JPH10171835A - 情報処理装置および情報処理方法 - Google Patents

情報処理装置および情報処理方法

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JPH10171835A
JPH10171835A JP8339127A JP33912796A JPH10171835A JP H10171835 A JPH10171835 A JP H10171835A JP 8339127 A JP8339127 A JP 8339127A JP 33912796 A JP33912796 A JP 33912796A JP H10171835 A JPH10171835 A JP H10171835A
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JP
Japan
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search
input
information
search key
information processing
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JP8339127A
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Hatsuo Machida
初雄 町田
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 検索キーに対する断片的な記憶をもとに得ら
れた検索情報を用いて目的とするデータを捜し出す場合
でも、効率良く検索を行うことができる情報処理装置を
提供する。 【解決手段】 情報処理装置では、オブジェクトデータ
生成部2で手書き入力部1から入力されたストロークデ
ータに基づきオブジェクトデータを生成し、検索キー生
成部3でストロークデータの入力時におけるペンの操作
過程および操作結果から得られる情報に基づき検索キー
を生成し、このオブジェクトデータと検索キーとを互い
に対応付けて記録部4に記録する。検索部6は、検索情
報入力部5この入力された検索情報と記録部4に格納さ
れている検索キーとを照合し、該照合により入力された
検索情報に対応するオブジェクトデータを特定する。こ
の特定されたオブジェクトデータは表示部7に表示され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手書き入力された
情報を処理可能な情報処理装置および情報処理方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、手書き入力された情報を処理す
るための情報処理装置においては、ペンを用いて操作者
によって描かれる軌跡をストロークとして入力し、入力
されたストロークに基づきオブジェクトデータを生成
し、オブジェクトデータをメモリに格納する。このメモ
リに格納されているオブジェクトデータを検索する方法
としては、所定の検索キーを入力し、該検索キーに基づ
き対応するオブジェクトデータを特定する方法がある。
具体的には、この検索キーを設けるためにページタグを
付ける、またはある特定のキーストロークを検索キーと
して事前に登録し、このキーストロークに同じ形状と思
われるストロークを有するオブジェクトデータを捜し出
す方法(特願平07−242829号を参照)が用いら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の情報処理装置に
おいて検索を行う際には、予め設定された所定の検索キ
ーを入力すれば、所望のデータを捜し出すことは容易で
あるが、この所定の検索キーを完全に記憶していること
は少なく、この場合、検索キーに対する断片的な記憶を
もとに得られた検索キーを用いて目的とするデータを捜
し出そうと試みられることが多い。しかし、断片的な記
憶をもとに得られた検索キーが予め設定された所定の検
索キーに完全に一致することは少なく、効率良く目的と
するデータを効率良く検索することはできず、ひいて
は、ブラウジングなどの時間が掛かる検索手段を用いて
目的とするデータを捜し出すことになる。
【0004】本発明の目的は、検索キーに対する断片的
な記憶をもとに得られた検索情報を用いて目的とするデ
ータを捜し出す場合でも、効率良く検索を行うことがで
きる情報処理装置および情報処理方法を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
手書き入力された情報を処理可能な情報処理装置におい
て、ペンなどの手書き入力部材を用いて操作者によって
描かれる軌跡をストロークとして入力する手書き入力手
段と、前記入力されたストロークに基づきオブジェクト
データを生成するオブジェクトデータ生成手段と、前記
入力部材の操作過程および操作結果から得られる情報を
検索キーとして生成する検索キー生成手段と、前記オブ
ジェクトデータと前記検索キーとを対応付けて格納する
格納手段と、前記手書き入力部材を用いて検索情報を入
力する検索情報入力手段と、前記検索情報入力手段から
前記検索情報が入力されると、該入力された検索情報と
前記格納手段に格納されている検索キーとを照合し、該
照合により入力された検索情報に対応するオブジェクト
データを特定する検索手段と、前記特定されたオブジェ
クトデータを表示する表示手段とを備えることを特徴と
する。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1記載の情
報処理装置において、前記検索キーとして、前記オブジ
ェクトの作成日時および時刻を用いることを特徴とす
る。
【0007】請求項3記載の発明は、請求項1記載の情
報処理装置において、前記検索キーとして、前記オブジ
ェクトが入力された座標位置を用いることを特徴とす
る。
【0008】請求項4記載の発明は、請求項1記載の情
報処理装置において、前記検索キーとして、前記オブジ
ェクトのデータ量および表示面積を用いることを特徴と
する。
【0009】請求項5記載の発明は、請求項1記載の情
報処理装置において、前記検索キーとして、前記オブジ
ェクトの線の太さを用いることを特徴とする。
【0010】請求項6記載の発明は、請求項1記載の情
報処理装置において、前記検索キーとして、前記オブジ
ェクトの線および面の色を用いることを特徴とする。
【0011】請求項7記載の発明は、請求項1記載の情
報処理装置において、前記検索キーとして、前記オブジ
ェクトの記入速度を用いることを特徴とする。
【0012】請求項8記載の発明は、請求項1記載の情
報処理装置において、前記検索キーとして、前記オブジ
ェクトの作成日時および時刻、前記オブジェクトが入力
された座標位置、前記オブジェクトのデータ量および表
示面積、前記オブジェクトの線の太さ、前記オブジェク
トの線および面の色、前記オブジェクトの記入速度の内
の少なくとも一部を組み合わせて用いることを特徴とす
る。
【0013】請求項9記載の発明は、手書き入力された
情報を処理するための情報処理方法において、ペンなど
の手書き入力部材を用いて操作者によって描かれる軌跡
をストロークとして入力する工程と、前記入力されたス
トロークに基づきオブジェクトデータを生成する工程
と、前記入力部材の操作過程および操作結果から得られ
る情報を検索キーとして生成する工程と、前記オブジェ
クトデータと前記検索キーとを対応付けて格納手段に格
納する工程と、前記手書き入力部材を用いて検索情報を
入力する工程と、前記検索情報が入力されると、該入力
された検索情報と前記格納手段に格納されている検索キ
ーとを照合し、該照合により入力された検索情報に対応
するオブジェクトデータを特定する工程と、前記特定さ
れたオブジェクトデータを表示手段に表示する工程とを
備えることを特徴とする。
【0014】請求項10記載の発明は、請求項9記載の
情報処理方法において、前記検索キーとして、前記オブ
ジェクトの作成日時および時刻を用いることを特徴とす
る。
【0015】請求項11記載の発明は、請求項9記載の
情報処理方法において、前記検索キーとして、前記オブ
ジェクトが入力された座標位置を用いることを特徴とす
る。
【0016】請求項12記載の発明は、請求項9記載の
情報処理方法において、前記検索キーとして、前記オブ
ジェクトのデータ量および表示面積を用いることを特徴
とする。
【0017】請求項13記載の発明は、請求項9記載の
情報処理方法において、前記検索キーとして、前記オブ
ジェクトの線の太さを用いることを特徴とする。
【0018】請求項14記載の発明は、請求項9記載の
情報処理方法において、前記検索キーとして、前記オブ
ジェクトの線および面の色を用いることを特徴とする。
【0019】請求項15記載の発明は、請求項9記載の
情報処理方法において、前記検索キーとして、前記オブ
ジェクトの記入速度を用いることを特徴とする。
【0020】請求項16記載の発明は、請求項9記載の
情報処理方法において、前記検索キーとして、前記オブ
ジェクトの作成日時および時刻、前記オブジェクトが入
力された座標位置、前記オブジェクトのデータ量および
表示面積、前記オブジェクトの線の太さ、前記オブジェ
クトの線および面の色、前記オブジェクトの記入速度の
内の少なくとも一部を組み合わせて用いることを特徴と
する。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態につい
て図を参照しながら説明する。
【0022】図1は本発明の情報処理装置の実施の一形
態の構成を示すブロック図である。
【0023】情報処理装置は、図1に示すように、ペン
を用いて操作者によって描かれる軌跡をストロークデー
タとして入力するとともに、該ストロークデータの入力
時におけるペンの操作過程および操作結果から得られる
情報を入力する手書き入力部1と、ペンを用いて検索情
報を入力する検索情報入力部5とを備える。
【0024】この手書き入力部1から入力されたストロ
ークデータはオブジェクトデータ生成部2に与えられ、
ストロークデータの入力時におけるペンの操作過程およ
び操作結果から得られる情報は検索キー生成部3に与え
られる。
【0025】オブジェクトデータ生成部2はストローク
データに基づきオブジェクトデータを生成し、検索キー
生成部3はペンの操作過程および操作結果から得られる
情報を検索キーとして生成する。オブジェクトデータ生
成部2で生成されたオブジェクトデータと検索キー生成
部3で生成された検索キーとは互いに対応付けられて記
録部4に記録される。
【0026】検索情報入力部5から入力された検索情報
は検索部6に与えられる。検索部6は検索情報が入力さ
れると、この入力された検索情報と記録部4に格納され
ている検索キーとを照合し、該照合により入力された検
索情報に対応するオブジェクトデータを特定する。この
特定されたオブジェクトデータは表示部7に表示され
る。
【0027】次に、本情報処理装置における表示部7に
設けられている手書き入力部1、検索情報入力部5の入
出力画面の構成と、この入出力画面とペンとを用いた入
力操作例とについて図2を参照しながら説明する。図2
は図1の情報処理装置の表示部の構成を模式的に示す図
である。
【0028】表示部7には、図2に示すように、表示画
面上にデジタイザを配置した入出力画面21が設けら
れ、入出力画面21は手書き入力部1、検索情報入力部
5の入力画面として用いられる。本実施の形態では、入
出力画面21とペン22とを用いた入出力形態を採用
し、操作者は入出力画面21上でペン22を操作するこ
とによって入力を行う。ペン22を用いて操作者によっ
て入出力画面21上に描かれた軌跡はストロークデータ
として入力されるが、この軌跡すなわちストロークデー
タの入力が一定時間なければ、これまでに入力されたス
トロークデータをまとめて1つのオブジェクトデータと
して認識するように設定されている。
【0029】例えば、図2に示すように、ペン22を用
いて入出力画面21上に「A」のオブジェクト23が手
書きされ、所定の間隔をおいてこの「A」のオブジェク
ト23を囲む「○」のオブジェクト24が手書きされた
とすると、「A」のオブジェクト23の各ストロークデ
ータが1つにまとめられてオブジェクトデータとして生
成され、次いで「○」のオブジェクト24のストローク
データがオブジェクトデータとして生成される。本実施
の形態では、ペン22を用いて入出力画面21上に10
個のオブジェクト23〜32が入力され、10個のオブ
ジェクト23〜32のストロークデータから10個のオ
ブジェクトデータが生成される。このオブジェクトデー
タの生成と並行して、検索キー生成部3でペン22の操
作過程および操作結果から得られる情報が検索キーとし
て生成される。
【0030】次に、上述の各オブジェクト23〜32に
対して生成されたオブジェクトデータとそれぞれに対す
る検索キーとの対応関係について図3を参照しながら説
明する。図3は図1の情報処理装置において生成された
オブジェクトデータとそれぞれに対する検索キーとの一
覧例を示す図である。
【0031】上述の各オブジェクト23〜32のそれぞ
れに対しては、図3に示すように、オブジェクトデータ
生成部2でオブジェクトデータ33が生成される。図
中、簡便のために、このオブジェクトデータ33をオブ
ジェクトそのもので表しているが、実際には、オブジェ
クトデータ33は座標データを有するドットデータ群か
ら生成されている。
【0032】オブジェクトデータ33に対する検索キー
としては、作成日34、時刻35、中心座標36、ドッ
ト数37、ペン色38、ペン太さ39、入力速度40が
用いられ、これらはペン22の操作過程および操作結果
から得られる情報に基づき生成される。これらの生成さ
れた検索キーはオブジェクトデータ33と対応付けられ
て記録部4に格納される。
【0033】具体的には、作成日34はオブジェクトの
入力が終了した時点の日付を、時刻35はその時点の時
刻をそれぞれ表す。なお、この作成日34、時刻35に
代えて、ストローク開始時点やストロークの中間点の日
付時刻を用いることも可能である。中心座標36は、オ
ブジェクトを矩形枠で囲み、その矩形枠に対し求められ
た中心点の座標データを表す。この中心座標6は、オブ
ジェクトの座標を特定するために用いられるものであ
り、中心座標6に代えて、オブジェクトの座標を特定可
能なもの例えばストローク開始座標、ストローク終了座
標などを用いることもできる。ドット数37は、計算に
よって求めれたオブジェクトのドット数を表すデータで
あり、該データはオブジェクトのデータ量を表す数値と
して用いられている。このオブジェクトのデータ量を表
す他の数値としては、オブジェクトを矩形枠または多角
形枠で囲み、その矩形枠または多角形枠の面積が考えら
れ、この面積をドット数37に代えて用いることもでき
る。ペン色38はオブジェクトの線色を、ペン太さ39
はオブジェクトの入力時に使用したペン22の太さをそ
れぞれ表す。このペン色38は、実際には色を表すパラ
メータ値(0〜8)で表されている。また、ペン色38
はオブジェクトの線色で表されているが、これに代え
て、囲み枠などを対応する色で塗りつぶし、その色をペ
ン色38として使用することも考えらる。入力速度40
は、ドット数37をオブジェクト作成開始から終了まで
の時間で割った値であり、入力の平均速度を表す。この
入力速度40に代わる検索キーとして、加速度の最大値
を表す検索キーを用いることも考えられる。
【0034】次に、検索操作について図4および図5を
参照しながら説明する。図4は図1の情報処理装置にお
ける検索画面例を示す図、図5は図1の情報処理装置に
おける断片的な記憶をもとに検索を試みているときの検
索画面例を示す図である。
【0035】検索時、図4に示すように、表示部7の表
示画面は検索画面41に切り換えられる。例えば、オブ
ジェクト31(図2,3に示す)に対するオブジェクト
データを検索するとき、まず、ペン22によりオブジェ
クト31に対する検索情報(検索条件)としてオブジェ
クト31の形状に似ているストローク42が入力され、
検索パレットを用いて検索範囲が指定される。本実施の
形態では、検索パレットとして作成日指定パレット4
3、時刻指定パレット44が表示され、これらのパレッ
トを用いて作成日、時刻の範囲が指定される。これらの
条件が入力されると、検索部6によって検索が行われ、
記録部4から検索条件に対応するオブジェクト31のオ
ブジェクトデータが捜し出される。具体的には、入力さ
れたストローク42のストロークデータと記録部4に格
納されているオブジェクトデータとの類似度判定、入力
された作成日範囲、時刻範囲と検索キーである作成日3
4、時刻35との比較判定により、検索条件に対応する
オブジェクト31のオブジェクトデータが捜し出され
る。捜し出されたオブジェクト31は画面に表示され
る。
【0036】このように、オブジェクト31の形状に似
ているストローク42を入力することができれば、目的
とするオブジェクト31は容易に捜し出される。また、
検索パレットを用いて条件を指定することによって、目
的とするオブジェクトをより高速に捜し出すことができ
る。
【0037】しかし、オブジェクト形状に似ているスト
ロークを完全に記憶していることは少なく、この場合、
ストロークに対する断片的な記憶をもとに得られたスト
ロークを用いて目的とするオブジェクトデータを捜し出
そうと試みられることが多い。このようなときには、例
えば、図5に示すように、検索画面41に位置パレット
52、記入量パレット53、太さパレット54、色パレ
ット55、早さパレット56を表示して、「この付近に
この位の太さで書いたな」という断片的な記憶をもとに
ペン22によりオブジェクト31に対する検索情報(検
索条件)としてストローク51を入力する。次いで、位
置パレット52、太さパレット54を用いて入力したス
トローク51に対する位置、太さを検索条件として設定
する。
【0038】入力したストローク51に対する位置、太
さが検索条件として設定されると、検索部5で、オブジ
ェクトデータ入力時の検索キーの生成と同様に、ストロ
ーク51に対する中心座標およびペン太さが求められ
る。このストローク51に対して求められた中心座標お
よびペン太さと、記録部4に格納されている各オブジェ
クトデータ33の中心座標36およびペン太さ39とは
比較され、ストローク51に対して求められた中心座標
およびペン太さにほぼ一致する中心座標36およびペン
太さ39を有するオブジェクトデータ33が捜し出され
る。例えば、中心座標に対してその差が0.5ドット以
内で、かつペン太さに対してその差が0.1mm以内の
オブジェクトデータが捜し出される。その検索の結果、
入力されたストローク51に対するオブジェクトデータ
が捜し出され、オブジェクト31が画面表示される。
【0039】このように、ストロークに対する断片的な
記憶をもとに得られたストロークを用いて目的とするオ
ブジェクトデータを捜しときには、入力されたストロー
クが目的とするオブジェクトデータに対して類似してい
ないことが多いが、このような入力ストロークに合わせ
て検索パレットを用いて検索条件を指定することによ
り、検索項目を増すことができ、広い検索範囲の中から
目的とするオブジェクトデータを効率良く検索すること
ができる。
【0040】なお、本例では、記入量パレット53、色
パレット55、早さパレット56を用いてドット数3
7、ペン色38、入力速度40の各検索キーを指定して
いないが、検索条件としてドット数37が選択されたと
きには、ドット数の差が15以内を満足するものが、ペ
ン色38が選択されたときには、完全に色が一致するも
のが、入力速度40が選択されたときには、入力速度の
差が5以内のものがそれぞれ検索対象として抽出され
る。
【0041】また、入力された検索条件に適合するオブ
ジェクトデータとして複数の候補データが見出だされた
ときには、ページ送り機能により各候補データを順に送
りながら表示し、この表示された候補データの中から目
的とするデータを選択する方法を選択するように設定さ
れている。この複数の候補データがあるときの表示順序
を設定する方法としては、作成日時の新しいものを先頭
にして作成日時の順に行う方法、または、各検索キーに
おける差分をパラメータとする評価関数を用意し、その
評価関数による演算結果に基づき評価が高い候補データ
から順に表示する方法が用いられる。
【0042】次に、上述した検索動作について詳細に図
6を参照しながら説明する。図6は図1の情報処理装置
における検索動作を示すフローチャートである。
【0043】検索時、図6に示すように、まず、ステッ
プS1において、検索画面41(図4に示す)上にペン
22により入力されたストロークに関する情報を抽出す
る。この抽出される情報には、オブジェクトデータ、中
心座標、ドット数、ペン色、ペン太さ、入力速度などが
含まれる。
【0044】続くステップS2では、検索画面41に検
索条件を設定するための検索パレットが開き、この検索
パレットを用いて入力された検索条件を読み取って設定
する。
【0045】次いで、ステップS3に進み、記録部4に
格納されているオブジェクトデータがあれば、記録部4
に格納されているオブジェクトデータと設定された検索
条件に対応する検索キーとを読み出し、記録部4に格納
されているオブジェクトデータがなければ、ステップS
14に進む。ここで、記録部4に格納されているオブジ
ェクトデータがあれば、まず、先頭のオブジェクトデー
タと設定された検索条件に対応する検索キーとが読み出
される。
【0046】続いて、ステップS4からステップS11
において、入力された検索条件と記録部4に格納されて
いるオブジェクトデータおよび設定された検索条件に対
応する検索キーとの比較を行い、ステップS4の条件を
満足すればステップS5へと、ステップS5の条件を満
足すればステップS6へと、条件を満足すれば次のステ
ップへ進む。なお、このステップS4からステップS1
1までのステップの中で、設定された検索条件の条件判
定に該当しないステップは実行されずに、該ステップを
スキップして次ぎのステップに進むように設定されてい
るものとする。
【0047】ステップS4では、オンライン手書き認識
処理でよく使われている公知のストロークベクトルマッ
チング技術によりストロ−ク類似判定を行う。具体的に
は、ストロークを10等分し、それらを1から8までの
8方向のベクトルとして数値表現して、入力されたオブ
ジェクトデータと記録部4に格納されているオブジェク
トデータ間でそれぞれのベクトル数値を比較し、ベクト
ル方向のずれの値をペナルティとして加算していくこと
によりペナルティの合計値を求め、この合計値に基づき
類似度判定する。本実施の形態では、入力されたオブジ
ェクトデータと記録部4に格納されているオブジェクト
データ間で全てのストロークにおけるペナルティの合計
値の差が10以下であれば、類似と判定する。
【0048】ステップS5では、検索キーである作成日
34が検索条件として設定された作成日の範囲に含まれ
ているか否かを判定し、ステップS6では、検索キーで
ある時刻35が検索条件として設定された時刻の範囲に
含まれているか否かを判定する。ステップS7では、上
述したように、検索キーである中心座標36と位置パレ
ット52を用いて検索条件として設定された中心座標と
の差が5ドット以内であるか否かを判定する。ステップ
S8では、検索キーであるドット数37と記入量パレッ
ト53を用いて検索条件として設定されたドット数との
差が15以内であるか否かを判定する。ステップS9で
は、検索キーであるペン太さ39と太さパレット54を
用いて検索条件として設定されたペン太さとの差が0.
1mm以内であるか否かを判定する。ステップS10で
は、検索キーであるペン色38と色パレット55を用い
て検索条件として設定された色とが完全に一致している
か否かを判定する。ステップS11では、検索キーであ
る入力速度40と早さパレット56を用いて検索条件と
して設定された入力速度との差が5以内であるか否かを
判定する。
【0049】上述のステップS4からステップS11に
おいて設定された各検索条件の全てを満足すれば、その
オブジェクトデータ33は目的とするオブジェクトデー
タとして判定され、ステップS12でそのオブジェクト
データ33のNo.(書類番号)を記憶する。次いで、
再びステップS3に戻り、次のオブジェクトデータ33
とその検索キーが読み出され、上述のステップS4から
ステップS11において設定された各検索条件との比較
が行われる。このように、記録部4に記録されている全
てのオブジェクト33が順に読み出され、上述のステッ
プS4からステップS11における設定された各検索条
件との比較により候補となるオブジェクトデータが捜し
出される。
【0050】上述のステップS4からステップS11の
いずれかにおいて設定された検索条件を満足しないとき
には、そのステップからステップS3に再度戻り、次の
オブジェクトデータに対する条件判定が行われる。
【0051】ステップS3で記録部4に記録されている
全てのオブジェクト33に対する判定が終了したと判定
すると、ステップS14で記憶されたオブジェクトデー
タ33のNo.(書類番号)を出力する。候補として複
数のオブジェクトデータ33のNo.(書類番号)が捜
し出されときには、上述したように、例えば、ページ送
り機能により各候補データが順送り可能に表示部7に表
示され、この表示された候補データの中から目的とする
データが選択されることになる。この捜し出されたオブ
ジェクトデータの表示後、本処理は終了する。
【0052】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1記載の
情報処理装置によれば、ペンなどの手書き入力部材を用
いて操作者によって描かれる軌跡をストロークとして入
力する手書き入力手段と、入力されたストロークに基づ
きオブジェクトデータを生成するオブジェクトデータ生
成手段と、入力部材の操作過程および操作結果から得ら
れる情報を検索キーとして生成する検索キー生成手段
と、オブジェクトデータと検索キーとを対応付けて格納
する格納手段と、手書き入力部材を用いて検索情報を入
力する検索情報入力手段と、検索情報入力手段から検索
情報が入力されると、該入力された検索情報と格納手段
に格納されている検索キーとを照合し、該照合により入
力された検索情報に対応するオブジェクトデータを特定
する検索手段と、特定されたオブジェクトデータを表示
する表示手段とを備えるから、検索キーに対する断片的
な記憶をもとに得られた検索情報を用いて目的とするデ
ータを捜し出す場合でも、効率良く検索を行うことがで
きる。
【0053】請求項2記載ないし請求項8記載の情報処
理装置によれば、検索キーとして、オブジェクトの作成
日時および時刻、オブジェクトが入力された座標位置、
オブジェクトのデータ量および表示面積、オブジェクト
の線の太さ、オブジェクトの線および面の色、オブジェ
クトの記入速度の内の1つ、または少なくとも一部を組
み合わせて用いるから、これらの検索キーと同じ項目の
情報を検索情報として用いることができ、検索可能範囲
を広げることが可能である。
【0054】請求項9記載の情報処理方法によれば、ペ
ンなどの手書き入力部材を用いて操作者によって描かれ
る軌跡をストロークとして入力する工程と、前記入力さ
れたストロークに基づきオブジェクトデータを生成する
工程と、入力部材の操作過程および操作結果から得られ
る情報を検索キーとして生成する工程と、オブジェクト
データと検索キーとを対応付けて格納手段に格納する工
程と、手書き入力部材を用いて検索情報を入力する工程
と、検索情報が入力されると、該入力された検索情報と
格納手段に格納されている検索キーとを照合し、該照合
により入力された検索情報に対応するオブジェクトデー
タを特定する工程と、特定されたオブジェクトデータを
表示手段に表示する工程とを備えるから、検索キーに対
する断片的な記憶をもとに得られた検索情報を用いて目
的とするデータを捜し出す場合でも、効率良く検索を行
うことができる。
【0055】請求項10記載の情報処理方法によれば、
検索キーとして、オブジェクトの作成日時および時刻、
オブジェクトが入力された座標位置、オブジェクトのデ
ータ量および表示面積、オブジェクトの線の太さ、オブ
ジェクトの線および面の色、オブジェクトの記入速度の
内の1つ、または少なくとも一部を組み合わせて用いる
から、これらの検索キーと同じ項目の情報を検索情報と
して用いることができ、検索可能範囲を広げることが可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の情報処理装置の実施の一形態の
構成を示すブロック図である。
【図2】図1の情報処理装置の表示部の構成を模式的に
示す図である。
【図3】図1の情報処理装置において生成されたオブジ
ェクトデータとそれぞれに対する検索キーとの一覧例を
示す図である。
【図4】図1の情報処理装置における検索画面例を示す
図である。
【図5】図1の情報処理装置における断片的な記憶をも
とに検索を試みているときの検索画面例を示す図であ
る。
【図6】図1の情報処理装置における検索動作を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 手書き入力部 2 オブジェクトデータ生成部 3 検索キー生成部 4 記録部 5 検索情報入力部 6 検索部 7 表示部 21 入出力画面 41 検索画面

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手書き入力された情報を処理可能な情報
    処理装置において、ペンなどの手書き入力部材を用いて
    操作者によって描かれる軌跡をストロークとして入力す
    る手書き入力手段と、前記入力されたストロークに基づ
    きオブジェクトデータを生成するオブジェクトデータ生
    成手段と、前記入力部材の操作過程および操作結果から
    得られる情報を検索キーとして生成する検索キー生成手
    段と、前記オブジェクトデータと前記検索キーとを対応
    付けて格納する格納手段と、前記手書き入力部材を用い
    て検索情報を入力する検索情報入力手段と、前記検索情
    報入力手段から前記検索情報が入力されると、該入力さ
    れた検索情報と前記格納手段に格納されている検索キー
    とを照合し、該照合により入力された検索情報に対応す
    るオブジェクトデータを特定する検索手段と、前記特定
    されたオブジェクトデータを表示する表示手段とを備え
    ることを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記検索キーとして、前記オブジェクト
    の作成日時および時刻を用いることを特徴とする請求項
    1記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記検索キーとして、前記オブジェクト
    が入力された座標位置を用いることを特徴とする請求項
    1記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記検索キーとして、前記オブジェクト
    のデータ量および表示面積を用いることを特徴とする請
    求項1記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記検索キーとして、前記オブジェクト
    の線の太さを用いることを特徴とする請求項1記載の情
    報処理装置。
  6. 【請求項6】 前記検索キーとして、前記オブジェクト
    の線および面の色を用いることを特徴とする請求項1記
    載の情報処理装置。
  7. 【請求項7】 前記検索キーとして、前記オブジェクト
    の記入速度を用いることを特徴とする請求項1記載の情
    報処理装置。
  8. 【請求項8】 前記検索キーとして、前記オブジェクト
    の作成日時および時刻、前記オブジェクトが入力された
    座標位置、前記オブジェクトのデータ量および表示面
    積、前記オブジェクトの線の太さ、前記オブジェクトの
    線および面の色、前記オブジェクトの記入速度の内の少
    なくとも一部を組み合わせて用いることを特徴とする請
    求項1記載の情報処理装置。
  9. 【請求項9】 手書き入力された情報を処理するための
    情報処理方法において、ペンなどの手書き入力部材を用
    いて操作者によって描かれる軌跡をストロークとして入
    力する工程と、前記入力されたストロークに基づきオブ
    ジェクトデータを生成する工程と、前記入力部材の操作
    過程および操作結果から得られる情報を検索キーとして
    生成する工程と、前記オブジェクトデータと前記検索キ
    ーとを対応付けて格納手段に格納する工程と、前記手書
    き入力部材を用いて検索情報を入力する工程と、前記検
    索情報が入力されると、該入力された検索情報と前記格
    納手段に格納されている検索キーとを照合し、該照合に
    より入力された検索情報に対応するオブジェクトデータ
    を特定する工程と、前記特定されたオブジェクトデータ
    を表示手段に表示する工程とを備えることを特徴とする
    情報処理方法。
  10. 【請求項10】 前記検索キーとして、前記オブジェク
    トの作成日時および時刻を用いることを特徴とする請求
    項9記載の情報処理方法。
  11. 【請求項11】 前記検索キーとして、前記オブジェク
    トが入力された座標位置を用いることを特徴とする請求
    項9記載の情報処理方法。
  12. 【請求項12】 前記検索キーとして、前記オブジェク
    トのデータ量および表示面積を用いることを特徴とする
    請求項9記載の情報処理方法。
  13. 【請求項13】 前記検索キーとして、前記オブジェク
    トの線の太さを用いることを特徴とする請求項9記載の
    情報処理方法。
  14. 【請求項14】 前記検索キーとして、前記オブジェク
    トの線および面の色を用いることを特徴とする請求項9
    記載の情報処理方法。
  15. 【請求項15】 前記検索キーとして、前記オブジェク
    トの記入速度を用いることを特徴とする請求項9記載の
    情報処理方法。
  16. 【請求項16】 前記検索キーとして、前記オブジェク
    トの作成日時および時刻、前記オブジェクトが入力され
    た座標位置、前記オブジェクトのデータ量および表示面
    積、前記オブジェクトの線の太さ、前記オブジェクトの
    線および面の色、前記オブジェクトの記入速度の内の少
    なくとも一部を組み合わせて用いることを特徴とする請
    求項9記載の情報処理方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007164285A (ja) * 2005-12-09 2007-06-28 Fuji Xerox Co Ltd 情報処理システムおよび情報処理方法
JP2008158631A (ja) * 2006-12-21 2008-07-10 Canon Inc 情報処理装置及びその制御方法

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