JPH10174817A - 水の浄化装置 - Google Patents

水の浄化装置

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JPH10174817A
JPH10174817A JP8340768A JP34076896A JPH10174817A JP H10174817 A JPH10174817 A JP H10174817A JP 8340768 A JP8340768 A JP 8340768A JP 34076896 A JP34076896 A JP 34076896A JP H10174817 A JPH10174817 A JP H10174817A
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JP
Japan
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water
filter
filtration
pump
filtration means
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JP8340768A
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English (en)
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Yasutaka Nakaya
康隆 中家
Ka Ou
華 王
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YANAGIDA SANGYO KK
Original Assignee
YANAGIDA SANGYO KK
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Publication date
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A20/00Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use
    • Y02A20/124Water desalination
    • Y02A20/131Reverse-osmosis

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  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 水の浄化装置において、設備コストおよび運
転コストを低減し、さらに、外部からの異物の侵入を防
止すること。 【解決手段】 並列に配設された複数基の濾過器22
1、222と、該濾過器の下流に配設された逆浸透膜モ
ジュール3と、濾過器221、222で処理された一次
処理水を逆浸透膜モジュール3に送水するための高圧ポ
ンプ5と、逆浸透膜モジュール3で生じた濃縮水を水張
り用として前記各濾過器221、222に送水するため
の水張り用配管27と、該水張り用配管27に配設され
た、濾過器221、222の内圧を検出するための圧力
センサとを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は水の浄化装置に関す
る。さらに詳しくは、海水の淡水化はもとより、河川
水、池水、水泳プールの水、泥水等を原水として飲料水
等の有用な浄化水を製造するための浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】水の浄化装置の一種である、通常、第一
濾過手段と第二濾過手段とを有する海水の淡水化装置の
一例として、図4に示すものが従来知られている。この
淡水化装置51は、第一濾過手段として一基の濾過器5
2とその下流に設置される第二濾過手段としての一基の
逆浸透膜モジュール53を備えている。また、取水ポン
プPによって送られてきた海水を前記濾過器52に送り
込む昇圧ポンプ54が備えられている。Lは海水の供給
配管である。前記昇圧ポンプ54は、淡水化装置51が
海水源に近い場所に設置される場合等は不要となる。
【0003】前記濾過器52は公知のものであり、いわ
ば前処理部としての機能を果たし、砂やいわゆるアンス
ラサイト等を濾過材として内蔵したものである。この濾
過器52によって原水から浮遊物や大形の細菌等を除去
する。
【0004】また、逆浸透膜モジュール53も公知のも
のであり、濾過器52によって処理された濾過水(一次
処理水)からより微細な細菌や重金属類および塩分等を
除去する。
【0005】また、濾過器52の下流には一次処理水を
一時貯水するための開放型(何らかのかたちで大気と連
通している)の濾過水タンク55が設置され、濾過水タ
ンク55から逆浸透膜モジュール53に一次処理水を送
るための濾過水押し込みポンプ56および高圧ポンプ5
7を配した配管58が接続されている。
【0006】前記濾過水タンク55は、必要に応じて濾
過器52を逆洗するために一次処理水を用いる目的で配
設されている。したがって、濾過水タンク55からは濾
過器の二次側に一次処理水を送るための逆洗ポンプ59
を配した配管60が接続されている。
【0007】また、前記濾過水押し込みポンプ56は高
圧ポンプ57が濾過水タンク55中の空気を巻き込むこ
とを防止するために備えられるものである。
【0008】前記逆浸透膜モジュール53の下流には逆
浸透膜モジュール53によって処理された生産水を貯水
するための生産水タンク61が配設され、生産水タンク
61から生産水を適宜取り出すための生産水供給ポンプ
62が配設されている。
【0009】63は濾過器52を逆洗した後、その逆洗
水を排出する排出管である。64は二次濃縮水の排水管
である。
【0010】なお、処理水とは濾過器や逆浸透膜モジュ
ールにおいてその濾過材や逆浸透膜を通過することによ
り濾過された水である。また、濃縮水とは逆浸透膜を通
過することなく逆浸透膜モジュールに留まった水であ
る。
【0011】以上の淡水化装置51(図4)を第一従来
技術と呼ぶ。
【0012】図5に示す従来の他の例に係る淡水化装置
65は、第一濾過手段として二基の濾過器521、52
2を備えている。この濾過器521、522は公知の中
空糸束523を用いたもので、その逆洗のためにさらに
コンプレッサー66とブロワー67とを備えている。逆
洗時には、まずコンプレッサー66によって中空糸束5
23中の水を一次側に押し出して軽くし、ついでブロワ
ー67によって一次側の水中に空気を吹き込んで泡立て
(バブリングという)て中空糸束523を揺すり、その
外面の不純物を洗い流したのちに排水するのである。
【0013】一方の濾過器521(522)を逆洗する
ときにはその濾過器521(522)への原水の送水を
止めるが、他方の濾過器522(521)の原水処理は
継続し、淡水化運転が中断しないようにしている。
【0014】その他の構成は前記淡水化装置51(図
4)と同じである。すなわち、濾過器521、522の
下流には一次処理水を一時貯水するための開放型の濾過
水タンク55が設置され、濾過水タンク55から逆浸透
膜モジュール53に一次処理水を送るための濾過水押し
込みポンプ56および高圧ポンプ57を配した配管58
が接続されている。
【0015】ただし、濾過水タンク55から濾過器52
1、522それぞれに接続された配管60には水張り用
のポンプ68が配設されている。この水張り用のポンプ
68は逆洗後の濾過器521、522の一次側に前記濾
過水タンク55から一次処理水を送って水を張るために
使用される。なぜなら、逆洗後は当該濾過器の一次側は
水がなく空気が充満しているため、運転再開のために水
を充満する必要があるからである。
【0016】以上の淡水化装置65(図5)を第二従来
技術と呼ぶ。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、第一従
来技術も第二従来技術も濾過器52、521、522の
逆洗(第一従来技術)や水張り(第二従来技術)のため
にその下流に開放型の濾過水タンク55を配設しなけれ
ばならず、設備コストの上昇および水に外部の異物が混
入する等の問題が生じる。加えて、濾過水タンク55か
ら濾過器への配管やポンプ59の設置等によって設備コ
ストがさらに上昇する。
【0018】また、第一従来技術においては、逆洗中に
は配管60を通して水が濾過水タンク55および濾過器
52を循環するため、取水ポンプPおよび昇圧ポンプ5
4の流量を下げて濾過器52への送水量を安定させる必
要があり、ポンプの吐出力調節(流量調節)が難しいも
のとなる。
【0019】また、第二従来技術においては、第一処理
手段たる濾過器521、522によってせっかく処理し
た一次処理水を逆洗や水張りに用いるため、エネルギ損
失を生じることはもとより、逆洗時や水張り時には定常
の生産水を得るために取水ポンプPおよび昇圧ポンプ5
4の出力を上げて原水の送水量を一定に保持しなければ
ならず、流量調節が難しいものとなる。
【0020】一方、濾過器52、521、522の逆洗
や水張り用に最終的に得られる生産水を用いることも考
えられるが、貴重な生産水を用いることはさらにコスト
アップにつながる。また、生産水タンク61から濾過器
52、521、522への給水設備(ポンプや配管)が
必要となることも加わって現実的ではない。
【0021】他方、原水を逆洗や水張りに用いることを
考えると、取水された原水を貯水するためのタンクや濾
過器52、521、522への送水のための給水設備が
必要となる。さらに、前述と同様にポンプの送水量制御
が難しい。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明の水の浄化装置
は、第一濾過手段と、第二濾過手段と、前記第1濾過手
段に原水を送水するための取水手段と、第一濾過手段に
よって処理された一次処理水を第二濾過手段に送水する
ための高圧送水手段と、第二濾過手段から濃縮水を開閉
手段を介して第一濾過手段の上流側に連通する配管とを
備えている。
【0023】かかる構成により、従来では排出されてい
た第二濾過手段における濃縮水を有効に利用することが
できるのであり、電力等のエネルギの節約が可能とな
る。また、従来の濾過水タンクや水張りポンプが不要と
なることから、設備コストが低減され、運転コストも一
層低減される。さらに、開放型濾過水タンクが不要にな
ることから外部からの異物の侵入が防止される。
【0024】本発明の他の水の浄化装置は、水の浄化装
置において、第二濾過手段における濃縮水を、逆洗・排
水後の第一濾過手段の濾過部の上流側に水張り用として
送水するための配管が配設されていることを特徴として
いる。
【0025】かかる構成により、前記本発明の水の浄化
装置と同様に、設備コストが低減され、運転コストも一
層低減され、外部からの異物の侵入が防止される。
【0026】如上の水の浄化装置において、前記第一濾
過手段が並列に複数基配設されており、第二濾過手段か
らの前記配管が第一切り換え機構を介して各第一濾過手
段に接続されており、第一濾過手段へ原水を供給する配
管が第二切り換え機構を介して各第一濾過手段に接続さ
れてなる水の浄化装置にあっては、前述の作用効果を奏
しうることはもとより、一部の第一濾過手段を逆洗する
ときにはその第一濾過手段への原水の送水を止めるが、
他の第一濾過手段による浄化処理は継続し、生産水製造
運転が中断しない。さらに、ポンプ等の各種送水手段の
難しい流量調節が不要となる点で好ましい。
【0027】この水の浄化装置において、第一濾過手段
の内圧を検出するための内圧検出手段が配設されてお
り、該内圧検出手段が一の第一濾過手段の内圧が所定圧
に達したことを検出したことに基づいて前記第一切り換
え機構が第二濾過手段からの濃縮水を当該第一濾過手段
へ供給することを停止するように構成されたものにあっ
ては、逆洗終了後の第一濾過手段の水張り時に、生産水
製造運転の再開に必要な水圧を補償しうるため、装置の
圧力変動を生じることなく運転の切替えが可能となる。
【0028】また、かかる水の浄化装置において、前記
内圧検出手段が一の第一濾過手段の内圧が所定圧に達し
たことを検出したことに基づいて前記第一切り換え機構
が第二濾過手段からの濃縮水を当該一の第一濾過手段へ
供給することを停止し、その後、前記第二切り換え機構
が前記一の第一濾過手段に原水を送水すべく切り換える
ように構成されたものにあっては、すなわち、スムーズ
で安定した連続運転が可能となる。
【0029】前記内圧検出手段としては、たとえば、第
一濾過手段に設置される水位計や圧力計、または第二濾
過手段と第一濾過手段を連通する前記配管に設置された
圧力計等が適用できる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しつつ本発
明の水の浄化装置の実施形態を説明する。
【0031】図1は本発明の水の浄化装置の一実施形態
を示すフローチャート、図2は本発明の水の浄化装置の
他の実施形態を示すフローチャート、図3は本発明の水
の浄化装置のさらに他の実施形態の要部を示すフローチ
ャートである。
【0032】図1に示す淡水化装置1は、一基の濾過器
2とその下流に設置される一基の逆浸透膜モジュール3
を備え、取水ポンプPによって送られてきた海水を前記
濾過器2に送り込む昇圧ポンプ4が必要に応じて備えら
れ、濾過器2の下流には濾過器2によって濾過された一
次処理水を逆浸透膜モジュール3に送るための高圧ポン
プ5を配した配管6が接続され、逆浸透膜モジュール3
による二次処理水(生産水)を貯水する生産水タンク7
および生産水タンク7から生産水を取り出すための生産
水供給ポンプ8が配設されている範囲で、従来の淡水化
装置51(図4参照)と共通する。なお、Lは原水の供
給配管である。
【0033】しかし、この淡水化装置1ではその逆洗水
を逆浸透膜モジュール3から採取する点で前記従来の淡
水化装置51と構成を異にする。
【0034】すなわち、逆浸透膜モジュール3の一次側
に二次濃縮水の排水管9が接続されているが、この排水
管9から分岐して濾過器2に逆洗用の配管10が接続さ
れている。逆浸透膜モジュール3には高圧ポンプ5によ
って高圧の一次処理水が送水されるため、その高圧水
(一般に56kg/cm2 G程度)を濾過器2に逆洗用
として送水するのにポンプを必要としない。単に配管1
0に止め弁11を設けておくだけでよい。もちろん、取
水ポンプPや昇圧ポンプ4の調節を必要とする点では従
来技術と変わらないが、二次濃縮水の有効利用が可能と
なり、また、図4に示した従来の濾過水タンク55や逆
洗ポンプ59が不要となることら、設備コストおよび運
転コストが低減される。さらに、開放型濾過水タンク5
5が不要になることから外部からの異物の侵入が防止さ
れる。
【0035】図2に示される淡水化装置21は、必要に
応じて昇圧ポンプ4を備え、二基の濾過器221、22
2を備え、その逆洗用のコンプレッサー23およびブロ
ワー24を備え、逆浸透膜モジュール3を備え、濾過器
221、222から逆浸透膜モジュール3に一次処理水
を送るための高圧ポンプ5を配した配管6が接続され、
生産水を貯水するための生産水タンク7が配設され、生
産水を適宜取り出すための生産水供給ポンプ8が配設さ
れ、濾過器221、222および逆浸透膜モジュール3
に、そこからそれぞれ濃縮水を排出するための排水管2
5、26が接続されている範囲で、従来の淡水化装置6
5(図5参照)と共通する。なお、Lは原水供給管であ
る。
【0036】したがって、本淡水化装置21において
も、一方の濾過器221(222)を逆洗するときには
その濾過器221(222)への原水の送水を止める
が、他方の濾過器222(221)の処理は継続し、淡
水化運転が中断しないようにしている。
【0037】しかし、この淡水化装置21ではその逆洗
後の水張り用水を逆浸透膜モジュール3から採取する点
で前記従来の淡水化装置65と構成を異にする。
【0038】すなわち、逆浸透膜モジュール3の一次側
に二次濃縮水の前記排水管26が接続されているが、こ
の排水管26から分岐して濾過器221、222それぞ
れに水張り用の配管27が接続されている。
【0039】前記実施形態に係る淡水化装置1と同じ
く、逆浸透膜モジュール3には高圧ポンプ5によって高
圧の一次処理水が送水されるため、その高圧水(一般に
56kg/cm2 G程度)を濾過器2に水張り用として
送水するのにポンプを必要としない。単に排水管26お
よび水張り用配管27に止め弁32、28を設けておく
だけでよい。
【0040】本淡水化装置21によれば、二次濃縮水の
有効利用が可能となり、また、図5に示した従来の濾過
水タンク55や水張りポンプ59が不要となることら、
設備コストおよび運転コストが低減される。さらに、開
放型濾過水タンク55が不要になることから外部からの
異物の侵入が防止される。なお、前記コンプレッサー2
3には公知のHEPA(高性能フィルター)が装着され
ており、外部からの異物侵入が防止されている。
【0041】本淡水化装置21においては、前述のごと
く片方ずつ逆洗をすることにより定常運転を維持しうる
ことおよび排出すべき二次濃縮水を逆洗後の水張りに用
いることにより、各機器において水流量の変動がなく、
各ポンプP、4、5の難しい流量調節の必要がない。
【0042】図2中に29、40で示す止め弁および3
0、41で示す止め弁は、逆洗時にコンプレッサー23
から濾過器221、222中の中空糸223内に圧縮空
気を送る場合と、通常運転時に中空糸223内から一次
処理水を下流に送る場合とを切り換えるためのものであ
る。
【0043】38、39で示す止め弁は、水張り時に逆
浸透膜モジュール3からの二次濃縮水を一方の濾過器2
21(222)の一次側に送るために切り換えるための
ものである。
【0044】36、37で示す止め弁は、水張り時に当
該濾過器221(222)に原水の供給を停止するとと
もに水張り用の二次濃縮水を供給するためのものであ
る。
【0045】図3のフローチャートは、図2に示す淡水
化装置21における二基の濾過器221、222のう
ち、生産水製造運転中の濾過器221(222)から逆
洗・水張りが終了した濾過器222(221)に運転を
切り換える、すなわち、原水の供給をシステムの圧力変
動を生ぜしめることなく生産水製造運転中の濾過器22
1(222)から逆洗・水張りが終了した濾過器222
(221)に切り換えるための機構を示したものであ
る。
【0046】図中、32で示すのは二次濃縮水排水管2
6における水張り用配管27との分岐点より下流に設け
られた止め弁であり、33で示すのは水張り用配管27
における前記分岐点より下流に設けられた逆止弁であ
り、34で示すのは水張り用配管27および該配管と連
通する濾過器222(221)の一次側の内圧を検出す
るための圧力センサである。35は濾過器222、22
1それぞれに設けられた空気抜き弁であり、一種の逆止
弁から構成されている。
【0047】原水供給管Lにおける濾過器221、22
2の手前にはそれぞれ止め弁36、37が配設され、水
張り用配管27における濾過器222、221の手前に
もそれぞれ止め弁38、39が配設されている。
【0048】また、濾過器222、221から逆浸透膜
モジュール3への一次処理水送水用の配管6にもそれぞ
れ止め弁40、41が配設されている。
【0049】かかる構成の装置において、一方の濾過器
221が逆洗され、他方の濾過器222は生産水製造運
転されている場合、逆洗終了後の濾過器221に水張り
をして生産水製造運転を他方の濾過器222から一方の
濾過器221に切り換える手順を説明する。
【0050】逆洗終了後の濾過器221用の水張り用配
管27の止め弁38を開き、二次濃縮水排水管26の止
め弁32を閉じる。そうすると二次濃縮水は逆止弁3
3、圧力センサ34および止め弁38を経て濾過器22
1の一次側に注水される。そのとき濾過器221の空気
抜き弁35からエアパージされ、二次濃縮水が充満され
るに伴って濾過器221の一次側と水張り用配管27と
の内圧が上昇する。その圧力を圧力センサ34が検知
し、所定圧に達したときに圧力センサ34からの信号に
よって二次濃縮水排水管26の止め弁32が開き、前記
止め弁38が閉じて濾過器221の水張りが完了する。
【0051】以上の操作ののち、いつ生産水製造運転を
他方の濾過器222から一方の濾過器221に切り換え
てもシステムの圧力が変動することはない。
【0052】したがって、前述の止め弁32の開弁およ
び止め弁38の閉弁がなされると同時且つ自動的に原水
供給管Lの止め弁36の開弁および止め弁37の閉弁が
なされるように構成することも公知技術によって容易で
ある。
【0053】なお、前記実施形態では濾過器221、2
22の内圧検知のために水張り用配管27に圧力センサ
34を設けたが、圧力センサを濾過器に設けてもよく、
また、濾過器に水位計を配設して間接的に濾過器内圧を
検知するようにしてもよい。要するに、水張り時の濾過
器の内圧が生産水製造運転開始に必要な圧力に達したこ
とを検出しうる手段を配設すればよい。
【0054】如上の実施形態では海水の淡水化装置を例
に取ったが、本発明は淡水化装置に限定されることはな
く、たとえば、河川水、池水、水泳プールの水、泥水等
の汚れた水を浄化して飲料水等の浄化水を製造する装置
にも適用しうることは明らかである。
【0055】また、本発明の水の浄化装置を、非常時運
転および定常連続運転等の運転条件による寿命等を考慮
して、殺菌剤、PH調整剤または脱塩還元剤等の薬注装
置を設置してもよい。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、従来では排出されてい
た第二濾過手段における濃縮水を有効に利用することが
できるのであり、電力等のエネルギの節約が可能とな
る。また、従来の濾過水タンクや水張りポンプが不要と
なることら、設備コストが低減され、運転コストも一層
低減される。さらに、開放型濾過水タンクが不要になる
ことから外部からの異物の侵入が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水の浄化装置の一実施形態を示すフロ
ーチャートである。
【図2】本発明の水の浄化装置の他の実施形態を示すフ
ローチャートである。
【図3】本発明の水の浄化装置のさらに他の実施形態の
要部を示すフローチャートである。
【図4】従来の水の浄化装置の一例を示すフローチャー
トである。
【図5】従来の水の浄化装置のさらに他の例を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1、21・・・・淡水化装置 2、221、 222・・・・濾過器 223・・・・中空糸 3・・・・逆浸透膜モジュール 4・・・・昇圧ポンプ 5・・・・高圧ポンプ 6、10・・・・配管 7・・・・生産水タンク 8・・・・生産水ポンプ 9・・・・排水管 23・・・・コンプレッサー 24・・・・ブロワ 25・・・・排水管(一次) 26・・・・排水管(二次) 27・・・・水張り用配管 11、28、29、 30、31、32、 36、37、38、 39、40、41・・・・止め弁 33・・・・逆止弁 34・・・・圧力センサ 35・・・・空気抜き弁 L・・・・原水供給配管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C02F 1/00 C02F 1/00 L 1/44 1/44 A

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一濾過手段と、第二濾過手段と、前記
    第1濾過手段に原水を送水するための取水手段と、第一
    濾過手段によって処理された一次処理水を第二濾過手段
    に送水するための高圧送水手段と、第二濾過手段から濃
    縮水を開閉手段を介して第一濾過手段の上流側に連通す
    る配管とを備えてなる水の浄化装置。
  2. 【請求項2】 水の浄化装置において、第二濾過手段に
    おける濃縮水を、逆洗・排水後の第一濾過手段の濾過部
    の上流側に水張り用として送水するための配管が配設さ
    れていることを特徴とする水の浄化装置。
  3. 【請求項3】 前記第一濾過手段が並列に複数基配設さ
    れており、第二濾過手段からの前記配管が第一切り換え
    機構を介して各第一濾過手段に接続されており、第一濾
    過手段へ原水を供給する配管が第二切り換え機構を介し
    て各第一濾過手段に接続されてなる請求項1または2記
    載の水の浄化装置。
  4. 【請求項4】 第一濾過手段の内圧を検出するための内
    圧検出手段が配設されており、該内圧検出手段が一の第
    一濾過手段の内圧が所定圧に達したことを検出したこと
    に基づいて前記第一切り換え機構が第二濾過手段からの
    濃縮水を当該第一濾過手段へ供給することを停止するよ
    うに構成されてなる請求項3記載の水の浄化装置。
  5. 【請求項5】 前記内圧検出手段が一の第一濾過手段の
    内圧が所定圧に達したことを検出したことに基づいて前
    記第一切り換え機構が第二濾過手段から濃縮水を当該一
    の第一濾過手段へ供給することを停止し、その後、前記
    第二切り換え機構が前記一の第一濾過手段に原水を送水
    すべく切り換えるように構成されてなる請求項4記載の
    水の浄化装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013075291A (ja) * 2011-09-16 2013-04-25 Metawater Co Ltd 膜ろ過システムおよびその運転制御方法
CN103143201A (zh) * 2013-03-13 2013-06-12 古春林 一种增压反冲、回灌精效过滤器机组
CN103816807A (zh) * 2014-02-24 2014-05-28 宁波杜康陶瓷有限公司 一种无废水ro***

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