JPH10182389A - 歯磨組成物 - Google Patents

歯磨組成物

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JPH10182389A
JPH10182389A JP35876096A JP35876096A JPH10182389A JP H10182389 A JPH10182389 A JP H10182389A JP 35876096 A JP35876096 A JP 35876096A JP 35876096 A JP35876096 A JP 35876096A JP H10182389 A JPH10182389 A JP H10182389A
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sodium
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tetrasodium pyrophosphate
acid
pyrophosphate
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Akira Uchiyama
章 内山
Shimako Inoue
志磨子 井上
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Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 ピロリン酸塩としてピロリン酸四ナトリ
ウム塩粉末のみが非溶解状態で含有され、かつピロリン
酸以外の無機酸のナトリウム塩の1種又は2種以上を含
有してなることを特徴とする歯磨組成物。 【効果】 本発明の歯磨組成物は、使用感が高い上、ス
テイン、プラーク、タバコのヤニ等の歯面の汚れを化学
的作用で効果的に除去し得、歯ブラシの届かない部分の
清掃も可能であり、歯面の美白効果が増大する。更に、
上記歯磨組成物の清掃効果は著しく高いので、研磨剤の
配合量を低減することもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用感が良好で、
化学的洗浄効果が高く、歯面に付着・沈着した歯の汚れ
を除去するのに好適に使用される歯磨組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、歯面に付着・沈着したステイン、プラーク、食べか
す、タバコのヤニ等による歯の汚れは、主として歯磨等
の口腔用組成物に配合された研磨剤の機械的作用により
除去することが行われている。
【0003】一方、単なる研磨剤の機械的作用によらず
化学的作用により除去するものとして下記のような提案
がなされている。 (1)特定の有機ペルオキシドを配合した口腔用組成物
(米国特許第3,988,433号公報)。 (2)カチオン界面活性剤とリンゴ酸とを併用した口腔
用組成物(米国特許第4,183,916号公報)。 (3)芳香族環を有するエステルを配合した口腔用組成
物(特公昭48−43869号公報)。 (4)Fe>Caの安定度係数を持つキレート剤を配合
した口腔用組成物(特開昭51−139639号公
報)。 (5)ポリリン酸塩と多価金属陽イオンとを併用した口
腔用組成物(特開昭52−108029号公報)。 (6)フィチン酸と有機酸とを併用した口腔用組成物
(特開昭56−18911号公報)。 (7)タルトロン酸、グリセリン酸、ヒドロキシ−n−
酪酸、ジヒドロキシマロン酸を配合した口腔用組成物
(特開昭60−4117号公報)。 (8)カルボン、アネトール又は3−オクタノールとゲ
ンゲ属植物の溶媒抽出物とを併用した口腔用組成物(特
開昭61−286315号公報)。 (9)2−オクタノールを配合した口腔用組成物(特開
昭62−151498号公報)。 (10)特定のモノテルペンを配合した口腔用組成物
(特開昭62−181212号公報)。 (11)全炭素数7〜11の脂肪族エステルを配合した
口腔用組成物(特開昭62−189233号公報)。 (12)クエン酸とポリリン酸塩と非イオン性界面活性
剤を配合した口腔用組成物(特開平7−126131号
公報)。
【0004】しかしながら、上記組成物は、いずれもそ
の効果は十分なものでなく、歯面の汚れの除去はその大
部分が機械的作用に依存しているのが現状であった。
【0005】そこで、本願出願人は、化学的洗浄効果に
優れた口腔用組成物を開発すべく研究を重ね、アルキル
硫酸塩、縮合リン酸塩とオルソリン酸とを組み合わせた
場合(特願平7−184839号)、縮合リン酸塩と界
面活性剤とを組み合わせた場合(特願平7−18483
8号)、ピロリン酸塩と縮合リン酸塩とを特定割合で配
合した場合(特願平7−351562号)に化学的洗浄
効果があることを見出したが、ピロリン酸ナトリウム塩
を口腔用組成物に配合した場合、ピロリン酸ナトリウム
の結晶が組成物中で成長すると、これが組成物の使用感
に悪影響を及ぼす場合があった。
【0006】なお、組成物中のピロリン酸ナトリウムの
結晶成長を防止する方法として、特開昭62−1119
11号、特開昭63−45214号、特開平1−207
227号、特開平1−254618号公報などにピロリ
ン酸ナトリウム塩と共に酸性ピロリン酸塩やピロリン酸
カリウム塩を配合することが提案されている。しかし、
酸性ピロリン酸塩を配合した場合は歯牙の汚れを化学的
に除去する効果が低くなり、またピロリン酸カリウム塩
を配合した場合は組成物の使用感が悪くなるなどの問題
点がある。
【0007】従って、優れた化学的洗浄効果とより良好
な使用感とを兼ね備えた歯磨組成物の開発が望まれた。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、化学的洗浄効果が高く、歯面に付着・沈着した歯の
汚れを有効に除去することができ、しかも使用感が良好
な歯磨組成物を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を重ねた結
果、ピロリン酸塩として特にピロリン酸四ナトリウム塩
粉末のみを使用し、これにピロリン酸以外の無機酸のナ
トリウム塩を併用し、ピロリン酸四ナトリウムを組成物
中に過飽和状態にするように配合してピロリン酸四ナト
リウム塩粉末を歯磨組成物中に非溶解状態で含有させた
場合、ピロリン酸四ナトリウム塩の結晶が組成物中で成
長することなく安定に配合され、使用感が良好であり、
しかも歯牙の汚れを化学的に除去する効果が高く維持さ
れること、従って、歯面に付着・沈着したステイン、プ
ラーク、食べかす、タバコのヤニ等による歯の汚れを化
学的作用で効果的に除去し得る上、使用感に優れた歯磨
組成物が得られることを知見し、本発明をなすに至っ
た。
【0010】従って、本発明は、ピロリン酸塩としてピ
ロリン酸四ナトリウム塩粉末のみが非溶解状態で含有さ
れ、かつピロリン酸以外の無機酸のナトリウム塩の1種
又は2種以上を含有してなることを特徴とする歯磨組成
物を提供する。
【0011】以下、本発明につき更に詳細に説明する
と、本発明の歯磨組成物は、練歯磨、液状歯磨、潤製歯
磨等として調製されるもので、ピロリン酸四ナトリウム
塩とピロリン酸以外の無機酸のナトリウム塩とを含有し
てなるものである。
【0012】ここで、ピロリン酸四ナトリウム塩として
は、無水塩、十水塩等が使用される。使用するピロリン
酸四ナトリウム塩粉末の粒径(ふるい透過による粒径)
は、250μm以下、特に150μm以下が好ましく、
250μmを超えると使用時にじゃりじゃりし、使用感
が損われる場合がある。
【0013】更に、本発明では、ピロリン酸以外の無機
酸のナトリウム塩の1種又は2種以上を配合する。この
無機酸のナトリウム塩を配合することによってピロリン
酸四ナトリウム塩は組成物中で過飽和状態となり、これ
により組成物中に溶解しているピロリン酸四ナトリウム
塩は実質的にないものである。この無機酸のナトリウム
塩としては、20℃において100gの水に5g以上溶
解するもの、特に8g以上溶解するものが好ましい。5
g未満しか溶解しないものは、ピロリン酸四ナトリウム
塩粉末を安定配合する効果が低く、組成物中にピロリン
酸ナトリウムの結晶が成長して使用感に悪影響を及ぼす
場合がある。
【0014】このような無機酸のナトリウム塩としては
具体的には、炭酸塩、炭酸水素塩、硫酸塩、硫酸水素
塩、塩酸塩、硝酸塩、ケイ酸塩、リン酸塩、リン酸水素
塩、縮合リン酸塩等が用いられる。特に炭酸ナトリウ
ム、炭酸水素ナトリウム、硫酸ナトリウム、硫酸水素ナ
トリウム、硝酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウム、リン酸
ナトリウム、リン酸一水素二ナトリウム、トリポリリン
酸ナトリウム、テトラポリリン酸ナトリウムなどが好適
に用いられる。なお、本発明における縮合リン酸塩は、
リン鎖長が3以上の鎖状又は環状の縮合リン酸塩を指
し、ピロリン酸塩を含むものではない。上記無機酸のナ
トリウム塩は1種又は2種以上を混合して配合すること
ができる。
【0015】上記ピロリン酸四ナトリウム塩粉末の配合
量は、組成物全体量に対して3〜15%(重量%、以下
同様)、特に3〜10%が好ましい。配合量が3%に満
たないと十分な汚れ洗浄効果を得られない場合があり、
15%を超えるとピロリン酸四ナトリウム塩の収斂味に
よって歯磨組成物の使用感を悪くする場合がある。
【0016】また、上記無機酸のナトリウム塩の配合量
は、ピロリン酸四ナトリウムを組成物中に過飽和状態と
し、ピロリン酸四ナトリウム塩を組成物中非溶解状態と
する量であり、通常、組成物全体の1〜20%、特に3
〜20%が好適である。配合量が1%に満たない場合は
ピロリン酸四ナトリウム塩粉末を安定配合する効果が低
くなる場合があり、20%を超えると組成物の味が悪く
なる場合がある。
【0017】この場合、ピロリン酸四ナトリウム塩は、
上述したように、上記無機酸のナトリウム塩の共存によ
り溶解度が低下し、粉末状の非溶解状態で組成物中に存
在するが、使用時に唾液で希釈されることにより溶解状
態となり、化学的洗浄効果を発揮できる。
【0018】本発明の歯磨組成物は、上記必須成分以外
に通常歯磨組成物に配合される各種成分、例えば界面活
性剤、研磨剤、粘稠剤、粘結剤、甘味剤、防腐剤、香
料、各種有効成分などを混和し、常法に従って製造する
ことができる。
【0019】この場合、界面活性剤としては、ラウリル
硫酸ナトリウム、ミリスチル硫酸ナトリウム等のアルキ
ル基の炭素数が8〜18である高級アルキル硫酸エステ
ルの水溶性塩、ラウリルモノグリセライドスルフォン酸
ナトリウム、ココナッツモノグリセライドスルフォン酸
ナトリウム等の脂肪酸基の炭素数が10〜18である高
級脂肪酸モノグリセライドスルフォン酸の水溶性塩、オ
レフィンスルフォン酸塩、パラフィンスルフォン酸塩、
その他のアニオン活性剤、ステアリルモノグリセライ
ド、ショ糖モノ及びジラウレート等の脂肪酸基の炭素数
が12〜18であるショ糖脂肪酸エステル、ラクトース
脂肪酸エステル、ラクチトール脂肪酸エステル、マルチ
トール脂肪酸エステル、ステアリン酸モノグリセライ
ド、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、ポ
リオキシエチレン硬化ひまし油、エチレングリコール約
60モルが付加したソルビタンモノステアレート縮合
物、エチレンオキサイドとプロピレンオキサイドの重合
物及びポリオキシエチレンポリオキシプロピレンモノラ
ウリルエステル等の誘導体といったノニオン活性剤、ベ
タイン型、アミノ酸型等の両性活性剤などの界面活性剤
が用いられる(配合量通常0.01〜7%)。
【0020】また、研磨剤としては、例えば結晶質シリ
カ、非晶質シリカ、その他のシリカ系研磨剤、アルミノ
シリケート、ジルコノシリケート、酸化アルミニウム、
水酸化アルミニウム、不溶性メタリン酸ナトリウム、不
溶性メタリン酸、酸化チタン、合成樹脂等が好適に使用
される。これら研磨剤は1種又は2種以上を配合し得る
(配合量通常3〜90%)。
【0021】粘結剤としては、カラギーナン、カルボキ
シメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒ
ドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルヒドロキ
シエチルセルロースナトリウムなどのセルロース誘導
体、アルギン酸ナトリウムなどのアルカリ金属アルギネ
ート、アルギン酸プロピレングリコールエステル、キサ
ンタンガム、トラガカントガム、カラヤガム、アラビア
ガムなどのガム類、ポリビニルアルコール、ポリアクリ
ル酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、ポリビニ
ルピロリドンなどの合成粘結剤、ゲル化性シリカ、ゲル
化性アルミニウムシリカ、ビーガム、ラポナイトなどの
無機粘結剤等の1種又は2種以上が配合され得る(配合
量通常0.5〜10%)。
【0022】粘稠剤としては、ソルビット、グリセリ
ン、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,
3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポ
リプロピレングリコール、キシリット、マルチット、ラ
クチット等の1種又は2種以上を配合し得る(配合量通
常1〜50%)。
【0023】更に甘味剤として、サッカリンナトリウ
ム、ステビオサイド、ネオヘスペリジルジヒドロカルコ
ン、ペリラルチン、タウマチン、アスパラチルフェニル
アラニンメチルエステル、p−メトキシシンナミックア
ルデヒド、ショ糖、サイクラミン酸ナトリウム等、防腐
剤としてp−ヒドロキシメチルベンゾイックアシッド、
p−ヒドロキシエチルベンゾイックアシッド、p−ヒド
ロキシプロピルベンゾイックアシッド、p−ヒドロキシ
ブチルベンゾイックアシッド、安息香酸ナトリウム、低
級脂肪酸モノグリセライド等、香料としてウインターグ
リーン油、スペアミント油、ペパーミント油、サッサフ
ラス油、丁字油、ユーカリ油等が配合され得る。また、
ゼラチン、ペプトン、アルギニン塩酸塩、アルブミン、
増白剤、シリコーン、色素、その他成分を配合し得る。
更にまた、イプシロンアミンカプロン酸、トラネキサム
酸、デキストラナーゼ、アミラーゼ、プロテアーゼ、ム
タナーゼ、リゾチーム、溶菌酵素、リティックエンザイ
ム等の酵素、モノフルオロリン酸ナトリウム、フッ化ナ
トリウム、フッ化アンモニウム等のフッ化物、クロルヘ
キシジン塩類、ジヒドロコレステロール、グリチルレチ
ン塩類、グリチルレチン酸、クロロフィル、カロペプタ
イド、ビタミン類、歯石防止剤、抗菌剤、歯垢防止剤等
の有効成分を1種又は2種以上配合し得る。なお、これ
ら任意成分の配合量は、本発明の効果を妨げない範囲で
通常量とすることができる。
【0024】本発明の歯磨組成物のpHは特に限定され
ないが、ピロリン酸四ナトリウム塩粉末の安定性や口腔
粘膜刺激性の点から7〜10が好ましく、特に8〜10
が好ましい。
【0025】
【発明の効果】本発明の歯磨組成物は、使用感が高い
上、ステイン、プラーク、タバコのヤニ等の歯面の汚れ
を化学的作用で効果的に除去し得、歯ブラシの届かない
部分の清掃も可能であり、歯面の美白効果が増大する。
更に、上記歯磨組成物の清掃効果は著しく高いので、研
磨剤の配合量を低減することもできる。
【0026】
【実施例】以下、実験例及び実施例を示して本発明を具
体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるも
のではない。なお、以下の例において%は重量%であ
る。
【0027】〔実験例1〕ハイドロキシアパタイト円板
(HA板、以下同じ、旭光学社製、φ7×3mm)をマ
ウスピースに固定し、口腔内(下顎舌側部)に装着して
HA板上にペリクルを形成させた。これをステイン液へ
の浸漬と空中乾燥を交互に行う装置に入れて24時間操
作し、HA板表面にステインを付着させた。ステイン液
の組成は次の通りである。ステイン液組成 塩化第1鉄n水和物 0.05% インスタントコーヒー 0.37% インスタント紅茶 0.37% 上記のステイン付着HA板をサンプル溶液(表1に示す
歯磨組成物を蒸留水で2.5倍(重量)に希釈した液)
に5分間浸漬し、往復ブラッシングを5回行った後、歯
垢染色剤(RED−COTE、BUTLER)にてペリ
クルを染色し、色差(Lab表色系)を測定した。この
除去操作(浸漬→ブラッシング→色差測定)を繰り返
し、ステイン化したペリクルが完全に除去されるまで
(HA板の色差がステイン付着前と同等になるまで)に
要したブラッシング回数を求めた。このブラッシング回
数が少ないほど化学的除去力が高いと評価した(○:1
5回以下、×:20回以上)。 また、ピロリン酸塩粉
末の安定性は、歯磨組成物を室温で約1ヶ月保存し、目
視と顕微鏡観察によってピロリン酸結晶成長の有無を評
価した(○:結晶成長なし、×:結晶成長あり)。
【0028】使用感の評価は、官能評価を行った。評価
パネル6人のうち舌や粘膜に刺激を受けたと感じた人数
が0〜1人の場合、使用感は○とし、2〜3人の場合
は、使用感は△とし、4人以上の場合、使用感は×とし
た。以上の結果を表1に示す。
【0029】
【表1】 注:本発明品はピロリン酸四ナトリウム塩が非溶解状態
で存在
【0030】表1の結果より、ピロリン酸塩をピロリン
酸四ナトリウム塩粉末でのみ配合し、更に無機酸のナト
リウム塩を1種又は2種以上配合してピロリン酸四ナト
リウム塩を組成物中で非溶解状態に存在させることによ
り、ピロリン酸四ナトリウム塩を配合しても使用感が良
好で、かつ歯牙の汚れを化学的に除去する効果が高く、
ステイン、プラーク、タバコのヤニ等の汚れを化学的作
用で効果的に除去し得ることが知見された。
【0031】以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説
明する。 〔実施例1〕練歯磨 沈降性シリカ 30.0% プロピレングリコール 3.0 ソルビトール 20.0 カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.4 サッカリンナトリウム 0.1 ステビオサイド 0.1 ラウリル硫酸ナトリウム 0.5 N−ラウロイルグルタミン酸ナトリウム 0.5 トラネキサム酸 0.05 α−アルミナ無水物 3.0 コロイド状シリカ 3.0 メチルパラベン 0.05 香料 1.0 ピロリン酸四ナトリウム粉末 5.0 (粒径150μm以下) トリポリリン酸ナトリウム 10.0水 残 計 100.0%
【0032】 〔実施例2〕練歯磨 改質水酸化アルミニウム 18.0% プロピレングリコール 2.0 グリセリン 20.0 ハイドロキシエチルセルロースナトリウム 1.4 サッカリンナトリウム 0.1 ラウリル硫酸ナトリウム 0.5 ラウリルPOE硫酸ナトリウム 0.5 コロイド状シリカ 3.0 モノフルオロリン酸ナトリウム 0.76 グルコン酸クロルヘキシジン 0.1 メチルパラベン 0.05 香料 1.0 ピロリン酸四ナトリウム粉末 7.0 (粒径100μm以下) 炭酸水素ナトリウム 10.0水 残 計 100.0%
【0033】 〔実施例3〕練歯磨 無水ケイ酸 30.0% 酸化チタン 0.5 カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.1 カラギーナン 0.2 ラウリル硫酸ナトリウム 1.4 ソルビット液 20.0 グリセリン 20.0 プロピレングリコール 3.0 メチルパラベン 0.05 サッカリンナトリウム 0.15 香料 1.0 ピロリン酸四ナトリウム粉末 4.5 (粒径200μm以下) 炭酸水素ナトリウム 5.0 炭酸ナトリウム 5.0水 残 計 100.0%
【0034】 〔実施例4〕液状歯磨 無水ケイ酸 15.0% 60%ソルビット液 25.0 グリセリン 25.0 プロピレングリコール 5.0 キサンタンガム 0.2 N−ラウロイルグルタミン酸ナトリウム 0.5 ラウリル硫酸ナトリウム 0.5 カラギーナン 0.5 アルギン酸 1.0 フッ化ナトリウム 0.22 デキストラナーゼ 20U/g歯磨 サッカリンナトリウム 0.1 香料 1.0 ピロリン酸四ナトリウム粉末 8.0 (粒径100μm以下) 塩化ナトリウム 8.0水 残 計 100.0%
【0035】 〔実施例5〕歯磨 ソルビトール 30.0% グリセリン 30.0 プロピレングリコール 2.5 ラウリル硫酸ナトリウム 1.0 カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.0 サッカリンナトリウム 0.1 パラオキシ安息香酸ナトリウム 0.1 香料 0.8 ピロリン酸四ナトリウム粉末 5.0 (粒径150μm以下) テトラポリリン酸ナトリウム 3.0 炭酸水素ナトリウム 5.0水 残 計 100.0%
【0036】上記実施例の歯磨は、いずれもピロリン酸
四ナトリウム塩が非溶解状態で存在しているものであっ
た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピロリン酸塩としてピロリン酸四ナトリ
    ウム塩粉末のみが非溶解状態で含有され、かつピロリン
    酸以外の無機酸のナトリウム塩の1種又は2種以上を含
    有してなることを特徴とする歯磨組成物。
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