JPH10177474A - データ記憶方法、データ記憶装置及びデータ処理装置 - Google Patents

データ記憶方法、データ記憶装置及びデータ処理装置

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JPH10177474A
JPH10177474A JP33588496A JP33588496A JPH10177474A JP H10177474 A JPH10177474 A JP H10177474A JP 33588496 A JP33588496 A JP 33588496A JP 33588496 A JP33588496 A JP 33588496A JP H10177474 A JPH10177474 A JP H10177474A
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JP
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old
new
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JP33588496A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Hayamizu
和弘 速水
Nobuaki Saka
宜明 坂
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Brother Industries Ltd
Xing Inc
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Xing Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より効率的にバージョンアップされた新デー
タを旧データに戻す。 【解決手段】 CPU11は、旧プログラムの記憶指示
があった場合、HDD30から新プログラムを読み出
し、差分データを読み出し、RAM13に記憶させる。
そして、RAM13上の差分データを解凍し、新プログ
ラムに基づき、旧プログラムを計算し、新プログラムに
代えてHDD30に記憶させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ処理におけ
るデータ記憶に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
プログラムに基づき何らかの処理を行う装置では、既存
の処理を変更したり、新しい処理を追加したり、あるい
は、処理に介在する利用者の操作性を向上させたりする
等の目的のために、プログラムのバージョンアップを行
うことが一般的である。
【0003】プログラムのバージョンアップにおいて
は、ROM等のメモリやハードディスク等に記憶されて
いる古いプログラム(以下「旧プログラム」という。)
に代えて新しいプログラム(以下「新プログラム」とい
う。)が記憶される。そして、通常はバージョンアップ
によって旧プログラムは使用されなくなる。
【0004】ところが、新プログラムに不都合が生じて
バージョンアップしたプログラムを元に戻したい場合、
すなわち新プログラムを旧プログラムに戻したいという
場合も生じる。例えば、新プログラムにバグが内包され
ており、旧プログラムでは実行可能であった処理が実行
不可能となってしまうような場合がそうであるし、ま
た、例えば画像の処理をするプログラムの場合に、旧プ
ログラムに基づき処理された画像の方がきれいであると
いう評価が新プログラムのリリース後になされる場合も
そうである。
【0005】上述のように、バージョンアップした新プ
ログラムを旧プログラムに戻す場合には、以下に示すよ
うな問題点があった。 (1)まず、バージョンアップしたときに、ROM等の
メモリやハードディスクから旧プログラムを消去した場
合を考える。旧プログラムを消去する理由としては、R
OM等のメモリやハードディスクの記憶容量が有限であ
り、旧プログラムを保存するための十分な記憶領域がな
かったり、使用しないと思われる旧プログラムを保存す
るために記憶領域を使用するほど記憶領域に余裕がない
ことが挙げられる。なお、ここでは記憶領域に記憶でき
る情報量はその記憶領域の大きさに比例するものとす
る。
【0006】このときは、旧プログラムをメモリやハー
ドディスクにインストールしなおす必要があった。例え
ば、フロッピーディスクやCD−ROM等の記憶媒体か
らロードしてインストールしなおしたり、あるいは、通
信回線を介してホストから再度ダウンロードしてインス
トールしなおしたりする必要があった。その結果、新プ
ログラムから旧プログラムへ戻すという作業は手間のか
かるものであった。従って、このような作業が度々発生
するような装置では、作業を行う者の負担が大きくなっ
ていた。 (2)一方、バージョンアップしたときに、ROM等の
メモリやハードディスクに旧プログラムを保存する場合
を考える。
【0007】このときは、(1)に示したように、フロ
ッピーディスクやCD−ROM等の記憶媒体、又は通信
回線を介したホストからロードするというような手間の
かかる作業は必要なくなる。しかし、使用されるかどう
かわからない旧プログラムを全て保存する必要があり、
旧プログラムを保存するために、ある記憶領域が使用さ
れることになる。その結果、その記憶領域は他の目的で
使用することができなくなってしまう。
【0008】本発明は、上述の問題点を解決するために
なされたものであり、旧プログラム等の旧データの全て
を保存又は外部からロードすることなく、バージョンア
ップされた新プログラム等の新データを旧プログラム等
の旧データへ戻すことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上述の目
的を達成するためになされた請求項1に記載のデータ記
憶方法は、記憶した新データに代えて旧データを記憶す
るときには、新データと旧データとの差分データに基づ
き旧データを計算し、新データに代えて計算した旧デー
タを記憶することを特徴としている。
【0010】上述の差分データとしては、例えば請求項
2に示すように、予め記憶されている旧データに代えて
新データを記憶するときに、旧データと新データとから
算出され、新データと共に記憶されたものであることも
考えられるし、請求項3に示すように、外部より供給さ
れるものであることも考えられる。
【0011】従来、例えば旧データに新データを上書き
するというように旧データに代えて新データを記憶する
場合、旧データを消去することが多く、旧データに戻す
ときに旧データを全てロードしなおすという手間がかか
っていた。一方、旧データを消去せず保存しておけば、
旧データに戻すときにロードしなおすという手間はなく
なるが、旧データの全てを記憶するための記憶領域が必
要となっていた。
【0012】それに対して、本発明のデータ記憶方法に
よれば、記憶した新データを旧データに戻すときには、
新データと旧データとの差分データに基づいて旧データ
を計算し、新データに代えて旧データを記憶する。つま
り、本発明では、旧データそのものではなく新データと
旧データとの差分データに基づいて旧データを復元する
のである。このとき、旧データと新データとで同一の部
分があった場合、その部分に対する差分は生じない。そ
の結果、差分データは旧データそのものよりも小さなデ
ータとなる。これによって、例えば、予め記憶されてい
る旧データに代えて新データを記憶するときに、この差
分データを旧データと新データとから算出し、新データ
と共に記憶しておく場合にも、旧データの全てを記憶し
ておく場合に比べて必要な記憶領域は小さくなる。ま
た、この差分データを外部から取得する場合にも、旧デ
ータの全てをロードしなおすよりもロードに要する時間
は短くなる。
【0013】なお、ここでいう旧データ及び新データ
は、どのようなデータであってもよいが、例えば請求項
4に示すように、旧データ及び新データは、所定の処理
を行うためのプログラムであることが考えられる。この
場合、旧プログラムに代えて新プログラムを記憶すると
は、いわゆるプログラムのバージョンアップを意味す
る。このようなプログラムのバージョンアップにおいて
は、新プログラムに旧プログラムとの同一の部分が多い
ことが予想されるため、その差分データはより小さくな
ることが期待できる。
【0014】また、差分データは差分そのものであって
もよいし、あるいは、データ量を小さくするような所定
の処理を施したものであってもよい。例えば、請求項5
に示すように、差分データは、旧データと新データとの
差分の冗長部分を取り除いて圧縮したものであってもよ
い。この場合、差分データは差分そのものよりもさらに
小さなデータとなる。
【0015】このように、旧データを復元するための差
分データがより小さなデータとなることにより、差分デ
ータを記憶しておく場合にはその記憶領域をより小さく
することができ、差分データを外部から取得する場合に
はその取得のためのロード時間をより短縮することがで
きる。
【0016】さらにまた、請求項6に示すように、旧デ
ータ及び新データは通信回線を介して供給されてもよ
い。従来、旧データが消去された場合には、旧データ及
び新データが通信回線を介してホストからダウンロード
により供給される装置では、フロッピーディスクやCD
−ROM等の記憶媒体により通信回線を介さず供給され
る装置と違って、旧データに戻す場合にはダウンロード
が必要となってくる。そのため、ダウンロードに要する
時間及び通信回線の使用料等がかかることになってい
た。
【0017】それに対して、本発明のデータ記憶方法で
は、新データを旧データに戻す場合には、記憶した新デ
ータ及び差分データに基づいて旧データを計算する。そ
の結果、旧データに戻す場合には、少なくとも旧データ
そのものをダウンロードする必要はない。つまり、差分
データを記憶しておけばダウンロードは必要なくなる
し、差分データをダウンロードにより取得する場合であ
っても、旧データの全てをダウンロードするのに比べて
ダウンロードに要する時間は短くなる。これによって、
通信回線の使用料を抑えることが可能となる。
【0018】ところで、上述のデータ記憶方法を適用し
たデータ記憶装置は、例えば請求項7に示すような構成
が考えられる。すなわち、そのデータ記憶装置は、デー
タを記憶するデータ記憶手段と、データ記憶手段に記憶
された旧データに代えて新データを記憶するときには、
旧データと新データとから差分データを計算する計算手
段と、計算手段によって計算された差分データをデータ
記憶手段に記憶すると共に、旧データに代えて新データ
をデータ記憶手段に記憶するデータ更新手段と、データ
記憶手段に記憶された新データに代えて旧データを記憶
するときには、データ記憶手段に記憶された新データ及
び差分データに基づき旧データを計算する旧データ計算
手段と、旧データ計算手段によって計算された旧データ
を新データに代えてデータ記憶手段に記憶する旧データ
書込手段とを備えたことを特徴としている。
【0019】本発明のデータ記憶装置は、データを記憶
するための例えばROM等のメモリやハードディスクで
あるデータ記憶手段を備えている。このデータ記憶手段
は、物理的に1つの記憶媒体であることも考えられる
し、複数の記憶媒体であることも考えられる。例えばハ
ードディスクであってもよいし、あるいは、ROM等の
メモリ及びハードディスクであってもよい。
【0020】そして、データ記憶手段に予め記憶されて
いる旧データに代えて新データを記憶するときには、計
算手段が旧データと新データとから差分データを計算す
る。この差分データは旧データと新データとの差分その
ものであってもよいし、あるいは、その差分に所定の処
理を施したものであってもよい。そして、データ更新手
段が、差分データと新データとをデータ記憶手段に記憶
する。
【0021】一方、新データを旧データに戻すときに
は、記憶した差分データ及び新データに基づいて、旧デ
ータ計算手段が旧データを計算する。そして、旧データ
書込手段が計算された旧データを新データに代えてデー
タ記憶手段に記憶する。これによって、旧データを全て
保存するのに必要な記憶領域よりも小さな記憶領域を使
用して、ロード等の作業をすることなく、新データを旧
データへ戻すことが可能となる。
【0022】また、別の構成のデータ記憶装置として、
例えば請求項8に示すような構成も考えられる。すなわ
ち、そのデータ記憶装置は、データを記憶するデータ記
憶手段と、データ記憶手段に記憶された新データと旧デ
ータとの差分データを外部から取得する差分データ取得
手段と、新データに代えて旧データを記憶するときに
は、新データ及び差分データ取得手段によって取得した
差分データに基づき旧データを計算する旧データ計算手
段と、旧データ計算手段によって計算された旧データを
新データに代えてデータ記憶手段に記憶する旧データ書
込手段とを備えたことを特徴としている。
【0023】この場合は、データを記憶するための例え
ばROM等のメモリやハードディスクであるデータ記憶
手段に記憶された新データと、新データを記憶するとき
に消去された旧データとの差分データを差分データ取得
手段が外部から取得する。この差分データは、新データ
を記憶する際に取得してデータ記憶手段に記憶しておく
ことも考えられるし、旧データを復元する際に取得する
ことも考えられる。新データを記憶する際に取得する場
合は取得した差分データをデータ記憶手段に記憶してお
かなければならないため、旧データを復元する際に取得
することが現実的である。なお、「差分データ取得手
段」は、通信回線により差分データを取得する場合に
は、例えばホスト装置との通信制御を行うCPUやモデ
ムが該当し、例えばフロッピーディスクから差分データ
をロードして取得する場合にはフロッピーディスクドラ
イブ装置が該当する。
【0024】そして、新データを旧データに戻すときに
は、取得した差分データ及び新データに基づいて、旧デ
ータ計算手段が旧データを計算する。そして、旧データ
書込手段が計算された旧データを新データに代えてデー
タ記憶手段に記憶する。これによって、旧データの全て
をロードすることに比べて、旧データよりも小さな差分
データをロードすることになるため、ロードに要する時
間が短縮されることになる。特に通信回線から差分デー
タをダウンロードする場合を考えれば、通信回線の使用
時間を短くすることが可能となる。
【0025】もちろん、請求項9に示したように、旧デ
ータ及び新データは所定の処理を行うためのプログラム
としてもよい。ところで、旧データ及び新データがプロ
グラムである場合、請求項10に示すように、請求項9
に記載のデータ記憶装置を備え、データ記憶手段に記憶
されているプログラムに基づく処理を実行可能に構成さ
れていることを特徴とするデータ処理装置を構成しても
よい。この場合、データ処理装置では、新プログラムに
バージョンアップしたときにも、旧プログラムに戻した
ときにもすぐにそれぞれのプログラムに基づく処理を実
行することが可能となる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明のデータ処理装置を
具体化した実施形態を図面を参照して説明する。図1
は、本発明のデータ処理装置の一実施形態である情報セ
ンタ1の概略構成を示すブロック図である。情報センタ
1は端末70と伝送路60を介して接続されている。
【0027】情報センタ1は、映像を再生するビデオ装
置50と、ビデオ装置50から出力される映像データを
圧縮し、符号化して出力するエンコーダ10と、エンコ
ーダ10への指示を与えるための入力装置20と、「デ
ータ記憶手段」としてのハードディスクドライブ装置
(以下「HDD」と記述する。)30と、フロッピーデ
ィスクドライブ装置(以下「FDD」と記述する。)4
0とを備えている。
【0028】このとき、HDD30はドライブ機構及び
ハードディスクを備えているのに対して、FDD40は
ドライブ機構だけを備えたものであり、いわゆる記憶媒
体であるフロッピーディスク(以下「FD」と記述す
る。)41をセットしてデータの読み書きを行うことが
可能となる。
【0029】エンコーダ10は、制御手段としてのCP
U11と、ROM12と、一時記憶手段としてのRAM
13と、入力装置20、HDD30及びFDD40との
インターフェースである入出力I/F(入出力インター
フェース)14と、ビデオ装置50からの映像データが
入力される入力部17と、入力部17からの映像データ
を圧縮して符号化するエンコード部16と、エンコード
部16で符号化した映像データを伝送路60を介して端
末70へ出力する出力部15とを備えている。
【0030】エンコード部16で圧縮処理を行うための
プログラムはHDD30に記憶されている。そして、C
PU11がこのプログラムをHDD30からRAM13
上に読み出し、このプログラムに基づく処理を実行する
ことよって、エンコード部16での圧縮処理が行われ
る。
【0031】本実施形態の情報センタ1は、この圧縮処
理を行うプログラムのバージョンアップに関する処理に
特徴がある。詳しくは、(イ)圧縮処理を行うためのプ
ログラムとしてHDD30に記憶されている旧プログラ
ムに代えてバージョンアップしたプログラムである新プ
ログラムを記憶する処理と、(ロ)バージョンアップし
た新プログラムの不具合等より記憶した新プログラムを
再び旧プログラムへ戻す処理に特徴がある。なお、本実
施形態の情報センタ1では、プログラムはFDD40か
ら読み出すことが可能なFD41で供給され、HDD3
0へ記憶することにより利用される。
【0032】次に、図2のフローチャートに基づいて、
上述の(イ)の処理、エンコーダ10のCPU11にお
ける新プログラム記憶処理を詳しく説明する。まず、最
初のステップS100において、新プログラムの記憶指
示があったか否かを判断する。この判断は、図1中の入
力装置20からの入力に基づいて行う。ここで、新プロ
グラムの記憶指示があった場合(S100:YES)、
S110へ移行する。一方、新プログラムの記憶指示が
なかった場合(S100:NO)、本新プログラム記憶
処理を終了する。
【0033】S110では、新プログラムの読み出しを
行う。本実施形態の情報センタ1では、上述のように新
プログラムはFD41により提供されるため、利用者が
FD41をFDD40へセットすることにより、FD4
1より新プログラムを読み出してエンコーダ10のRA
M13へ記憶する。
【0034】S120では、旧プログラムの読み出しを
行う。旧プログラムはHDD30に記憶されているた
め、HDD30から読み出してエンコーダ10のRAM
13へ記憶する。続くS130では、エンコーダ10の
RAM13に記憶した旧プログラムと新プログラムとに
基づいて、その2つのプログラムの差分を計算する。S
140では計算した差分の冗長部分を取り除き圧縮して
差分データを作成する。
【0035】S150では、新プログラムを旧プログラ
ムに代えてHDD30に記憶する。このとき、旧プログ
ラムは新プログラムに上書きされることにより消去され
ることになる。S160では、差分データをHDD30
に記憶する。なお、エンコーダ10のCPU11が「計
算手段」及び「データ更新手段」に該当し、上述のS1
30及びS140の処理が計算手段としての処理に、ま
た上述のS150及びS160の処理がデータ更新手段
としての処理に該当する。
【0036】次に、図3のフローチャートに基づいて、
上述の(ロ)に示したエンコーダ10のCPU11によ
る旧プログラム記憶処理を詳しく説明する。まず、最初
のステップS200において、旧プログラムの記憶指示
があったか否かを判断する。この判断は、図1中の入力
装置20からの入力に基づいて行う。ここで、旧プログ
ラムの記憶指示があった場合(S200:YES)、S
210へ移行する。一方、旧プログラムの記憶指示がな
い場合(S200:NO)、本旧プログラム記憶処理を
終了する。
【0037】S210では、新プログラムの読み出しを
行う。図2中のS150の処理によって、新プログラム
はHDD30に記憶されている。従って、HDD30か
ら新プログラムを読み出してエンコーダ10のRAM1
3に記憶する。S220では、差分データの読み出しを
行う。図2中のS160の処理によって、差分データは
新プログラムと共にHDD30に記憶されている。従っ
て、HDD30から差分データを読み出してエンコーダ
10のRAM13に記憶する。続くS230では、エン
コーダ10のRAM13上に読み出した差分データを解
凍する。これは、図2中のS140の圧縮処理に対応す
る処理である。
【0038】S240では、エンコーダ10のRAM1
3上に読み出して解凍した差分データ及び新プログラム
に基づいて、旧プログラムを計算する。続くS250
で、計算した旧プログラムを新プログラムに代えてHD
D30へ記憶する。なお、エンコーダ10のCPU11
が「旧データ計算手段」及び「旧データ書込手段」に該
当し、上述のS240の処理が旧データ計算手段として
の処理に、また上述のS250の処理が旧データ書込手
段としての処理に該当する。
【0039】ここで、本実施形態の情報センタ1の発揮
する効果に対する理解を容易にするために、従来問題と
なっていた点を繰り返し説明する。従来、例えば旧プロ
グラムに新プログラムを上書きするというように旧プロ
グラムに代えて新プログラムをHDD30に記憶する場
合、旧プログラムをHDD30から消去することが多
く、旧プログラムに戻すときに旧プログラムを全てFD
41からFDD40によりロードしなおすという手間が
かかっていた。一方、旧プログラムを消去せずHDD3
0に保存しておけば、旧プログラムに戻すときにFD4
1からFDD40によりロードしなおすという手間はな
くなるが、旧プログラムの全てを記憶するための記憶領
域がHDD30に必要となっていた。
【0040】それに対して、本実施形態の情報センタ1
では、新プログラムをHDD30に記憶する(図2中の
S150)と共に、差分データをHDD30に記憶する
(図2中のS160)。そして、旧プログラムに戻すと
きには、この差分データに基づいて旧プログラムを計算
し(図3中のS240)、計算した旧プログラムを新プ
ログラムに代えて記憶する(図3中のS250)。
【0041】従って、旧プログラムに戻すときにもFD
D40に旧プログラムの記憶されているFD41をセッ
トし、ロードしてHDD30に記憶するというような手
間のかかる作業は必要なくなる。しかも、旧プログラム
の全てを保存しておくわけではなく、旧プログラムと新
プログラムとに基づく差分データを記録しておく。この
差分データは、旧プログラムと新プログラムとの差分を
計算し(図2中のS130)、さらにその差分の冗長部
分を取り除いて圧縮した(図2中のS140)ものであ
る。バージョンアップした新プログラムは旧プログラム
と同一部分が多いと予想されるため、その差分は小さく
なることが期待できる。そして、その差分の冗長部分を
取り除いた差分データは差分そのものよりもさらに小さ
くなる。これによって、差分データを記憶するための記
憶領域は、旧プログラムを記憶するための記憶領域より
も小さくなる。
【0042】また、本実施形態の情報センタ1では、H
DD30に記憶されたプログラムに基づいて、ビデオ装
置50からの映像データを処理することが可能である。
従って、新プログラムを旧プログラムに代えて記憶した
ときにも、また、旧プログラムを新プログラムに代えて
記憶したときにも、すぐにHDD30に記憶されている
旧プログラム又は新プログラムに基づいてビデオ装置5
0からの映像データを処理することができる。
【0043】以上、本発明はこのような実施形態に何等
限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範
囲において種々なる形態で実施し得る。例えば、上記実
施形態では、旧プログラムに代えて新プログラムをFD
41からロードする際に、差分データを計算してHDD
30に記憶するように構成されていたが、差分データは
旧プログラムを復元する必要が生じた際にFD41から
ロードするような構成であってもよい。その場合には、
FDD40が「差分データ取得手段」に該当する。
【0044】また、上記実施形態では、HDD30に記
憶される対象となるデータはプログラムであったが、例
えばプログラムに基づく処理によって使用されるデータ
であってもよい。さらにまた、上記実施形態の情報セン
タ1では、プログラムがFD41で供給されるものであ
ったが、例えば、プログラムが通信回線を介してホスト
から供給されるような装置では、旧プログラムを通信回
線を介してホストからダウンロードする必要がでてく
る。プログラムを通信回線を介してホストからダウンロ
ードするような装置に本発明を適用した場合には、旧プ
ログラムに戻すときには少なくとも旧プログラムを全て
ダウンロードする必要はなくなる。差分データを記憶し
ておけば、旧プログラムの復元のためにダウンロードす
る必要はなくなるし、差分データを外部からダウンロー
ドにより取得する場合であっても、ダウンロードに要す
る時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】情報センタの概略構成を示すブロック図であ
る。
【図2】エンコーダのCPUによる新プログラム記憶処
理を示すフローチャートである。
【図3】エンコーダのCPUによる旧プログラム記憶処
理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…情報センタ 10…エンコーダ 11…CPU 12…ROM 13…RAM 14…入出力イン
ターフェース 15…出力部 16…エンコード
部 17…入力部 20…入力装置 30…ハードディスクドライブ装置 40…フロッピー
ディスクドライブ装置 50…ビデオ装置 60…伝送路 70…端末

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記憶した新データに代えて旧データを記
    憶するときには、前記新データと前記旧データとの差分
    データに基づき旧データを計算し、前記新データに代え
    て前記計算した旧データを記憶することを特徴とするデ
    ータ記憶方法。
  2. 【請求項2】 前記差分データは、予め記憶されている
    旧データに代えて新データを記憶するときに、前記旧デ
    ータと前記新データとから算出され、前記新データと共
    に記憶されたものであることを特徴とする請求項1に記
    載のデータ記憶方法。
  3. 【請求項3】 前記差分データは、外部より供給される
    ものであることを特徴とする請求項1に記載のデータ記
    憶方法。
  4. 【請求項4】 前記旧データ及び前記新データは、所定
    の処理を行うためのプログラムであることを特徴とする
    請求項1〜3のいずれかに記載のデータ記憶方法。
  5. 【請求項5】 前記差分データは、前記旧データと前記
    新データとの差分の冗長部分を取り除いて圧縮したもの
    であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載
    のデータ記憶方法。
  6. 【請求項6】 前記旧データ及び前記新データは通信回
    線を介して供給されることを特徴とする請求項1〜5の
    いずれかに記載のデータ記憶方法。
  7. 【請求項7】 データを記憶するデータ記憶手段と、 前記データ記憶手段に記憶された旧データに代えて新デ
    ータを記憶するときには、前記旧データと前記新データ
    とから差分データを計算する計算手段と、 該計算手段によって計算された差分データを前記データ
    記憶手段に記憶すると共に、前記旧データに代えて前記
    新データを前記データ記憶手段に記憶するデータ更新手
    段と、 前記データ記憶手段に記憶された新データに代えて前記
    旧データを記憶するときには、前記データ記憶手段に記
    憶された新データ及び差分データに基づき前記旧データ
    を計算する旧データ計算手段と、 該旧データ計算手段によって計算された旧データを新デ
    ータに代えて前記データ記憶手段に記憶する旧データ書
    込手段とを備えたことを特徴とするデータ記憶装置。
  8. 【請求項8】 データを記憶するデータ記憶手段と、 前記データ記憶手段に記憶された新データと旧データと
    の差分データを外部から取得する差分データ取得手段
    と、 前記新データに代えて前記旧データを記憶するときに
    は、前記新データ及び前記差分データ取得手段によって
    取得した差分データに基づき前記旧データを計算する旧
    データ計算手段と、 該旧データ計算手段によって計算された旧データを新デ
    ータに代えて前記データ記憶手段に記憶する旧データ書
    込手段とを備えたことを特徴とするデータ記憶装置。
  9. 【請求項9】 前記旧データ及び前記新データは、所定
    の処理を行うためのプログラムであることを特徴とする
    請求項7又は8に記載のデータ記憶装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載のデータ記憶装置を備
    え、前記データ記憶手段に記憶されている前記プログラ
    ムに基づく処理を実行することが可能に構成されている
    ことを特徴とするデータ処理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002236587A (ja) * 2001-02-07 2002-08-23 Nec System Technologies Ltd 初回起動時間短縮方法、インストール方法、パーソナルコンピュータ、プログラム
JP2007163937A (ja) * 2005-12-15 2007-06-28 Alpine Electronics Inc 地図データ更新方法および地図データ更新装置

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