JPH10178060A - 半導体集積回路接続用基板およびそれを構成する部品ならびに半導体装置 - Google Patents

半導体集積回路接続用基板およびそれを構成する部品ならびに半導体装置

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JPH10178060A
JPH10178060A JP9216518A JP21651897A JPH10178060A JP H10178060 A JPH10178060 A JP H10178060A JP 9216518 A JP9216518 A JP 9216518A JP 21651897 A JP21651897 A JP 21651897A JP H10178060 A JPH10178060 A JP H10178060A
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semiconductor integrated
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layer
component
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JP9216518A
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Taiji Sawamura
泰司 澤村
Yoshio Ando
芳雄 安藤
Shoji Kigoshi
将次 木越
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】耐リフロー性、サーマルサイクル性に優れた半
導体集積回路接続用基板およびそれを構成する部品なら
びに半導体装置を工業的に提供し、表面実装用の半導体
装置の信頼性を向上させる。 【解決手段】絶縁体層および導体パターンからなる配線
基板層、導体パターンが形成されていない層および接着
剤層をそれぞれ少なくとも1層以上有する半導体集積回
路接続用基板であって、該接着剤層を構成する接着剤組
成物がエポキシ樹脂(A)および熱可塑性樹脂(B)か
らなる熱硬化型の接着剤組成物であることを特徴とする
半導体集積回路接続用基板およびそれを構成する部品な
らびに半導体装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路
(IC)を搭載し、パッケージ化する際に用いられる半
導体集積回路接続用基板(インターポーザー)およびそ
れを構成する部品ならびに半導体装置に関する。さらに
詳しくは、ボールグリッドアレイ(BGA)、ランドグ
リッドアレイ(LGA)方式の表面実装パッケージに用
いられる半導体集積回路接続用基板を構成する絶縁層お
よび導体パターンからなる配線基板層と、たとえば金属
補強板(スティフナー、ヒートスプレッター)等の導体
パターンが形成されていない層の間を、半田耐熱性、サ
ーマルサイクル性等の信頼性に優れた接着剤組成物によ
り接着し積層した構造の半導体集積回路接続用基板およ
びそれを用いた半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体集積回路(IC)パッケー
ジとして、デュアルインラインパッケージ(DIP)、
スモールアウトラインパッケージ(SOP)、クアッド
フラットパッケージ(QFP)等のパッケージ形態が用
いられてきた。しかし、ICの多ピン化とパッケージの
小型化に伴って、最もピン数の多くできるQFPにおい
ても限界に近づいている。これは特にプリント基板に実
装する際に、外部端子(リード)間の狭ピッチ化による
取扱い性の困難化とプリント基板上の半田の印刷精度が
得にくいことによる。そこで近年、多ピン化、小型化の
手段としてBGA方式、LGA方式、PGA方式等が実
用化されてきた。中でも、BGA方式はプラスチック材
料の利用による低コスト化、、軽量化、薄型化が図れる
だけでなく、表面実装可能なことから高く注目されてい
る。
【0003】図1にBGA方式の例を示す。BGA方式
は、ICを接続した半導体集積回路接続基板の外部接続
端子としてICのピン数にほぼ対応する半田ボールを格
子状(エリアアレイ)に有することを特徴としている。
プリント基板への接続は、半田ボール面をすでに半田が
印刷してあるプリント基板の導体パターン上に一致する
ように乗せて、リフローで半田を溶解する一括リフロー
により行われる。 パッケージとしての特徴は、従来の
QFP等周辺に接続端子を配列したICパッケージに比
べて、パッケージ裏面に接続端子を配列する点であり、
より多くの接続端子を少ないスペースに広い間隔で配列
できるところにある。このため、実装面では、低実装面
積化と高実装効率化が図れる。
【0004】この機能をさらに進めたものに、チップス
ケールパッケージ(CSP)があり、その類似性からマ
イクロBGAと称されている。本発明は、これらのBG
A構造を有するCSPにも適用できる。
【0005】一方、BGAパッケージには以下の課題が
ある。(a)半田ボール面の平面性、(b)耐リフロー
性、(c)放熱性、(c)サーマルサイクル性である。
【0006】これらを改善する方法として、半導体集積
回路接続用基板に補強(平面性維持)、放熱、電磁的シ
ールドを目的とする金属板等の材料を積層する方法が一
般的に用いられている。特に、ICを接続するための絶
縁層および導体パターンからなる配線基板層にTABテ
ープやフレキシブル基板を用いた場合に重要になる。
【0007】このため、半導体集積回路接続用基板は、
図2に例示するように、ICを接続するための絶縁体層
11および導体パターン13からなる配線基板層、補強
板(スティフナー)、放熱板(ヒートスプレッター)、
シールド板等の導体パターンが形成されていない層1
5、およびこれらを積層するための接着剤層14をそれ
ぞれ少なくとも1層以上有する構造となっている。これ
らの半導体集積回路接続用基板は、あらかじめ配線基板
層または導体が形成されいない層のいずれかに接着剤組
成物を半硬化状態で積層あるいは塗布・乾燥した中間製
品としての部品を作成しておき、パッケージ組立工程で
貼り合わせ、加熱硬化させて作成される。
【0008】最終的に、接着剤層14は、パッケージ内
部に残留する。以上の点から接着剤層14に要求される
特性として、(a)耐リフロー性、(b)温度サイクル
やリフローの際に、配線基板層と補強板等の異種材料間
で発生する応力吸収(低応力性)、(c)易加工性、
(d)配線上に積層する場合の絶縁性などが挙げられ
る。
【0009】中でも、重要な要求項目は耐リフロー性と
耐サーマルサイクル性である。
【0010】耐リフロー性は、半田浴浸漬、不活性ガス
の飽和蒸気による加熱(ベーパーフェイズ法)や赤外線
リフローなどパッケージ全体が210〜270℃の高温
に加熱される実装方式において、接着剤層が剥離しパッ
ケージの信頼性を低下するというものである。リフロー
工程における剥離の発生は、接着剤層を硬化してから実
装工程の間までに吸湿された水分が加熱時に爆発的に水
蒸気化、膨張することに起因するといわれており、その
対策として後硬化したパッケージを完全に乾燥し密封し
た容器に収納して出荷する方法が用いられている。
【0011】耐サーマルサイクル性は、BGAなどピン
数の多いパッケージは動作時100℃を越える高温にな
るため要求される特性であり、線膨張係数の異なる材料
間を接続する接着剤には発生応力を緩和する目的で、低
弾性率化が要求されている。
【0012】このようなことから、接着剤の改良も種々
検討されたいる。例えば、耐サーマルサイクル性に優れ
た接着剤層として、低弾性率の熱可塑性樹脂あるいはシ
リコーンエラストマー(特公平6−50448号公報)
などが提案されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかるに乾燥パッケー
ジを容器に封入する方法は製造工程および製品の取扱い
が煩雑にあるうえ、製品価格がきわめて高価になる欠点
がある。
【0014】また、種々提案された接着剤も耐サーマル
サイクル性は優れるものの、耐リフロー性を満足するも
のではなかった。
【0015】本発明の目的は、かかるリフロー工程に生
じる問題点を解消し、信頼性が高く、耐リフロー性およ
びサーマルサイクル性に優れた半導体集積回路接続用基
板およびそれを構成する部品ならびに半導体装置を提供
することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】すなわち、絶縁体層およ
び導体パターンからなる配線基板層、導体パターンが形
成されていない層および接着剤層をそれぞれ少なくとも
1層以上有する半導体集積回路接続用基板であって、該
接着剤層を構成する接着剤組成物がエポキシ樹脂(A)
および熱可塑性樹脂(B)からなる熱硬化型の接着剤組
成物であることを特徴とする半導体集積回路接続用基板
およびそれを構成する部品ならびに半導体装置である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を詳述する。
【0018】本発明における半導体集積回路接続用基板
とは、半導体素子を接続するものであり、絶縁体層およ
び導体パターンからなる配線基板層、導体パターンが形
成されていない層、接着剤層をそれぞれ少なくとも1層
以上有するものであれば、形状、材料および製造方法は
特に限定されない。したがって、最も基本的なものは3
層構造であるが、それ以上の多層構造もこれに含まれ
る。
【0019】配線基板層は、半導体素子の電極パッドと
パッケージの外部(プリント基板等)を接続するための
導体パターンを有する層であり、絶縁体層の片面または
両面に導体パターンが形成されているものである。
【0020】ここでいう絶縁体層は、ポリイミド、ポリ
エステル、ポリフェニレンスルフィド、ポリエーテルス
ルホン、ポリエーテルエーテルケトン、アラミド、ポリ
カーボネート、ポリアリレート等のプラスチックあるい
はエポキシ樹脂含浸ガラスクロス等の複合材料からな
る、厚さ10〜125μmの可撓性を有する絶縁性フィ
ルム、アルミナ、ジルコニア、ソーダガラス、石英ガラ
ス等のセラミック基板が好適であり、これから選ばれる
複数の層を積層して用いてもよい。また、必要に応じ
て、絶縁体層に加水分解、コロナ放電、低温プラズマ、
物理的粗面化、易接着コーティング処理等の表面処理を
施すことができる。
【0021】導体パターンの形成は、一般にサブトラク
ティブ法あるいはアディティブ法のいずれかで行われる
が、本発明ではいずれを用いてもよい。
【0022】サブトラクティブ法では、絶縁体層にに銅
箔等の金属板を絶縁性接着剤で接着するか、あるいは金
属板に絶縁体層の前駆体を積層し、加熱処理などにより
絶縁体層を形成する方法で作成した材料を、薬剤処理で
エッチィングすることによりパターン形成する。材料の
具体例としては、リジッドあるいはフレキシブルプリン
ト基板用銅貼り材料やTABテープなどが挙げられる。
中でも、少なくとも1層以上のポリイミドフィルムを絶
縁体層とし、銅箔を導体パターンとするフレキシブルプ
リント基板用銅貼り材料やTABテープが好ましく用い
られる。
【0023】アディティブ法では、絶縁体層に無電解メ
ッキ、電解メッキ、スパッタリング等により直接導体パ
ターンを形成する。
【0024】いずれの場合も、形成された導体に腐食防
止のため耐食性の高い金属がメッキされていてもよい。
また、配線基板層には必要に応じてビアホールが形成さ
れ、両面に形成された導体パターンがメッキにより接続
されていてもよい。
【0025】導体パターンが形成されていない層は、半
導体集積回路接続用基板の補強および寸法安定化(補強
板あるいはスティフナーと称される)、外部とICの電
磁的なシールド、ICの放熱(ヒートスプレッター、ヒ
ートシンクと称される)、半導体集積回路接続基板への
難燃性の付与、半導体集積回路接続用基板の形状的によ
る識別性の付与等の機能を担持するものである。したが
って、形状は層状だけでなく、たとえば放熱用としては
フィン構造を有するものでもよい。上記の機能を有する
ものであれば絶縁体、導電体のいずれであってもよく、
材料も特に限定されない。金属としては、銅、鉄、アル
ミニウム、金、銀、ニッケル、チタン等、無機材料とし
てはアルミナ、ジルコニア、ソーダーガラス、石英ガラ
ス、カーボン等、有機材料としてはポリイミド系、ポリ
アミド系、ポリエステル系、ビニル系、フェノール系、
エポキシ系等のポリマー材料が挙げられる。また、これ
らの組み合わせによる複合材料も使用できる。例えば、
ポリイミドフィルム上に薄い金属メッキをした形状のも
の、ポリマーにカーボンを練り込んで導電性をもたせた
もの、金属板に有機絶縁性ポリマーをコーティングした
もの等が挙げられる。 また、必要に応じて、絶縁体層
に加水分解、コロナ放電、低温プラズマ、物理的粗面
化、易接着コーティング処理等の表面処理を施すことが
できる。本発明における接着剤層は、エポキシ樹脂
(A)および熱可塑性樹脂(B)を含有する熱硬化型の
接着剤であることが重要である。
【0026】本発明の接着剤層に含有されるエポキシ樹
脂(A)は、1分子中に2個以上のエポキシ基を有する
ものなら特に限定されず、これらの具体例としては、例
えばクレゾールノボラック型エポキシ樹脂、フェノール
ノボラック型エポキシ樹脂、下記式(1)で表されるエ
ポキシ樹脂、
【化3】 (ただし、R1〜R10は各々水素原子、C1〜C4の
低級アルキル基またはハロゲン原子を示す。)線状脂肪
族エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂、複素環式エポキ
シ樹脂、スピロ環含有エポキシ樹脂およびハロゲン化エ
ポキシ樹脂などが挙げられる。
【0027】これらのエポキシ樹脂(A)の中で、特に
本発明で好ましく用いられるものは高接着で電気特性お
よび耐リフロー性に優れるフェノールノボラック型エポ
キシ樹脂または上記式(1)の骨格を有するエポキシ樹
脂である。そして、エポキシ樹脂(A)は、フェノール
ノボラック型エポキシ樹脂または上記式(1)で表され
る骨格を有するエポキシ樹脂の少なくとも1つをエポキ
シ樹脂(A)中に20重量%以上、さらには50重量%
以上含有することが好ましい。
【0028】上記式(1)で表される骨格を有するエポ
キシ樹脂において、R1〜R10の好ましい具体例とし
ては、水素原子、メチル基、エチル基、sec−ブチル
基、t−ブチル基、塩素原子、臭素原子などが挙げられ
る。
【0029】上記式(1)で表されるエポキシ樹脂の好
ましい具体例としては、ビスフェノールA型エポキシ樹
脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、臭素化ビスフェ
ノールA型エポキシ樹脂、臭素化ビスフェノールF型エ
ポキシ樹脂などが挙げられる。
【0030】本発明においてエポキシ樹脂(A)の配合
量は、接着剤組成物中5〜90重量%、好ましくは10
〜70重量%、さらに好ましくは20〜60重量%であ
る。
【0031】本発明の接着剤層に含有される熱可塑性樹
脂(B)は、接着剤層に可撓性を与えるものであれば特
に限定されないが、その具体例としては、アクリロニト
リルーブタジエン共重合体(NBR)、アクリロニトリ
ル−ブタジエンゴム−スチレン樹脂(ABS)、ポリブ
タジエン、スチレン−ブタジエン−エチレン樹脂(SE
BS)、アクリル、ポリビニルブチラール、ポリアミ
ド、ポリエチレン、ポリエステル、ポリイミド、ポリア
ミドイミド、ポリウレタン等が挙げられる。また、これ
らの熱可塑性樹脂は耐熱性向上のため、前述のエポキシ
樹脂(A)と反応可能な官能基を有することが好まし
い。具体的には、アミノ基、カルボキシル基、エポキシ
基、水酸基、メチロール基、イソシアネート基、ビニル
基、シラノール基等が挙げられる。
【0032】中でも、接着性、可撓性、熱応力緩和性の
点で、ブタジエンを必須共重合成分とする共重合体が好
ましく用いられる。特に、金属との接着性、耐薬品性等
の観点からアクリロニトリル−ブタジエン共重合体(N
BR)、スチレン−ブタジエン−エチレン樹脂(SEB
S)、スチレン−ブタジエン樹脂(SBS)等は好まし
い。さらにブタジエンを必須共重合成分としかつカルボ
キシル基を有する共重合体は好ましく、具体例としては
NBR(NBR−C)およびSEBS(SEBS−C)
が挙げられる。
【0033】本発明の接着剤層において、接着剤層に無
機質充填剤(C)を添加することにより、耐リフロー
性、耐サーマルサイクル性を一層向上することができ
る。無機質充填剤(C)の具体例としては、水酸化アル
ミニウム、アルミナ、水酸化マグネシウム、カルシウム
・アルミネート水和物、シリカ、酸化ジルコニウム、酸
化亜鉛、三酸化アンチモン、五酸化アンチモン、酸化マ
グネシウム、酸化チタン、酸化鉄、酸化コバルト、酸化
クロム、タルク、アルミニウム、金、銀、ニッケル、鉄
が挙げられる。中でも、分散性の点から、水酸化アルミ
ニウム、アルミナ、シリカが好ましく、その平均粒径は
0.1〜20μmのものが好ましく用いられる。
【0034】無機質充填剤(C)の配合量は、接着剤組
成物中1〜90重量%、好ましくは5〜70重量%、さ
らに好ましくは10〜50重量%である。
【0035】本発明の接着剤層において、接着剤層にフ
ェノール樹脂(D)を添加することにより、耐リフロー
性および絶縁信頼性を一層向上させることができる。フ
ェノール樹脂(D)の具体例としては、たとえばフェノ
ールノボラック樹脂、クレゾールノボラック樹脂、ビス
フェノールA型樹脂や各種レゾール樹脂などが挙げられ
る。
【0036】フェノール樹脂の配合割合は、通常エポキ
シ樹脂1当量に対してフェノール性水酸基0.5〜1
0.0当量、好ましくは0.7〜7.0当量となる範囲
であることが望ましい。
【0037】本発明の接着剤層にエポキシ樹脂(A)の
単独反応、エポキシ樹脂(A)と熱可塑性樹脂(B)や
フェノール樹脂(D)との反応を促進させる硬化促進剤
を含有することができる。硬化促進剤は硬化反応を促進
するものならば特に限定されず、その具体例としては、
たとえば、2−メチルイミダゾール、2,4−ジメチル
イミダゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾール、
2−フェニルイミダゾール、2−フェニル−4−メチル
イミダゾールおよび2−ヘプタデシルイミダゾールなど
のイミダゾール化合物、トリエチルアミン、ベンジルジ
メチルアミン、α−メチルベンジルジメチルアミン、2
−(ジメチルアミノメチル)フェノール、2,4,6−
トリス(ジメチルアミノメチル)フェノールおよび1,
8−ジアザビシクロ(5,4,0)ウンデセンー7など
の3級アミン化合物、ジルコニウムテトラメトキシド、
ジルコニウムテトラプロポキシド、テトラキス(アセチ
ルアセトナト)ジルコニウムおよびトリ(アセチルアセ
トナト)アルミニウムなどの有機金属化合物、およびト
リフェニルホスフィン、トリメチルホスフィン、トリエ
チルホスフィン、トリブチルホスフィン、トリ(p−メ
チルフェニル)ホスフィンおよびトリ(ノニルフェニ
ル)ホスフィンなどの有機ホスフィン化合物が挙げられ
る。
【0038】なお、これらの硬化促進剤は、用途によっ
て2種類以上を併用してもよく、その添加量は、エポキ
シ樹脂(A)100重量部に対して0.1〜10重量部
の範囲が好ましい。
【0039】本発明の半導体集積回路接続用基板の部品
(以下部品と称する)とは、半導体集積回路接続用基板
および半導体装置を作成するために用いられる中間加工
段階の材料である。該部品は、絶縁体層および導体パタ
ーンからなる配線基板層および/または導体パターンが
形成されていない層、保護フィルム層を有する接着剤層
をそれぞれ少なくとも1層以上有する構成のものであ
る。たとえば、絶縁体層および導体パターンからなる配
線基板層としてフレキシブルプリント基板あるいはTA
Bテープを用い、その片面あるいは両面にシリコーン処
理したポリエステル保護フィルムを有するBステージの
接着剤層を積層した接着剤付き配線基板や導体パターン
が形成されていない層として銅、ステンレス、42アロ
イ等の金属板を用い、その片面あるいは両面に上記と同
様に保護フィルム層を有するBステージの接着剤層を積
層した接着剤付き金属板(接着剤付きスティフナー等)
が本発明の部品に該当する。絶縁体層および導体パター
ンからなる配線基板層および導体パターンが形成されて
いない層をそれぞれ1層以上有する場合でも、その最外
層に保護フィルム層を有するBステージの接着剤層を積
層した、いわゆる接着剤付き半導体集積回路接続用基板
も本発明の部品に包含される。
【0040】ここでいう保護フィルム層とは、接着剤層
を接着する前にその形態および機能を損なうことなく剥
離できれば特に限定されず、その具体例としてはポリエ
ステル、ポリオレフィン、ポリフェニレンスルフィド、
ポリ塩化ビニル、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフ
ッ化ビニル、ポリビニルブチオラール、ポリ酢酸ビニ
ル、ポリビニルアルコール、ポリカーボネート、ポリア
ミド、ポリイミド、ポリメチルメタクリレート等のプラ
スチックフィルム、これらにシリコーンあるいはフッ素
化合物等の離型剤のコーティング処理を施したフィルム
およびこれらのフィルムをラミネートした紙、離型性の
ある樹脂を含浸あるいはコーティング処理した紙等が挙
げられる。保護フィルム層の厚みは、耐熱性の点から2
0μm以上、好ましくは25μm以上、さらに好ましく
は35μm以上である。
【0041】保護フィルム層の接着剤層に対する剥離力
は、好ましくは1〜200N/m、さらに好ましくは3
〜100N/mである。1N/mより低い場合は、保護
フィルムそうが脱落しやすく、200N/mを越えると
剥離が困難になるので好ましくない。
【0042】本発明でいう半導体装置とは本発明の半導
体集積回路接続用基板を用いたものをいい、例えば、B
GAタイプ、LGAタイプパッケージであれば特に形状
や構造は限定されない。半導体集積回路接続用基板とI
Cの接続方法は、TAB方式のギャングボンディングお
よびシングルポイントボンディング、リードフレームに
用いられるワイヤーボンディング、フリップチッップ実
装での樹脂封止、異方性導電フィルム接続等のいずれで
もよい。また、CSPと称されるパッケージも本発明の
半導体装置に含まれる。
【0043】次に、本発明の半導体集積回路接続用基板
およびそれを構成する部品ならびに半導体装置の製造方
法の例について説明する。
【0044】(1)絶縁体層および導体パターンからな
る配線基板の作成:ポリイミドフィルム上に接着剤層お
よび保護フィルム層を積層した3層構造のTABテープ
を下記の(a)〜(d)の工程により加工する。(a)
スプロケットおよびデバイス孔の穿孔、(b)銅箔との
熱ラミネート、(c)パターン形成(レジスト塗布、エ
ッチィング、レジスト除去)、(d)スズまたは金メッ
キ処理。図3に得られたTABテープ(パターンテー
プ)の形状を例示する。
【0045】(2)導体パターンが形成されていない層
の作成:厚さ0.05〜0.5mmの銅板あるいはステ
ンレス板をアセトンにより脱脂する。
【0046】(3)接着剤層の作成:接着剤組成物を溶
剤に溶解した塗料を、離型性を有するポリエステルフィ
ルム上に塗布、乾燥する。接着剤層の膜厚は10〜10
0μmとなるように塗布することが好ましい。乾燥条件
は、100〜200℃、1〜5分である。溶剤は特に限
定されないが、トルエン、キシレン、クロルベンゼン等
の芳香族系、メチルエチルケトン、メチルエチルイソブ
チルケトン等のケトン系、ジメチルホルムアミド、ジメ
チルアセトアミド、Nメチルピロドリン等の非プロトン
系極性溶剤単独あるいは混合物が好適である。塗工、乾
燥した接着剤層上にさらに剥離力の弱い離型性を有する
ポリエステルあるいはポリオレフィン系の保護フィルム
をラミネートして接着剤シートを得る。さらに接着剤厚
みを増す場合は、該接着剤シートを複数回積層すればよ
く、場合によってはラミネート後に、例えば40〜10
0℃で1〜200時間程度エージングして硬化度を調整
してもよい。
【0047】(4)半導体集積回路接続用基板の部品
(接着剤付き配線基板)の作成:上記(1)の配線基板
層に、上記(3)で作成した接着剤シートの片面の保護
フィルム層を剥がした後にラミネートする。ラミネート
面は導体パターンがある面、またはない面のいずれでも
よい。ラミネート温度20〜200℃、圧力0.1〜3
MPaが好適である。最後に半導体装置の形状によっ
て、適宜打ち抜き、切断加工が施される。図4に本発明
の部品を例示する。
【0048】(5)半導体集積回路接続用基板の部品
(接着剤付きスティフナー)の作成:上記(2)金属板
に、上記(3)で作成した接着剤シートの片側の保護フ
ィルム層を剥がした後にラミネートする。ラミネート温
度20〜200℃、圧力0.1〜3MPaが好適であ
る。また、(B)に上記(3)の塗料を直接塗布して乾
燥させ、保護フィルムをラミネートしてもよい。最後に
半導体装置の形状によって、適宜打ち抜き、切断加工が
施される。図5に本発明の部品の例を示す。
【0049】(6)半導体集積回路接続用基板の作成: (a)接着剤付き配線基板を用いる方法 (4)の部品(接着剤付き配線基板)から接着剤層の保
護フィルムを剥がし、適当な形状に打ち 抜いた金属
板に貼り合わせる。金属板は、たとえば外形が角型で中
央に配線基板のデバイス孔に合わせて、やはり角型の穴
がある形状に打ち抜いたものが例示できる。貼り合わせ
条件は温度20〜200℃、圧力0.1〜3MPaが好
適である。最後に、熱風オーブン内で該接着剤の加熱硬
化のため80〜200℃で15〜180分程度のポスト
キュアを行なう。
【0050】(b)接着剤付きスティフナーを用いる方
法 (5)の部品(接着剤付きスティフナー)を、金型で打
ち抜き、たとえば角型で中央にやはり角型の穴がある形
状の接着剤付きスティフナーとする。該接着剤付きステ
ィフナーから保護フィルム層を剥がし、上記(1)の配
線基板層の導体パターン面または裏面のポリイミドフィ
ルム面に、該接着剤付きスティフナーの中央の穴を、配
線基板のデバイス孔に一致させ貼り合わせる。貼り合わ
せ条件は温度20〜200℃、圧力0.1〜3MPaが
好適である。最後に、熱風オーブン内で該接着剤の加熱
硬化のため80〜200℃で15〜180分程度のポス
トキュアを行なう。
【0051】以上述べた半導体集積回路接続用基板の例
を図2に示す。
【0052】(7)半導体装置の作成:(6)の半導体
集積回路接続用基板のインナーリード部を、ICの金バ
ンプに熱圧着(インナーリードボンディング)し、IC
を搭載する。次いで、封止樹脂による樹脂封止工程を経
て半導体装置を作成する。得られた半導体装置を、他の
部品を搭載したプリント回路基板等と半田ボールを介し
て接続し、電子機器への実装をする。また、あらかじめ
ICを上記(1)の配線基板に接続し、樹脂封止を行っ
た、いわゆるTCP型半導体装置を用いることもでき
る。図1に本発明の半導体装置の一態様の断面図を示
す。
【0053】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに具体的に
説明する。
【0054】[実施例1〜3、比較例1]下記熱可塑性
樹脂、エポキシ樹脂およびその他添加剤を、それぞれ表
1に示した組成比となるように配合し、濃度28重量%
となるようにDMF/モノクロルベンゼン/MIBK混
合溶媒に40℃で撹拌、溶解して接着剤溶液を作成し
た。
【0055】A.エポキシ樹脂 1.o−クレゾールノボラック型エポキシ樹脂(エポキ
シ当量:200) 2.ビスフェノールA型エポキシ樹脂(エポキシ当量:
186) B.熱可塑性樹脂 SEBS−C(旭化成(株)製、MX−073) C.無機質充填剤 水酸化アルミニウム(平均粒径:2μm) D.フェノール樹脂 フェノールノボラック樹脂(水酸基当量:107) E.添加剤 1.4,4’−ジアミノジフェニルスルホン 2.2−ヘプタデシルイミダゾール これらの接着剤溶液をバーコータで、厚さ25μmのシ
リコート処理されたポリエチレンテレフタレートフィル
ム1に、約50μmの乾燥厚さとなるように塗布し、1
00℃、1分および150℃で5分間乾燥し接着剤シー
トを作成した。一方、ポリエチレンテレフタレート1よ
り剥離力の低いポリエチレンテレフタレートフィルム2
に、接着剤溶液を同様に約50μmとなるように塗布・
乾燥した後、先の接着剤シートと接着剤面どうしをラミ
ネートして厚さ100μmの接着剤シートを作成した。
【0056】[接着力]ポリイミドフィルム(75μ
m:宇部興産(株)製「ユーピレックス75S」)上に
接着剤シートを40℃、1MPaの条件でラミネートし
た。その後、25μm厚のSUS304を先のポリイミ
ドフィルム上にラミネートした接着剤シート面に130
℃、1MPaの条件でさらにラミネートした後、エアオ
ーブン中で、100℃、1時間、150℃、1時間の順
次加熱処理を行い、評価用サンプルを作成した。
【0057】ポリイミドフィルムを5mm幅にスリット
した後、5mm幅のポリイミドフィルムを90°方向に
50mm/minの速度で剥離し、その際の接着力を測
定した。
【0058】[耐リフロー性]30mm角の0.25m
m厚SUS304基板上に、接着剤シートの片面保護フ
ィルムを剥がした後、40℃、1MPaの条件でラミネ
ートし、接着剤付きスティフナーを作成した。次に、導
体幅100μm、導体間距離100μmの模擬パターン
を形成した30mm角の半導体接続用基板上に、接着剤
付きスティフナーの保護フィルムを剥がして、150
℃、75MPa、5秒の条件で圧着した。その後、15
0℃、2時間の条件で硬化し耐リフロー性評価用サンプ
ルを作成した。
【0059】30mm□サンプル20個を85℃/85
%RHの条件下、12時間吸湿させた後、Max.23
0℃、10秒のIRリフローにかけ、その剥離状態を超
音波短傷機により観察した。
【0060】[サーマルサイクル性]耐リフロー性評価
用サンプルと同じ方法で作成した30mm角のサンプル
10個を、ー20℃〜100℃、最低および最高温度で
各1時間保持の条件でサイクル処理し、超音波探傷機を
用いて内部剥離を観察した。
【0061】
【表1】
【0062】表1の結果から明らかなように、本発明に
より得られた半導体集積回路接続用基板の部品は、接着
力が高く耐リフロー性、サーマルサイクル性に優れるこ
とが分かる。一方、本発明の半導体集積回路接続用基板
の部品を用いていない比較例1は、接着性が低いばかり
か耐リフロー性においても劣っている。
【0063】
【発明の効果】本発明は耐リフロー性、サーマルサイク
ル性に優れた熱硬化型の半導体集積回路用接続基板およ
びそれを構成する部品ならびに半導体装置を工業的に提
供するものであり、表面実装用の半導体装置の信頼性を
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置用接着剤組成物および半導
体接着剤シートを用いたBGA型半導体装置の一態様の
断面図。
【図2】本発明の半導体装置用接着剤組成物を用いた半
導体集積回路接続前の半導体集積回路接続用基板の一態
様。
【図3】半導体集積回路接続用基板を構成するパターン
テープ(TABテープ)の一態様の斜視図。
【図4】本発明の半導体集積回路接続用基板の部品(接
着剤付き配線基板)の一態様の断面図。
【図5】本発明の半導体集積回路接続用基板の部品(接
着剤付きスティフナー)の一態様の断面図。
【符号の説明】
1.半導体集積回路 2.金バンプ 3,11,17. 可撓性を有する絶縁性フィルム 4,12,18. 配線基板層を構成する接着剤層 5,13,21. 半導体集積回路接続用の導体 6,14,23. 本発明の接着剤組成物より構成され
る接着剤層 7,15. 導体パターンが形成されていない層 8,16. ソルダーレジスト 9. 半田ボール 10. 封止樹脂 19. スプロケット孔 20. デバイス孔 22. 半田ボール接続用の導体部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C09J 201/00 C09J 201/00 H01L 23/12 H01L 23/12 L

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁体層および導体パターンからなる配線
    基板層、導体パターンが形成されていない層および接着
    剤層をそれぞれ少なくとも1層以上有する半導体集積回
    路接続用基板であって、該接着剤層を構成する接着剤組
    成物がエポキシ樹脂(A)および熱可塑性樹脂(B)か
    らなる熱硬化型の接着剤組成物であることを特徴とする
    半導体集積回路接続用基板。
  2. 【請求項2】エポキシ樹脂(A)が下記式(1)で示さ
    れるエポキシ樹脂を必須成分として含有することを特徴
    とする請求項1記載の半導体集積回路接続用基板。 【化1】 (ただし、R1〜R10は各々水素原子、C1〜C4の
    低級アルキル基またはハロゲン原子を示す。)
  3. 【請求項3】熱可塑性樹脂(B)がブタジエンを必須共
    重合成分とする熱可塑性樹脂(B’)を含有することを
    特徴とする請求項1記載の半導体集積回路用接続用基
    板。
  4. 【請求項4】熱可塑性樹脂(B)がブタジエンを必須共
    重合成分とする熱可塑性樹脂(B’)であって、かつカ
    ルボキシル基を有する熱可塑性樹脂(B”)であること
    を特徴とする請求項1記載の半導体集積回路接続用基
    板。
  5. 【請求項5】接着剤層が無機質充填剤(C)を含有する
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路接続用
    基板。
  6. 【請求項6】無機質充填剤(C)が水酸化アルミニウム
    粉末(C’)を含有することを特徴とする請求項5記載
    の半導体集積回路接続用基板。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれか記載の半導体集積
    回路接続用基板を用いた半導体装置。
  8. 【請求項8】絶縁体層および導体パターンからなる配線
    基板層および保護フィルム層を有する接着剤層をそれぞ
    れ少なくとも1層以上有する半導体集積回路接続用基板
    の部品であって、該接着剤層を構成する接着剤組成物が
    エポキシ樹脂(A)および熱可塑性樹脂(B)からなる
    熱硬化型の接着剤組成物であることを特徴とする半導体
    集積回路接続用基板の部品。
  9. 【請求項9】導体パターンが形成されていない層および
    保護フィルム層を有する接着剤層をそれぞれ少なくとも
    1層以上有する半導体集積回路接続用基板の部品であっ
    て、該接着剤層を構成する接着剤組成物がエポキシ樹脂
    (A)および熱可塑性樹脂(B)からなる熱硬化型の接
    着剤組成物であることを特徴とする半導体集積回路接続
    用基板の部品。
  10. 【請求項10】エポキシ樹脂(A)が下記式(1)で示
    されるエポキシ樹脂を必須成分として含有することを特
    徴とする請求項8または9記載の半導体集積回路接続用
    基板の部品。 【化2】 (ただし、R1〜R10は各々水素原子、C1〜C4の
    低級アルキル基またはハロゲン原子を示す。)
  11. 【請求項11】熱可塑性樹脂(B)がブタジエンを必須
    共重合成分とする熱可塑性樹脂(B’)を含有すること
    を特徴とする請求項8または9記載の半導体集積回路用
    接続用基板の部品。
  12. 【請求項12】熱可塑性樹脂(B)がブタジエンを必須
    共重合成分とする熱可塑性樹脂(B’)であって、かつ
    カルボキシル基を有する熱可塑性樹脂(B”)であるこ
    とを特徴とする請求項8または9記載の半導体集積回路
    接続用基板の部品。
  13. 【請求項13】接着剤層が無機質充填剤(C)を含有す
    ることを特徴とする請求項8または9記載の半導体集積
    回路接続用基板の部品。
  14. 【請求項14】無機質充填剤(C)が水酸化アルミニウ
    ム粉末(C’)を含有することを特徴とする請求項13
    記載の半導体集積回路接続用基板の部品。
  15. 【請求項15】絶縁体層および導体パターンからなる配
    線基板層を構成する絶縁体層が、少なくとも1層以上の
    ポリイミドフィルムから構成され、かつ導体パターンが
    銅を含有することを特徴とする請求項8記載の半導体集
    積回路接続用基板の部品。
  16. 【請求項16】導体パターンが形成されていない層が、
    金属板であることを特徴とする請求項9記載の半導体集
    積回路接続用基板の部品。
  17. 【請求項17】接着剤層の保護フィルム層が、離型処理
    された有機フィルムであることを特徴とする請求項8ま
    たは9記載の半導体集積回路接続用基板の部品。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100349312B1 (ko) * 1999-12-30 2002-08-21 엘지전선 주식회사 반도체 패키지용 저흡습 접착제 및 접착필름
KR100349313B1 (ko) * 1999-12-30 2002-08-21 엘지전선 주식회사 반도체 패키지용 저흡습 접착제 및 접착필름
JP2003013031A (ja) * 2001-06-28 2003-01-15 Nitto Denko Corp 熱反応性接着剤組成物および熱反応性接着フィルム
JP2009520051A (ja) * 2005-12-15 2009-05-21 ナショナル スターチ アンド ケミカル インベストメント ホールディング コーポレイション ダイスタッキングのための多層接着フィルム
JP2022164870A (ja) * 2018-03-07 2022-10-27 東亞合成株式会社 接着剤組成物及びこれを用いた接着剤層付き積層体

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