JPH10167214A - 容器保持具の組立装着装置及び組立装着方法 - Google Patents

容器保持具の組立装着装置及び組立装着方法

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JPH10167214A
JPH10167214A JP8352628A JP35262896A JPH10167214A JP H10167214 A JPH10167214 A JP H10167214A JP 8352628 A JP8352628 A JP 8352628A JP 35262896 A JP35262896 A JP 35262896A JP H10167214 A JPH10167214 A JP H10167214A
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JP
Japan
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blank
assembling
container holder
mounting
container
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JP8352628A
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Tadaaki Sugihara
忠安輝 杉原
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Original Assignee
Fuji Seal Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】略三角筒状の容器保持具の組立作業効率の向上
と、容器保持具自体の均質化を図ることができる容器保
持具の組立装着装置及び組立装着方法を提供する。 【解決手段】ブランク供給ステーションAに設けられ
た、ブランク110をストックするマガジンケース10
と、接着剤塗布ステーションBに設けられた、ブランク
110の糊代部分に接着剤を塗布する接着剤塗布手段2
0と、組立ステーションCに設けられた、ブランク11
0から容器保持具100を組み立てる組立手段30と、
前記ブランク110を、ブランク供給ステーションAか
ら接着剤塗布ステーションB、組立ステーションCへと
順次搬送し、組立ステーションCで組み立てられた容器
保持具100を装着ステーションDに搬送する搬送手段
50とから構成されており、糊代部分に予め接着剤を塗
布したブランク110を、組立手段30の折曲機構によ
って折り曲げた後、整形固着機構41によって、ブラン
ク110を所定形状に整えることで、接着剤が塗布され
た糊代部分が前記ブランクの所定位置に固着されるよう
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、長手方向に沿っ
て形成された複数の装着孔に容器の首部分をそれぞれ装
着することにより複数の容器を保持する略三角筒状の容
器保持具を、折り目が形成された1枚のブランクから組
み立てて、容器の首部分に装着する容器保持具の組立装
着装置及び組立装着方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の容器保持具としては、例えば、
本願出願人が1996年11月11日付けで提出した特
許出願明細書中に開示したものがある。この容器保持具
は、図3に示すように、口栓部分にフランジPfを有す
る口栓付きパウチ容器Pを保持するためのものであり、
この容器保持具100は、図1に示すような、厚紙によ
って形成されたブランク110から組み立てられる。
【0003】前記ブランク110は、図1に示すよう
に、幅広の上側山形プレート111、112が折り目1
17を介して連設され、更にその上側山形プレート11
1、112の外側に折り目118、119及び120、
121を介して幅狭の下側山形プレート113、114
及び糊付け片115、116が順次連設されたものであ
り、前記上側山形プレート111、112及び下側山形
プレート113、114には、幅方向の中央部に折り目
111a、112a及び113a、114aが形成さ
れ、その折り目111a、112a及び113a、11
4aを跨ぐように四角形状の装着孔122、123及び
124、125が形成されている。そして、前記装着孔
122、123は、前記折り目111a、112aを挟
んで対向する一対の端縁122a、123aが口栓付き
パウチ容器PのフランジPfの下側に係止される一対の
係止端縁となっている。
【0004】前記容器保持具100は、以上のように構
成されたブランク110を、以下に示すような手順によ
って手作業で組み立てることにより形成される。
【0005】まず、折り目118、119によって上側
山形プレート111、112の下側に下側山形プレート
113、114を折り重ねた後、それぞれの上側山形プ
レート111、112及び下側山形プレート113、1
14を、折り目111a、112a及び113a、11
4aによって山折りにし、折り目120、121によっ
て折り曲げた糊付け片115、116を、図1に一点鎖
線で示す、上側山形プレート111、112内面の糊代
部分に糊付けすると、山折りされた幅狭の下側山形プレ
ート113、114の上に山折りされた幅広の上側山形
プレート111、112が配置され、それぞれの上側山
形プレート111、112とそれぞれの下側山形プレー
ト113、114の下端縁同士が繋がった、2つの略三
角筒体が並列に連結された容器保持具100が完成する
(図2参照)。
【0006】以上のような手順によって組み立てられた
容器保持具100は、その装着孔122、123、12
4、125を口栓付きパウチ容器Pの首部分に嵌入する
と、図3に示すように、フランジPfの下側部分に装着
孔122、123の端縁122a、123a(係止端
縁)が係止され、複数の口栓付きパウチ容器Pが、この
容器保持具100に保持されるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、こういった
略三角筒状の容器保持具は、ブランクを折り畳んだ状態
で糊付けして、その後に起こして所定形状にするといっ
た工程で組み立てることができず、組立当初から立体的
な状態で組み立てていかなければならないので、組立の
自動化が困難である。
【0008】従って、上述したように、ブランクからの
組立を手作業に頼っているのが現状であるが、こういっ
た略三角筒状の容器保持具の組立及び容器への装着を手
作業で行っていたのでは、組立作業効率が悪く、容器保
持具自体の品質にもバラツキが発生するといった問題が
ある。
【0009】そこで、この発明の課題は、こういった略
三角筒状の容器保持具の組立作業効率の向上と、容器保
持具自体の均質化を図ることができる容器保持具の組立
装着装置及び組立装着方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、長手方向に沿って形成された複数の装
着孔に容器の首部分をそれぞれ装着することにより複数
の容器を保持する略三角筒状の容器保持具を、所定位置
に折り目が形成された1枚のブランクから組み立てて、
容器の首部分に装着する容器保持具の組立装着装置であ
って、ブランク供給ステーションにおいて、ストックさ
れた多数枚の前記ブランクを1枚ずつ吸引保持して、接
着剤塗布ステーション、組立ステーションに順次搬送す
る搬送手段と、前記接着剤塗布ステーションにおいて、
搬送されてきた前記ブランクの糊代部分に接着剤を塗布
する接着剤塗布手段と、前記組立ステーションにおい
て、前記ブランクから容器保持具を組み立てる組立手段
と、前記組立手段によって組み立てられた容器保持具
を、装着ステーションにおいて、順次搬送されてくる容
器の首部分に装着する装着手段とを備え、前記組立手段
は、前記組立ステーションに搬送されてきた前記ブラン
クに沿うように配置され、前記ブランクの折り目に沿っ
て設けられた軸に支持された回動可能な複数の折曲板及
びその折曲板を前記軸を中心に回動させる駆動部を備え
たブランクの折曲機構と、前記折曲機構によって折り曲
げられた前記ブランクを所定形状に整えることにより、
接着剤が塗布された糊代部分を前記ブランクの所定位置
に固着する整形固着機構とを有している容器保持具の組
立装着装置を提供するものである。
【0011】以上のように構成された容器保持具の組立
装着装置によれば、以下に示す方法によって容器保持具
の組立及び容器への装着が行われる。まず、ブランク供
給ステーションにおいて、吸引保持されたブランクが前
記搬送手段によって、前記接着剤塗布ステーションに搬
送され、前記接着剤塗布手段によって前記ブランクの糊
代部分に接着剤が塗布される。次に、糊代部分に接着剤
が塗布されたブランクは、前記搬送手段によって前記組
立ステーションに搬送され、前記組立手段によって前記
ブランクから容器保持具に組み立てられる。この時、ま
ず、前記折曲機構によって前記ブランクを折り目に沿っ
て順次折り曲げ、前記整形固着機構によって、折り曲げ
られたブランクを所定形状に整えることにより、接着剤
が塗布された糊代部分が前記ブランクの所定位置に固着
され、容器保持具が完成する。最後に、組み立てられた
容器保持具は、前記装着手段によって、前記装着ステー
ションに順次搬送されてくる容器の首部分に装着され
る。
【0012】上述した容器保持具の組立装着装置では、
組立前にブランクの糊代部分に接着剤を塗布し、組立時
にその糊代部分をブランクの所定位置に固着させるよう
にしているが、特に接着剤を使用しない場合は、容器保
持具の組立装着装置を、ブランク供給ステーションにお
いて、ストックされた多数枚の前記ブランクを1枚ずつ
吸引保持して、組立ステーションに搬送する搬送手段
と、前記組立ステーションにおいて、前記ブランクから
容器保持具を組み立てる組立手段と、前記組立手段によ
って組み立てられた容器保持具を、装着ステーションに
おいて、順次搬送されてくる容器の首部分に装着する装
着手段とによって構成し、前記組立手段が、前記組立ス
テーションに搬送されてきた前記ブランクに沿うように
配置され、前記ブランクの折り目に沿って設けられた軸
に支持された回動可能な複数の折曲板及びその折曲板を
前記軸を中心に回動させる駆動部を備えたブランクの折
曲機構と、前記折曲機構によって折り曲げられた前記ブ
ランクを所定形状に整える整形機構と、前記整形機構に
よって所定形状に整形されたブランクの所定箇所同士を
相互に固着してその整形状態を保持する固着機構とを有
する構成を採用することもできる。
【0013】この容器保持具の組立装着装置によれば、
まず、ブランク供給ステーションにおいて、吸引保持さ
れたブランクが前記搬送手段によって、前記組立ステー
ションに搬送され、前記組立手段によって前記ブランク
から容器保持具に組み立てられる。この時、まず、前記
折曲機構によって前記ブランクを折り目に沿って順次折
り曲げ、前記整形機構によって、折り曲げられたブラン
クを所定形状に整えた後、前記固着機構によって、整形
されたブランクの所定箇所同士が固着され、容器保持具
が完成する。最後に、組み立てられた容器保持具は、前
記装着手段によって、前記装着ステーションに順次搬送
されてくる容器の首部分に装着される。
【0014】以上のように、この容器保持具の組立装着
装置では、整形されたブランクの所定箇所同士を固着機
構によって固着するようにしているが、容器保持具の形
態によっては、ブランクの所定箇所同士を相互に固着し
なくても十分容器保持具としての機能を果たすものもあ
るので、そのような容器保持具の場合は、前記固着機構
をあえて設ける必要はなく、整形機構によって整形した
ブランクをそのまま装着手段によって容器の首部分に装
着すればよい。
【0015】なお、上述した「略三角筒状の容器保持
具」とは、概ね三角筒状であるという意味である。従っ
て、正確には四角形状であっても、概ね三角筒状であれ
ば、ここにいう「略三角筒状」に該当する。また、ここ
にいう「略三角筒状の容器保持具」とは、単に1つの略
三角筒状の容器保持具だけではなく、複数の略三角筒状
のものが並列的に連結された容器保持具も含む概念であ
る。
【0016】また、上述した折曲機構の構成要素である
「折曲板」は、ブランクを折り曲げることのできる形状
を有しておればよく、完全な板状のものの他、例えば、
ブランクが重なり合う面が網状、格子状に形成されたの
ものも含む広い概念である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態について図面を
参照して説明する。図4に示す容器保持具の組立装着装
置1は、従来技術の欄で説明した、口栓付きパウチ容器
Pを保持するための容器保持具100を、図1に示すブ
ランク110から、図2に示すような容器保持具100
に組み立て、この容器保持具100を、図3に示すよう
に、口栓付きパウチ容器Pの首部分に装着するための装
置であり、ブランク供給ステーションAに設けられた、
多数の前記ブランク110をストックするマガジンケー
ス10と、接着剤塗布ステーションBに設けられた、ブ
ランク110の糊代部分に接着剤を塗布する接着剤塗布
手段20と、組立ステーションCに設けられた、ブラン
ク110から容器保持具100を組み立てる組立手段3
0と、前記ブランク110を、ブランク供給ステーショ
ンAから接着剤塗布ステーションB、組立ステーション
Cへと順次搬送し、組立ステーションCで組み立てられ
た容器保持具100を装着ステーションDに搬送する搬
送手段50とから構成されている。
【0018】前記搬送手段50は、図4に示すように、
水平軸51に支持された回転円盤52と、前記ブランク
供給ステーションAにおいて前記マガジンケース10か
らブランク110を1枚ずつ吸引保持する4組のブラン
ク保持手段53と、前記組立ステーションCで組み立て
られた容器保持具100を吸引保持する4組の容器保持
具保持手段54と、前記水平軸51に連結され、前記回
転円盤52を水平軸51を中心に90度づつ間欠的に回
転させる、図示しない駆動手段とによって構成されてお
り、前記容器保持具保持手段54は、後に詳細に説明す
る前記組立手段30の整形固着機構の一部を構成すると
共に、前記装着ステーションDにおいて、その装着ステ
ーションDに順次搬送されてくる口栓付きパウチ容器P
の首部分に、組み立てられた容器保持具100を装着す
る装着手段としての機能を兼ね備えている。
【0019】前記ブランク供給ステーションA、接着剤
塗布ステーションB、組立ステーションC及び装着ステ
ーションDは、図4に示すように、前記回転円盤52の
周囲に沿って、その回転方向に順次配置されており、前
記ブランク供給ステーションAと組立ステーションC、
前記接着剤塗布ステーションBと装着ステーションDが
それぞれ対向するように、前記回転円盤52を正面から
見て、前記ブランク供給ステーションAは右側に、前記
組立ステーションCは左側に、前記接着剤塗布ステーシ
ョンBは上側に、前記装着ステーションDは下側にそれ
ぞれ配置されている。
【0020】また、前記ブランク保持手段53及び前記
容器保持具保持手段54は、前記回転円盤52の前記水
平軸51を中心に90度づつずらした位置にそれぞれ取
り付けられており、1組のブランク保持手段53及び前
記容器保持具保持手段54がいずれかのステーションに
停止したときは、他のブランク保持手段53及び容器保
持具保持手段54が他のいずれかのステーションに停止
するように構成されている。
【0021】前記ブランク保持手段53は、図4に示す
ように、ピストンロッド53bが前記回転円盤52の外
方に向かって進退するシリンダ53aと、前記ピストン
ロッド53bの先端に取り付けられた吸引パット53c
とから構成されており、この吸引パット53cによって
前記ブランク110を吸引保持することができるように
なっている。
【0022】前記容器保持具保持手段54は、図4、図
6及び図7に示すように、ピストンロッド54bが前記
回転円盤52の外方に向かって進退するシリンダ54a
と、前記ピストンロッド54bの先端に取り付けられた
整形内型54cとから構成されており、前記整形内型5
4cの傾斜面に形成された吸引孔54dから吸引するこ
とにより、前記組立手段30によって組み立てられた容
器保持具100の谷部分を吸着することで、容器保持具
100全体を保持することができるようになっている。
【0023】なお、図には示していないが、前記ブラン
ク保持手段53及び容器保持具保持手段54には、前記
吸引パット53cや吸引孔54dには、コンプレッサ等
の吸引手段が接続されている。
【0024】前記マガジンケース10は、図4に示すよ
うに、多数枚のブランク110を起立させた状態で集積
できるようになっており、前端部、即ちブランク110
の取り出し側には、ブランク110の下端部及び両側部
を係止する短い係止爪11が設けられていると共に、集
積されたブランク110を後方から水平方向前方側に押
圧して、前端側のブランク110を常時前記係止爪11
に押し付ける押圧部12が設けられている。従って、前
記ブランク供給ステーションAにおいて、前記ピストン
ロッド53bが突出して、前記マガジンケース10内の
先端に位置しているブランク110を前記吸引パット5
3cによって吸着した後、ピストンロッド53bが後退
することで、そのブランク110が撓みながら前記係止
爪11から外れ、マガジンケース10内からブランク1
10を取り出して保持することができる。
【0025】前記接着剤塗布手段20は、図4に示すよ
うに、前記搬送手段50によって接着剤塗布ステーショ
ンBに搬送されてきたブランク110の糊代部分に対応
する位置に、接着剤の塗布部材21がその糊代部分に沿
ってスライド自在に取り付けられており、この塗布部材
21を図示しない駆動手段によってスライドさせること
により、ブランク110の糊代部分にホットメルト等の
接着剤を塗布できるように構成されている。
【0026】前記組立手段30は、図5及び図6に示す
ように、ブランク110をその折り目に沿って折り曲げ
るブランクの折曲機構31と、この折曲機構31によっ
て折り曲げられたブランク110を所定形状に整形する
ことによって、ブランク110の糊付け片115、11
6を糊代部分に固着させて容器保持具100を形成する
整形固着機構41とから構成されている。
【0027】前記折曲機構31は、図5に示すように、
一対の第1折曲板32a、第2折曲板32b、第3折曲
板32cからなる折曲板32と、この折曲板32を回動
させる駆動部34とから構成されている。
【0028】前記第1折曲板32aは、図1に示すブラ
ンク110を折り目111a、112aに沿って折り曲
げるためのものであり、この第1折曲板32aは、その
幅方向の一端側が、組立ステーションCに搬送されてき
たブランク110の折り目111a、112aに沿っ
て、上下のフレーム31aに回転可能に支持された第1
回転軸33aに取り付けられている。また、前記第2折
曲板32bは、図1に示すブランク110を折り目11
8、119に沿って折り曲げるためのものであり、この
第2折曲板32bは、その幅方向の一端側が、前記第1
折曲板32aの他端側に軸受を介して回転可能に支持さ
れた第2回転軸33bに取り付けられている。さらに、
前記第3折曲板32cは、図1に示すブランク110を
折り目120、121に沿って折り曲げるためのもので
あり、この第3折曲板32cは、その幅方向の一端側
が、前記第2折曲板32bの他端側に軸受を介して回転
可能に支持された第3回転軸33cに取り付けられてい
る。
【0029】従って、この折曲板32に前記ブランク1
10が重ね合わされた状態で、前記第1回転軸33a、
第2回転軸33b、第3回転軸33cを順次回転させる
と、前記第1折曲板32a、第2折曲板32b、第3折
曲板32cが順次回動し、前記ブランク110が折り目
111a、112a、118、119、120、121
で順次折り曲げられる。
【0030】前記駆動部34は、前記第1回転軸33
a、第2回転軸33b、第3回転軸33cにそれぞれ対
応して設けられたロータリシリンダ35a、35b、3
5cと、このロータリシリンダ35a、35b、35c
の回転駆動力を、前記第1回転軸33a、第2回転軸3
3b、第3回転軸33cの回転駆動力として動力伝達す
る、水平駆動軸36a、36b、36c、垂直従動軸3
7a、37b、37c、傘歯車38a、38b、38c
及びユニバーサルジョイントシャフト39a、39b、
39cからなる動力伝達機構とから構成されており、前
記ロータリーシリンダ35a、35b、35cのロッド
が回転することにより、その回転駆動力が、水平駆動軸
36a、36b、36c、傘歯車38a、38b、38
c、垂直従動軸37a、37b、37c及びユニバーサ
ルジョイントシャフト39a、39b、39cを介して
前記第1回転軸33a、第2回転軸33b、第3回転軸
33cに伝達されて前記第1回転軸33a、第2回転軸
33b、第3回転軸33cのそれぞれが回転し、これに
伴って前記第1折曲板32a、第2折曲板32b、第3
折曲板32cが回動するようになっている。
【0031】前記整形固着機構41は、図6に示すよう
に、シリンダ43によって、前記折曲板32により折り
曲げられたブランク110に対して進退する成形外型4
2と、前記容器保持具保持手段54とから構成されてお
り、前記整形外型42と前記容器保持具保持手段54の
整形内型54cとの協動作業によって、折り曲げられた
ブランク110を所定形状に整形することができるよう
に構成されている。
【0032】前記整形外型42は、折り曲げられたブラ
ンク110を案内する傾斜面42aを有しており、前記
折曲板32により折り曲げられたブランク110の糊代
部分(図1に一点鎖線で示す領域)を、前記容器保持具
保持手段54の整形内型54cによって、前記整形外型
42の内部に押し込むことにより、折り曲げられたブラ
ンク110の折り目118、119部分が前記傾斜面4
2aに案内されて、ブランク110が所定形状に整形さ
れ、これに伴って接着剤が塗布された糊代部分に糊付け
片115、116が重ね合わさり、相互に固着されるよ
うになっている。
【0033】以上のように構成された容器保持具の組立
装着装置1の動作について、以下に説明する。まず、図
4に示すように、ブランク供給ステーションAに停止し
ているブランク保持手段53によって、マガジンケース
10内からブランク110をを取り出す。そして、前記
回転円盤52が同図に矢印で示す方向に90度回転する
と、ブランク保持手段53によって保持されたブランク
110が接着剤塗布ステーションBにおいて水平状態に
保持されるので、前記接着剤塗布手段20によって、ブ
ランク110の糊代部分に接着剤が塗布される。そし
て、前記回転円盤52が同図に矢印で示す方向に90度
さらに回転すると、糊代部分に接着剤が塗布されたブラ
ンク110が、組立ステーションCにおいて垂直状態に
保持され、前記組立手段30によって、容器保持具10
0に組み立てられる。
【0034】以下に、容器保持具100の組立工程につ
いて詳細に説明する。まず、図8(a)に示すように、
フラットな状態にある折曲板32にブランク110が重
ねられた状態で、同図に矢印で示す方向に、第3折曲板
32cが回動すると、同図(b)に示すように、ブラン
ク110の糊付け片115、116が折り目120、1
21によって内側に折り曲げられる。
【0035】次に、同図(b)に矢印で示すように、第
3折曲板32cが外側に回動して元の状態に復帰すると
共に第2折曲板32bが内側に回動すると、同図(c)
に示すように、糊付け片115、116が折り曲げられ
た状態で、さらにブランク110の下側山形プレート1
13、114が折り目118、119によって内側に折
り曲げられる。ここで、同図(c)に矢印で示す方向
に、第3折曲板32cが回動すると、同図(d)に示す
ように、第3折曲板32cが外側に退避した状態とな
り、同図(d)に矢印で示すように、第2折曲板32b
が外側に回動しながら、第1折曲板32aが内側に回動
すると、図9(a)に示すように、糊付け片115、1
16及び下側山形プレート113、114が折り曲げら
れた状態で、さらに上側山形プレート111、112が
それぞれ幅方向中央部の折り目111a、112aによ
って内側に折り曲げられる。次に、同図(a)に矢印で
示すように、第1折曲板32a、第2折曲板32b及び
第3折曲板32cが回動すると、同図(b)に示すよう
に、折曲板32が元のフラットな状態に復帰し、ブラン
ク110が折り癖のついた状態に保持される。ここで、
同図(b)に矢印で示すように、整形外型42及び整形
内型54cが接近すると、同図(c)に示すように、折
り曲げられたブランク110が整形外型42の傾斜面4
2aに案内されながら、整形内型54cによって、上側
山形プレート111、112が折り目117によって折
り曲げられ、図2に示すような容器保持具100の形状
に整形される。これに伴って、糊付け片115、116
が接着剤の塗布された糊代部分に自然に重ね合わされる
ので、糊付け片115、116が糊代部分に固着され、
容器保持具100が完成する。
【0036】その後、整形外型42が元の位置に復帰す
るが、組み立てられた容器保持具100は、整形内型5
4cの傾斜面に形成された吸引孔54dから吸引するこ
とにより、整形内型54cに吸引保持される。
【0037】そして、前記回転円盤52が、図4に矢印
で示す方向に90度さらに回転すると、整形内型54c
に吸引保持された容器保持具100が、装着ステーショ
ンDに搬送され、装着ステーションDにおいて、容器保
持具保持手段54のピストンロッド54bが下方に突出
することで、3個づつ2列で搬送されてくる6個の口栓
付きパウチ容器Pの首部分に容器保持具100が装着さ
れる。なお、この装着動作により、容器保持具100の
下側山形プレート113、114が折り目113a、1
14aによって自然に折り曲げられる。
【0038】以上のように、この容器保持具の組立装着
装置1は、折曲機構31によってブランク110に折り
癖を付け、この折り癖のついたブランク110を、整形
外型42と整形内型54cとを備えた整形固着機構41
によって所定の容器保持具100の形状に整えることに
より、糊付け片115、116が、ブランク110の接
着剤が塗布された糊代部分に自然に重なるようにしたた
め、従来手作業に頼っていたこの種の容器保持具の組立
の自動化が可能となった。しかも、容器保持具保持手段
54を、容器保持具100の組立、搬送、装着の3工程
において共有化したため、装置全体がコンパクトになる
と共に、各工程間の移行が円滑に行えるといった効果が
ある。
【0039】図13ないし図16は、他の実施形態を示
している。この容器保持具の組立装着装置2は、図10
に示すブランク210から、図11に示す容器保持具2
00を組み立てて、図12に示すように、ペットボトル
Bの首部分に装着するための装置である。
【0040】前記ブランク210は、図10に示すよう
に、幅広の上側山形プレート211に、幅狭の下側山形
プレート212及び固着片213が折り目214、21
5を介して連設されたものであり、前記上側山形プレー
ト211、下側山形プレート212には、それぞれの幅
方向の中央部に、前記折り目214、215に平行の折
り目211a、212aが形成されていると共に、それ
ぞれの折り目211a、212aを跨ぐように、ペット
ボトルBの首部分が挿入される略四角形状の装着孔21
6、217が対応する位置に形成されている。そして、
前記上側山形プレート211に形成された装着孔216
は、前記折り目211aを挟んで対向する一対の端縁2
16aがペットボトルBのフランジBfの下側に係止さ
れる一対の係止端縁となっている。
【0041】このブランク210を、各折り目214、
215、211a、212aで折り曲げると共に、図1
0に一点鎖線で示す、下側山形プレート212内面の固
着領域に固着片213を固着すると、山折りされた幅狭
の下側山形プレート212の上に山折りされた幅広の上
側山形プレート211が配置され、上側山形プレート2
11と下側山形プレート212の下端縁同士が繋がっ
た、図11に示すような略三角筒状の容器保持具200
が完成する。
【0042】このようにして組み立てられた容器保持具
200は、下側山形プレート212の装着孔217から
ペットボトルBの首部分に装着すると、図12に示すよ
うに、上側山形プレート211の装着孔216の端縁2
16aがペットボトルBのフランジBfの下側に係止さ
れて、ペットボトルBがこの容器保持具200に保持さ
れる。
【0043】この容器保持具200の組立装着装置2
は、図13に示すように、ブランク供給ステーションE
に設けられた、多数の前記ブランク210をストックす
るマガジンケース60と、組立ステーションFに設けら
れた、ブランク210から容器保持具200を組み立て
る組立手段70と、前記ブランク210を、ブランク供
給ステーションEから組立ステーションFへ搬送し、組
立ステーションFで組み立てられた容器保持具200を
装着ステーションGに搬送する搬送手段90とから構成
されている。
【0044】前記搬送手段90は、図13に示すよう
に、水平軸91に支持された回転円盤92と、前記ブラ
ンク供給ステーションEにおいて前記マガジンケース6
0からブランク210を1枚ずつ吸引保持すると共に組
立ステーションFにおいて組み立てられた容器保持具2
00を吸引保持する3組の保持手段93と、前記水平軸
91に連結され、前記回転円盤92を水平軸91を中心
に120度づつ間欠的に回転させる、図示しない駆動手
段とによって構成されており、前記保持手段93は、後
に詳細に説明する前記組立手段70の整形機構を構成す
ると共に、前記装着ステーションGにおいて、その装着
ステーションGに順次搬送されてくるペットボトルBの
首部分に、組み立てられた容器保持具200を装着する
装着手段としての機能を兼ね備えている。
【0045】前記ブランク供給ステーションE、組立ス
テーションF及び装着ステーションGは、図13に示す
ように、前記回転円盤92の周囲に沿って、その回転方
向に順次配置されており、前記装着ステーションGが回
転円盤92の真下に位置するように、ブランク供給ステ
ーションEと組立ステーションFとがそれぞれ120度
逆方向にずらした位置に配置されている。
【0046】また、前記保持手段93は、前記回転円盤
92の前記水平軸91を中心に120度づつずらした位
置にそれぞれ取り付けられており、一の保持手段93が
いずれかのステーションに停止したときは、他の保持手
段93が他のいずれかのステーションに停止するように
構成されている。
【0047】前記保持手段93は、図13に示すよう
に、ピストンロッド93bが前記回転円盤92の外方に
向かって進退するシリンダ93aと、前記ピストンロッ
ド93bの先端に取り付けられた整形板94と、この整
形板94に取り付けられた吸引パット95とから構成さ
れている。
【0048】前記整形板94は、図10に示すブランク
210の上側山形プレート211が概ね重なる大きさ、
形状を有しており、図13及び図14に示すように、支
軸94cによって開閉可能に連結された一対の開閉板9
4a、94bと、この一対の開閉板94a、94bを前
記支軸94cを中心に開閉させる、図示しない開閉駆動
機構とによって構成されている。
【0049】前記開閉板94a、94bには、その連結
部分を跨ぐように、ブランク210の装着孔216より
若干大きめの開口94dが、ブランク210の装着孔2
16に対応する位置に設けられており、前記吸引パット
95は、前記開閉板94a、94bにそれぞれ2個づつ
設けられている。なお、図には示していないが、前記吸
引パット95には、コンプレッサ等の吸引手段が接続さ
れている。
【0050】従って、この保持手段93は、前記開閉板
94a、94bを開いた状態で、ブランク210の上側
山形プレート211部分を、その開閉板94a、94b
に重ね合わせて前記吸引パット95で吸引することによ
り、前記ブランク210を吸引保持することができ、ブ
ランク210を吸引保持した状態で、前記開閉板94
a、94bを前記開閉機構によって閉じることで、ブラ
ンク210の上側山形プレート211部分を折り目21
1aで折り曲げることができる。
【0051】前記マガジンケース60は、図13に示す
ように、前端部、即ちブランク210の取り出し側が下
方に下がった前下がりの状態に設置されているため、前
記実施形態のマガジンケース10のような押圧部12は
設けられておらず、集積されたブランク210の自重に
よってブランク210が前端側に自然に移動するように
構成されている点で、前記マガジンケース10とは異な
るが、係止爪61等、その他は同一構成ゆえその説明は
省略する。
【0052】前記組立手段70は、図13及び図14に
示すように、ブランク210をその折り目に沿って折り
曲げるブランクの折曲機構71と、この折曲機構71に
よって折り曲げられたブランク210を所定形状に整形
する整形機構としての前記保持手段93と、前記保持手
段93によって整形されたブランク210の固着片21
3と固着領域(図10に一点鎖線で示す領域)とを相互
に固着してその整形状態を保持する固着機構81とから
構成されている。
【0053】前記折曲機構71は、図14に示すよう
に、第1折曲板72a及び第2折曲板72bからなる折
曲板72と、この折曲板72を回動させる駆動部74と
から構成されており、前記第1折曲板72aと第2折曲
板72bとの間には、前記保持手段93の整形板94が
進入できるスペースが設けられている。
【0054】前記第1折曲板72aは、図10に示すブ
ランク210を折り目214に沿って折り曲げるための
ものであり、この第1折曲板72aは、その幅方向の一
端側が、組立ステーションFに搬送されてきたブランク
210の折り目214に沿って、図示しない上下のフレ
ームに回転可能に支持された第1回転軸73aに取り付
けられている。また、前記第2折曲板72bは、図10
に示すブランク210を折り目215に沿って折り曲げ
るためのものであり、この第2折曲板72bは、その幅
方向の一端側が、組立ステーションFに搬送されてきた
ブランク210の折り目215に沿って、図示しない上
下のフレームに回転可能に支持された第2回転軸73b
に取り付けられている。
【0055】前記駆動部74は、ロータリシリンダ75
と、このロータリシリンダ75の回転駆動力を、前記第
1折曲板72a、第2折曲板72bの回動駆動力として
動力伝達する、水平駆動軸76、垂直従動軸77a、7
7b、傘歯車78a、78b及びユニバーサルジョイン
トシャフト79a、79bからなる動力伝達機構とから
構成されており、前記ユニバーサルジョイントシャフト
79a、79bは、前記第1折曲板72a、第2折曲板
72bの端縁の第1回転軸73a、第2回転軸73bか
ら若干離れた位置に接続されている。
【0056】従って、前記ロータリーシリンダ75のロ
ッドが回転することにより、その回転駆動力が、水平駆
動軸76、傘歯車78a、78b、垂直従動軸77a、
77bを介してユニバーサルジョイントシャフト79
a、79bに伝達されてユニバーサルジョイントシャフ
ト79a、79bが回転し、これに伴って前記第1折曲
板72a、第2折曲板72bが、前記第1回転軸73
a、第2回転軸73bを中心に回動する。なお、この駆
動部74は、1つのロータリシリンダ75によって、第
1折曲板72aと第2折曲板72bとを個別に回動させ
るために、それぞれの動力伝達機構に図示しないクラッ
チ機構が設けられており、このクラッチ機構によって、
第1折曲板72a、第2折曲板72bのいずれか一方を
回動させるときは、他方にロータリシリンダ75の回転
駆動力が伝達されないように構成されている。
【0057】前記固着機構81は、前記折曲機構71に
よって折り曲げられたブランク210が前記整形機構
(整形板94、吸引パット95)によって所定形状に整
形されたとき、概ね重ね合わされたブランク210の固
着片213と固着領域とを挟み付けて、留め金によって
両者を固着するものであり、図13及び図16(b)に
示すように、ブランク210の整形完了後に側方から整
形されたブランク210側に進入し、固着完了後に元の
位置に退避するように、組立ステーションFに対して進
退自在に取り付けられている。なお、図には示していな
いが、固着機構81を進退させる駆動部が備えられてい
ることはいうまでもない。
【0058】以上のように構成された容器保持具の組立
装着装置2の動作について、以下に説明する。まず、図
13に示すように、ブランク供給ステーションEに停止
している保持手段93によって、マガジンケース60内
からブランク210を取り出して保持する。そして、前
記回転円盤92が同図に矢印で示す方向に120度回転
すると、保持手段93によって保持されたブランク21
0が、組立ステーションFの所定位置に保持され、前記
組立手段70によって、容器保持具200に組み立てら
れる。
【0059】以下に、容器保持具200の組立工程につ
いて詳細に説明する。まず、図15(a)に示すよう
に、フラットな状態にある折曲板72にブランク210
が重ねられた状態で、同図に矢印で示す方向に、第1折
曲板72aが回動すると、同図(b)に示すように、ブ
ランク210の下側山形プレート212が折り目214
によって内側に折り曲げられる。
【0060】次に、同図(b)に矢印で示すように、第
1折曲板72aが外側に回動して元の状態に復帰すると
共に第2折曲板72bが内側に回動すると、同図(c)
に示すように、下側山形プレート212が折り曲げられ
た状態で、さらにブランク210の固着片213が折り
目215によって内側に折り曲げられる。ここで、同図
(c)に矢印で示す方向に、第2折曲板72bが回動し
て元の位置に復帰すると、同図(d)に示すように、ブ
ランク210が折り癖のついた状態に保持される。
【0061】次に、同図(d)に矢印で示すように、前
記整形板94の開閉板94a、94bが閉じると、図1
6(a)に示すように、ブランク210の上側山形プレ
ート211が折り目211aによって折り曲げられ、固
着片213が固着領域に概ね重なった略三角筒状に整形
される。ここで、図16(b)に示すように、前記固着
機構81により、固着片213を固着領域に留め金によ
って固着すると、容器保持具200が完成する。
【0062】そして、前記回転円盤52が、図13に矢
印で示す方向に120度さらに回転すると、整形板94
に吸引保持された容器保持具200が、装着ステーショ
ンGに搬送され、装着ステーションGにおいて、保持手
段93のピストンロッド93bが下方に突出すること
で、3個づつ1列で搬送されてくるペットボトルBの首
部分に容器保持具200が装着される。なお、この装着
動作により、容器保持具200の下側山形プレート21
2が折り目212aによって自然に折り曲げられる。
【0063】以上のように、この容器保持具の組立装着
装置2は、折曲機構71によってブランク210に折り
癖を付け、この折り癖のついたブランク210を、整形
機構として機能する、搬送手段90の構成要素である保
持手段93によって所定の容器保持具200の形状に整
え、固着片213と固着領域とを固着機構81によって
留め金で固着するようにしたため、従来手作業に頼って
いたこの種の容器保持具の組立の自動化が可能となり、
しかも、保持手段93を、ブランク210の搬送、ブラ
ンク210から容器保持具200への組立及び組み立て
られた容器保持具200の搬送、装着の各工程において
共有化したため、装置全体がコンパクトになると共に、
各工程間の移行が円滑に行えるといった効果がある。
【0064】第1の実施形態では、略三角筒状のものが
並列的に連結された2連の容器保持具100を対象にし
ているが、例えば、図17に示すように、前記容器保持
具保持手段54の整形内型54cの先端に切断刃54e
を取付け、整形外型42との協動作業によってブランク
110を所定形状に整形する際、前記切断刃54eによ
って、整形された容器保持具100を折り目117部分
で切断して2個の略三角筒状の容器保持具に分割するこ
とにより、一連の組立工程によって、単一の略三角筒状
の容器保持具を2個同時に組み立てることができると共
に、一連の装着工程によって、この2個の容器保持具を
同時に容器の首部分に装着することも可能である。
【0065】但し、前記容器保持具100が2分割され
ていることにより、前記口栓付きパウチ容器Pへの装着
に際して、整形内型54cによる容器保持具の吸引保持
力だけでは、確実に口栓付きパウチ容器Pの首部分にそ
れぞれの容器保持具を装着することができないことも考
えられるので、そのような場合は、容器保持具保持手段
54によって、下側山形プレート113、114の装着
孔124、125を口栓付きパウチ容器Pの首部分に嵌
め込むだけにとどめ、容器への最終装着は、容器保持具
をさらに上方から押しつけて、容器の首部分を上側山形
プレート111、112の装着孔122、123に嵌め
込むための最終装着手段を別途設け、この最終装着手段
によって行うようにするのが望ましい。
【0066】また、第2の実施形態では、留め金によっ
て固着片213をブランク210の固着領域に固着する
ようにしているが、例えば、図18(a)、(b)に示
すように、前記固着片213に代えて、下側山形プレー
ト212と同一構成の第2の下側山形プレート214を
設けたものにあっては、前記整形機構71によってブラ
ンクを所定形状に整形することで、下側山形プレート2
12に第2の下側山形プレート214を重ね合わせ、両
者を固着することなしに容器の首部分に装着するだけで
十分に容器保持具として機能させることができるので、
そのような容器保持具にあっては、特に、固着機構81
を設ける必要はない。なお、その場合、前記第2折曲板
72bを第2の下側山形プレート214と略同一の大き
さ、形状に形成しておかなければならないことはいうま
でもない。
【0067】また、第1の実施形態では、接着剤によっ
て糊付け片115、116を糊代部分に固着し、また、
第2の実施形態では、留め金によって固着片213を固
着領域に固着するようにしているが、逆に、第1の実施
形態において、接着剤塗布手段20を備えた接着剤塗布
ステーションBを設けずに、組み立て手段30に留め金
による固着機構を付加して、糊付け片115、116を
糊代部分に留め金によって固着するようにしてもよく、
また、第2の実施形態において、組立手段70に固着機
構81を設けずに、組立ステーションFの直前に接着剤
塗布手段を備えた接着剤塗布ステーションを設け、組立
工程の直前で固着領域に接着剤を塗布し、整形工程にお
いて、固着片213を接着剤が塗布された固着領域に重
ね合わせることで、両者を固着させることもできる。
【0068】また、上述した各実施形態では、口栓付き
パウチ容器PやペットボトルBを対象とした容器保持具
の組立装着装置について説明したが、こういった容器に
ついての容器保持具に限定されるものではなく、略三角
筒状の容器保持具であれば、種々の容器を保持する容器
保持具の組立及び装着に適用することができる。
【0069】また、第1の実施形態では、容器保持具保
持手段54を、容器保持具100の組立、搬送、装着の
3工程において共有化しており、第2の実施形態では、
保持手段93を、ブランク210の搬送、ブランク21
0から容器保持具200への組立及び組み立てられた容
器保持具200の搬送、装着の各工程において共有化し
ているが、こういった構成に限定されるものではなく、
各工程において、それぞれの機能を果たす手段を個別に
設けたものであっても良い。
【0070】
【発明の効果】以上のように、請求項1及び請求項2に
記載の発明は、糊代部分に予め接着剤を塗布したブラン
クを、折曲機構によって折り目に沿って順次折り曲げた
後、整形固着機構によって、折り曲げられたブランクを
所定形状に整えることで、接着剤が塗布された糊代部分
が前記ブランクの所定位置に固着されるように構成した
ため、略三角筒状の容器保持具の自動組立が可能とな
り、容器保持具の組立作業効率の向上を図ることができ
ると共に、組み立てられた容器保持具自体の均質化を図
ることができる。
【0071】また、請求項3に記載の発明は、前記折曲
機構によって、ブランクを折り目に沿って順次折り曲
げ、整形機構によって、折り曲げられたブランクを所定
形状に整形し、その整形状態を保持したまま容器保持具
を容器の首部分に装着するように構成したため、また、
請求項4及び請求項5に記載の発明は、前記折曲機構に
よって、ブランクを折り目に沿って順次折り曲げ、整形
機構によって、折り曲げられたブランクを所定形状に整
えた後、固着機構によって、整形されたブランクの所定
箇所同士を固着するように構成したため、略三角筒状の
容器保持具の自動組立が可能となり、容器保持具の組立
作業効率の向上を図ることができると共に、組み立てら
れた容器保持具自体の均質化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】容器保持具を組み立てるためのブランクを示す
平面図である。
【図2】同上の容器保持具を示す斜視図である。
【図3】同上の容器保持具を口栓付きパウチ容器に装着
した状態を示す斜視図である。
【図4】同上の容器保持具の組立装着装置を示す概略構
成図である。
【図5】同上の組立装着装置の折曲機構を示す概略図で
ある。
【図6】同上の組立装着装置の組立手段を示す概略図で
ある。
【図7】同上の組立装着装置の整形内型を示す断面図で
ある。
【図8】同上の組立装着装置による容器保持具の組立工
程を示す工程図である。
【図9】同上の組立装着装置による容器保持具の組立工
程を示す工程図である。
【図10】他の容器保持具を組み立てるためのブランク
を示す平面図である。
【図11】同上の容器保持具を示す斜視図である。
【図12】同上の容器保持具をペットボトルに装着した
状態を示す斜視図である。
【図13】同上の容器保持具の組立装着装置を示す概略
構成図である。
【図14】同上の組立装着装置の折曲機構を示す概略図
である。
【図15】同上の組立装着装置による容器保持具の組立
工程を示す工程図である。
【図16】同上の組立装着装置による容器保持具の組立
工程を示す工程図である。
【図17】図7に示す整形内型の変形例を示す断面図で
ある。
【図18】さらに他の容器保持具を示す図である。
【符号の説明】
1、2 容器保持具の組立装着装置 10、60 マガジンケース 20 接着剤塗布手段 30、70 組立手段 31、71 折曲機構 32、72 折曲板 34、74 駆動部 41 整形固着機構 50、90 搬送手段 81 固着機構 100、200 容器保持具 110、210 ブランク A、E ブランク供給ステーション B 接着剤塗布ステーション C、F 組立ステーション D、G 装着ステーション

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に沿って形成された複数の装着
    孔に容器の首部分をそれぞれ装着することにより複数の
    容器を保持する略三角筒状の容器保持具を、所定位置に
    折り目が形成された1枚のブランクから組み立てて、容
    器の首部分に装着する容器保持具の組立装着装置であっ
    て、 ブランク供給ステーションにおいて、ストックされた多
    数枚の前記ブランクを1枚ずつ吸引保持して、接着剤塗
    布ステーション、組立ステーションに順次搬送する搬送
    手段と、 前記接着剤塗布ステーションにおいて、搬送されてきた
    前記ブランクの糊代部分に接着剤を塗布する接着剤塗布
    手段と、 前記組立ステーションにおいて、前記ブランクから容器
    保持具を組み立てる組立手段と、 前記組立手段によって組み立てられた容器保持具を、装
    着ステーションにおいて、順次搬送されてくる容器の首
    部分に装着する装着手段とを備え、 前記組立手段は、 前記組立ステーションに搬送されてきた前記ブランクに
    沿うように配置され、前記ブランクの折り目に沿って設
    けられた軸に支持された回動可能な複数の折曲板及びそ
    の折曲板を前記軸を中心に回動させる駆動部を備えたブ
    ランクの折曲機構と、 前記折曲機構によって折り曲げられた前記ブランクを、
    所定形状に整えることにより、接着剤が塗布された糊代
    部分を前記ブランクの所定位置に固着する整形固着機構
    とを有している容器保持具の組立装着装置。
  2. 【請求項2】 長手方向に沿って形成された複数の装着
    孔に容器の首部分をそれぞれ装着することにより複数の
    容器を保持する略三角筒状の容器保持具を、所定位置に
    折り目が形成された1枚のブランクから組み立てて、容
    器の首部分に装着する容器保持具の組立装着方法であっ
    て、 前記ブランクの糊代部分に接着剤を塗布する接着剤塗布
    工程と、 前記接着剤塗布工程によって糊代部分に接着剤が塗布さ
    れた前記ブランクから容器保持具を組み立てる組立工程
    と、 前記組立工程によって組み立てられた容器保持具を、容
    器の首部分に装着する装着工程とを備え、 前記組立工程は、 前記ブランクを折り目に沿って順次折り曲げる折曲工程
    と、 前記折曲工程によって折り曲げられた前記ブランクを、
    所定形状に整えることにより、接着剤が塗布された糊代
    部分を前記ブランクの所定位置に固着する整形固着工程
    とを有している容器保持具の組立装着方法。
  3. 【請求項3】 長手方向に沿って形成された複数の装着
    孔に容器の首部分をそれぞれ装着することにより複数の
    容器を保持する略三角筒状の容器保持具を、所定位置に
    折り目が形成された1枚のブランクから組み立てて、容
    器の首部分に装着する容器保持具の組立装着装置であっ
    て、 ブランク供給ステーションにおいて、ストックされた多
    数枚の前記ブランクを1枚ずつ吸引保持して、組立ステ
    ーションに搬送する搬送手段と、 前記組立ステーションにおいて、前記ブランクから容器
    保持具を組み立てる組立手段と、 前記組立手段によって組み立てられた容器保持具を、装
    着ステーションにおいて、順次搬送されてくる容器の首
    部分に装着する装着手段とを備え、 前記組立手段は、 前記組立ステーションに搬送されてきた前記ブランクに
    沿うように配置され、前記ブランクの折り目に沿って設
    けられた軸に支持された回動可能な複数の折曲板及びそ
    の折曲板を前記軸を中心に回動させる駆動部を備えたブ
    ランクの折曲機構と、 前記折曲機構によって折り曲げられた前記ブランクを所
    定形状に整える整形機構とを有している容器保持具の組
    立装着装置。
  4. 【請求項4】 前記組立手段が、前記整形機構によって
    整形されたブランクの所定箇所同士を相互に固着してそ
    の整形状態を保持する固着機構を有している請求項3に
    記載の容器保持具の組立装着装置。
  5. 【請求項5】 長手方向に沿って形成された複数の装着
    孔に容器の首部分をそれぞれ装着することにより複数の
    容器を保持する略三角筒状の容器保持具を、所定位置に
    折り目が形成された1枚のブランクから組み立てて、容
    器の首部分に装着する容器保持具の組立装着方法であっ
    て、 前記ブランクから容器保持具を組み立てる組立工程と、 前記組立工程によって組み立てられた容器保持具を容器
    の首部分に装着する装着工程とを備え、 前記組立工程は、 前記ブランクを折り目に沿って順次折り曲げる折曲工程
    と、 前記折曲工程によって折り曲げられた前記ブランクを、
    所定形状に整える整形工程と、 前記整形工程によって整形されたブランクの所定箇所同
    士を相互に固着してその整形状態を保持する固着工程と
    を有している容器保持具の組立装着方法。
JP8352628A 1996-12-12 1996-12-12 容器保持具の組立装着装置及び組立装着方法 Withdrawn JPH10167214A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006092027A1 (en) * 2005-03-03 2006-09-08 Roylebind Pty. Ltd. Book cover
JP2009502672A (ja) * 2006-02-10 2009-01-29 クルティコストルツィオーニ メッカニケ ソチエタ ペル アツィオーニ 細長い物品を包装するためのブランク、箱、装置、および方法
KR20220081744A (ko) * 2020-12-09 2022-06-16 (주)메카테크시스템 카톤을 일정한 속도로 이송하는 카톤 이송장치

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