JPH10179629A - 眼内用バルーン及びこれに用いる挿入ガイド、担持部材 - Google Patents

眼内用バルーン及びこれに用いる挿入ガイド、担持部材

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JPH10179629A
JPH10179629A JP8340988A JP34098896A JPH10179629A JP H10179629 A JPH10179629 A JP H10179629A JP 8340988 A JP8340988 A JP 8340988A JP 34098896 A JP34098896 A JP 34098896A JP H10179629 A JPH10179629 A JP H10179629A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な技術で網膜剥離の手術を可能とすると
ともに、手術後の患者の負担を大幅に軽減することがで
きる眼内用バルーン及びこれを取り扱う器具の提供。 【解決手段】 気体注入用弁を有することを特徴とする
眼内用バルーン、これを眼内に挿入するための眼内用バ
ルーン挿入ガイド、及びこれらを挟持し、さらに眼球に
固定するための担持部材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、眼科疾患のなかで
重度な視力低下、さらには失明に至る網膜剥離、糖尿病
性網膜症等の手術に用いる眼内用器具に関する。
【0002】
【従来の技術】網膜剥離は感覚網膜と網膜色素上皮が分
離する疾患であり、放置すれば失明に至る重篤な疾患で
ある。かかる網膜剥離のうちの裂孔原性網膜剥離につい
ての一般的な手術方法の概略を図1〜4を用いて例示す
る。
【0003】まず従来の手術方法を表す側臥位での目1
の断面の模式図である図1に示すように、網膜の裂孔3
を下にして、針6を毛様体扁平部5より硝子体4の中央
に刺入して気体7(例えばSF6:空気=2:3の混合
気体)を注入しながら網膜下液8を硝子体4内に排除す
る。次いで従来の手術方法を表す腹臥位での目1の断面
の模式図である図2に示すように、気体7を網膜の裂孔
3から遠ざける方向にゆっくりと***変換を行い、腹臥
位とする。しかる後、従来の手術方法を表す側臥位での
目1の断面の模式図である図3に示すように、単一気泡
で残りの網膜下液を硝子体4に排除しながら最終的に気
泡(気体7)で網膜の裂孔3を閉鎖する。このとき網膜
の裂孔3が最も高い位置になるように***、頭位を工夫
しなければならない。手術後所定の期間(例えば約1週
間)経過後に網膜が復位したことを確認して網膜の裂孔
周囲を凝固させる(図4)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記手術
方法は、気体で網膜の裂孔を閉鎖するものであるため、
医師に高度な技術が要求されるとともに、患者もまた網
膜が完全に復位するまで手術後約1週間もの間固定され
た姿勢を維持せねばならないという大きな負担を強いら
れていた。
【0005】したがって本発明は、簡単な技術で網膜剥
離の手術を可能とするとともに、手術後の患者の負担を
大幅に軽減することができる眼内用バルーンを提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らはかか
る実状に鑑み鋭意研究した結果、これまで心臓カテーテ
ルとして、また血管内あるいは食道等の消化管にのみ用
いられていたバルーンに着目し、バルーンを眼内に挿入
してこれに気体を注入すれば、従来より簡単な技術で網
膜を復位させることができ、また患者も手術後比較的早
く自由に行動することができる等負担が軽減されること
を見出し、本発明を完成させた。
【0007】すなわち本発明は、気体注入用弁を有する
ことを特徴とする眼内用バルーン、眼内用バルーンを眼
内に案内するための眼内用バルーン挿入ガイド、及び眼
内用バルーン等を挟持するための挿嵌部と眼球表面に固
定するための縫合部とを有する担持部材を提供するもの
である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の眼内用バルーンは、例え
ば網膜の裂孔を閉鎖して網膜を復位させるために用いる
ものである。本発明の眼内用バルーンは図5に示すよう
に気体注入用弁12を有し、この弁を介して眼内用バル
ーン11内に外部から気体を入れ、眼内用バルーン11
を膨張させる。図5は気体を注入した後の眼内用バルー
ンの模式図を示したものである。
【0009】眼内用バルーンの気体注入用弁は注入され
た気体の流出を防止するため、逆止弁であることが好ま
しい。逆止弁として例えば図6及び図7に示す形状で弾
性を有する材質のものが挙げられる。これは気体注入用
弁12を介して眼内用バルーン11内に外部から気体を
入れた後、眼内用バルーン11の内部を密閉して気体の
流出を防止する(図6)ものである。あるいは例えば気
体注入管14の如きを眼内用バルーン11に挿入したと
きに気体注入管14に密着して気体の流出を防止し(図
7)、気体注入管14を抜去したときに眼内用バルーン
11の内部を密閉して気体の流出を防止するものであ
る。図6、図7に示した気体注入用弁は、網膜の裂孔周
囲を凝固させるため、気体注入用弁12から眼内光凝固
用のレーザープルーブ14を挿入、抜去することもでき
る。
【0010】眼内用バルーンの気体注入用弁は、バタフ
ライ弁と同様の構造のものであってもよい。
【0011】眼内用バルーンの膜(図5において、眼内
用バルーン11の構成部分のうち気体注入用弁を除いた
部分)の材質は、操作の容易性、強度、安全性、レーザ
ー透過性等から、天然ラテックスゴム、スチレン−ブタ
ジエン、アクリロニトリル−ブタジエン、クロロプレン
等の合成ラテックスゴム、エチレン−プロピレン共重合
体樹脂、エチレン−ブタジエン共重合体樹脂、エチレン
−アクリロニトリル共重合体樹脂、エチレン−酢酸ビニ
ル樹脂等のポリオレフィン系共重合体樹脂等であること
が好ましい。なお眼内用バルーンのうち、気体注入用弁
とそれ以外の部分の材質は同一であっても異なっていて
もよい。
【0012】また眼内用バルーンの膜の厚さは、操作の
容易性、強度、安全性、レーザー透過性等の観点から、
0.01〜0.3mm、好ましくは0.03〜0.27
mm、特に好ましくは0.05〜0.24mmである。
【0013】手術後に患者が比較的短時間で自由に行動
することができるようにするためには、網膜の裂孔を含
む網膜の略全体を眼内用バルーンの膜で圧着しておくこ
とが必要であるが、気体を注入した状態の眼内用バルー
ンの形状が略球形であると、水晶体と接触する可能性が
きわめて高い。水晶体に気体等の異物が接触すると短時
間で白内障性の変化を起こし、水晶体の透明性が失わ
れ、混濁するという問題を生じる。このため眼内用バル
ーンは、眼内に挿入し、気体を注入した後の形状が、水
晶体に接触することがないように窪み部を有するもので
あることが好ましい。
【0014】図8はかかる状態を例示したものであり、
眼内用バルーンを眼内に挿入し、気体を注入した状態を
示す模式図である。図8に示すように、眼内に挿入する
前で気体を注入した状態の眼内用バルーン15の形状が
略球形であるとすると、眼内用バルーン15は、網膜の
裂孔3を含む網膜2の略全体を圧着しているが、同時に
眼内用バルーンの膜の一部16が水晶体9と接触してし
まう。破線16’は水晶体9がないとした場合に眼内用
バルーンの膜の一部16が示す形状である。
【0015】このため気体注入後の眼内用バルーンの形
状は例えば図9に示すごとく、網膜の裂孔3を閉鎖する
とともに水晶体9と接触しないよう窪み部17を有する
ものであることが好ましい。
【0016】ここで窪み部とは、眼内用バルーンを構成
する膜のすべての部位が均一であり、各部位に加わる外
力が一定である場合に、気体注入後に本来略球形となる
眼内用バルーンの一部を構成する部位であって、眼内用
バルーンに所定の手段を施すことにより、水晶体と接触
しないように変形された部位をいう。したがって図10
において、眼内用バルーン15に気体注入後に、略平面
状となる部位18も窪み部である。また図11におい
て、眼内用バルーン15に気体注入後に凸状となる部位
19も、眼内用バルーン15の他の部位よりも局率半径
が大きい部位であり、窪み部である。さらに図12に示
すように、眼内用バルーン15に気体注入後に窪み部2
0以外に網膜に接触しない窪んだ部分21が生じてもよ
い。
【0017】かかる窪み部と水晶体との距離は安全性を
考慮すると、0.5mm以上、好ましくは0.7mm以
上である。
【0018】気体注入後の眼内用バルーンに窪み部を形
成するために、以下の手段を例示することができる。第
一の手段は、眼内用バルーンの窪み部となる部位の膜の
厚さを、それ以外の部位より厚くするものである。これ
により図9に示すような凹状の窪み部17を形成するこ
とはやや困難であるが、膜の厚さを適宜変更することに
より、図10の略平面状の窪み部18または図11の凸
状の窪み部19を形成することが可能である。
【0019】第二の手段は、眼内用バルーンの窪み部と
なる部位に窪み部形成用部材を貼着するものである。窪
み部形成用部材の貼着は、網膜の裂孔を閉鎖できれば、
窪み部となる部位のみならず他の部位に及んでもよい。
貼着する窪み部形成用部材の材質は、眼内用バルーンの
膜と同一であっても異なっていてもよい。
【0020】第三の手段は、変形自在の支持部材を窪み
部となる眼内用バルーンの膜の内側に一端を固着し、他
端を窪み部の略対極部の膜の内側に固着するものであ
る。支持部材が変形自在であるとは、気体注入前は眼内
用バルーンの膜を内側に引く力を生じないが、気体を注
入し網膜の裂孔を含む網膜の略全体を圧着した状態で、
眼内用バルーンの膜を内側に引く力(張力)が生じるよ
うな性質を有するものをいう。例えば絹、羊毛等の天然
繊維、レーヨン等の再生繊維、アセテート等の半合成繊
維、ポリエステル、ナイロン等の合成繊維等であって所
定の長さを有するものが挙げられる。かかる支持部材を
1または2以上眼内用バルーンの内側に設けることがで
きる。
【0021】かかる支持部材は変形自在で例えばゴムの
ような弾性体であることがより好ましい。支持部材が弾
性体であれば、水晶体の厚さに応じて窪み部の形状を調
整する場合に有利である。
【0022】なお上記第一、第二、第三の手段を組み合
わせて用いることもできる。
【0023】眼内用バルーンにはさらに、液体注入口を
有し、眼内用バルーンの膜に1または2か所以上で固着
された第二の膜が添着されていることが好ましい。これ
は網膜の裂孔を閉鎖後眼内用バルーンを抜去する際に、
眼内圧を一定にコントロールするために、眼内充填用液
体(眼内灌流液)を眼内に流入させるためのものであ
る。眼内用バルーンの膜と第二の膜とは1または2か所
以上で固着されており、眼内用バルーンから気体を除去
するのに対応して、液体注入口から眼内用バルーンの膜
と第二の膜との間隙を経て眼内灌流液を眼内に流入さ
せ、眼内圧を一定に保持することができる。上記の構成
とすることにより、眼内灌流液を層流の状態で眼内に流
入させることができるため、眼内灌流液の流入により網
膜等の組織に障害(例えば閉鎖した網膜の裂孔が再び開
裂する)が発生することを防止することができる。
【0024】前記第二の膜は、気体注入用弁と同軸状に
周設することが、眼球を新たに切開する必要がなく安全
性の点で好ましい。図13は気体注入用弁12と、これ
と同軸状に周設された、液体注入口22−1を有する第
二の膜22を、眼内に挿入し、気体を注入した状態の縦
断面の模式図である。第二の膜22は、気体注入用弁1
2の周囲23に周設されている。
【0025】液体注入口22−1は第二の膜22に固着
されており、眼内用バルーンを目に挿入した状態で目の
外部にあることが好ましい。またシリンジ等で液体を注
入するときのみ開放状態となり、それ以外は閉鎖状態で
あることが好ましいことから逆止弁構造となっている
か、あるいはゴム状の材質で構成されたものであること
が好ましい。
【0026】また眼内用バルーンに気体を注入した後の
第二の膜は、水晶体に接触することがないように、眼内
用バルーンと同様第二の膜の窪み部を有していることが
好ましい。
【0027】かかる第二の膜の窪み部と水晶体との距離
は安全性を考慮すると、0.3mm以上、好ましくは
0.5mm以上である。
【0028】上記第二の膜は、眼内用バルーンに気体を
注入した状態で、眼内用バルーンの膜の略全体もしくは
略半分または一部を覆う場合のいずれであってもよい。
【0029】眼内用バルーンの膜と第二の膜とは、例え
ば熱溶着により固着することができるが、熱溶着以外の
手段を用いてもなんら差し支えない。また第二の膜と気
体注入用弁との固着手段も何ら制限はない。
【0030】図14はかかる第二の膜が添着された眼内
用バルーンに眼内で気体を注入した状態を示す模式図で
ある。図14において、第二の膜22は、眼内用バルー
ンの膜13に熱溶着により点24で固着されている。ま
た第二の膜22は、気体注入用弁12の周囲23におい
て、気体注入用弁12に周設されている。また第二の膜
22は眼内用バルーンの膜の略半分を覆っており、液体
注入口22−1は第二の膜22に固着されている。
【0031】次に眼内用バルーンを用いた手術方法を以
下に例示する。眼球の外上方で角膜輪部から約4〜4.
5mm離れた部位を角膜輪部に平行に約2mm程度切開
する。また眼球内上方の毛様体扁平部(輪部から約3.
5〜4.5mm)を約2mm程度切開する。眼球の外上
方の切開部を挿入孔として例えば硝子体カッター等を挿
入し、網膜下液を硝子体内に排除しながら硝子体の切断
及び吸引(例えばフルートニードル等を用いることがで
きる)を行い、同時に眼内圧を一定(例えば20〜30
mmHg程度)にするため、眼球内切開部から眼内に眼内灌
流液を流入させる。
【0032】次いで上記切開部の一方を約4mm程度に
切開し、眼内用バルーンを眼内に挿入する。眼内用バル
ーンの眼内への挿入にあたっては、眼内用バルーンを担
持した眼内用バルーン挿入ガイドを用いることが好まし
い。これは、変形自在の眼内用バルーンを眼球の切開部
から眼内に直接挿入する困難を解消するためのものであ
る。
【0033】眼内用バルーン挿入ガイドは、例えば図1
5に示す構造を有する。眼内用バルーン挿入ガイド25
は、眼内用バルーンを眼内に案内する足27と、足27
を固定するための輪26とからなる。足27に囲まれた
空間に眼内用バルーンを担持して眼内に挿入することに
より、眼内用バルーンを眼内に容易に挿入することがで
きる。このとき輪26の径rは切開部の大きさと略等し
く(例えば約4〜5mm程度)することが好ましい。ま
た足27の長さhは、眼内用バルーンの大きさにもよる
が、眼球の大きさよりも小さいことが必要であり、例え
ば約20mm程度以下であることが好ましい。なお図1
5では、足27は輪26から垂直にのびているが、内側
にやや傾斜した構造であってもよい。また足27の一端
27−1は内側に湾曲しているが、眼球内組織に損傷を
与えないならば、湾曲していなくてもよく、さらには外
側に湾曲していてもよい。また図15では足の本数は4
本であるが、4本に限定されるものではなく、2〜10
本、好ましくは3〜8本であってもよい。眼内用バルー
ン挿入用ガイドの材質としては、容易に折れ難く、眼球
内組織に損傷を与えない程度の硬度を有し、かつ安全性
に優れているものであればどのようなものでもよく、例
えば医療用具の材質として用いられているポリプロピレ
ン、ポリメチルメタクリレート等を挙げることができ
る。なお足と輪とは一体成形されたものでもよく、ある
いは足と輪とを別々に成形して結合させたものでもよ
い。
【0034】図16はかかる眼内用バルーン挿入ガイド
に担持された眼内用バルーンを表す模式図である。眼内
用バルーン及び第二の膜22は気体注入前の状態であ
り、小さくしぼんでおり、足27の内部に担持されてい
る。
【0035】眼内用バルーンを眼内に挿入後、眼内用バ
ルーン挿入ガイドは、例えば輪を持って単に引き抜くだ
けで容易に眼内から除去することができる。
【0036】眼内に挿入された眼内用バルーンは、手術
中及び手術後に動いたり回転することがないように、眼
球に固定された担持部材で挟持されていることが好まし
い。また担持部材は眼内用バルーン挿入ガイドをも挟持
できるものであることが、眼内用バルーンの眼内へのス
ムーズな挿入のためにより好ましい。かかる担持部材
は、中央近傍部に、眼内用バルーン及び眼内用バルーン
挿入ガイドを挿嵌することにより挟持するための挿嵌部
と、周縁部に、眼球表面と縫合することにより眼球に固
定するための縫合部とを有するものである。担持部材の
材質は、医療用に用いることができるものならば透明、
不透明を問わずどのようなものでもよいが、例えばポリ
プロピレン、ポリメチルメタクリレート等のプラスチッ
クを用いることができる。
【0037】図17は担持部材に挟持された眼内用バル
ーン及び眼内用バルーン挿入用ガイドを眼内に挿入し、
さらに担持部材を眼球に縫合した状態の縦断面を表す模
式図であり、図18はかかる状態の平面を表す模式図で
ある。担持部材28は眼球表面31(強膜表面)に固定
されるよう、端部近傍(周縁部)の縫合部29で複数箇
所(例えば2〜10箇所程度、好ましくは3〜8箇所程
度、特に好ましくは4〜6箇所程度)で縫合されてい
る。また担持部材28には、気体注入用弁12を挟持す
るための挿嵌部が設けられている。さらに液体注入口2
2−1は液体注入用シリンジ等を差し込むため、担持部
材28に部位32で挿嵌されている。眼内用バルーン挿
入用ガイド25は、その足27が担持部材28の挿嵌部
30を挿嵌することにより、担持部材28に挟持されて
いる。眼内用バルーンは、担持部材28に挟持された眼
内用バルーン挿入ガイド25に担持されているため、容
易に眼内に挿入することができる。また眼内用バルーン
を眼内に挿入した後は、眼内用バルーン挿入ガイドは、
担持部材28の挿嵌部30から容易に抜去することがで
きる。なお図19は液体注入口が挿嵌された担持部材の
部分拡大図であり、挿嵌部32の直径は27G〜30G
の針が通るものであることが好ましい。また液体注入口
22−1は担持部材28の外側に突出していてもよく
(図17参照)、あるいは担持部材28と略同一平面を
なすように挿嵌されていてもよい(図19参照)。
【0038】次に気体注入用弁をジョイント等を介して
気体(例えば空気)ボンベ等に連結し、眼内圧が一定と
なるように眼内灌流液を排出させながら、眼内用バルー
ンに気体を注入する。眼内用バルーンが網膜の裂孔を含
む網膜の略全体に圧着したら気体の注入を終了する。こ
のとき眼内用バルーンと水晶体とは接触しない状態であ
ることが好ましい(図9〜図12参照)。
【0039】次に気体ボンベ等をジョイント等から取り
外し、眼内光凝固用レーザープルーブをジョイント等か
ら気体注入用弁を貫通して眼内用バルーン内部に挿入す
る。次いでレーザー光を用いて網膜の裂孔周囲を閉鎖
(凝固)し、その後レーザープルーブを抜去する。気体
注入用弁が逆止弁であれば、レーザープルーブを抜去し
ても気体が流出することはない。手術終了後は眼内用バ
ルーンの密封性をより確実にするため、気体注入用弁の
開口部を密栓等することにより閉鎖しておくことが好ま
しい。
【0040】眼内用バルーンの気体注入用弁は、担持部
材により眼球に固定され、また閉鎖された網膜の裂孔は
眼内用バルーンで圧着されているため、患者は手術後比
較的短期間で自由に行動することができる。
【0041】所定の期間経過後、眼内用バルーンから気
体を排出させて眼内から抜去する。このときフルートニ
ードル等の抜去管を眼内用バルーンに挿入して気体を排
出させることができる。眼内用バルーンから気体を急激
に排出させると、眼内が陰圧となり眼内組織に障害が発
生する可能性があるため、眼内圧が一定となるように、
眼内用バルーンからの気体の排出と眼内への眼内灌流液
の流入をコントロールする。このとき液体注入口が例え
ばゴム状のものであれば、シリンジ等を液体注入口に差
し込んで注入してやれば、シリンジ抜去後も眼内灌流液
の逆流を防止することができる。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、簡単な技術で網膜剥離
の手術を可能となり、また手術後の患者の負担を大幅に
軽減することができる眼内用バルーンを得ることができ
る。またかかるバルーンを所定の形状とすることによ
り、水晶体に白内障性の変化が生じることを防止するこ
とができる。さらに眼内用バルーンに第二の膜を添着す
ることにより、眼内用バルーンの抜去の際、眼内組織の
障害発生を防止することができる。
【0043】また本発明の眼内用バルーン挿入ガイドを
用いれば、眼内用バルーンを眼内に容易に挿入すること
ができる。さらに本発明の担持部材を用いれば、眼内用
バルーンが手術中または手術後に動いたり、回転するこ
とがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の一般的な網膜剥離の手術方法を示すた
めの、側臥位での目の断面を表す模式図である。
【図2】 従来の一般的な網膜剥離の手術方法を示すた
めの、腹臥位での目の断面を表す模式図である。
【図3】 従来の一般的な網膜剥離の手術方法を示すた
めの、側臥位での目の断面を表す模式図である。
【図4】 従来の一般的な網膜剥離の手術方法を示すた
めの、目の断面の模式図である。
【図5】 本発明の実施形態に係る、気体を注入した状
態の眼内用バルーンの模式図である。
【図6】 本発明の実施形態に係る眼内用バルーンの、
気体注入用弁の縦断面を表す模式図である。
【図7】 本発明の実施形態に係る眼内用バルーンの、
気体注入管またはレーザープルーブを挿入した状態の気
体注入用弁の縦断面を表す模式図である。
【図8】 眼内用バルーンを眼内に挿入し、気体を注入
した状態を表す模式図である。
【図9】 本発明の実施形態に係る眼内用バルーンを、
眼内に挿入し、気体を注入した状態を表す模式図であ
る。
【図10】 本発明の実施形態に係る眼内用バルーン
を、眼内に挿入し、気体を注入した状態を表す模式図で
ある。
【図11】 本発明の実施形態に係る眼内用バルーン
を、眼内に挿入し、気体を注入した状態を表す模式図で
ある。
【図12】 本発明の実施形態に係る眼内用バルーン
を、眼内に挿入し、気体を注入した状態を表す模式図で
ある。
【図13】 本発明の実施形態に係る眼内用バルーン
の、気体注入用弁と、気体注入用弁の周囲に周設され、
液体注入口を有する第二の膜とを表す縦断面の模式図で
ある。
【図14】 本発明の実施形態に係る、第二の膜が添着
された眼内用バルーンを表す模式図である。
【図15】 本発明の実施形態に係る、眼内用バルーン
挿入ガイドを表す模式図である。
【図16】 本発明の実施形態に係る、眼内用バルーン
挿入ガイドに担持された眼内用バルーンを表す模式図で
ある。
【図17】 本発明の実施形態に係る、担持部材に挟持
された眼内用バルーン及び眼内用バルーン挿入用ガイド
を眼内に挿入し、さらに担持部材を眼球に縫合した状態
の縦断面を表す模式図である。
【図18】 本発明の実施形態に係る、担持部材に挟持
された眼内用バルーン及び眼内用バルーン挿入用ガイド
を眼内に挿入し、さらに担持部材を眼球に縫合した状態
の平面を表す模式図である。
【図19】 本発明の実施形態に係る、液体注入口が挿
嵌された担持部材の部分拡大図である。
【符号の説明】
1:目 2:網膜 3:網膜の裂孔 4:硝子体 5:毛様体扁平部 6:針 7:気体 8:網膜下液 9:水晶体 11、15:気体を注入した眼内用バルーン 12:気体注入用弁 12−1:気体注入用弁の開口部 13:眼内用バルーンの膜 14:気体注入管またはレーザープルーブ 16〜20:窪み部 21:気体を注入した眼内用バルーンの窪んだ部分 22:第二の膜 22−1:液体注入口 23:気体用注入弁に第二の膜が周設された部位 24:眼内用バルーンの膜と第二の膜の固着部位 25:眼内用バルーン挿入ガイド 26:眼内用バルーン挿入ガイドの輪 27:眼内用バルーン挿入ガイドの足 27−1:眼内用バルーン挿入ガイドの足の一端 28:担持部材 29:縫合部 30:挿嵌部 31:眼球表面 32:挿嵌部

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気体注入用弁を有することを特徴とする
    眼内用バルーン。
  2. 【請求項2】 網膜の裂孔を閉鎖するために、網膜の裂
    孔を圧着するものであることを特徴とする請求項1記載
    の眼内用バルーン。
  3. 【請求項3】 気体注入用弁が逆止弁であることを特徴
    とする請求項1または2記載の眼内用バルーン。
  4. 【請求項4】 気体注入用弁が、眼内光凝固用のレーザ
    ープルーブを挿入及び抜去できるものであることを特徴
    とする請求項1〜3いずれか1項記載の眼内用バルー
    ン。
  5. 【請求項5】 眼内用バルーンの膜の厚さが0.01〜
    0.3mmであることを特徴とする請求項1〜4いずれ
    か1項記載の眼内用バルーン。
  6. 【請求項6】 眼内用バルーンの膜の材質がラテックス
    ゴムまたはポリオレフィン系共重合体樹脂である請求項
    5記載の眼内用バルーン。
  7. 【請求項7】 気体注入後の形状が、水晶体に接触する
    ことがないように窪み部を有するものであることを特徴
    とする請求項1〜6いずれか1項記載の眼内用バルー
    ン。
  8. 【請求項8】 窪み部と水晶体との間隙が0.5mm以
    上であることを特徴とする請求項1〜7いずれか1記載
    の眼内用バルーン。
  9. 【請求項9】 窪み部が、窪み部を構成する眼内用バル
    ーンの膜を、窪み部以外の部分を構成する眼内用バルー
    ンの膜より厚くすることにより形成されることを特徴と
    する請求項1〜8いずれか1項記載の眼内用バルーン。
  10. 【請求項10】 窪み部が、窪み部を構成する眼内用バ
    ルーンの膜に窪み部形成用部材を貼着することにより形
    成されることを特徴とする請求項1〜9いずれか1項記
    載の眼内用バルーン。
  11. 【請求項11】 窪み部が、窪み部を構成する眼内用バ
    ルーンの膜の内側に一端が固着され、他端が窪み部の略
    対極部の内側に固着された変形自在の支持部材により形
    成されることを特徴とする請求項1〜10いずれか1項
    記載の眼内用バルーン。
  12. 【請求項12】 支持部材が弾性体であることを特徴と
    する請求項11記載の眼内用バルーン。
  13. 【請求項13】 液体注入口を有し眼内用バルーンの膜
    と1または2か所以上で固着された第二の膜が、添着さ
    れたことを特徴とする請求項1〜12いずれか1項記載
    の眼内用バルーン。
  14. 【請求項14】 第二の膜が、気体注入用弁の同軸状に
    周設されたことを特徴とする請求項13記載の眼内用バ
    ルーン。
  15. 【請求項15】 眼内用バルーンに気体を注入した状態
    の第二の膜の形状が、水晶体に接触することがないよう
    に第二の膜の窪み部を有するものであることを特徴とす
    る請求項13または14記載の眼内用バルーン。
  16. 【請求項16】 第二の膜の窪み部と水晶体との間隙が
    0.3mm以上であることを特徴とする請求項13〜1
    5いずれか1項記載の眼内用バルーン。
  17. 【請求項17】 請求項1〜16いずれか1項記載の眼
    内用バルーンを担持しながら眼内に案内するための足部
    と、該足部を固定するための輪部を有することを特徴と
    する眼内用バルーン挿入ガイド。
  18. 【請求項18】 中央近傍部に請求項1〜16いずれか
    1項記載の眼内用バルーン及び請求項17記載の眼内用
    バルーン挿入ガイドを挟持するための挿嵌部と、周縁部
    に眼球表面に固定するための縫合部とを有することを特
    徴とする担持部材。
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