JPH10162500A - 光記憶媒体駆動装置 - Google Patents

光記憶媒体駆動装置

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JPH10162500A
JPH10162500A JP32918096A JP32918096A JPH10162500A JP H10162500 A JPH10162500 A JP H10162500A JP 32918096 A JP32918096 A JP 32918096A JP 32918096 A JP32918096 A JP 32918096A JP H10162500 A JPH10162500 A JP H10162500A
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JP
Japan
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data
compression ratio
optical pickup
storage medium
vehicle speed
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JP32918096A
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Inventor
Hachiro Yokota
八郎 横田
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Alpine Electronics Inc
Original Assignee
Alpine Electronics Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ショックプルーフ機能を備えた光記憶媒体駆
動装置において、ショックプルーフ用のメモリ容量を増
すことなく、車速が低い場合は極力音質の劣化をなくす
ること、及び、車速が高い場合は、メモリに蓄えるデー
タの蓄積時間を長くする。 【解決手段】 CD100 からデータを読み出す光ピック
アップ21、RF信号処理部22及びDSP28と、D
SP28から出力されたデータをデータ圧縮率に従って
圧縮するエンコーダ29と、圧縮されたデータを格納す
るDRAM32と、DRAM32からデータを読み出し
て伸長するデコーダ33と、車速センサ200 からの速度
検出情報に基づいて、車速が低い場合はデータ圧縮率を
低くし、車速が高い場合はデータ圧縮率を高くする圧縮
率切替器30とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CDプレーヤ、C
D−ROMプレーヤ、MDプレーヤ及びDVDプレヤー
等のように光ピックアップによりディスクから情報を読
み出す光記憶媒体駆動装置に関し、特に、振動による音
飛び又はデータ読出しエラーを防止するショックプルー
フ機能を備えた光記憶媒体駆動装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】CDは、高音質であると共に曲の頭出し
が容易であり、耐久性が高く、再生を繰り返しても音質
の劣化がないなど、従来のレコードやカセットテープに
ない優れた特長を有している。近年、CDを再生するC
Dプレーヤは車載オーディオ装置としても広く普及して
いる。CDには、デジタルオーディオ信号の他に、曲
数、演奏時間及びトラック情報等のTOC情報といわれ
る情報が書き込まれている。CDプレーヤは、CDが装
填されると、まず、光ピックアップを介してTOC情報
を読み出し、このTOC情報をメモリに書き込む。その
後、デジタルオーディオ信号が読み出され、音楽等が再
生される。
【0003】図7は従来のCDプレーヤの構成を示す図
である。この図において、100 はCDであり、音楽等の
デジタルオーディオ信号と、曲数、演奏時間及びトラッ
ク情報等のTOC情報とが記録されている。1はCD10
0 に対しレーザ光を照射し、その反射光によりCD100
に記録された信号を検出する光ピックアップ、2は光ピ
ックアップ1の出力からRF信号、フォーカスエラー信
号及びトラッキングエラー信号等を作成するRF信号処
理部、3は光ピックアップ1のフォーカスを制御するフ
ォーカスサーボ、4は光ピックアップ1のトラッキング
を制御するトラッキングサーボである。5は光ピックア
ップ1をCD100 の半径方向に移動させる送りサーボで
ある。6はCD100 を回転させるスピンドルモータ、7
はスピンドルモータ6の回転を制御するスピンドルサー
ボである。
【0004】8は、RF信号処理部2の出力からデジタ
ルオーディオ信号を復調するデジタル信号処理部であ
る。9はデジタル信号処理部8から出力されたデジタル
オーディオ信号をアナログのオーディオ信号に変換する
D/Aコンバータである。12は制御部であり、キー操
作部10を監視し、キー操作に応じた制御を行う。これ
と共に制御部12は制御内容やCD100 の再生状況等を
表示部11に表示する。
【0005】このように構成されたCDプレーヤの動作
を説明する。まず、CDプレーヤにCD100 が装填され
ると、スピンドルサーボ7の制御を受けたスピンドルモ
ータ6により、CD100 が回転する。また、光ピックア
ップ1がCD100 に対してレーザ光を照射し、その反射
光によりCD100 に記憶されたデータを高速かつ間欠的
に読み出す。RF信号処理部2は光ピックアップ1の出
力からRF信号を作成するとともに、光ピックアップ1
の状態によって、フォーカスエラー信号又はトラッキン
グエラー信号等を作成する。RF信号はデジタル信号処
理部8に出力され、フォーカスエラー信号はフォーカス
サーボ3に出力され、トラッキングエラー信号はトラッ
キングサーボ4に出力される。
【0006】デジタル信号処理部8は、RF信号処理部
2からRF信号を入力してデジタルオーディオ信号を復
調する。そして、D/Aコンバータ8は、デジタルオー
ディオ信号をデジタル/アナログ変換してアナログオー
ディオ信号にする。一方、フォーカスサーボ3は、RF
信号処理部2から入力したフォーカスエラー信号に基づ
いて、光ピックアップ1のフォーカスを最適な状態に調
整する。また、制御部12は、光ピックアップ1が所定
のトラックを追跡するようにトラッキングサーボ4及び
送りサーボ5を制御する。これにより、CD100 に記録
されているデジタルオーディオ信号を忠実に再生するこ
とができる。
【0007】ところで、上記した従来のCDプレーヤを
振動の多い環境、例えば、車両内に設置する要求があ
る。このような振動の多い環境で使用されるCDプレー
ヤには、ショックプルーフと呼ばれる機能を備えたもの
がある。この種のCDプレーヤでは、数秒間分のデータ
が記憶できるメモリを備えており、CD100 からデータ
を高速に読み出して上記メモリに一旦記憶した後、メモ
リからデータを普通速度かつ連続的に読み出して再生す
る。振動等により読出しエラー(以下トラッキングエラ
ーともいう)が発生した場合は、トラッキングエラーが
発生する前の位置に光ピックアップ1を戻して再度CD
100 からデータを読み出す。このデータの再読み出し
は、トラッキングエラーが発生した部分のデータがメモ
リから読み出される前に終了するので、再生音は連続し
ており音飛びが防止される。
【0008】また、CD100 から読出したデータを一定
のデータ圧縮率で圧縮して上記したようなメモリに一旦
記憶した後、メモリから普通速度でデータを読み出して
伸長し、伸長されたデータを再生する方法もある。この
方法では、メモリに蓄えられるデータの蓄積時間が長く
なることから、振動等によりトラッキングエラーが頻繁
に発生しても、その度に、光ピックアップ1を戻してC
D100 からデータを読み出し、音飛びがない再生が可能
となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のCDプレーヤの
ショックプルーフにおいて、メモリに蓄えるデータの蓄
積時間が長いほど、頻繁に発生するトラッキングエラー
に対処することができるのでショックプルーフ性能を高
めることができる。しかし、データ圧縮をかけない方法
では、メモリに蓄えるデータの蓄積時間を長くするため
に、大容量のメモリが必要になり、製品コストの上昇を
招くという欠点がある。一方、上述した従来のデータ圧
縮をかける方法では少ないメモリで蓄積時間を長くする
ことができるが、音質劣化を伴うという欠点がある。
【0010】本発明は、かかる従来技術の課題に鑑み創
作されたものであり、少ないメモリ容量で長時間分のデ
ータを蓄積することが可能であり、かつ、音質劣化を感
じさせない光記憶媒体駆動装置の提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、車両に
搭載される光記憶媒体駆動装置において、光記憶媒体か
らデータを読み出す光ピックアップと、前記光ピックア
ップの読出しエラーを検出する読出しエラー検出手段
と、前記読出しエラー検出手段により前記読出しエラー
が検出されると該読出しエラーを検出する前の位置まで
前記光ピックアップを戻す光ピックアップ駆動手段と、
車速情報を入力しこの車速情報に基づいてデータ圧縮率
を変える圧縮率可変手段と、前記光ピックアップから出
力されたデータを前記データ圧縮率に従って圧縮する圧
縮手段と、圧縮されたデータを格納する記憶手段と、前
記記憶手段から前記圧縮されたデータを読み出して伸長
する伸長手段とを備えていることを特徴とする第1の光
記憶媒体駆動装置により解決する。
【0012】上記した課題は、光記憶媒体からデータを
読み出す光ピックアップと、前記光ピックアップの読出
しエラーを検出する読出しエラー検出手段と、前記読出
しエラー検出手段により前記読出しエラーが検出される
と該読出しエラーを検出する前の位置まで前記光ピック
アップを戻す光ピックアップ駆動手段と、振動情報を入
力し、この振動情報に基づいてデータ圧縮率を変える圧
縮率可変手段と、前記光ピックアップから出力されたデ
ータを前記データ圧縮率に従って圧縮する圧縮手段と、
圧縮されたデータを格納する記憶手段と、前記記憶手段
から前記圧縮されたデータを読み出して伸長する伸長手
段とを備えていることを特徴とする第2の光記憶媒体駆
動装置により解決する。
【0013】以下、本発明の作用について説明する。一
般的に、周囲のノイズが少ない場合は、音質劣化を微妙
に感じとることができるが、周囲のノイズが多いと音質
劣化がわかりにくい。そして、車速が低い場合は、エン
ジン音、風切り音及びロードノイズ等の走行ノイズが低
く、音質劣化が敏感に感じとれる状態にある。また、車
速が低い場合は、車両に加わる振動が少なく、読出しエ
ラーが発生しにくい。
【0014】一方、車速が高い場合は、走行ノイズが大
きいため、音質が劣化していても分かりにくい。また、
車速が高い場合は、車両に加わる振動が多く、読出しエ
ラーが発生しやすい。そこで、本発明の第1の光記憶媒
体駆動装置では、圧縮率可変手段が車速情報に基づいて
データ圧縮率を可変し、圧縮手段は前記データ圧縮率に
応じた圧縮率でデータを圧縮する。これにより、車速が
低い場合は、データ圧縮率を低くし、音質劣化がない
(又は少ない)状態で音楽等を再生することができる。
この場合、記憶手段に記憶できるデータ量が少なくなる
が、前述の如く車速が低いときは読出しエラーが発生し
にくいので、記憶されるデータが少なくなっても十分な
ショックプルーフ性能が得られる。
【0015】また、車速が高い場合は、データ圧縮率を
高くし、記憶手段に多量のデータを記憶して、頻繁に発
生する読出しエラーに対処することができる。この場
合、音質劣化が発生するが、前述の如く車速が高いとき
は周囲のノイズが多いので音質劣化がわかりにくい。こ
のように本発明の第1の光記憶媒体駆動装置では、車速
情報に応じてデータ圧縮率を変化させるので、少ない記
憶容量で十分なショックプルーフ性能が得られ、また、
音質劣化を感じさせることがない。
【0016】本発明の第2の光記憶媒体駆動装置では、
振動情報に基づいてデータ圧縮率を変える圧縮率可変手
段が備えている。これにより、振動が少ない場合はデー
タ圧縮率を低くし、音質劣化がない(又は少ない)状態
で音楽等を再生することができる。この場合、記憶手段
に記憶できるデータ量が少なくなるが、振動が多いとき
は読出しエラーが発生しにくいので、記憶されるデータ
が少なくなっても十分なショックプルーフ機能が得られ
る。
【0017】また、振動が多い場合は、データ圧縮率を
高くし、記憶手段に多量のデータを記憶して、頻繁に発
生する読出しエラーに対処することができる。この場
合、音質劣化が発生するが、振動が多いときは一般にノ
イズも多いので音質劣化がわかりにくい。このように本
発明の第2の光記憶媒体駆動装置では、振動情報に応じ
てデータ圧縮率を変化させるので、少ない記憶容量で十
分なショックプルーフ性能が得られ、また、音質劣化を
感じさせることがない。
【0018】なお、振動情報として、読出しエラー検出
手段による読出しエラー検出を利用すると、外部に振動
センサを設ける必要がなく、装置構成が簡単になる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、添付の図面を参照して説明する。 (1)第1の実施の形態 図1は本発明の第1の実施の形態の車載用CDプレーヤ
の構成を示す図である。この図において、21はCD10
0 に対しレーザ光を照射し、その反射光によりCD100
に記録された信号を検出する光ピックアップ、22は光
ピックアップ21の出力からRF信号、フォーカスエラ
ー信号及びトラッキングエラー信号等を作成するRF信
号処理部、23は光ピックアップ21のフォーカスを制
御するフォーカスサーボ、24は光ピックアップ21の
トラッキングを制御するトラッキングサーボである。
【0020】25は光ピックアップ21をCD100 の半
径方向に移動させる送りサーボである。送りサーボ25
は、RF信号処理部22からの信号を入力し、光ピック
アップ21の読出しエラーが検出されると、読出しエラ
ーを検出した前の位置までこの光ピックアップ21を戻
す。26はCD100 を回転させるスピンドルモータ、2
7はスピンドルモータ26の回転を制御するスピンドル
サーボである。
【0021】28は、CD100 から読み出されたRF信
号からデジタルオーディオ信号を復調するデジタル信号
プロセッサ(以下DSPという)である。29は、DS
P28から出力されたデジタルオーディオ信号を圧縮す
るADPCM方式(Adaptive Differential Pulse
Code Modulation 適応差分パルス符号変調方式)のエ
ンコーダである。このエンコーダ29は、例えば、16
ビットのデジタルオーディオ信号を1/2(データ圧縮
率50%)、1/4(データ圧縮率75%)又は1/8
(データ圧縮率87.5%)に圧縮して8ビット又は4
ビットの圧縮デジタルオーディオ信号(以下単に圧縮デ
ータという)にする。
【0022】30は、後述するシステムコントローラ3
6からの命令によりADPCMエンコーダ29のデータ
圧縮率を切り替えると共に、データ圧縮率を示す圧縮コ
ードをショックプルーフメモリコントローラ31に出力
する圧縮率切替器である。ショックプルーフメモリコン
トローラ31は、後述するシステムコントローラ36と
の間で通信を行いながら、ADPCMエンコーダ29か
ら入力した圧縮データに圧縮コードを書込み、圧縮コー
ドが書き込まれた圧縮データをDRAM32に間欠的か
つ高速に書き込む。また、ショックプルーフメモリコン
トローラ31は、該書き込みと並行して連続的かつ普通
速度で圧縮コードが書き込まれた圧縮データをDRAM
32から読み出し、圧縮データと圧縮コードとに分けて
出力する。
【0023】33は、ショックプルーフメモリコントロ
ーラ31から出力された圧縮データを伸長するADPC
Mデコーダである。このADPCMデコーダ33は、A
DPCMエンコーダ29により圧縮された8ビット又は
4ビットの圧縮データを16ビットのデータに伸長する
ものである。34は、ショックプルーフメモリコントロ
ーラ31から圧縮コードを入力し、ADPCMデコーダ
33におけるデータ伸長率を変える伸長率切替器であ
る。35は、ADPCMデコーダ33で伸長されたデジ
タルオーディオ信号をアナログのオーディオ信号に変換
するD/Aコンバータである。
【0024】36はマイクロコンピュータにより構成さ
れたシステムコントローラであり、10は各種操作キー
が設けられた操作部であり、11は液晶パネル等により
構成された表示部であり、200 は当該CDプレーヤが搭
載される車両の速度を検出する車速センサである。シス
テムコントローラ36は、車速センサ200 から入力した
車両速度に応じて圧縮率切替器30にデータ圧縮率の切
り替えを指示したり、フォーカスサーボ23、トラッキ
ングサーボ24、送りサーボ25及びスピンドルモータ
27を制御したり、送りサーボ25を制御してユーザの
所望の順番で曲を再生したり、CD100 の再生状況等を
表示部11に表示する。
【0025】図2は縦軸にデータ圧縮率をとり、横軸に
車速をとって車速によるデータ圧縮率の変化を示した図
である。この図において、圧縮率切替器30は、車速が
予め設定されたいくつかの閾値速度を越えると、その都
度、データ圧縮率を順次高めて行くようにデータ圧縮率
を切り替える。例えば、車速が20km/h以下のとき
は、データ圧縮率を0%としてADPCMエンコーダ2
9に通知する。同様に、圧縮率切替器30は、車速が2
0km/hを越え40km/h以下のときはデータ圧縮
率を50%(1/2)とし、車速が40km/hを越え
80km/h以下のときはデータ圧縮率を75%(1/
4)とし、車速が80km/h以上のときはデータ圧縮
率87.5%(1/8)するように切り替える。
【0026】図3は、DRAMに書き込まれる圧縮デー
タのフォーマットを示す図である。この図において、圧
縮コードは、圧縮されたデータの例えば最下位の2ビッ
トに書き込まれる。圧縮されたデータの長さは、データ
圧縮率によって10ビット又は6ビットのように短くな
る。
【0027】次に、このCDプレーヤの動作を説明す
る。まず、CDプレーヤにCD100 が装填されると、シ
ステムコントローラ36は、スピンドルサーボ27を制
御してスピンドルモータ26を駆動させることにより、
CD100 を回転させる。一方、光ピックアップ21はC
D100 に対してレーザ光を照射し、その反射光によりC
D100 に記録された信号を検出する。RF信号処理部2
2は、光ピックアップ21から入力した信号からRF信
号を作成する。RF信号処理部22は、光ピックアップ
21の状態によって、フォーカスエラー信号及びトラッ
キングエラー信号等を作成する。また、RF信号はDS
P28に出力され、フォーカスエラー信号はフォーカス
サーボ3に出力され、トラッキングエラー信号はトラッ
キングサーボ4に出力される。
【0028】DSP28は、RF信号処理部22からR
F信号を入力して、インタリーブ、誤り訂正・補間等を
行って、デジタルオーディオ信号を復調する。そして、
ADPCMエンコーダ29は、このデジタルオーディオ
信号を圧縮率切替器30で可変されたデータ圧縮率で圧
縮する。このとき圧縮率切替器30は、システムコント
ローラ36からの指示によりデータ圧縮率を変えるが、
システムコントローラ36は車速センサ200 から入力し
た車両速度により圧縮切替器30に圧縮率切り替えを指
示する。つまり、システムコントローラ36は車速が予
め設定されたいくつかの閾値を越えると、その都度、デ
ータ圧縮率を順次高めるように圧縮率切替器30に指示
する。システムコントローラ36は、例えば、車速が2
0km/h以下のときはデータ圧縮率を0%、車速が2
0km/hを越え40km/h以下のときはデータ圧縮
率を50%(1/2)、車速が40km/hを越え80
km/h以下のときはデータ圧縮率を75%(1/
4)、車速が80km/h以上のときはデータ圧縮率を
87.5%(1/8)とするように圧縮率切替器30に
指示する。
【0029】ショックプルーフメモリコントローラ31
は、ADPCMエンコーダ29から入力した圧縮データ
に、圧縮率切替器30から入力した圧縮コードを書き込
んでDRAM32に間欠的かつ高速に書き込む。そし
て、ショックプルーフメモリコントローラ31は、DR
AM32から連続的かつ普通速度で読み出した圧縮デー
タをADPCMデコーダ33に出力し、圧縮データに書
き込まれた圧縮コードを伸長率切替器34に出力する。
ADPCMデコーダ33はメモリコントローラ31から
出力された圧縮データを伸長する。このとき伸長率切替
器34は、圧縮コードを入力してデータ伸長率を選択
し、データ伸長率をADPCMデコーダ33に通知す
る。これにより、データ伸長率に基づいてADPCMデ
コーダ33は、例えば、8ビットの圧縮データを16ビ
ットのデータに伸長する。ADPCMデコーダ33から
の出力を入力したD/Aコンバータ35は、デジタル/
アナログ変換してアナログのオーディオ信号にする。
【0030】フォーカスサーボ23は、RF信号処理部
22からのフォーカスエラー信号に基づいて、光ピック
アップ21のフォーカスを最適な状態に調整する。ま
た、例えば、走行中の車両が路面の凹凸による振動によ
り光ピックアップ21にトラッキングエラーが生じ、R
F信号処理部22からトラッキングエラー信号が出力さ
れると、システムコントローラ36は、光ピックアップ
21をトラッキングエラーを生じる前の位置まで戻すよ
うにトラッキングサーボ24を制御する。これにより、
トラッキングエラーを補正することができる。
【0031】更に、システムコントローラ36は、ショ
ックプルーフメモリコントローラ31を制御し、光ピッ
クアップ21がトラッキングエラーを発生したときに格
納したデータを無効にするように、トラッキングエラー
が生じた前の位置から読み出されたデータを再度DRA
M32に格納する。これにより、CD100 からデータを
読出しているときに、振動等が生じて読出しエラーを生
じても、音飛びが発生することなくオーディオ信号を忠
実に再生することができる。
【0032】上述の如く、第1の実施の形態のCDプレ
ーヤでは、車速が低いときはデータ圧縮率を低くするの
で、音質劣化を防止することができる。この場合、DR
AM32に記憶されるデータ量が少なくなって、ショッ
クプルーフ性能が低下するものの、車速が低い場合は車
両に加えられる振動が少なく、トラッキングエラーが発
生しにくいので、音飛び等を十分に防止することができ
る。
【0033】また、このCDプレーヤでは、車速が高い
ときはデータ圧縮率を高くするので、DRAM32に多
量のデータを記憶することができ、ショックプルーフ性
能が高くなって、トラッキングエラーが頻繁に発生する
状況でも音飛び等を十分に防止することができる。この
場合、音質が劣化するものの、車速が高いときは走行ノ
イズが大きいので音質劣化がわかりにくい。
【0034】このように第1の実施の形態のCDプレー
ヤは、車速に応じてデータ圧縮率を変化させるので、少
ないメモリ容量で十分なショックプルーフ効果を最大に
引き出すことができる。 (2)第2の実施の形態 図4は、本発明の第2の実施の形態の車載用CDプレー
ヤの構成を示す図である。なお、第1の実施の形態と同
じ記号及び同じ名称のものは同じ機能を有するためその
説明を省略する。この第2の実施の形態では、車両に加
えられる振動の程度を示す振動情報としてトラッキング
エラー信号を使用し、このトラッキングエラー信号の発
生頻度に応じてデータ圧縮率を可変するものである。
【0035】この図において、システムコントローラ3
6は、RF信号処理部22からトラッキングエラー信号
を入力し、単位時間当たりのトラッキングエラー信号の
数に応じて圧縮率切替器40に圧縮率切り替えを指示す
る。圧縮率切替器40は、システムコントローラ36の
指示に応じてデータ圧縮率を可変し、第1の実施の形態
と同様にADPCMエンコーダ29にデータ圧縮率を通
知するとともに圧縮コードをショックプルーフメモリコ
ントローラ31に出力する。
【0036】図5は縦軸にデータ圧縮率をとり、横軸に
振動(トラッキングエラー)検出回数をとって、単位時
間(例えば2秒間)当たりの振動検出回数によるデータ
圧縮率の変化を示した図である。この図において、圧縮
率切替器40は振動検出回数が予め設定されたいくつか
の閾値回数を越えると、その都度、データ圧縮率を順次
高めて行くようにデータ圧縮率を切り替える。例えば、
単位時間当たりの振動検出回数が1以下のときはデータ
圧縮率として0%をADPCMエンコーダ29に通知す
る。同様に、圧縮率切替器40は、単位時間当たりの振
動検出回数が1を越え2以下のときはデータ圧縮率を5
0%(1/2)とし、単位時間当たりの振動検出回数が
2を越え3以下のときはデータ圧縮率を75%(1/
4)とし、単位時間当たりの振動検出回数が3以上のと
きはデータ圧縮率を87.5%(1/8)とするように
切り替える。
【0037】上述の如く、第2の実施の形態のCDプレ
ーヤでは、単位時間当たりの振動検出回数が少ないとき
はデータ圧縮率を低くするので、音質劣化を防止するこ
とができる。この場合、DRAM32に記憶されるデー
タ量が少なくなって、ショックプルーフ性能が低下する
ものの、単位時間当たりの振動検出回数が少ない場合
は、トラッキングエラーが発生しにくいので、音飛び等
を十分に防止することができる。
【0038】また、このCDプレーヤでは、単位時間当
たりの振動検出回数が多いときはデータ圧縮率を高くす
るので、DRAM32に多量のデータを記憶することが
でき、ショックプルーフ性能が高くなって、トラッキン
グエラーが頻繁に発生する状況でも音飛び等を十分に防
止することができる。この場合、音質が劣化するもの
の、振動が大きいときは周囲のノイズが大きいので音質
劣化がわかりにくい。
【0039】このように第2の実施の形態のCDプレー
ヤは、振動情報に応じてデータ圧縮率を変化させるの
で、少ないメモリ容量で十分なショックプルーフ効果を
最大に引き出すことができる。なお、本実施の形態で
は、RF信号処理武22から出力されるトラッキングエ
ラー信号を振動情報とし、この振動情報に基づいてデー
タ圧縮率を変化させる場合について説明したが、振動セ
ンサを設け、この振動センサからの振動検出信号に基づ
いてデータ圧縮率を可変してもよい。この場合も、上記
の第2の実施の形態と同様な効果が得られる。
【0040】また、本発明の各実施の形態では、DSP
28から出力された個々のデータに対して、その都度、
圧縮コードを書き込む場合について説明したが、DSP
28から出力された1群の連続するデータを同一のデー
タ圧縮率に従って圧縮し、圧縮された1群のデータに対
して、圧縮コードを1つだけ書き込んでもよい。つま
り、本発明の各実施の形態において、連続するn個のデ
ータに対してそのデータ圧縮率を同一としたり、あるい
は、データ圧縮率が変化したときだけ圧縮コードを書き
込むようにする。
【0041】図6は、ADPCMエンコーダ29で圧縮
したデータの他のデータフォーマットを示す図である。
この図において、このフォーマットは、連続するデータ
1〜4に対して同一の圧縮コードを書き込んだ場合を示
している。例えば、DSP28で処理されたデータ1〜
4に対して、これらのデータが、ADPCMエンコーダ
29により同一のデータ圧縮率で圧縮される。このとき
ADPCMエンコーダ29は圧縮率切替器40からデー
タ圧縮率の通知を受ける。ここで圧縮されたデータは、
ショックプルーフメモリコントローラ31によって1つ
の圧縮コードが付加されて、DRAM32に記憶され
る。
【0042】これにより、DRAM32に記憶できるデ
ータの量を更に増すことができ、データの蓄積時間を長
くすることができる。なお、本発明の各実施の形態で、
DSP28から出力されたデータを圧縮するエンコーダ
及びDRAM32から読み出されたデータを伸長するデ
コーダ33についてはADPCM方式の場合について説
明したが、ATRAC(Adaptive Transform Acourstic
Coding )方式のものを使用してもよい。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明の光記憶媒体
駆動装置では、圧縮率可変手段が車速情報又は振動情報
を入力し、前記車速情報又は振動情報に応じてデータ圧
縮率を可変して、圧縮手段が前記データ圧縮率で光ピッ
クアップから出力されたデータを圧縮し、圧縮されたデ
ータが記憶手段に記憶される。
【0044】車速が低いとき又は振動が少ないときは、
圧縮率可変手段によりデータ圧縮率が低くされ、音質の
劣化が防止される。このとき、前記記憶手段に記憶でき
るデータ量が少なくなるものの、車速が低いとき又は振
動が少ないときは、読出しエラーが発生しにくいので、
十分なショックプルーフ性能が得られる。また、車速が
高いときは又は振動が多いときは、圧縮率可変手段によ
りデータ圧縮率が高くされ、前記記憶手段に記憶される
データが多くなる。これにより、ショックプルーフ性能
が向上し、読出しエラーが多発しても、音切れ等の不具
合の発生を防止することができる。このとき、データ圧
縮率が高いと音質が劣化するものの、車速が高いときは
又は振動が多いときは、周囲のノイズが多いので、音質
劣化がわかりにくい。
【0045】従って、本発明の光記憶媒体駆動装置は、
音質の劣化がわかりにくく、かつ、少ないメモリ容量で
優れたショックプルーフ性能が得られ、また、光記憶媒
体駆動装置の製品コストを低減できるという効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のショックプルーフ
機能付き車載用CDプレーヤの構成を示す図である。
【図2】第1の実施の形態のデータ圧縮率−車速の関係
を示す図である。
【図3】第1の実施の形態のADPCMエンコーダで圧
縮したデータのフォーマットを示す図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態のショックプルーフ
機能付き車載用CDプレーヤの構成を示す図である。
【図5】第2の実施の形態のデータ圧縮率−振動検出回
数の関係を示す図である。
【図6】各実施の形態のADPCMエンコーダで圧縮し
たデータの他のフォーマットを示す図である。
【図7】従来のCDプレーヤの構成を示す図である。
【符号の説明】
1,21 光ピックアップ、 2,22 RF信号処理部、 3,23 フォーカスサーボ、 4,24 トラッキングサーボ、 5,25 送りサーボ、 6,26 スピンドルモータ、 7,27 スピンドルサーボ、 8 デジタル信号処理部、 28 DSP、 9,35 D/Aコンバータ、 10 キー操作部、 11 表示部、 12 制御部、 29 ADPCMエンコーダ、 30,40 圧縮率切替器、 31 ショックプルーフメモリコントローラ、 32 DRAM、 33 ADPCMデコーダ、 34 伸長率切替器、 36 システムコントローラ、 200 車速センサ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載される光記憶媒体駆動装置に
    おいて、 光記憶媒体からデータを読み出す光ピックアップと、 前記光ピックアップの読出しエラーを検出する読出しエ
    ラー検出手段と、 前記読出しエラー検出手段により前記読出しエラーが検
    出されると該読出しエラーを検出する前の位置まで前記
    光ピックアップを戻す光ピックアップ駆動手段と、 車速情報を入力しこの車速に従ってデータ圧縮率を変え
    る圧縮率可変手段と、 前記光ピックアップから出力されたデータを前記データ
    圧縮率に従って圧縮する圧縮手段と、 圧縮されたデータを格納する記憶手段と、 前記記憶手段から前記圧縮されたデータを読み出して伸
    長する伸長手段とを備えていることを特徴とする光記憶
    媒体駆動装置。
  2. 【請求項2】 光記憶媒体からデータを読み出す光ピッ
    クアップと、 前記光ピックアップの読出しエラーを検出する読出しエ
    ラー検出手段と、 前記読出しエラー検出手段により前記読出しエラーが検
    出されると該読出しエラーを検出する前の位置まで前記
    光ピックアップを戻す光ピックアップ駆動手段と、 振動情報を入力し、この振動情報に基づいてデータ圧縮
    率を変える圧縮率可変手段と、 前記光ピックアップから出力されたデータを前記データ
    圧縮率に従って圧縮する圧縮手段と、 圧縮されたデータを格納する記憶手段と、 前記記憶手段から前記圧縮されたデータを読み出して伸
    長する伸長手段とを備えていることを特徴とする光記憶
    媒体駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記圧縮率可変手段は、前記読出しエラ
    ー検出手段による読出しエラー検出を振動情報として入
    力し、単位時間当たりの読出しエラーの検出回数が多く
    なるほどデータ圧縮率を段階的に高くするものであるこ
    とを特徴とする請求項2に記載の光記憶媒体駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記圧縮手段は、圧縮されたデータに前
    記データ圧縮率を示す圧縮コードを付加するものである
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の光記憶媒体駆
    動装置。
  5. 【請求項5】 前記圧縮手段は、前記光ピックアップか
    ら出力された一群の連続したデータを同一のデータ圧縮
    率で圧縮し、該一群のデータに対し前記データ圧縮率を
    示す圧縮コードを1つだけ書き込むものであることを特
    徴とする請求項1又は2に記載の光記憶媒体駆動装置。
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WO2005096284A1 (ja) * 2004-03-31 2005-10-13 Pioneer Corporation 再生装置
CN1317706C (zh) * 1999-04-24 2007-05-23 Lg电子株式会社 数据重放设备和数据记录器
JP2008077827A (ja) * 2007-10-01 2008-04-03 Hitachi Ltd データ記録装置、データ再生装置、データ記録再生方法及び撮像装置

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