JPH10184955A - ダンパ - Google Patents

ダンパ

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JPH10184955A
JPH10184955A JP34884696A JP34884696A JPH10184955A JP H10184955 A JPH10184955 A JP H10184955A JP 34884696 A JP34884696 A JP 34884696A JP 34884696 A JP34884696 A JP 34884696A JP H10184955 A JPH10184955 A JP H10184955A
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JP
Japan
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opening
closing
fluid
damper
closing means
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Pending
Application number
JP34884696A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Umezawa
潔 梅沢
Haruhiko Asaoka
晴彦 浅岡
Chiho Mito
千穂 三戸
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Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で十分に逆流を防止できるダンパ
を提供する。 【解決手段】 外枠11内に回転軸12aを介して蓋体
12を回転自在に配設する。外枠11の配設口11bに
は流通管21を配設し、その開口21aを蓋体に隣接さ
せる。外枠11の配設口11cには流通管22を配設す
る。蓋体12の大きさは流通管21の開口21aよりも
大きくなっている。回転軸12aは流通管21よりも外
周側に配設される。これにより、流通管21から外枠1
1に向かって流体が流れると蓋体12の下方が配設口1
1cの方に回転し流通管21の開口21aを開放する。
一方、流通管22から外枠11に向かって流体が流れて
も蓋体12の回転は流通管21によって阻止され、開口
21a全体を閉鎖する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体の流れを制御
するダンパに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、換気ダクト内の逆流を防止するた
めのダンパには、電源を必要としない簡易構造のいわゆ
るキャッチダンパが用いられている。このダンパ50
は、例えば、図8および図9に示したように、流体流路
51a内にこの流体流路51aを閉鎖する蓋体52を回
転自在に配設すると共に、この蓋体52の片側に隣接し
て係止部材54を配設している。これにより、図8にお
いて矢印で示した一方向の流体の流れに応じてのみ蓋体
52が回転して、図8において破線で示したように流体
流路51aを開放するようになっている。このダンパ5
0は、大量の逆流を防止するのに効果的であり、簡単な
構造でコストが低く製造することができるという特徴を
有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このダ
ンパ50は構造が簡単であるので、図9において梨地で
示したように、蓋体52と流体流路51aとの間の隙間
が大きく、この隙間から流体が流れ込んでしまうという
問題があった。よって、大量の逆流は防止することがで
きても、十分に防止することはできなかった。
【0004】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、簡単な構造で十分に逆流が防止でき
るダンパを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
ダンパは、少なくとも一端部に流通管が配設される外枠
と、1つの前記流通管の開口に隣接するようにこの外枠
内に収納されると共に、前記開口よりも大きさが大き
く、前記流通管内の流体の流れに応じて前記開口を開閉
する開閉手段とを備えたものである。
【0006】このダンパでは、流通管内を流体が流れる
と、その流れに応じて開閉手段が流通管の開口を開閉す
る。その際、開閉手段は1つの流通管の開口に隣接され
かつこの開口よりも大きさが大きくなっているので、1
つの流通管内から外枠に向かって流体が流れるときには
開口を開放し、外枠から1つの流通管内に向かって流体
が流れるときには開口を閉鎖する。
【0007】本発明の請求項2に係るダンパは、流体流
路と、この流体流路内に配設され流体の流れに応じて前
記流体流路を開閉する開閉手段と、この開閉手段が一方
向の流体の流れがあるときのみ前記流体流路を開放する
ように制御すると共に前記開閉手段が前記流体流路を閉
鎖したときの隙間から一方向とは逆の方向に流体が流れ
ることを防止する逆流防止手段とを備えたものである。
【0008】このダンパでは、流体流路内を流体が流れ
ると、その流れに応じて開閉手段が流体流路を開閉す
る。逆流防止手段は、一方向に流体が流れるときのみ開
閉手段が流体流路を開放するように制御する。また、逆
流防止手段は、開閉手段が流体流路を閉鎖したときの隙
間から一方向とは逆の方向に流体が流れることを防止す
る。
【0009】本発明の請求項3に係るダンパは、請求項
2のものにおいて、前記開閉手段は回転自在に配設され
ており、前記逆流防止手段は前記開閉手段が前記流体流
路を閉鎖したときの隙間に対応して前記開閉手段に隣接
しかつ前記開閉手段が一方向の流体の流れに応じて動作
する方向とは反対側に配設されたものである。
【0010】このダンパでは、流体流路内を一方向に流
体が流れると、その流れに応じて開閉手段が回転し流体
流路を開閉する。流体流路内を一方向とは逆の方向に流
体が流れると、その流れに応じて開閉手段が回転しよう
としても、逆流防止手段によって阻止される。よって、
流体流路を閉鎖する。また、その時、隙間から一方向と
は逆の方向に流体が流れようとしても、逆流防止手段が
配設されているので、それによって阻止される。
【0011】本発明の請求項4に係るダンパは、流体流
路と、この流体流路内に配設されると共に流体が通過す
る開口が形成された固定部材と、この固定部材に対して
回転自在に配設されると共に一方向の流体の流れがある
ときのみ前記固定部材の開口を開放しそれ以外は閉鎖す
る開閉手段とを備えたものである。
【0012】このダンパでは、流体流路内を一方向に流
体が流れると、その流れに応じて開閉手段が固定部材の
開口を開放する。流体流路内を流体が流れていないと
き、または一方向とは逆の方向に流体が流れるとき、開
閉手段は固定部材の開口を閉鎖する。
【0013】本発明の請求項5に係るダンパは、請求項
4のものにおいて、前記開閉手段は、前記固定部材に対
して回転自在に配設されると共に前記固定部材の開口を
閉鎖する閉鎖手段と、この閉鎖部材を一方向の流体の流
れに応じて回転させ前記固定部材の開口を開放させる開
放回転手段と、前記閉鎖部材を回転させ前記固定部材の
開口を閉鎖させる閉鎖回転手段とを備えたものである。
【0014】このダンパでは、閉鎖手段により固定部材
の開口を閉鎖する。流体流路内を一方向に流体が流れる
と、開放回転手段がそれに応じて閉鎖部材を回転させ固
定部材の開口を開放させる。流体流路内を一方向に流れ
る流体がなくなると、閉鎖回転手段が閉鎖部材を回転さ
せ固定部材の開口を閉鎖させる。
【0015】本発明の請求項6に係るダンパは、請求項
5のものにおいて、前記開放回転手段は、前記閉鎖手段
の一面に対して配設されると共に、一方向の流体の流れ
を受けて前記閉鎖手段を回転させる羽部材により構成さ
れたものである。
【0016】このダンパでは、流体流路内を一方向に流
体が流れると、その流れを羽部材が受けて閉鎖手段を回
転させる。
【0017】本発明の請求項7に係るダンパは、請求項
5のものにおいて、前記閉鎖回転手段は、前記固定部材
と前記閉鎖手段の相対する位置にそれぞれ配設された少
なくとも一対の磁石により構成されたものである。
【0018】このダンパでは、流体流路内を一方向に流
れる流体がなくなると、磁石の引っ張り合う力により閉
鎖部材を回転させる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0020】図1は本発明の第1の実施例に係るダンパ
10の構成を表すものである。このダンパ10は、内部
に流体流路11aを有する外枠11と、この外枠11内
に収納された開閉手段としての蓋体12とを備えてい
る。
【0021】外枠11の一端部には第1の流通管21を
配設するための第1の配設口11bが形成され、他端部
には第2の流通管22を配設するための第2の配設口1
1cが形成されている。なお、この外枠11は一端部側
11Aと他端部側11Bとを中央部において接合したも
のであり、一端部側11Aと他端部側11Bは同一の形
状となっている。
【0022】蓋体12は外枠11の一端部側11Aに対
して配設されており、配設口11bに配設される流通管
21の開口21aが隣接するようになっている。蓋体1
2の大きさは流通管21の開口21aよりも大きくされ
ており、開口21aを完全に閉鎖するようになってい
る。また、蓋体12には流通管21よりも外周側(ここ
では上方側)の位置に回転軸12aが配設されており、
蓋体12はこの回転軸12aを介して回転自在に配設さ
れている。すなわち、この蓋体12は、図1において実
線矢印で示したように流通管21から外枠11に向かっ
て流体が流れると、図1において破線で示したように下
方が他端部側11Bの方に回転し、その流量に応じて流
通管21の開口21aを開放するものである。
【0023】図2は図1に示したダンパ10を用いた排
気システム20の一例を表すものである。このように、
このダンパ10は、換気扇23によって屋内の空気を屋
外に排出する排気システム20に対して用いられ、換気
扇23と壁24との間の流通管21,22に挿入され
る。この場合、外枠11の一端部側11A(すなわち流
通管21)は換気扇23側に配設され、他端部側11B
(すなわち流通管22)は壁24側に配設される。
【0024】このような構成を有するタンパ10は、次
のように動作する。なお、ここでは、図2に示した換気
システム20を例に挙げて説明する。
【0025】まず、換気扇23が回転された場合、室内
の空気が流通管21内をダンパ10に向かって流れ始め
る。ダンパ10では、その流れに応じて蓋体12の下方
が回転軸12aを中心として他端部側11Bの方に回転
し、流通管21の開口21aを開放する。これにより、
空気は、流通管21からダンパ10内を通って流通管2
2内に流れ、屋外に排出される。
【0026】一方、換気扇23が回転されない場合、流
通管21内を空気が流れず、ダンパ10の蓋体12は流
通管21の開口21aを閉鎖している。この時、屋外か
ら流通管22内を通ってダンパ10内に空気が流れてき
ても、蓋体12は開口21aよりも大きいので、蓋体1
2の回転は流通管21によって阻止され、蓋体12は開
口21aを閉鎖したままとなる。よって、流通管21へ
の空気の流れは遮断される。また、蓋体12は開口21
aの全体を閉鎖しているので、隙間から流通管21内に
空気が流れ込むこともない。
【0027】このように本実施の形態に係るダンパ10
によれば、流通管21の開口21aに隣接して開口21
aよりも大きさが大きい蓋体12を配設するようにした
ので、蓋体12によって開口21aの全体を閉鎖するこ
とができ、隙間をなくすことができる。よって、隙間を
通って屋外から換気扇23の方に空気が逆流することを
防止でき、密閉度を高めることができる。
【0028】図3は本発明の第2の実施例に係るダンパ
30の構成を表すものである。図4は図3に示したダン
パ30のX−X線に沿った断面構造を表すものである。
このダンパ30は、内部に流体流路31aを有する外枠
31と、この流体流路31a内に配設され流体流路31
aを開閉する開閉手段としての蓋体32とを備えてい
る。
【0029】外枠31の一端部には、第1の流通管21
の開口を配設するための第1の配設口31bが形成され
ている。他端部には、第2の流通管22の開口を配設す
るための第2の配設口31cが形成されている。なお、
この外枠31は一端部側33Aと他端部側31Bとを中
央部において接合したものであり、一端部側31Aと他
端部側31Bは同一の形状となっている。蓋体32は、
外枠31の一端部側33Aに回転軸32aを介して回転
自在に配設されている。回転軸32aは蓋体32の上方
よりに配設されており、流体の流れに応じて蓋体32の
下方が大きく移動するようになっている。
【0030】このダンパ30は、また、蓋体32に隣接
して配設された逆流防止部材33を備えている。この逆
流防止部材33は、外枠31の内周に沿って外枠31と
蓋体32との間の隙間を閉鎖するように配設されてい
る。また、逆流防止部材33は、回転軸32aよりも下
方においては蓋体32の一端部側31Aに、回転軸32
aよりも上方においては蓋体32の他端部側31Bにそ
れぞれ配設されている。すなわち、蓋体32が一方向に
のみ回転するようにその回転方向と反対側に配設されて
いる。よって、図3において実線矢印で示したように流
通管21から外枠31に向かって流体が流れるときに
は、図3において破線で示したように蓋体32の下方が
回転軸32aを中心に他端部側31Bの方に回転し(上
方が一端部側31Aの方に回転し)、一方、流通管22
から外枠31に向かって流体が流れるときには、蓋体3
2が回転しないようになっている。
【0031】なお、このダンパ30も、第1の実施の形
態のダンパ10と同様に、図2に示した排気システム2
0において用いられる。すなわち、換気扇23と壁24
との間の流通管21,22に挿入される。この場合、外
枠31の一端部側31A(すなわち流通管21)は換気
扇23側に配設され、他端部側31B(すなわち流通管
22)は壁24側に配設される。
【0032】このような構成を有するタンパ30は、次
のように動作する。なお、ここでは、図2に示した換気
システム20を例に挙げて説明する。
【0033】まず、換気扇23が回転された場合、室内
の空気が流通管21内をダンパ30に向かって流れ始め
る。ダンパ30では、その流れに応じて蓋体32の下方
が回転軸32aを中心として他端部側31Bの方に回転
し、流体流路を開放する。これにより、空気は、流通管
21からダンパ30内を通って流通管22内に流れ、屋
外に排出される。
【0034】一方、換気扇23が回転されない場合、流
通管21内を空気が流れず、ダンパ30の蓋体32は流
体流路を閉鎖している。この時、屋外から流通管22内
を通ってダンパ30内に空気が流れてきても、逆流防止
部材33が蓋体32に隣接して配設されているので、蓋
体32の回転は逆流防止部材33によって阻止され、蓋
体32は流体流路を閉鎖したままとなる。よって、流通
管21への空気の流れは遮断される。また、蓋体32と
外枠31との間の隙間も逆流防止部材33によって閉鎖
されているので、隙間から流通管21内に空気が流れよ
うとしても逆流防止部材33によって阻止される。よっ
て、流通管21内への空気の逆流は防止される。
【0035】このように本実施の形態に係るダンパ30
によれば、蓋体32に隣接して逆流防止部材33を配設
するようにしたので、蓋体32と外枠31との間の隙間
を閉鎖することができる。よって、隙間を通って屋外か
ら換気扇23の方に空気が逆流することを防止でき、密
閉度を高めることができる。
【0036】図5は本発明の第3の実施例に係るダンパ
40の構成を表すものである。図6および図7は、図5
に示したダンパ40のY−Y線に沿った断面構造を表す
ものである。このダンパ40は、内部が流体流路41a
となる円環状の外枠41を備えている。外枠41の一端
部には第1の流通管21を配設するための第1の配設口
41bが形成され、他端部には第2の流通管22を配設
するための第2の配設口11cが形成されている。
【0037】外枠41には、流体流路41aを遮断する
ように固定部材42が配設されている。この固定部材4
2には、流体を通過させるための開口42aが形成され
ている。固定部材42の流通管21側には、開口42a
を開閉する開閉部材43が回転軸43aを介して回転自
在に配設されている。
【0038】この開閉部材43は、回転軸43aに配設
され、固定部材42の開口42aを閉鎖する閉鎖部材4
3bを有している。閉鎖部材43bの流通管21側に
は、流通管21から外枠41に向かって流れる流体の流
れに応じて閉鎖部材43bを図6において矢印で示した
ように回転させる開放回転手段として羽部材43cが配
設されている。この羽部材43cは適宜に湾曲してお
り、流体の流れに応じた圧力を受けることができるよう
になている。なお、閉鎖部材43bの回転は固定部材4
2の開口42aが最大に開放する位置において停止する
ように、固定部材42の適宜な位置には閉鎖部材43b
の回転を停止する停止部材43dが配設されている。
【0039】開閉部材43は、また、閉鎖部材43bを
図7において矢印で示したように羽部材43cとは逆方
向に回転させて固定部材42の開口42aを閉鎖させる
閉鎖回転部材43eを有している。この閉鎖回転部材4
3eは一対の磁石により構成されている。一対の磁石の
うちの一方は閉鎖部材43bの開口42aを開放する回
転方向に向かって後方側端部(閉鎖する回転方向に向か
って前方側端部)に配設され、他方は閉鎖部材43が開
口42aを閉鎖したときに固定部材42の対応する位置
に配設されている。ちなみに、固定部材42に配設され
た磁石は、ここでは停止部材43dとしての役割も有し
ている。
【0040】なお、このダンパ40も、第1の実施の形
態のダンパ10と同様に、図2に示した排気システム2
0において用いられる。すなわち、換気扇23と壁24
との間の流通管21,22に挿入される。この場合、外
枠31の配設口41b(すなわち流通管21)は換気扇
23側に配設され、配設口41c(すなわち流通管2
2)は壁24側に配設される。
【0041】このような構成を有するタンパ40は、次
のように動作する。なお、ここでは、図2に示した換気
システム20を例に挙げて説明する。
【0042】まず、換気扇23が回転された場合、室内
の空気が流通管21内をダンパ40に向かって流れ始め
る。ダンパ40では、羽部材43cが流体の流れに応じ
た圧力を受け、図6において矢印で示したように、その
流れに応じて閉鎖部材43bを回転させ、固定部材42
の開口42aを開放する(図7参照)。これにより、空
気は、流通管21からダンパ40内を通って流通管22
内に流れ、屋外に排出される。
【0043】一方、換気扇23の回転が停止された場
合、流通管21内を空気が流れず、ダンパ40の羽部材
43cは流体の圧力を受けなくなる。一方、閉鎖回転部
材43eは、図7において矢印で示したように、磁石の
引き合う力により閉鎖部材43bを回転させ、固定部材
42の開口42aを閉鎖する(図6参照)。これによ
り、空気の流れは遮断される。この時、屋外から流通管
22内を通ってダンパ40内に空気が流れてきても、閉
鎖回転部材43eにより閉鎖部材43bの回転が固定さ
れているので、閉鎖部材43bは開口42aを閉鎖した
ままとなる。よって、流通管21への空気の流れは遮断
される。また、閉鎖部材43bは開口42aの全体を閉
鎖することができるので、隙間から流通管21内へ空気
が流れ込むこともない。
【0044】このように本実施の形態に係るダンパ40
によれば、流体流路41aを遮断するように固定部材4
2を配設し、固定部材42に形成した開口42aを開閉
部材43を回転させて開閉するようにしたので、開口4
2aの全体を閉鎖することができ、隙間をなくすことが
できる。よって、隙間を通って屋外から換気扇23の方
に空気が逆流することを防止でき、密閉度を高めること
ができる。
【0045】以上、各実施の形態を挙げて本発明を説明
したが、本発明は上記各実施の形態に限定されるもので
はなく、種々変形可能である。例えば、上記各実施の形
態においては、ダンパ10,30,40の両側に流体流
路21,22を配設するようにしたが、配設口11c,
31c,41cを壁24に対して直接配設するようにし
てもよい。
【0046】また、上記各実施の形態においては、ダン
パ10,30,40を換気扇23によって屋内の空気を
屋外に排出する排気システム20に対して用いる場合を
例に挙げて説明したが、本発明は、流体の流れを制御す
る場合に対して広く適用することができる。
【0047】更に、上記第3の実施の形態においては、
開放回転部材を羽部材43cにより構成し、閉鎖回転部
材43eを磁石により構成するようにしたが、閉鎖部材
43bを回転させることができれば他のものにより構成
するようにしてもよい。例えば、閉鎖回転部材43eを
弾性部材により構成し、弾性力を利用して閉鎖部材43
bが開口42aを開放した状態から閉鎖した状態に戻る
ようにしてもよい。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
係るダンパによれば、流通管の開口に隣接して開口より
も大きさが大きい開閉手段を配設するようにしたので、
開閉手段によって開口の全体を閉鎖することができ、隙
間をなくすことができる。よって、ダンパ内から開閉手
段が隣接された流通管内へ流体が流れることを防止で
き、密閉度を高めることができるという効果を奏する。
【0049】また、本発明の請求項2に係るダンパによ
れば、開閉手段に隣接して逆流防止手段を配設するよう
にしたので、開閉手段が流体流路を閉鎖したときの隙間
を閉鎖することができる。よって、開閉手段が流体流路
を開放する流体の流れの方向とは逆の方向に流体が流れ
ることを防止でき、密閉度を高めることができるという
効果を奏する。
【0050】更に、本発明の請求項4に係るダンパによ
れば、流体流路内に開口を形成した固定部材を配設する
と共に、固定部材に開口を開閉する開閉部材を配設する
ようにしたので、開閉手段によって固定部材の開口全体
を閉鎖することができ、隙間をなくすことができる。よ
って、開閉手段が開口を開放する流体の流れの方向とは
逆の方向に流体が流れることを防止でき、密閉度を高め
ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るダンパの構成
を表す断面図である。
【図2】図1に示したダンパが用いられた排気システム
の構成を表す部分断面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係るダンパの構成
を表す断面図である。
【図4】図2に示したダンパのX−X線に沿った断面図
である。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係るダンパの構成
を表す断面図である。
【図6】図5に示したダンパのY−Y線に沿った断面図
である。
【図7】図5に示したダンパのY−Y線に沿った断面図
である。
【図8】従来のダンパを説明するための断面図である。
【図9】図8に示したダンパを蓋体側から見た側面図で
ある。
【符号の説明】
10,30,40,50 ダンパ 11,31,41 外枠 11a,31a,41a,51a 流体流路 12,32,52 蓋体(開閉手段) 12a,32a 回転軸 21,22 流通管 33 逆流防止部材 42 固定部材 43 開閉部材 43b 閉鎖部材 43c 羽部材(開放回転部材) 43d 停止部材 43e 閉鎖回転部材(磁石)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一端部に流通管が配設される
    外枠と、 1つの前記流通管の開口に隣接するように前記外枠内に
    収納されると共に、前開口よりも大きさが大きく、前記
    流通管内の流体の流れに応じて前記開口を開閉する開閉
    手段とを備えたことを特徴とするダンパ。
  2. 【請求項2】 流体流路と、 この流体流路内に配設され、流体の流れに応じて前記流
    体流路を開閉する開閉手段と、 この開閉手段が一方向の流体の流れがあるときのみ前記
    流体流路を開放するように制御すると共に、前記開閉手
    段が前記流体流路を閉鎖したときの隙間から一方向とは
    逆の方向に流体が流れることを防止する逆流防止手段と
    を備えたことを特徴とするダンパ。
  3. 【請求項3】 前記開閉手段は回転自在に配設されてお
    り、前記逆流防止手段は前記開閉手段が前記流体流路を
    閉鎖したときの隙間に対応して前記開閉手段に隣接しか
    つ前記開閉手段が一方向の流体の流れに応じて回転する
    方向とは反対側に配設されたことを特徴とする請求項2
    記載のダンパ。
  4. 【請求項4】 流体流路と、 この流体流路内に配設されると共に、流体が通過する開
    口が形成された固定部材と、 この固定部材に対して回転自在に配設されると共に、一
    方向の流体の流れがあるときのみ前記固定部材の開口を
    開放しそれ以外は閉鎖する開閉手段とを備えたことを特
    徴とするダンパ。
  5. 【請求項5】 前記開閉手段は、 前記固定部材に対して回転自在に配設されると共に、前
    記固定部材の開口を閉鎖する閉鎖手段と、 この閉鎖部材を一方向の流体の流れに応じて回転させ前
    記固定部材の開口を開放させる開放回転手段と、 前記閉鎖部材を回転させ前記固定部材の開口を閉鎖させ
    る閉鎖回転手段とを備えたことを特徴とする請求項4記
    載のダンパ。
  6. 【請求項6】 前記開放回転手段は、前記閉鎖手段の一
    面に対して配設されると共に、一方向の流体の流れを受
    けて前記閉鎖手段を回転させる羽部材により構成された
    ことを特徴とする請求項5記載のダンパ。
  7. 【請求項7】 前記閉鎖回転手段は、前記固定部材と前
    記閉鎖手段の相対する位置にそれぞれ配設された少なく
    とも一対の磁石により構成されたことを特徴とする請求
    項5記載のダンパ。
JP34884696A 1996-12-26 1996-12-26 ダンパ Pending JPH10184955A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016112208A (ja) * 2014-12-15 2016-06-23 花王株式会社 使い捨ておむつ

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