JPH10187413A - 制御装置および方法 - Google Patents

制御装置および方法

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JPH10187413A
JPH10187413A JP8347092A JP34709296A JPH10187413A JP H10187413 A JPH10187413 A JP H10187413A JP 8347092 A JP8347092 A JP 8347092A JP 34709296 A JP34709296 A JP 34709296A JP H10187413 A JPH10187413 A JP H10187413A
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circuit
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JP8347092A
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Mutsuhiro Omori
睦弘 大森
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 後段の処理回路へのデータの転送を潤滑に行
うようにする。 【解決手段】 例えば入出力部2からのデータが第1次
FIFOメモリ21を介してマルチプレクサ22および
制御回路23に供給される。制御回路23は、第2次F
IFOメモリ24に記憶されているデータ量が所定の量
以上である場合、マルチプレクサ22からデータが出力
されないようにするとともに、供給されたデータをメイ
ンメモリ3に記憶させる。一方、制御回路23は、第2
次FIFOメモリ24に記憶されているデータ量が所定
の量より少なく、かつ、メインメモリ3に、制御回路2
3からのデータが記憶されている場合、そのデータを読
み出し、マルチプレクサ22を介して第2次FIFOメ
モリ24に供給する。第2次FIFOメモリ24は、描
画回路20からの要求に対応して、そのデータをFIF
Oの順番で描画回路20に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、制御装置および方
法に関し、特に、第1の回路から第2の回路へデータを
供給するときに、そのデータを一時的に記憶し、第2の
回路の処理速度に応じて、記憶しているデータを第2の
回路に出力する制御装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体技術の進歩に伴い、所謂コンピュ
ータなどの演算装置が普及している。
【0003】このような演算装置に他の回路(装置)を
接続し、その回路にデータを処理させる場合、演算装置
とその回路との処理速度や入出力処理の速度の差を吸収
するために、例えばFIFO(First-In First-Out)メ
モリが、演算装置とその回路の間に設けられることがあ
る。
【0004】図5は、そのような演算装置と回路を有す
る描画装置の構成例を示している。
【0005】演算装置81のメインプロセッサ1は、メ
インメモリ3に記憶されているグラフィックスデータ
や、入出力部2に供給されたグラフィックスデータを、
入力FIFOメモリ41に出力するように、入出力部2
およびメインメモリ3を制御する。
【0006】なお、このとき、データの転送にDMA
(Direct Memory Access)が利用されると、データは、
メインプロセッサ1を介さずに直接、入出力部2または
メインメモリ3から入力FIFOメモリ41に出力され
る。
【0007】入力FIFOメモリ41は、供給されたデ
ータを記憶し、描画回路20の要求に応じて、そのデー
タをFIFOの順番で描画回路20に順次出力する。
【0008】描画回路20は、入力FIFOメモリ41
より供給されたグラフィクスデータに対応して描画処理
を行い、ビデオ信号を出力する。このとき、描画回路2
0は、処理の進行に応じて入力FIFOメモリ41から
グラフィクスデータを読み出し、データを順次処理して
いく。
【0009】このようにして、グラフィクスデータが、
入力FIFOメモリ41に一旦記憶された後、描画回路
20の処理状況に応じて、描画回路20に順次供給され
ていく。
【0010】このような装置においては、描画回路20
の処理速度が一時的に遅くなって、入力FIFOメモリ
41に記憶されているグラフィックスデータが多くな
り、残りの(空の)記憶容量が少なくなった場合、デー
タを入力FIFOメモリ41から溢れさせないようにす
るために例えば割り込みを発生してDMA(即ち、入力
FIFOメモリ41へのデータの供給)を中断させるこ
とが多い。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、転送す
るデータ量が多くなると、入力FIFOメモリ41への
データの供給が中断される頻度が多くなり、演算装置8
1における応用プログラムの処理が中断され、装置全体
の処理速度が低下するという問題を有している。
【0012】さらに、このような描画回路20において
は、予め作成されているテクスチャを描画することがあ
る。このような場合、描画回路20は、テクスチャの種
類の数に応じたデータ量のテクスチャデータを記憶して
いる。
【0013】しかしながら、このようなテクスチャデー
タは、描画速度を高速にするために、バンド幅の大きい
メモリに記憶される必要があるので、記憶しておくテク
スチャの種類を多くすると、バンド幅が大きく、かつ、
大容量のメモリが必要となり、コストを低減することが
困難であるという問題を有している。
【0014】本発明は、そのような状況に鑑みてなされ
たもので、例えばFIFOメモリに所定の量のデータが
保持されると、供給されてきたデータを所定の記憶部
(例えば、メインメモリ3)に書き込み、その後、FI
FOメモリに保持されているデータが所定の量より少な
い量になると、所定の記憶部よりデータを読み出し、後
段の処理回路に出力するようにして、後段の処理回路へ
のデータの転送を潤滑に行うようにするとともに、後段
の処理回路において記憶されているデータの一部を一時
的に所定の記憶部に記憶させることにより、例えば、多
くの種類のテクスチャを利用することができるようにす
るものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の制御装
置は、所定の回路より供給されたデータを所定の記憶部
に書き込むとともに、所定の記憶部からデータを読み出
すメモリ制御手段と、所定の回路より供給されたデータ
およびメモリ制御手段により所定の記憶部から読み出さ
れたデータのいずれかを選択する選択手段と、選択手段
により選択されたデータを保持し、FIFOの順序で出
力する記憶手段とを備え、メモリ制御手段は、記憶手段
に所定の量のデータが保持されているか、または、所定
の記憶部にデータが保持されている場合、所定の回路よ
り供給されたデータを所定の記憶部に書き込み、所定の
記憶部にデータが保持されている場合、記憶手段に保持
されているデータが所定の量より少ない量であると、所
定の記憶部よりデータを読み出し、選択手段は、所定の
記憶部にデータが保持されている場合、メモリ制御手段
により読み出されたデータを選択することを特徴とす
る。
【0016】請求項9に記載の制御方法は、第1の記憶
部に所定の量のデータが保持されているか、または、第
2の記憶部にデータが保持されている場合、所定の回路
より供給されたデータを第2の記憶部に書き込むステッ
プと、第2の記憶部にデータが保持されている場合、第
2の記憶部に保持されているデータを選択し、第2の記
憶部にデータが保持されていない場合、所定の回路より
供給されたデータを選択するステップと、選択したデー
タを第1の記憶部において保持し、FIFOの順序で出
力するステップとを備えることを特徴とする。
【0017】請求項1に記載の制御装置においては、メ
モリ制御手段は、記憶手段に所定の量のデータが保持さ
れているか、または、所定の記憶部にデータが保持され
ている場合、所定の回路より供給されたデータを所定の
記憶部に書き込み、所定の記憶部にデータが保持されて
いる場合、記憶手段に保持されているデータが所定の量
より少ない量であると、所定の記憶部よりデータを読み
出し、選択手段は、所定の記憶部にデータが保持されて
いる場合、メモリ制御手段により読み出されたデータを
選択し、記憶手段は、選択手段により選択されたデータ
を保持し、FIFOの順序で出力する。
【0018】請求項9に記載の制御方法においては、第
1の記憶部に所定の量のデータが保持されているか、ま
たは、第2の記憶部にデータが保持されている場合、所
定の回路より供給されたデータを第2の記憶部に書き込
み、第2の記憶部にデータが保持されている場合、第2
の記憶部に保持されているデータを選択し、第2の記憶
部にデータが保持されていない場合、所定の回路より供
給されたデータを選択し、選択したデータを第1の記憶
部において保持し、FIFOの順序で出力する。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の制御装置を応用
した描画装置の一実施の形態の構成を示している。メイ
ンプロセッサ1は、入出力部2を介して供給されるグラ
フィックスデータ、または、メインメモリ3(第2の記
憶部)に記憶されているグラフィックスデータをデータ
退避回路14に出力するようになされている。
【0020】なお、このグラフィックスデータは、例え
ば、2次元の図形(ポリゴン)を貼り合わせて表現され
る3次元の物体などのデータであり、所定の応用プログ
ラムに従って生成される。
【0021】データ退避回路14は、供給されたデータ
を内蔵の記憶部(後述の第2次FIFOメモリ24)に
記憶し、描画回路20からの要求に対応して、そのデー
タをFIFOの順番で描画回路20のジオメトリ演算部
4(処理手段)に出力するとともに、その記憶部に所定
の量のデータが記憶されていると、供給されたデータ
を、内蔵の記憶部に記憶せずに、バス15を介してメイ
ンメモリ3に記憶させ、その記憶部に記憶されているデ
ータの量が所定の量より少なくなると、メインメモリ3
よりデータを読み出し、そのデータをその記憶部に記憶
するようになされている。
【0022】図2は、データ退避回路14の構成例を示
している。第1次FIFOメモリ21(第2の記憶手
段)は、バス15を介して供給されるデータを記憶し、
所定の転送速度で、そのデータをマルチプレクサ22
(選択手段)および制御回路23(メモリ制御手段)に
出力するようになされている。
【0023】マルチプレクサ22は、制御回路23から
の制御信号に応じて、第1次FIFOメモリ21からの
データおよび制御回路23からのデータのいずれかを第
2次FIFOメモリ24(記憶手段、第1の記憶部)に
出力するようになされている。
【0024】第2次FIFOメモリ24は、マルチプレ
クサ22より供給されたデータを記憶し、描画回路20
からの要求に対応して、そのデータをFIFOの順番で
描画回路20のジオメトリ演算部4に出力するようにな
されている。
【0025】制御回路23は、第2次FIFOメモリ2
4およびメインメモリ3に記憶させたデータの量に応じ
て、第1次FIFOメモリ21からのデータまたは制御
回路23からのデータが第2次FIFOメモリ24に供
給されるようにマルチプレクサ22を制御するととも
に、第2次FIFOメモリ24に記憶されているデータ
量に応じて、第1次FIFOメモリ21より供給された
データを、バス15を介してメインメモリ3に記憶させ
る。
【0026】また、制御回路23は、テクスチャバッフ
ァ9より供給されたテクスチャデータをメインメモリ3
に記憶させる。
【0027】図1の描画回路20は、データ退避回路1
4より供給されたグラフィックスデータから、そのポリ
ゴンに対応するビデオ信号を生成し、出力するようにな
されている。
【0028】描画回路20のジオメトリ演算部4は、供
給されたグラフィックスデータに対して座標変換、クリ
ッピング処理、ライティング処理などを行い、処理後の
グラフィックスデータ(ポリゴンレンダリングデータ)
として、ポリゴンの各頂点に対応する、座標X,Y,
Z、赤色、緑色、青色にそれぞれ対応する輝度値Cr,
Cg,Cb、描画する画素の輝度値とディスプレイバッ
ファ10に記憶されている画素の輝度値を混ぜ合わせる
割合を表すブレンド係数α、テクスチャ座標S,T,
Q、および、フォグ係数Fを、DDAセットアップ部5
に出力するようになされている。
【0029】なお、テクスチャ座標として、同次座標系
であるS,T,Qが出力されるが、S/Q,T/Qにテ
クスチャサイズをそれぞれ乗じたものが、実際のテクス
チャ座標として利用される。また、フォグ係数Fは、例
えばZが大きく、その点における表示を、霧がかかった
ように表現するときに、所定のフォグカラーを混合する
度合いを示す係数である。
【0030】DDAセットアップ部5は、供給されたポ
リゴンの各頂点のポリゴンレンダリングデータX,Y,
Z,Cr,Cg,Cb,α,S,T,Q,Fから、X方
向に対するポリゴンレンダリングデータの変分(ΔZ/
ΔX,ΔCr/ΔX,ΔCg/ΔX,ΔCb/ΔX,Δ
α/ΔX,ΔS/ΔX,ΔT/ΔX,ΔQ/ΔX,ΔF
/ΔX)を算出するとともに、Y方向に対するポリゴン
レンダリングデータの変分(ΔZ/ΔY,ΔCr/Δ
Y,ΔCg/ΔY,ΔCb/ΔY,Δα/ΔY,ΔS/
ΔY,ΔT/ΔY,ΔQ/ΔY,ΔF/ΔY)を算出す
る。
【0031】また、DDAセットアップ部5は、3角形
(ポリゴン)の頂点の座標より3角形の形状の種類の判
別を行うとともに、描画開始点(レンダリング開始点)
における各ポリゴンレンダリングデータの初期値を算出
するようになされている。
【0032】さらに、DDAセットアップ部5は、3角
形のポリゴンの描画開始点に最も近いスパン(X方向に
配列している画素の列)のY方向の座標に、ポリゴンの
描画開始点の座標を移動させた後、その座標に対応する
各ポリゴンレンダリングデータの初期値を算出し、X方
向の各変分とともにDDA部6に出力するようになされ
ている。
【0033】DDA部6は、DDA(Digital Differen
tial Analyzer)演算を行い、DDAセットアップ5よ
り供給された、各ポリゴンレンダリングデータのX方向
の変分と、各ポリゴンレンダリングデータの初期値か
ら、まず、そのスパンの開始点の画素に対応する各ポリ
ゴンレンダリングデータの値を算出し、次に、そのスパ
ンの各画素に対応する座標X,Yと、その座標における
ポリゴンレンダリングデータZ,Cr,Cg,Cb,
α,S,T,Q,Fの値を順次算出し、テクスチャプロ
セッサ7に出力するようになされている。
【0034】テクスチャプロセッサ7は、テクスチャバ
ッファ9(第3の記憶手段)からテクスチャデータを読
み出し、供給されたテクスチャ座標S,TをQで除算
し、テクスチャサイズで乗算して実際のテクスチャ座標
を算出するとともに、読み出したテクスチャデータか
ら、実際のテクスチャ座標S,Tに対応したテクスチャ
アドレスにおける輝度値と、テクスチャデータの混合比
を表す係数(テクスチャのα値)を算出し、その係数に
対応して、DDA部6より供給された輝度値と、テクス
チャに対応する輝度値を混合するようになされている。
【0035】さらに、テクスチャプロセッサ7は、フォ
グ係数Fに対応して所定のフォグカラーを混合し、生成
された輝度値を、DDA部6より供給された座標X,Y
の画素に対応する輝度値として、座標X,Y,Zおよび
ブレンド係数αとともにメモリインタフェース8に出力
するようになされている。
【0036】なお、テクスチャバッファ9は、MIPM
APなどの各レベルに対応したテクスチャデータを記憶
している。
【0037】メモリインタフェース8は、Zバッファ1
1のZ値を参照し、供給された画素が、以前に描画した
ものより手前にある場合、供給された座標Zで、Zバッ
ファ11のZ値を更新するとともに、供給された輝度値
を、ディスプレイバッファ10における、その座標
(X,Y)に対応するアドレスに書き込むようになされ
ている。
【0038】なお、メモリインタフェース8は、αブレ
ンドを行うように設定されている場合、供給されたブレ
ンド係数αに対応して、ディスプレイバッファ10に記
憶されている輝度値と、供給された輝度値を混合して、
生成された輝度値をディスプレイバッファ10に書き込
む。
【0039】また、メモリインタフェース8は、テクス
チャバッファ9に記憶されているテクスチャデータの使
用頻度を計算し、使用頻度の低いものをデータ退避回路
14に出力させるようになされている。
【0040】CRT制御部12は、所定の水平および垂
直同期信号に同期して表示アドレスを発生し、メモリイ
ンタフェース8を制御して、その表示アドレスに対応す
る輝度値を、所定の数毎にまとめて転送させ、内蔵する
FIFO部(図示せず)にそれらの値を一旦記憶し、所
定の間隔でそのデータのインデックス値をRAMDAC
13に出力するようになされている。
【0041】RAMDAC13は、図示せぬRAM部と
DAC(Digital/Analog Converter)部を有し、インデ
ックス値に対応した輝度値をRAM部に予め記憶してお
り、CRT制御部12より供給されたインデックス値に
対応する輝度値を、RAM部からDAC部に供給し、D
AC部において、その輝度値(RGB値)をD/A変換
し、アナログのビデオ信号(RGB信号)を所定の装置
(図示せず)に出力するようになされている。
【0042】次に、図1の描画装置の動作について説明
する。
【0043】メインプロセッサ1は、所定の応用プログ
ラムに従って、入出力部2を介して供給されるグラフィ
ックスデータ、または、メインメモリ3に記憶されてい
るグラフィックスデータを、バス15を介してデータ退
避回路14に出力する。
【0044】データ退避回路14の第1次FIFOメモ
リ21は、バス15を介して供給されるデータを記憶
し、所定の転送速度で、そのデータをマルチプレクサ2
2および制御回路23に出力する。このように第1次F
IFOメモリ21を設けることにより、データのパケッ
トサイズを調整することができるので、メインメモリ3
へのデータのバースト転送が可能となる。
【0045】なお、マルチプレクサ22は、第2次FI
FOメモリ24およびメインメモリ3にそれぞれ記憶さ
れているデータ量に対応して、第1次FIFOメモリ2
1または制御回路23からのデータを第2次FIFOメ
モリ24に出力するか、第1次FIFOメモリ21と制
御回路23のいずれからのデータも出力しないように制
御回路23により適宜設定されている。
【0046】即ち、制御回路23は、第2次FIFOメ
モリ24を参照して、第2次FIFOメモリ24に記憶
されているデータ量が所定の量以上である場合、マルチ
プレクサ22を制御して、マルチプレクサ22から第2
次FIFOメモリ24にデータが供給されないようにし
ている。
【0047】この場合、第1次FIFOメモリ21から
出力されたデータは、バス15を介してメインメモリ3
に記憶される。なお、制御回路23は、メインメモリ3
の所定の記憶領域がリングバッファとなるようにアドレ
ッシングを行い、データを記憶させる。このようにリン
グバッファ状にデータを記憶することにより、記憶した
データをFIFOの順序で読み出すことが簡単になる。
【0048】また、制御回路23は、第2次FIFOメ
モリ24に記憶されているデータ量が所定の量より少な
い量であり(即ち、第2次FIFOメモリ24の記憶領
域に所定の量の空き領域が確保され)、かつ、メインメ
モリ3に、制御回路23からのデータが記憶されていな
い場合、マルチプレクサ22を制御して、第1次FIF
Oメモリ21からのデータが第2次FIFOメモリ24
に供給されるようにする。
【0049】この場合、第1次FIFOメモリ21から
出力されたデータは、マルチプレクサ22を介して第2
次FIFOメモリ24に供給される。
【0050】一方、第2次FIFOメモリ24に記憶さ
れているデータ量が所定の量より少なく、かつ、メイン
メモリ3に、制御回路23からのデータが記憶されてい
る場合、制御回路23は、マルチプレクサ22を制御し
て、制御回路23からのデータが第2次FIFOメモリ
24に供給されるようにする。
【0051】なお、このとき第1次FIFOメモリ21
からデータが供給された場合、そのデータはメインメモ
リ3に記憶される。
【0052】第2次FIFOメモリ24は、上述のよう
にマルチプレクサ22より供給されたデータを記憶し、
描画回路20からの要求に対応して、そのデータをFI
FOの順番で描画回路20のジオメトリ演算部4に出力
する。
【0053】描画回路20のジオメトリ演算部4は、第
2次FIFOメモリ24にデータの要求を適宜行い、供
給されたグラフィックスデータに対して座標変換、クリ
ッピング処理、ライティング処理などを行い、ポリゴン
の各頂点に対応する、座標X,Y,Z、輝度値Cr,C
g,Cb、ブレンド係数α、テクスチャ座標S,T,
Q、および、フォグ係数Fを、DDAセットアップ部5
に出力する。
【0054】次に、レンダリング回路20のDDAセッ
トアップ部5は、レンダリングの前処理として、まず、
3角形のポリゴンの形状の判別を行う。このとき、DD
Aセットアップ部5は、3つの頂点のうち、Y方向の座
標値が最も小さい頂点を頂点Aとし、Y方向の座標値が
最も大きい頂点を頂点Cとし、残りの頂点を頂点Bとす
る。なお、3つの頂点のうち、Y方向の座標値が最も小
さい頂点が2つある場合、DDAセットアップ部5は、
それらの2つの頂点のうちのいずれか一方を頂点Aと
し、他方を頂点Bとする。
【0055】また、DDAセットアップ部5は、ポリゴ
ン内の各画素におけるポリゴンレンダリングデータX,
Y,Z,R,G,B,α,S,T,Q,Fの値を補間演
算により算出するときに利用されるX方向およびY方向
に対するポリゴンレンダリングデータの変分を、ポリゴ
ンの3頂点のポリゴンレンダリングデータからそれぞれ
算出する。
【0056】各変分を算出した後、DDAセットアップ
部5は、図3に示すように、頂点Aに最も近いスパン1
01に対応するY方向の座標値Y0と同一の座標値を有
する辺AC上の点(X0,Y0)に、ポリゴンの描画開始
点を一時的に移動させた後、その座標値に対応する各ポ
リゴンレンダリングデータの値を補間演算により算出
し、それらのデータを、X方向の各変分とともにDDA
部6に出力する。さらに、その後、DDAセットアップ
部5は、各スパンに対応する辺AC上の点における各ポ
リゴンレンダリングデータの値を補間演算により算出し
ていき、それらのデータをDDA部6に順次出力してい
く。なお、図3の各画素は、その画素の左下角の座標値
で代表されている。
【0057】そして、DDA部6は、DDA演算を行
い、DDAセットアップ部5より供給されたデータに対
応するスパンのレンダリング処理を行い、レンダリング
処理後の各画素に対応するポリゴンレンダリングデータ
をテクスチャプロセッサ7に順次出力する。
【0058】テクスチャプロセッサ7は、テクスチャバ
ッファ9からテクスチャデータを読み出し、そのデータ
を利用して、DDA部6より供給されたテクスチャ座標
値を、実際のテクスチャ座標値に変換し、実際のテクス
チャ座標値S,Tに対応したテクスチャアドレスにおけ
る輝度値と、テクスチャデータの混合比を表す係数(テ
クスチャのα値)を算出し、その係数に対応して、DD
A部6より供給された輝度値と、テクスチャに対応する
輝度値を混合する。
【0059】さらに、テクスチャプロセッサ7は、テク
スチャのα値に対応して混合された輝度値に、フォグ係
数Fに対応して所定のフォグカラーを混合し、生成され
た輝度値を、DDA部6より供給された座標値X,Yの
画素に対応する輝度値として、座標値X,Y,Zおよび
ブレンド係数αとともにメモリインタフェース8に出力
する。
【0060】そして、メモリインタフェース8は、Zバ
ッファ11のZ値を読み出し、テクスチャプロセッサ7
より供給された画素が以前に描画したものより手前(視
点側)にあるか否かを判断し、供給された画素が以前に
描画したものより手前にある場合、供給された座標値Z
で、Zバッファ11のZ値を更新するとともに、供給さ
れた輝度値を、ディスプレイバッファ10における、そ
の座標に対応するアドレスに書き込む。
【0061】一方、供給された画素が以前に描画したも
のより後ろにある場合、メモリインタフェース8は、供
給されたデータを破棄する。
【0062】なお、αブレンドを行うように設定されて
いる場合、メモリインタフェース8は、テクスチャプロ
セッサ7より供給されたブレンド係数αに対応して、デ
ィスプレイバッファ10に記憶されている輝度値と、供
給された輝度値を、α:(1−α)の割合で混合して、
生成した輝度値をディスプレイバッファ10に書き込
む。
【0063】そして、ディスプレイバッファ10に書き
込まれた輝度値は、CRT制御部12により水平および
垂直同期信号に同期して発生される表示アドレスに対応
して、CRT制御部12にメモリインタフェース8を介
して転送され、CRT制御部12のFIFO部に一旦記
憶される。そして、その輝度値に対応するインデックス
値が、所定の間隔でRAMDAC13に出力され、RA
MDAC13から、そのインデックス値に対応した輝度
値をD/A変換したアナログビデオ信号(RGB信号)
が所定の装置(図示せず)に出力される。
【0064】以上のようにして、データ退避回路14に
より一時的にグラフィックスデータをメインメモリ3に
退避させながら、描画回路20で、グラフィクスデータ
に対して描画処理が行われる。このようにすることによ
り、入出力部2またはメインメモリ3からのデータが、
滞ることなく描画回路20に供給される。
【0065】なお、図1の描画装置においては、一時的
にグラフィックスデータをメインメモリ3に退避させて
いるが、図4に示すように、所定の拡張メモリ31をデ
ータ退避回路14に接続し、その拡張メモリ31にグラ
フィックスデータを一時的に記憶させるようにしてもよ
い。
【0066】次に、テクスチャバッファ9に記憶されて
いるテクスチャデータの退避を行う際の動作について説
明する。
【0067】メモリインタフェース8は、CRT制御部
12が発生する垂直同期信号をカウントし、各テクスチ
ャデータが利用させる時間間隔(垂直同期信号のカウン
ト数)から、そのテクスチャデータの使用頻度を計算
し、使用頻度の低いものを、テクスチャバッファ9を制
御して、データ退避回路14の制御回路23に出力させ
る。
【0068】データ退避回路14の制御回路23は、テ
クスチャバッファ9からテクスチャデータが供給される
と、そのデータを、バス15を介してメインメモリ3に
記憶させる。
【0069】そして、他の回路(図示せず)より、新た
なテクスチャデータが、テクスチャバッファ9に記憶さ
れる。なお、このとき、メインメモリ3に退避している
データを、再度テクスチャバッファ9に記憶させるよう
にしてもよい。
【0070】このようにして使用頻度が低いテクスチャ
データを退避させることにより、高価なテクスチャバッ
ファ9を有効に利用することができる。
【0071】なお、上述のメインプロセッサ1により、
描画回路20のテクスチャデータを、例えばメインメモ
リ3などに退避させたり、使用していないデータを消去
して記憶領域を他のデータに提供するようにしてもよい
が、その場合、メインプロセッサ1が、テクスチャデー
タを記憶しているメモリにアクセスするために時間がか
かる。
【0072】また、本発明は、上記の描画装置に限定さ
れるものではなく、他の処理装置にも応用することがで
きる。
【0073】
【発明の効果】以上のごとく、請求項1に記載の制御装
置および請求項8に記載の制御方法によれば、第1の記
憶部に所定の量のデータが保持されているか、または、
第2の記憶部にデータが保持されている場合、所定の回
路より供給されたデータを第2の記憶部に書き込み、第
2の記憶部にデータが保持されている場合、第2の記憶
部に保持されているデータを選択し、第2の記憶部にデ
ータが保持されていない場合、所定の回路より供給され
たデータを選択し、選択したデータを第1の記憶部にお
いて保持し、FIFOの順序で出力するようにしたの
で、後段の処理回路へのデータの転送を潤滑に行うこと
ができる。また、後段の処理回路において記憶されてい
るデータの一部を一時的に上記第2の記憶部に記憶させ
ることにより、例えば、多くの種類のテクスチャを利用
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の制御装置を応用した描画装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】図1のデータ退避回路14の構成例を示すブロ
ック図である。
【図3】ポリゴンの一例を示す図である。
【図4】拡張メモリ31を設けた構成例を示すブロック
図である。
【図5】描画装置の一構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 メインプロセッサ, 2 入出力部, 3 メイン
メモリ, 9 テクスチャバッファ, 14 データ退
避回路, 20 描画回路, 21 第1次FIFOメ
モリ, 22 マルチプレクサ, 23 制御回路,
24 第2次FIFOメモリ, 31 拡張メモリ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の回路より供給されたデータを所定
    の記憶部に書き込むとともに、前記所定の記憶部から前
    記データを読み出すメモリ制御手段と、 所定の回路より供給されたデータおよび前記メモリ制御
    手段により前記所定の記憶部から読み出されたデータの
    いずれかを選択する選択手段と、 前記選択手段により選択されたデータを保持し、FIF
    Oの順序で出力する記憶手段とを備え、 前記メモリ制御手段は、前記記憶手段に所定の量のデー
    タが保持されているか、または、前記所定の記憶部にデ
    ータが保持されている場合、所定の回路より供給された
    データを前記所定の記憶部に書き込み、前記所定の記憶
    部にデータが保持されている場合、前記記憶手段に保持
    されているデータが前記所定の量より少ない量である
    と、前記所定の記憶部より前記データを読み出し、 前記選択手段は、前記所定の記憶部にデータが保持され
    ている場合、前記メモリ制御手段により読み出されたデ
    ータを選択することを特徴とする制御装置。
  2. 【請求項2】 前記メモリ制御手段は、前記所定の回路
    および前記所定の記憶部が接続されているバスに接続さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 【請求項3】 前記所定の記憶部は、前記所定の回路お
    よび前記メモリ制御手段が接続されているバスとは独立
    に、前記メモリ制御手段に接続されていることを特徴と
    する請求項1に記載の制御装置。
  4. 【請求項4】 前記所定の記憶部は、リングバッファと
    して使用されることを特徴とする請求項1に記載の制御
    装置。
  5. 【請求項5】 前記データは、グラフィクスデータであ
    ることを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  6. 【請求項6】 前記所定の回路より供給されたデータを
    保持し、FIFOの順序で前記メモリ制御手段および前
    記選択手段に出力する第2の記憶手段をさらに備えるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  7. 【請求項7】 前記記憶手段が出力したデータを処理す
    る処理手段と、 前記処理手段において利用される第2のデータを記憶し
    ている第3の記憶手段とをさらに備え、 前記第3の記憶手段は、前記第2のデータを前記メモリ
    制御手段に出力し、 前記メモリ制御手段は、そのデータを前記所定の記憶部
    に記憶させることを特徴とする請求項1に記載の制御装
    置。
  8. 【請求項8】 前記データは、グラフィクスデータであ
    り、 前記第2のデータは、テクスチャデータであることを特
    徴とする請求項7に記載の制御装置。
  9. 【請求項9】 第1の記憶部に所定の量のデータが保持
    されているか、または、第2の記憶部にデータが保持さ
    れている場合、所定の回路より供給されたデータを前記
    第2の記憶部に書き込むステップと、 前記第2の記憶部にデータが保持されている場合、前記
    第2の記憶部に保持されているデータを選択し、前記第
    2の記憶部に前記データが保持されていない場合、前記
    所定の回路より供給されたデータを選択するステップ
    と、 選択したデータを前記第1の記憶部において保持し、F
    IFOの順序で出力するステップとを備えることを特徴
    とする制御方法。
JP8347092A 1996-12-26 1996-12-26 制御装置および方法 Withdrawn JPH10187413A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006123547A1 (ja) * 2005-05-20 2006-11-23 Sony Computer Entertainment Inc. 情報処理装置、システム、方法およびプロセッサ

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