JPH10184138A - 配送車の荷室施錠システム - Google Patents

配送車の荷室施錠システム

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JPH10184138A
JPH10184138A JP35827496A JP35827496A JPH10184138A JP H10184138 A JPH10184138 A JP H10184138A JP 35827496 A JP35827496 A JP 35827496A JP 35827496 A JP35827496 A JP 35827496A JP H10184138 A JPH10184138 A JP H10184138A
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JP
Japan
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partition
luggage compartment
locking
delivery vehicle
luggage
Prior art date
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Application number
JP35827496A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigetoshi Hisamatsu
成壽 久松
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UKAI KK
Original Assignee
UKAI KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、トラックの荷室において荷物に対
するセキュリティを確保できる配送車の荷室施錠システ
ムに関し、荷室内に、配送順にそれぞれ受取人によって
解錠される仕切部を配設することにより、積込み時の荷
物の状態が受取人に受取られるまで確実に維持でき、厳
重なセキュリティ管理が可能となる配送車の荷室施錠シ
ステムを提供することを目的とする。 【解決手段】 荷室の扉が受取人によって解錠されるこ
とにより、積込み時の荷物の状態が受取人に届くまで確
実に維持できると共に、鍵手段の解錠条件を変更設定で
きることにより、偽造等による不正な解錠を防ぎ、厳重
なセキュリティ管理が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラックの荷室に
おいて荷物に対するセキュリティを確保できる配送車の
荷室施錠システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、トラックで荷物を複数の受取人
に宛て配送する場合には、荷室に各受取人の荷物をその
まま一緒に収納して、各配送先で荷室からそれぞれの受
取人への荷物を取出していた。荷室の扉は通常施錠さ
れ、鍵はトラックの運転手が持っているのが一般的であ
った。この荷室においては、通常荷物ごとにスペースを
仕切って収納することはあまりなく、荷物が他と特別に
隔離する必要がある場合、例えば冷蔵が必要な生鮮品な
どを運ぶ際に、荷室内に冷蔵スペース等を設ける程度で
あった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のトラックにおけ
る荷室は以上のように使用されていたことから、厳重な
セキュリティ管理が必要な、例えば内部データの改竄の
おそれが伴うパチンコ台等の荷物を複数の配送先に配送
する場合、先に配送される配送先で荷室の扉を開放する
と、そこでの受取人宛の荷物以外の、この後に配送され
る受取人宛の荷物に対してもアクセスできることにな
り、セキュリティ管理上、問題が多かった。
【0004】また、運転手が施錠、解錠を行うため、各
受取人の意志と無関係に荷室へのアクセスが行われる可
能性がないわけではなく、管理が万全とは言えなかっ
た。この危険を回避するために管理者をトラックに同乗
させると、人件費の点で配送コストの上昇につながると
いう課題を有した。
【0005】本発明は前記課題を解消するためになされ
たもので、荷室内に、配送順にそれぞれ受取人によって
解錠される仕切部を配設することにより、積込み時の荷
物の状態が受取人に受取られるまで確実に維持でき、厳
重なセキュリティ管理が可能となる配送車の荷室施錠シ
ステムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る配送車の荷
室施錠システムは、配送車の後部で閉じた空間としてな
る荷室の扉に配設され、当該扉を閉止した状態で鍵手段
を用いた施錠により扉の閉止状態を維持し、且つ鍵手段
を一回の施錠ごとに取替えられる施錠部を備え、前記荷
室に所定の受取人宛の荷物が収納されて送出人により鍵
手段で施錠された状態で受取人側へ配送されると共に、
前記鍵手段が送出人から荷物と別途に受取人に送られ、
当該受取人が予め送られた鍵手段で荷室を解錠するもの
である。このように本発明においては、荷室の扉が受取
人によって解錠されることにより、積込み時の荷物の状
態が受取人に届くまで確実に維持できると共に、鍵手段
を一回ごとに取替えることにより、偽造等による不正な
解錠を防ぎ、厳重なセキュリティ管理が可能になる。
【0007】また、本発明に係る配送車の荷室施錠シス
テムは必要に応じて、前記荷室の内側所定位置に荷室前
後方向と平行に配設される一又は複数のレールと、前記
レールに係合して荷室前後方向へ移動自在に支持される
支持部を有すると共に、当該支持部に保持され、荷室の
内面のいずれかに寄った開状態及び荷室内を前後に仕切
った閉状態の二通りに変化する仕切体を有してなる一又
は複数の仕切部とを備え、前記施錠部が、仕切部の仕切
体に配設され、仕切体の閉状態で荷室の内面に着脱自在
に係合し、さらに鍵手段を用いた施錠により荷室内面に
固着して仕切状態を維持するものである。このように本
発明においては、荷室内を、配送順にそれぞれ受取人に
よって解錠される仕切部で仕切って、各受取人の荷物を
保護することにより、荷室に複数の受取人宛の荷物が配
送順の遅い受取人分から順に仕切部で仕切って送出人に
より施錠されつつ収納されると共に、前記鍵手段が送出
人から荷物と別途に各受取人に送られ、前記荷室から配
送順に受取人により扉あるいは仕切部を解錠されて荷物
が取出されることとなり、積込み時の荷物の状態が各受
取人に届くまで確実に維持でき、厳重なセキュリティ管
理が可能になる。
【0008】また、本発明に係る配送車の荷室施錠シス
テムは必要に応じて、前記レールが、対向する二本を一
対として荷室上部に各々所定の配設範囲として並列に複
数対それぞれ配設され、前記仕切部が、前記対向する一
対のレールに係合してそれぞれ配設され、前記仕切部の
支持部が、前記一対のレールに両端部がそれぞれ回動自
在に支持される軸として形成され、前記仕切部の仕切体
が、略板状体として形成され、一側部で前記支持部に固
着し、他側部の両端に前記一対のレールに係合可能な係
止片をそれぞれ配設されてなり、前記仕切体が、支持部
を介して支持される前記一対のレールの端部から係止片
をレールに係合させ、荷室上部にレールに沿って移動自
在に保持して開状態とされると共に、荷室上部からレー
ルに沿ってレール端部まで引出して係止片とレールの係
合を外した後、レールに沿って適切な仕切位置に移動さ
せ、支持軸を中心に回動させ起立させて閉状態とされる
ものである。このように本発明においては、仕切体を起
して荷室上部に収納できるはね上げ式とすることによ
り、仕切体を折畳み等のない簡略な構造にすることがで
き、大きくコストダウンが図れる他、耐久性にも優れる
こととなる。
【0009】また、本発明に係る配送車の荷室施錠シス
テムは必要に応じて、前記レールが、対向する二本を一
対として荷室上部にそれぞれ配設され、荷室内の前後方
向所定間隔で下側に開口する切欠部を複数形成され、前
記仕切部の支持部が、前記一対のレールに両端部がそれ
ぞれ回動自在に支持される軸として形成され、前記仕切
部の仕切体が、略板状体として形成され、一側部で前記
支持部に固着し、他側部の両端に前記一対のレールと係
合可能な係止片をそれぞれ配設されてなり、前記仕切体
が、支持部を介して支持される前記一対のレールの各切
欠部から係止片をレールに係合させ、荷室上部にレール
に沿って移動自在に保持して開状態とされると共に、荷
室上部からレールに沿って切欠部まで引出して係止片と
レールの係合を外した後、レールに沿って適切な仕切位
置に移動させ、支持軸を中心に回動させ起立させて閉状
態とされるものである。このように本発明においては、
仕切体を起して荷室上部に収納できるはね上げ式とする
ことにより、仕切体を折畳み等のない簡略な構造にする
ことができ、耐久性に優れ、また、レールが一組で済
み、よりコストダウンが図れることとなる。
【0010】また、本発明に係る配送車の荷室施錠シス
テムは必要に応じて、前記レールが、荷室上部に配設さ
れてなり、前記仕切部が、前記仕切体を巻取り式のシャ
ッターとして形成されると共に、前記支持部を前記仕切
体の収納部分として荷室上部に保持されてなり、前記荷
室の両内側壁に複数所定間隔で略垂直向きに配設され、
前記仕切体開閉時に仕切体の側部を垂直方向移動可能に
支持する案内レールを備え、前記仕切体が、開状態では
荷室上面寄りの支持部に巻取られると共に、閉状態では
前記案内レールに沿って端部が床面に付くまで引下ろさ
れるものである。このように本発明においては、仕切体
であるシャッターを上から引下ろして荷室を仕切れるこ
とにより、積載時の受取人ごとの荷室の仕切作業が容易
且つ短時間に行え、作業性が向上することとなる。
【0011】また、本発明に係る配送車の荷室施錠シス
テムは必要に応じて、前記仕切部が、前記仕切体を巻取
り式のシャッターとして形成されると共に、前記支持部
を前記仕切体の収納部分として荷室上部に保持されてな
り、前記仕切部の支持部両端から床面に向けて垂設さ
れ、仕切部と一体に荷室長手方向に移動自在に配設さ
れ、前記仕切体開閉時に仕切体の側部を垂直方向移動可
能に支持する案内レールを備え、前記仕切体が、開状態
では荷室上面寄りの支持部に巻取られると共に、閉状態
では前記案内レールに沿って端部が床面に付くまで引下
ろされるものである。このように本発明においては、仕
切体であるシャッターを荷室内で前後に移動させて自由
に荷室を仕切れることにより、積載時の受取人ごとの荷
物の量が細かく変化しても容易に対応でき、案内レール
にシャッター位置を合わせる手間も省け、作業性がより
向上することとなる。
【0012】また、本発明に係る配送車の荷室施錠シス
テムは必要に応じて、前記レールが、荷室のいずれかの
側壁寄りに配設されてなり、前記仕切部が、前記仕切体
をアコーディオン式の展開を行う折曲自在な仕切板とし
て形成されると共に、前記支持部を荷室側部に保持され
てなり、前記仕切体が、開状態では荷室の一方の側面に
折畳んで寄せられ、閉状態では端部が他方の側面に付く
まで伸張させられるものである。このように本発明にお
いては、仕切体を横方向に伸張して荷室を仕切れること
により、積載時の受取人ごとの荷室の仕切作業が容易且
つ短時間に行え、作業性が向上することとなる。
【0013】また、本発明に係る配送車の荷室施錠シス
テムは必要に応じて、前記施錠部が、鍵手段に磁気カー
ドを用い、荷物の送出人が施錠時に読取らせたものと同
一の磁気カードを読取らせることにより解錠する電子式
システムとして形成されてなり、前記解錠するための磁
気カードが、荷物の送出人から受取人に荷物と別途に送
付され、受取人が磁気カードを用いて解錠し、荷物を取
出すものである。このように本発明においては、磁気カ
ードを用いて解錠を行うことにより、機械的な鍵に比べ
て不正に解錠しにくく、安全性に優れると共に、磁気カ
ードが安価な上に内容を解錠後に書換えて安全に多数回
使用でき、コスト的に有利である。
【0014】また、本発明に係る配送車の荷室施錠シス
テムは必要に応じて、前記施錠部が、鍵手段にICカー
ドを用い、荷物の送出人が施錠時に読取らせたものと同
一のICカードを読取らせることにより解錠する電子式
システムとして形成されてなり、前記解錠するためのI
Cカードが、荷物の送出人から受取人に荷物と別途に送
付され、受取人がICカードを用いて解錠し、荷物を取
出すものである。このように本発明においては、不正に
読取ることが困難なICカードを用いて解錠を行うこと
により、機械的な鍵や磁気カード等に比べて不正な解錠
が行いにくく、より安全性に優れると共に、ICカード
の内容を解錠後に書換えて安全に多数回使用でき、コス
ト的に有利である。
【0015】また、本発明に係る配送車の荷室施錠シス
テムは必要に応じて、前記施錠部が、鍵手段に暗証番号
を用い、荷物の送出人が施錠時に設定した暗証番号の入
力により解錠する電子式システムとして形成されてな
り、前記解錠するための暗証番号が、荷物の送出人から
受取人に荷物と別途に伝達され、受取人が当該暗証番号
を入力して解錠し、荷物を取出すものである。このよう
に本発明においては、暗証番号の入力で解錠を行うこと
により、鍵やカードを用いることによる紛失や偽造のお
それがなく、さらに一回の施錠・解錠ごとに番号を変え
ることで、不正な解錠を防いで確実に安全性が確保でき
ると共に、暗証番号を電話やFAX等の手段で短時間に
伝達することができ、伝達のコストもかからない。
【0016】また、本発明に係る配送車の荷室施錠シス
テムは必要に応じて、前記施錠部が、カード読取り部分
をトラックの運転室内に設置されてなり、制御信号を扉
あるいは仕切部側に伝送して施錠及び解錠を行うもので
ある。このように本発明においては、カード読取りを運
転室内で行うことにより、外部に露出した読取り部分が
被りやすい水の浸入や人為的な破壊等を避けることがで
き、耐久性に優れ、確実に施錠・解錠が行える。
【0017】また、本発明に係る配送車の荷室施錠シス
テムは必要に応じて、前記施錠部が、暗証番号入力部分
をトラックの運転室内に設置されてなり、制御信号を扉
あるいは仕切部側に伝送して施錠及び解錠を行うもので
ある。このように本発明においては、暗証番号の入力を
運転室内で行うことにより、外部に露出した入力部分が
被りやすい水の浸入や人為的な破壊等を避けることがで
き、耐久性に優れ、確実に施錠・解錠が行える。
【0018】
【発明の実施の形態】
(本発明の第1の実施の形態)以下、本発明の第1の実
施の形態に係る配送車の荷室施錠システムを図1〜図4
に基づいて説明する。この図1は本実施の形態に係る配
送車の荷室施錠システムにおける仕切部の概略構成斜視
図、図2は本実施の形態に係る配送車の荷室施錠システ
ムにおける仕切部の概略構成側面図、図3は本実施の形
態に係る配送車の荷室施錠システムにおける仕切部の概
略構成後面図、図4は本実施の形態に係る配送車の荷室
施錠システムにおける荷室扉の概略構成図を示す。
【0019】前記各図に示すように、本実施の形態に係
る配送車の荷室施錠システムは、荷室1の両内側壁の最
上部に荷室前後方向に平行に配設される三組のレール2
と、これら各レール2に一端の両側部が係合して保持さ
れる三つの仕切部3と、この仕切部3を荷室1の側壁に
固着させる施錠部4と、荷室1の最後部に開閉自在に配
設され、施錠部5aを有する荷室扉5とを備える構成で
ある。
【0020】前記レール2は、長手方向に延びる案内溝
2aを形成され、両内側壁の最上部で二本を対向させた
組合わせを配設位置をずらして三組並列にそれぞれ配設
される構成である。
【0021】前記仕切部3は、前記対向する一組のレー
ル2に両端部がそれぞれ回動自在に支持される軸として
形成され、前記レール2に荷室前後方向へ移動自在に支
持される支持部3aと、荷室1横断面と略等しい大きさ
の一枚の略板状体として形成され、一側部を前記支持部
3aに固着され、他側部の両端に前記レール2の案内溝
2aに係合可能な係止片としてのローラ部3cをそれぞ
れ回動自在に配設される仕切体3bとを有してなり、前
記対向する三組のレールにそれぞれ対応して三つ配設さ
れる構成である。この仕切部3は、支持部3aの軸端と
ローラ部3cを両側のレール2にそれぞれ係合させて荷
室1上部に移動自在に収納し、レール2の端部からロー
ラ部3cを引出して係合を外すことで仕切体3bの他端
側を下ろし、起立した状態で施錠部4での施錠により固
定して荷室1を仕切る仕組みである。
【0022】前記施錠部4は、前記仕切部3の仕切体3
bに配設され、仕切体3bの閉状態で荷室1の側壁1b
に着脱自在に係合し、さらに鍵手段として任意に設定で
きる暗証番号を用いた公知の電子式の施錠システムによ
り側壁1bに固着して仕切状態を維持させる構成であ
る。
【0023】前記荷室扉5は、観音開き式に形成されて
荷室の最後部に開閉自在に配設され、閉止状態で荷室1
の後部入口1bに係合し、さらに前記施錠部4同様に、
鍵手段として暗証番号を用いた公知の電子式の施錠シス
テムである施錠機構5aによりロックして閉止状態を維
持する構成である。電子式である施錠機構5aは、防
水、防塵の耐候性構造として、トラブルが生じにくく且
つ耐久性を高めた構成である。
【0024】次に、前記構成に基づくトラック荷室の施
錠及び解錠動作について説明する。トラックで一度に配
送される複数の宛先に対する荷物のうち、まず、配送順
序が一番最後となる分の荷物から荷室1奥に積載してい
き、この最後の受取人分の積載が終ったら、荷室1の奥
側(前方)の仕切部3を荷室1上部の収納位置からレー
ル2に沿ってレール2端部まで引出し、ローラ部3cと
レール2の係合を外す。そして、この仕切部3をレール
2に沿って適切な仕切位置まで移動させた後、仕切体3
bを支持部3a中心に下方に回動させ、床面1aまで下
ろして略垂直に立てた閉状態とし、施錠部4を側壁1b
に係合させる。この施錠部4において発送人が暗証番号
を設定し、施錠を行って完全に仕切る。こうして仕切部
3で仕切られた位置から、より配送順が先の分の荷物を
再び積載していき、前記同様に積載が終了したら次の仕
切部3を引出し、仕切体3bを床面1aまで下ろして、
施錠部4で発送人が別の暗証番号を設定し施錠を行って
完全に仕切る。このようにして配送先ごとに荷物を積載
しては仕切部3で仕切っていき、最終的に荷室1出口付
近に一番最初に配送する分の荷物を積終えたら、荷室扉
5を閉じ、施錠機構5aで発送人が暗証番号を設定し、
施錠を行う。発送人は、各受取人の荷物を仕切って施錠
した暗証番号を、配送先ごとの荷物の納品明細にそれぞ
れ記入して、確実なセキュリティ管理の下、配送先の受
取人に荷物と別に発送する。
【0025】荷物を積んだトラックが最初の配送先に到
着すると、あらかじめ受取った納品明細に記載されてい
る荷室扉5を施錠した暗証番号を受取人が入力して荷室
扉5を解錠して開き、自らの受取分の荷物を取出す。こ
の最初の受取人の荷物に対して、受取人以外は荷室扉5
を開けて接近することはできず、荷物が確実に守られ
る。また、この時、荷室1前方の各仕切部3で仕切られ
た領域には仕切体3bの施錠により誰も入ることはでき
ないので、この領域に収納された荷物に対するセキュリ
ティが確実に守られる。
【0026】最初の配送先で荷物を下ろした後は、荷室
扉5を運転手が閉じて、次の配送先へ向う。次の配送先
においても、前記と同じように、受取人が受取った納品
明細に記載されている最後方の仕切部3を施錠した暗証
番号を基に仕切部3を解錠し、仕切体3bを起しなが
ら、仕切部3全体をレール2に沿ってレール2端部側へ
移動させ、レール2の端部から仕切体3b他端のローラ
部3cをレール2に係合させ、仕切部3全体をレール2
に保持させて荷室上部の所定位置に収納する。そして、
この仕切部3を開放した荷室1から、自らの分の荷物を
取出す。この時も、荷室1のより前方の別の仕切部3で
仕切られた領域には各仕切部3のロックにより誰も入る
ことはできないので、この領域に収納された荷物に対す
るセキュリティが確実に守られる。
【0027】ここで荷物を下ろした後、荷室扉5のみを
運転手が閉じて、さらに次の配送先へ向う。次において
も同様に、受取人が受取った納品明細の暗証番号を基に
対応する仕切部3を解錠して開放し、自らの分の荷物を
取出すこととなる。
【0028】こうして各配送先で受取人に直接解錠させ
て各々の分の荷物をそれぞれの受取人の管理の下でのみ
取出すこととなり、中間に受取人以外の者が荷物に接近
することもなく、荷物のセキュリティが確実に確保され
る。このように、本実施の形態に係る配送車の荷室施錠
システムでは、荷室内に、配送順にそれぞれ受取人によ
って暗証番号で解錠される仕切部3を配設することか
ら、不正な解錠による荷物へのアクセスを防止でき、積
込み時の荷物の状態を各受取人に届くまで確実に維持し
て配送の信頼性を高められる。
【0029】なお、前記実施の形態に係る配送車の荷室
施錠システムにおいては、仕切部3を支えるレール2を
仕切部3ごとに三組配設する構成としているが、全ての
仕切部を保持するレールを一組配設し、各仕切部がスラ
イド時に互いに干渉しないようレールとの接触位置を変
えて各々係合させると共に、仕切体他端のローラ部がレ
ールから外れる切欠部分をレール下面に所定間隔で複数
配設する構成とすることもできる。この場合、レールの
数を減らして構造を簡略化できることとなり、一層のコ
ストダウンが図れる。
【0030】(本発明の第2の実施の形態)以下、本発
明の第2の実施の形態に係る配送車の荷室施錠システム
を図5〜図7に基づいて説明する。この図5は本実施の
形態に係る配送車の荷室施錠システムにおける仕切部の
概略構成斜視図、図6は本実施の形態に係る配送車の荷
室施錠システムにおける仕切部の概略構成側面図、図7
は本実施の形態に係る配送車の荷室施錠システムにおけ
る仕切部の概略構成後面図を示す。
【0031】前記各図に示すように、本実施の形態に係
る配送車の荷室施錠システムは、前記第1の実施の形態
と同様に、荷室内部にレール6と、仕切部7と、施錠部
8及び荷室扉5とを共通して備え、その内、レール6は
一組だけ配設され、このレール6に係合する仕切部7が
仕切体として巻取り式のシャッター7aを有してなる点
を異にする構成である。
【0032】前記レール6は、長手方向に延びる案内溝
6aを形成され、両内側壁の最上部で二本を対向させた
組合わせで配設される構成である。前記仕切部7は、引
下ろして平板状にした状態で荷室1横断面と略等しい大
きさの仕切体となる公知の巻取り式のシャッター7a
と、前記対向する一組のレール6に両端部がそれぞれ係
合して荷室前後方向へ移動自在に支持され、前記シャッ
ター7aの収納部分として荷室上部に保持される支持部
7bと、この支持部7b両端から荷室1の床面1aに向
けて垂設されて支持部7bと一体に配設され、前記シャ
ッター7a開閉時にシャッター7aの側部を垂直方向移
動可能に支持する案内レール7cとを備える構成であ
る。この仕切部7は、前記第1の実施の形態の場合と同
様に、シャッター7aに、荷室1の側壁1bとシャッタ
ー7aとを固着する施錠部8が配設される。この仕切部
7は、シャッター7aが巻取られて支持部7bに収納さ
れた開状態から、荷物の収納量に応じてレール6に沿っ
て動かし、適切な位置で支持部7bからシャッター7a
を床面1aに付くまで引下ろし、シャッター7aを施錠
部8での施錠により固定して荷室1を仕切る仕組みであ
る。
【0033】前記施錠部8は、前記シャッター7aに配
設され、シャッター7aの閉状態で荷室1の側壁1bに
着脱自在に係合し、前記第1の実施の形態と同様、鍵手
段として暗証番号を用いた公知の電子式の施錠システム
により側壁1bに固着して仕切状態を維持させる構成で
ある。
【0034】次に、前記構成に基づくトラック荷室の施
錠及び解錠動作について説明する。前記第1の実施の形
態と同様、トラックで一度に配送される複数の宛先に対
する荷物のうち、まず、配送順序が一番最後となる分の
荷物から荷室1奥に積載していき、この分の積載が終っ
たら、荷室1の奥側(前方)の仕切部7をシャッター7
aを収納した開状態のままレール6に沿って適切な仕切
位置まで移動させた後、シャッター7aを引下ろし、端
部が床面1aまで達した閉状態とし、施錠部8を側壁1
bに係合させる。この施錠部8において発送人が暗証番
号を設定し、施錠を行って完全に仕切る。こうして仕切
部7で仕切られた位置から、より配送順が先の分の荷物
を再び積載していき、前記同様に積載が終了したら次の
仕切部7を移動させ、シャッター7aを床面1aまで下
ろして、施錠部8で発送人が別の暗証番号を設定し施錠
を行って完全に仕切る。このようにして配送先ごとに荷
物を積載しては仕切部7で仕切っていき、最終的に荷室
1出口付近に一番最初に配送する分の荷物を積終えた
ら、荷室扉5を閉じ、施錠機構5aで発送人が暗証番号
を設定し、施錠を行う。前記第1の実施の形態と同様に
発送人は、施錠した暗証番号を配送先ごとの荷物の納品
明細にそれぞれ記入して荷物と別に受取人に発送する。
【0035】荷物を積んだトラックが最初の配送先に到
着すると、あらかじめ受取った納品明細に記載されてい
る荷室扉5を施錠した暗証番号を受取人が入力して荷室
扉5を解錠して開き、自らの受取分の荷物を取出す。こ
の最初の受取人の荷物に対して、受取人以外は荷室扉5
を開けて接近することはできず、荷物が確実に守られ
る。また、この時、荷室1前方の各仕切部7で仕切られ
た領域にはシャッター7aの施錠により誰も入ることは
できないので、この領域に収納された荷物に対するセキ
ュリティが確実に守られる。
【0036】最初の配送先で荷物を下ろした後は、運転
手が荷室扉5を閉じて、次の配送先へ向う。次の配送先
においても、前記と同じように、受取人が受取った納品
明細に記載されている暗証番号を基に最後方の仕切部7
を解錠し、シャッター7aを上げて、シャッター7aを
上方の支持部7bに収納する。そして、このシャッター
7aを開放した荷室から、自らの分の荷物を取出す。こ
の時も、荷室1のより前方の別の仕切部7で仕切られた
領域には各仕切部7のロックにより誰も入ることはでき
ないので、この領域に収納された荷物に対するセキュリ
ティが確実に守られる。
【0037】ここで荷物を下ろした後、運転手が荷室扉
5のみを閉じて、さらに次の配送先へ向う。次において
も同様に、受取人が受取った納品明細の暗証番号を基に
対応する仕切部7を解錠して開放し、自らの分の荷物を
取出すこととなる。こうして各配送先で受取人に直接解
錠させて各々の分の荷物をそれぞれの受取人の管理の下
でのみ取出すこととなり、中間に受取人以外の者が荷物
に近づくこともなく、荷物のセキュリティが確実に確保
される。
【0038】このように、本実施の形態に係る配送車の
荷室施錠システムでは、荷室内に、配送順にそれぞれ受
取人によって暗証番号で解錠される仕切部7を配設する
ことから、前記第1の実施の形態と同様、不正な解錠に
よる荷物へのアクセスを防止でき、積込み時の荷物の状
態を各受取人に届くまで確実に維持して配送の信頼性を
高められる。
【0039】なお、前記第2の実施の形態に係る配送車
の荷室施錠システムにおいては、案内レール7cが仕切
部7と一体にレール6に従って移動する構成としている
が、この案内レールを仕切部と独立させて荷室の両内側
壁の所定位置に複数平行に配設する構成にすることもで
き、移動部分が減少して構造を簡略化でき、コストダウ
ンが図れると共に、耐久性に優れることとなる。
【0040】また、前記第1及び第2の各実施の形態に
おいては、荷室1後部の荷室扉5が観音開き式として開
閉自在に配設されてなる構成としているが、この荷室扉
は観音開き式の他、片開きや、仕切部と同様なはね上げ
式又はシャッター等の形状の扉とする構成にすることも
できる。さらに、荷室扉5における施錠機構5aの暗証
番号入力部分は、そのまま荷室扉5上に耐候性構造をも
って配設される構成であるが、この暗証番号入力部分の
みをトラックの運転室内に配設し、遠隔操作とする構成
とすることもでき、関係者以外接触できないようにし
て、いたずら等による破損を未然に防ぐことができる。
【0041】また、前記第1及び第2の各実施の形態に
おいては、施錠部が、鍵手段としての暗証番号を一つ設
定されて施錠・解錠される構成としているが、複数の鍵
手段、例えば暗証番号を複数設定して施錠され、且つそ
れらのいずれか一つにより解錠が行える構成とすること
もでき、送出人が施錠の際に二つ又はそれ以上の暗証番
号を設定し、受取人に対し一つの暗証番号のみ送付する
ことで、荷室扉あるいは仕切部が受取人によって解錠・
開放されて荷物を取出された後、誤って又は故意に閉じ
られて施錠された場合においても、残りの暗証番号のい
ずれかを送出人から得ることで解錠して開けられること
となる。
【0042】また、前記第1及び第2の各実施の形態に
おいて、施錠部が、施錠・解錠された日付や時間を後で
参照できるよう各々自動的に記録する機能を有する構成
とすることもでき、鍵手段としての暗証番号が不正に第
三者に知られた可能性がある場合に、施錠・解錠の記録
を基に受取人への正式な受渡し時以外の不正な解錠・施
錠を判別して、荷物への不正なアクセスを知る手がかり
とすることができる。
【0043】
【発明の効果】以上のように本発明においては、荷室の
扉が受取人によって解錠されることにより、積込み時の
荷物の状態が受取人に届くまで確実に維持できると共
に、鍵手段を一回ごとに取替えることにより、偽造等に
よる不正な解錠を防ぎ、厳重なセキュリティ管理が可能
になるという効果を奏する。また、本発明においては、
荷室内を、配送順にそれぞれ受取人によって解錠される
仕切部で仕切って、各受取人の荷物を保護することによ
り、荷室に複数の受取人宛の荷物が配送順の遅い受取人
分から順に仕切部で仕切って送出人により施錠されつつ
収納されると共に、前記鍵手段が送出人から荷物と別途
に各受取人に送られ、前記荷室から配送順に受取人によ
り扉あるいは仕切部を解錠されて荷物が取出されること
となり、積込み時の荷物の状態が各受取人に届くまで確
実に維持でき、厳重なセキュリティ管理が可能になると
いう効果を有する。また、本発明においては、仕切体を
起して荷室上部に収納できるはね上げ式とすることによ
り、仕切体を折畳み等のない簡略な構造にすることがで
き、大きくコストダウンが図れる他、耐久性にも優れる
という効果を有する。また、本発明においては、仕切体
を起して荷室上部に収納できるはね上げ式とすることに
より、仕切体を折畳み等のない簡略な構造にすることが
でき、耐久性に優れ、また、レールが一組で済み、より
コストダウンが図れるという効果を有する。また、本発
明においては、仕切体であるシャッターを上から引下ろ
して荷室を仕切れることにより、積載時の受取人ごとの
荷室の仕切作業が容易且つ短時間に行え、作業性が向上
するという効果を有する。また、本発明においては、仕
切体であるシャッターを荷室内で前後に移動させて自由
に荷室を仕切れることにより、積載時の受取人ごとの荷
物の量が細かく変化しても容易に対応でき、案内レール
にシャッター位置を合わせる手間も省け、作業性がより
向上するという効果を有する。また、本発明において
は、仕切体を横方向に伸張して荷室を仕切れることによ
り、積載時の受取人ごとの荷室の仕切作業が容易且つ短
時間に行え、作業性が向上するという効果を有する。ま
た、本発明においては、磁気カードを用いて解錠を行う
ことにより、機械的な鍵に比べて不正に解錠しにくく、
安全性に優れると共に、磁気カードが安価な上に内容を
解錠後に書換えて安全に多数回使用でき、コスト的に有
利であるという効果を有する。また、本発明において
は、不正に読取ることが困難なICカードを用いて解錠
を行うことにより、機械的な鍵や磁気カード等に比べて
不正な解錠が行いにくく、より安全性に優れると共に、
ICカードの内容を解錠後に書換えて安全に多数回使用
でき、コスト的に有利であるという効果を有する。ま
た、本発明においては、暗証番号の入力で解錠を行うこ
とにより、鍵やカードを用いることによる紛失や偽造の
おそれがなく、さらに一回の施錠・解錠ごとに番号を変
えることで、不正な解錠を防いで確実に安全性が確保で
きると共に、暗証番号を電話やFAX等の手段で短時間
に伝達することができ、伝達のコストもかからないとい
う効果を有する。また、本発明においては、カード読取
りを運転室内で行うことにより、外部に露出した読取り
部分が被りやすい水の浸入や人為的な破壊等を避けるこ
とができ、耐久性に優れ、確実に施錠・解錠が行えると
いう効果を有する。また、本発明においては、暗証番号
の入力を運転室内で行うことにより、外部に露出した入
力部分が被りやすい水の浸入や人為的な破壊等を避ける
ことができ、耐久性に優れ、確実に施錠・解錠が行える
という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る配送車の荷室
施錠システムにおける仕切部の概略構成斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る配送車の荷室
施錠システムにおける仕切部の概略構成側面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る配送車の荷室
施錠システムにおける仕切部の概略構成後面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る配送車の荷室
施錠システムにおける荷室扉の概略構成図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る配送車の荷室
施錠システムにおける仕切部の概略構成斜視図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る配送車の荷室
施錠システムにおける仕切部の概略構成側面図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る配送車の荷室
施錠システムにおける仕切部の概略構成後面図である。
【符号の説明】
1 荷室 1a 床面 1b 側壁 1c 後部入口 2、6 レール 2a、6a 案内溝 3、7 仕切部 3a 支持部 3b 仕切体 3c ローラ部 4、8 施錠部 5 荷室扉 5a 施錠機構 7a シャッター 7b 収納部 7c 案内レール

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配送車の後部で閉じた空間としてなる荷
    室の扉に配設され、当該扉を閉止した状態で鍵手段を用
    いた施錠により扉の閉止状態を維持し、且つ鍵手段を一
    回の施錠ごとに取替えられる施錠部を備え、 前記荷室に所定の受取人宛の荷物が収納されて送出人に
    より鍵手段で施錠された状態で受取人側へ配送されると
    共に、前記鍵手段が送出人から荷物と別途に受取人に送
    られ、当該受取人が予め送られた鍵手段で荷室を解錠す
    ることを特徴とする配送車の荷室施錠システム。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の配送車の荷室施錠
    システムにおいて、 前記荷室の内側所定位置に荷室前後方向に配設される一
    又は複数のレールと、 前記レールに係合して荷室前後方向へ移動自在に支持さ
    れる支持部を有すると共に、当該支持部に保持され、荷
    室の内面のいずれかに寄った開状態及び荷室内を前後に
    仕切った閉状態の二通りに変化する仕切体を有してなる
    一又は複数の仕切部とを備え、 前記施錠部が、仕切部の仕切体に配設され、仕切体の閉
    状態で荷室の内面に着脱自在に係合し、さらに鍵手段を
    用いた施錠により荷室内面に固着して仕切状態を維持す
    ることを特徴とする配送車の荷室施錠システム。
  3. 【請求項3】 前記請求項2に記載の配送車の荷室施錠
    システムにおいて、 前記レールが、対向する二本を一対として荷室上部に各
    々所定の配設範囲として並列に複数対それぞれ配設さ
    れ、 前記仕切部が、前記対向する一対のレールに係合してそ
    れぞれ配設され、 前記仕切部の支持部が、前記一対のレールに両端部がそ
    れぞれ回動自在に支持される軸として形成され、 前記仕切部の仕切体が、略板状体として形成され、一側
    部で前記支持部に固着し、他側部の両端に前記一対のレ
    ールに係合可能な係止片をそれぞれ配設されてなり、 前記仕切体が、支持部を介して支持される前記一対のレ
    ールの端部から係止片をレールに係合させ、荷室上部に
    レールに沿って移動自在に保持して開状態とされると共
    に、荷室上部からレールに沿ってレール端部まで引出し
    て係止片とレールの係合を外した後、レールに沿って適
    切な仕切位置に移動させ、支持軸を中心に回動させ起立
    させて閉状態とされることを特徴とする配送車の荷室施
    錠システム。
  4. 【請求項4】 前記請求項2に記載の配送車の荷室施錠
    システムにおいて、 前記レールが、対向する二本を一対として荷室上部にそ
    れぞれ配設され、荷室内の前後方向所定間隔で下側に開
    口する切欠部を複数形成され、 前記仕切部の支持部が、前記一対のレールに両端部がそ
    れぞれ回動自在に支持される軸として形成され、 前記仕切部の仕切体が、略板状体として形成され、一側
    部で前記支持部に固着し、他側部の両端に前記一対のレ
    ールと係合可能な係止片をそれぞれ配設されてなり、 前記仕切体が、支持部を介して支持される前記一対のレ
    ールの各切欠部から係止片をレールに係合させ、荷室上
    部にレールに沿って移動自在に保持して開状態とされる
    と共に、荷室上部からレールに沿って切欠部まで引出し
    て係止片とレールの係合を外した後、レールに沿って適
    切な仕切位置に移動させ、支持軸を中心に回動させ起立
    させて閉状態とされることを特徴とする配送車の荷室施
    錠システム。
  5. 【請求項5】 前記請求項2に記載の配送車の荷室施錠
    システムにおいて、 前記レールが、荷室上部に配設されてなり、 前記仕切部が、前記仕切体を巻取り式のシャッターとし
    て形成されると共に、前記支持部を前記仕切体の収納部
    分として荷室上部に保持されてなり、 前記荷室の両内側壁に複数所定間隔で略垂直向きに配設
    され、前記仕切体開閉時に仕切体の側部を垂直方向移動
    可能に支持する案内レールを備え、 前記仕切体が、開状態では荷室上面寄りの支持部に巻取
    られると共に、閉状態では前記案内レールに沿って端部
    が床面に付くまで引下ろされることを特徴とする配送車
    の荷室施錠システム。
  6. 【請求項6】 前記請求項2に記載の配送車の荷室施錠
    システムにおいて、 前記レールが、荷室上部に配設されてなり、 前記仕切部が、前記仕切体を巻取り式のシャッターとし
    て形成されると共に、前記支持部を前記仕切体の収納部
    分として荷室上部に保持されてなり、 前記仕切部の支持部両端から床面に向けて垂設され、仕
    切部と一体に荷室長手方向に移動自在に配設され、前記
    仕切体開閉時に仕切体の側部を垂直方向移動可能に支持
    する案内レールを備え、 前記仕切体が、開状態では荷室上面寄りの支持部に巻取
    られると共に、閉状態では前記案内レールに沿って端部
    が床面に付くまで引下ろされることを特徴とする配送車
    の荷室施錠システム。
  7. 【請求項7】 前記請求項2に記載の配送車の荷室施錠
    システムにおいて、 前記レールが、荷室のいずれかの側壁寄りに配設されて
    なり、 前記仕切部が、前記仕切体をアコーディオン式の展開を
    行う折曲自在な仕切板として形成されると共に、前記支
    持部を荷室側部に保持されてなり、 前記仕切体が、開状態では荷室の一方の側面に折畳んで
    寄せられ、閉状態では端部が他方の側面に付くまで伸張
    させられることを特徴とする配送車の荷室施錠システ
    ム。
  8. 【請求項8】 前記請求項1ないし7のいずれかに記載
    の配送車の荷室施錠システムにおいて、 前記施錠部が、鍵手段に磁気カードを用い、荷物の送出
    人が施錠時に読取らせたものと同一の磁気カードを読取
    らせることにより解錠する電子式システムとして形成さ
    れてなり、 前記解錠するための磁気カードが、荷物の送出人から受
    取人に荷物と別途に送付され、受取人が当該磁気カード
    を用いて解錠し、荷物を取出すことを特徴とする配送車
    の荷室施錠システム。
  9. 【請求項9】 前記請求項1ないし7のいずれかに記載
    の配送車の荷室施錠システムにおいて、 前記施錠部が、鍵手段にICカードを用い、荷物の送出
    人が施錠時に読取らせたものと同一のICカードを読取
    らせることにより解錠する電子式システムとして形成さ
    れてなり、 前記解錠するためのICカードが、荷物の送出人から受
    取人に荷物と別途に送付され、受取人が当該ICカード
    を用いて解錠し、荷物を取出すことを特徴とする配送車
    の荷室施錠システム。
  10. 【請求項10】 前記請求項1ないし7のいずれかに記
    載の配送車の荷室施錠システムにおいて、 前記施錠部が、鍵手段に暗証番号を用い、荷物の送出人
    が施錠時に設定した暗証番号の入力により解錠する電子
    式システムとして形成されてなり、 前記解錠するための暗証番号が、荷物の送出人から受取
    人に荷物と別途に伝達され、受取人が当該暗証番号を入
    力して解錠し、荷物を取出すことを特徴とする配送車の
    荷室施錠システム。
  11. 【請求項11】 前記請求項8又は9に記載の配送車の
    荷室施錠システムにおいて、 前記施錠部が、カード読取り部分をトラックの運転室内
    に設置されてなり、制御信号を扉あるいは仕切部側に伝
    送して施錠及び解錠を行うことを特徴とする配送車の荷
    室施錠システム。
  12. 【請求項12】 前記請求項10に記載の配送車の荷室
    施錠システムにおいて、 前記施錠部が、暗証番号入力部分をトラックの運転室内
    に設置されてなり、制御信号を扉あるいは仕切部側に伝
    送して施錠及び解錠を行うことを特徴とする配送車の荷
    室施錠システム。
JP35827496A 1996-12-27 1996-12-27 配送車の荷室施錠システム Pending JPH10184138A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007261611A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Japan Atomic Energy Agency コンテナ
JP2007532440A (ja) * 2004-04-07 2007-11-15 コマースガード アクチボラグ 電子的読取り装置を使用することなくコンテナ・セキュリティ装置をアーミングする方法及びシステム
JP2008189051A (ja) * 2007-02-01 2008-08-21 Ashimori Ind Co Ltd 車両荷箱内の中仕切り壁
KR100916714B1 (ko) * 2003-01-22 2009-09-09 흥일기업주식회사 철도용 유개 화차
EP3498545A1 (en) * 2017-12-12 2019-06-19 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Luggage management system and luggage management method

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100916714B1 (ko) * 2003-01-22 2009-09-09 흥일기업주식회사 철도용 유개 화차
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JP2007261611A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Japan Atomic Energy Agency コンテナ
JP2008189051A (ja) * 2007-02-01 2008-08-21 Ashimori Ind Co Ltd 車両荷箱内の中仕切り壁
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