JPH10170A - エキス入り発泡体 - Google Patents

エキス入り発泡体

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JPH10170A
JPH10170A JP17594196A JP17594196A JPH10170A JP H10170 A JPH10170 A JP H10170A JP 17594196 A JP17594196 A JP 17594196A JP 17594196 A JP17594196 A JP 17594196A JP H10170 A JPH10170 A JP H10170A
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JP
Japan
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extract
foam
cyclodextrin
cellulose
foamed body
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JP17594196A
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English (en)
Inventor
Minoru Shindo
稔 新藤
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Ensuiko Sugar Refining Co Ltd
Toray Fine Chemicals Co Ltd
Original Assignee
Ensuiko Sugar Refining Co Ltd
Toray Fine Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】セルロース等の発泡体からなる、肌に優しく、
特に防カビ、防臭性が長期間の継続される洗顔用、浴用
等の洗浄や芳香、防臭等に使用されるエキス入り発泡体
が提供される。 【解決手段】この発泡体はエキス入りで、好ましくは天
然素材のセルロース発泡体であり、またエキスとしてサ
イクロデキストリンにより包接化した水難溶性の米ぬか
エキスやヒバ精油等の天然エキスが使用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エキス入り発泡体
に関するものであり、更に詳しくは、芳香や消臭用、あ
るいは洗浄用として好適に使用されるエキス入り発泡
体、特に洗顔用パフ、浴用発泡体等として好適に使用さ
れる身体に優しいエキス入り身体洗浄用発泡体に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば洗顔用パフとして、ポリウ
レタンフォームやセルローススポンジ等の発泡体が使わ
れているが、ポリウレタンフォームのような吸水性に劣
る発泡体の場合は使用するに従い汚れが残ってしまい、
また、吸水性のあるセルローススポンジの場合でも一般
には、平均気泡径が通常1000ミクロン程度と大きい
ため、感触や弾性に劣り、単に汚れを落とすというだけ
の機能であった。
【0003】また、浴用スポンジの場合も、海綿、ポリ
ウレタンフォーム、セルローススポンジ等の素材が使わ
れているが、浴場における高湿、多湿の環境下におい
て、スポンジ等にカビが発生しやすく、また臭いの発生
も気になるものであった。
【0004】一方、特開平6−322670号公報に、
スクワランもしくはスクワレンのような脂溶性物質を包
接化したサイクロデキストリンを、天然繊維もしくは合
成繊維に固着して保湿効果を付与し、かかる機能を有す
る衣類を着用することにより、肌の乾燥を抑制する提案
がなされている。また、特開平7−184823号公報
では、透水性の支持体に抗菌剤を担持させること、抗菌
剤を無機多孔質微粒子、サイクロデキストリン、有機質
カプセルに担持させて支持体に配合する家庭用のヌメリ
取り具が提案されている。しかし、これらには芳香、消
臭、洗浄等の用途に供し得ること、特に身体洗浄用とし
て機能することについては開示されていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、芳
香、消臭、洗浄等に好適な、エキスの放出が持続され長
期間の使用に耐え得るエキス入り発泡体を提供するもの
である。
【0006】本発明の他の目的は、洗浄用として好適に
は肌に優しい天然素材の洗顔用パフ、浴用発泡体等のエ
キス入り洗浄用発泡体を提供するものである。
【0007】本発明のさらに他の目的は、洗浄用発泡体
として、肌に優しい天然素材からなり、洗顔時に優しく
汚れを落としてしっとりつるつるの洗い上がりで、潤い
のある素肌を得ることができ、しかも継続使用に耐える
エキス入り洗顔用パフ、および肌に優しい天然素材から
なり、特に防カビ、防臭性が長期間の継続されるエキス
入り浴用発泡体を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のエキス入り発泡体は、エキスをサイクロデキストリ
ンにより包接化した複合体として包含しており、好適に
は、発泡体がセルロース発泡体であり、またエキスはサ
イクロデキストリンにより包接化したヒバ精油や米ぬか
等の水難溶性の天然エキスが好ましく使用される。
【0009】また、本発明のエキス入り発泡体は、洗浄
用、特に身体洗浄用に好適で、本発明のエキス入り発泡
体が、例えば洗顔用パフとして使用される場合には、そ
の発泡体は気泡径800ミクロン以下のセルロース発泡
体とすることが好ましく、また浴用発泡体として使用す
る場合は、気泡径20mm以下のセルロース発泡体が好
ましく用いられる。またエキスとしては、洗顔用パフに
は米ぬかが、また浴用発泡体にはヒバ精油が適してい
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明のエキス入り発泡体は、各
種のエキスを含浸等により含ませたセルローススポンジ
等の発泡体であり、かかるエキスはサイクロデキストリ
ン包接加工され、油脂コーティングされていて、セルロ
ーススポンジ等の発泡体内から徐々に放出されるように
構成されている。
【0011】本発明で用いる発泡体としては天然素材か
らなるセルローススポンジが好ましく、セルローススポ
ンジは天然パルプのような木材、草木類からの植物繊維
素を素材として製造されるもので、それ自体は公知であ
る。その製法例は、通常木材等からのチップを溶解して
繊維素とし、これを水酸化ナトリウム等のアルカリで処
理してから、二流化炭素等を添加してビスコースを作
り、このビスコースに、硫酸ナトリウム等を混合して発
泡化させ凝固する。発泡の程度は硫酸ナトリウム等の使
用量等で調整することができる。このようにして得られ
た発泡体は、必要に応じて、漂白剤等で処理される。
【0012】本発明のエキス入り発泡体において、セル
ロース発泡体の発泡の程度は用途によって変えることが
できる。例えば洗顔用パフとして使用する場合は、その
平均発泡径は好ましくは約800ミクロン以下、より好
ましくは約500ミクロン程度の発泡体径のものが好適
である。発泡体径が大きすぎると、洗顔用としての感触
に荒さを感じるようになる。
【0013】また、本発明のエキス入り発泡体を浴用発
泡体として使用する場合には、その発泡体の平均発泡径
は好ましくは50ミクロン〜20mmであり、より好ま
しくは1000ミクロン〜3mmの発泡体が使用され
る。平均発泡径がこれらの範囲を外れると、泡立ちや泡
切れにおいて劣り、また使用感も劣る傾向にある。
【0014】本発明のエキス入り発泡体は、かかるセル
ロース発泡体に、各種のエキス成分を含浸、コート等に
より配合せしめたもので、本発明で使用されるエキスと
しては、米ぬかエキス、ヒバ精油、天然の芳香エキス、
消臭エキス等の天然エキス、あるいは合成物の香料エキ
ス等が挙げられるが、本発明において、例えば身体洗浄
用として肌に優しい天然エキスが最も好ましく用いられ
る。これらのエキスは、芳香、消臭、洗浄等用途によ
り、種類や配合割合等が異なる。
【0015】本発明では、これらエキスを包接したサイ
クロデキストリン(CD)が使用される。CDは、デン
プンに酵素−サイクロデキストリングルカノトランスフ
ェラーゼを作用させて得られるブドウ糖が構成単位の環
状オリゴ糖であり、図1に示すようにブドウ糖1が6個
環状に結合したものはα−CD(図中の2)、7個環状
に結合したものはβ−CD(図中の3)、または8個環
状に結合したものはγ−CD(図中の4)としてそれぞ
れ知られている。
【0016】また、上記CDの溶解度の改善を意図し、
CDの一つ以上の水酸基の水素がグルコシル基、マルト
シル基のうち少なくとも1つで置換された分岐CDも本
発明の実施において適用できる。代表的な分岐CDであ
るG2 −β−CD(図中の5)も図1に示される。そし
てこれらCDには内部に空洞部6がある。
【0017】かかる環状のCDは、外側が親水性、内側
は親油性であり、そのため水不溶性、水難溶性物質の各
種のエキス等の分子を空洞部6内に包み込んで(包接し
て)、均質で安定したCD包接複合体状態のエキス液を
形成する。更には得られたCD包接複合体を粉末化し、
これを植物性硬化油等の熱可塑性物質でコーティングす
ることにより、耐水性、耐熱性を更に高めたものもあ
る。本発明のCD包接複合体がセルロース等の発泡体内
に取り込まれ、身体洗浄用に使用されたときには、取り
込まれたエキスは徐々に放出され、その効能は長期にわ
たり持続するのである。
【0018】本発明において、CDによる包接化は次の
ようにして行なわれる。まず、CD粉末を水に溶解さ
せ、これにエキス分を加えて激しく攪拌または振盪す
る。CDの濃度は水に対して5〜100重量%、好まし
くは10〜30重量%が適当である。CDとエキス分の
混合割合は、CDに対するエキス分の重量比として通常
0.01〜50倍、好ましくは0.1〜10倍になるよ
うにする。エキス分をCD水溶液に加える際、エキス分
をそのまま加えるか、またはエキス分が固体の場合、少
量のエタノール等の水溶性有機溶媒でエキス分を溶解さ
せた状態で加えてもよい。包接化反応は、高速攪拌また
は振盪することにより行ない、攪拌または振盪はできる
だけ激しく、通常は数秒から数時間、好ましくは10〜
60分間行ない、数回にわけて行なってもよい。なお、
包接化反応温度は、通常0〜60℃、好ましくは15〜
30℃である。この反応により、エキス分を含むCD包
接複合体を含有した水溶液を得ることができる。
【0019】エキス分のCD包接複合体を水溶液の状態
で使用するときはこのまま使用することができ、粉末状
で使用するときはこの水溶液を通常の凍結乾燥、噴霧乾
燥、真空乾燥等を行ない粉末化する。
【0020】更に、粉末状で得られたCD包接複合体
は、大豆油、なたね油、牛脂、魚油、ゼラチン、ジュラ
ンガム、アラビヤガム、デキストリン、オリゴ糖等の、
油性成分、水溶性成分、熱溶融性物質、熱可塑性物質を
用い、メカノケミカル法、噴霧冷却法、流動造粒法、パ
ンコーティング法等の方法により油脂コーティングする
ことにより、耐水性、耐熱性が増し、特に植物性硬化油
でコーティングされたものは水に対して不溶性となり、
安全性も高く、セルロース発泡体に取り込まれ、洗浄用
に使用された場合には、更に効能の持続性が高まる。
【0021】次に、本発明の一態様である洗顔用パフに
ついて説明する。洗顔用パフの場合は、上述のように微
細な発泡径のセルロース発泡体100重量部に対し、C
Dにより包接化したエキスを好ましくは約0.1〜約1
0重量部、それにポリウレタン樹脂等のバインダーを約
0.5〜約3重量部程度配合したエキス組成物を含ませ
たものである。エキス分が少なすぎると効果に乏しい。
【0022】本発明のエキス入り発泡体の製造法は、図
2に例示される。上記のように水で調整しサイクロデキ
ストリンにより包接化したエキス組成物を調合し、これ
をセルロース発泡体を含浸して絞液後、エキスが含浸さ
れた状態で発泡体を乾燥し、必要に応じてプレスし適性
な形に打抜くか、切断してからフレスした上、仕上げし
て洗顔用パフを得る。得られた洗顔用パフは、洗顔に使
うときに、水に浸すことによって、圧縮されていた形状
が復元し、洗顔に供することができる。
【0023】このように洗顔用パフは、天然の素材であ
るセルロース発泡体を使い、その気泡径を微細に抑えた
ことにより、弾性と感触に優れ、またこのように保水性
のよい天然素材のセルロース発泡体に天然エキスを配合
したことで、潤いのある素肌に優しい洗顔用パフとな
る。そして、エキスをサイクロデキストリン加工したこ
とによって、エキスのセルロース発泡体への含浸が容易
になると共に、使用時にエキスが使用の都度、徐々に放
出されるためその効果を長期にわたって持続せしめるの
である。
【0024】また、浴用発泡体の場合は、同様にセルロ
ース発泡体100重量部に、例えばヒバ精油サイクロデ
キストリン品を好ましくは約0.1〜約10重量部、湿
潤剤を約50〜約100重量部配合したエキス組成物を
配合せしめる。浴用発泡体の場合は、セルロース発泡体
に水で溶解したエキス組成物を含浸し、絞液して得るこ
とができる。浴用発泡体はこのように構成したことによ
って、天然の素材であるセルロースを使うため泡立ち泡
切れがよく、また肌に対する感触がよく素肌に対する刺
激もなく。また、水に難溶性の天然エキスをサイクロデ
キストリンにより包接化して配合するため、防カビ、防
臭効果に優れ、長期の使用にもかかる効果が持続され
る。
【0025】本発明のエキス入り発泡体は、上記洗顔用
パフ、浴用発泡体のような身体洗浄用発泡体に限定され
ず、例えば、家屋の台所等の洗浄用発泡体、消臭インソ
ール、芳香剤等にも好適に適用される。
【0026】以下、実施例を示し本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれら実施例に限定されない。
【0027】
【実施例】
(実施例1)主成分が天然パルプ(北米産ツガを原料と
した溶解パルプ)からなるビスコースに硫酸ナトリウム
10水塩を配合して発泡化させて、平均気泡径500ミ
クロンのセルロース発泡体を得た。また、分岐CD30
%、α,β,γ混合CD60%、およびオリゴ糖10%
からなるCDを用いて、米ぬかエキスをサイクロデキス
トリン加工し(米ぬかエキス:CD=1:9)、油脂コ
ーティングしてサイクロデキストリン包接化米ぬかエキ
スを製造した。
【0028】次に、このサイクロデキストリン包接化米
ぬかエキス1重量部と、バインダー(商品名リケンレジ
ンR−93−5、ミキリケン製)0.5重量部を水9
8.5重量部に溶解してエキス含浸液を調合した。この
エキス配合液に上記セルロース発泡体を浸漬含浸後、絞
りロールで絞水し(CDエキス分:2%)、このエキス
含浸セルロース発泡体を40℃で10時間乾燥してか
ら、20kg/cm2 でプレスし、適性なサイズに打抜
いて洗顔用パフを製造した。セルロース発泡体中に米ぬ
かエキスは0.2重量%含まれていた。
【0029】この洗顔用パフを水でもとの状態に戻し、
10人に洗顔に使用してもらったところ、いずれもが感
触弾性に優れ潤いがあるとの官能テスト結果を得た。
【0030】また、この米ぬかエキス入りセルロース発
泡体について、JIS−L 0217.103号に基き
水洗によるγ−オリザノール残存量を測定したところ、
次の表1に示すように100回の水洗後においても半数
近いγ−オリザノール残存量であった。
【0031】
【表1】
【0032】(実施例2)分岐CD30%、α、β、γ
混合CD60%、およびオリゴ糖10%からなるCDを
用いて、ヒバ精油をサイクロデキストリン加工し(ヒバ
精油:CD=1:9)、油脂コーティングしてサイクロ
デキストリン包接化ヒバ精油を製造した。次に、このサ
イクロデキストリン包接化ヒバ精油2.5重量部と、ジ
エチレングリコール(湿潤剤)30重量部を水67.5
重量部に溶解して、エキス含浸液を調合した。このエキ
ス配合液に、平均発泡径が約2000ミクロンのセルロ
ース発泡体を浸漬含浸後、絞りロールで絞水し(CDエ
キス:5%)、適性なサイズに切断してエキス入り浴用
発泡体を製造した。
【0033】このエキス入りセルロース浴用発泡体を、
10人に1カ月間使用してもらったところ、いずれもが
感触弾性に優れ、臭い・カビの発生はなかった。
【0034】また、このセルロース浴用発泡体の抗菌性
を、衛生加工製品の加工効果評価試験方法(シェークフ
ラスコ法)によって測定したところ、次の表2に示すよ
うに、10回洗濯後でも滅菌率が50%以上であった。
【0035】
【表2】
【0036】(実施例3)ラベンダー抽出液および1−
メントールオイルをそれぞれサイクロデキストリンで包
接加工(配合割合 CD:分岐CD:ラベンダー抽出液
=6:3:1でホモジナイズ)し、油脂コーティングし
て、サイクロデキストリンで包接化した2種類のエキス
をた。得られたエキス3重量部とジエチレングリコール
(湿潤剤)30重量部を、水67重量部に溶解してエキ
ス含浸液を調合した。このエキス含浸液に平均発泡体径
が約2,000ミクロンのセルロース発泡体を浸漬含浸
後、絞りロールで絞水(CDエキス:6%)し、適性な
サイズに切断して、ラベンダー入りセルロース発泡体と
l−メントールオイル入りセルロース発泡体を製造し
た。
【0037】このラベンダー入りセルロース発泡体は、
ラベンダヘーの香の徐放性に優れ、非常に長持ちすると
同時に、ハーブ液の抗菌性、消臭性により悪臭、カビの
発生も防ぐ効果があった。また、l−メントールオイル
入りセルロース発泡体は、メントールにより清涼感があ
り、CDの包接化によりその清涼感も非常に長持ちする
ものであった。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、配合されたエキスの効
果が長期的に保持される発泡体が得られる。特に洗浄用
として、例えば肌に優しく泡立ち泡切れのよい洗顔パ
フ、浴用スポンジ等の身体洗浄用のエキス入り発泡体が
得られ、洗顔パフは、感触、弾性に優れ、天然エキスに
よって素肌に潤いをもたせることができ、しかも天然エ
キスの放出が継続されるため、長期間の使用に耐える。
また、浴用スポンジも肌に対する感触、弾性に優れると
共に、天然ヒバ精油の継続放出によって、防臭、防カ
ビ、抗菌効果が継続される。また、素肌に対する刺激も
なくアトピー症などへの効果も期待される。
【0039】さらに、本発明の身体洗浄用の発泡体は天
然素材で構成できるため、使用後廃棄処分も容易で公害
等の環境問題もなく、地球に優しいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、サイクロデキストリンの構造を示す
平面図である。
【図2】 図2は、本発明の身体洗浄用発泡体の製造工
程例を説明するための工程図である。
【符号の説明】
1・・・・ブドウ糖 2・・・・α−サイクロデキストリン 3・・・・β−サイクロデキストリン 4・・・・γ−サイクロデキストリン 5・・・・G2−β−サイクロデキストリン 6・・・・空洞部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エキス入り発泡体であって、該エキスは
    サイクロデキストリンにより包接化した複合体であるこ
    とを特徴とするエキス入り発泡体。
  2. 【請求項2】 前記発泡体がセルロース発泡体であり、
    該エキスがサイクロデキストリンにより包接化した水難
    溶性の天然エキスであることを特徴とする請求項1記載
    のエキス入り発泡体。
  3. 【請求項3】 前記エキスがサイクロデキストリンによ
    り包接化したヒバ精油であることを特徴とする請求項1
    または2記載のエキス入り発泡体。
  4. 【請求項4】 前記サイクロデキストリンとエキス分の
    割合が、該サイクロデキストリンに対するエキス分の重
    量比として0.01〜50倍であることを特徴とする請
    求項1〜3のいずれかに記載のエキス入り発泡体。
  5. 【請求項5】 前記発泡体が洗浄用発泡体であることを
    特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のエキス入り
    発泡体。
  6. 【請求項6】 前記発泡体が身体洗浄用発泡体であるこ
    とを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のエキス
    入り発泡体。
  7. 【請求項7】 エキス入り発泡体であって、該発泡体が
    平均気泡径800ミクロン以下のセルロース発泡体であ
    り、該エキスはサイクロデキストリンにより包接化した
    水難溶性の天然エキスであることを特徴とするエキス入
    り洗顔用パフ。
  8. 【請求項8】 前記天然エキスがサイクロデキストリン
    により包接化した米ぬかエキスであることを特徴とする
    請求項7記載のエキス入り洗顔用パフ。
  9. 【請求項9】 エキス入り発泡体であって、該発泡体が
    気泡径20mm以下のセルロース発泡体であり、該エキ
    スはサイクロデキストリンにより包接化したヒバ精油で
    あることを特徴とするエキス入り浴用発泡体。
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