JPH1016340A - プリンタのインクリボンカートリッジ - Google Patents

プリンタのインクリボンカートリッジ

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JPH1016340A
JPH1016340A JP8172488A JP17248896A JPH1016340A JP H1016340 A JPH1016340 A JP H1016340A JP 8172488 A JP8172488 A JP 8172488A JP 17248896 A JP17248896 A JP 17248896A JP H1016340 A JPH1016340 A JP H1016340A
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JP
Japan
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drive
shaft
ink ribbon
side bearing
parts
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JP8172488A
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Shinichi Kondo
真一 近藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J32/00Ink-ribbon cartridges
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J17/00Mechanisms for manipulating page-width impression-transfer material, e.g. carbon paper
    • B41J17/32Detachable carriers or holders for impression-transfer material mechanism

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  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 シェルを繰り返し再利用することができ、か
つインクリボンユニットの装着が上部からワンタッチ操
作で容易に行うことのできるインクリボンカートリッ
ジ。 【解決手段】 駆動側軸受手段13,14は上部から駆
動側軸部5,6が挿入される開放部に軸抜け止め部2
0,20を有するU字状の駆動側軸受部19及びその外
方に駆動側軸部のフランジを受けるフランジ受部23と
を同一平面上に有し、駆動側軸受部19とフランジ受部
23の間に上部が切り離されたスリット21,21を形
成して駆動側軸受部19がスリット方向に弾性変形可能
にされ、従動側軸受手段15,16は上部から従動側軸
部7,8が挿入される開放部に軸抜け止め部26,26
を有するU字状の従動側軸受部25を形成し、この従動
側軸受部25の背後に2つ折りした板ばねからなるスプ
ール押しばね27の他片を支持板30,30間に挟んで
支持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオ映像等の記
録画像をハードコピー、いわゆるカラー等の写真として
印画するためのプリンタ装置に使用され、インクリボン
を巻装したスプール軸が収納されているインクリボンカ
ートリッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のインクリボンカートリッジを図5
及び図6について説明する。図5はインクリボンカート
リッジの分解状態の斜視図、図6は組み立て状態の斜視
図である。
【0003】インクリボンカートリッジは下シェル40
と上シェル41及びインクリボンユニット1とから構成
されている。
【0004】まず、下シェル40の構成から説明する
と、下シェル40は左右に一対の半円状のスプール軸収
納部42,43を有し、両スプール軸収納部42,43
の両端部は壁面板44,45により連接されている。一
方の壁面板44には後述するインクリボンユニット1の
両スプール軸の駆動側軸部が軸受けされる軸受孔46,
47が設けられ、他方の壁面板45には軸受孔46,4
7にそれぞれ対向して両スプール軸の従動側軸部が軸受
けされるU字状の軸受部48,49が設けられている。
上述した両スプール軸収納部42,43の間は開口部5
0となっている。尚、両スプール軸収納部42,43の
外側縁部にはリブ51,51が形成してある。
【0005】また、上シェル41はその上面に下シェル
40の開口部50とほぼ同じ大きさの開口部52を有し
ており、下シェル40に合体されることによってインク
リボンカートリッジの筐体を構成する。尚、上シェル4
1の外側縁部にもリブ53,53が形成されている。
【0006】一方、インクリボンユニット1は次のよう
に構成されている。符号2が未使用のインクリボン3が
巻き取られているリボン供給側スプール軸であり、4が
使用済みのインクリボンが巻き取られるリボン巻取側ス
プール軸である。両スプール軸2,4の一端部にはフラ
ンジ5a,6aを介して中空状の駆動側軸部5,6が設
けられ、この駆動側軸部5,6の内周面には図示しない
がプリンタの駆動軸と係合する突部が形成されている。
【0007】また、両スプール軸2,4の他端部には従
動側軸部7,8が設けられている。尚、リボン供給側ス
プール2と従動側軸部7の間の軸部分にはリボンコード
読取リング9が回転可能に支持されている。
【0008】このように構成したインクリボンカーシト
リッジの組み立ては、まず、インクリボンユニット1の
両スプール軸2,4の駆動側軸部5,6を下シェル40
の軸受孔46,47にそれぞれ軸受けした後、従動側軸
部7,8を従動側軸部48,49にそれぞれ軸受けして
両スプール軸2,4をスプール軸収納部42,43に収
納する。その後、上シェル41を下シェル40に合体し
両シェル40,41の接合し合うリブ51,53をスポ
ット等の溶接54により溶着固定することで、図9に示
すインクリボンカートリッジが構成される。従って、リ
ボン供給側スプール軸2からリボン巻取側スプール軸4
へ横断するインクリボン3は両シェル40,41の開口
部50,52から露出する。また、リボンコード読取リ
ング9はその一部が両シェル40,41にそれぞれ形成
した切欠部40a,41aから露出するようにされてい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のインクリボンカートリッジは、プリンタ装置に装着
されプリント動作に供されインクリボンを全て使い切る
と、インクリボンの再使用はできず廃棄されるものであ
る。しかし、カートリッジの筐体を構成する下シェル4
0及び上シェル41はその機能が何等損なわれることが
ないためシェル内からインクリボンユニットを取り出せ
ば再び使用することが可能であるが、カートリッジの製
品状態では両シェル40,41が溶着固定されているの
で分離することが困難となり、たとえ、分離されたとし
てもシェル自体が損傷するため従来ではインクリボンカ
ートリッジ全体を廃棄せざるを得ず、このため、不経済
である。
【0010】また、インクリボンカートリッジを廃棄す
るに当たっては、当該カートリッジをバラして使用済み
のインクリボンとシェル及びスプール軸とを分別しなけ
ればならず、このための分別作業が面倒であると共に、
シェルの焼却に当たっても高温に耐え得る焼却炉が必要
となり、廃棄処理に手数を要していた。
【0011】一方、カートリッジの筐体に対してインク
リボンユニットが交換可能なインクリボンカートリッジ
も従来より市販されているが、インクリボンユニットの
交換作業に手間どり、このためインクリボンの品質を損
なったりすることがある。
【0012】本発明は、上述したような課題を解消する
ためになされたもので、カートリッジの筐体であるシェ
ルを繰り返し再利用することができ、かつインクリボン
ユニットの装着が上部からワンタッチ操作で容易に行う
ことのできるプリンタのインクリボンカートリッジを得
ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明によるプリンタのインクリボンカートリッジ
は、未使用のインクリボンを巻付けてあるリボン供給ス
プール軸と使用済みのインクリボンを巻取るリボン巻取
りスプール軸との駆動側軸部及び従動側軸部が下シェル
のみから構成されるカートリッジ筐体の各々の駆動側軸
受手段及び従動側軸受手段に回転可能に軸受けされるプ
リンタのインクリボンカートリッジにおいて、駆動側軸
受手段は上部から駆動側軸部が挿入される開放部に軸抜
け止め部を有するU字状の駆動側軸受部及びその外方に
駆動側軸部のフランジを受けるフランジ受部とを同一平
面上に有し、駆動側軸受部とフランジ受部の間に上部が
切り離されたスリットを形成して当該駆動側軸受部がス
リット方向に弾性変形可能にされ、従動側軸受手段は上
部から従動側軸部が挿入される開放部に軸抜け止め部を
有するU字状の従動側軸受部を形成し、この従動側軸受
部の背後にスプール押しばねを配置したものである。
【0014】このように構成したことで、スプール軸の
駆動側軸部及び従動側軸部をカートリッジ筐体の上方か
ら駆動側軸受手段及び従動側軸受手段に落とし込むこと
によって、駆動側軸部が開放部の軸抜け止め部を押し開
いて駆動側軸受部に軸受けされる。また、従動側軸部は
開放部の軸抜け止め部を押し開いて従動側軸受部に軸受
けされると共に、軸受け状態の従動側軸部がスプール押
しばねにより駆動側軸部側へばね付勢される。
【0015】また、スリットは駆動側軸受部のほぼ中間
に達する長さにした。これによって、駆動側軸受部の強
度が低下することなく、かつ駆動側軸受部が押し開かれ
る弾性変形力を適度に選ぶことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるプリンタのイ
ンクリボンカートリッジの実施例を図面を参照して説明
する。
【0017】図1は本例によるインクリボンカートリッ
ジであり、インクリボンユニットとカートリッジ筐体を
構成するシェルの分離状態の斜視図である。
【0018】インクリボンユニットは図5で説明したイ
ンクリボンユニット1と同一構成であり、未使用のイン
クリボン3が巻き取られているリボン供給側スプール軸
2と使用済みのインクリボンを巻き取るリボン巻取側ス
プール軸4から構成されている。両スプール軸2,4の
一端部にはフランジ5a,6aを介して中空状の駆動側
軸部5,6が設けられ、この駆動側軸部5,6の内周面
にはプリンタ装置の駆動軸と係合する突部が形成されて
いる。
【0019】また、両スプール軸2,4の他端部にはフ
ランジ7a,8aを介して従動側軸部7,8が設けられ
ている。尚、リボン供給側スプール2と従動側軸部7の
間の軸部分のリボンコード読取リングは図では省略され
ている。
【0020】次に、本発明のシェルの構成について説明
する。シェルは下シェルのみから構成され、例えばHI
PS(高衝撃性ポリスチレン)樹脂から成形され、以
下、シェルをカートリッジ筐体10として説明する。
【0021】カートリッジ筐体10は左右に一対のスプ
ール軸収納部11,12を有し、両スプール軸収納部1
1,12の一側部には駆動側軸受手段13,14が設け
られ、他側部には従動側軸受手段15,16が設けられ
ている。
【0022】まず、駆動側軸受手段13,14の構成に
ついて説明する。駆動側軸受手段13,14は同一構成
であるため一方のリボン供給側スープル軸5側の駆動側
軸受手段13について説明する。
【0023】駆動側軸受手段13はカートリッジ筐体1
0から一体成形され壁面板17によって連接された駆動
側軸受板18を有し、駆動側軸受板18には上部から駆
動側軸部5が挿入される開放部を有するU字状の駆動側
軸受部19が形成されている。駆動側軸受部19の開放
端には軸抜け止め爪20,20が設けられている。
【0024】駆動側軸受部19の左右両側部分の駆動側
軸受板18には上部が切り離され、駆動側軸受部19の
ほぼ中心部に達する長さのスリット21,21が形成さ
れている。これによって、駆動側軸受部19には軸抜け
止め爪20,20と共に軸受部上部が左右へ押し開かれ
る方向に弾性変形可能な軸受片22,22が形成され
る。すなわち、図2に示すように駆動側軸受部19の上
部から挿入された駆動側軸部5が軸抜け止め爪20,2
0を通過するまで軸受片22,22が左右へ押し開かれ
るようにスリット21,21のスリット幅が設定されて
いる。また、スリット21,21を駆動側軸受部19の
ほぼ中心部に達する長さにすることで、軸受片22,2
2の面方向の強度が低下することなく、しかも軸受片2
2,22のスリット21,21方向への弾性変形力を適
度に設定することができる。尚、スリット21,21の
外側方と共に駆動側軸受板18部分は駆動側軸部5のフ
ランジ受部23となる。
【0025】次に従動側軸受手段15,16の構成につ
いて説明する。この従動側軸受手段15,16は同一構
成であるため一方のリボン供給側スプール軸7側の従動
側軸受手段15について説明する。
【0026】従動側軸受手段15はカートリッジ筐体1
0から一体成形された従動側軸受板24を有し、従動側
軸受板24には上部から従動側軸部7が挿入される開放
部を有するU字状の従動側軸受部25が形成されてい
る。従動側軸受部25の開放端には軸抜け止め爪26,
26が設けられている。尚、従動側軸受板24にも上述
した駆動側軸受板18と同様に従動側軸受部25の左右
両側部分に上部が切り離されたスリットを形成し、弾性
変形可能な軸受片を設けるようにしてもよい。
【0027】一方、従動側軸受板24の背後には図4に
示すように板ばねを2つに緩く折り曲げ逆U字状にした
スプール押しばね27が取り付けられている。このスプ
ール押しばね27の支持手段は他方のばね片27bに切
り起こし片28を上向きに形成し、このばね片27bを
カートリッジ筐体10の底部のばねホルダー29から立
設した2枚の支持板30,30間に挟入することで、切
り起こし片28が支持板30に食い込まれ固定すること
ができる。このように固定したスプール押しばね27は
一方のばね片27aがスプール押しばね片となる。符号
31はばねホルダー29の上部を閉止しているホルダー
カバーである。
【0028】尚、カートリッジ筐体10において、符号
32はプリンタ装置の印画ヘッドが対応する開口窓であ
り、33はインクリボンユニット1の図示しないリボン
コード読取リングが対応する切欠部である。
【0029】本発明のプリンタのインクリボンカートリ
ッジは以上のように構成され、カートリッジ筐体10へ
のインクリボンユニット1の装填は、リボン供給側スプ
ール軸2及びリボン巻取側スプール軸4の両駆動側軸部
5,6を駆動側軸受手段13,14の上部にそれぞれ対
応させると共に、両従動側軸部7,8を従動側軸受手段
15,16の上部にそれぞれ対応させた状態で落とし込
む操作を行うだけで確実に軸受けすることができる。
【0030】この軸受けされる様子をリボン供給側スプ
ール軸2側について説明すると、駆動側軸受部19では
駆動側軸部5が押し込まれると軸受片22,22が弾性
変形し軸抜け止め爪20,20を押し開いて挿入され図
3に示すように軸受けされる。また、従動側軸受部25
では従動側軸部7が押し込まれることで軸抜け止め爪2
6,26が押し開かれて挿入され軸受けされる(図4参
照)。この際、従動側軸部7が軸受けされると、従動側
軸部7の軸端がスプール押しばね27によって駆動側軸
部5側にばね付勢され、駆動側軸部5のフランジ5aが
フランジ受部23に押し付けられ、リボン供給側スプー
ル軸2が回り止めされる。しかも、カートリッジ筐体1
0を上下反転したとしても駆動側軸部5及び従動側軸部
7はそれぞれの軸抜け止め爪20,20及び26,26
によって抜け出すことはない。
【0031】インクリボンカートリッジがプリンタ装置
に装着されると、駆動側軸部5がプリンタ装置の駆動軸
に係合された状態で従動側軸部7側に押し出されるの
で、スプール押しばね27は多少押し戻され、従動側軸
部7がばねホルダー29とホルダーカバー31間の開口
部に挿入されて軸支持状態となる。このとき、プリンタ
装置の駆動軸に係合された駆動側軸部5は軸受部から浮
き上がって非接触状態で回転する。
【0032】尚、本発明のカートリッジ筐体10から使
用済みのインクリボンユニット1を取り外すには、イン
クリボンユニット1を引き上げれば駆動側軸部5では軸
抜け止め爪20,20が押し開かれ抜け出ることがで
き、また、従動側軸部7では軸抜け止め爪26,26が
押し開かれ外すことがてきる。
【0033】かくして、本発明のカートリッジ筐体10
はインクリボンユニット1の詰め替えが自由に行えるこ
とで、カートリッジ筐体自体の繰り返しの使用が可能と
なり資源の節減を図ることができる。また、実質的に下
シェルのみから構成されているため、従来のような上下
シェルを有する場合に比較して樹脂使用量を大幅に削減
でき、その分、安価に製作することができる。
【0034】本発明は、上述しかつ図面に示した実施例
に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲内
で種々の変形実施が可能である。
【0035】実施例ではスプール押しばね27を板ばね
から構成した場合について説明したが、板ばねの代わり
にコイルばねを使用することであってもよい。コイルば
ねを使用する場合の一例として例えば、コイルばねの先
端部にキャップ状の受け部材を設け、この受け部材が従
動側軸部の軸端に当たるようにすればよい。
【0036】また、スプール押しばねを板ばねとコイル
ばねとに使い分ける場合には、インクリボンのスプール
軸が小型で軽量の場合にはばね力が其ほど強くなく形成
できる板ばねを使用し、スプール軸が比較的大型で重量
のある場合には強いばね力を得ることのできるコイルば
ねを使用とよい。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明のプリンタの
インクリボンカートリッジは、駆動側軸受手段が上部か
ら駆動側軸部が挿入される開放部に軸抜け止め部を有す
るU字状の駆動側軸受部及びその外方に駆動側軸部のフ
ランジを受けるフランジ受部とを同一平面上に有し、駆
動側軸受部とフランジ受部の間に上部が切り離されたス
リットを形成して当該駆動側軸受部がスリット方向に弾
性変形可能にされ、従動側軸受手段が上部から従動側軸
部が挿入される開放部に軸抜け止め部を有するU字状の
従動側軸受部を形成し、この従動側軸受部の背後にスプ
ール押しばねを配置した構成としたことによって、イン
クリボンユニットの駆動側軸部及び従動側軸部をカート
リッジ筐体の上方から駆動側軸受部及び従動側軸受部に
押し込む操作を行うだけで、カートリッジ筐体へインク
リボンユニットをワンタッチで容易に装填することがで
きると共に、インクリボンユニットの抜け出しも図られ
ているといった効果がある。
【0038】しかも、カートリッジ筐体はインクリボン
ユニットの詰め替えが自由に行えることで、カートリッ
ジ筐体自体の繰り返しの使用が可能となり資源の節減を
図ることができる。また、カートリッジ筐体は実質的に
下シェルのみから構成されているため、従来のような上
下シェルを有する場合に比較して樹脂使用量を大幅に削
減でき、その分、安価に製作することができる。
【0039】また、スリットは駆動側軸受部のほぼ中間
に達する長さにしたので、駆動側軸受部の強度が低下す
ることもなく、かつ駆動側軸受部が押し開かれる弾性変
形力が強すぎたり弱すぎたりすることもなく適度に選ぶ
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクリボンカートリッジで、インク
リボンユニットとカートリッジ筐体との分離状態の斜視
図である。
【図2】駆動側軸部が軸受けされる様子の駆動側軸受部
の正面図である。
【図3】駆動側軸部の軸受け状態の正面図である。
【図4】リボン供給側スプール軸の軸受け状態のカート
リッジ筐体の断面図である。
【図5】従来のインクリボンカートリッジの分解状態の
斜視図である。
【図6】従来のインクリボンカートリッジの組み立て状
態の斜視図である。
【符号の説明】
1 インクリボンユニット、2 リボン供給側スプール
軸、3 インクリボン、4 リボン巻取側スプール軸、
5,6 駆動側軸部、7,8 従動側軸部、10 カー
トリッジ筐体、13,14 駆動側軸受手段、15,1
6 従動側軸受手段、18 駆動側軸受板、19 駆動
側軸受部、20 軸抜け止め爪、21スリット、22
軸受片、23 フランジ受部、24 従動側軸受板、2
5 従動側軸受部、26 軸抜け止め爪、27 スプー
ル押しばね、30 支持板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 未使用のインクリボンを巻付けてあるリ
    ボン供給スプール軸と使用済みのインクリボンを巻取る
    リボン巻取りスプール軸との駆動側軸部及び従動側軸部
    が下シェルのみから構成されるカートリッジ筐体の各々
    の駆動側軸受手段及び従動側軸受手段に回転可能に軸受
    けされるプリンタのインクリボンカートリッジにおい
    て、 上記駆動側軸受手段は上部から上記駆動側軸部が挿入さ
    れる開放部に軸抜け止め部を有するU字状の駆動側軸受
    部及びその外方に上記駆動側軸部のフランジを受けるフ
    ランジ受部とを同一平面上に有し、上記駆動側軸受部と
    上記フランジ受部の間に上部が切り離されたスリットを
    形成して当該駆動側軸受部がスリット方向に弾性変形可
    能にされ、 上記従動側軸受手段は上部から上記従動側軸部が挿入さ
    れる開放部に軸抜け止め部を有するU字状の従動側軸受
    部を形成し、この従動側軸受部の背後にスプール押しば
    ねを配置した、 ことを特徴とするプリンタのインクリボンカートリッ
    ジ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のプリンタのインクリボン
    カートリッジにおいて、 上記スリットは上記駆動側軸受部のほぼ中間に達する長
    さであることを特徴とするプリンタのインクリボンカー
    トリッジ。
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