JPH10184982A - 温度式膨張弁 - Google Patents

温度式膨張弁

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JPH10184982A
JPH10184982A JP33847096A JP33847096A JPH10184982A JP H10184982 A JPH10184982 A JP H10184982A JP 33847096 A JP33847096 A JP 33847096A JP 33847096 A JP33847096 A JP 33847096A JP H10184982 A JPH10184982 A JP H10184982A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造費の上昇を招くことなく、温度応答性を
変化させる際の自由度の大きい感温筒を有する温度式膨
張弁を提供する。 【解決手段】 感温筒46を、異種金属を圧接接合して
形成したクラッド材により構成した。感温筒46の外面
46aの金属の熱伝導率を、内面46bの金属の熱伝導
率よりも大きくしてもよく、この逆の組み合わせてであ
ってもよい。また、感温筒46の外面46aまたは内面
46bの金属の材質が、温度式膨張弁に接続されるキャ
ピラリチューブ26の材質と同一とすることが好適であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍、冷蔵システ
ムにおける蒸発器負荷量に相応して循環冷媒を制御する
温度式膨張弁の感温筒に関する。
【0002】
【従来の技術】図8に示すように、圧縮機2、凝縮器
3、温度式膨張弁4、蒸発器5からなる冷凍サイクル1
においては、蒸発器5の負荷の変動に対応するため、こ
の負荷の変動を蒸発圧力と蒸発器5の出口での戻り冷媒
蒸気の過熱度の変化として検知し、これらの値が一定に
なるように、温度式膨張弁4において、供給する液冷媒
を通過させるオリフィスの開度を調整している。そし
て、冷媒過熱度の変化は、キャピラリチューブ6を介し
て温度式膨張弁4に接続されている感温筒7によって、
蒸発器5の出口温度の変化として検出される。
【0003】従来使用されている温度式膨張弁4を図9
に示す。この温度式膨張弁4の本体11には、凝縮器3
(図8)の出口に連通する管路A、蒸発器5(図8)の
入口に連通する管路Bが形成されるとともに、弁室Cに
は、弁17、バネ受け18及び調整バネ19が配設され
る。調整バネ19の下端は調整ねじ20に当接する。
【0004】調整ねじ20は、調整バネ19の付勢力を
調整するために設けられる。調整ねじ20の雄ねじ部2
0bと、本体11に形成された雌ねじ部11aが螺合
し、本体11に対して調整ねじ20が上下方向に移動す
ることにより、調整バネ19の付勢力が変化する。調整
ねじ20の上方には、皿バネ32及び板バネ33が設け
られ、板バネ33と調整ねじ20の上端部との間にはパ
ッキン34が介装され、調整ねじ20のねじ部からの冷
媒の漏れを防止している。さらに、調整ねじ20の下方
凸部20aには、調整ねじ20のストッパとして機能す
る止め輪35が装着される。調整ねじ20の下方にはキ
ャップ21が位置する。このキャップ21を本体11か
ら取り外し、調整ねじ20を回動して調整バネ19の付
勢力を調整できる。
【0005】本体11の上端面には、当金15を介して
ダイヤフラム13が載置され、ダイヤフラム13は、本
体11の上方のダイヤフラム室Dを上方圧力室D1と、
下方圧力室D2に分離するように、本体11に固定され
た下蓋14と上蓋12によって挟持される。当金15
は、その下方に位置する連結棒16に当接する形で構成
される。ダイヤフラム13の下面が当金15の上端面に
接触するとともに、この当金15を介して、連結棒16
の下端面が弁17に接触するように構成されているた
め、ダイヤフラム13に連動して弁17が上下方向に移
動する。
【0006】上方圧力室D1には、キャピラリチューブ
6の一端が接続され、このキャピラリチューブ6の他端
には感温筒7が接続される。感温筒7は例えば銅製とし
て、同じ材質のキャピラリチューブ6に銅ろうまたは銀
ろうによりろう付け固定される。なお、感温筒7及びキ
ャピラリチューブ6の材質を共にステンレス鋼製とした
場合には、両者を、銀ろう付け、プロジェクション溶
接、TIG溶接等によって接合できる。また、下方圧力
室D2と弁室Cは均圧孔31によって連通している。
【0007】円筒状の感温筒7の内部にはストッパ2
8、30によって位置決めされた挿入材29が配設され
る、この挿入材29は、例えば、セラミック、石綿、石
膏、活性炭等によって形成され、感温筒7の感度を低下
させ、または調整することにより、冷凍、冷媒システム
のハンチング動作を防止するようにしている。
【0008】上記構成を有する従来の温度式膨張弁4に
おいては、図8及び図9に示すように、感温筒7によっ
て蒸発器5の出口の冷媒温度が検出される。蒸発器5の
負荷が増加すると、蒸発器5の出口冷媒温度が上昇する
ため、感温筒7内に封入されたガスが膨張し、ダイヤフ
ラム13が下降する。これによって連結棒16を介して
弁17が下方に移動するため、管路Aから管路Bへ流れ
る冷媒の量、すなわち、凝縮器3から蒸発器5へ流れる
冷媒の量が増加する。
【0009】一方、蒸発器5の負荷が低下すると、蒸発
器5の出口の冷媒温度が下降するため、感温筒7内に封
入されたガスが収縮し、ダイヤフラム13が上昇する。
これによって連結棒16を介して弁17が上方に移動す
るため、管路Aから管路Bへ流れる冷媒の量、すなわ
ち、凝縮器3から蒸発器5へ流れる冷媒の量が減少す
る。 以上によって、蒸発器5の負荷変動に応じて凝縮
器3から蒸発器5への冷媒量を適正に調整することがで
きる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の温
度式膨張弁においては、溶接、ろう付け等の接合技術、
及び感温筒7の内部への異物混入防止等の見地から、キ
ャピラリチューブ6及び感温筒7は、例えば、銅同士、
またはステンレス鋼同士のように、同一または同種の材
質で構成されているため、両者を接合するための技術が
特定のものに限定されるとともに、感温筒の温度応答性
がその材質の熱伝導率によって決定されるため、応答性
を変化させる際の自由度に制限があった。
【0011】そして、感温筒の温度応答性を変化させる
場合には、一般的には、所定の温度応答性を得るため
に、適正な熱容量、熱伝導率及び吸着特性を有する挿入
材を感温筒の内部に設けているが、これにより、感温筒
の製造費が上昇するとともに、感温筒の選定に苦慮して
いた。
【0012】そこで、本発明は、上記従来の温度式膨張
弁における問題点に鑑みてなされたものであって、製造
費の上昇を招くことなく、温度応答性を変化させる際の
自由度の大きい感温筒を有する温度式膨張弁を提供する
ことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
温度式膨張弁であって、感温筒を、異種金属を圧接接合
して形成したクラッド材により構成したことを特徴とす
る。
【0014】請求項2記載の発明は、前記感温筒の内面
の金属の熱伝導率を、外面の金属の熱伝導率よりも大き
くしたことを特徴とする。
【0015】請求項3記載の発明は、前記感温筒の外面
の金属の熱伝導率を、内面の金属の熱伝導率よりも大き
くしたことを特徴とする。
【0016】請求項4記載の発明は、前記感温筒の内面
の金属の材質が、該温度式膨張弁に接続されるキャピラ
リチューブの材質と同一であることを特徴とする。
【0017】請求項5記載の発明は、前記感温筒の外面
の金属の材質が、該温度式膨張弁に接続されるキャピラ
リチューブの材質と同一であることを特徴とする。
【0018】そして、請求項1記載の発明によれば、温
度式膨張弁の感温筒を、異種金属を圧接接合して形成さ
れたクラッド材により構成したため、従来のように挿入
材を設ける必要がないとともに、両金属の板厚、重量を
変化させることにより温度応答性を変化させることがで
きる。
【0019】請求項2及び請求項3記載の発明によれ
ば、内外面の異種金属の熱伝導率の差を利用して、両金
属の板厚、重量を変化させることにより温度応答性を変
化させることができる。
【0020】請求項4及び請求項5記載の発明によれ
ば、前記感温筒の内面または外面の金属の材質が、該温
度式膨張弁に接続されるキャピラリチューブの材質と同
一であるため、ろう付け、プロジェクション溶接、TI
G溶接等によって内外面の金属を接合することができ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明にかかる温度式膨張
弁の実施の形態の具体例を図面を参照しながら説明す
る。本発明にかかる温度式膨張弁は、以下に詳述するよ
うに、感温筒をクラッド材で構成したことに特徴があ
る。従って、以下の実施例においては、温度式膨張部の
感温筒を除く部分については、図9に示した温度式膨張
弁4と同様であり、重複説明を省略する。
【0022】図1は、本発明にかかる温度式膨張弁に使
用する感温筒の第1実施例を示す断面図である。本実施
例にかかる温度式膨張弁は、例えばエアコン等に使用さ
れるものであって、ステンレス鋼製のキャピラリチュー
ブ26が使用され、クラッド材で構成された感温筒46
の外面46aが銅によって形成されるとともに、内面4
6bがステンレス鋼によって形成されている。そして、
この感温筒46の内部に挿入されたキャピラリチューブ
26が内面46bにプロジェクション溶接またはTIG
溶接等によって接合される。
【0023】このように構成された感温筒46において
は、銅の熱伝導率が約3.9J/cm・S・K、ステン
レス鋼の熱伝導率が約0.15J/cm・S・Kであっ
て、両者には約26倍の伝熱差が存在する。また、銅の
比熱が約0.38J/g・K、ステンレス鋼の比熱が約
0.51J/g・Kであり、これらと、上記熱伝導率と
の関係、及び両金属の板厚、重量を変えることにより、
感温筒の温度応答性を変化させる際の自由度が大きくな
る。さらに、本実施例においても、キャピラリチューブ
26と感温筒46との接合は、ステンレス鋼同士の接合
とすることができ、従来と同様の接合方法を採ることが
できる。
【0024】以下に、この温度応答性の自由度について
説明する。図2は、蒸発器5の出口配管から感温筒7、
46の内面への伝熱モデルを示す図である。図中、記号
t、tc及びtsは、それぞれ感温筒の壁厚、銅製外面
46aの壁厚、ステンレス鋼製内面46bの壁厚を示
す。図2(a)は、図9に示した従来の感温筒7を銅の
みによって形成した場合を示す。この場合は、蒸発器5
の出口配管温度φ0が感温筒7の壁面を通過して感温筒
7の内面においてφ1まで直線的に下降している。
【0025】一方、図2(b)は、図1に示した本発明
にかかる感温筒46を使用した場合を示す。この場合
は、蒸発器5の出口配管温度φ0が感温筒7の壁を通過
して感温筒46の内面においてφ2まで下降するが、銅
で形成された外面46aの温度勾配よりステンレス鋼で
形成された内面の温度勾配が大きいため、上記図2
(a)に示した従来に比較して感温筒内面温度が低下
し、感温筒の温度応答性がより鈍感になっている。
【0026】さらに、図2(c)は、図2(b)の例と
比較して、感温筒46の壁厚tを変化させずに、銅製外
面46aの壁厚tcを薄く、ステンレス鋼製内面46b
の壁厚tsをより厚く形成した場合を示している。この
場合は、蒸発器5の出口配管温度φ0が感温筒7の壁面
を通過して感温筒46の内面46bにおいてφ3まで下
降するが、温度勾配のより大きいステンレス鋼の壁厚t
sがより厚く構成されているため、感温筒内面46bの
温度φ3が上記感温筒内面温度φ2よりさらに低下し、
感温筒の温度応答性がさらに鈍感になっている。
【0027】図3は、本発明にかかる温度式膨張弁に使
用する感温筒の第2実施例を示す断面図である。本実施
例にかかる温度式膨張弁は、例えば食品の冷凍庫等に使
用されるものであって、ステンレス鋼製のキャピラリチ
ューブ26が使用され、クラッド材で構成された感温筒
56の外面56aがステンレス鋼によって形成されると
ともに、内面56bが銅によって形成されている。そし
て、この感温筒56の内部に挿入されたキャピラリチュ
ーブ26が外面56aにプロジェクション溶接またはT
IG溶接等によって接合される。
【0028】本実施例においても、上記構成を有する感
温筒56においては、上記第1実施例と同様に、外面5
6a、内面56bを構成する両金属の熱伝導率、比熱に
差があるため、両者の板厚、重量を変えることにより、
感温筒の温度応答性を変化させる際の自由度が大きくな
る。さらに、本実施例においても、キャピラリチューブ
26と感温筒56との接合は、ステンレス鋼同士の接合
とすることができ、従来と同様の接合方法を採ることが
できる。
【0029】図4は、本発明にかかる温度式膨張弁に使
用する感温筒の第3実施例を示す断面図である。本実施
例では、キャピラリチューブ26が銅製であって、クラ
ッド材で構成された感温筒66の外面66aがステンレ
ス鋼によって形成されるとともに、内面66bが銅によ
って形成されている。そして、この感温筒66の内部に
挿入されたキャピラリチューブ26が外面66aにプロ
ジェクション溶接またはろう付け等によって接合され
る。
【0030】本実施例においても、上記構成を有する感
温筒66においては、上記実施例と同様に、外面66
a、内面66bを構成する両金属の熱伝導率、比熱に差
があるため、両者の板厚、重量を変えることにより、感
温筒の温度応答性を変化させる際の自由度が大きくする
ことができる。さらに、本実施例においても、キャピラ
リチューブ26と感温筒66との接合は、銅同士の接合
とすることができる。
【0031】図5は、本発明にかかる温度式膨張弁に使
用する感温筒の第4実施例を示す断面図である。本実施
例では、キャピラリチューブ26が銅製であって、クラ
ッド材で構成された感温筒76の外面76aが銅によっ
て形成されるとともに、内面76bがステンレス鋼によ
って形成されている。そして、この感温筒76の内部に
挿入されたキャピラリチューブ26が外面76aにプロ
ジェクション溶接またはろう付け等によって接合され
る。
【0032】本実施例においても、上記構成を有する感
温筒76においては、上記実施例と同様に、外面76
a、内面76bを構成する両金属の熱伝導率、比熱に差
があるため、両者の板厚、重量を変えることにより、感
温筒の温度応答性を変化させる際の自由度が大きくする
ことができる。さらに、本実施例においても、キャピラ
リチューブ26と感温筒76との接合は、銅同士の接合
とすることができ、従来と同様の接合方法を採ることが
できる。
【0033】図6は、本発明にかかる温度式膨張弁に使
用する感温筒の第5実施例を示す断面図である。本実施
例では、キャピラリチューブ26がステンレス鋼製であ
って、クラッド材で底部86cを有する円筒状に形成さ
れた感温筒86の外面86aがステンレス鋼によって形
成されるとともに、内面86bが銅によって形成されて
いる。そして、外面86aのステンレス鋼と内面86b
の銅を剥離させ、ステンレス鋼同士としてプロジェクシ
ョン溶接またはTIG溶接されている。また、この感温
筒86の内部に挿入されたキャピラリチューブ26が、
感温筒86の上部開口に装着されたステンレス鋼製の密
栓87に穿設された挿入孔87aを貫通するとともに、
密栓87に銀ろうによってろう付けされている。
【0034】本実施例においても、上記構成を有する感
温筒86においては、上記実施例と同様に、外面86
a、内面86bを構成する両金属の熱伝導率、比熱に差
があるため、両者の板厚、重量を変えることにより、感
温筒の温度応答性を変化させる際の自由度が大きくする
ことができる。さらに、キャピラリチューブ26と感温
筒86との接合は、ステンレス鋼同士の接合とすること
ができ、従来と同様の接合方法を採ることができる。
【0035】図7は、本発明にかかる温度式膨張弁に使
用する感温筒の第6実施例を示す断面図である。本実施
例では、キャピラリチューブ26がステンレス鋼製であ
って、クラッド材で底部96cを有する円筒状に形成さ
れた感温筒96の外面96aがステンレス鋼によって形
成されるとともに、内面96bが銅によって形成されて
いる。そして、外面96aのステンレス鋼と内面96b
の銅及び密栓97がプロジェクション溶接、TIG溶接
または銀ろう付けによって接合されている。また、この
感温筒96の内部に挿入されたキャピラリチューブ26
が、感温筒96の上部開口に装着された銅製またはステ
ンレス鋼製の密栓97に穿設された挿入孔97aを貫通
するとともに、密栓97に銀ろうによってろう付けされ
ている。
【0036】本実施例においても、上記構成を有する感
温筒96においては、上記実施例と同様に、外面96
a、内面96bを構成する両金属の熱伝導率、比熱に差
があるため、板厚、重量を変えることにより、感温筒の
温度応答性を変化させる際の自由度が大きくすることが
できる。さらに、キャピラリチューブ26と感温筒96
との接合は、ステンレス鋼同士の接合とすることがで
き、従来と同様の接合方法を採ることができる。
【0037】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、従来のよ
うに挿入材を設ける必要がないため、製造費が低く、両
金属の板厚、重量及び材質を変化させることにより温度
応答性を変化させることができるため、温度応答性を変
化させる際の自由度の大きい温度式膨張弁を提供するこ
とができる。
【0038】請求項2記載及び請求項3記載の発明によ
れば、内外面の異種金属の熱伝導率の差を利用して、両
金属の板厚、重量及び材質を変化させることにより温度
応答性を変化させることができるため、温度応答性を変
化させる際の自由度の大きい温度式膨張弁を提供するこ
とができる。
【0039】請求項4及び請求項5記載の発明によれ
ば、前記感温筒の内面または外面の金属の材質が、該温
度式膨張弁に接続されるキャピラリチューブの材質と同
一であるため、ろう付け、プロジェクション溶接、TI
G溶接等の従来使用されている接合方法によって内外面
の金属を接合することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる温度式膨張弁の感温筒の第1実
施例を示す断面図である。
【図2】感温筒の温度応答性の自由度の説明図である。
【図3】本発明にかかる温度式膨張弁の感温筒の第2実
施例を示す断面図である。
【図4】本発明にかかる温度式膨張弁の感温筒の第3実
施例を示す断面図である。
【図5】本発明にかかる温度式膨張弁の感温筒の第4実
施例を示す断面図である。
【図6】本発明にかかる温度式膨張弁の感温筒の第5実
施例を示す断面図である。
【図7】本発明にかかる温度式膨張弁の感温筒の第6実
施例を示す断面図である。
【図8】従来の冷凍サイクルの全体構成を示す概略図で
ある。
【図9】従来の温度式膨張弁を示す断面図である。
【符号の説明】
26 キャピラリチューブ 46、56、66、76、86、96 感温筒 46a、56a、66a、76a、86a、96a
感温筒外面 46b、56b、66b、76b、86b、96b
感温筒内面 86c、96c 感温筒底面 87、97 密栓 87a、97a 挿入孔

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感温筒を、異種金属を圧接接合して形成
    したクラッド材により構成したことを特徴とする温度式
    膨張弁。
  2. 【請求項2】 前記感温筒の内面の金属の熱伝導率を、
    外面の金属の熱伝導率よりも大きくしたことを特徴とす
    る請求項1記載の温度式膨張弁。
  3. 【請求項3】 前記感温筒の外面の金属の熱伝導率を、
    内面の金属の熱伝導率よりも大きくしたことを特徴とす
    る請求項1記載の温度式膨張弁。
  4. 【請求項4】 前記感温筒の内面の金属の材質が、該温
    度式膨張弁に接続されるキャピラリチューブの材質と同
    一であることを特徴とする請求項2または3記載の温度
    式膨張弁。
  5. 【請求項5】 前記感温筒の外面の金属の材質が、該温
    度式膨張弁に接続されるキャピラリチューブの材質と同
    一であることを特徴とする請求項2または3記載の温度
    式膨張弁。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012229885A (ja) * 2011-04-27 2012-11-22 Saginomiya Seisakusho Inc 温度膨張弁
CN111734883A (zh) * 2019-03-25 2020-10-02 株式会社鹭宫制作所 温度式膨胀阀及具备该温度式膨胀阀的冷冻循环***

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CN111734883B (zh) * 2019-03-25 2022-03-18 株式会社鹭宫制作所 温度式膨胀阀及具备该温度式膨胀阀的冷冻循环***

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