JPH10183730A - 下水圧送管 - Google Patents
下水圧送管Info
- Publication number
- JPH10183730A JPH10183730A JP34226696A JP34226696A JPH10183730A JP H10183730 A JPH10183730 A JP H10183730A JP 34226696 A JP34226696 A JP 34226696A JP 34226696 A JP34226696 A JP 34226696A JP H10183730 A JPH10183730 A JP H10183730A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sewage
- pipe
- air
- conveying pipe
- mixed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Sewage (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】溶存酸素の少ない下水圧送管中の下水に、硫化
水素の発生を抑えるため効率良く空気を混入し、下水中
の溶存酸素濃度をできるだけ上げることを目的とする。 【解決手段】下水圧送管１の管底に沿ってバイパス管２
が分岐され、該バイパス管２の前記下水圧送管１への再
合流点３へ向けての立上がり部２Ａの基部に空気注入口
４が設けられ、該立上がり部２Ａの前記下水圧送管１へ
の合流管軸５が、前記下水圧送管１の管軸１Ａに対し側
面視で傾斜すると共に管軸断面視で接線方向とされてな
る。
水素の発生を抑えるため効率良く空気を混入し、下水中
の溶存酸素濃度をできるだけ上げることを目的とする。 【解決手段】下水圧送管１の管底に沿ってバイパス管２
が分岐され、該バイパス管２の前記下水圧送管１への再
合流点３へ向けての立上がり部２Ａの基部に空気注入口
４が設けられ、該立上がり部２Ａの前記下水圧送管１へ
の合流管軸５が、前記下水圧送管１の管軸１Ａに対し側
面視で傾斜すると共に管軸断面視で接線方向とされてな
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、下水圧送管に関し、
詳しくは空気注入式下水圧送管の改良に関する。
詳しくは空気注入式下水圧送管の改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】下水道管路では下水中の微生物によって
硫酸塩が還元され硫化水素が発生する場合があり、硫化
水素は悪臭やコンクリート腐食の原因となる。
硫酸塩が還元され硫化水素が発生する場合があり、硫化
水素は悪臭やコンクリート腐食の原因となる。
【０００３】この硫化水素の発生は一般に酸素が供給さ
れない圧送管路内で顕著であり、一部では悪臭やコンク
リートの腐食に関する問題も顕在化してきている。そこ
で、硫化水素発生防止策として下水圧送管内に凹部を連
設し、この凹部に空気を注入して汚水に空気を混合する
空気注入方式が提案されている（例えば特願平８−７９
６９７号公報）。
れない圧送管路内で顕著であり、一部では悪臭やコンク
リートの腐食に関する問題も顕在化してきている。そこ
で、硫化水素発生防止策として下水圧送管内に凹部を連
設し、この凹部に空気を注入して汚水に空気を混合する
空気注入方式が提案されている（例えば特願平８−７９
６９７号公報）。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記空気注入
式の下水圧送管の場合、管内の下水の流れが比較的緩い
又は停止している場合はともかく、流れが比較的早い場
合、空気管からの自然な空気吹き出しだけであると、気
泡は下水と共に下流へ流されるだけで、積極的な気液混
合が図られず、やがては管吐出口から外部に放出されて
しまう。
式の下水圧送管の場合、管内の下水の流れが比較的緩い
又は停止している場合はともかく、流れが比較的早い場
合、空気管からの自然な空気吹き出しだけであると、気
泡は下水と共に下流へ流されるだけで、積極的な気液混
合が図られず、やがては管吐出口から外部に放出されて
しまう。
【０００５】従って、下水中への酸素取込量は空気供給
量に見合った量とはならず、硫化水素発生の防止はでき
ても、その効率は良いものとは言えない問題があった。
この発明は上記問題点を解消することを目的としてなさ
れたものであって、下水中に気泡を渦状にして巻き込ま
せ、下水中の溶存酸素濃度をできるだけ上げることを目
的としてなされたものである。
量に見合った量とはならず、硫化水素発生の防止はでき
ても、その効率は良いものとは言えない問題があった。
この発明は上記問題点を解消することを目的としてなさ
れたものであって、下水中に気泡を渦状にして巻き込ま
せ、下水中の溶存酸素濃度をできるだけ上げることを目
的としてなされたものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明の下
水圧送管は、下水圧送管の管底に沿ってバイパス管が分
岐され、該バイパス管の前記下水圧送管への再合流点へ
向けての立上がり部の基部に空気注入口が設けられ、該
立上がり部の前記下水圧送管への合流管軸が、前記下水
圧送管の管軸に対し側面視で傾斜すると共に管軸断面視
で接線方向とされてなることを特徴とするものである。
水圧送管は、下水圧送管の管底に沿ってバイパス管が分
岐され、該バイパス管の前記下水圧送管への再合流点へ
向けての立上がり部の基部に空気注入口が設けられ、該
立上がり部の前記下水圧送管への合流管軸が、前記下水
圧送管の管軸に対し側面視で傾斜すると共に管軸断面視
で接線方向とされてなることを特徴とするものである。
【０００７】
【実施の形態】次にこの発明の実施の形態を説明する。
図１はこの発明の実施の形態を示す側断面図、図２は合
流部の管軸断面図である。
図１はこの発明の実施の形態を示す側断面図、図２は合
流部の管軸断面図である。
【０００８】図１において１は下水圧送管を示し、この
下水圧送管１の管底に沿ってバイパス管２が分岐され、
該バイパス管２の前記下水圧送管１への再合流点３へ向
けての立上がり部２Ａの基部に空気注入口４が設けら
れ、該立上がり部２Ａの前記下水圧送管１への合流管軸
５が、前記下水圧送管１の管軸１Ａに対し側面視で図１
に示すように角度θを有して傾斜すると共に図２に示す
ように管軸断面視で接線方向とされて構成されている。
下水圧送管１の管底に沿ってバイパス管２が分岐され、
該バイパス管２の前記下水圧送管１への再合流点３へ向
けての立上がり部２Ａの基部に空気注入口４が設けら
れ、該立上がり部２Ａの前記下水圧送管１への合流管軸
５が、前記下水圧送管１の管軸１Ａに対し側面視で図１
に示すように角度θを有して傾斜すると共に図２に示す
ように管軸断面視で接線方向とされて構成されている。
【０００９】即ち、立上がり部２Ａの前記下水圧送管１
への合流管軸５が、本管である下水圧送管１に対しねじ
り関係で合流するようにされている。上記において、角
度θは、バイパス管２から再合流した下水を下水圧送管
１内でスパイラル状の渦流とするものであるため、θは
30°〜60°の範囲とすることが望ましい。
への合流管軸５が、本管である下水圧送管１に対しねじ
り関係で合流するようにされている。上記において、角
度θは、バイパス管２から再合流した下水を下水圧送管
１内でスパイラル状の渦流とするものであるため、θは
30°〜60°の範囲とすることが望ましい。
【００１０】また、注入される空気の気泡ができるだけ
微小化されるよう、空気注入口４には微小な径の気孔を
設けた多孔管や、焼結セラミック製の多孔ストーンなど
が用いられる。
微小化されるよう、空気注入口４には微小な径の気孔を
設けた多孔管や、焼結セラミック製の多孔ストーンなど
が用いられる。
【００１１】次に作動を説明する。下水圧送管１を流下
する下水はバイパス管２で分岐され、立上がり部２Ａの
基部で空気注入口４から空気が注入される。
する下水はバイパス管２で分岐され、立上がり部２Ａの
基部で空気注入口４から空気が注入される。
【００１２】そして、立上がり部２Ａの前記下水圧送管
１への合流管軸５が、ねじり関係となっているため、バ
イパス管２から下水圧送管１へ再合流した水流は、傾斜
した接線方向への水流影響を与え下水圧送管１内の合流
点より下流の下水流をスパイラル状の渦流にする。
１への合流管軸５が、ねじり関係となっているため、バ
イパス管２から下水圧送管１へ再合流した水流は、傾斜
した接線方向への水流影響を与え下水圧送管１内の合流
点より下流の下水流をスパイラル状の渦流にする。
【００１３】空気注入管４から注入された気泡は、この
渦流に巻き込まれて下水圧送管１内へ流れ込んでいくの
で、気液が混合された状態となり、従って、流れがかな
り早い場合でも十分な気液混合が図られ、下水中の溶存
酸素量の上昇が効率良く達成される。
渦流に巻き込まれて下水圧送管１内へ流れ込んでいくの
で、気液が混合された状態となり、従って、流れがかな
り早い場合でも十分な気液混合が図られ、下水中の溶存
酸素量の上昇が効率良く達成される。
【００１４】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、下水圧
送管内に空気を注入するにあたり、バイパス管で下水を
分岐させ、この下水に空気を注入した後に本管となる下
水圧送管内にスパイラル状の軸関係にして下水を合流さ
せるので、気泡交じりの下水が渦流により良く混合され
る。
送管内に空気を注入するにあたり、バイパス管で下水を
分岐させ、この下水に空気を注入した後に本管となる下
水圧送管内にスパイラル状の軸関係にして下水を合流さ
せるので、気泡交じりの下水が渦流により良く混合され
る。
【００１５】従って、流れがあっても下水中へ十分な空
気を混入させることができ、効率の良い酸素供給ができ
るのである。なお、下水流の緩流時又は停止時であって
も、合流下水は注入空気の気泡のエアリフトポンプ効果
によりある程度の流勢をもって下水圧送管へ合流するの
で、下水中に緩慢ながらもも渦を発生させることがで
き、気液混合が良く図られ、硫化水素発生防止の効果が
優れるのである。
気を混入させることができ、効率の良い酸素供給ができ
るのである。なお、下水流の緩流時又は停止時であって
も、合流下水は注入空気の気泡のエアリフトポンプ効果
によりある程度の流勢をもって下水圧送管へ合流するの
で、下水中に緩慢ながらもも渦を発生させることがで
き、気液混合が良く図られ、硫化水素発生防止の効果が
優れるのである。
【図１】この発明の実施の形態を示す側断面図である。
【図２】この発明の実施の形態を示す軸断面図である。
１…下水圧送管 １Ａ…下水圧送管の管軸 ２…バイパス管 ２Ａ…立上がり部 ３…再合流点 ４…空気注入口 ５…合流管軸
Claims (1)
- 【請求項１】下水圧送管の管底に沿ってバイパス管が分
岐され、該バイパス管の前記下水圧送管への再合流点へ
向けての立上がり部の基部に空気注入口が設けられ、該
立上がり部の前記下水圧送管への合流管軸が、前記下水
圧送管の管軸に対し側面視で傾斜すると共に管軸断面視
で接線方向とされてなることを特徴とする下水圧送管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34226696A JPH10183730A (ja) | 1996-12-24 | 1996-12-24 | 下水圧送管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34226696A JPH10183730A (ja) | 1996-12-24 | 1996-12-24 | 下水圧送管 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10183730A true JPH10183730A (ja) | 1998-07-14 |
Family
ID=18352391
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34226696A Pending JPH10183730A (ja) | 1996-12-24 | 1996-12-24 | 下水圧送管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10183730A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100803776B1 (ko) | 2005-09-20 | 2008-02-15 | 민병이 | 맨홀에 연결되는 배수용 하수관 |
| CN108397643A (zh) * | 2018-04-16 | 2018-08-14 | 成都科瑞尔低温设备有限公司 | 真空低温管道*** |
-
1996
- 1996-12-24 JP JP34226696A patent/JPH10183730A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100803776B1 (ko) | 2005-09-20 | 2008-02-15 | 민병이 | 맨홀에 연결되는 배수용 하수관 |
| CN108397643A (zh) * | 2018-04-16 | 2018-08-14 | 成都科瑞尔低温设备有限公司 | 真空低温管道*** |
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