JPH10164254A - 自動発信機能を有した通信端末装置 - Google Patents

自動発信機能を有した通信端末装置

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JPH10164254A
JPH10164254A JP8315176A JP31517696A JPH10164254A JP H10164254 A JPH10164254 A JP H10164254A JP 8315176 A JP8315176 A JP 8315176A JP 31517696 A JP31517696 A JP 31517696A JP H10164254 A JPH10164254 A JP H10164254A
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signal
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communication terminal
terminal device
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JP8315176A
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Shoichi Akiyama
正一 秋山
Hiroshi Oikawa
弘 及川
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】並列に接続した受信端末が、発信電話番号表示
サービスの通信を行っている最中に、自動発信動作を開
始することがない通信端末装置を提供する。 【解決手段】回線Lの電圧レベル及び極性反転と、交換
機から送出される信号とを監視する回線状態監視手段5
と、所定の条件を満たしたときに、自動的に直流ループ
を閉結し、選択信号を送出する自動発信手段4と、発信
制御手段1とを備え、この発信制御手段1は、回線状態
監視手段5が受信端末による直流ループの開放を検出し
た後の所定時間の間に、交換機から送出される受信端末
の呼出信号を検出しなかったときには、自動発信手段4
の動作を許可する一方、所定時間の間に、呼出信号を検
出したときには、自動発信手段4の動作を禁止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発信電話番号表示
サービスの機能を備えた受信端末と、同じ回線に並列に
接続されたファクシミリ装置等の自動発信機能を有した
通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、迷惑電話によるプライバシーの侵
害が大きな社会問題となっており、これを防ぐ手段の1
つとして、発信電話番号表示サービスの導入が準備され
ている。これによれば、受信側では、応答前に発信側の
電話番号などが表示されるので、相手に応じた対応を採
ることができる。
【0003】以下に、発信電話番号表示サービスの基本
動作について、図6のシーケンス図とともに説明する。
図中の(1)〜(9)は、各動作に対して割り付けられ
た番号であり、ID受信端末とは、このサービスを利用
することができる電話機、ファクシミリ装置などの端末
のことである。
【0004】加入者線交換機は、予めサービス契約がさ
れた受信端末に対する呼出があった場合、受信端末側の
回線である加入者線の極性を反転し(1)、ID受信端
末起動信号を送出する(2)。受信端末側では発信元情
報の受信が可能な状態になると、端末内の直流回路を閉
じて(直流ループ閉結)一次応答信号を送出する
(3)。これに対し、交換機側は、直流抵抗値から一次
応答信号を判断すると、モデム信号である発信元番号等
の情報を受信端末側に送信し(4)、その後、受信端末
側から直流回路を開く(直流ループ開放)ことによる受
信完了信号を受けてから(5)、呼出信号を送信する
(6)。
【0005】ID受信端末では、呼出信号を受けると呼
出音を鳴動させて着信を促すが、予め発信元情報を受信
しディスプレイに表示するなどして、相手の電話番号等
を確認できるので、相手に応じた対応(例えば、留守番
電話への切り替え)をとることができる。ここで呼出信
号に対し、ハンドセットを取り上げるなどして応答した
場合には、再度直流回路を閉じて(直流ループ閉結)二
次応答信号を送出し(7)、その後、極性が復極されて
通話ができるようになる(8),(9)。
【0006】なお、発信元番号を含んだモデム信号に
は、発信元の通信端末装置の電話番号の他に、ダイヤル
イン契約をしている場合はダイヤルイン番号等の番号情
報も含まれ、また、発信元番号を通知できない場合には
その理由が通知される。ちなみに、その理由には、公衆
電話からの発信、電話番号入力前の操作(「184」を
ダイヤル)等により非通知指定をした場合の発信、サー
ビス提供地域外からの発信などがある。
【0007】一方、ファクシミリ装置や、火災や不法侵
入などの検知を所定の宛先に通報する自動通報機などの
通信端末装置には、自動発信機能を有しており、これに
よって、例えば、ファクシミリ装置では時刻指定通信な
どが可能になっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記発信電
話番号表示サービスが利用できる受信端末と、上記自動
発信機能を有した通信端末装置とが、同じ回線に並列に
接続される場合、通信端末装置側では、上記図6を用い
て説明した発信電話番号表示サービスの通信手順を認識
していないため、待機中と判断して、この手順中に発信
動作を開始してしまうことがあり、双方の通信が正常に
出来ない恐れがあった。
【0009】本発明は、このような事情に鑑みて提案さ
れたものであり、並列に接続した受信端末が、発信電話
番号表示サービスの通信を行っている最中に、自動発信
動作の開始を防ぐことが出来る通信端末装置を提供する
ことを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に提案される通信端末装置は、回線の電圧レベル及び極
性反転と、交換機から送出される信号とを監視する回線
状態監視手段と、所定の条件を満たしたときに、自動的
に直流ループを閉結し、選択信号を送出する自動発信手
段と、発信制御手段とを備える。
【0011】請求項1では、この発信制御手段は、回線
状態監視手段が受信端末による直流ループの開放を検出
した後の第1の所定時間の間に、交換機から送出される
受信端末の呼出信号を検出しなかったときには、自動発
信手段の動作を許可する一方、第1の所定時間の間に、
呼出信号を検出したときには、自動発信手段の動作を禁
止する。
【0012】請求項2では、発信制御手段は、回線状態
監視手段が極性反転を検出した後の第2の所定時間の間
に、交換機から送出される受信端末の起動信号を検出し
なかったときには、自動発信手段の動作を許可する一
方、第2の所定時間の間に、起動信号を検出したときに
は、自動発信手段の動作を禁止する。このように、請求
項1及び請求項2では、通信端末装置は、待機状態であ
ると判断し、自動発信できる場合でも、所定時間の間待
って、交換機から発信電話番号表示サービスの手順信号
が送信されてこないことを確認してから、自動発信を行
う。
【0013】請求項3では、発信制御手段は、回線状態
監視手段が交換機から送出される発信元情報信号を検出
した後に、受信端末による直流ループの開放を検出した
ときには、自動発信手段の動作を禁止する。即ち、この
通信端末装置は、受信端末が発信元情報信号の受信に対
し応答したことを検出すれば、受信端末による通信が開
始されるので、発信動作を禁止する。
【0014】請求項4では、発信制御手段は、回線状態
監視手段が極性反転を検出してから、回線の電圧レベル
が所定のレベルになり受信端末による通信の終了を検出
するまでは、自動発信手段の動作を禁止する。即ち、こ
の通信端末装置では、発信電話番号表示サービスの通信
手順が開始すれば、その通信が終了するまで、発信動作
を禁止する。
【0015】請求項5では、請求項1において、発信制
御手段は、自動発信手段の動作の禁止中に、所定の条件
を満たしたときは、回線状態監視手段によって回線の電
圧レベルが所定のレベルになったことを検出したとき
に、発信要求を行い、この発信要求から、第1の所定時
間の間、呼出信号を検出しなかったときに、自動発信手
段を動作させる。
【0016】ここに発信要求とは、通常の電話機であれ
ば、受話器を取り上げた時点をいうが、ここでは、第1
の所定時間の計時を開始する時点をいい、この時間が経
過した後に、受信端末が通信中でないことを確認してか
ら、直流ループを閉結し、自動発信動作を開始する。請
求項6では、請求項1あるいは2において、発信制御手
段は、自動発信手段の動作の禁止中に、所定の条件を満
たしたときは、回線状態監視手段によって回線の電圧レ
ベルが所定のレベルになったことを検出したときに、発
信要求を行い、この発信要求から、第1の所定時間の
間、呼出信号を検出せず、かつ、第2の所定時間の間、
起動信号を検出しなかったときに、自動発信手段を動作
させる。
【0017】ここでは、発信電話番号表示サービスの通
信手順は認識していないので、自動発信が可能な状態に
なったときに、少なくとも、交換機から受信端末に対す
る呼出信号と起動信号が送出されてこないことを確認し
てから、自動発信動作を開始する。請求項7では、請求
項3あるいは4において、発信制御手段は、自動発信手
段の動作の禁止中に、所定の条件を満たしたときは、回
線状態監視手段によって回線の電圧レベルが所定のレベ
ルになり、受信端末による通信の終了を検出したとき
に、自動発信手段を動作させる。即ち、この通信端末装
置では、発信電話番号通知サービスの通信手順を認識し
ているので、受信端末による通信が終了した時点で、自
動発信動作を開始する。
【0018】請求項8では、請求項1〜4のいずれかに
おいて、発信制御手段は、自動発信手段の動作の禁止中
に、所定の条件を満たしたときは、直流ループを開放
し、強制的に自動発信手段を動作させる。これは、受信
端末の通信を強制的に遮断し、自動発信を開始する場合
であり、緊急性の高い自動通報機などに適している。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明の
実施の形態を説明する。図1は本発明の自動発信機能を
有した通信端末装置の内部構成の一例を示すブロック
図、図2はこの通信端末装置を備えた通信システムのシ
ステム構成図である。
【0020】図2に示すように本発明に係る通信端末装
置T1(自動発信機器)は、ID受信端末T2と同一の
回線Lに並列に接続されている。電話機などのID受信
端末T2は、発信電話番号表示サービスの機能を備えて
おり、加入者線交換機LSから送出されて来る発信元情
報信号が受信できるようになっている。なお、ここで
は、自動発信機能を有した通信端末装置T2の1つとし
てファクシミリ装置を図示したが、本発明はこれには限
定されず、自動通報機や、電子メール等のデータ通信機
能を備えたコンピュータ等でも構成できる。
【0021】発信電話Taから回線Laを介して交換機
LSaに受信端末T2の呼出があると、交換機LSは、
この呼出を受けて、図6に示した手順により、受信端末
T2に発信電話Taの情報を通知する。受信端末T2側
では、この情報を基に発信元に応じた対応、動作をとる
ことができる。この受信端末T2と並列に接続された通
信端末装置T1は、図1に示すように、本発明の発信制
御手段であり、CPUなどで構成され、以下の各部を制
御する制御回路1と、通話やデータ通信を行う通信回路
2と、呼出信号の検出、回線Lの接続などを行う着信回
路3と、直流ループを閉結し選択信号(ダイヤルパル
ス)を送出する発信回路4と、回線Lの電圧レベル及び
極性反転と、交換機LSから送出される信号とを監視す
る回線状態監視回路5と、交換機LSから送出されて来
る発信元情報信号を検出するモデム信号検出回路6とを
備えている。
【0022】なお、この通信端末装置T1がファクシミ
リ装置であれば、通信回路2にはファクシミリ通信手順
を実行して画像データを送受する回路が含まれており、
図示した構成の他に、各種操作スイッチや液晶画面等で
構成された操作パネル等を備えている。本発明の回線状
態監視手段は、回線状態監視回路5とモデム信号検出回
路6とで構成され、自動発信手段は、制御回路1が所定
の条件を満たしたことを判断し、発信回路4を作動させ
ることで構成される。
【0023】ここに、自動発信を行うための所定の条件
とは、ファクシミリ装置であれば、予め設定されていた
自動発信の時刻になったとき、自動通報機であれば、こ
の通信端末装置T1に接続された防犯センサ(不図示)
が不法侵入を検知したとき等がある。ところが、この通
信端末装置T1は、上述したように、ID受信端末T2
を同じ回線Lに接続しているため、回線Lの電圧レベル
のみで待機状態であると判断し、上記所定の条件のみに
従って自動発信を行えば、受信端末T2と通信端末装置
T1の双方の通信に支障が生じる場合がある。
【0024】そこで、発信制御手段である制御回路1
は、以下の4通りの方法によって、自動発信動作を制限
している。図3はこの説明に用いる回線Lの線間電圧を
示したタイムチャートであり、直線ループの開放時は±
48V、回線ループの閉結時は±6〜10Vの電圧レベ
ルとなっている。なお、図中の(1)〜(9)は、図6
のシーケンス図の各動作に対応している。
【0025】第1の方法では、回線状態監視回路5が、
受信端末による直流ループの開放(5)を検出した後、
第1の所定時間t1(例えば0.5秒)の間に、交換機
LSから送出される受信端末T2の呼出信号(6)を検
出しなかったときには、自動発信動作を許可し、第1の
所定時間t1の間に、呼出信号(6)を検出したときに
は、自動発信動作を禁止する。
【0026】また、第2の方法では、回線状態監視回路
5が極性反転(1)を検出した後、第2の所定時間t2
(例えば0.3秒)の間に、交換機LSから送出される
受信端末T2の起動信号(2)を検出しなかったときに
は、自動発信動作を許可し、第2の所定時間t2の間
に、起動信号(2)を検出したときには、自動発信動作
を禁止する。
【0027】通信端末装置T1では、回線状態監視回路
5によって常に回線Lの電圧レベルを監視しており、待
機時の電圧レベル(+48Vあるいは−48V)になれ
ば、自動発信できる状態になったと判断するが、図に示
すように、受信端末T2によって、発信電話番号表示サ
ービスの手順信号が送信されている場合もあることか
ら、回線Lの電圧レベルが待機時の電圧レベルになる、
直流ループの開放(5)あるいは極性反転(1)を検出
したときでも、所定時間t1,t2の間待って、交換機
LSから発信電話番号表示サービスの手順信号が送信さ
れてこなければ、自動発信ができると判断する。
【0028】第3の方法は、制御回路1は、モデム信号
検出回路6が交換機LSからモデム信号として送出され
る発信元情報信号(4)を検出した後に、発信電話番号
表示サービスの手順において予め定められた期間内に、
受信端末T2による直流ループの開放(5)を検出した
ときには、自動発信動作を禁止する。また、第4の方法
は、回線状態監視回路5が極性反転(1)を検出してか
ら、回線の電圧レベルが所定のレベル(+48Vあるい
は−48V)になり受信端末T2による通信の終了(1
0)を検出するまでは、自動発信動作を禁止する。
【0029】即ち、この第3、第4の方法では、発信電
話番号表示サービスの通信手順(プロトコル)を認識し
ており、第3の方法では、受信端末T2が発信元情報信
号(4)を受信し、これに応答したことを検出すれば、
受信端末T2による通信(9)が開始されるので、発信
動作を禁止する。また、第4の方法では、発信電話番号
表示サービスの通信手順が開始(1)すれば、その通信
が終了(10)するまで、発信動作を禁止する。
【0030】このようにして、通信端末装置T1では、
自動発信ができる時機を判断しているので、受信端末T
2の通信中に発信動作を開始することがない。次に、制
御回路1によって自動発信動作の禁止している間に、自
動発信の所定の条件を満たしたときについて説明する。
図4は、受信端末T2による通信が終了した時点で、自
動発信を開始する場合を示している。
【0031】上記第1あるいは第2の方法によって、自
動発信動作を禁止された場合、回線状態監視回路5によ
って回線Lの電圧レベルが所定のレベル(+48Vある
いは−48V)になったことを検出したとき(10)
に、発信要求(11)を行い、この発信要求(11)か
ら、所定時間t3の間、発信電話番号表示サービスの通
信手順信号を受信しなければ、自動発信を開始する。
【0032】すなわち、所定時間t3を第1の所定時間
t1と同じ時間として、この間に呼出信号(6)を検出
しなかったとき、所定時間t3を第2の所定時間t2と
同じ時間として、この間に起動信号(2)を検出しなか
ったとき、または、所定時間t3を、第1の所定時間t
1あるいは第2の所定時間t2の長い方の時間と同じ時
間として、この間に、呼出信号(6)及び起動信号
(2)を検出しなかったときに、自動発信動作を開始す
る。
【0033】この場合、交換機LSから供給される電圧
の極性は端末によって不定であり、制御回路1は、発信
電話番号表示サービスの通信手順は認識しておらず、回
線状態監視回路5は極性反転は検出するが、極性がどち
らであるかを判別する機能、すなわち、待機中と手順信
号の処理中とを判別する機能を備えていないので、図
中、(1)〜(3)、(5)〜(7)、(10)〜(1
2)で示された回線Lの電圧レベルが所定のレベル(+
48Vあるいは−48V)である期間中に、発信動作を
開始(発信要求)し、その後の所定時間t3内に、交換
機LSから受信端末T2に対する呼出信号(6)及び/
又は起動信号(2)を検出しなければ、待機中であると
判断し、発信回路4によって直流ループを閉結(回線を
捕捉)して(12)、選択信号を送出する(13)。そ
して、相手側が応答すれば、回線Lの極性が反転される
ので(14)、通信を開始できる(15)。
【0034】一方、上記第3あるいは第4の方法によっ
て、自動発信動作を禁止された場合は、回線状態監視回
路5によって回線Lの電圧レベルが所定のレベル(+4
8Vあるいは−48V)になり、受信端末T2による通
信の終了を検出したとき(10)に、自動発信を開始す
る。この場合は、制御回路1は、記憶手段(不図示)を
備えることによって、発信電話番号通知サービスの通信
手順を認識しているので、受信端末T2による通信が終
了した時点で、自動発信を開始することができる。した
がって、上記第1、第2の方法の場合のように、発信要
求(11)からの所定時間t3を設ける必要はなく、受
信端末T2による通信が終了したときに、その時点に発
信要求を行い、すぐに発信動作を開始できる。
【0035】次に、受信端末T2による通信中であって
も、その間に自動発信のための所定の条件を満たしたと
きには、強制的に自動発信を開始する場合を、図5を用
いて説明する。ここには、上記第1の方法によって、回
線状態監視回路5が、受信端末T2による直流ループの
開放(5)を検出した後、第1の所定時間t1の間に、
交換機LSから送出される受信端末T2の呼出信号
(6)を検出して、自動発信動作を禁止したが、強制的
に発信回路4による発信動作を開始する場合を示してい
る。
【0036】制御回路1は自動発信の所定の条件を満た
せば、発信回路4によって、直流ループを開放し(2
0)、強制的に発信回路4を動作させ、通信を開始する
(21)〜(24)。これは、緊急性が比較的低いファ
クシミリ装置等と比べ、緊急性が高い自動通報機等に適
している。
【0037】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明の自動発信機能を有した通信端末装置によれば、以下
の効果を奏する。請求項1によれば、受信端末による直
流ループの開放を検出した後の所定時間内に呼出信号を
検出したとき、請求項2によれば、極性反転を検出した
後の所定時間内に起動信号を検出したときには、自動発
信動作を禁止するので、受信端末による発信電話番号表
示サービスの通信手順を意識しなくても、受信端末の通
信中の自動発信動作を防ぐことが出来る。そのため、受
信端末側の通信を中断させることがない。
【0038】請求項3によれば、交換機から発信元情報
信号を受信した後に、受信端末による直流ループの開放
を検出したときには、自動発信手段の動作を禁止し、請
求項4によれば、極性が反転することによって発信電話
番号表示サービスの通信が開始してから、受信端末によ
る通信が終了するまでは、自動発信手段の動作を禁止す
る。したがって、受信端末による発信電話番号表示サー
ビスによる通信中に、自動発信を開始する場合がなく、
受信端末側の通信を中断させることがない。
【0039】請求項5,6によれば、自動発信の禁止中
に、自動発信のための条件を満たした場合は、回線の電
圧レベルが所定のレベルになり、所定時間の間、交換機
から発信電話番号表示サービスの手順信号が送出されて
こないことを確認してから、自動発信動作を開始するの
で、上記手順を認識していなくても、受信端末による通
信中に発信動作を開始するようなことがない。
【0040】請求項7によれば、自動発信の禁止中に、
自動発信のための条件を満たした場合、回線の電圧レベ
ルが所定のレベルになり、受信端末による通信が終了す
れば、すぐに発信動作を開始できる。請求項8では、自
動発信の禁止中でも、自動発信のための条件を満たした
場合には、強制的に自動発信を開始できる。したがっ
て、この通信端末装置が緊急性が高い自動通報機などで
ある場合でも適用され、受信端末の通信を中断して、通
信を開始することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動発信機能を有した通信端末装
置の内部構成の一例を示したブロック図である。
【図2】図1に示した通信端末装置を備えた通信システ
ムの概略構成図である。
【図3】回線の線間電圧の変化を示したタイムチャート
である(請求項1〜4)。
【図4】回線の線間電圧の変化を示したタイムチャート
である(請求項5〜7)。
【図5】回線の線間電圧の変化を示したタイムチャート
である(請求項8)。
【図6】発信電話番号表示サービスの基本動作を示した
シーケンス図である。
【符号の説明】
T1・・・自動発信機能を有した通信端末装置 1・・・制御回路 4・・・発信回路 5・・・回線状態監視回路 6・・・モデム信号検出回路 T2・・・ID受信端末 L,La・・・回線 LS,LSa・・・加入者線交換機

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交換機から送出される発信元情報信号の受
    信機能を有した受信端末を、同一の回線に並列に接続し
    た通信端末装置であって、 回線の電圧レベル及び極性反転と、交換機から送出され
    る信号とを監視する回線状態監視手段と、 所定の条件を満たしたときに、自動的に直流ループを閉
    結し、選択信号を送出する自動発信手段と、 上記回線状態監視手段が上記受信端末による直流ループ
    の開放を検出した後の第1の所定時間の間に、交換機か
    ら送出される上記受信端末の呼出信号を検出しなかった
    ときには、上記自動発信手段の動作を許可する一方、 上記第1の所定時間の間に、上記呼出信号を検出したと
    きには、上記自動発信手段の動作を禁止する発信制御手
    段とを備えたことを特徴とする自動発信機能を有した通
    信端末装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 上記発信制御手段は、上記回線状態監視手段が極性反転
    を検出した後の第2の所定時間の間に、交換機から送出
    される上記受信端末の起動信号を検出しなかったときに
    は、上記自動発信手段の動作を許可する一方、 上記第2の所定時間の間に、上記起動信号を検出したと
    きには、上記自動発信手段の動作を禁止することを特徴
    とする自動発信機能を有した通信端末装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、 上記発信制御手段は、上記回線状態監視手段が交換機か
    ら送出される発信元情報信号を検出した後に、上記受信
    端末による直流ループの開放を検出したときには、上記
    自動発信手段の動作を禁止することを特徴とする自動発
    信機能を有した通信端末装置。
  4. 【請求項4】請求項1において、 上記発信制御手段は、上記回線状態監視手段が極性反転
    を検出してから、回線の電圧レベルが所定のレベルにな
    り上記受信端末による通信の終了を検出するまでは、上
    記自動発信手段の動作を禁止することを特徴とする自動
    発信機能を有した通信端末装置。
  5. 【請求項5】請求項1において、 上記発信制御手段は、上記自動発信手段の動作の禁止中
    に、上記所定の条件を満たしたときは、上記回線状態監
    視手段によって回線の電圧レベルが所定のレベルになっ
    たことを検出したときに、発信要求を行い、この発信要
    求から、上記第1の所定時間の間、上記呼出信号を検出
    しなかったときに、上記自動発信手段を動作させること
    を特徴とする自動発信機能を有した通信端末装置。
  6. 【請求項6】請求項1あるいは2において、 上記発信制御手段は、上記自動発信手段の動作の禁止中
    に、上記所定の条件を満たしたときは、上記回線状態監
    視手段によって回線の電圧レベルが所定のレベルになっ
    たことを検出したときに、発信要求を行い、この発信要
    求から、上記第1の所定時間の間、上記呼出信号を検出
    せず、かつ、上記第2の所定時間の間、上記起動信号を
    検出しなかったときに、上記自動発信手段を動作させる
    ことを特徴とする自動発信機能を有した通信端末装置。
  7. 【請求項7】請求項3あるいは4において、 上記発信制御手段は、上記自動発信手段の動作の禁止中
    に、上記所定の条件を満たしたときは、上記回線状態監
    視手段によって回線の電圧レベルが所定のレベルにな
    り、上記受信端末による通信の終了を検出したときに、
    上記自動発信手段を動作させることを特徴とする自動発
    信機能を有した通信端末装置。
  8. 【請求項8】請求項1〜4のいずれかにおいて、 上記発信制御手段は、上記自動発信手段の動作の禁止中
    に、上記所定の条件を満たしたときは、直流ループを開
    放し、強制的に上記自動発信手段を動作させることを特
    徴とする自動発信機能を有した通信端末装置。
JP8315176A 1996-11-26 1996-11-26 自動発信機能を有した通信端末装置 Pending JPH10164254A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000134287A (ja) * 1998-10-28 2000-05-12 Hitachi Telecom Technol Ltd 電話通信装置

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JP2000134287A (ja) * 1998-10-28 2000-05-12 Hitachi Telecom Technol Ltd 電話通信装置

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