JPH101842A - ロータリードビー - Google Patents

ロータリードビー

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JPH101842A
JPH101842A JP17552396A JP17552396A JPH101842A JP H101842 A JPH101842 A JP H101842A JP 17552396 A JP17552396 A JP 17552396A JP 17552396 A JP17552396 A JP 17552396A JP H101842 A JPH101842 A JP H101842A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hook
drive shaft
shaft
rotary dobby
rotation
Prior art date
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Pending
Application number
JP17552396A
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English (en)
Inventor
Ritsu Tanaka
律 田中
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
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Publication of JPH101842A publication Critical patent/JPH101842A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】淙絖枠の開口状態を維持するかどうかを、簡単
な機構によって選択し得る織機のロータリードビーを提
供する。 【解決手段】織機の1回転毎に半回転する駆動軸14と、
その周りに相対回転可能に支持された偏心輪15と、その
周りに相対回転可能に支持された連結輪16と、半回転毎
の停止に対応する駆動軸周面の凹部18a、18bに係合又
は離脱する偏心輪14に設けられたフック21と、前記半回
転毎の各停止時に何れか一方がフック21への作用位置に
前進し他方が反対側でフックへの作用位置から後退する
一対の操作部材31、32とよりなっている。一対の操作部
材31、32は、それぞれ中間部において揺動可能に支持さ
れ、一端部がフックへの作用部となり、他端部にエアー
シリンダー33が連結されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、織機におけるロ
ータリードビーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ロータリードビーとして、従来、図3に
示すものが知られている。その開口装置は、次の3つの
基本部材、即ち、駆動軸41と、駆動軸41に回転可能
に支持された偏心輪42と、淙絖枠を上下動させるため
の不図示の揺動杆の一端が回動可能に取付けられる孔4
3aを有し、偏心輪42に回転可能に支持された連結輪
43とによって構成されている。
【0003】駆動軸41の相対向する周面には、係合部
41a、41bが形成されている。偏心輪42には、制
動レバー44が軸45によって揺動可能に支持され、錠
止体46が制動レバー44の一端に係合した状態で軸心
方向に摺動可能に収容され、且つ、制動レバー44の他
端に係合する押えバネ47が設けられている。連結輪4
3には、電磁三方弁48の励磁によってピストンが制動
レバー44を押す結合用ピストン機構50、51と、電
磁三方弁49の励磁によってピストンが制動レバー44
を押す結合解除用ピストン機構52、53が装着されて
いる。
【0004】駆動軸41は織機の駆動モーターとは別の
サーボモーターによって駆動され、織機が1回転する毎
に、増速、減速、短時間の停止を行って半回転する。図
3は、駆動軸41が停止している状態、即ち、淙絖枠が
最上昇又は最下降する開口状態にあるときのものであ
る。従って、駆動軸41は、図3に示す状態から180
°回転したときにも短時間停止する。錠止体46を係合
部41aに係合させるかどうかの選択、即ち、偏心輪4
2を駆動軸41と共に回転させ、連結輪43を右又は左
に動かし淙絖枠を次の開口に向けて上昇又は下降させる
かどうかの選択は、この駆動軸41の停止状態に入る少
し前に行われる。即ち、駆動軸41が停止状態に入る少
し前に、錠止体46を係合部41aに係合させる場合
は、電磁三方弁48を励磁すると共に、電磁三方弁49
を消磁させ、係合を解除する場合は、電磁三方弁49を
励磁すると共に、電磁三方弁48を消磁される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のロータリードビ
ーは、淙絖枠の開口状態を維持するか、次の開口状態に
向けて上昇又は下降させるかの選択のための錠止体46
の移動を、電磁三方弁48の励磁によって作動する結合
用ピストン機構50又は結合用ピストン機構51、電磁
三方弁49の励磁によって作動する結合解除用ピストン
機構52又は結合解除用ピストン機構53によって行っ
ており、その制御機構が非常に複雑となっている。
【0006】この発明は、淙絖枠の開口状態を維持する
かどうかを、簡単な機構によって選択し得る織機のロー
タリードビーを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明のロータリード
ビーは、織機の1回転毎に半回転する駆動軸14と、そ
の周りに相対回転可能に支持された偏心輪15と、その
周りに相対回転可能に支持された連結輪16と、半回転
毎の停止に対応する駆動軸周面の凹部18a、18bに
係合又は離脱する偏心輪14に設けられたフック21
と、前記半回転毎の各停止時に何れか一方がフック21
への作用位置に前進し他方が反対側でフックへの作用位
置から後退する一対の操作部材31、32とよりなるも
のである。
【0008】一対の操作部材31、32は、それぞれ中
間部において揺動可能に支持され、一端部がフックへの
作用部となり、他端部にエアーシリンダー33が連結さ
れている。
【0009】駆動軸14の半回転毎の停止時に連結輪1
6を偏心輪15に対して非回転状態とする回転防止部材
24、25、26を設けるとよい。
【0010】
【発明の実施の形態】図1及び図2を参照し、この発明
のロータリードビーの実施形態について説明する。
【0011】このロータリードビーは、図2の奥行き方
向に30枚程度までの複数の淙絖枠1が並設されている
織機における各淙絖枠毎に設けられ、その上下動、即
ち、開口動作を司るものである。
【0012】各淙絖枠1は、それぞれ織機の機枠のガイ
ド部材2、3に上下に摺動可能に支持されている。各淙
絖枠1の下部両側には、連結杆4、5の一端部が揺動可
能に取付けられている。
【0013】織機の機枠には、L字杆6、7の屈曲部が
支軸8、9によって揺動可能に支持されている。連結杆
4、5の他端部は、各L字杆6、7の一方の腕の端部に
揺動可能に取付けられている。L字杆6の他方の腕の長
さは、L字杆7の他方の腕の倍となっており、L字杆6
の他方の腕の中間部と、L字杆7の他方の腕の端部との
間には、連結杆10が揺動可能に取付けられている。ま
た、L字杆6の他方の腕の端部には、連結杆11の一端
部が揺動可能に取付けられている。
【0014】織機の機枠には、揺動杆12の下端部が支
軸13により揺動可能に支持されている。前記連結杆1
1の他端部は、揺動杆12の上端部に揺動可能に取付け
られている。
【0015】この発明のロータリードビーは、揺動杆1
2に揺動運動を与えるためのものであり、織機の駆動モ
ーターとは別のサーボモーターによって駆動され、織機
が1回転する毎に、増速、減速、短時間の停止を行って
半回転する駆動軸14と、駆動軸14の周りに相対的な
回転が可能に支持された偏心輪15と、偏心輪15の周
りに相対的な回転が可能に支持され、突出部16aが揺
動杆12の中間部に揺動可能に取付けられた連結輪16
と、駆動軸14と偏心輪15の係合関係を駆動軸14が
半回転する毎に選択するための係合選択機構17とによ
り構成されている。
【0016】駆動軸14の外周部は、相対向する位置に
係合凹部18a、18bを有する管体18によって構成
されており、本体とはキー19によって一体化さてい
る。
【0017】偏心輪15の側面には、掛脱用フック21
の中間部が支軸22によって揺動可能に支持されてい
る。掛脱用フック21の一端部は、前記駆動軸14の係
合凹部18a、18bに係合する係合部21aとなって
いる。掛脱用フック21は、偏心輪15の側面に設けた
圧縮バネ23によって、係合部21aが中心部に向かう
よう付勢されている。この付勢は、掛脱用フック21の
他端部、即ち、操作端部21bを案内する案内部材29
によって一定限度に規制されている。また、偏心輪15
の側面外周縁部の相対向する位置には、それぞれピン2
4、25が一体に設けられている。
【0018】連結輪16の側面上部には、支軸27によ
って回転防止体26が揺動可能に支持されている。回転
防止体26の偏心輪15側の外縁には、前記ピン24又
はピン25に係合する凹部26aが形成されており、回
転防止体26は連結輪16の側面に設けた圧縮バネ28
によって中心部に向けて付勢されている。この付勢は、
回転防止体26の孔26bと圧縮バネ28のバネ受30
によって一定限度に規制されている。この回転防止体2
6は、駆動軸14の半回転毎の短時間の停止時にピン2
4又はピン25と係合して偏心輪15を安定化するため
のものである。
【0019】係合選択機構17は、前記した各部材、即
ち、掛脱用フック21、圧縮バネ23、ピン24、ピン
25、回転防止体26及び圧縮バネ28と、中間部が織
機の機枠の支軸34、35にそれぞれ揺動可能に支持さ
れ、一端部が掛脱用フック21の操作端部21bに作用
し、他端部が織機の機枠に固定されたエアーシリンダー
33の各ロッド33a、33bにそれぞれ連結された一
対の操作杆31、32とによって構成されている。ここ
で使われるエアーシリンダー33は、従来のものの電磁
三方弁やピストン機構のように、場所をとる大きなもの
ではないので、各淙絖枠1毎に狭い空間に設けるのに都
合がよい。
【0020】図1は、駆動軸14が停止しており、エア
ーシリンダー33のバルブ(不図示)がオンとされてロ
ッド33aを伸ばし、ロッド33bを引っ込めている状
態、即ち、図2に示す淙絖枠1が最上昇位置にあって開
口状態にあるときのものである。従って、駆動軸14
は、図1に示す状態から180°回転したときにも短時
間停止する。
【0021】この状態で、エアーシリンダー33がオン
のままであれば、掛脱用フック21の係合部21aが駆
動軸14の係合凹部18aに係合した状態が続き、次の
駆動軸14の半回転に伴って偏心輪15も半回転する。
この偏心輪15の半回転の終期に依然としてエアーシリ
ンダー33がオンのままであれば、右側に寄っている操
作杆31の下端部が回転してきた案内部材29の縁に誘
導されてその凹部に係合する。また、図1に示す状態で
エアーシリンダー33のバルブをオフとすれば、ロッド
33aが引っ込み、ロッド33bが延びる。従って、操
作杆31、32の下端部(掛脱用フック21の操作端部
21bへの作用部)は左側に移動する。そのとき、掛脱
用フック21の***作端部21bは操作杆32によって
左側に押され、係合部21aは係合凹部18aから外れ
る。
【0022】このような、掛脱用フック21の係合部2
1aを駆動軸14の係合凹部18aに係合させるかどう
かの選択、即ち、偏心輪15を駆動軸14と共に回転さ
せ、連結輪16を右側又は左側に動かし淙絖枠1を次の
開口に向けて上昇又は下降させるかどうかの選択は、駆
動軸14が停止状態に入る少し前に行われる。
【0023】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載するような効果を奏する。
【0024】即ち、淙絖枠の開口状態を維持するかどう
かの選択を、省スペース型のコンパクトで簡単を機構に
よって高速、且つ、確実に行うことができるようになっ
た。また、その選択のための動力源がエアーシリンダー
である場合は、そのダンパー機能により、先行して高速
に柄データーを読み込むことができるようになった。更
に、駆動軸の半回転毎の停止時に連結輪を偏心輪に対し
て非回転状態とする回転防止部材を設ける場合は、前記
選択をより確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のロータリードビーの正面図である。
【図2】この発明のロータリードビーと淙絖枠との関係
を示す正面図である。
【図3】従来のロータリードビーの正面図である。
【符号の説明】
14 駆動軸 15 偏心輪 16 連結輪 17 係合選択機構 21 掛脱用フック(フック) 24 回転防止部材の一部を構成するピン 25 回転防止部材の一部を構成するピン 26 回転防止部材の一部を構成する回転防止体 31 操作杆(操作部材) 32 操作杆(操作部材) 33 エアーシリンダー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】織機の1回転毎に半回転する駆動軸と、そ
    の周りに相対回転可能に支持された偏心輪と、その周り
    に相対回転可能に支持された連結輪と、半回転毎の停止
    に対応する駆動軸周面の凹部に係合又は離脱する偏心輪
    に設けられたフックと、前記半回転毎の各停止時に何れ
    か一方がフックへの作用位置に前進し他方が反対側でフ
    ックへの作用位置から後退する一対の操作部材とよりな
    るロータリードビー。
  2. 【請求項2】一対の操作部材が、それぞれ中間部におい
    て揺動可能に支持され、一端部がフックへの作用部であ
    り、他端部にエアーシリンダーが連結されている請求項
    1に記載のロータリードビー。
  3. 【請求項3】駆動軸の半回転毎の停止時に連結輪を偏心
    輪に対して非回転状態とする回転防止部材を設けた請求
    項1又は請求項2に記載のロータリードビー。
JP17552396A 1996-06-14 1996-06-14 ロータリードビー Pending JPH101842A (ja)

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JP17552396A JPH101842A (ja) 1996-06-14 1996-06-14 ロータリードビー

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JP17552396A JPH101842A (ja) 1996-06-14 1996-06-14 ロータリードビー

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JPH101842A true JPH101842A (ja) 1998-01-06

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102191605A (zh) * 2010-03-12 2011-09-21 施托布利法韦日公司 旋转多臂机和装配有该多臂机的织机

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102191605A (zh) * 2010-03-12 2011-09-21 施托布利法韦日公司 旋转多臂机和装配有该多臂机的织机

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