された共通損益データの属性に応じて各分類に対して定
められる賦課係数で夫々掛け算した後に各分類毎に夫々
賦課する賦課処理手段と;前記夫々の医療管理指標につ
いて、前記賦課処理手段により賦課された各分類毎の損
益を分類別賦課損益データとして格納する賦課損益ファ
イル手段と;前記夫々の医療管理指標について、該賦課
損益ファイル手段に格納された部門別賦課損益データの
うち特定部門に係るデータの示す損益を、該特定部門に
係るデータの属性に応じて該特定部門を除く他の医療部
門の夫々に対して定められる配賦係数で掛け算した後に
該他の医療部門毎に配賦する配賦処理手段と;前記夫々
の医療管理指標について、該配賦処理手段により配賦さ
れた前記他の医療部門毎の損益を部門別配賦損益データ
として格納する配賦損益ファイル手段と;該賦課損益フ
ァイル手段に格納された分類別賦課損益データ及び前記
配賦損益ファイル手段に格納された部門別配賦損益デー
タを前記医療管理指標別、前記分類別及び損益の種類別
のうち少なくとも一つの別で配列したフォーマットで出
力する出力手段とを備えたことを特徴とする。
【0020】請求項7に記載の医療経営管理支援システ
ムによれば、先ず、入力手段により、各種の入力損益デ
ータが入力される。ここでは、例えば部門別指標、診療
科別指標、病名別指標、診療行為別指標等のように複数
の医療管理指標の夫々について、個別又は複数の分類に
関連する損益を示すものであって該個別の分類に関連す
る場合には個別コードが付されており該複数の分類に関
連する場合には該個別コードが付されていない入力損益
データが、入力される。次に、夫々の医療管理指標につ
いて、このように入力された入力損益データの中から、
第1選択手段により個別コードが付されたものが個別損
益データとして選択され、第2選択手段により個別コー
ドが付されていないものが共通損益データとして選択さ
れる。次に、夫々の医療管理指標について、賦課処理手
段により、このように選択された個別損益データの示す
損益が、この選択された個別損益データに付された個別
コードに対応する分類における損益として各分類毎にそ
のまま賦課され、この選択された共通損益データの示す
損益が、この選択された共通損益データの属性に応じて
各分類に対して定められる賦課係数で夫々掛け算された
後に各分類毎に夫々賦課される。すると、夫々の医療管
理指標について、このように賦課された各分類毎の損益
が、分類別賦課損益データとして賦課損益ファイル手段
に格納される。続いて、夫々の医療管理指標について、
賦課損益ファイル手段に格納された部門別賦課損益デー
タのうち特定部門に係るデータの示す損益が、配賦処理
手段により、該特定部門に係るデータの属性に応じて該
特定部門を除く他の医療部門の夫々に対して定められる
配賦係数で掛け算した後に該他の医療部門毎に配賦され
る。そして、夫々の医療管理指標について、配賦処理手
段により配賦された前記他の医療部門毎の損益が部門別
配賦損益データとして配賦損益ファイル手段に格納され
る。最後に、出力手段により、該賦課損益ファイル手段
に格納された分類別賦課損益データ及び前記配賦損益フ
ァイル手段に格納された部門別配賦損益データが、医療
管理指標別、分類別及び損益の種類別のうち少なくとも
一つの別で配列したフォーマットで出力される。従っ
て、どの分類に属するかが不明又は不定である入力損益
データの存在に拘わらず、分類別損益が出力される。
【0021】本発明のこのような作用及び他の利得は次
に説明する実施の形態から明らかにされよう。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0023】図1は、本発明の実施の一形態である医療
経営管理支援システムのブロック図である。
【0024】図1において、医療経営管理支援システム
1は、各種の入力損益データ、賦課係数や配賦係数の基
準となる基準値データ等を入力するためのインタフェー
ス2と、各種の入力損益データ、基準値データ、コンピ
ュータプログラム等を記録媒体101から読み取るため
の読取装置3、入力された入力損益データに特定の処理
を施して部門別賦課損益データや部門別配賦損益データ
を演算出力するプロセッサ5と、プロセッサ5から出力
された部門別賦課損益データや部門別配賦損益データを
格納するメモリ6と、プロセッサ5に各種操作コマン
ド、各種の入力損益データ、基準値データ等を入力する
ためのキーボード7と、キーボード7からの操作コマン
ドに応じてメモリ6に格納された部門別賦課損益データ
や部門別配賦損益データを所定のフォーマットで画像出
力するためのディスプレイ8と、キーボード7からの操
作コマンドに応じてメモリ6に格納された部門別賦課損
益データや部門別配賦損益データを所定のフォーマット
でプリント出力するためのプリンタ9とを備えて構成さ
れている。
【0025】ここに、各種の入力損益データとしては一
方で、例えば、外来眼科診療部門、外来皮膚科診療部門
等の診療報酬のように、複数の医療部門のうちの一つに
のみ関連する損益を示すと共に該一つの医療部門にのみ
関連する旨を直接又は間接に示す個別コードの付された
個別損益データがある。この個別コードとしては、例え
ば、外来眼科診療部門に外来した患者に個別に付与され
た患者コードがある。また他方で各種の入力損益データ
としては、例えば、リハビリテーション部門、放射線部
門、薬剤部門、点滴部門、栄養部門、臨床検査部門、集
中治療部門等の診療共通部門や、物流管理部門、***
門、福利厚生部門、エネルギ部門等の管理・補助部門に
おける費用(支出)のように、複数の医療部門に関連す
る損益を示すと共に個別コードの付されていない共通損
益データがある。また、賦課係数を決定するための基準
値データとしては、各部門、各診療科、各病名、各診療
行為における医師数、看護婦数、医療技術員数、床面
積、病床数、選択枚数、ゴミ排出量、給食数、特定機具
施設の使用時間、光熱ガス電気使用量などを示す各種の
データがある。
【0026】このような入力損益データ、基準値データ
等は、例えば、外部の医事会計システム201、物流管
理システム202、オーダーシステム203、給与シス
テム204、経理システム205、給食システム20
6、マスタ管理システム207等から、通信手段を介し
てインタフェース2から入力されてもよく、記録媒体1
01を介して読取装置3から読み取られてもよく、キー
ボード7から直接手入力されてもよい。例えば、医事会
計システム201からは、医業収益、各種検査件数等に
係る入力損益データ等が入力され、物流管理システム2
02からは、診療材料出庫情報、薬品出庫情報、医療消
耗品出庫情報、用度品出庫情報等に係る入力損益データ
等が入力され、オーダーシステム203からは、各種診
療情報に係る入力損益データ等が入力され、給与システ
ム204からは、給与、退職給与金、部門別人員配置等
に係る入力損益データ等が入力され、経理システム20
5からは、医業外収益、委託費、諸経費、研究・研修費
等に係る入力損益データ等が入力され、給食システム2
06からは、患者給食数、職員給食数等に係る入力損益
データ等が入力され、マスタ管理システム207から
は、勘定項目、その他に係る入力損益データ等が入力さ
れる。そして、特に材料費等の変動原価、労務費等の固
定原価(費用)を示す損益データ及び診療報酬等の収入
を示す損益データには、部門、診療科、患者、病名、診
療行為等の医療管理指標に対して夫々、例えば、手術部
門、外科、田中太郎、骨折、外科手術等の個別の分類に
関連する場合には、その個別の分類を直接又は間接に示
す個別コードが付される。他方、例えば、複数の部門、
診療科等の複数の分類に関連する損益データには、この
ような個別コードは付されない。かかる個別費か共通費
かの判断は、例えば医事会計システム201、物流管理
システム202等の外部のシステムにおける伝票作成時
に操作者により選択されるか又は入力項目に応じて自動
的に選択されるものである。尚、これらの入力損益デー
タは、インタフェース2を介することなく各外部システ
ムでデータを夫々書込んだ記録媒体101を介して読取
るようにしてもよい。
【0027】以上のように本実施の形態では、インタフ
ェース2、読取装置3及びキーボード7から入力手段の
一例が構成されている。
【0028】図1に示すように、プロセッサ5は、例え
ば、部門別賦課損益データ及び部門別配賦損益データの
演算出力を容易にするために、メモリ6内に、医業収
益、医業外収益等の収益データを格納するための収益実
績ファイル601、診療材料、薬品、医療消耗品等の購
買費データを格納するための購買費実績ファイル60
2、給与実績、退職給与金等の人件費データを格納する
ための人件費実績ファイル603、及び委託費、諸経
費、研究研修費等の経費データを格納するための経費実
績ファイル604を予め構築しておく。そして、プロセ
ッサ5は、上述のようにインタフェース2、記録媒体1
01又はキーボード7を介して入力損益データ等が入力
されると、入力損益データ等を夫々対応するファイル6
01〜604の中に格納するように構成されている。
【0029】プロセッサ5は、メモリ6内に更に、賦課
係数及び配賦係数を直接に示す賦課及び配賦係数データ
若しくは、賦課係数及び配賦係数の基準となる賦課及び
配賦係数の基準値データを格納するための賦課・配賦用
ファイル605を予め構築しておく。そして、プロセッ
サ5は、上述のようにインタフェース2、記録媒体10
1又はキーボード7を介して、入力損益データ等と共に
賦課及び配賦係数基準値データが入力されると、直接若
しくは配賦及び賦課係数を決定してからこの賦課・配賦
用ファイル605に格納するように構成されている。
【0030】プロセッサ5は、メモリ6内に更にまた、
医療部門、各種医療管理指標、各種勘定科目等の配賦・
賦課処理の対象項目等を示すマスタデータを格納するた
めのマスタファイル606を予め構築しておく。そし
て、プロセッサ5は、マスタ管理システム207からイ
ンタフェース2を介して、若しくは記録媒体101又は
キーボード7を介して、入力損益データ等と共にマスタ
データが入力されると、このマスタファイル606中に
格納するように構成されている。尚、このマスタファイ
ル606中に格納されたマスタデータは、キーボード7
からの操作者による各種コマンド入力により適宜変更や
修正可能であり、またディスプレイ8及びプリンタ9に
よりマスタデータの一覧リストを出力することも可能で
ある。
【0031】図1において、プロセッサ5には、メモリ
6内に構築されたファイル601〜604に格納された
各種入力損益データの中から個別損益データを選択する
第1選択デバイス501と、各種入力損益データの中か
ら共通損益データを選択する第2選択デバイス502
と、賦課処理デバイス503と、配賦処理デバイス50
4とが論理的に構成されている。
【0032】賦課処理デバイス503は、第1選択デバ
イス501により選択された個別損益データの示す損益
を、この選択された個別損益データに付された個別コー
ドに対応する医療部門の損益として各医療部門毎にその
まま賦課すると共に、賦課・配賦用ファイル205に格
納された賦課係数データ及び賦課係数基準値データの少
なくとも一方に基づいて定められる賦課係数で、第2選
択デバイス502により選択された共通損益データの示
す損益を掛け算した後に各医療部門毎に夫々賦課する。
【0033】これを受けてメモリ6には、部門別賦課損
益データを格納するための賦課損益ファイル607が予
め構築されており、このように配賦処理デバイス503
により演算出力された部門別賦課損益データが賦課損益
ファイル607に格納される。
【0034】配賦処理デバイス504は、賦課損益ファ
イル手段607に格納された部門別賦課損益データのう
ち特定部門である、例えば全体管理部門に係るデータの
示す損益を、賦課・配賦用ファイル205に格納された
配賦係数データ及び配賦係数基準値データの少なくとも
一方に基づいて定められる配賦係数で配賦して、該他の
医療部門である、例えば全体管理部門を除く管理・補助
部門、診療共通部門及び診療部門毎の配賦による損益を
演算する。例えば、配賦処理デバイス504は、直接に
診療報酬を上げている各種診療部門や診療共通部門のサ
ポートを行っている、管理・補助部門等の特定部門に係
るデータの示す損益(主に費用)を、該特定部門に係る
データの属性に応じてこれら診療部門や診療共通部門の
夫々に対して定められる配賦係数で掛け算した後に、こ
れらの診療部門や診療共通部門の夫々に配賦する。
【0035】これを受けて、メモリ6には、部門別配賦
損益データを格納するための配賦損益ファイル608が
予め構築されており、このように配賦処理デバイス50
4により演算出力された部門別配賦損益データが配賦損
益ファイル608に格納される。
【0036】以上のように、プロセッサ5から第1及び
第2選択手段並びに賦課処理手段及び配賦処理手段の一
例が構成されており、プロセッサ5は、記録媒体101
等に記録されたプログラムに従って、第1選択デバイス
501、第2選択デバイス502、賦課処理デバイス5
03及び配賦処理デバイス504を論理構成し、上述の
如き入力処理、選択処理、賦課処理、配賦処理等の諸機
能を発揮する。尚、このようなプログラムは、記録媒体
101に格納されたままプロセッサを動作させてもよい
し、記録媒体101から一旦メモリ6に読み込まれてか
らプロセッサを動作させてもよいし、また、通信回線を
介して、メモリ6にダウンロードされてからプロセッサ
を動作させてもよい。
【0037】次に、賦課処理デバイス503により行わ
れる賦課処理について図2及び図3を参照して詳細に説
明する。図2は、個別費と共通費を賦課係数を用いて賦
課する基本的様子を示す概念図であり、図3は、共通費
の一例として部門共通費を賦課係数を用いて実際に賦課
する具体的様子を示す概念図である。
【0038】図2において、入力損益データにより勘定
科目別の費用が示されており、各診療部門51、各診療
共通部門52及び各管理・補助部門53という3種類の
部門があるとする。このとき一方で、個別の部門との結
びつきが明確な費用であるため入力の際に既に例えば患
者コード等の個別コードが付されている個別損益データ
により示される個別費54は、その個別コードに対応す
る一の診療部門51、一の診療共通部門52又は一の管
理・補助部門53における個別費として、そのまま(即
ち、賦課係数=1として)賦課される。他方で、幾つか
の部門に共通的に関する費用であるため個別コードが付
されていない共通損益データにより示される共通費55
は、その共通費に対して定められた賦課係数(<1)で
掛け算した後、各診療部門、各診療共通部門又は各管理
・補助部門における共通費として賦課される。このよう
な賦課処理の結果、最終的には、夫々の部門において、
自部門で消費した費用(即ち、自部門で全部を消費した
個別費+自部門で全部ではないが一部は消費した共通
費)を集計できる。
【0039】図3において、共通費の一例としての部門
共通費については、勘定科目には主項目として、診療材
料費、常勤給与、非常勤給与、…があり、その中に医師
給、看護婦給、医療技術員給、…があり、その下の詳細
項目として、酸素、基準寝具、その他のリネン、…があ
る例を示している。この場合、賦課係数は、酸素収益
比、平均単価×在籍人員数、病床数、…であり、これら
の賦課係数を掛け算して、診療部門51、診療共通部門
52、管理・補助部門53に大別され、更に外来部門、
入院部門、独立診療、…というように細かく分類され各
部門へ賦課される。このように、各共通費の属性に対応
する賦課係数を賦課・配賦用ファイルから読み出して用
いれば、部門共通費もコンピュータを用いて容易且つ迅
速に賦課することが出来る。
【0040】次に、配賦処理デバイス504により行わ
れる配賦処理について図4から図6を参照して詳細に説
明する。図4は、部門別賦課損益から配賦する基本的様
子を示す概念図であり、図5は、一例として全体管理部
門の賦課損益を他の医療部門に配賦する具体的様子を示
す概念図であり、図6は、更に図5の配賦を終えた後に
行われる管理・補助部門の賦課損益を他の医療部門に配
賦する具体的様子を示す概念図である。
【0041】図4において、先ずステップS1では、全
体管理部門の賦課損益が、賦課・配賦用ファイルから読
み出された配賦係数データ又は配賦係数基準値データに
基づいて、当該全体管理部門を除いた他の医療部門たる
管理・補助部門、診療共通部門及び診療部門に夫々配賦
される。次に、ステップS2では、新たな特定部門とし
ての管理・補助部門の賦課損益とステップS1による配
賦損益(一般的には収益ではなく費用)との合計が、賦
課・配賦用ファイルから読み出された配賦係数データ又
は配賦係数基準値データに基づいて、当該管理・補助部
門を除いた残りの医療部門たる診療共通部門及び診療部
門に夫々配賦される。次に、ステップS3では、新たな
特定部門としての診療共通部門の賦課損益とステップS
1及びS2による配賦損益との合計が、賦課・配賦用フ
ァイルから読み出された配賦係数データ又は配賦係数基
準値データに基づいて、残りの診療部門に配賦される。
【0042】以上のように図4の例では、配賦処理デバ
イス504により全体管理部門からの配賦が実行された
後に、最初に特定部門とされた全体管理部門ではない管
理・補助部門が新たな特定部門とされ、この管理・補助
部門から、最初に特定部門とされた全体管理部門を除く
残りの医療部門に対して配賦が実行される。更にこの配
賦が終了すると、最初及び次に特定部門とされた全体管
理部門及び管理・補助部門ではない診療共通部門が新た
な特定部門とされ、この診療共通部門から、残りの医療
部門に対して配賦が実行される。 そして最後には、残
りの医療部門が一つ(診療部門のみ)になるまで同様の
処理を繰り返して行うことが出来る。
【0043】図5に、図4のステップS1における配賦
係数を用いた配賦処理の具体的様子を示す。
【0044】図5において、診療部門、診療共通部門、
管理・補助部門及び全体管理部門の夫々に属する個別の
部門には、個別の数値コード1〜57が割り当てられて
いる。この場合、全体管理部門が特定部門とされてお
り、医局共通部門(コード54)からは、各診療科(コ
ード1)、各病棟(コード2)、独立診療(コード
3)、…に対して、医師数比を基準にした配賦係数によ
り配賦が行われる。また、看護部共通部門(コード5
5)からは、各診療科(コード1)、各病棟(コード
2)、独立診療(コード3)、…に対して、看護婦数比
を基準にした配賦係数により配賦が行われる。また、医
療技術部共通部門(コード56)からは、放射線部門
(コード4)、薬剤部門(コード5)、画像診断部門
(コード6)、…に対して、医療技術員数比を基準にし
た配賦係数により配賦が行われる。また、病院共通部門
(コード57)からは、各診療科(コード1)、各病棟
(コード2)、独立診療(コード3)、…に対して、在
籍人員数比を基準にした配賦係数により配賦が行われ
る。
【0045】図6に、図4のステップS2における配賦
係数を用いた配賦処理の具体的様子を示す。
【0046】図6において、診療部門、診療共通部門及
び管理・補助部門の夫々に属する個別の部門には、図5
の場合と同様に個別の数値コード1〜53が割り当てら
れている。この場合、管理・補助部門が特定部門とされ
ており、例えば、入院医事部門(コード29)からは、
各病棟(コード2)に対して、患者数比を基準にした配
賦係数により配賦が行われる。また、外来医事部門(コ
ード30)からは、各診療科(コード1)に対して、患
者数比を基準にした配賦係数により配賦が行われる。ま
た、歯科業務(コード32)からは、各診療科(コード
1)及び独立診療(コード3)に対して、全配賦(即
ち、配賦係数=1による配賦)が行われる。
【0047】本実施の形態では特に、診療部門において
複数の医療管理指標の一例である医師別指標、患者別指
標、診療科別指標、診療行為別指標、病名別指標等の夫
々について、複数の分類(例えば医師別指標について
は、鈴木医師、田中医師、佐藤医師等の医師個人による
分類)に分類された入力損益データがインタフェース等
により入力されている。従って、図1において、医師別
指標等の分類毎に、第1及び第2選択デバイス501及
び502による選択処理が行われ、賦課処理デバイス5
03により前述した賦課処理が行われ、配賦処理デバイ
ス503により前述した配賦処理が行われる。この結
果、医師別指標等の分類毎に、部門別賦課損益データが
賦課損益ファイル手段607に格納され、部門別配賦損
益データが配賦損益ファイル608に格納される。
【0048】これを受けて、画像出力を行うディスプレ
イ8及びプリンタ9は、部門別賦課損益データ及び部門
別配賦損益データを、例えば、図7に示すような部門別
の表であって各医療管理指標毎及び各分類毎で損益をメ
ッシュ化して示す表300などの、医療部門別、医療管
理指標別及び分類別のうち少なくとも一つの別で配列し
たフォーマットで出力する。
【0049】図7において、複数の表300はより具体
的には、部門別の一つの表300aとして、一部門につ
いて一枚ずつ画面表示又はプリント出力されるものであ
る。夫々の行は、収益、変動原価における材料費と経費
とからなる自部門費用(即ち、賦課損益)及び他部門費
(即ち、配賦損益)、並びに固定原価における自部門費
用及び他部門費に割り当てられており、これらの収益と
変動原価とから表計算された限界利益及びこれらの収益
と各種費用とから表計算された部門医業利益にも一行ず
つ割り当てられている。また、夫々の列は、キーボード
7等により入力された目標値、病名別損益、診療行為別
損益、患者別損益及び医師別損益に割り当てられてい
る。なお、表300の左側には、表300を出力するた
めに必要な前述した部門別賦課損益及び部門別配賦損益
の算出手順が、診療部門51、診療共通部門52及び管
理・補助部門53の夫々について概念的に示されてい
る。
【0050】また特に本実施の形態では、先ず、インタ
フェース2等を介して入力される入力損益データは、医
療部門についてのみ個別コードを付すのではなく、同様
に、医師別指標、患者別指標、診療科別指標、病名別指
標、診療行為別指標等のように医療部門以外の医療管理
指標の夫々について、該個別の分類に関連する損益の場
合には個別コードを付し、該複数の分類に関連する損益
の場合には該個別コードを付していない入力損益データ
でもよい。このような入力損益データに対しては、プロ
セッサ5は、夫々の医療管理指標について、入力損益デ
ータの中から、プロセッサ5において、第1選択デバイ
スにより個別コードが付されたものを個別損益データと
して選択し、第2選択デバイスにより個別コードが付さ
れていないものを共通損益データとして選択するように
構成される。次に、夫々の医療管理指標について、賦課
処理デバイスにより、前述した医療部門別の場合と同様
に、選択された個別損益データの示す損益を、この選択
された個別損益データに付された個別コードに対応する
分類における損益として各分類毎にそのまま賦課する。
同時に、これも前述した医療部門別の場合と同様に、選
択された共通損益データの属性に応じて各分類に対して
定められる賦課係数でこの選択された共通損益データの
示す損益を夫々掛け算した後に各分類毎に夫々賦課す
る。すると、夫々の医療管理指標について、このように
賦課された各分類毎の損益が、分類別賦課損益データと
して賦課損益ファイル607に格納される。更に、これ
も前述した医療部門別の場合と同様に、配賦処理デバイ
スによる配賦処理についても、夫々の医療管理指標につ
いての分類毎に行われる。この結果、最後にディスプレ
イ8又はプリンタ9は、賦課損益ファイル607及び配
賦損益ファイル608に格納された分類別賦課損益デー
タ及び分類別配賦損益データを、医療管理指標別、分類
別及び損益の種類別のうち少なくとも一つの別で配列し
た任意のフォーマットで出力するように構成される。
尚、上述のように、部門別賦課損益データや部門別配賦
損益データを演算出力させ画像出力させるのか、或い
は、各医療管理指標における分類別賦課損益データや分
類別配賦損益データを演算出力させ画像出力させるのか
は、キーボード7からのオペレーション選択コマンドの
入力及び記録媒体101から読み込まれるコンピュータ
プログラムの種類によるものである。
【0051】次に図8に、以上のように構成された本実
施の形態の機能に着目したシステム該念図を示す。
【0052】図8において、本実施例の医療経理管理支
援システムは、部門別損益管理システム401と指標別
(医療管理指標の分類別)損益管理システム402とに
大別される。このうち部門別損益管理システム401
は、部門別実績管理システム403、部門別予算管理シ
ステム404及び部門別差異分析システム405とを含
んでなる。
【0053】部門別実績管理システム403は、インタ
フェース等の入力から、過去における個々の収益の実績
値としての部門別実績収益情報403a、過去における
個々の原価の実績値としての部門別実績原価要素情報4
03b、及び過去における各種実績値に対応して定めら
れる賦課係数及び配賦係数の基準となる部門別配賦・賦
課基準値情報403cを生成する。そして、こららの情
報に対して、前述の賦課処理及び配賦処理等を施すこと
により、過去における部門別の原価の実績値としての部
門別実績原価情報403d及び過去における部門別の賦
課及び配賦を含む損益(部門別賦課損益及び部門別配賦
損益)の実績値としての部門別実績損益情報403eを
算出する。
【0054】部門別予算管理システム404は、キーボ
ード等を介しての将来における収益予算、原価予算、及
び賦課・配賦の各種基準値の入力から、将来における個
々の収益の予算値としての部門別予算収益情報404
a、将来における個々の原価の予算値としての部門別予
算原価要素情報404b、及び将来における各種予算値
に対応して定められる賦課係数及び配賦係数の基準とな
る部門別配賦・賦課基準値情報404cを生成する。こ
れらの情報に対して、前述の賦課処理及び配賦処理等を
施すことにより、将来における部門別の原価の予算値と
しての部門別予算原価情報404d及び将来における部
門別の賦課及び配賦を含む損益(部門別賦課損益及び部
門別配賦損益)の予算値としての部門別予算損益情報4
04eを算出する。
【0055】部門別差異分析システム405は、部門別
実績管理システム403により生成、算出された部門別
の各種実績値と、部門別予算管理システム404により
生成、算出された各種予算値とを相互に比較して差異を
分析するシステムである。
【0056】他方、指標別損益管理システム402は、
指標別実績管理システム406、指標別予算管理システ
ム407及び指標別差異分析システム408とを含んで
なる。ここに指標とは、前述した医療管理指標のことで
あり、例えば、診療科別指標、病名別指標、診療行為別
指標等である。
【0057】指標別実績管理システム406は、部門別
実績管理システム403からの部門別実績損益情報40
3e又は入力損益データの入力から、部門別実績管理シ
ステム403における個別の部門を示す個別コードに代
えて又は加えて各種医療管理指標の個別の分類を示す個
別コードに基づく配賦・賦課処理を行う際の基準値であ
る指標別配賦・賦課基準値情報406c、過去における
各医療管理指標の詳細分類毎の原価の実績値を示す指標
別実績原価情報406d、及び過去における各医療管理
指標の詳細分類毎の目標値を示す指標別目標値実績情報
406fを生成する。そして、指標別実績管理システム
406は、各種医療管理指標の詳細分類毎に前述の賦課
・配賦処理を施すことにより指標別の賦課及び配賦を含
む損益(指標別賦課損益及び指標別配賦損益)の実績値
としての指標別実績損益情報406eを算出する。
【0058】指標別予算管理システム407は、部門別
予算管理システム404からの部門別予算損益情報40
4e又は入力損益データの入力から、部門別予算管理シ
ステム404における個別の部門を示す個別コードに代
えて又は加えて各種医療管理指標の個別の分類を示す個
別コードに基づく配賦・賦課処理を行う際の基準値であ
る指標別配賦・賦課基準値情報407c、将来における
各医療管理指標の詳細分類毎の原価の予算値を示す指標
別予算原価情報407d、及び将来における各医療管理
指標の詳細分類毎の目標値を示す指標別目標値予算情報
407fを生成する。そして、指標別予算管理システム
407は、各種医療管理指標の詳細分類毎に前述の賦課
・配賦処理を施すことにより指標別の賦課及び配賦を含
む損益(指標別賦課損益及び指標別配賦損益)の予算値
としての指標別予算損益情報407eを算出する。
【0059】指標別差異分析システム408は、指標別
実績管理システム406により生成、算出された指標別
の各種実績値と、指標別予算管理システム407により
生成、算出された各種予算値とを相互に比較して差異を
分析するシステムである。
【0060】以上のように構成された部門別実績管理シ
ステム403及び指標別実績管理システム406から
は、例えば、部門別又は指標別の、実績収益表、実績収
益推移表、実績原価表、実績原価推移表、実績損益表、
実績損益推移表、目標値実績表、目標値実績推移表など
の表410が、ディスプレイ又はプリンタにより画像出
力される。
【0061】以上のように構成された部門別予算管理シ
ステム404及び指標別予算管理システム407から
は、例えば、部門別又は指標別の、予算収益表、予算原
価表、予算損益表、予算申請書、目標値予算表などの表
411が、ディスプレイ又はプリンタにより画像出力さ
れる。
【0062】以上のように構成された部門別差異分析シ
ステム405及び指標別差異分析システム408から
は、例えば、部門別又は指標別の、収益差異分析表、原
価差異分析表、損益差異分析表、目標値差異分析表など
の表412が、ディスプレイ又はプリンタにより画像出
力される。
【0063】以上説明した実施の形態では、損益計算の
基本的な単位を一つの医療管理指標たる医療部門とし、
この医療部門別の損益について更に診療科別、病名別、
診療行為別等の医療管理指標別の損益を演算処理するよ
うにしたが、診療科、病名、診療行為等の医療部門以外
の医療管理指標を、このような基本的な単位として用い
て損益の演算処理を行うようにしてもよい。この場合、
インタフェース等を介して入力される入力損益データと
しては、例えば胃癌、肝炎、心筋梗塞、脳卒中などの病
名を基本的な単位たる医療管理指標として、個別(一つ
の病名)又は複数の分類(複数の病名)に関連する損益
を示すものであって該個別の分類に関連する場合には個
別コードが付されており該複数の分類に関連する場合に
は該個別コードが付されていない入力損益データが、入
力される。次に、このように規定される個別コードに基
づいて、前述した医療部門別の場合と同様に、選択、賦
課、配賦処理が行われる。即ち、入力損益データの中か
ら、第1選択手段により個別コードが付されたものが個
別損益データとして選択され、第2選択手段により個別
コードが付されていないものが共通損益データとして選
択される。次に、賦課処理手段により、選択された個別
損益データの示す損益が、個別コードに対応する分類に
おける損益として各分類毎にそのまま賦課され、選択さ
れた共通損益データの属性に応じて各分類に対して定め
られる賦課係数でこの選択された共通損益データの示す
損益が夫々掛け算された後に各分類毎に夫々賦課され
る。すると、この場合、病名という医療管理指標につい
て、このように賦課された各分類毎の損益が、分類別賦
課損益データとして賦課損益ファイルに格納され、ディ
スプレイやプリンタにより、基本的な単位として病名別
で配列した部分を含むフォーマットで画像出力される。
【0064】次に、以上のように構成された本実施の形
態の動作について、図1のブロック図及び図9のフロー
チャート、並びに図10から図15に例示した表出力を
参照しながら、説明する。
【0065】図9において、先ず、各種の入力損益デー
タ、賦課係数基準値データ、配賦係数基準値データ等が
インタフェース2、読取装置3又はキーボード7を介し
て入力される(ステップS11)。この場合、入力損益
データは、(1)部門別の収益を示す収益データ、
(2)患者別、診療行為別の収益を示すデータ、(3)
患者が特定されている費用を示すデータ、(4)事業所
及び部門が特定されている費用を示すデータ、(5)実
績諸元値を示すデータ、(6)事業所のみが特定されて
いる費用を示すデータ、(7)事業所も部門も特定され
ていない費用を示すデータ等を含む。これらのデータ
は、当初は、図1の医事会計システム201、物流管理
システム202などの外部システム等において、操作者
が各外部システムに適合した形式で入力したデータを、
基本的にあるがままの姿でインタフェース2等を介して
入力したものである。従って、このように様々な種類の
データが入力損益データとして存在するのである。
【0066】次に、上記入力された事業所も部門も特定
されていない費用を示すデータに基づいて、事業所が特
定できない費用の賦課処理が実効される(ステップS1
2)。次に、上記ステップS11で入力された事業所の
みが特定されている費用を示すデータ及びステップS1
2で賦課処理済みのデータに基づいて、部門が特定でき
ない費用の賦課処理が実行される(ステップS13)。
これにより、事業所及び部門が把握される。但し、この
段階は、共通部門が存在する状態である。
【0067】次に、このようにして把握された事業所間
での費用の振替が実行される(ステップS14)。これ
により、事業所内費用が確定する。次に、確定した事業
所内費用に基づいて、事業所内における共通部門の配賦
処理が実行される(ステップS15)。これにより、共
通部門費の配賦が完了し、部門最小単位での費用が確定
する。次に、一般管理部門(例えば、本社などの全体管
理部門)費用が、各事業所へ振替えられる(ステップS
16)。次に、この結果得られたデータ及びステップS
11において入力された部門別の収益データに基づい
て、表計算処理が行われ、例えば、図10に示すような
各事業所における部門別の損益を含む複数の表301が
ディスプレイ8又はプリンタ9により一枚ずつ画像出力
される(ステップS17)。
【0068】図10において、一枚の表301aは、○
×事業所についての損益を示すものであり、診療部門、
診療共通部門等の大きな部門の夫々の中で、部門A、部
門B、…という個別の小部門に分類されており、演算処
理された夫々の小部門における収益、材料費、労務費、
経費などが示される。また、一枚の表301bは、○×
事業所についての損益を示すものであり、管理・補助部
門、一般管理部門等の大きな部門の夫々の中で、部門
C、部門D、…という小部門に分類されている。
【0069】再び図9において、次に、管理・補助部門
費用及び一般管理部門費用の診療科別の配賦処理(ステ
ップS18)と並列に、部門単位で把握されている情報
の抽出が行われる(ステップS19)。即ち、患者単位
で把握されている費用、収益情報は、後に、ステップS
29の処理の中で取得するので、ここでは、オミットさ
れる。
【0070】次に、診療行為別の損益が操作者により要
求されているかが判定される(ステップS20)。この
判定は、例えば、キーボード7を介しての操作コマンド
に基づいて行われる。ここで、診療行為別の損益が要求
されていなければ(ステップS20:NO)、一般管理
部門費の配賦処理が実行され(ステップS21)、続い
て、管理・補助部門費の配賦処理が実行される(ステッ
プS22)。次に、この結果得られたデータに基づい
て、表計算処理が行われ、例えば、図11に示すような
各事業所における部門別の損益を含む複数の表302が
ディスプレイ8又はプリンタ9により一枚ずつ画像出力
される(ステップS23)。
【0071】図11において、一枚の表302aは、○
×事業所についての損益を示すものであり、診療部門、
診療共通部門等の大きな部門の夫々の中で、部門A、部
門B、…という個別の小部門に分類されており、演算処
理された夫々の小部門における収益、材料費、労務費、
経費のみならずステップS21及びS22における配賦
処理により算出された他部門費1、2、3、…などが示
される。
【0072】再び図9において、次に、診療科別の損益
が操作者により要求されているかが判定される(ステッ
プS24)。この判定は、例えば、キーボード7を介し
ての操作コマンドに基づいて行われる。ここで、診療科
別の損益が要求されていなければ(ステップS24:N
O)、診療共通部門費の配賦処理が実行される(ステッ
プS25)。次に、この結果得られたデータに基づい
て、表計算処理が行われ、例えば、図12に示すような
各事業所における部門別の損益を含む複数の表303が
ディスプレイ8又はプリンタ9により一枚ずつ画像出力
される(ステップS26)。
【0073】図12において、一枚の表303aは、○
×事業所についての損益を示すものであり、診療部門の
中で、部門A、部門B、…という個別の小部門に分類さ
れており、演算処理された夫々の小部門における収益、
材料費、労務費、経費のみならずステップS25におけ
る配賦処理により算出された他部門費1、2、3、…な
どが示される。この表作成の後、一連の処理が終了され
る。
【0074】一方、ステップS24において、診療科別
の損益が要求されていれば(ステップS24:YE
S)、診療部門費及び診療共通部門費の各診療科へ配賦
処理が実行される(ステップS27)。
【0075】他方、ステップS20において、診療行為
別の損益が要求されていれば(ステップS20:YE
S)、ステップS28に分岐する。
【0076】ステップS28では、インタフェース2等
から入力された診療行為別の賦課及び配賦係数の基準と
なるデータから、例えば、図13の表304に示すよう
な賦課及び配賦係数決定のため基準数量、基準時間、難
易度等の基準値データが各診療行為毎に生成されてお
り、この基準値データに基づいて、診療行為別の費用の
按分(即ち、診療行為という小分類における費用の割り
当て)が行われる(ステップS28)。これにより、部
門別に把握された費用が更に診療行為別に按分される。
【0077】尚、図13において、一枚の表304a
は、○×事業所についての基準値を示すものであり、材
料費、労務費、経費等の夫々について、各診療行為の属
性に応じた基準値が示されている。
【0078】再び図9において、次に、診療行為別の損
益情報の併合が行われる(ステップS29)。具体的に
は、先ず、ステップS11で入力された患者別及び診療
行為別の収益を示すデータ及び患者が特定されている費
用を示すデータから患者直接費用・収益(即ち、各患者
に直接結びつく費用及び収益)が目次及び月次で把握さ
れ、次に、この患者直接費用・収益とステップS28で
按分された診療行為別の費用とを集計して、月次で確定
させる併合処理が実行される。
【0079】次に、診療科別の損益が操作者により要求
されているかが判定される(ステップS30)。この判
定は、例えば、キーボード7を介しての操作コマンドに
基づいて行われる。ここで、診療科別の損益が要求され
ていなければ(ステップS30:NO)、病名別、患者
別、医師別等の損益計算処理が実効され、例えば、図1
4に示すような月日を横軸にとった病名別、患者別又は
医師別の損益棒グラフ305がディスプレイ8又はプリ
ンタ9により画像出力される(ステップS31)。
【0080】図14において、損益棒グラフ305は、
収益、間接経費及び直接材労経費に区切られている。こ
のグラフ作成の後、一連の処理が終了される。
【0081】再び図9において、ステップS24で、診
療科別の損益が要求されていれば(ステップS30:Y
ES)、管理・補助部門及び一般管理部門の費用を削除
した後(ステップS32)、診療科別の損益情報への集
計が行われる(ステップS33)。
【0082】ステップS27又はS33の処理と、これ
と並列に行われるステップS18の処理とが共に終了す
ると、次に、これらの結果得られたデータに基づいて、
表計算処理が行われ、例えば、図15に示すような各事
業所における診療科別の損益を含む複数の表306がデ
ィスプレイ8又はプリンタ9により一枚ずつ画像出力さ
れる(ステップS34)。
【0083】図15において、一枚の表306aは、○
×事業所についての損益を示すものであり、総合内科等
の個別の診療科の夫々の中で、収益、患者直接費、患者
間接費用等の中分類がなされており、更にこれらの中分
類の中で、材料費、労務費、経費、…が示される。この
表作成の後、一連の処理が終了される。
【0084】以上詳細に説明したように本実施の形態に
よれば、どの部門に属するかが不明又は不定である入力
損益データの存在に拘わらず、部門別損益が出力される
ので、医療部門別損益の管理・評価が可能となる。ま
た、自分の部門における個別費及び共通費が賦課された
費用等を含めた損益のみならず、他の特定部門における
費用等が配賦された損益も出力されるので、より広い視
点からの医療部門別損益の管理・評価が可能となる。更
に、費用の医療部門相互関係が複雑な場合であっても、
段階的な配賦処理により他の特定部門における費用等が
配賦された損益をコンピュータを用いた比較的簡単な配
賦処理で行うことができる。更にまた、各医療部門にお
ける医療管理指標別や分類別の損益も出力可能なので、
より詳細な損益の管理・評価が可能となり、医療部門別
のみならず、更に詳細な診療科別、病名別、診療行為別
等の各種の医療管理指標別の損益の管理・評価が可能と
なる。そして、このように表計算出力された医療部門
別、病名別、医師別、診療科別等における各種損益を見
れば、例えば「給食部門は、廃止した方が経営上有利で
あるのか否か?」、「あの医療技術員は、解雇した方が
経営上有利であるのか否か?」、「アルツハイマー病
は、扱わない方が経営上有利であるのか否か?」等の医
療における経営管理をタイムリーに行うことが可能とな
る。
【0085】
【発明の効果】請求項1に記載の医療経営管理支援シス
テムによれば、どの部門に属するかが不明又は不定であ
る入力損益データの存在に拘わらず、部門別損益が出力
されるので、医療部門別損益の管理・評価が可能とな
る。
【0086】請求項2に記載の医療経営管理支援システ
ムによれば、入力手段により入力された賦課係数データ
を用いて、どの部門に属するかが不明又は不定である入
力損益データが存在しても何等問題無く、賦課処理手段
により部門別損益が賦課される。
【0087】請求項3に記載の医療経営管理支援システ
ムによれば、自分の部門における個別費及び共通費が賦
課された費用等を含めた損益のみならず、他の特定部門
における費用等が配賦された損益も出力されるので、よ
り広い視点からの医療部門別損益の管理・評価が可能と
なる。
【0088】請求項4に記載の医療経営管理支援システ
ムによれば、複数の医療部門を順次特定部門として一特
定部門ずつ配賦処理を行うことが出来るので、費用の医
療部門相互関係が複雑な場合であっても、他の特定部門
における費用等が配賦された損益をコンピュータを用い
た比較的簡単な配賦処理により行うことができる。
【0089】請求項5に記載の医療経営管理支援システ
ムによれば、各医療部門における医療管理指標別や分類
別の損益も出力可能なので、より詳細な損益の管理・評
価が可能となる。
【0090】請求項6に記載の医療経営管理支援システ
ムによれば、各医療部門における医療管理指標別や分類
別に賦課及び配賦処理の施された損益も出力可能なの
で、より詳細な損益の管理・評価が可能となる。
【0091】請求項7に記載の医療経営管理支援システ
ムによれば、どの分類に属するかが不明又は不定である
入力損益データの存在に拘わらず、賦課及び配賦処理の
施された分類別損益が出力されるので、医療部門別のみ
ならず、更に詳細な診療科別、病名別、診療行為別等の
各種の医療管理指標別の損益の管理・評価が可能とな
る。
【0092】以上の結果、本発明により、コンピュータ
を用いて医療における部門別、診療科別、病名別、診療
行為別等の所望の管理指標別のメッシュで損益管理・評
価を効率良く且つ迅速に実効可能であり、医療経営管理
を支援するより詳細な損益指標をタイムリーに把握可能
であり、しかも病院全スタッフが同じ尺度で損益を把握
可能である経営管理支援システムを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態の医療経営管理支援システムの
構成を示すブロック図である。
【図2】 本実施の形態の医療経営管理支援システムに
おける賦課処理を示す概念図である。
【図3】 本実施の形態の医療経営管理支援システムに
おける賦課処理の具体例を示す概念図である。
【図4】 本実施の形態の医療経営管理支援システムに
おける配賦処理を示す概念図である。
【図5】 本実施の形態の医療経営管理支援システムに
おける配賦処理の具体例を示す概念図である。
【図6】 本実施の形態の医療経営管理支援システムに
おける配賦処理の具体例を示す他の概念図である。
【図7】 本実施の形態の医療経営管理支援システムに
より演算出力可能なメッシュ状の表のフォーマットを示
す概念図である。
【図8】 本実施の形態の医療経営管理支援システムの
機能を示すシステム概念図である。
【図9】 本実施の形態の医療経営管理支援システムの
動作を示すフローチャートである。
【図10】 本実施の形態の医療経営管理支援システム
により出力可能な表の一例を示す概念図である。
【図11】 本実施の形態の医療経営管理支援システム
により出力可能な表の他の例を示す概念図である。
【図12】 本実施の形態の医療経営管理支援システム
により出力可能な表の他の例を示す概念図である。
【図13】 本実施の形態の医療経営管理支援システム
により生成される基準値データの具体例を示す概念図で
ある。
【図14】 本実施の形態の医療経営管理支援システム
により出力可能な棒グラフの一例を示す概念図である。
【図15】 本実施の形態の医療経営管理支援システム
により出力可能な表の他の例を示す概念図である。
【符号の説明】
1…医療経営管理支援システム 2…インタフェース 3…読取装置 5…プロセッサ 6…メモリ 7…キーボード 8…ディスプレイ 9…プリンタ 101…記録媒体 501…第1選択デバイス 502…第2選択デバイス 503…賦課処理デバイス 504…配賦処理デバイス 607…賦課損益ファイル 608…配賦損益ファイル

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の医療部門のうちの一つに関連する
    損益を示すと共に該一つの医療部門に関連する旨を示す
    個別コードの付された個別損益データと、前記複数の医
    療部門のうちの複数に関連する損益を示すと共に前記個
    別コードの付されていない共通損益データとを、入力損
    益データとして入力する入力手段と、 前記入力損益データの中から前記個別損益データを選択
    する第1選択手段と、 前記入力損益データの中から前記共通損益データを選択
    する第2選択手段と、 前記選択された個別損益データの示す損益を、前記選択
    された個別損益データに付された個別コードに対応する
    医療部門の損益として各医療部門毎にそのまま賦課する
    と共に、前記選択された共通損益データの示す損益を、
    前記選択された共通損益データの属性に応じて各医療部
    門に対して定められる賦課係数で夫々掛け算した後に各
    医療部門毎に夫々賦課する賦課処理手段と、 該賦課された各医療部門毎の損益を部門別賦課損益デー
    タとして格納する賦課損益ファイル手段と、 該賦課損益ファイル手段に格納された部門別賦課損益デ
    ータを所定フォーマットで出力する出力手段とを備えた
    ことを特徴とする医療経営管理支援システム。
  2. 【請求項2】 前記入力手段は、前記共通損益データの
    属性に対応させて予め定められた各医療部門に対する賦
    課係数を示す賦課係数データ及び該賦課係数の基準とな
    る賦課係数基準値データの少なくとも一方を入力可能に
    構成されており、 前記賦課処理手段は、該入力された賦課係数データ及び
    賦課係数基準値データの少なくとも一方に基づいて前記
    共通損益データの示す損益を賦課することを特徴とする
    請求項1に記載の医療経営管理支援システム。
  3. 【請求項3】 前記賦課損益ファイル手段に格納された
    部門別賦課損益データのうち特定部門に係るデータの示
    す損益を、該特定部門に係るデータの属性に応じて該特
    定部門を除く他の医療部門の夫々に対して定められる配
    賦係数で掛け算した後に該他の医療部門毎に配賦する配
    賦処理手段と、 該配賦処理手段により配賦された後の前記他の医療部門
    毎の損益を部門別配賦損益データとして格納する配賦損
    益ファイル手段とを更に備えており、 前記出力手段は、前記賦課損益ファイル手段に格納され
    た部門別賦課損益データと共に前記配賦損益ファイル手
    段に格納された部門別配賦損益データを所定フォーマッ
    トで出力する手段を備えていることを特徴とする請求項
    1又は2に記載の医療経営管理支援システム。
  4. 【請求項4】 前記配賦処理手段は、前記配賦損益ファ
    イル手段に前記配賦処理手段により配賦された後の前記
    他の医療部門毎の損益が前記部門別配賦損益データとし
    て格納された後、前記他の医療部門のうちの一つの部門
    を新たな特定部門として、前記賦課損益ファイル手段及
    び前記配賦損益ファイル手段に夫々格納された部門別賦
    課損益データ及び部門別配賦損益データのうち該新たな
    特定部門に係るデータの夫々示す損益の合計を、該新た
    な特定部門に係るデータの属性に応じて該新たな特定部
    門も除いた残りの医療部門の夫々に対して定められる配
    賦係数で掛け算した後に該残りの医療部門毎に配賦する
    手段を備えており、 前記配賦損益ファイル手段は、前記配賦処理手段により
    新たに配賦された後の前記残りの医療部門毎の損益を部
    門別配賦損益データとして格納する手段を備えたことを
    特徴とする請求項3に記載の医療経営管理支援システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記入力損益データは、前記複数の医療
    部門のうちの少なくとも一つの部門において複数の医療
    管理指標のうちの少なくとも一つの指標について複数の
    分類に分類されており、 前記賦課処理手段は、前記複数の分類毎に、前記選択さ
    れた個別損益データ及び共通損益データの示す損益を賦
    課する手段を備えており、 前記賦課損益ファイル手段は、前記複数の分類毎に前記
    部門別賦課損益データを格納する手段を備えており、 前記出力手段は、前記部門別賦課損益データを前記医療
    部門別、前記医療管理指標別及び前記分類別のうち少な
    くとも一つの別で配列したフォーマットで出力する手段
    を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の医療
    経営管理支援システム。
  6. 【請求項6】 前記入力損益データは、前記複数の医療
    部門のうちの少なくとも一つの部門において複数の医療
    管理指標のうちの少なくとも一つの指標について複数の
    分類に分類されており、 前記賦課処理手段は、前記複数の分類毎に、前記選択さ
    れた個別損益データ及び共通損益データの示す損益を賦
    課する手段を備えており、 前記賦課損益ファイル手段は、前記複数の分類毎に前記
    部門別賦課損益データを格納する手段を備えており、 前記配賦処理手段は、前記複数の分類毎に前記損益を配
    賦する手段を備えており、 前記配賦損益ファイル手段は、前記複数の分類毎に前記
    部門別配賦損益データを格納する手段を備えており、 前記出力手段は、前記部門別賦課損益データと共に前記
    部門別配賦損益データを前記医療部門別、前記医療管理
    指標別及び前記分類別のうち少なくとも一つの別で配列
    したフォーマットで出力する手段を備えたことを特徴と
    する請求項3又は4に記載の医療経営管理支援システ
    ム。
  7. 【請求項7】 複数の医療管理指標の夫々について、個
    別又は複数の分類に関連する損益を示すものであって該
    個別の分類に関連する場合には該個別の分類に関連する
    旨を示す個別コードが付されており該複数の分類に関連
    する場合には該個別コードが付されていない入力損益デ
    ータを入力する入力手段と、 前記夫々の医療管理指標について、前記入力損益データ
    の中から前記個別コードが付されたものを個別損益デー
    タとして選択する第1選択手段と、 前記夫々の医療管理指標について、前記入力損益データ
    の中から前記個別コードが付されていないものを共通損
    益データとして選択する第2選択手段と、 前記夫々の医療管理指標について、前記選択された個別
    損益データの示す損益を、前記選択された個別損益デー
    タに付された個別コードに対応する分類における損益と
    して各分類毎にそのまま賦課すると共に、前記選択され
    た共通損益データの示す損益を、前記選択された共通損
    益データの属性に応じて各分類に対して定められる賦課
    係数で夫々掛け算した後に各分類毎に夫々賦課する賦課
    処理手段と、 前記夫々の医療管理指標について、前記賦課処理手段に
    より賦課された各分類毎の損益を分類別賦課損益データ
    として格納する賦課損益ファイル手段と、 前記夫々の医療管理指標について、該賦課損益ファイル
    手段に格納された部門別賦課損益データのうち特定部門
    に係るデータの示す損益を、該特定部門に係るデータの
    属性に応じて該特定部門を除く他の医療部門の夫々に対
    して定められる配賦係数で掛け算した後に該他の医療部
    門毎に配賦する配賦処理手段と、 前記夫々の医療管理指標について、該配賦処理手段によ
    り配賦された後の前記他の医療部門毎の損益を部門別配
    賦損益データとして格納する配賦損益ファイル手段と、 前記賦課損益ファイル手段に格納された分類別賦課損益
    データ及び前記配賦損益ファイル手段に格納された部門
    別配賦損益データを前記医療管理指標別、前記分類別及
    び損益の種類別のうち少なくとも一つの別で配列したフ
    ォーマットで出力する出力手段とを備えたことを特徴と
    する医療経営管理支援システム。
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