JPH10180468A - 摩擦接合方法 - Google Patents

摩擦接合方法

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JPH10180468A
JPH10180468A JP35453796A JP35453796A JPH10180468A JP H10180468 A JPH10180468 A JP H10180468A JP 35453796 A JP35453796 A JP 35453796A JP 35453796 A JP35453796 A JP 35453796A JP H10180468 A JPH10180468 A JP H10180468A
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strength
soft material
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JP35453796A
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Seiichi Kawaguchi
聖一 川口
Shozo Hirai
章三 平井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高強度材を摩擦圧接するにあたり、接合材自
身の温度をできるだけ上昇させることなく、高強度材料
を室温に近い状態で信頼性の高い接合を可能にする摩擦
接合方法を提供する。 【解決手段】 接合材1、2の端面1a、1bに予め軟
質材10を被覆して接合面15を形成する。次いで、接
合材である2つの高強度材1、2を加圧状態で相対回転
させ、接合面15に生じる摩擦熱により軟質材10のみ
を変形させて母材を接合する。そして、具体的には軟質
材10にAu、Ag、Cuのうちのいずれか1を用い
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、従来の摩擦圧接よ
りも低温で接合が可能な摩擦接合方法、特に炭素鋼や低
合金鋼に加えて原子炉の監視試験片の再生や超伝導線の
接合に好適な摩擦接合方法に関する。
【0002】
【従来の技術】摩擦接合方法とは固相溶接方法の一種で
あり、接合材の原子同士が原子間距離まで近づくことが
必要であり、そのために接合材の接合面が塑性変形する
必要がある。接合材を塑性変形させる手段の一つとし
て、接合面に高圧力を加える場合がある。しかし接合材
が棒状体であると、高圧力によって接合材全体が座屈変
形してしまうことがある。そこで、接合材相互の接合面
を高速に相対回転し、摩擦接触による摩擦熱で加熱し、
接合材が変形し易くなった時点で圧力を加えて押圧しな
がら接合するものであり、接合材が棒状であるものに有
効である。
【0003】ところで、従来の摩擦接合方法は、摩擦圧
接における回転数、圧力、及び温度の変化の時間的展開
を示す図3に点線Bで示すように、圧接される接合材を
対向して配置して端面同士を相互に接触させ、両接合材
のいずれか一方を相対的に所定の回転数N1で回転させ
る。所定の回転数N1に達した後、所定の摩擦圧力P1
加え、所定の摩擦時間ta1が経過すると摩擦熱を生じ
る。摩擦熱がTaになり両接合材が適当な軟化状態に達
したところで回転を停止する。次いで、所定のアプセッ
ト時間ta2中、相互にアプセット圧P'2をかけること
により圧接を行うようにしたものである。
【0004】また、摩擦圧接において摩擦熱の上昇は、
通常、同種材料では接合材の融点が限度であり、異種材
の摩擦では融点の低い方の融点が限度である。従って、
従来の摩擦接合方法では、2つの接合材が鉄鋼材料のよ
うな高強度材であると、接合材の温度は1000℃以上
にも達した。さらに、従来の摩擦接合方法によればアル
ミニウム、銅などのように、比較的軟質の材料の接合は
容易であるが、チタン、ステンレス鋼、セラミックス等
の比較的に高強度の材料は接合し難かった。また、接合
部には接合を妨害する酸化物や、汚れ等が発生した。そ
こで、特開平3−184683号公報には、以下のよう
な摩擦接合方法が提案されていた。
【0005】すなわち、先ず図5に示すように回転チャ
ック5に一方の接合材料21を把持し、固定チャック6
に軟質の中間材料23を把持し、一方の接合材21の端
面21aを中間材料23の端面23aに当接させ、当接
した接合面15aの近傍を気密チャンバー18によって
気密に包囲し、気密チャンバー18内を不活性雰囲気に
保持して矢印Pで示すように接合面15aに向けて加圧
し、接合材21を回転させながら摩擦熱によって接合し
た。次いで、図6に示すように固定チャック6に他方の
接合材22を把持し、一方の接合材21に接合された中
間材料23の他端面23bに他方の接合材料22の端面
22aを当接させた。さらに、この接合面15bを気密
チャンバー18によって気密に包囲し、気密チャンバー
18内を不活性雰囲気に保持して矢印Pで示すように接
合面15bに向けて加圧し、接合材21を回転させなが
ら摩擦熱によって接合することにより、接合し難い高強
度材の接合を可能としたものであった。
【0006】その他の圧接方法として、材料を低温で接
合する拡散接合も行われた。この方法では接合面を鏡面
に仕上げた後、真空中でArイオンビームを照射して接
合面を清浄にし、圧力を加えて接合するものである。さ
らに、半田付けにより接合することもあった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来のこの種の
方法では、以下のような問題があった。すなわち、摩擦
熱の上昇は一般に同種材料では接合材の融点が限度であ
り、異種材の摩擦では融点の低い方の融点が限度であ
る。従って、従来の摩擦接合方法では、2つの接合材が
鉄鋼材料のような高強度材であると、接合材の温度は1
000℃以上にも達した。そのために、鉄鋼材料が変態
して強度などの特性が変わり、小さな力によっても容易
に変形してしまうことになった。
【0008】さらに、上述の特開平3−184683号
公報に記載された場合には、先ず一方の接合材21に軟
質の中間材料23の一端面23aを当接させ、接合面1
5aを加圧して接合してから、中間材料23の他端面2
3bに他方の接合材22を当接するのであるから、摩擦
圧接作業を2度行わなければならず、その都度、接合材
や中間材料をチャックで把持しなければならず、摩擦接
合がきわめて煩雑となり、コスト的にも不利であった。
しかも、中間材料は摩擦圧接に際しチャックで把持する
必要があるから、把持部分だけ余分の長さが必要となる
ために断面積に比して長さが大となり、座屈変形が起き
る可能性があり、強度上に問題があった。
【0009】また、特殊な拡散接合方法によれば、大規
模で特殊な接合装置が必要になるだけでなく、鉄鋼材料
のような強度の高い材料の接合は不可能であるために、
AlやCuのような軟質材料同士の接合に限定されてい
た。また、半田付けは簡便な方法であるが、接合強度が
低く、構造材の接合には適用できないという問題があっ
た。
【0010】本発明の目的は、かかる従来の問題点を解
決するためになされたもので、高強度材を摩擦圧接する
にあたり、接合材自身の温度をできるだけ上昇させるこ
となく、高強度材料を室温に近い状態で信頼性の高い接
合を可能にする摩擦接合方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は摩擦接合方法で
あり、前述した技術的課題を解決するために以下のよう
に構成されている。すなわち、本発明の摩擦接合方法
は、接合材である2つの高強度材を加圧状態で相対回転
させ、接合面に生じる摩擦熱により接合材を接合する摩
擦接合方法において、接合材の端面に予め軟質材を被覆
して接合面を形成してから、前記の工程に入り、前記軟
質材のみを変形させて接合することを特徴とする。
【0012】本発明の摩擦接合方法には、接合材のいず
れか一方を固定し、他方を駆動装置により回転させ、両
接合材を軸方向に押圧して摩擦により発熱させるととも
に、両接合材の接合部が所定の温度になったときに、ブ
レーキを用いて回転を中止させ、さらにアプセット圧力
を加えて両接合材を接合するようにしたブレーキ式圧接
方法や、あるいは接合材の一方を固定し、他方をフライ
ホイールをもつ軸に取り付けて回転させ、摩擦部で回転
エネルギーが消費されて回転を急速に低下させ、さらに
アプセット圧力を加えてるようにしたフライホイール式
圧接方法など、種々の摩擦接合方法を包含するものであ
る。
【0013】高強度材には塑性変形に対する強さを有す
る材料、例えば炭素鋼、低合金鋼、構造用合金鋼、工具
鋼、ステンレス鋼等の鉄鋼材料、超硬合金、サーメッ
ト、さらにはポリカーボネート、ポリアセタール等の合
成樹脂を包含するものである。また、本発明の摩擦接合
方法には異種の高強度材を摩擦接合する場合も含まれる
ことはいうまでもない。その他、前記軟質材にはAu、
Ag、Cu、その他の展性や延性に富む軟質材料を含む
ものである。
【0014】また、軟質材を高強度材である接合材の端
面に被覆するには、両接合材のいずれか一方のみを被覆
するだけでも実施可能であるが、両接合材の端面を被覆
することが好ましい。また、被覆手段としては、めっき
によるのが簡便であり好ましい。しかし、めっきの他に
物理蒸着(PVD)、化学蒸着(CVD)などの蒸着、
さらには電子ビームなどを熱源とするクラッディング、
あるいはプラズマジェット溶射、ガス溶射、アーク溶射
などの溶射によることもできる。
【0015】さらに、前記軟質材が、Au、Ag、Cu
のうちのいずれか1であることを第2の特徴とする。こ
の場合、特にAu、Ag、Cuは大気中で加熱しても酸
化されないので、接合面を気密チャンバーなどで囲んで
不活性雰囲気の下で摩擦接合を行う必要がなく、簡単な
装置で容易に行われる。このとき、接合材が鉄鋼材料で
あると、効果的である。
【0016】従って本発明の摩擦接合方法によれば、先
ず高強度の接合材の少なくとも一方の端面に軟質材を被
覆する。次いで2つの接合材を対向させて配置し、軟質
材を接触させて接合面を形成する。接合材を相互に所定
の摩擦圧力で加圧して相対回転すると摩擦熱により接合
面の軟質材のみが早期に軟化状態に達する。このとき、
回転を中止し、アプセット圧力をさらに加圧して軟質材
のみ変形させることにより接合材を摩擦接合する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
さらに詳細に説明する。但しこの実施形態に記載されて
いる構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は
特に特定的な記載がないかぎりは、この発明の範囲をそ
れに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
図1には本発明の一実施形態に係る摩擦接合装置の一例
の説明図であり、該装置が符号20で示されている。ま
た、図2は本発明の摩擦圧接時の接合状態を示す要部の
側面図であり、図3は本発明及び従来例の摩擦接合方法
の時間の経過に伴う回転数、圧力、及び温度の変化を示
す摩擦圧接サイクル図、図4は、他の実施形態にかかる
摩擦接合方法において用いられた摩擦圧接装置の一例の
説明図である。
【0018】図1において、摩擦圧接装置20には電動
機4からベルト9を介して回転駆動される回転チャック
台5を備えており、この回転チャック台5には一方の高
強度材1を把持している。さらに、回転チャック台5に
対向して固定チャック台6が配置されていて、他方の高
強度材2を把持している。
【0019】固定チャック台6は、基台7に載置されて
いて、油圧シリンダ8aとこの油圧シリンダ8aに挿通
されたピストン8bからなる押圧手段8によって矢印1
4で示すように、前記の基台7上を摺動できるようにな
っている。このために、高強度材1の端面1aと高強度
材2の端面2a同士を接触させて接合面15を形成し、
電動機4を介して回転チャック台5のチャックを回転さ
せることにより接合面15に摩擦熱を発生させることが
できる。
【0020】回転チャック台5と同軸の回転軸12の周
囲にはブレーキ13が設置されていて、高強度材1、2
の接合面15が所定の軟化状態に達した時点で回転を停
止し、さらに押圧装置8によってさらにアプセット圧を
付加し、両接合材1、2を圧接することができるように
なっている。
【0021】(実施の形態1)本発明の摩擦接合方法の
第1の実施形態を説明する。先ず、図2に示すように高
強度材1、2としてφ10×40mmLの炭素鋼の丸棒を
用い、その端面1a、2aに軟質材であるAu10をめ
っきにより10mμの厚さに被覆したものを準備する。
次いで、回転チャック台5に前記のAuをめっきした一
方の炭素鋼材の丸棒1を取り付ける。続いて、他方の炭
素鋼の丸棒2を固定チャック台6に取り付け、二つの接
合材である炭素鋼の丸棒1、2を対向させる。さらに、
押圧手段8である油圧シリンダ8aのピストン8bを駆
動して固定チャック台6を基台7上を移動させ、炭素鋼
の丸棒である接合材1、2のAuをめっきした端面1
a、2aを相互に接触させて接触面15を形成する。
【0022】次いで、押圧手段8により、図2に示すよ
うに摩擦圧力P1として1kg/mm2を矢印16方向に加え
ながら、回転チャック台5を通常の摩擦圧接法に比して
少ない回転数Nである1000rpmで矢印方向17に回
転させる。高強度材1、2は相対回転しながら圧接時間
1 が2秒経過すると、軟質材10の接合面15には3
20℃の摩擦熱が発生し、軟質材10は軟化状態にな
る。この時点でブレーキ13を作動させて回転軸12の
回転を中止する。さらに押圧手段8によりアプセット圧
力P2として3kg/mm2を加えることにより両接合材1、
2の接合が行われる。接合完了後に継手の引張試験をし
たところ、破断は接合面にはみられず、接合材である炭
素鋼中でみられた。このことにより、健全な接合がなさ
れていることが判明した。
【0023】(実施の形態2)次に、本発明の摩擦接合
方法の第2の実施形態を説明する。先ず、図2に示すよ
うに高強度材の接合材1、2としてφ8×30mmL の低
合金鋼の丸棒を用い、その端面に1a、1bに軟質材で
あるAg10をめっきにより5mμの厚さに被覆したも
のを準備する。次いで、回転チャック台5に前記のAg
をめっきした一方の低合金鋼の丸棒1を取り付ける。そ
の後、他方の低合金鋼の丸棒2を固定チャック台6に取
り付け、二つの接合材である低合金鋼の丸棒1、2を対
向させる。押圧手段8である油圧シリンダ8aのピスト
ン8bを駆動して固定チャック台6を基台7上を移動さ
せ、炭素鋼の丸棒1、2のAgをめっきした端面1a、
2aを相互に対向して配置し、相互に接触させて接触面
15を形成する。次いで、押圧手段8により、図2に示
すように摩擦圧力P1である2kg/mm2を矢印16方向に
加えながら、回転チャック5を通常の摩擦圧接法に比し
て少ない回転数Nである1200rpmで矢印方向17に
回転させる。
【0024】接合材1、2は相対回転しながら圧接時間
1 が2秒経過すると、軟質材であるAg10の接合面
15には400℃の摩擦熱が発生し、軟質材Ag10は
軟化状態になる。この時点でブレーキ13を作動させて
回転軸12の回転を中止する。さらに押圧手段8により
アプセット圧力P2として3kg/mm2を加えることにより
両接合材1、2の接合が行われる。接合完了後に継手の
引張試験をしたところ、接合材である低合金鋼中で破断
し、接合材では破断がみられなかった。このことから本
発明にかかる摩擦接合方法によれば健全な接合がなされ
ることが判明した。
【0025】(実施の形態3)次に、本発明の摩擦接合
方法の第3の実施形態を説明する。摩擦圧接を行うにあ
たり、図4に示すような摩擦圧接装置20aを使用し
た。すなわち、図4から明らかなように摩擦圧接装置に
は、接合面15を囲んで気密チャンバー18が設けられ
ている。この気密チャンバー18は基台7上に脚部28
により支持されている。さらに、前記気密チャンバー1
8にはHeやAr等の不活性ガスを不活性ガス源19か
ら導くようにしてある。このような構造の摩擦圧接装置
20aを用いて、Nb(ニオブ)製の接合材1、2の端
面1a,2aにCuを被覆したものを、不活性雰囲気の
下で前述の実施の形態1及び2とほぼ同様な方法により
接合した。
【0026】従って、前記した本発明の各実施形態によ
れば、先ず高強度の接合材の端面に軟質材を被覆して接
合面を形成してから、高強度材を摩擦圧力を加圧した状
態で相対回転させると、接合面に短時間で摩擦熱が発生
する。このとき、軟質材のみが摩擦熱により軟化する。
この時点で回転を中止してアプセット圧をかけると、軟
質材が変形して通常の摩擦圧接よりも低温で高強度の接
合材の接合が可能となる。時間の経過に伴う回転数、圧
力、及び温度の変化を示す図3の摩擦圧接サイクル図に
おいて、実線Aで示す本発明の摩擦接合方法と点線Bで
示す通常の摩擦圧接とを比較してみると、回転数は従来
の回転数N1 よりも少ない回転数Nの領域で摩擦接触
し、この摩擦熱で軟質材が短時間で軟化するので、従来
の摩擦時間ta1に比して短時間t1 で回転を中止す
る。このときの温度Tは従来のTaに対して低い温度で
接合を行うことになる。このため、圧接時間は従来例で
はta1+ta2 であるのに対し本発明ではt1 +t2
であり、きわめて短時間で接合が終了する。なお、摩擦
圧力P1やアプセット圧力P2には大きな差はない。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の摩擦接合
方法によれば、接合材としての高強度材の端面に軟質材
を被覆して形成した接合面のみが早期に摩擦発熱して軟
化するので、従来の摩擦圧接に比して低い温度で接合が
可能となり、高強度材の特性が失われることはない。さ
らに、軟質材がAu、Ag、Cuのいずれかであるとき
には、加熱されても酸化されることがないので、気密チ
ャンバーで接合面を囲み、気密チャンバー内を不活性雰
囲気に保つ必要がなく、構造が簡単な装置を使用するこ
とができる。その上、不活性雰囲気にするための面倒な
操作が不要となり、不活性ガスの供給路や、真空ポンプ
などが不要で、低コストで高強度材の摩擦圧接を実施す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の摩擦接合方法に用いられた摩擦圧接装
置の説明図である。
【図2】図1の接合部分の拡大側面図である。
【図3】本発明の摩擦接合方法と従来例の摩擦圧接サイ
クル図である。
【図4】本発明の他の実施形態において用いられた摩擦
圧接装置の説明図である。
【図5】従来の摩擦接合方法の最初の状態の説明図であ
る。
【図6】図5に示す従来の摩擦接合方法の次工程の状態
の説明図である。
【符号の説明】
1 接合材(高強度材) 1a 端面 2 接合材(高強度材) 2a 端面 10 軟質材 15 接合面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接合材である2つの高強度材を加圧状態
    で相対回転させ、接合面に生じる摩擦熱により接合材を
    接合する摩擦接合方法において、 接合材の端面に予め軟質材を被覆して接合面を形成して
    から、前記の工程に入り、前記軟質材のみを変形させて
    接合することを特徴とする摩擦接合方法。
  2. 【請求項2】 前記軟質材が、Au、Ag、Cuのうち
    のいずれか1であることを特徴とする請求項1記載の摩
    擦接合方法。
JP35453796A 1996-12-19 1996-12-19 摩擦接合方法 Withdrawn JPH10180468A (ja)

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