JPH10175752A - シート搬送装置並びにこれを備えた画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート搬送装置並びにこれを備えた画像読取装置及び画像形成装置

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JPH10175752A
JPH10175752A JP33875596A JP33875596A JPH10175752A JP H10175752 A JPH10175752 A JP H10175752A JP 33875596 A JP33875596 A JP 33875596A JP 33875596 A JP33875596 A JP 33875596A JP H10175752 A JPH10175752 A JP H10175752A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートの斜行補正を精度良く行なうことので
きるシート搬送装置並びにこれを備えた画像読取装置及
び画像形成装置を提供する。 【解決手段】 シートSの斜行を補正する斜行補正手段
1a,1bのシート搬送方向上流側にシート搬送手段2
を設けると共に、このシート搬送手段2を移動手段M3
により、シート搬送方向に対して略直角方向に移動する
ようにする。そして、制御手段は、シートSの斜行量を
検知するシート斜行量検知手段4a,4bからのシート
斜行量情報に基づき、移動手段M3 を駆動制御して斜行
補正手段1a,1bにて斜行補正されるシートSを挟持
しているシート搬送手段2をシート斜行量に応じた距離
だけ移動させ、シートSを斜行補正方向に移動させるよ
うにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、スキャナ
ー、プリンター等の画像形成装置及び画像読取装置に用
いられるシート搬送装置に関し、特に画像形成部、若し
くは画像読取部に搬送されるシートの斜行補正を行なう
斜行補正手段を備えたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機、プリンター、スキャナー
などの画像形成及び画像読み取りを行なう装置では、画
像形成部や画像読み取り部の直前にシートの姿勢及び位
置を合わせるために、いわゆるシートの斜行補正を行な
う斜行補正手段であるレジストレイション手段が使用さ
れているものがある。
【0003】ここで、これらのレジストレイション手段
としては、停止しているローラ対のニップにシート先端
を突き当ててシートに撓みを作り、シートの弾性によっ
てシート先端をローラニップに添わせて斜行を補正する
ループレジストレイション方式がある。また、その他の
方法として、シート先端を停止させるシャッター部材を
シート搬送路中に退避可能に設け、シート先端をシャッ
ター部材に添わせた後、シャッター部材をシート搬送路
から退避させて斜行を補正するシャッターレジストレイ
ション方式がある。
【0004】ところで、近年、画像形成装置、画像読み
取り装置がデジタル化されるに従い、シートとシートの
間隔(紙間)を詰め、短い時間の中で多くのシートを処
理することによって、例えば画像形成装置の場合、画像
形成のプロセス速度を上げずに実質的な画像形成速度の
向上が図られるようになってきている。
【0005】一方、従来のアナログ式の装置、例えば複
写機においては、1枚のシート(原稿)を読み取った
後、連続して複写をする場合でも、原稿を露光するため
の光学装置が複写枚数分往復しなければならず、そのた
めにシート間の間隔(紙間)が必然的に決まっていた。
【0006】しかしながら、原稿の読み取り及びその画
像形成がデジタル化されることにより、原稿を1度読み
取った後、その画像情報は電気的に符号化され、メモリ
に蓄えることができるようになっている。そして、画像
形成時は、メモリ内の情報を読み出して、レーザ光、L
EDアレイなどの露光装置によって感光体上に原稿の画
像情報に対応する画像を形成するため複数枚の複写にお
いても光学装置などのメカニカルな動きが不要となる。
【0007】そこで、シートとシートの間隔(紙間)を
決定する1つの大きな要因である、先に述べたレジスト
レイションのための時間を縮めるための方式として、シ
ートを一旦停止させずに搬送しながら斜行を補正するア
クティブレジストレイション方式が提案されている。
【0008】この方式は、シート搬送路中にシート搬送
方向にほぼ直角方向に2個のセンサを所定間隔を有して
配置し、シートの先端がそれぞれのセンサを横切ったこ
とを示す信号に基づいてシート先端の傾きを検出し、シ
ート搬送方向にほぼ直角にかつ同軸上に所定間隔を有し
て配置され、それぞれ独立した駆動を与えられたレジス
トローラ対のシート搬送スピードを制御してシートの斜
行を補正しようとするものである。そして、このようシ
ートを一旦停止させることなく斜行の補正を行なうこと
により、シートとシートの間隔(紙間)を他の方式に比
べ小さくすることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来のシート搬送装置並びにこれを備えた画像読取装置及
び画像形成装置において、搬送されるシートのサイズが
一定でない場合、特に長いサイズのシートが搬送される
場合には、斜行補正のためのレジストローラ対は、シー
トの後端が上流側のシート搬送ローラ対に挟まれた状態
で斜行補正しなければならない。
【0010】また、アクティブレジストレイション方式
では、搬送されているシートの遅れている側を一方のレ
ジストローラ対に対して進ませるか、先行している側を
他方のレジストローラ対にて遅らせることによって斜行
補正を行うことになるか、いずれの場合も、シート全体
の回転方向の動きが必要となる。
【0011】そのため、シートの後端がシート搬送ロー
ラ対に挟まれた状態ではシートを必要な量だけ回転させ
ることが難しく精度の良い斜行補正が困難であるという
欠点を持っていた。また、シートのサイズの厚さによっ
ては、シート搬送ガイドの摺動抵抗が大きくなり、斜行
補正精度を悪化させる原因になっていた。
【0012】そこで、本発明はこのような従来の課題を
解決するためになされたものであって、その目的とする
ところはシートの斜行補正を精度良く行なうことのでき
るシート搬送装置並びにこれを備えた画像読取装置及び
画像形成装置を提供するにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、シートの斜行
を補正する斜行補正手段を備え、前記斜行補正手段によ
りシートを斜行補正しながら搬送するシート搬送装置に
おいて、前記斜行補正手段にシートを搬送するよう該斜
行補正手段のシート搬送方向上流側に設けられると共
に、前記シート搬送方向に対して略直角方向に移動可能
な少なくとも1つのシート搬送手段と、前記斜行補正手
段にて斜行補正されるシートを斜行補正方向に移動させ
るよう該シートを挟持している前記シート搬送手段をシ
ート搬送方向に対して略直角方向に移動させる移動手段
と、前記シートの斜行量を検知するシート斜行量検知手
段と、前記シート斜行量検知手段からのシート斜行量情
報に基づき前記シート搬送手段を斜行量に応じた距離だ
け移動させるよう前記移動手段を駆動制御する制御手段
と、を備えたことを特徴とするものである。
【0014】また本発明は、シートの斜行を補正する斜
行補正手段を備え、前記斜行補正手段によりシートを斜
行補正しながら搬送するシート搬送装置において、前記
斜行補正手段にシートを搬送するよう該斜行補正手段の
シート搬送方向上流側に設けられると共に、前記シート
搬送方向に対して略直角方向に移動可能な複数のシート
搬送手段と、前記斜行補正手段にて斜行補正される前の
シートを斜行補正方向に移動させるよう該シートを挟持
している前記シート搬送手段をそれぞれシート搬送方向
に対して略直角方向に移動させる複数の移動手段と、前
記シート搬送手段のシート搬送方向上流側に設けられ、
前記シートの斜行量を検知するシート斜行量検知手段
と、前記シート斜行量検知手段によって検出したシート
斜行量情報に基づき前記複数のシート搬送手段を斜行量
に応じた距離だけ移動させるよう前記複数の各移動手段
を駆動制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする
ものである。
【0015】また本発明は、前記シート搬送手段のシー
ト搬送方向上流側に設けられた少なくとも1つの接離可
能な上流側シート搬送手段と、前記上流側シート搬送手
段のシート搬送方向上流側に設けられ、シートの搬送方
向の長さを検出するシートサイズ検出手段と、前記シー
トサイズ検出手段によって検出されたシート長さ情報に
基づき、前記上流側シート搬送手段を選択的に接離させ
る接離制御手段と、を備えたことを特徴とするものであ
る。
【0016】また本発明は、前記複数のシート搬送手段
をシート搬送方向に略直角方向に並設すると共に、前記
制御手段は前記シート斜行量検出手段によって検出され
たシート斜行量情報に基づきそれぞれのシート搬送手段
を独立に駆動制御することを特徴とするものである。
【0017】また本発明は、前記シート搬送手段の位置
制御は、前記斜行補正手段による斜行補正時のシートの
斜行補正方向の動きと一致させることを特徴とするもの
である。
【0018】また本発明は、前記シート搬送手段の位置
制御を、前記斜行補正手段による斜行補正動作中に行わ
せることを特徴とするものである。
【0019】また本発明は、前記シート搬送手段から前
記斜行補正手段まで前記シートを搬送するシート搬送路
の一部に幅広部を形成したことを特徴とするものであ
る。
【0020】また本発明は、前記シート搬送手段から前
記斜行補正手段まで前記シートを搬送するシート搬送路
の壁面の一部を揺動可能な部材にて形成したことを特徴
とするものである。
【0021】また本発明は、前記シート搬送手段の近傍
に配置され、シートの端部を検知するシート端検知手段
を備え、前記制御手段は、前記シート端検知手段によっ
てシート端が検知されるまで前記シート搬送手段を移動
制御することを特徴とするものである。
【0022】また本発明は、前記制御手段は、前記シー
トが前記シート搬送手段に挟持されてから該シートの先
端が前記斜行補正手段に達するまでの間に該シート搬送
手段を移動制御することを特徴とするものである。
【0023】また本発明は、前記シート搬送手段のシー
ト搬送方向上流側にシートの厚さを検出するシート厚さ
検出手段を備え、前記制御手段は、前記シート厚さ検出
手段によって検出したシート厚さ情報及び前記シート斜
行量情報に基づき、前記シート搬送手段の移動制御を行
うことを特徴とするものである。
【0024】また本発明は、前記シート搬送手段のシー
ト搬送方向上流側にシートのサイズを検出するシートサ
イズ検出手段を備え、前記制御手段は前記シートサイズ
検出手段によって検出したシートサイズ検出情報及び前
記シート斜行量情報に基づき、前記シート搬送手段の移
動制御を行うことを特徴とするものである。
【0025】また本発明は、請求項1乃至12記載のシ
ート搬送装置を画像読取部のシート搬送方向上流側に設
けたことを特徴とする画像読取装置である。
【0026】また本発明は、請求項1乃至12記載のシ
ート搬送装置を画像形成部のシート搬送方向上流側に設
けたことを特徴とする画像形成装置である。
【0027】また本発明のように、シートの斜行を補正
する斜行補正手段のシート搬送方向上流側にシート搬送
手段を設けると共に、このシート搬送手段を移動手段に
より、シート搬送方向に対して略直角方向に移動するよ
うにする。そして、制御手段は、シートの斜行量を検知
するシート斜行量検知手段からのシート斜行量情報に基
づき、移動手段を駆動制御して斜行補正手段にて斜行補
正されるシートを挟持しているシート搬送手段をシート
斜行量に応じた距離だけ移動させ、シートを斜行補正方
向に移動させるようにする。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
【0029】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
シート搬送装置を用いた画像読取装置の断面図である。
【0030】同図において、1Aはシート搬送装置、1
は画像読み取り部の直前にシート(原稿)の姿勢及び位
置を合わせるための、いわゆるシート(原稿)の斜行補
正を行なう斜行補正(レジストレイション)手段を成す
レジストローラ対、4はシートの通過を検知する通過検
知センサであり、これらレジストローラ対1及び通過検
知センサ4の詳細は図3によって後述する。
【0031】5は、原稿の画像を読み取るための読取ガ
ラス、6は排紙ローラ、7は排紙トレイである。Sは原
稿であり、その画像面を上にして給紙部50にセットさ
れている。9は、ピックアップローラで、比較的摩擦係
数の高いゴムなどで被覆されていて、図示せぬモータの
駆動によって回転駆動を与えられる。10は分離給送ロ
ーラ対で、ピックアップローラ9によって送り出された
原稿を1枚ずつ分離し給送する。
【0032】11は分離給送ローラ10より下流側に配
置され、接離可能に構成された上流側シート搬送手段で
ある第1原稿搬送ローラ対であり、詳細は後述するが、
通常は圧接状態にある。3S及び3Lは原稿Sの搬送方
向の長さlS1,lS2を検知するためのシートサイズ検出
手段である原稿長検知センサであり、反射型の光電セン
サを用いて原稿Sがセットされた時に搬送方向の長さを
検知する。なお、この原稿長検知センサ3S,3Lから
の検知信号は、制御装置70に入力されるようになって
いる。
【0033】また、2はシート搬送手段である第2原稿
搬送ローラ対であり、詳細は後述する。なお、この第2
原稿搬送ローラ2の下流側近傍には、原稿検知センサ3
が配設されており、この位置での原稿Sの有無を検出す
るよう構成されている。
【0034】一方、L1 ,L2 ,L3 は、レジストロー
ラ対1から第2原稿搬送ローラ対2、第1原稿搬送ロー
ラ対11及び分離給送ローラ対10までのそれぞれの距
離を示しており、それぞれの距離L1 ,L2 ,L3 は原
稿の長さlS1,lS2に対して L1 <lS1, L2 <lS2<L3 となっている。
【0035】また、それぞれの距離L1 ,L2 ,L3
レジストローラ対1から通過検知センサ4までの距離L
S を加えた長さは原稿の長さlS1,lS2に対して、 L1 +LS <lS1<L2 +LS <lS2<L3 となっている。
【0036】ところで、図2は第1原稿搬送ローラ対1
1の圧接離間機構を示す図であり、同図において、17
は第1アーム部材17aと第2アーム部材17bとから
成り、回動軸17cを支点として回動するL字状のレバ
ーである。そして、原稿搬送ローラ対11の一方の原稿
搬送ローラ11aの中心軸11cには、レバー17が第
1アーム部材17aを介して連結されている。また、レ
バー17の第2アーム部材17bの先端には長孔17d
が形成されており、この長孔17dにはアクチュエータ
19aを介してソレノイド19が連結されている。ここ
で、このアクチュエータ19aの位置は、ソレノイド1
9がOFFのときは戻しばね18のばね力によって図中
右方、ソレノイド19がONのときは電磁吸引力によっ
て図中左方となっている。
【0037】そして、このように構成された原稿搬送ロ
ーラ対11の圧接、離間機構は、ソレノイド19がOF
Fのときは、戻しばね18のばね力によってレバー17
が軸17cを介して反時計回りの方向に回転することに
より、一方の原稿搬送ローラ11aが他方の原稿搬送ロ
ーラ11bに圧接される(図2中実線参照)。また、ソ
レノイド19がONのときは、アクチュエータ19aが
戻しばね18のばね力に抗して図中左方の位置となって
レバー17が時計回りの方向に回動することにより、一
方の原稿搬送ローラ11aが他方の原稿搬送ローラ11
bから離間される(図2中点線参照)。
【0038】ここで、この原稿搬送ローラ対11のソレ
ノイド19のON/OFFによる圧接及び離間の切り換
えは、原稿Sの長さに応じて接離制御手段である制御装
置70にて行なわれる。即ち、搬送されてきた原稿Sが
長さがlS1の短いサイズの原稿Sの場合には、後述する
斜行補正動作中は、原稿Sの後端が第1原稿搬送ローラ
11のニップを通過しているため原稿の回転方向の動き
を阻害することはないことから、原稿搬送ローラ対11
を圧接させる。一方、搬送されてきた原稿Sが長さがl
S2の長いサイズの原稿Sの場合は、原稿Sの後端が第1
原稿搬送ローラ11のニップを通過していないことから
原稿の回転方向の動きを阻害することがないよう第1搬
送ローラ11を離間状態とする。
【0039】一方、図1において、12は原稿上の画像
を読み込むためのスキャナ部、13は照明ランプであ
り、読取ガラス5上を通過する原稿の画像面を照明す
る。14はミラー、15はレンズ、16はCCDなどの
画像読取素子である。
【0040】ところで、図3は原稿搬送部51、レジス
トレイション部52及び画像読取部53を示す図であ
る。同図において、1a及び1bは白矢印に示す搬送方
向とほぼ直角に所定間隔を有して配置され、レジストロ
ーラ対1を構成するレジストローラであり、それぞれ独
立の第1及び第2駆動モータM1 ,M2 によって駆動さ
れるようになっている。
【0041】また、4a,4bは一対の図1に示す搬送
ガイド54によって形成されたシート搬送路55より搬
送される原稿Sの先端をそれぞれ検知して原稿Sの斜行
量検知する斜行量検知手段である光透過型の通過検知セ
ンサであり、搬送方向とほぼ直角に所定間隔を有して配
置されている。なお、この2つの通過検知センサ4a,
4bは、原稿Sの先端を検知すると、それぞれ検知信号
を制御装置70に入力するようにしている。そして、制
御装置70はこれらの斜行量情報である検知信号に基づ
いて原稿Sの斜行量を判断するようにしている。
【0042】2は、レジストローラ対1の搬送方向上流
側に設けられると共に、スラスト位置が制御可能に構成
された第2原稿搬送ローラ対であり、図4に示すように
搬送ローラ2aと従動ローラ2bとから構成されてい
る。ここで、搬送ローラ2aは図示しないフレームに回
転自在にかつスラスト方向(図中矢印B方向)に移動自
在に軸支され、従動ローラ2bは図示しない付勢手段に
より搬送ローラ2aに当接加圧している。
【0043】また、これら搬送ローラ2a及び従動ロー
ラ2bをそれぞれ固定しているローラ軸2A,2Bは、
それぞれ軸受20,22に回転自在に軸支されている
が、スライド規制部材23,24,25,26によりス
ラスト方向が規制されており、これにより搬送ローラ2
aと従動ローラ2bとは一体となってスラスト方向に移
動することができるようになっている。
【0044】ところで、一方の軸受20には第2原稿搬
送ローラ対2を移動させる移動手段である第3駆動モー
タM3 に設けられたピニオンギヤ21と噛合するラック
ギヤ20aが設けられており、これにより第3駆動モー
タM3 の回転量に応じて搬送ローラ対2a,2bはスラ
スト方向(図中矢印B方向)への移動制御が可能となっ
ている。ここで、この第3駆動モータM3 は、図5に示
すように制御装置70により駆動制御されるようになっ
ている。
【0045】また、この一方の軸受20の一端には突起
20bが設けられ、またその対向位置にはマイクロスイ
ッチ27が設けられており、これらの突起20b及びマ
イクロスイッチ27により軸受20及び搬送ローラ対2
a,2bのスラスト方向のホームポジションを検知する
ことができるようになっている。そして、この軸受20
及び搬送ローラ対2a,2bがホームポジションに移動
すると、マイクロスイッチ27がオンとなり、このオン
信号が図5に示すように制御装置70に入力されるよう
になっている。
【0046】次にこのように構成された画像読取装置の
斜行補正動作について説明する。
【0047】まず、原稿Sが給紙部50にセットされる
と、原稿長検知センサ3S,3Lにより原稿サイズ(原
稿長さ)が検出され、その検知信号が制御装置70に入
力される。そして、制御装置70は、セットされた原稿
Sが短い原稿Sであればソレノイド19をオフ状態にし
て第1原稿搬送ローラ対11を加圧状態にする。また、
長い原稿Sであればソレノイド19をオン状態にして第
2原稿搬送ローラ対11を離間状態にする。
【0048】次に、図示しないスタートボタンが押され
ると、ピックアップローラ9は図示せぬ駆動機構によっ
て回転し、原稿Sの最上部の原稿を分離給送ローラ対1
0に向かって送り出す。分離給送ローラ対10は送り込
まれた原稿8が1枚ならばそのまま下流側に向けて原稿
Sを送り出すが、2枚以上の原稿Sが1度に送り込まれ
た場合には、下側のローラが送り方向とは逆に回転して
最上紙のみが下流側に向けて送られるように原稿Sを分
離する。この分離機構は、本発明の本質に関わらないた
めその詳細な説明は行なわない。
【0049】この後、第1及び第2搬送ローラ対2,1
1(原稿サイズがlS2の場合は第2搬送ローラ対2の
み)によって原稿Sは、原稿搬送路55に沿ってレジス
トローラ対1に送り込まれる。ここで、レジストローラ
対1は、2組の原稿搬送ローラ対2,11の原稿搬送速
度と同じ速度で回転しており、レジストローラ対1に挟
持された原稿Sは、そのまま画像読取部53へと搬送さ
れて行くが、その途中で通過検知センサ4a,4bを通
過する。
【0050】そして、通過検知センサ4a,4bは、そ
れぞれ原稿Sが通過したことを示す検知信号を制御装置
70に入力し、制御装置70では、まずこの検知信号に
基づいて演算回路71により原稿Sの先端の傾きを計算
する。次に、この計算された傾きに基づいてレジストロ
ーラ1a,1bの第1及び第2駆動モータM1 ,M2
回転速度を制御する。なお、本実施の形態では、例えば
図3の場合は先行している側のレジストローラ1bを遅
らせて(第1駆動モータM1 の回転速度を遅くして)斜
行を補正をしている。
【0051】一方、これと同時に原稿Sの先端の傾きに
基づき制御装置70では、演算回路71によって後で説
明する第2原稿搬送ローラ対2の移動制御量を算出し、
第3駆動モータM3 を必要量だけ回転させることによ
り、第2原稿搬送ローラ対2のスラスト位置を移動させ
るよう制御する。
【0052】ここで、例えば図3の場合であると、図中
1 方向に第2原稿搬送ローラ対2をシート搬送方向に
対して略直角方向にΔl1 だけ移動させるようにする。
これにより、レジストローラ対1にて斜行補正されてい
る原稿Sは、シート搬送方向に対して略直角方向に移動
するようになり、精度よく斜行補正を行なうことができ
る。
【0053】なお、搬送されてきた原稿Sが短い原稿S
の場合には、この移動動作中、既に原稿Sの後端が第1
原稿搬送ローラ11のニップを通過しているため、斜行
補正動作時の原稿Sの動きを阻害することはない。ま
た、搬送されてきた原稿Sが長い原稿Sの場合であって
も、予め第1搬送ローラ11は離間状態にあるため同様
に斜行補正動作時の原稿Sの動きを阻害することはな
い。
【0054】ところで、第2搬送ローラ対2の移動量Δ
l 1 は、原稿Sの先端の傾きをΔl、レジストローラ1
a,1bから第2原稿搬送ローラ対2までの距離をL、
原稿Sの幅をLS とすると、近似的にΔl1 =L/Ls
×Δlとなる。
【0055】そして、このように第2原稿搬送ローラ対
2をスラスト方向に移動することにより、斜行補正され
た原稿Sは、読取ガラス5へ到達し、画像が読み取られ
る。この後、原稿Sの後端が原稿検知センサ3によって
検知され、原稿検知センサ3からの検知信号に基づいて
原稿Sの後端が第2原稿搬送ローラ対2を通過したと判
断すると、制御装置70は第3駆動モータM3 を逆回転
させる。
【0056】そして、この第3駆動モータM3 の逆回転
により、第2原稿搬送ローラ対2がB2 方向に移動する
と共に、軸受20に設けられた突起部20bがホームポ
ジションに移動してマイクロスイッチ27がオンとな
り、このマイクロスイッチ27のオン信号により制御装
置70は第3駆動モータM3 の駆動を停止し、次の原稿
斜行補正に備える。
【0057】このように、レジストローラ1a,1bに
よって斜行補正を行なう際に、第2搬送ローラ対2のス
ラスト位置を制御することにより、原稿Sの全体の斜行
補正方向である回転方向の動きを補助し、かつその動き
を阻害しないようにすることにより精度よく斜行補正を
行なうことが可能になった。
【0058】なお、本実施の形態においては、接離可能
な原稿搬送ローラ対1を1対として説明したが、これが
複数対あっても良いということは言うまでもない。ま
た、第3駆動モータM3 の回転速度及び回転/停止タイ
ミングは、斜行補正動作中の第1及び第2駆動モータM
1 ,M2 による原稿Sの回転方向の動きに一致させるこ
とが最も好ましいが、少なくとも第1及び第2駆動モー
タM1 ,M2 による斜行補正動作中に終了するよう選択
すれば良い。
【0059】ところで、斜行補正中の原稿Sの回転方向
の動きと、第3駆動モータM3 による第2搬送ローラ対
2のスラスト方向の動きの速度やタイミングが一致しな
い場合には、斜行補正動作中に原稿Sのねじれによるた
わみが生じ、搬送ガイド54との摺動抵抗が大きくな
り、斜行補正精度が悪化することが予想される。
【0060】しかし、このような場合には、例えば本発
明の第2の実施の形態に係るシート搬送装置を用いた画
像読取装置の断面図である図6に示すように、第2搬送
ローラ対2と、レジストローラ対1の間のシート搬送路
55の一部を広く設定して幅広部55aを形成すること
により、原稿Sのたわみを吸収し摺動抵抗を低減させる
ようにしても良い。
【0061】また、本発明の第3の実施の形態に係るシ
ート搬送装置を用いた画像読取装置の断面図である図7
に示すように第2搬送ローラ対2とレジストローラ対1
の間のシート搬送路55の壁面を成すガイド部材54の
一部を揺動自在な部材54aにて構成し、原稿Sのたわ
みを逃がすよう構成しても同様の効果が得られる。
【0062】一方、原稿サイズが大サイズであったり、
原稿Sの厚さ(剛性)が厚かったりするとガイド54と
の摺動抵抗が増大し、第2搬送ローラ対2の加圧力や材
質、ガイド54の表面性等によっては、斜行補正動作中
に第2搬送ローラ対2をスラスト方向へ移動させても、
第2搬送ローラ対2のニップ部において原稿Sにすべり
が生じ、第2搬送ローラ対のスラスト方向の動きと原稿
Sの動きが一致しなくなり、斜行補正精度を悪化させて
しまうことが予想される。
【0063】このような場合には、原稿サイズ検知セン
サや、原稿厚さ検知センサによって得られた原稿サイズ
情報又は原稿厚さ情報のいずれか一方、もしくは両者を
パラメータとして、第2搬送ローラ対2と原稿Sのスリ
ップ分を加味し、第2搬送ローラ対2の移動量を決定し
制御するようにしても良い。
【0064】なお、図8は、本発明の第4の実施の形態
に係るシート搬送装置を用いた画像読取装置に設けられ
た、このような制御を行うためのシート厚さ検出手段で
ある原稿厚検知センサの一例を示す図であり、このセン
サ33は無接点型のポテンショメータを用いると共に、
第2搬送ローラ対2近傍に設けられている。
【0065】そして、原稿Sの先端が第2搬送ローラ対
2のニップ部に入ると、原稿Sは従動ローラ2bを図示
しない加圧ばねの付勢力に抗して押し下げながら、白矢
印で示すように図中右方向へ移動する。ここで、この時
の従動ローラ2bの移動量が原稿Sの厚さ分であり、原
稿厚検出センサ33であるポテンショメータは可動子3
3aが従動ローラ2bの接離方向(図中矢印a方向)の
移動に追従できるようになっている。
【0066】そして、ポテンショメータは可動子33a
の動き(つまり、原稿Sの厚さ)に応じた電圧値を出力
し、この電圧値に基づき制御装置70は原稿Sの厚さを
判断し、第2搬送ローラ対2の移動量を決定する。な
お、このようなポテンショメータを用いた場合、原稿S
の厚さとポテンショメータから出力される電圧値の関係
を予め調べておくことにより、原稿検出センサ33から
出力された電圧値にて原稿Sの厚さが分かるようにな
る。
【0067】次に、本発明の第5の実施の形態に係るシ
ート搬送装置を用いた画像読取装置について説明する。
【0068】図9は、シート搬送装置の斜行補正部の平
面図であり、同図において、図3と同一符号は第1の実
施の形態で示した各機能に準じている。従って同一の動
きをするものについての説明は省略する。
【0069】同図において、31は第2原稿搬送ローラ
対2の下流側近傍の所定位置に配置されたシート端検知
手段である透過型センサ(以下、横レジセンサという)
であり、原稿検知センサ3と、搬送方向と略直角方向に
並列にかつ原稿側端部近傍に配置されている。ここで、
この横レジセンサ31は、搬送された原稿Sの先端が原
稿検知センサ3に達した時点において原稿Sの端部を検
知するためのものであり、その検知信号は制御装置70
に入力されるようになっている。
【0070】なお、この横レジセンサ31は、原稿Sが
横レジセンサ31の上方(又は下方)にある場合は、検
知信号を出力するようになっている。そして、原稿Sが
搬送され、その先端が原稿検知センサ3に達した時点
で、横レジセンサ31が原稿有りを検知した場合には、
第2原稿搬送ローラ対2がB1 方向に移動するよう第3
駆動モータM3 を回転させる。そして、原稿Sの端部が
横レジセンサ31に達し、横レジセンサ31が原稿無し
を検知したら、この検知信号の変化により制御装置70
は原稿端部が横レジセンサ31に達したと判断し、第3
駆動モータM3 の駆動を停止させるようにしている。
【0071】また、原稿Sが搬送され、その先端が原稿
検知センサ3に達した時点で横レジセンサ31によりが
原稿無しを検知すると、検知信号を制御装置70に出力
し、この検知信号に基づき制御装置70は第2搬送ロー
ラ対2が図中B2 方向に移動するよう第3駆動モータM
3 を回転させる。このとき、原稿Sは、第2搬送ローラ
対2に挟持されているため第2搬送ローラ対2と共にB
2 方向へ移動する。
【0072】なお、この後、原稿Sの端部が横レジセン
サ31に達し、横レジセンサ31が原稿有を検知し、横
レジセンサ31からの検知信号が入力されると、この検
知信号の変化により制御装置70は原稿端部が横レジセ
ンサ31に達したと判断し、第3駆動モータM3 の駆動
を停止させるようにしている。
【0073】なお、これらの制御は、原稿Sの先端がレ
ジストローラ対1のニップに達するまでに終了するよう
に、各センサ3,31の位置及び第3駆動モータM3
制御回転数が選択されている。
【0074】そして、このような構成及び制御を行うこ
とにより、原稿Sがレジストローラ対1に挟持される時
は、原稿Sの端部は常に横レジセンサ31部にあり、横
レジ合せが容易に可能となる。
【0075】なお、本実施の形態において横レジセンサ
31は1つとして説明したが搬送されてくる原稿サイズ
(幅方向の長さ)に応じて複数個設けてもよいし、また
原稿サイズに応じて移動するように構成しても良いし、
さらにユーザが自由な位置に設定できるように構成して
も良い。
【0076】次に、本発明の第6の実施の形態に係るシ
ート搬送装置を用いた画像読取装置を図10、11に基
づいて説明する。
【0077】同図において、2’は、第4駆動モータM
4 によってスラスト位置が制御可能に構成された第3搬
送ローラ対である。なお、この第3搬送ローラ対2’の
構成及び動作については、マイクロスイッチによりホー
ムポジションを検知するようにした構成を含めて第2搬
送ローラ対2と同一であるため説明は省略する。
【0078】このような第3搬送ローラ対2’を備えた
画像読取装置においては、搬送されてきた原稿Sがレジ
ストローラ対1に達し、レジストローラ対1に挟持され
た原稿Sは、そのまま画像読取部53へ搬送されていく
が、その途中で通過検知センサ4a,4bを通過する。
そして、図12に示す制御装置70Aは、通過検知セン
サ4a,4bからの検知信号に基づき、原稿Sの傾きを
演算すると共にその結果に基づきレジストローラ対1
a,1bの第1及び第2駆動モータM1 ,M2 の回転速
度を制御する。
【0079】また、これと同時に原稿Sの先端の傾きに
基づいて演算回路71によって第2及び第3搬送ローラ
対2,2’の移動制御量を算出し、第3及び第4駆動モ
ータM3 ,M4 をそれぞれ必要量だけ回転させることに
より、第2、第3搬送ローラ対2,2’のスラスト位置
を移動させるよう制御する。
【0080】ところで、第2及び第3搬送ローラ対2,
2’の移動制御量は、図11の場合、第2搬送ローラ対
2は、図中B1 方向にΔl1 ’だけ、また第3搬送ロー
ラ対2’は、図中B1 方向にΔl1 だけ移動するように
する。なお、第2搬送ローラ対2の移動量Δl1 ’及び
第3搬送ローラ対2’の移動量Δl1 は、原稿Sの先端
の傾きをΔl、レジストローラ対1から第2搬送ローラ
対2までの距離をL、第3搬送ローラ対2’までの距離
をL’、原稿Sの幅をLS とすると、 Δl1 =L’/LS ×Δl, Δl1 ’=L/LS ×Δ
l となる。
【0081】そして、この後、原稿Sの後端が原稿検知
センサ3によって検知され、この原稿検知センサ3から
の検知信号に基づいて制御装置70Aは、原稿Sの後端
が第2搬送ローラ対2を通過したと判断すると、第2及
び第3駆動モータM3 ,M4を逆方向に回転させる。さ
らに、第2搬送ローラ対2のマイクロスイッチ27及び
第3搬送ローラ対2’のマイクロスイッチ27aがホー
ムポジションに移動したことを検知すると、停止させ、
次の原稿の斜行補正に備える。
【0082】以下の動作は第1の実施の形態と同様なの
で説明は省略する。
【0083】次に、本発明の第7の実施の形態に係るシ
ート搬送装置を用いた画像読取装置を図13に基づいて
説明する。
【0084】同図において、32a,32bは、給紙後
の原稿の先端の傾きを検出するためのシート斜行量検知
手段である光透過型の傾斜検知センサであり、搬送方向
に対し略直角に所定間隔を有して分離給送ローラ10の
下流側近傍に配置されている。
【0085】分離給送ローラ10によって搬送されたシ
ートが傾斜検知センサ32a,32bを通過すると、傾
斜検知センサ32a,32bはそれぞれ原稿Sが通過し
たことを検知して図14に示す制御装置70Bに検知信
号を発し、この信号に基づいて演算回路71によって原
稿の傾きが計算される。そして原稿Sがさらに搬送さ
れ、原稿Sの先端が原稿検知センサ3に達した時、つま
り原稿Sが第2及び第3搬送ローラ対2,2’の両方に
挟持された時、先の計算結果に基づき第3及び第4駆動
モータM3 ,M4 を制御することにより、斜行を補正す
る。
【0086】ここで、同図の場合であると、第2搬送ロ
ーラ対2は図中B1 方向にΔl2 、第3搬送ローラ対3
は図中B2 方向にΔl2 ’だけ移動させてやれば良い。
なお、各モータM3 ,M4 の回転速度は、原稿の後端が
第3搬送ローラ対2’を抜ける前に該制御が終了するよ
う選択されている。
【0087】なお、各ローラ対2,2’の移動制御量Δ
2 ,Δl2 ’は、第2、第3搬送ローラ2,2’間の
距離をL1 ’−L1 、原稿の斜行量をΔl 、原稿の幅方
向の長さをLS とすると、 Δl2 =Δl2 ’=1/2×(L1 ’−L1 )/LS ×
Δl となる。このようにして斜行補正された原稿Sはレジス
トローラ対1に達する。以下の動作は、第6の実施の形
態と同じであるため説明は省略する。
【0088】なお、本実施の形態においては、移動可能
な搬送ローラ対を2対として説明したが、これに限定さ
れるものではない。また接離可能な搬送ローラ対も複数
あっても良い。
【0089】また、第5の実施の形態で説明したような
横レジスト補正機能を組み合わせることもできることは
言うまでもない。また、第1の実施の形態で説明した通
り、原稿の厚さ情報や、シート長さ情報によって、第
2、第3ローラ対2,2’の移動量を変えるようにして
も良い。
【0090】なお、本明細書においては本発明を原稿画
像読取装置に適用した場合について例示したが、複写
機、プリンタ等の画像形成装置にも同様にして適用でき
る。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、斜
行補正時に搬送ローラ対のスラスト位置を制御すること
により、斜行補正手段による斜行補正制御の際のシート
の回転方向の動きを補助することができ、斜行補正の精
度を向上させることができる。また、シートの厚さやサ
イズによっても搬送ローラ対のスラスト位置制御を変え
ることにより、様々な厚さやサイズのシートであっても
斜行補正精度を維持しながら、かつ、最小の紙間で連続
的に搬送することが可能となる。
【0092】さらに、このシート搬送装置を原稿の画像
読取装置や、画像形成装置に適用することによって、同
一の搬送速度の装置であれば単位時間内の処理枚数をふ
やすことができ、生産性を向上させることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るシート搬送装
置を用いた画像読取装置の断面図。
【図2】上記シート搬送装置の第1原稿搬送ローラ対の
接離機構を示す図。
【図3】上記シート搬送装置の斜行補正部の平面図。
【図4】上記シート搬送装置の第2搬送ローラ対の移動
機構を示す平面図。
【図5】上記画像読取装置の制御装置のブロック図。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係るシート搬送装
置を用いた画像読取装置の断面図。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係るシート搬送装
置を用いた画像読取装置の断面図。
【図8】本発明の第4の実施の形態に係るシート搬送装
置を用いた画像読取装置の原稿厚検知部を示す断面図。
【図9】本発明の第5の実施の形態に係るシート搬送装
置を用いた画像読取装置の斜行補正部の平面図。
【図10】本発明の第6の実施の形態に係るシート搬送
装置を用いた画像読取装置の断面図。
【図11】上記実施の形態に係るシート搬送装置の斜行
補正部の平面図。
【図12】上記実施の形態に係る画像読取装置の制御装
置のブロック図。
【図13】本発明の第7の実施の形態に係るシート搬送
装置を用いた画像読取装置の斜行補正部の平面図。
【図14】上記実施の形態に係る画像読取装置の制御装
置のブロック図。
【符号の説明】
1A シート搬送装置 1 レジストローラ対 2 原稿搬送ローラ対 3 原稿検知センサ 3S,3L 原稿長検知センサ 4,4a,4b 通過検知センサ 10 分離給送ローラ対 11 第1搬送ローラ対 19 ソレノイド 27,27a マイクロスイッチ 31 横レジセンサ 32a,32b 傾斜検知センサ 33 原稿厚検出センサ 51 原稿搬送部 53 画像読取部 54 搬送ガイド 54a 揺動自在な部材 55 原稿搬送路 70,70A,70B 制御装置 M2 第2駆動モータ M3 第3駆動モータ M4 第4駆動モータ S 原稿

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートの斜行を補正する斜行補正手段を
    備え、前記斜行補正手段によりシートを斜行補正しなが
    ら搬送するシート搬送装置において、 前記斜行補正手段にシートを搬送するよう該斜行補正手
    段のシート搬送方向上流側に設けられると共に、前記シ
    ート搬送方向に対して略直角方向に移動可能な少なくと
    も1つのシート搬送手段と、 前記斜行補正手段にて斜行補正されるシートを斜行補正
    方向に移動させるよう該シートを挟持している前記シー
    ト搬送手段をシート搬送方向に対して略直角方向に移動
    させる移動手段と、 前記シートの斜行量を検知するシート斜行量検知手段
    と、 前記シート斜行量検知手段からのシート斜行量情報に基
    づき前記シート搬送手段を斜行量に応じた距離だけ移動
    させるよう前記移動手段を駆動制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とするシート搬送装置。
  2. 【請求項2】 シートの斜行を補正する斜行補正手段を
    備え、前記斜行補正手段によりシートを斜行補正しなが
    ら搬送するシート搬送装置において、 前記斜行補正手段にシートを搬送するよう該斜行補正手
    段のシート搬送方向上流側に設けられると共に、前記シ
    ート搬送方向に対して略直角方向に移動可能な複数のシ
    ート搬送手段と、 前記斜行補正手段にて斜行補正される前のシートを斜行
    補正方向に移動させるよう該シートを挟持している前記
    シート搬送手段をそれぞれシート搬送方向に対して略直
    角方向に移動させる複数の移動手段と、 前記シート搬送手段のシート搬送方向上流側に設けら
    れ、前記シートの斜行量を検知するシート斜行量検知手
    段と、 前記シート斜行量検知手段によって検出したシート斜行
    量情報に基づき前記複数のシート搬送手段を斜行量に応
    じた距離だけ移動させるよう前記複数の各移動手段を駆
    動制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とするシート搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記シート搬送手段のシート搬送方向上
    流側に設けられた少なくとも1つの接離可能な上流側シ
    ート搬送手段と、 前記上流側シート搬送手段のシート搬送方向上流側に設
    けられ、シートの搬送方向の長さを検出するシートサイ
    ズ検出手段と、 前記シートサイズ検出手段によって検出されたシート長
    さ情報に基づき、前記上流側シート搬送手段を選択的に
    接離させる接離制御手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載のシート
    搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記複数のシート搬送手段をシート搬送
    方向に略直角方向に並設すると共に、前記制御手段は前
    記シート斜行量検出手段によって検出されたシート斜行
    量情報に基づきそれぞれのシート搬送手段を独立に駆動
    制御することを特徴とする請求項1乃至3記載のシート
    搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記シート搬送手段の位置制御は、前記
    斜行補正手段による斜行補正時のシートの斜行補正方向
    の動きと一致させることを特徴とする請求項1、2又は
    4記載のシート搬送装置。
  6. 【請求項6】 前記シート搬送手段の位置制御を、前記
    斜行補正手段による斜行補正動作中に行わせることを特
    徴とする請求項1、2又は4記載のシート搬送装置。
  7. 【請求項7】 前記シート搬送手段から前記斜行補正手
    段まで前記シートを搬送するシート搬送路の一部に幅広
    部を形成したことを特徴とする請求項1乃至6記載のシ
    ート搬送装置。
  8. 【請求項8】 前記シート搬送手段から前記斜行補正手
    段まで前記シートを搬送するシート搬送路の壁面の一部
    を揺動可能な部材にて形成したことを特徴とする請求項
    1乃至6記載のシート搬送装置。
  9. 【請求項9】 前記シート搬送手段の近傍に配置され、
    シートの端部を検知するシート端検知手段を備え、前記
    制御手段は、前記シート端検知手段によってシート端が
    検知されるまで前記シート搬送手段を移動制御すること
    を特徴とする請求項1又は2記載のシート搬送装置。
  10. 【請求項10】 前記制御手段は、前記シートが前記シ
    ート搬送手段に挟持されてから該シートの先端が前記斜
    行補正手段に達するまでの間に該シート搬送手段を移動
    制御することを特徴とする請求項9記載のシート搬送装
    置。
  11. 【請求項11】 前記シート搬送手段のシート搬送方向
    上流側にシートの厚さを検出するシート厚さ検出手段を
    備え、前記制御手段は、前記シート厚さ検出手段によっ
    て検出したシート厚さ情報及び前記シート斜行量情報に
    基づき、前記シート搬送手段の移動制御を行うことを特
    徴とする請求項1又は2記載のシート搬送装置。
  12. 【請求項12】 前記シート搬送手段のシート搬送方向
    上流側にシートのサイズを検出するシートサイズ検出手
    段を備え、前記制御手段は前記シートサイズ検出手段に
    よって検出したシートサイズ検出情報及び前記シート斜
    行量情報に基づき、前記シート搬送手段の移動制御を行
    うことを特徴とする請求項1又は2記載のシート搬送装
    置。
  13. 【請求項13】 請求項1乃至12記載のシート搬送装
    置を画像読取部のシート搬送方向上流側に設けたことを
    特徴とする画像読取装置。
  14. 【請求項14】 請求項1乃至12記載のシート搬送装
    置を画像形成部のシート搬送方向上流側に設けたことを
    特徴とする画像形成装置。
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