JPH10170238A - 被検査物の外形状異常判別方法及び装置 - Google Patents

被検査物の外形状異常判別方法及び装置

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JPH10170238A
JPH10170238A JP8327167A JP32716796A JPH10170238A JP H10170238 A JPH10170238 A JP H10170238A JP 8327167 A JP8327167 A JP 8327167A JP 32716796 A JP32716796 A JP 32716796A JP H10170238 A JPH10170238 A JP H10170238A
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tire
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light beam
shape
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JP8327167A
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Takeshi Matsumura
猛 松村
Tomoyuki Kaneko
智之 金子
Tomomichi Uchida
倫道 内田
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Original Assignee
Bridgestone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被検査物の外形状の異常を判別する場合に、
予め正常な外形状のデータを登録することなく、少なく
とも異常外形を持つ被検査物を簡単かつ確実に選別する
ことができ、データの登録、更新等のメンテナス作業性
を向上する。 【解決手段】 タイヤ102上の同じ形状を有する異な
る2位置で同一の異常が発生することの確率が極めて低
いことに着目し、同一タイヤ102の異なる2位置の形
状を取り込み、比較することによって、タイヤ102の
外形状の異常を確実かつ迅速に判別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タイヤ等の被検査
物の外形状の状態を判定するための被検査物の外形状異
常判別方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】タイヤ等の被検出体に関する表面の凹凸
波形の周波数解析を利用した欠陥検知方法には、高速フ
ーリエ変換による方法が提案されている(例えば、特開
平7−111333号公報、特開平3−54407号公
報参照)。また、参考として、テストデータとのマッチ
ングによる方法(特開平3−54407号公報参照)
や、原波形(測定波形)と遅延した波形の差による検知
方法(特開平1−51122号公報参照)等が提案され
ている。
【0003】前記高速フーリエ変換による方法では、計
測データに含まれる雑音(ノイズ)の除去、又は欠陥部
の抽出(欠陥位置の特定)が可能である。
【0004】また、タイヤ側面の凹凸を測定し、外形異
常を検出する装置としては、LRP(Lateral Run-out
Peak-to-peak)測定装置がある。
【0005】この装置においても、基本的なロジック
は、上記と同様、正常なものをマスターとして登録して
おき、それと測定したものとを比較することによって被
検査物の状態を判別する構成となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、マスタ
ーとして正常な形状を登録するには、まず正常であると
いうことを、オペレータの実測等で判断する必要があ
り、煩雑な作業である。また、タイヤの型式等によりマ
スターデータが異なるため、その新規登録、更新、削除
等、データメンテナンスが煩雑となる。
【0007】本発明は上記事実を考慮し、被検査物の外
形状の異常を判別する場合に、予め正常な外形状のデー
タを登録することなく、少なくとも異常外形を持つ被検
査物を簡単かつ確実に選別することができ、データの登
録、更新等のメンテナス作業性を向上することができる
被検査物の外形状異常判別方法及び装置を得ることが目
的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】
(請求項1)請求項1に記載の発明は、少なくとも同一
の成形手段によって形成された同じ形状を有する2位置
を選択し、この2位置の形状を計測して比較し、比較の
結果、形状が同一とされる被検査物と、形状が異なる被
検査物とを分別することを特徴としている。
【0009】請求項1に記載の発明によれば、2位置を
選択してその形状を比較した場合、正常であれば同一形
状となるが、いずれか一方が異常の場合、比較の結果、
異なる形状と判断される。これは、異常の形状が任意の
2位置で同一となる確率は極めて少ないという考え方に
基づく。
【0010】従って、比較の結果異なる形状と判別され
たものを、同一と判別されたものとを分別する。その
後、必要であれば、異なる形状と判別されたものをオペ
レータが精密に検査する。
【0011】このように、まず疑わしいものをラフに分
別し、その後必要に応じて再検査を行うことにより、人
手による精密な検査数を軽減することができる。 (請求項2)請求項2に記載の発明は、前記被検査物が
タイヤであり、選択される2位置が単一のタイヤの異な
る2位置であることを特徴としている。
【0012】請求項2に記載の発明によれば、タイヤ
は、接地面の溝形状を除けば、全周に亘り同一形状が連
続しており、タイヤ幅中心を通る面に対して対照であ
り、また、タイヤ回転中心より放射状に対照であるた
め、正常であれば同一形状である2位置を容易に選択で
きる。また、単一のタイヤの2位置で異なる形状と判別
された場合は、このタイヤ自体が即異常であると判断す
ることができる。 (請求項3)請求項3に記載の発明は、被検査物として
のタイヤのビード部における、互いに直径方向に位置す
る2位置を選択し、選択された2位置にそれぞれ線状の
光ビームを照射し、この光ビームの照射方向に対して所
定角度とされた方向で前記光ビームにおけるビード部か
らの反射光を含む領域を受光し、受光された画像データ
に基づいて、2位置の形状を比較し、この比較の結果、
2位置の形状が異なる場合に、いずれか一方の位置に少
なくともピンチ、ベア、スモール、タイヤ入りを含む異
常があると判断し、比較の結果、2位置の形状が同一と
判断されたタイヤと分別する、ことを特徴としている。
【0013】請求項3に記載の発明によれば、タイヤの
ビード部には、ピンチ(はみ出し)、ベア(ゴム充填不
足)、スモール(ビードが短い)、エア入り(空気封
入)といった不良が起き易い。そこで、被検査物をタイ
ヤのビード部とし、互いに対向する2位置、すなわち直
径方向の両端を2位置として選択する。
【0014】この選択された2位置に線状の光ビームを
照射する。この光ビームはビード部の形状に沿って照射
されるため、この2位置を含む領域を受光することによ
って、2位置の形状を画像として得ることができる。
【0015】この2位置に対応する2画像を比較し、2
位置の形状が異なると判断された場合は、少なくとも2
位置の内の一方にピンチ、ベア、スモール、エア入りを
含む異常があると判断できる。このように異常と判断さ
れた場合は、2位置が同一と判断されたタイヤとは分別
する。 (請求項4)請求項4に記載の発明は、被検査物を固定
する固定手段と、前記被検査物における同一の成形手段
で形成された2位置にそれぞれ線状の光ビームを照射す
る光ビーム照射手段と、前記光ビームから照射される光
ビームの照射方向に対して所定角度位置にそれぞれ配置
され、前記被検査物の2位置を含む領域からの反射光を
受光する受光手段と、前記受光手段での前記2位置を含
む領域の一致性を判別する判別手段と、判別手段による
判別の結果、不一致と判別された2位置に該当する被検
査物を、一致と判別された2位置に該当する被検査物に
対して分別する分別手段と、を有している。
【0016】請求項4に記載の発明によれば、まず固定
手段によって被検査物を固定する。光ビーム照射手段で
は、選択された2位置(同一成形手段で形成された2位
置)に線状の光ビームを照射する。この照射された光ビ
ームは、選択された2位置の外形状に沿って屈曲するこ
とになる。この2位置を含む領域を受光手段で受光する
ことにより、屈曲した光ビームの形状から2位置の外形
状を画像として得ることができる。
【0017】判別手段では、2位置の画像を一致性を判
別し、分別手段では、判別手段による判別の結果、不一
致と判別された2位置に該当する被検査物を、一致と判
別された2位置に該当する被検査物に対して分別する。
不一致と判別された2位置に該当する被検査物のみを必
要に応じて人手等による再検査を行うことにより、全数
を人手によって検査するよりも、その作業が軽減され、
かつ正確な選別作業を行うことができる。 (請求項5)請求項5に記載の発明は、前記請求項4に
記載の発明において、前記被検査物がタイヤであり、選
択される2位置が単一のタイヤの異なる2位置であるこ
とを特徴としている。
【0018】請求項5に記載の発明によれば、被検査物
がタイヤであり、選択される2位置が単一のタイヤの異
なる2位置であるため、前記不一致と判別された時点で
異常であると決定することができる。 (請求項6)請求項6に記載の発明は、前記請求項5に
記載の発明において、前記固定手段に固定されたタイヤ
を回転させ、複数の異なる2位置での形状を判別するこ
とを特徴としている。
【0019】請求項6に記載の発明によれば、固定手段
で固定されたタイヤの2位置の形状を画像として得る工
程を、タイヤを軸回転させた状態で複数の2位置で行う
ことにより、タイヤの全周に亘り、異常を判別すること
ができる。 (請求項7)請求項7に記載の発明は、前記請求項5又
は請求項6記載の発明において、前記2位置が、タイヤ
のビード部であり、該2位置が互いに直径方向に位置す
ることを特徴としている。
【0020】請求項7に記載の発明によれば、タイヤの
ビード部には、ピンチ、ベア、スモール、エア入り等の
異常が発生し易く、検査の重要箇所である。このビード
部において2位置を選択する場合に、互いに直径方向に
位置する2位置を選択することにより、この2位置で同
一形状の異常が発生している確率は極めて小さく、適正
な検査を行うことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)図1には、第1の実施の形態に係
るタイヤ形状検査装置100(以下、単に検査装置10
0という)が示されている。
【0022】検査装置100は、タイヤ102を保持す
る固定手段としてホルダ部104を備えている。
【0023】図2及び図3に示される如く、このホルダ
部104は、タイヤ102の外周の3点を保持する3個
の保持アーム106を備えており、この保持アーム10
6の延長方向は、それぞれタイヤ中心に向けられてい
る。ここで、保持アーム106は、シリンダ108のロ
ッド110に取り付けられており、伸縮自在とされてい
る。ここで、保持アーム106を引き込み状態としてお
き(図2参照)、所定位置にタイヤ102を位置決めし
た後、保持アーム106を徐々に伸長させることによ
り、タイヤ102の外周を保持アーム106によって保
持することができる構成となっている(図3参照)。
【0024】図1及び図4に示される如く、タイヤ側面
の一方側には、光ビーム照射手段としての一対の光源部
112が配設されている。この光源部112は、半導体
レーザ及び複数の光学系によって構成されており、線状
の光ビームを出力することができるようになっている。
【0025】この線状の光ビームは、タイヤ102のビ
ード部102Bに照射される。ここで、一対の光ビーム
は、互いに前記タイヤ102の直径方向とされている。
すなわち、タイヤ102の所定位置(第1の位置)に一
方の光ビームが照射され、この位置から180°離れた
位置(第2の位置)に他方の光ビームが照射されること
になる。
【0026】また、光源部112に対応して、それぞれ
受光センサ114が配設されており、この受光センサ1
14の受光方向は、前記光源部112からの線状の光ビ
ームが照射されたビード部の第1の位置及び第2の位置
とされている。
【0027】ここで、光源部112からの光ビームの照
射方向と、受光センサ114による第1の位置及び第2
の位置からの受光方向とは、約90°の位置関係となっ
ている。
【0028】一対の光源部112は、それぞれコントロ
ーラ116の駆動制御部118からの信号により動作す
るドライバ120を介して給電され、線状の光ビームを
照射する。
【0029】一方、一対の受光センサ114は、その受
光量に応じた電気信号をそれぞれコントローラ116の
データ処理制御部122の画像生成部124に送出する
ようになっている。なお、ここで、一方の受光センサ1
14と画像生成部124との間には、画像反転部126
が介在されており、ミーラ反転の如く画像が反転された
状態で画像生成部124へ送出されるようになってい
る。
【0030】これにより、第1の位置及び第2の位置共
に、同一位置で受光した画像として画像生成部124へ
送られることになる。
【0031】画像生成部124では、前記入力される受
光センサ114からのデータに基づいて画像が生成され
る。生成された画像は、この画像生成部124に接続さ
れたモニタ128に表示されるようになっている。
【0032】また、画像生成部124は、それぞれ比較
部130の入力端に接続されている。この比較部130
では、両方の画像生成部124から送出される画像デー
タを比較し、一致していればハイレベル(H)、不一致
ならばローレベル(L)の信号を出力するようになって
いる。
【0033】比較部130の出力端は、判定結果判別部
132に接続されており、前記判定信号は、判定結果判
別部132に送出され、前記モニタ128上に『OK』
又は『NG』の表示を行うと共に外部出力端子134に
前記判定信号を出力するようになっている。
【0034】以下に本実施の形態の作用を説明する。ま
ず、保持アーム106を引き込み状態としておき(図2
の状態)、所定位置にタイヤ102を配置する。この状
態で、保持アーム106を伸長させることにより、タイ
ヤ120を3点支持し、所定位置に保持することができ
る(図3参照)。これにより、被検査物であるタイヤ1
02の装填が完了する。
【0035】保持アーム106に保持されたタイヤ10
2のビード部102Bにおける第1の位置及び第2の位
置に向けて、それぞれ光源部112から線状の光ビーム
を照射する。この照射によって、線状の光ビームは、ビ
ード部102Bの形状に応じて屈曲することになる。
【0036】第1の位置と第2の位置とは、互いにタイ
ヤ102の直径方向に位置しており、仮に第1の位置と
第2の位置のビード部102Bに異常な形状が存在して
いる場合でも、この異なる2位置間で同一の異常形状が
存在することは、確率的に極めて低い。このため、第1
の位置と第2の位置の形状が不一致の場合には、このタ
イヤ102のビード部102Bには、異常形状が存在す
ると言うことができる。
【0037】この形状検査のため、受光センサ114で
は、前記第1の位置及び第2の位置を含む領域の反射光
を受光する。このとき、線状の光ビームは、ビード部1
02Bの形状に応じて屈曲しているため、受光センサ1
14で受光される受光量、受光位置によって第1の位置
及び第2の位置の形状を得ることができる。
【0038】一方の受光センサ114で受光され、電気
信号に変換されたデータは、画像反転部126によって
ミラー反転される。これは、第1の位置及び第2の位置
の受光センサ114による受光時に左右対照の状態で受
光されるため、これらの左右を一致させるために行われ
る処理である。
【0039】データ処理制御部122の画像生成部12
4では、一対の受光センサ114からの電気信号(一方
は、画像反転部126を通過)に基づいて画像が生成さ
れる。生成された2つの画像は、モニタ128に表示さ
れると共にその画像データは比較部130に入力され、
その画像データ間の位置等の変位状態を比較し、一致か
不一致からをレベル信号で出力する。
【0040】ここで、両者の画像データが一致している
場合には、ハイレベル(H)の信号が判定結果判別部1
32に出力され、不一致の場合には、ローレベル(L)
の信号が判定結果判別132に出力される。
【0041】判定結果判別部132では、この入力レベ
ル信号に応じてモニタ128上に『OK』又は『NG』
の表示を行うと共に、外部出力端子に出力する。
【0042】ここで、タイヤ102のビード部102B
の第1の位置に図4に示されるようなはみ出し102A
が生じている場合、一対の受光センサ114からの信号
に応じて生成した画像が異なることになり、『NG』と
なる。
【0043】図5(A)及び(B)は、実際に生成した
画像のモニタ表示内容を表しており、図5(A)は上記
第1の位置での形状ではみ出し部分(図5(A)の丸印
参照)が存在することが判る。一方、図5(B)は第2
の位置の同一部分にこのはみ出し部分が存在していない
ことが判る。
【0044】なお、図6(A)及び(B)は、ベア(ゴ
ム充填不足)不良を起こしている場合(図6(A)の丸
印参照)と正常な場合(図6(B)参照)をモニタ12
8上の表示内容であり、図7(A)及び(B)は、スモ
ール(ビード部が短い)不良を起こしている場合(図7
(A)の丸印参照)と正常な場合(図7(B)参照)を
モニタ128上の表示内容である。
【0045】本第1の実施の形態によれば、タイヤ10
2ビード部102Bの異なる2位置で同一形状の異常が
発生することの確率が極めて低いことに着目し、同一タ
イヤ102の異なる2位置の形状を生成し、比較するこ
とによって、タイヤ102の外形状の異常を確実かつ迅
速に判別することができる。 (第2の実施の形態)以下に本発明の第2の実施の形態
について説明する。なお、第1の実施の形態と同一構成
部分については、同一の符号を付してその構成の説明を
省略する。
【0046】第2の実施の形態では、第1の位置と第2
の位置の設定の仕方に特徴がある。図8に示される如
く、光源部112は、タイヤ102の両サイドのビード
部102Bのそれぞれの所定の位置に対応している。ま
た、受光センサ114もこの光源部111から照射され
る線状の光ビームを約90°の角度で受光するように配
置されている。
【0047】タイヤ102は、両側面が全く同一の成形
手段で生成されるため、両側面のビード部102Bも同
一形状で生成されるのが普通である。そこで、第1の位
置及び第2の位置を設定する場合に、図8に示される如
く、各側面から各1ヵ所設定することにより、同一形状
の異常が異なる2位置で発生する確率をさらに軽減する
ことができる。
【0048】上記第1の実施の形態及び第2の実施の形
態のいずれであっても、検査結果に基づいて、異常と判
断されたタイヤ102は、一旦通常のラインから外して
おき、一連を作業が終了した後、人手によって再度検査
することが好ましい。『NG』と判定されたタイヤ10
2を通常のラインから外しておき、後に、一括して検査
することにより、作業効率の向上を図ることができる。
また、全てを人手によって検査するよりも、比較的精度
よくふるいにかけた後、人手により検査した方が作業の
煩雑さも軽減することができる。
【0049】なお、第1の実施の形態及び第2の実施の
形態共に、タイヤ102を固定して異なる2位置のみを
検査したが、タイヤ102を等速度回転させながら、複
数の異なる2位置で検査することにより、より精度よく
異常の判別を行うことが可能となる。この検査数(検査
位置)は、1本のタイヤ102毎に1000程度が好ま
しい。
【0050】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る被検査物
の外形状異常判別方法及び装置は、被検査物の外形状の
異常を判別する場合に、予め正常な外形状のデータを登
録することなく、少なくとも異常外形を持つ被検査物を
簡単かつ確実に選別することができ、データの登録、更
新等のメンテナス作業性を向上することができるという
優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るタイヤ形状検
査装置の概略構成図である。
【図2】タイヤ保持部の保持アームの引き込み状態を示
す正面図である。
【図3】タイヤ保持部の保持アームの伸長状態(タイヤ
保持)を示す正面図である。
【図4】タイヤと光源部及び受光センサとの相対位置関
係を示す斜視図である。
【図5】ビード部の受光センサに基づく画像であり、
(A)は異常(はみ出し)、(B)は正常を示す図であ
る(なお、実際の画像は白黒反転画像である。)
【図6】ビード部の受光センサに基づく画像であり、
(A)は異常(ベア)、(B)は正常を示す図である
(なお、実際の画像は白黒反転画像である。)
【図7】ビード部の受光センサに基づく画像であり、
(A)は異常(スモール)、(B)は正常を示す図であ
る(なお、実際の画像は白黒反転画像である。)
【図8】本発明の第2の実施の形態に係るタイヤと光源
部及び受光センサとの相対位置関係を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
100 タイヤ形状検査装置 102 タイヤ(被検査物) 104 保持アーム(固定手段) 112 光源部(光ビーム照射手段) 114 受光センサ(受光手段) 116 コントローラ 124 画像生成部 130 比較部(判別手段) 132 判定結果判別部(分別手段)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも同一の成形手段によって形成
    された同じ形状を有する2位置を選択し、 この2位置の形状を計測して比較し、 比較の結果、形状が同一とされる被検査物と、形状が異
    なる被検査物とを分別することを特徴とする被検査物の
    外形状異常判別方法。
  2. 【請求項2】 前記被検査物がタイヤであり、選択され
    る2位置が単一のタイヤの異なる2位置であることを特
    徴とする請求項1記載の被検査物の外形状異常判別方
    法。
  3. 【請求項3】 被検査物としてのタイヤのビード部にお
    ける、互いに直径方向に位置する2位置を選択し、 選択された2位置にそれぞれ線状の光ビームを照射し、
    この光ビームの照射方向に対して所定角度とされた方向
    で前記光ビームにおけるビード部からの反射光を含む領
    域を受光し、 受光された画像データに基づいて、2位置の形状を比較
    し、 この比較の結果、2位置の形状が異なる場合に、いずれ
    か一方の位置に少なくともピンチ、ベア、スモール、エ
    ア入りを含む異常があると判断し、 比較の結果、2位置の形状が同一と判断されたタイヤと
    分別する、ことを特徴とする被検査物の外形状異常判別
    方法。
  4. 【請求項4】 被検査物を固定する固定手段と、 前記被検査物における同一の成形手段で形成された2位
    置にそれぞれ線状の光ビームを照射する光ビーム照射手
    段と、 前記光ビームから照射される光ビームの照射方向に対し
    て所定角度位置にそれぞれ配置され、前記被検査物の2
    位置を含む領域からの反射光を受光する受光手段と、 前記受光手段での前記2位置を含む領域の一致性を判別
    する判別手段と、 判別手段による判別の結果、不一致と判別された2位置
    に該当する被検査物を、一致と判別された2位置に該当
    する被検査物に対して分別する分別手段と、を有する被
    検査物の外形状異常判別装置。
  5. 【請求項5】 前記被検査物がタイヤであり、選択され
    る2位置が単一のタイヤの異なる2位置であることを特
    徴とする請求項4記載の被検査物の外形状異常判別装
    置。
  6. 【請求項6】 前記固定手段に固定されたタイヤを回転
    させ、複数の異なる2位置での形状を判別することを特
    徴とする請求項5記載の被検査物の外形状異常判別装
    置。
  7. 【請求項7】 前記2位置が、タイヤのビード部であ
    り、該2位置が互いに直径方向に位置することを特徴と
    する請求項5又は請求項6記載の被検査物の外形状異常
    判別装置。
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