JPH10178454A - 通信バッファの制御方法 - Google Patents

通信バッファの制御方法

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JPH10178454A
JPH10178454A JP33803996A JP33803996A JPH10178454A JP H10178454 A JPH10178454 A JP H10178454A JP 33803996 A JP33803996 A JP 33803996A JP 33803996 A JP33803996 A JP 33803996A JP H10178454 A JPH10178454 A JP H10178454A
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JP
Japan
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buffer
transmission
communication
reception
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Application number
JP33803996A
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Inventor
Kenji Izumi
憲司 泉
Toyoji Kuroda
豊治 黒田
Toshikazu Munezane
俊和 宗實
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送信バッファの増大により、受信用バッファ
が不足してしまう事態を防止し、小容量の通信バッファ
でも送受信を可能にすること。 【解決手段】 端末装置100における通信データ処理
において、アプリケーションプログラム101からの送
受信要求が発生すると、データ管理部102が送信用バ
ッファの容量を調べ、送信用バッファの容量が予め規定
してある最大値より大きい場合、送受信用バッファ10
5にフリーエリアが残っていても、データ管理部102
がバッファの獲得に失敗した取り扱いをする。バッファ
の獲得に成功した場合、プロトコル処理部103が送受
信用バッファ105に蓄えられている通信データのヘッ
ダ処理を行い、フレーム送受信部104がネットワーク
300を介してセンター局200と通信データの送受信
を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、双方向通信を行う
際の通信技術、特に双方向通信の際に、一時的にデータ
を蓄えておくための通信バッファの制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の通信バッファの制御は、以下のよ
うに行われている。
【0003】図10を参照して、双方向の通信を行う端
末装置は、非常に大容量、かつ、固定の通信バッファを
予め確保し、この通信バッファを細かな単位(以下、
「小バッファ」という。)Sに割づけし、フリーエリア
FAとしておくようになっている。
【0004】ここで、発信要求、または着信要求が発生
すると、これら小バッファSを必要な分だけフリーエリ
アFAより取り出して、送信用バッファSB、または受
信用バッファRBとして利用する。
【0005】その後、送信用バッファSB、または受信
用バッファRBとしての利用が終了すると、これら取り
出した小バッファSをフリーエリアFAに戻す。
【0006】このように、従来の通信バッファは、大容
量の確保が前提とされており、バッファに不足が発生す
ることは想定されていない。そのため、小バッファの獲
得に際して特別な配慮は払われることなく、送信、また
は受信のうち、先に要求を出したものに対して小バッフ
ァが必要な分だけあてがわれることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の通信バッファの制御方法では、通信路が狭帯域の場
合、送信に必要とされるバッファが増大すると、多くの
小バッファを送信用にあてがう必要が生じ、受信用のバ
ッファが不足してしまうという問題が生じる。
【0008】上記通信バッファの不足を避けるため、さ
らに大きい容量の通信バッファを用意することも考えら
れるが、不経済であり、結果として採用できない。
【0009】本発明は、上記技術的課題に鑑みなされた
もので、使用する通信バッファが大容量でなく小容量で
あっても、受信用バッファの不足を発生させることな
く、送受信することができる通信バッファの制御方法を
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
かかる通信バッファの制御方法は、双方向の通信を行う
端末装置に備えられ、双方向通信の際にデータを一時的
に蓄えるべく、端末装置側からの発信パケットを蓄える
送信用バッファと、外部からの着信パケットを蓄える受
信用バッファとを含む通信バッファを制御するための方
法であって、上記発信パケットを蓄える送信用バッファ
の最大値を制限することにより、上記受信用バッファに
あてがうことができるバッファを確保することを特徴と
するものである。
【0011】請求項2に記載の発明にかかる通信バッフ
ァの制御方法は、請求項1に記載の通信バッファの制御
方法において、上記発信パケットを蓄える送信用バッフ
ァを制限する最大値を変更可能とし、所要のアプリケー
ションからの制御によって、上記最大値を設定すること
を特徴とするものである。
【0012】請求項3に記載の発明にかかる通信バッフ
ァの制御方法は、請求項2に記載の通信バッファの制御
方法において、上記発信パケットを蓄える送信用バッフ
ァを制限する最大値を一定時間当たりの上記着信パケッ
トの量に応じて変更可能とし、上記着信パケットの統計
情報に基づいて、上記最大値を設定するものである。
【0013】請求項4に記載の発明にかかる通信バッフ
ァの制御方法は、請求項2または3に記載の通信バッフ
ァの制御方法において、双方向通信を行う際における通
信過程の所定のタイミングで、上記発信パケットを蓄え
る送信用バッファを制限する最大値の情報を蓄えること
により、端末装置が再起動した後にも上記最大値を利用
可能とすることを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づき詳細に説明する。
【0015】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1にかかる通信バッファの制御方法を実施するシステ
ム全体のブロック図である。
【0016】同図において、100は通信用端末装置、
200はセンター局等のサーバ、300は通信用端末装
置100とサーバ200とを結ぶネットワークである。
【0017】通信用端末装置100は、送受信要求を発
生するアプリケーションプログラム101、アプリケー
ションプログラム101からの要求に対し応答するデー
タ管理部102、送受信用バッファ105、送受信用バ
ッファ105に蓄えられている通信用データのヘッダ処
理を行うプルトコル処理部103、およびネットワーク
300を介してサーバ200と通信データの送受信を行
うフレーム送受信部104を含む。
【0018】図2は送信時の端末装置内の各処理部で行
われるデータ処理動作の制御の流れを示すフローチャー
ト、図3は受信時の端末装置内の各処理部で行われるデ
ータ処理動作の制御の流れを示すフローチャートであ
る。
【0019】図2、および図3を参照して、本実施の形
態1の通信バッファの制御方法を用いたデータ処理動作
の制御の流れについて説明する。
【0020】従来の技術と同様に、通信バッファは、予
め固定の容量を確保し、この通信バッファを細かな単位
(小バッファ)に分割し、フリーエリアとしておく。
【0021】まず、図2を参照して、送信時のデータ処
理動作の制御の流れを説明する。
【0022】アプリケーションプログラム101からデ
ータの送信要求が発生すると(ステップS101)、デ
ータ管理部102は、この送信要求を受けたデータを格
納するための送受信用バッファ105の容量と、残存バ
ッファの容量を調べる(ステップS108)。ここに、
残存バッファとは、従前のデータ処理において、未だ送
信されずに、送受信用バッファ105内に残存している
バッファの容量をいう。
【0023】上記送信要求を受けたデータを格納するた
めの送信用バッファの容量と、上記残存バッファの容量
とを加えた値が、予め規定してある最大値より大きい場
合、データ管理部102は、まだフリーエリアが残って
いたとしても、送信用バッファの獲得に失敗した扱いを
行い、アプリケーションプログラム101にエラーを通
知し、データ処理は終了する(ステップS103)。
【0024】一方、上記値が予め規定してある最大値よ
り小さい場合、データ管理部102は、送信要求を受け
たデータを送受信用バッファ105に格納するために、
送信用バッファの獲得を行う(ステップS102)。こ
の送信用バッファを獲得できた場合は、送信要求を受け
ているデータを送受信用バッファ105へ複製する(ス
テップS104)。
【0025】逆に、上記送信用バッファの獲得に失敗し
た場合は、アプリケーションプログラム101にエラー
を通知し、処理は終了する(ステップS103)。
【0026】上記ステップS104において、送信要求
を受けているデータの送受信用バッファ105への複製
が完了すると、プロトコル処理部103は、送受信用バ
ッファ105に蓄えられている通信データのヘッダ処理
を行う(ステップS105)。
【0027】その後、フレーム送受信部104は、フレ
ームの送信を行い(ステップS106)、送信が完了す
ると、該当するバッファ領域を解放し、再利用できるよ
うに、フリーエリアに戻し(ステップS107)、送信
時のデータ処理は終了する。
【0028】次に、図3を参照して、受信時のデータ処
理動作の制御の流れを説明する。
【0029】ネットワーク300からフレームが到着す
ると(ステップS201)、フレーム送受信部104
は、送受信用バッファ105内のフリーエリアから必要
となるバッファ容量を受信用バッファとして獲得しよう
と試みる(ステップS202)。
【0030】ここで、送受信用バッファ105内のフリ
ーエリアが上記受信用バッファとして必要な容量に満た
ない場合、受信用バッファの獲得はできず、ネットワー
ク300から到着したフレームは廃棄され(ステップS
203)、データ処理は終了する。
【0031】逆に、必要なフリーエリアがある場合、フ
レーム送受信部104は、フレーム内のデータを送受信
用バッファ105へ複製し(ステップS204)、プロ
トコル処理部103は、送受信用バッファ105に蓄え
られている通信データのヘッダ処理を行う(ステップS
205)。
【0032】その後、データ管理部102は、受信した
データをアプリケーションプログラム101に渡し(ス
テップS206)、該当するバッファ領域を解放し、再
利用できるように、フリーエリアに戻し(ステップS2
07)、受信時のデータ処理は終了する。
【0033】すなわち、上記通信バッファ制御方法によ
る端末装置100における通信データ処理においては、
アプリケーションプログラム101からの送受信要求が
発生すると、データ管理部102が送信用バッファの容
量を調べて、その要求に対する応答を返す。この応答と
は、送信用バッファの容量が予め規定してある最大値よ
り大きい場合、予め、受信用バッファにあてがうことが
できるバッファを確保するため、データ管理部102が
フリーエリアが残っていても、バッファの獲得に失敗し
た取り扱いをするものである。一方、バッファの獲得に
成功した場合は、プロトコル処理部103が送受信用バ
ッファ105に蓄えられている通信データのヘッダ処理
を行い、フレーム送受信部104がネットワーク300
を介してセンター局200と通信データの送受信を行
う。
【0034】このように、本実施の形態1では、送信用
バッファの最大値を制御することにより、受信用バッフ
ァにあてがうことができるバッファを確保しているの
で、大容量の通信バッファを用いずに小容量の通信バッ
ファを用いても、受信用バッファの不足を発生させるこ
となく、送受信することが可能となる。
【0035】(実施の形態2)本実施の形態2は、発信
パケットを蓄える送信用バッファを制限する最大値を変
更可能とし、アプリケーションからの制御によって、上
記最大値を設定する発信パケットを蓄える送信用バッフ
ァを制限するようにしたものである。なお、本発明の実
施の形態2にかかる通信バッファ制御方法を実施するシ
ステム全体の構成は、実施の形態1と同様であるので、
その説明は省略する。
【0036】図4は本発明の実施の形態2にかかる通信
バッファ制御方法を実施するアプリケーションプログラ
ムの動作の流れを示すフローチャート、図5は端末装置
内の各処理部で行われるデータ処理動作の制御の流れを
示すフローチャートである。
【0037】図4、および図5を参照して、本実施の形
態2の通信バッファの制御方法の処理動作の流れについ
て説明する。なお、送信、および受信の場合のデータ処
理は、実施の形態1と同様であるので、その説明は省略
する。
【0038】まず、図4を参照して、アプリケーション
プログラム101が送信用バッファの最大値の更新命令
を行う動作を説明する。
【0039】通信中のアプリケーションプログラム10
1は、通信しているサーバ200側のアプリケーション
プログラムと連動して、当該通信処理を行っている。こ
こで、アプリケーションプログラム101は、サーバ2
00側からの指示により、大量のデータを受け取る必要
が生じる場合がある(ステップS301)。
【0040】この指示を受けたアプリケーションプログ
ラム101は、送受信用バッファ105内の受信に用い
ることができるバッファの容量を調べる(ステップS3
02)。そして、サーバ200より受け取ろうとするデ
ータのサイズと、このバッファの空き容量とを比較する
(ステップS303)。ここで、サーバ200より受け
取ろうとするデータのサイズの方が大きい場合は、送信
用バッファの最大値を小さくするように、データ管理部
102へ更新要求を発行し、(ステップS304)終了
する。一方、上記バッファの空き容量の方が大きい場合
は、更新命令を発行することなく終了する。
【0041】次に、図5を参照にして、送信用バッファ
最大値の更新処理を説明する。
【0042】アプリケーションプログラム101から、
上記ステップ304に該当する、送信用バッファ最大値
の更新要求が発生すると(ステップS305)、データ
管理部102は、この要求内に含まれている、新しい送
信用バッファの最大値を設定する(ステップS30
6)。
【0043】すなわち、上記通信バッファ制御方法によ
る端末装置100における通信データ処理において、ア
プリケーションプログラム101は、通信時に必要な受
信用バッファの容量を判断し、送信用バッファの最大値
の更新要求を通知すると、データ管理部102は、この
要求に基づいて送信用バッファの最大値を設定し、送信
用バッファ最大値の更新処理を終了する。
【0044】このように、本実施の形態2では、アプリ
ケーションプログラム101から発行される送信用バッ
ファの最大値の更新要求に伴って、この送信用バッファ
の最大値を設定するべく、最大値を可変するようになっ
ているので、アプリケーションの送信データと受信デー
タとの割合に適したバッファの制御が可能になる。
【0045】(実施の形態3)図6は本発明の実施の形
態3にかかる通信バッファの制御方法を実施するシステ
ム全体のブロック図である。
【0046】同図を参照して、本実施の形態3のシステ
ムの特徴は、通信用端末装置100に、フレーム送受信
部104が受け取ったフレームの時刻、およびサイズな
どの統計情報を記憶・管理する統計情報管理部106を
含んだ点にあり、その他の構成は、実施の形態1と同様
である。
【0047】図7は端末装置内の各処理部で行われる送
信用バッファの最大値の更新処理を示すフローチャー
ト、図8は統計情報テーブルの例を示す図である。
【0048】図7、および図8を参照して、本実施の形
態3における通信バッファの制御方法における処理動作
の流れを説明する。なお、送信、および受信の場合のデ
ータ処理は、実施の形態1と同様であるので、その説明
は省略する。
【0049】まず、図7を参照して、送信用バッファ最
大値の更新処理を説明する。
【0050】統計情報管理部106は、受け取ったフレ
ームのサイズと時刻を、例えば、図8に示すテーブルの
ように、記録する(ステップS401)。統計情報管理
部106は、例えば、一定期間中の受信用フレームサイ
ズの平均値を指標として算出し(ステップS402)、
その値が増加、または減少のうちいずれの傾向にあるか
否かを判定する(ステップS403)。
【0051】ここで、図8に示すテーブルは、これまで
にサーバ200より受け取ったフレームのサイズと、そ
の時刻とを記録したものであり、テーブルの上方から下
方へ向かって、経時的に最新のものまで順に記録されて
いる。統計情報管理部106は、このテーブルを統計情
報として、データの受信量の推測に利用する。
【0052】図8を参照して、例えば、フレーム到達時
刻「10:31.15.25 」より1秒間の受信用フレームサイズ
の平均値を指標として算出する場合であれば、「800 」
「1500」「213 」のフレームサイズの平均を算出し、さ
らに同様に、その後の1秒間の受信用フレームサイズの
平均値を算出し、その値が増加、または減少のうちいず
れの傾向にあるか否かを判定する。
【0053】再び、図7を参照して、上記ステップS4
03による判定が行われた後、統計情報管理部106
は、上記ステップS403での判定結果により、受信パ
ケットサイズの平均値が増加傾向にある場合は、送信バ
ッファの最大値を減少させ(ステップS404)、逆に
受信パケットサイズの平均値が減少傾向にある場合は、
送信バッファの最大値を増加させて(ステップS40
5)、送信用バッファ最大値の更新処理は終了する。
【0054】すなわち、上記通信バッファ制御方法によ
る端末装置100における通信データ処理において、デ
ータ処理を行う際、統計情報管理部106は、着信パケ
ットの統計情報を基に、一定時間当たりの着信パケット
の量に応じて、送信用バッファを制限する最大値を可変
して設定する。
【0055】このように、本実施の形態3では、着信用
パケットの統計情報を基に、一定時間当たりの着信パケ
ットの量に応じて、送信用バッファを制限する最大値を
更新するので、アプリケーションから特別な制御を行う
ことなく、受信に必要となるバッファを常に確保するこ
とが可能であり、加えて、受信データが少ない場合に
は、送信バッファを増加させることにより、不必要にア
プリケーションが送信エラーとなることを防ぐことが可
能となる。
【0056】(実施の形態4)本実施の形態4は、双方
向通信を行う際における通信過程の所定のタイミング
で、発信パケットを蓄える送信用バッファを制限する最
大値の情報を蓄えることにより、端末装置が再起動した
後にも最大値を利用可能とするようにしたものである。
なお、本発明の実施の形態4にかかる通信バッファ制御
方法を実施するシステム全体の構成は、統計情報管理部
106が、送信用バッファ最大値を記憶する不揮発性メ
モリを有するものである点を除いて、実施の形態3と同
様であるので、その説明は省略する。
【0057】図9は本発明の実施の形態4にかかる通信
バッファ制御方法において、端末装置の起動時にバッフ
ァサイズの設定を行う初期化処理の流れを示すフローチ
ャートである。
【0058】図9を参照して、本実施の形態4の通信バ
ッファ制御方法における処理動作の流れについて説明す
る。なお、送信の場合、受信の場合の処理は、実施の形
態1と同様であるので、その説明は省略する。また、送
信用バッファ最大値の更新処理は、実施の形態3と同様
であるので、その説明は省略する。
【0059】図9を参照して、送信用バッファの最大値
の更新処理動作に投入されると、まず、統計情報管理部
106は、不揮発性メモリに記憶されている送信用バッ
ファ最大値を読み出し(ステップS501)、この値を
調べる(ステップS502)。
【0060】ここで、統計情報管理部106は、読み出
した値が「0」以下、または送受信用バッファサイズ以
上の不正な値の場合、予め定められた値(以下「デフォ
ルトの値」という。)を送信用バッファ最大値として設
定する(ステップS503)。このデフォルトの値は、
システム設定時に設定される固定の値である。
【0061】逆に、上記読み出した値が適切な範囲内に
ある場合、この値を統計情報管理部106で参照する送
信用バッファ最大値として設定する(ステップS50
4)。
【0062】さらに、端末装置100が全ての処理を終
了する際、アプリケーションプログラム101からの端
末終了処理の通知を受けた統計情報管理部106は、通
常の端末終了処理に加えて、現在設定されている送信用
バッファの最大値を不揮発性メモリに書き込こみ、送信
用バッファの最大値の更新処理は終了する。
【0063】なお、上記統計情報管理部106による書
き込み処理は、端末終了処理時以外であっても、例え
ば、図7に示す端末装置内の各処理部で行うデータ処理
動作の制御の流れを示すフローチャートにおいて、送信
用バッファの最大値を新たに設定する際に(ステップS
404およびS405に該当する。)、設定する最大値
を不揮発性メモリに書き込むようにしても、同様の効果
が得られることは明らかである。
【0064】さらに、上記不揮発性メモリーに書き込む
送信用バッファの最大値は、アプリケーションプログラ
ム101からの制御によるものであっても、同様の効果
を得られることは明らかである。
【0065】すなわち、上記通信バッファ制御方法によ
る端末装置100における通信データ処理において、バ
ッファサイズの統計情報の履歴を保持する不揮発性メモ
リを有する統計情報管理部106は、端末装置100の
初期化処理と終了処理を行うことで、着信パケットの統
計情報を基に、送信用バッファを制限する最大値を設定
し、端末装置100が起動され、種々のパラメータの初
期化が行われる場合、通常の端末装置100の初期化処
理に加えて、所定の初期化処理を行う。この初期化処理
は、送受信用バッファサイズの設定のためのものであ
る。
【0066】このように、本実施の形態4では、バッフ
ァサイズの統計情報の履歴を保持する不揮発性メモリを
有する統計情報管理部106が端末装置100の初期化
処理と終了処理を行うので、アプリケーションから特別
な制御を行うことなく、端末装置100の起動時から過
去の利用情報に基づいた最適な送信用バッファサイズを
設定することができ、効率の良い運用を行うことが可能
となる。
【0067】なお、本発明は、上記の実施の形態に限定
されるものではなく、本発明の請求の範囲内での多くの
設計変更、および修正を加え得ることは勿論である。
【0068】
【発明の効果】以上の説明より明らかな通り、請求項1
に記載の発明によると、通信バッファをすべて使い尽く
してしまうことを避けることができる結果、使用する通
信バッファが大容量でなく小容量であっても、受信用バ
ッファの不足を発生させることなく、送受信することが
できる。
【0069】請求項2に記載の発明によると、アプリケ
ーションの送信データと受信データとの割合に適合する
ように、バッファを制御をすることができる。
【0070】請求項3に記載の発明によると、アプリケ
ーションから特別な制御を行うことなく、受信に必要と
なるバッファを常に確保しつつ、受信データが少ない場
合には、送信バッファを増加させることにより、不必要
にアプリケーションが送信エラーとなることを防ぐこと
ができる。
【0071】請求項4に記載の発明によると、アプリケ
ーションから特別な制御を行うことなく、端末装置の起
動時から過去の利用情報に基づいた最適な送信用バッフ
ァサイズを設定することができ、効率の良い運用を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1にかかる通信バッファの
制御方法を実施するシステム全体のブロック図である。
【図2】送信時の端末装置内の各処理部で行われるデー
タ処理動作の制御の流れを示すフローチャートである。
【図3】受信時の端末装置内の各処理部で行われるデー
タ処理動作の制御の流れを示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態2にかかる通信バッファ制
御方法を実施するアプリケーションプログラムの動作の
流れを示すフローチャートである。
【図5】端末装置内の各処理部で行われるデータ処理動
作の制御の流れを示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態3にかかる通信バッファの
制御方法を実施するシステム全体のブロック図である。
【図7】端末装置内の各処理部で行われる送信用バッフ
ァの最大値の更新処理を示すフローチャートである。
【図8】統計情報テーブルの例を示す図である。
【図9】本発明の実施の形態4にかかる通信バッファ制
御方法において、端末装置の起動時にバッファサイズの
設定を行う初期化処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図10】従来の双方向通信を行う端末装置での通信バ
ッファの管理の状態を示す図である。
【符号の説明】
100 端末装置 101 アプリケーションプログラム 102 データ管理部 103 プロトコル処理部 104 フレーム送受信部 105 送受信用バッファ 106 統計情報管理部 200 サーバ 300 ネットワーク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 双方向の通信を行う端末装置に備えら
    れ、双方向通信の際にデータを一時的に蓄えるべく、端
    末装置側からの発信パケットを蓄える送信用バッファ
    と、外部からの着信パケットを蓄える受信用バッファと
    を含む通信バッファを制御するための方法であって、 上記発信パケットを蓄える送信用バッファの最大値を制
    限することにより、上記受信用バッファにあてがうこと
    ができるバッファを確保することを特徴とする通信バッ
    ファの制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の通信バッファの制御方
    法において、 上記発信パケットを蓄える送信用バッファを制限する最
    大値を変更可能とし、所要のアプリケーションからの制
    御によって、上記最大値を設定することを特徴とする通
    信バッファの制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の通信バッファの制御方
    法において、 上記発信パケットを蓄える送信用バッファを制限する最
    大値を一定時間当たりの上記着信パケットの量に応じて
    変更可能とし、上記着信パケットの統計情報に基づい
    て、上記最大値を設定することを特徴とする通信バッフ
    ァの制御方法。
  4. 【請求項4】 請求項2または3に記載の通信バッファ
    の制御方法において、 双方向通信を行う際における通信過程の所定のタイミン
    グで、上記発信パケットを蓄える送信用バッファを制限
    する最大値の情報を蓄えることにより、端末装置が再起
    動した後にも上記最大値を利用可能とすることを特徴と
    する通信バッファの制御方法。
JP33803996A 1996-12-18 1996-12-18 通信バッファの制御方法 Pending JPH10178454A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010134871A (ja) * 2008-12-08 2010-06-17 Fujitsu Ltd 情報処理装置、プログラムおよび情報処理装置の制御方法
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