JPH10161976A - オンライン業務処理システム - Google Patents

オンライン業務処理システム

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JPH10161976A
JPH10161976A JP8315921A JP31592196A JPH10161976A JP H10161976 A JPH10161976 A JP H10161976A JP 8315921 A JP8315921 A JP 8315921A JP 31592196 A JP31592196 A JP 31592196A JP H10161976 A JPH10161976 A JP H10161976A
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JP
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Application number
JP8315921A
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English (en)
Inventor
Akihiro Yoshikawa
彰弘 吉川
Hideya Kawahara
英哉 川原
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Priority to US08/911,441 priority patent/US6061516A/en
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  • Digital Computer Display Output (AREA)
  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Computer And Data Communications (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】従来、ホスト計算機上のオンライン業務プログ
ラムは、通信回線を経由して端末装置と接続して用いら
れていた。しかし文字と罫線で構成された画面が見にく
いなど、使いにくいユーザインタフェースとなってい
た。 【解決手段】インタネットなどで用いられているブラウ
ザ上に、使いやすいグラフィカルユーザインタフェース
(GUI)を表示可能とする。オンライン業務プログラ
ムが表示する画面ごとに、ブラウザに対して画面表示内
容を指示するテキストを保持し、オンライン業務プログ
ラムの出力データと合成してブラウザに送信することで
達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信手段を介して
ホスト計算機(汎用計算機、メインフレーム計算機とも
呼ばれる)にアクセスして業務処理を行なうオンライン
業務処理システムに関し,特に従来通信手段を介してホ
スト計算機に接続してオンライン業務画面を表示してい
たホスト端末装置に代えて、他の画面表示においても利
用可能なより汎用的な表示手段を接続することで、オン
ライン業務画面のみならず他の画面表示もこの単一の表
示手段をもって表示可能とするオンライン業務処理シス
テムに関する。
【0002】さらに本発明の望ましい態様によれば、イ
ンタネット上のWWW(WorldWide Webの
略)に用いられるWWWブラウザとホスト計算機とを通
信手段を介して接続することで、このWWWブラウザに
オンライン業務画面を表示可能とするオンライン業務処
理システムに関する。
【0003】
【従来の技術】従来は、例えば米国Apertus T
echnologies Incorporated社
のEnterprise/Access:Web Ed
itionという製品に関してインタネット上に「ht
tp://www.apertus.com/appr
ods/elecomm/eawemain.htm」
に開示されている広告によれば、第一の計算機であるホ
スト計算機とWWWブラウザとの間にさらに第二の計算
機を設け、第二の計算機に、ホスト計算機上のオンライ
ン業務プログラムからのデータをWWWブラウザ向けの
データにデータ形式の変換をするプログラムを設けるこ
とで、WWWブラウザ上にオンライン業務プログラムの
画面表示を行なうオンライン業務処理システムがあっ
た。
【0004】また、米国Wall Data Incor
porated社のホスト・コネクティビティ・プロダ
クトRUMBAという製品の広告によれば、Micro
softのWindowsアプリケーション開発ツール
であるVisual Basicで利用可能なプログラ
ム部品が提供され、これを用いてホストコンピュータに
アクセスするプログラムをVisual Basic言
語で作成することができた。
【0005】また、蝶理情報システム株式会社のVis
ual Basic対応アプリケーション開発支援キッ
トEVB−SDKという製品の広告によれば、ホストと
の通信接続やキー入力制御、キーシミュレーションなど
を行なう10種類のVisual Basic用プログ
ラム部品が提供されていた。
【0006】また、(株)日立製作所の端末メッセージ
マッピング支援XMAP2E2によれば、情報を画面表
示するための領域の名称と座標と表示するデータのデー
タ型を定義する画面定義情報に基づき、端末に画面表示
のための情報を送信するオンライン業務プログラムを容
易に開発するための、端末メッセージマッピング支援シ
ステムがあった。
【0007】また、First Class誌,Mar
ch/April,1994,Vol.IV,Issu
eIIのp.10,p.20に掲載されたWRAPPI
NGLEGACY APPLICATIONSによれ
ば、端末インタフェースを介在して古いアプリケーショ
ンを制御するという概念が開示されていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のオンライン業務
プログラムは、ホストコンピュータ上で実行され、ホス
ト端末装置にオンライン業務の画面表示を行なうもので
あった。しかし近年では計算機ネットワークが高度に発
達したため、ネットワーク上の様々な計算機からデータ
を取得し、これを表示するブラウザと呼ばれる表示手段
が幅広く利用されつつある。ブラウザは表示手段を統一
できるため、他の表示手段の操作を修得しなくても済
み、また他の表示手段を用意する必要がないためシステ
ムを安価に実現でき、さらに他の計算機と接続して他の
情報を表示したり、他の情報とオンライン業務処理の情
報との相互のデータのやりとりも容易になるなどの利点
がある。
【0009】従来は、例えばEnterprise/A
ccess:Web Editionに見られる上記従
来技術では、ホスト計算機からホスト端末装置向けのデ
ータを取得し、次にこのデータ形式を解析し、ブラウザ
向けのデータ形式に変換していた。このため、ホスト計
算機はオンライン業務プログラムの出力データをホスト
端末装置向けのデータに変換し、第二の計算機はこれを
さらにブラウザ向けのデータ形式に変換していた。従っ
て、オンライン業務プログラムが表示する各画面ごと
に、ホスト計算機が出力するデータが異るため、ホスト
端末装置向けのデータを解析するためには、各画面ごと
にデータ解析のための定義が必要であり、オンライン業
務処理システムの構築に手間がかかる、という課題があ
った。しかも、変換処理が少くとも2回必要であり、ま
たホスト端末装置向けのデータを解析する処理が必要で
あり、画面が表示されるまでに時間がかかる、という課
題があった。
【0010】また、ホスト・コネクティビティ・プロダ
クトRUMBAないしEVB−SDKに見られる上記従
来技術では、ユーザインタフェースの作成に便利なプロ
グラム部品が提供されているが、これらのプログラム部
品を配置したり他のデータとのやりとりをコーディング
したりする手間がかかっていた。
【0011】また、XMAP2E2に見られる上記従来
技術では、ホスト計算機で実行する業務処理プログラム
の作成において、画面定義データを利用することでプロ
グラムの作成を支援していた。しかしこの業務処理プロ
グラムにアクセスする装置ないし方法では、業務処理の
内容によらない固定の機能を有する端末装置ないしは端
末プロトコルに基づくアクセスに限定されていた。従っ
て業務の内容に応じて適切な表示を行なうことができ
ず、またGUIを利用できないという課題があった。
【0012】またホスト計算機で実行する業務処理プロ
グラムでは、計算やデータベースの更新などの業務処理
の中核をなす処理以外に、画面入出力のためにホスト端
末を制御する処理やエラーチェック処理などを行なって
いたため、プログラムの大きさが大きくなり、後から表
示画面を変更することが困難になっていた。
【0013】また、First Class誌の記事に
見られる上記従来技術では、ホスト計算機と他の計算機
とで互いに情報をやりとりする方法が示されていたが、
この方法は従来の端末エミュレータなどに見られるもの
と同じであり、しかも具体的なプログラムを作成する装
置ないし方法は開示されていなかった。
【0014】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、ネットワーク上の様々な
計算機からデータを取得し、これを表示可能とするブラ
ウザと呼ばれる表示手段をもって操作可能なオンライン
業務処理システムを安価に提供することにある。そのた
めに本発明では、ホスト計算機とホスト端末装置とを通
信手段を介して接続した構成で動作するように作成した
従来のオンライン業務プログラムを修正することなくそ
のまま利用することと、このプログラムの入出力データ
とブラウザの入出力データとのデータ形式の相互の変換
を高速に処理する手段を、少い手間で実現可能とするこ
とと、を目的とする。
【0015】さらに、操作性の向上や豊かな表現力を用
いた分かりやすい表示を行なうため、GUIの利用、あ
るいは画面の表示内容や座標などの画面構成の変更、さ
らには従来1画面であったものを複数画面に分割、など
による従来のオンライン業務処理画面の変更を、従来の
オンライン業務プログラムを変更したり追加のプログラ
ム記述を行なったりすることなく達成することを目的と
する。
【0016】さらに、前記ブラウザに表示される画面表
示の構成を指示するための定義データを、従来のオンラ
イン業務処理画面を作成するために作成した画面定義情
報を用いて生成する手段を提供することで、この定義デ
ータの作成の手間を省くことを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、ホスト計算機
(1)と、通信手段(3)と、ディスプレイないしテレ
ビを備えかつグラフィックス表示機能を有するブラウザ
(29)とを有するオンライン業務処理システムであっ
て、前記ホスト計算機(1)は、業務プログラムのソー
スコード(7)と、オンライン業務処理画面における画
面中のデータフィールドのフィールド名称,表示座標,
少くとも入力か出力かを区別する入出力区分の対応表を
定義する画面定義情報(6)と、前記フィールド名称と
表示指示を示す文字列ないし記号列によって前記データ
フィールドのデータを前記ブラウザ(29)に表示する
ことを指示する情報もしくは前記フィールド名称と入力
指示を示す文字列ないし記号列によって前記ブラウザ
(29)にユーザが入力したデータを該フィールド名称
と対応付けて前記ホスト計算機(1)に送信することを
指示する情報を含むハイパテキストテンプレート(2
1)とを有し、該画面定義情報(6)の中で入出力区分
が出力となっている前記データフィールドについては該
データフィールドに表示するデータと該データフィール
ドの前記フィールド名称との対応を示す出力論理情報
(23)を出力し、かつ、該画面定義情報の中で入出力
区分が入力となっている前記データフィールドについて
は該データフィールドに入力されたデータと該データフ
ィールドの前記フィールド名称との対応を示す入力論理
情報(33)を入力し、該出力と該入力とを繰り返すこ
とで前記業務プログラムのソースコード(7)に指示さ
れた処理手順に従ってオンライン業務処理を行なうオン
ライン業務プログラム(9)を前記業務プログラムのソ
ースコード(7)と前記画面定義情報(6)とから生成
する手段(8)と、前記オンライン業務プログラム
(9)が出力した前記出力論理情報(23)と前記ハイ
パテキストテンプレート(21)とから、該ハイパテキ
ストテンプレート(21)に前記フィールド名称と前記
表示指示を示す文字列ないし記号列が含まれるときはこ
れを、該出力論理情報(23)から該フィールド名称に
対応する前記データフィールドに表示するデータを取得
して該データを表示することを指示する文字列ないし記
号列に置き換えることで、ハイパテキストを合成してこ
れを前記ブラウザ(2)に送信する手段(22)と、前
記ハイパテキスト中に含まれる前記フィールド名称と前
記入力指示を示す文字列ないし記号列に従って、前記ブ
ラウザ(29)にユーザが入力したデータを該フィール
ド名称と対応付けて該ブラウザ(29)が送信したもの
を前記通信手段(3)を介して受信し、該データと該フ
ィールド名称との対応を示す前記入力論理情報(33)
を前記オンライン業務プログラム(9)に入力する手段
とを有し、前記ブラウザ(29)は、前記通信手段
(3)を介して前記ハイパテキストを受信し、該ハイパ
テキストに含まれる前記データを表示することを指示す
る前記文字列ないし記号列に従って該データを表示し、
前記フィールド名称と前記入力指示を示す文字列ないし
記号列に従ってユーザの入力を取得しこれを該フィール
ド名称と対応付けて送信する手段を有することを特徴と
するオンライン業務処理システムによって達成される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
面を参照して説明する。
【0019】先ず最初に、本発明の概要を図1〜6を参
照して説明する。図1は本発明にかかるオンライン業務
処理システムの構成を示すブロック図であり、図2は従
来のオンライン業務処理システムの構成を示すブロック
図である。図3と図4はオンライン業務プログラム9が
端末装置に表示する画面の一例を示している。一方、図
5と図6は本発明にかかるオンライン業務処理システム
の画面表示例であり、次に述べる6つの特徴を有する。
【0020】第一に、従来のオンライン業務処理システ
ムで用いていたオンライン業務プログラム9を、修正す
ることなくそのまま利用している。このため、新たにプ
ログラムを開発する必要がなく、安価に実現できる。
【0021】第二に、ホスト端末装置14の代わりにブ
ラウザと呼ばれる表示手段を用いて表示している。ホス
ト端末装置14がホスト計算機1専用に設計されたもの
であるのに対し、ブラウザ29は他の計算機から情報を
取得して表示する目的にも利用できる汎用的なものであ
る。このため、ユーザが使用する表示手段の統一が図ら
れ、安価に実現でき、表示手段の操作を容易に修得可能
となるなどの利点が得られる。
【0022】第三に、処理を高速に実行できる。本発明
は、オンライン業務処理システムを安価に実現する目的
のため、元来はホスト端末装置14向けに開発したオン
ライン業務プログラム9を修正することなく利用する。
このため、このプログラムの入出力データと、ブラウザ
29の入出力データの形式の違いを相互に変換する仕組
みが必要となる。本発明によれば変換に必要なデータを
あらかじめ用意し、変換の際にはこれを用いた合成処理
だけを行なう構成とすることにより、変換処理を高速に
行なうことができる。
【0023】第四に、ブラウザ29は本発明にかかるオ
ンライン業務処理システムとは別の計算機と接続して、
他の情報を表示することも可能である。このため、GU
Iのコピー&ペースト等の機能を用いて他の情報源との
情報交換が容易になる。
【0024】第五に、ブラウザ29の表示画面は、画面
の表示内容と座標などの画面構成とを規定するハイパテ
キストテンプレート21に基づいて表示する。このハイ
パテキストテンプレート21を変更することで表示画面
を変えることがでる。従って従来使用していたオンライ
ン業務プログラム9を修正することなく、例えば図3は
図5のように、図4は図6のように変更できる。さらに
別途画像データを付加すると図22のように変更するこ
ともできる。しかもブラウザ29は汎用的に用いるもの
なので、汎用的な画面エディタが利用でき、これを用い
てハイパテキストテンプレート21を容易に編集でき
る。
【0025】第六に、パソコンやワークステーション計
算機に搭載されたウィンドウシステムの機能を活用する
ことで、豊かな表現力と操作の簡便さとを有するグラフ
ィカルユーザインタフェース(本明細書ではGUIと略
す)を提供することができる。
【0026】特に第二に述べたブラウザは、インタネッ
ト(世界中の計算機を相互に接続する計算機ネットワー
ク)で普及しているWWW(World Wide We
bの略。インタネットを用いて他の計算機が提供する情
報を、WWWブラウザ又はWebブラウザと呼ばれる汎
用的な表示プログラムで画面表示したり、簡単な操作で
他の情報を送信するように要求したりするための仕組み
のこと。以後、WWWと呼ぶ。また表示に用いるものを
WWWブラウザと呼ぶ)のためのWWWブラウザを用い
ることができる。
【0027】本発明の目的は、既存のオンライン業務プ
ログラム9を変更することなく、図3と図4に示す従来
画面から図5と図6に示すWWWブラウザ画面へと、表
示手段を変更せしめ、前記5つの利点が得れらるオンラ
イン業務処理システムを実現することにある。
【0028】先ず従来のオンライン業務処理システムに
ついて説明する。
【0029】図2は従来のオンライン業務処理システム
の構成を示すブロック図である。図2において、1はホ
スト計算機である。ホスト計算機は、汎用計算機とかメ
インフレーム計算機と呼ばれることもあるが、本明細書
ではホスト計算機と記載する。14はディスプレイとキ
ーボードを有し、画面表示したり利用者の入力を受け付
けるホスト端末装置である。3はホスト計算機1とホス
ト端末装置14との通信に用いる通信手段である。
【0030】ホスト計算機1において、オンライン業務
プログラム9は図11及び図12に示す出力論理情報を
出力し、これを端末メッセージマッピング手段10がホ
スト端末装置14向けの制御データにデータ形式を変換
し、トランザクション管理手段11と通信制御装置4と
を経由してホスト端末装置14に送信する。ホスト端末
装置14は、出力論理情報を、画面定義情報6の表示形
式で表示し、ユーザ入力を受け付ける。ユーザ入力は逆
順をたどって入力論理情報に変換され、オンライン業務
プログラム9への入力となる。入力論理情報は、出力論
理情報から画面名の情報を省いた形式の情報で、入力用
のフィールドに対してユーザが入力した値を保持するも
のである。
【0031】この流れの中で、オンライン業務プログラ
ム9は出力論理情報を出力することと、入力論理情報を
入力することとを繰り返すなかで、オンライン業務処理
を行なう。例えば在庫管理システムでは、オンライン業
務プログラムは在庫部品を表示するために出力論理情報
に在庫部品の部品名と数量を出力し、これに対してユー
ザは詳細に調べたい部品の部品名を入力し、これは入力
論理情報に変換されてオンライン業務プログラムに入力
され、次にオンライン業務プログラムは指示された部品
に関する詳細情報を出力論理情報に出力する、という具
合に繰り返す。
【0032】また、端末メッセージマッピング手段10
は、出力論理情報に含まれるフィールド値と、画面定義
情報6に含まれるフィールド値の表示形式の定義や、常
に画面表示する固定文字列の定義、に従って、これをホ
スト端末装置14に画面表示せしめるための制御データ
形式に変換したり、逆にユーザの入力指示に従ってホス
ト端末装置14が取得した入力データから、どの入力値
がどのフィールドに対応するかを画面定義情報6に従っ
て解析し、入力論理情報の形式に変換する。
【0033】また、トランザクション管理手段11は、
ホスト計算機に接続された複数のホスト端末装置14
と、オンライン業務処理との対応づけを行なうことで、
複数のホスト端末装置14で同時にオンライン業務処理
を行なう場合でも、それぞれに対して起動されたオンラ
イン業務プログラム9とホスト端末装置14とのデータ
のやりとりを適切に割りふる。
【0034】ホスト計算機1において、6は画面定義情
報である。画面定義情報は画面の表示内容を定義すると
ともに、オンライン業務プログラム9と端末メッセージ
マッピング手段10とが互いにやりとりする出力論理情
報及び入力論理情報のデータ形式を定義している。7は
業務プログラムソースであり、オンライン業務処理の処
理手順をプログラミング言語で記述したものである。8
はオンライン業務プログラム生成手段であり、業務プロ
グラムソース7をコンパイルしてオンライン業務処理を
生成するとともに、出力論理情報及び入力論理情報を用
いてオンライン業務プログラム9が端末メッセージマッ
ピング手段10と入出力する処理を、画面定義情報6に
従って生成し、さらにこれらを組合せることでオンライ
ン業務プログラム9を生成する。端末メッセージマッピ
ング手段10は画面定義情報6に従ってホスト端末装置
14に定義通りの画面を表示するため、出力論理情報や
入力論理情報と、ホスト端末装置14が入出力するデー
タとの相互の変換を行なう。オンライン業務プログラム
9はこのようにして生成されたものであり、これを実行
すると、通信手段3を経由して、ホスト計算機に接続さ
れたホスト端末装置14にオンライン業務画面を表示す
る。利用者はこの画面を操作して業務を遂行する。
【0035】次に、本発明にかかるオンライン業務処理
システムについて説明する。本発明では上記従来のオン
ライン業務処理システムで作成済のオンライン業務プロ
グラム9を変更せずにそのまま利用することで、開発を
容易としている。この目的を達成するために画面定義情
報6を利用する計算機システムを以下に開示する。
【0036】図1は本発明にかかるオンライン業務処理
装置の構成を示すブロック図である。図1において、1
はホスト計算機、29はブラウザ、3は1と29との間
で画面表示のためのデータ及びユーザの入力データを相
互に通信するための通信手段である。29のブラウザに
は、インタネットで用いられるWWWブラウザを搭載し
た、パソコンやワークステーション計算機を用いること
ができる。
【0037】ホスト計算機1に含まれる構成要素につい
て、以下に説明する。6〜9は図2に示す従来のオンラ
イン業務処理システムと同じである。従ってオンライン
業務プログラム9を変更せずにそのまま利用する。50
はオンライン業務プログラム9が入出力する出力論理情
報23や入力論理情報33とハイパテキストとの相互変
換を行なう手段である。
【0038】ここでハイパテキストについて説明する。
ハイパテキストを表示する仕組みは従来技術であって、
本願で特許を請求するものではない。ハイパテキスト
は、他のハイパテキストの所在を示す情報や、当該ハイ
パテキスト又は他のハイパテキスト中の特定の部分を指
し示す情報などを、当該ハイパテキスト中のある部分と
関連付ける情報を含むテキストである。ブラウザは、ハ
イパテキスト中のある部分を指示することで、その部分
に関連付けられた、ハイパテキストの所在を示す情報や
ハイパテキスト中の特定の部分を指し示す情報を取得
し、その所在情報に従って他のハイパテキストを取り出
したり、指し示された特定の部分に表示位置を変更した
りする。これにより、ユーザはブラウザ上で簡単な指示
操作をするだけで、あるテキストと関連のある他のテキ
ストを表示することができる。ハイパテキストはまた、
画像データファイルや音声データファイル、動画データ
ファイル、プログラムなどの所在情報も同様にして、当
該ハイパテキスト中のある部分と関連付ける情報を保持
しうる。図13にハイパテキストの一例を示す。この例
では1301から1302の間に含まれるテキストと、
1303の”/TR01/SID01/1”で示される
所在にあるプログラムとを関連付けている。
【0039】ハイパテキストは、専用のエディタを用い
て編集することもできる。特に、先に述べたインタネッ
トのWWWの場合、ハイパテキストの構文規則にはHT
ML(HiperText Markup Langua
ge)というものが既定されており、世界中で幅広く利
用されている。この構文規則はインタネットの標準であ
るから、HTMLのエディタも多数存在し、ハイパテキ
ストの作成や修正などの作業が容易になっている。
【0040】引続き図1において、ホスト計算機1に含
まれる構成要素について、画面が表示されるまでの順を
追いながら説明する。
【0041】23は出力論理情報であって、オンライン
業務プログラム9が出力するオンライン業務処理の結果
である。図11は出力論理情報23の一例である。また
図12は出力論理情報23の他の一例である。図11の
例では、画面名が”ABP010”であることと、各フ
ィールドの値が空白であることとを示している。また図
12の例では、画面名が”ABP010”であること
と、例えば1201によればフィールド”ABFEBU
NR”の値が”MM”であることなどを示している。
【0042】21はハイパテキストテンプレートであ
り、ハイパテキスト合成手段22が合成して出力するハ
イパテキストのひな型である。ハイパテキストテンプレ
ート21は、画面ごとにあり、画面名で識別する。図9
はハイパテキストテンプレート21の一例である。ハイ
パテキストテンプレートは、合成のための印が含まれて
いるものの、構文規則はハイパテキストと同じであるか
ら、ハイパテキスト用のエディタを用いて作成や修正な
どの編集作業ができる。
【0043】32はハイパテキスト合成手段22がハイ
パテキストテンプレート21と出力論理情報23とをど
のように合成するかを規定する合成ルールである。図1
0は合成ルール32の一例である。
【0044】22はハイパテキストテンプレート21と
出力論理情報23とを、合成ルール32に従って合成す
るハイパテキスト合成手段である。例えば、図9に示す
ハイパテキストテンプレート21の例と、図11に示す
出力論理情報23の例とを、図10に示す合成ルール3
2の例に従って合成すると、ハイパテキスト合成手段2
2は、図13に示すハイパテキストを出力する。ただし
ここで、1303の部分はトランザクション管理手段2
4から得られるトランザクション名と、セッション管理
手段30から得られるセッションIDと、ハイパテキス
トを出力した回数を示すアクセスカウンタとから合成す
る。
【0045】24はトランザクション管理手段であっ
て、ブラウザ29からの要求に従ってトランザクション
を開始し、オンライン業務プログラム9を起動する。オ
ンライン業務プログラム9が複数あるときは、どのオン
ライン業務プログラムを起動するかをトランザクション
名で識別する。トランザクション名はブラウザ29が指
定する。なお、トランザクション名は実行するオンライ
ン業務処理を識別するものであるから、同じオンライン
業務処理を同時に複数個実行するときは、これら複数の
トランザクション名は同一である。
【0046】4は通信制御装置であって、通信手段3を
経由して、他の計算機やブラウザ29やホスト端末装置
14との通信を制御する。通信制御装置4は、通信手段
3を経由して他の機器との通信を開始するとき、他の機
器との通信管理の単位である通信セッションを開始す
る。逆に通信を終了するとき、通信セッションを終了す
る。図1において、ホスト計算機1と接続されるブラウ
ザ29は複数あってもよく、通信手段3はこれらすべて
とホスト計算機1との通信手段を提供する。通信制御装
置4は、受信したデータがどの通信セッションのもの
か、またある通信セッションに対して送信したいデータ
をどのブラウザに送信するかを管理する情報を保持し、
これを用いて送受信を行なう。
【0047】ここで、通信セッションとトランザクショ
ンとの関係を説明する。トランザクションはオンライン
業務処理を実行する単位であって、オンライン業務処理
を開始するときにトランザクションを開始し、オンライ
ン業務処理を終了するとともにトランザクションを終了
する。通信セッションは、通信手段3を経由して他の機
器との送受信を開始するときに開始し、その後送受信を
繰り返し、送受信を終了するときに終了する。通常は、
トランザクションの開始と終了はそれぞれ、通信セッシ
ョンの開始と終了と同時であり、1対1関係で対応す
る。しかし前述のインタネットで用いられるWWWで
は、画面を表示するごとに通信セッションを開始・終了
するという通信プロトコルが用いられる。本発明はこの
インタネットのWWWにも用いることができるが、その
場合はトランザクションと通信セッションとが1対1に
対応しない。このためあるブラウザから次の画面の要求
があったとき、通信制御装置4は新たな通信セッション
を開始するが、その通信セッションがどのトランザクシ
ョンに対応するのかは通信制御装置4が保持する情報で
は識別できない。従って本発明をインタネットのWWW
に用いる場合、通信セッションとトランザクションとの
対応関係を識別する手段が必要である。
【0048】30はセッション管理手段であって、通信
セッションとトランザクションとの対応関係を識別す
る。これは本発明をインタネットのWWWに用いる場合
のように、通信セッションとトランザクションとが1対
1に対応しない場合に必要となる。通信セッションとト
ランザクションとの対応関係の情報はセッション管理テ
ーブル31に保持する。図15はセッション管理テーブ
ル31の一例である。
【0049】以上に述べた各構成要素により、ブラウザ
29からの要求に従ってトランザクションを開始し、こ
れに伴い実行を開始されたオンライン業務プログラム9
は出力論理情報23を出力する。この出力論理情報23
で与えられるフィールド値は、ハイパテキスト合成手段
22において、出力論理情報23の画面名に対応するハ
イパテキストテンプレート21と合成し、セッション管
理手段30で管理する通信セッションを用いてブラウザ
29へと送信する。ブラウザ29は、受信したハイパテ
キストを例えば図5のように表示する。
【0050】次に図1において、ホスト計算機1に含ま
れる構成要素について、ブラウザ29の表示画面にユー
ザが入力操作をしてから、オンライン業務プログラム9
に入力されるまでの順を追いながら説明する。
【0051】図5はブラウザ29の表示画面の一例であ
って、この例では501は分類コードの入力領域であ
り、502は部品コードの入力領域である。ユーザの入
力指示があると、ブラウザ29は入力データを送信す
る。
【0052】25はフィールド入力値取得手段であっ
て、ブラウザ29から受信したデータから、各入力フィ
ールドに与えられた入力値を取得し、フィールド入力値
34に記憶する。
【0053】26は入力チェック手段であり、画面定義
情報6で与えられたフィールドのデータ型に従って、フ
ィールド入力値34の値をチェックする。例えば数字型
のフィールドに英字が含まれていないか、英数字型のフ
ィールドに日本語文字が含まれていないか、などをチェ
ックする。チェックの結果、エラーがあればハイパーテ
キスト合成手段がエラー画面のハイパーテキストを合成
し、ブラウザに送信する。
【0054】33は入力論理情報であって、入力チェッ
ク手段26でチェックした結果エラーがないときに、オ
ンライン業務プログラム9に入力するデータである。
【0055】以上に述べた各構成要素により、ユーザが
ブラウザ29の表示画面に入力したデータから、フィー
ルド入力値取得手段25がフィールドとフィールド値と
の対応情報を取得し、入力チェック手段26が入力値を
チェックし、データをオンライン業務プログラム9に入
力する。
【0056】次に図1において、ホスト計算機1に含ま
れる他の構成要素について説明する。
【0057】20は画面定義情報6に従って、ハイパテ
キストテンプレート21を生成するハイパテキスト生成
手段である。画面定義情報6の一例を図16に示す。画
面定義情報6は画面を構成するフィールドの名称、入出
力の区分、X座標、Y座標、長さ、型などの情報を含む
ため、この定義通りの画面を表示するためのハイパテキ
ストテンプレートを生成することが可能である。生成し
た後、ハイパテキスト用のエディタで修正することもで
きる。従って通常、先ずハイパテキスト生成手段20を
用いてハイパテキストテンプレートを生成し、次に必要
に応じてハイパテキスト用のエディタで適宜修正を行な
って作成する。
【0058】28はブラウザ29からの要求に従って、
サーバ配布データ27に記憶したデータを配布するデー
タサーバである。前述のように、ハイパテキストはテキ
スト中のある部分と他のテキストや画像データなどとの
関連情報を保持しており、ブラウザ29は、ユーザの指
示に従って、関連付けられたデータを要求する。ハイパ
テキストにはデータの所在情報が含まれており、この所
在情報には、データサーバ28から取得するのか、トラ
ンザクション管理手段24を経由してオンライン業務プ
ログラム9から取得するのかを識別する情報や、サーバ
配布データ27中のどのデータを取得するのかを識別す
る情報が含まれている。通信制御装置4はこの所在情報
に従ってデータサーバ28又はトランザクション管理手
段24に要求内容を渡す。データサーバ28は所在情報
に従って、サーバ配布データ27からデータを取得し、
これを配布する。
【0059】図2の従来の構成では、端末メッセージマ
ッピング手段10がオンライン業務プログラム9の出力
データをホスト端末装置14の制御データに変換して送
信し、ホスト端末装置14がこの制御データに従って画
面表示をしていた。本発明に係る図1の構成では、オン
ライン業務プログラム9を変更せずにそのまま用いなが
らも、ハイパテキスト合成手段22がハイパテキストを
合成するので、ホスト端末装置14の代わりにブラウザ
29に画面表示する。ホスト端末装置14はホスト計算
機1向けに設計されたものであって、制御データも専用
のデータ形式であった。これに対し、ブラウザ29はホ
スト計算機1に限らず他の計算機から得られる情報にも
汎用的に利用できるものである。従って本発明によれば
従来のオンライン業務プログラム9を変更することな
く、オンライン業務処理も、他の計算機から得られる情
報の表示にも利用でき、表示手段の統一、GUIによる
表示など、発明の実施の形態の冒頭に述べたような利点
が得られる。
【0060】以下、図1〜25を用いて本発明の第一の
実施例を説明する。
【0061】以下、本実施例の処理手順を説明する。図
7は本発明にかかるオンライン業務処理システムの処理
手順を示すフローチャートである。
【0062】図7において、先ずオンライン業務プログ
ラム生成手段8が画面定義情報6と業務プログラムソー
ス7とを用いてオンライン業務プログラム9を生成する
(ステップ701)。業務プログラムソース7はオンラ
イン業務処理の処理手順をプログラミング言語で記述し
たものである。
【0063】画面定義情報6の一例を図16に示す。画
面定義情報は画面の構成要素に関する座標やデータ型な
どの情報を有し、図3に示すようなオンライン業務の画
面中の個々の要素に対応している。
【0064】図16において、1601はオンライン業
務処理と対応づけられるトランザクション名である。
【0065】1602は画面を識別する画面名である。
【0066】1603は画面中の個々のフィールドを識
別するフィールド名である。図16の各々の行は、ある
画面中のあるフィールド1個についての定義を示してい
る。
【0067】1604はフィールドの入出力区分を示
し、固定フィールドはある固定の文字列を常に表示する
ものであり、出力フィールドはホストから送られる情報
を表示するものであり、入力フィールドは利用者が入力
したデータをホストに送るためのものであり、入出力フ
ィールドは最初にホストから送られる情報を表示し、か
つ、利用者が入力したデータをホストに送るためのもの
である。
【0068】1605と1606はフィールドを表示す
る位置のX座標とY座標とを示し、1607はフィール
ドの長さであり、その長さ分の文字列の表示や入力がで
きる。
【0069】1608はフィールドに表示又は入力され
るデータの型であり、日本語は日本語の文字列であり、
英数字はアルファベットと数字と記号文字からなる文字
列であり、数字は数字文字列である。
【0070】1609は入出力区分1604が固定のと
きだけ使われるもので、固定的に画面に表示する文字列
を示す。
【0071】なお、画面名、フィールド名には任意の文
字列を用いることができるが、一般的には名称規則を決
めることが多い。例えばこの場合、最初の「AB」がオ
ンライン業務処理全体に共通な識別コードであり、次の
「P」ないしは「F」はそれぞれ画面名、フィールド名
を表す。フィールド名の4文字目は入出力区分に応じ
て、Fは固定、Oは出力、などを表す。残りの部分は各
フィールドごとに異る名称を表す。
【0072】例えば1610の行の1601,1602
項目によれば、トランザクション名が「TR01」のオ
ンライン業務処理における「APB010」という画面
の定義であることが分る。これは図5の503に対応す
る定義を示し、1603によればフィールド名は「AB
FFTITL」であって、1604によればある文字列
を固定的に出力するフィールドで、その文字列は160
9によれば、図5の503のように表示される文字列
「部品仕様」を定義している。またそのデータ型は「日
本語」で、座標は(10,2)であり、長さが8文字で
あることが分る。長さについては英数字の長さで表記す
るので、日本語文字1文字で英数字2文字分になる。こ
の場合「部品仕様」は日本語4文字なので長さは8文字
である。
【0073】ステップ701では、画面定義情報6に従
って出力論理情報23及び入力論理情報33のデータ形
式を求め、その形式に従って入出力を行なうようにオン
ライン業務プログラム9を生成する。図11ないし図1
2は、オンライン業務プログラム9が出力する出力論理
情報23の一例である。出力に関与するのは、入出力区
分1604が出力のものと入出力のものであり、図16
によれば、1612,1614,1616,1618が
該当する。これらは図11ないし図12の1102,1
103,1104,1105のフィールド名と対応して
いる。入力論理情報については入出力区分1604が入
力のものと入出力のものが関与するので、例えば図16
によれば、1612,1614が該当する。またつぎに
どの画面を表示するのかについては、業務プログラムソ
ース7の処理ロジックに記述されていて、オンライン業
務プログラム9が指示するものなので、入力論理情報に
は画面名は含まれない。図25は入力論理情報の一例で
ある。図25において、2501,2502はそれぞ
れ、図16の1612,1614に対応する。250
3,2504はこれらのフィールドに対する入力値の例
である。
【0074】図7に戻って、次にハイパテキストテンプ
レート21と合成ルール32を記憶する(ステップ70
2)。
【0075】図9はハイパテキストテンプレート21の
一例である。図9はトランザクション名「TR01」
の、画面名「ABP010」の画面に対するハイパテキ
ストテンプレートである。
【0076】図9において、905は表示するときに、
ハイパテキスト中の空白を無視しないことを指示し、9
07はこの指示の終了を示す。このように、文字「<」
で始まる部分は、ハイパテキストをブラウザ29で表示
したときの指示や、ハイパテキスト合成手段22に対す
る合成方法の指示を示し、それ以外のものは単にそのま
ま表示することを示す。例えば908によれば、ここに
英数字10文字分の空白を空けて表示することを指示し
ている。また909によれば、空白に続いて「部品仕
様」と表示することを指示している。
【0077】901の「<FORM」で始まる部分は9
01と906の間のテキストを、他のプログラムないし
データと関連付けることを指示するものである。906
の「</FORM>」はこの指示の終了位置を示す。
【0078】903の、2個の文字「%」で囲まれた部
分はハイパテキスト合成手段22に対して、合成するハ
イパテキストに関する指示を示しており、903の「%
SID%」ではセッションIDをここに埋め込むことを
指示している。
【0079】また、904の「%COUNT%」ではア
クセスカウントをここに埋め込むことを指示している。
【0080】910は901で関連付けられたプログラ
ムないしデータに対して入力を送信して次の画面を要求
することをユーザが指示するための、ボタンGUIをブ
ラウザに表示することを指示する。
【0081】911〜914については次の合成ルール
の説明で述べる。
【0082】図10は合成ルール32の一例である。
【0083】図10において、1001は各々の合成ル
ールがどのトランザクションに対するルールかを指示す
るトランザクション名である。
【0084】1002はハイパテキストテンプレート2
1の中で、合成ルールの適用を指示するときに用いるタ
グ名である。例えば図9の911ないし912では「X
−INOUTTXT」というタグ名を指示しているの
で、後に述べるステップ711において1013の行に
示された合成ルールを適用する。同様に913ないし9
14では「X−OUTTXT」というタグ名を指示して
いるので、後に述べるステップ711において1012
の行に示された合成ルールを適用する。
【0085】, 1003は合成ルールを適用するとき
に用いるパラメタをハイパテキストテンプレート21中
で指定するときに用いる合成パラメタ名である。例えば
1011では合成パラメタ名「XFIELD」と「XS
IZE」とをパラメタに用いることを指示している。こ
れに対応させて例えば911では「XFIELD」に
「ABFEBUNR」を、「XSIZE」に「10」を
パラメタに指示している。
【0086】1004は合成ルールを適用した結果、ハ
イパテキストテンプレート21に合成される置換文字列
である。例えば1011では置換文字列に「<INPU
TNAME=”XFIELD” TYPE=”TEX
T” SIZE=XSIZEVALUE=”%XFIE
LD%”>」を指示している。この中で、合成パラメタ
名に一致する部分はパラメタと置換され、911の例の
場合、「<INPUT NAME=”ABFEBUN
R” TYPE=”TEXT” SIZE=10 VA
LUE=”%ABFEBUNR%”>」となる。
【0087】1013の行の例では、置換文字列100
4は他の表へのポインタになっており、さらに合成条件
ごとに置換文字列が変化することを指示している。
【0088】1005は合成条件を示し、1006は合
成条件1005を満たすときに置換される文字列を示
す。例えば1016によれば、合成パラメタ「XFIE
LD」に入力エラーが検出されたとき、「<INPUT
NAME=”XFIELD”TYPE=”TEXT”
SIZE=XSIZE VALUE=”%XFIEL
D%” COLOR=RED>」という置換文字列を用
い、1017によれば、その他の条件では「<INPU
T NAME=”XFIELD” TYPE=”TEX
T” SIZE=XSIZE VALUE=”%XFI
ELD%”>」という置換文字列を用いることが指示さ
れている。ここで「ERR」はそれに続くフィールドが
エラーの場合という条件を示し、また「ANY」は他の
条件に当てはまらないときを示し、また1018の行の
「NULL」はフィールド値が空白の場合という条件を
それぞれ示す。
【0089】図7に戻り、以上に述べた750及び75
1の部分、次に述べる752の部分は、処理を行なう時
刻に隔たりがある。本発明はメインフレーム上の既存の
オンライン業務プログラムを修正することなく、パソコ
ンなどの安価な計算機上のブラウザから継続利用するも
のである。通常、オンライン業務プログラム9は図2の
構成で利用するために作成され、しばらくは図2の構成
で運用された後に本発明を適用する。750はかつて、
オンライン業務プログラム9が作成された時に実行さ
れ、751は本発明を適用するための準備の段階であ
り、1回だけ行なえばよい。752はオンライン業務処
理システムの運用段階であり、オンライン業務処理を行
なう都度実行する。従って、750の部分でオンライン
業務プログラム9が作成されたのは例えば10年前とか
で、751の部分でホストアクセスプログラム40を今
作成し、今後は752の部分の処理を繰り返し行ない、
ブラウザ29を操作して業務処理を行なう。このよう
に、750〜752の3部分の処理を行なう時刻には隔
たりがある。
【0090】以下、752の部分の処理手順を説明す
る。
【0091】次にブラウザ29からハイパテキストの要
求を受信する(ステップ703)。ただし受信していな
ければ、タイムアウトのチェック(ステップ704)に
処理を移す。
【0092】次にもしハイパテキストの要求を受信して
いなければ、セッション管理テーブル31を調べ、各セ
ッションの前回のアクセス時刻と現在時刻とを比較する
ことで、接続タイムアウトが発生したセッションがない
かを調べる(ステップ704)。タイムアウト時間は予
め適切な値を設定しておく。図5において、1503は
前回のアクセス時刻を示し、これを現在時刻と比較す
る。もし接続タイムアウトが発生した場合、トランザク
ションを終了し、当該セッションの記録をセッション管
理テーブル31から削除する(ステップ716)。
【0093】ステップ703とステップ704のいずれ
かが発生するまで、次のステップには進まない。ここで
は図23に示すようなハイパテキスト要求データを取得
したものとする。2301によれば、所在情報は「/T
R01」を示している。文字「/」は所在情報を複数個
並べるときの区切りを示す。「TR01」はトランザク
ション名である。
【0094】次にステップ703で取得したハイパテキ
ストの要求がトランザクションの開始要求であるか判定
する(ステップ705)。前述の例「/TR01」では
トランザクションの開始要求を示す。
【0095】次に開始するトランザクション名を取得す
る(ステップ706)。前述の例「/TR01」では
「TR01」である。
【0096】次にトランザクションを開始し、セッショ
ン管理テーブルを更新する(ステップ707)。トラン
ザクション管理手段24はトランザクション名「TR0
1」で示されるオンライン業務プログラムを起動、セッ
ション管理手段30はセッションを開始し、セッション
IDを割り当てる。セッションIDは「SID01」か
ら順に、「SID02」、「SID03」…と番号をつ
けてゆく。
【0097】図15はセッション管理テーブルの一例で
ある。
【0098】図15において、1501は当該セッショ
ンのトランザクション名である。
【0099】1502はセッションを識別するセッショ
ンIDである。
【0100】1503は前回アクセスした時刻を記憶す
るアクセス時刻である。
【0101】1504はアクセスの回数を記憶するアク
セスカウンタである。
【0102】1505は「TR01」に対するトランザ
クションを開始し、セッションIDに「SID01」を
割り当て、現在時刻「12:10:03」を、アクセス
カウンタに初期値「1」を記憶したところである。
【0103】1506は、その後再度「TR01」に対
するトランザクション要求があり、セッションIDに
「SID02」を割り当て、送受信を繰り返した後、時
刻「12:11:01」に10回目のアクセスがあった
ことを示している。このように同じトランザクション名
で、トランザクション開始要求があった場合もあるた
め、これを識別するためセッションIDを管理してい
る。
【0104】1507は別のトランザクション名での要
求があったことを示している。なお、セッション「SI
D03」は既に終了したため、欠番になっている。
【0105】次に、トランザクションの開始とともに起
動されたオンライン業務プログラム9が、初期画面の出
力論理情報23を出力するので、これを取得する(ステ
ップ708)。図11は初期画面の出力論理情報23の
例である。
【0106】図11において、1101は画面名を示
す。どの画面を表示するかという制御は業務プログラム
ソース7の処理ロジックに含まれており、ここでは初期
画面の画面名に「ABP010」を指示している。ま
た、フィールドに出力する値も業務プログラムソース7
の処理ロジックに含まれており、1102〜1105に
よれば、すべてのフィールドに空白文字列を指示してい
る。
【0107】次に、フィールド入力値34をクリアする
(ステップ709)。
【0108】次に、ハイパテキストテンプレートのファ
イル名を取得する(ステップ710)。ハイパテキスト
のファイル名は、トランザクション名と画面名とから特
定する。例えば「TR01.ABP010」というファ
イル名を取得する。
【0109】次に、ハイパテキストテンプレートを読み
込む(ステップ711)。図9は「TR01.ABP0
10」というファイル名で読み込まれたハイパテキスト
テンプレートの一例である。
【0110】次に、ハイパテキストを合成する(ステッ
プ712)。ステップ712の詳細を図8に示す。
【0111】図8において合成ルール32から、当該ト
ランザクション「TR01」に対するタグ名を一つ取得
する。以下、すべてのタグ名についてステップ802〜
ステップ808を繰り返す(ステップ801)。例えば
タグ名「X−INTXT」を取得する。
【0112】次に、タグ名をハイパテキストの中から検
索する(ステップ802)。図9にはタグ名「X−IN
TXT」は含まれないので、ステップ802〜ステップ
808を終了し、ステップ801において次のタグ名
「X−OUTTXT」を取得する。図9によれば、ステ
ップ802の検索の結果、913に見つかる。
【0113】次に、合成パラメタ値を取得する(ステッ
プ803)。913によれば、合成パラメタ名「XFI
ELD」に対する合成パラメタ値「ABFOBUHN」
を得る。
【0114】次に、合成条件が指定されているときは、
合成条件が一致するルールを検索する(ステップ80
4)。図10によれば、1012の行では合成条件を示
す表へのポインタはない。
【0115】次に、置換文字列中の合成パラメタ名を合
成パラメタ値で置換する(ステップ805)。図10に
よれば、1012の行の合成パラメタ名1003によれ
ば、合成パラメタ名は「XFIELD」であり、置換文
字列「%XFIELD%」の中の「XFIELD」の部
分を合成パラメタ値「ABFOBUHN」に置換し、
「%ABFOBUHN%」を得る。
【0116】次に、置換文字列中のフィールド値参照部
分をフィールドの値で置換する(ステップ806)。文
字「%」で囲まれた部分がフィールド名のときは、フィ
ールド値の参照を示し、図11の出力論理情報23の例
によれば、フィールドの値は空白文字列であるから、置
換の結果空白文字列を得る。なお、オンライン業務プロ
グラム9は画面定義情報6に従って、指定の長さの文字
列を出力論理情報23に出力している。この場合、図1
6の1616によれば、20文字である。
【0117】次に、ハイパテキスト中のタグ部を置換文
字列で置換する(ステップ807)。この場合、図9の
913を20文字の空白文字列で置換する。
【0118】引続き、ステップ802〜ステップ808
を繰り返し、図9の914も空白文字列で置換する。
【0119】さらに、ステップ801ではタグ名「X−
INOUTTXT」を取得し、図9の911から、合成
パラメタ名「XFIELD」に対する合成パラメタ値
「ABFEBUNR」を、合成パラメタ名「XSIZ
E」に対する合成パラメタ値「10」を得る(ステップ
803)。
【0120】図10の1013によれば、合成条件が指
定されているが、フィールドへの入力は行なわれていな
いので、1016の「ERR」の条件には該当せず、1
017から置換文字列が得られる。
【0121】以下、同様に繰り返す。最後に、セッショ
ンIDとアクセスカウントを合成する指示があるとき、
これを置換する(ステップ809)。903によれば、
セッションIDを合成する指示「%SID%」があるの
で、これをセッションID「SID01」に置換する。
また、904によれば、アクセスカウントを合成する指
示「%COUNT%」があるので、現在のアクセスカウ
ントをセッション管理テーブル31から取得し、ここで
は「1」に置換する。
【0122】この場合の例では、合成結果として図13
のようなハイパテキストを得る。
【0123】図7に戻り、次にハイパテキストを送信す
る(ステップ713)。これにより、ブラウザ29は図
13のようなハイパテキストを受信し、図5のような画
面を表示する。
【0124】図5において、503は1304の指示に
従って表示したものである。501,502はそれぞ
れ、1305,1306の指示に従って入力フィールド
を表示したものである。504は1307の指示に従っ
てボタンGUIを表示したものである。
【0125】従来は、図11の出力論理情報23に対し
て、端末メッセージマッピング手段10は図16に示す
ような画面定義情報6を参照しながら、ホスト端末装置
14の制御データを作成し、ホスト端末装置14は図3
のような画面を表示していた。図3において、301,
302はそれぞれ501,502に対応する従来の表示
例で、また504に対応する表示は従来はなかった。な
お、301,302の文字「.」は入力領域を示してい
る。
【0126】以下、図5において、ユーザが501に
「MM」、502に「MM3X10」と入力し、ボタン
GUIを押下したときの、その後の処理手順について説
明する。
【0127】ブラウザ29は、ボタンGUIが押下され
ると、図13の1303の所在情報に従って、次の画面
を要求する。図24はブラウザ29が送信するハイパテ
キスト要求の例である。図24において、2401は図
13の1303の所在情報で取得したものをブラウザ2
9が折り返し送信するものである。2402は、入力フ
ィールド501のフィールド名を1305の「NAME
=”ABFEBUNR”」から取得し、入力されたフィ
ールド値と対応させて送信したものである。同様に、2
403は1306から取得したフィールド名とフィール
ド値である。
【0128】図7に戻り、ハイパテキスト要求を受信す
る(ステップ703)。
【0129】次に、トランザクション開始か判定する
(ステップ705)。所在情報にセッションID「SI
D01」が含まれていることから、これは既に実行中の
トランザクションである。
【0130】次に所在情報から、トランザクション名と
セッションIDを取得する(ステップ717)。図24の
例では、トランザクション名「TR01」とセッション
ID「SID01」とを取得する。
【0131】次にフィールド入力値を取得する(ステッ
プ718)。即ち、2402,2403から「MM」と
「MM3X10」を取得する。
【0132】次に画面定義情報6に定義されたフィール
ドの型に基づいて入力値をチェックする(ステップ71
9)。図16の1612,1614によれば、これらは
英数字と定義されており、正しい入力であることが分
る。
【0133】もしここで誤りがあれば、ステップ711
〜714でハイパテキストの合成・送信などを行なう。
例えばフィールド「ABFEBUNR」に誤りがあった
とき、ステップ712のハイパテキストの合成処理の中
で、ステップ804で図9の911に対応するルールを
検索する。911によればタグ名は「X−INOUTT
XT」であり、図10の1013が該当する。1016
によれば、合成条件1005は「ERR(XFIEL
D)」であり、合成パラメタ「XFIELD」の値は9
11によれば「ABFEBUNR」であり、「ERR
(ABFEBUNR)」の条件が満たされるか判定す
る。フィールド「ABFEBUNR」に誤りがあったの
で、この条件が満たされるため1020の指示が追加さ
れる。ブラウザはこの指示に従って、エラーが発生した
フィールドを赤色で表示するため、ユーザは誤り箇所を
容易に認識できる。
【0134】ステップ719で誤りが検出されなけれ
ば、次にすべてのフィールド値が得られたかを調べる
(ステップ720)。図16によれば、現在処理中のト
ランザクション「TR01」の画面「APB010」の
フィールドの中で、入力ないし入出力のものは、161
2,1614の2個であり、図24によれば、この場合
2402,2403に両方とも値が得られているので、
この条件を満たす。
【0135】次に入力値をオンライン業務プログラムに
渡し、次画面の出力論理情報23を取得する(ステップ
721)。図25はオンライン業務プログラムに渡す入
力論理情報33の例である。2503,2504はそれ
ぞれ、2402,2403から得られるものである。オ
ンライン業務プログラムは、図25のように与えられ
た、分類コードと部品コードに従って、図12のような
部品の詳細情報を、出力論理情報23に出力する。
【0136】以下、同様の手順をたどれば、図9に示
す、画面「ABP010」のハイパテキストテンプレー
トに、図12の出力論理情報23を合成し、図14に示
すハイパテキストを得る。これをブラウザ29に送信す
ると、ブラウザ29はハイパテキストの指示に従って図
6のように表示する。
【0137】以上に説明した処理手順によれば、画面定
義情報に従ってオンラインプログラム生成手段8が生成
した、既存のオンライン業務プログラム9を変更するこ
となく、図1の構成の中で実行する。ハイパテキスト合
成手段22は、予め記憶したハイパテキストテンプレー
ト21と、オンライン業務プログラム9が出力した出力
論理情報23とを合成してハイパテキストを作成するた
め、元来はホスト端末装置14に表示するように作成さ
れたオンライン業務プログラム9を、ホスト端末装置1
4の代わりにブラウザ29を用いる図1のような構成で
も使用することが出来る。これにより、ホスト計算機1
向けに設計された端末装置以外の表示手段でも、既存の
プログラム資産を継続して利用できる。オンライン業務
プログラム9のようなプログラムはホスト計算機1に多
数存在し、またこのようなプログラムを新たに開発する
にはたいへんな手間と時間を要するため、既存のプログ
ラムを新しい計算機環境で継続的に利用できることは産
業的価値が高い。
【0138】以下、図1、図9、図16、図17を用い
て本発明の第二の実施例を説明する。
【0139】本実施例は、図1において、画面定義情報
6からハイパテキストテンプレート21を生成するハイ
パテキストテンプレート生成手段20について説明す
る。
【0140】図17はハイパテキストテンプレート生成
手段20の処理手順を示すフローチャートである。
【0141】図17において、先ず利用者の指示に従っ
て、生成するハイパテキストテンプレートのトランザク
ション名と画面名を記憶する(ステップ1701)。
【0142】次にヘッダ情報を出力する(ステップ17
02)。図9の905と901がヘッダ情報である。こ
こで902の部分は前記ステップで記憶したトランザク
ション名であり、その他の部分は固定の文字列である。
従ってこのステップでは画面定義情報6を参照する必要
はない。
【0143】次に画面定義情報6をX座標値の昇順にソ
ートする(ステップ1703)。さらに画面定義情報6
をY座標値の昇順にソートする(ステップ1704)。
これらにより、画面定義情報6から情報を読みとると
き、Y座標値の小さいものから順に読み出せるようにな
る。また、Y座標値の等しいものが複数あるときは、X
座標値の小さいものから順に読み出せるようになる。図
16はソート後の画面定義情報6の例である。
【0144】次に制御変数X0,Y0をともに0クリア
する(ステップ1705)。
【0145】次に画面定義情報6から一組の情報を取得
する(ステップ1706)。例えば図16の1610の
行の情報を取得する。
【0146】次にY座標1606の値と制御変数Y0の
差を計算し、その数だけの改行文字を出力し、その後制
御変数Y0の値を更新する(ステップ1707)。ここ
ではY座標値が2であるから、改行を2個出力し、Y0
に2を代入する。図9において、901の末尾に1個
と、901と908の間に空行が一行あり、ここに1個
改行がある。
【0147】次にX座標1605の値と制御変数X0の
差を計算し、その数だけの空白文字を出力し、その後制
御変数X0の値を更新する(ステップ1708)。ここ
ではX座標値が10であるから、空白文字を10個出力
し、X0に10を代入する。図9において、908は空
白文字を10個出力したものである。
【0148】次に入出力区分等の値に従い、当該フィー
ルドの入出力を行なう指示文を出力する(ステップ17
09)。例えば図6の1610の行によれば、入出力区
分が固定であるから、1609にある文字列「部品仕
様」を図9の909のように出力する。また、1612
の行によれば、入出力区分が入出力であるから、入出力
のためのタグ「X−INOUTTXT」を用いて、「<
X−INOUTTXTXFIELD=」に続いて引用符
で囲ったフィールド名1603、さらに「 XSIZE
=」に続いて長さ1607、最後にタグの終了を示す
「>」を付加して図9の911のように出力する。ま
た、1616の行によれば、入出力区分が出力であるか
ら、出力のためのタグ「X−OUTTXT」を用いて、
「<X−OUTTXT XFIELD=」に続いて引用
符で囲ったフィールド名1603、最後にタグの終了を
示す「>」を付加して図9の913のように出力する。
【0149】以上に述べたステップ1706〜ステップ
1709を繰り返した後、フッタ情報を出力する(ステ
ップ1710)。フッタ情報は図9の906と907の
ような固定文字列である。
【0150】以上に説明した処理手順によれば、図16
に示すような画面定義情報6から、図9に示すようなハ
イパテキストテンプレート21を生成する。図1におい
て、オンライン業務プログラム9は過去に既に作成済み
のソフトウェア資産であり、ホスト計算機1にはこのよ
うな作成済みのソフトウェア資産が多数あり、これをい
かに有効に活用するかが、産業上の課題となっている。
本実施例によれば、オンライン業務プログラム9を作成
する目的で作成した画面定義情報6を活用してハイパテ
キストテンプレート21を生成するため、これによっ
て、本発明の第一の実施例に述べたオンライン業務シス
テムを容易に構築するという効果が得られる。
【0151】以下、図1〜図25を用いて本発明の第三
の実施例を説明する。
【0152】本実施例は、オンライン業務プログラム9
を変更せずとも、ハイパテキストテンプレート21を変
更するだけで、本発明の第一の実施例における図6のよ
うな表示画面を図20〜図22に示すような表示画面に
変更することもできることを示し、これにより表示画面
の修正が容易になされ得ることを示すものである。
【0153】図9は本発明の第一の実施例に用いたハイ
パテキストテンプレート21である。本実施例ではこの
代わりに図18、図19に示すハイパテキストテンプレ
ート21の例を用いて説明する。
【0154】図18はトランザクション名「TR01」
及び画面名「ABP010」と対応付けて、例えばファ
イル名を「TR01.ABP010」として保持するハ
イパテキストテンプレート21である。図19は同じく
トランザクション名「TR01」及び画面名「ABP0
10」と対応付けるが、さらに、2番目に用いることを
示す添字「2」を付加して、例えばファイル名を「TR
01.ABP010−2」として保持するハイパテキス
トテンプレート21である。
【0155】以下、本発明の第一の実施例と同様にし
て、図7に示す本発明にかかるオンライン業務処理シス
テムの処理手順を実行した場合について説明する。
【0156】先ず、ステップ703において図23のよ
うなハイパテキスト要求を受け付け、ステップ707で
トランザクションを開始し、ステップ708では図11
のような出力論理情報23を取得し、ステップ710で
はハイパテキストファイル名「TR01.ABP01
0」を取得する。図18がこれに対するハイパテキスト
テンプレート21の例である。
【0157】ステップ712のハイパテキストの合成処
理の処理手順において、図18のハイパテキストテンプ
レート21と図11の出力論理情報23を合成すると、
図26に示すようなハイパテキストを得、これをブラウ
ザ29に送信する。図20はブラウザ29の表示画面例
である。図26と図20において、2601の「<H1
>」と「</H1>」は、これで囲まれた文字列を大き
な文字で表示することをブラウザ29に指示するもの
で、これにより2002のような表示を得る。図21は
このメニューをユーザが操作している様子を示してお
り、2101は2602の指示に従って「MM」と「X
X」の2つの選択肢を表示しているところである。
【0158】ここで、ユーザは「MM」を選択して「実
行」ボタンを押下したとする。ブラウザ29は図27の
ようなハイパテキスト要求を送信する。図27におい
て、2702は、2602の指示に従って、フィールド
名「ABFEBUNR」と対応付けて入力値を送信した
ものである。第一の実施例ではブラウザは図13に示す
ハイパテキストに従って図24のようなハイパテキスト
要求を送信していた。これと比較すると、2701,2
702はそれぞれ2401,2402と同様であるが、
図26のハイパテキストではフィールド名「ABFEB
UHC」に対応する指示がないため、2403に対応す
る情報が図27にはない。
【0159】次に、ステップ703で上記ハイパテキス
ト要求を受信し、ステップ718でフィールド入力値を
取得してこれをフィールド入力値34に記憶する。
【0160】ステップ720で全てのフィールド値が入
力されたかを調べるとき、図16によれば、入力ないし
入出力のフィールドには1612と1614とがある
が、まだ1612に対応するものしか受信していないの
で、ステップ722に進む。
【0161】次に、ステップ722において次のハイパ
テキストのファイル名を取得する。このとき、前回用い
たハイパテキストのファイル名「TR01.ABP01
0」に、2回目を示す添字「2」を付加して「TR0
1.ABP010−2」をファイル名とする。
【0162】ハイパテキストを読み込むとき、図19に
示すようなファイル「TR01.ABP010−2」が
得られる。
【0163】ステップ712でハイパテキストを合成す
るとき、前回用いた図11の出力論理情報23を再度用
いて合成する。図8において、ステップ801でタグ名
「X−IMG」を取得したとき、ステップ802以後の
処理において、ステップ802では図19の1901が
該当する。図10に示す合成ルールによれば、タグ名
「X−IMG」に対して、1014が該当する。なお、
1015は別のトランザクション「TR02」に対する
合成ルールであり、該当しない。このように、トランザ
クションごとに合成ルールを変更することもできる。ス
テップ804において合成条件を検索する際、1018
によれば、「NULL(XFIELD)」とあり、合成
パラメータ「XFIELD」の値は1901によれば
「ABFEBUHC」であり、図11の1103によれ
ば空文字列であるから、この合成条件が合致し、置換文
字列「no data.」を得、図28の2801のよ
うな合成結果を得る。
【0164】図28は図11の出力論理情報23と図1
9のハイパテキストテンプレート21との合成結果を示
す。これをブラウザ29に送信すると、図29のような
表示を得る。
【0165】図29において、ユーザが2901に「M
M3X10」と部品コードを入力し、「実行」ボタンを
押下したとする。ブラウザ29は図30のようなハイパ
テキスト要求を送信する。図30において、3002
は、2802の指示に従って、フィールド名「ABFE
BUHC」と対応付けて入力値を送信したものである。
第一の実施例ではブラウザは図13に示すハイパテキス
トに従って図24のようなハイパテキスト要求を送信し
ていた。これと比較すると、3001,3002はそれ
ぞれ2401,2403と同様であるが、図28のハイ
パテキストではフィールド名「ABFEBUNR」に対
応する指示がないため、2402に対応する情報が図3
0にはない。しかし、前回図27に示すハイパテキスト
要求を受信したとき、ステップ718でフィールド入力
値34に、フィールド名「ABFEBUNR」と対応付
けて、入力値「MM」を記憶したので、これと合わせる
ことで全てのフィールド値の入力が得られた。
【0166】次に、ステップ703で上記ハイパテキス
ト要求を受信し、ステップ718でフィールド入力値を
取得してこれをフィールド入力値34に記憶する。ここ
では前回取得済みのフィールド名「ABFEBUNR」
に対応する入力値に加えて、フィールド名「ABFEB
UHC」に対応する入力値が新たに得られ、これをフィ
ールド入力値34に追加する。
【0167】ステップ720で全てのフィールド値が入
力されたかを調べるとき、前述のように全て得られたの
でステップ721に進む。
【0168】次に、ステップ721でフィールド入力値
34に記憶した情報に従って、図25のような入力論理
情報33をオンライン業務プログラム9に渡す。オンラ
イン業務プログラム9は、第一の実施例のときと同じよ
うに、部品の詳細情報を図12に示すような出力論理情
報23として出力する。
【0169】ステップ710でハイパテキストファイル
名を取得するとき、前回と同じ画面名かを調べ、同じ画
面のときは前回のハイパテキストファイル名をそのまま
用いる。従って、「TR01.ABP010−2」を用
いる。このように、ハイパテキストファイル名は最初は
「TR01.ABP010」を用い、ステップ720で
全てのフィールド値が得られない間はステップ722で
添字を付加して「TR01.ABP010−2」、さら
にフィールド値が得られなければ次に「TR01.AB
P010−3」、と添字を増やしてゆく。すべてのフィ
ールド値が得られた後も、画面名が変化しない間は最後
に用いたハイパテキストファイル名を用いる。
【0170】ステップ712でハイパテキストを合成す
るとき、図12の出力論理情報23と図19のハイパテ
キストテンプレート21とを合成する。図8において、
タグ名「X−IMG」に対する合成ルールでは、101
4が該当し、今回は「ABFEBUHC」は図12の1
103のように空文字列ではないため、合成条件は10
19が合致し、置換文字列「<IMG SRC=”ht
tp://host−a/DIRECTORY/%XF
IELD%”>」を得、図31の3101のような合成
結果を得る。
【0171】図31は図12の出力論理情報23と図1
9のハイパテキストテンプレート21との合成結果を示
す。これをブラウザ29に送信すると、図22のような
表示を得る。
【0172】図31において、3101は「http:
//host−a/ABP010/MM3X10」とい
う所在情報に従って図1のデータサーバ28にデータを
要求することを指示するものである。データサーバ28
は予めサーバ配布データ27に記憶した画像ファイルを
ブラウザ29に送信し、これにより例えば図22の22
01のような画像を表示する。所在情報には部品コード
を示す情報「MM3X10」が含まれているため、サー
バ配布データ27には、これと対応付けて全ての部品に
対する画像データを記憶しておく。これにより、オンラ
イン業務プログラム9を変更することなく、図22の2
201のように指示された部品に対応する画像データの
表示が得られるように構成することもできる。
【0173】以上に説明した本発明の第三の実施例によ
れば、ハイパテキストテンプレート21を変更すること
で、次の3つの利点が得られる。
【0174】利点の第一に、図9のような1個のハイパ
テキストテンプレート21を図18と図19のような2
個のハイパテキストテンプレート21に分割すること
で、図6のような表示画面を図20と図22のような2
個の表示画面に分割することができる。図7のステップ
720で全てのフィールド値が得られない場合はステッ
プ721の入力論理情報33をオンライン業務プログラ
ム9に渡すステップを実行しないため、これら2個の画
面を表示する間、オンライン業務プログラム9は関与し
ない。このため、オンライン業務プログラム9を変更す
ることなく、元は1個だった表示画面を2個、あるいは
3個以上に分割することができる。しかも冒頭に述べた
ようなハイパテキストテンプレート21を編集するエデ
ィタを用いれば、図9のようなハイパテキストテンプレ
ート21を分割する作業は容易に達成することができ
る。
【0175】利点の第二に、ハイパテキストテンプレー
ト21を変更することでGUIを用いた情報表現や操作
性の向上を図れる。例えば図9の909を図28の28
03のように変更することで、2202のような表示を
得ることができる。これは、図6の601に見られる第
一の実施例の表示よりも文字を大きく表示するととも
に、画面を分割したため入力領域が部品コードの入力だ
けになったのでそのことをより具体的に表示したもので
ある。また、図9の911を図26の2602のように
変更することで、図21の2101のように、メニュー
GUIを用いて操作性を向上させることもできる。
【0176】なお、第二の実施例によれば、画面定義情
報6からハイパテキストテンプレート21を生成するこ
とができるが、画面定義情報6には、どの文字を大きく
表示すべきか、あるいはどのフィールドをメニューにし
た方が操作性が向上できるか、またメニューの選択肢は
何であるか、などの情報が含まれていない。このため、
第二の実施例を用いて生成できるのは図9のようなもの
であって、これを利用して第三の実施例を適用するため
には、エディタなどの編集支援プログラムを利用するな
どして、人手で修正しなければならない。しかしその場
合でも、図9のようなものを手本にして作成した方が、
作成が容易となるので、第三の実施例の適用において
は、第二の実施例と併用するとさらに効果が高い。
【0177】利点の第三に、サーバ配布データ27に画
像データなどを別途記憶しておくことにより、図22の
2201のような画像表示を追加することもできる。オ
ンライン業務プログラム9にはこのような表示機能はな
く、また画像データも含まれていなかったが、そのよう
な場合でも、オンライン業務プログラム9を修正するこ
となく、画像表示が得られるように修正できるという利
点がある。
【0178】
【発明の効果】本発明の第一及び第三の実施例によれ
ば、ホスト計算機上の既存のオンライン業務プログラム
の修正も追加のプログラム記述もなしに、このプログラ
ムを用いたオンライン業務の画面表示を、以下の5つの
特徴を有する画面表示に変更できるという顕著な効果を
奏するものである。表示手段に用いるブラウザ29はパ
ソコンやワークステーションなどの、グラフィックス表
示が可能な計算機上にブラウザプログラムを搭載するこ
とで実現でき、これらは近年非常に安価に入手できる。
【0179】特徴の第一に、従来のオンライン業務処理
システムで用いていたオンライン業務プログラム9を、
修正することなくそのまま利用している。このため、新
たにプログラムを開発する必要がなく、安価に実現でき
る。
【0180】特徴の第二に、ホスト端末装置14の代わ
りにブラウザと呼ばれる表示手段を用いて表示してい
る。ホスト端末装置14がホスト計算機1専用に設計さ
れたものであるのに対し、ブラウザ29は他の計算機か
ら情報を取得して表示する目的にも利用できる汎用的な
ものである。このため、ユーザが使用する表示手段の統
一が図られ、安価に実現でき、表示手段の操作を容易に
修得可能となるなどの利点が得られる。
【0181】特徴の第三に、処理を高速に実行できる。
本発明は、オンライン業務処理システムを安価に実現す
る目的のため、元来はホスト端末装置14向けに開発し
たオンライン業務プログラム9を修正することなく利用
する。このため、このプログラムの入出力データと、ブ
ラウザ29の入出力データの形式の違いを相互に変換す
る仕組みが必要となる。本発明によればあらかじめ用意
したハイパテキストテンプレート21を用いるため、変
換の際には合成処理だけを行なえばよい。このため変換
処理を高速に行なうことができる。
【0182】特徴の第四に、ブラウザ29は本発明にか
かるオンライン業務処理システムとは別の計算機と接続
して、他の情報を表示することも可能である。このた
め、GUIのコピー&ペースト等の機能を用いて他の情
報源との情報交換が容易になる。
【0183】特徴の第五に、ブラウザ29の表示画面
は、画面の表示内容と座標などの画面構成とを規定する
ハイパテキストテンプレート21に基づいて表示する。
このハイパテキストテンプレート21を変更することで
表示画面を変えることがでる。従って従来使用していた
オンライン業務プログラム9を修正することなく、例え
ば図3は図5のように、図4は図6のように変更でき
る。さらに別途画像データを付加すると図22のように
変更することもできる。しかもブラウザ29は汎用的に
用いるものなので、汎用的な画面エディタが利用でき、
これを用いてハイパテキストテンプレート21を容易に
編集できる。
【0184】特徴の第六に、パソコンやワークステーシ
ョン計算機に搭載されたウィンドウシステムの機能を活
用することで、豊かな表現力と操作の簡便さとを有する
グラフィカルユーザインタフェース(本明細書ではGU
Iと略す)を提供することができる。
【0185】さらに本発明の第二の実施例によれば、ハ
イパテキストテンプレート21を画面定義情報6から生
成することもできる。本発明の第一ないし第三の実施例
で必要となるハイパテキストテンプレート21は、オン
ライン業務プログラムが表示する画面ごとに必要となる
ものであり、しかもその画面数は通常数十から数百、多
いものでは数千にも及ぶ。しかし本発明の第二の実施例
によれば、手間をかけずにハイパテキストテンプレート
21を作成できる。これにより、ホスト計算機上にある
多数のオンライン業務プログラムを、手間をかけずに本
発明にかかるオンライン業務処理システムで利用可能と
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるオンライン業務処理システムの
構成を示すブロック図である。
【図2】従来のオンライン業務処理システムの構成を示
すブロック図である。
【図3】従来のオンライン業務処理システムの画面の一
例である。
【図4】従来のオンライン業務処理システムの画面の他
の一例である。
【図5】本発明にかかるオンライン業務処理システムの
画面の一例である。
【図6】本発明にかかるオンライン業務処理システムの
画面の他の一例である。
【図7】本発明にかかるオンライン業務処理システムの
処理手順を示すフローチャートである。
【図8】ハイパテキスト合成ステップ712の詳細な処
理手順を示すフローチャートである。
【図9】ハイパテキストテンプレート21の一例であ
る。
【図10】合成ルール32の一例である。
【図11】出力論理情報の一例である。
【図12】出力論理情報の他の一例である。
【図13】ブラウザに送信するハイパテキストの一例で
ある。
【図14】ブラウザに送信するハイパテキストの他の一
例である。
【図15】セッション管理テーブルの一例である。
【図16】画面定義情報の一例である。
【図17】ハイパテキストテンプレート生成手段20の
処理手順を示すフローチャートである。
【図18】第三の実施例の説明に用いるハイパテキスト
テンプレート21の一例である。
【図19】第三の実施例の説明に用いるハイパテキスト
テンプレート21の他の一例である。
【図20】本発明にかかるオンライン業務処理システム
の画面の他の一例である。
【図21】図20のメニュー部分を操作している様子を
示す画面例である。
【図22】画像データの表示の様子を示す画面例であ
る。
【図23】ステップ703でブラウザ29から受信する
ハイパテキスト要求の一例である。
【図24】ステップ703でブラウザ29から受信する
ハイパテキスト要求の他の一例である。
【図25】入力論理情報の一例である。
【図26】ブラウザに送信するハイパテキストの他の一
例である。
【図27】ステップ703でブラウザ29から受信する
ハイパテキスト要求の他の一例である。
【図28】ブラウザに送信するハイパテキストの他の一
例である。
【図29】本発明にかかるオンライン業務処理システム
の画面の他の一例である。
【図30】ステップ703でブラウザ29から受信する
ハイパテキスト要求の他の一例である。
【図31】ブラウザに送信するハイパテキストの他の一
例である。
【符号の説明】
1…ホスト計算機(汎用計算機とかメインフレーム計算
機と呼ばれることもある),3…通信手段,4…通信制
御装置、6…画面定義情報、7…業務プログラムソー
ス、8…オンライン業務プログラム生成手段、9…オン
ライン業務プログラム、10…端末メッセージマッピン
グ手段、11…トランザクション管理手段、14…ホス
ト端末装置、20…ハイパテキストテンプレート生成手
段、21…ハイパテキストテンプレート、22…ハイパ
テキスト合成手段、23…出力論理情報、24…トラン
ザクション管理手段、25…フィールド入力値取得手
段、26…入力チェック手段、27…サーバ配布デー
タ、28…データサーバ、29…ブラウザ、30…セッ
ション管理手段、31…セッション管理テーブル、32
…合成ルール、33…入力論理情報、34…フィールド
入力値。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホスト計算機と、通信手段と、ディスプレ
    イないしテレビを備えかつグラフィックス表示機能を有
    するブラウザとを有するオンライン業務処理システムで
    あって、前記ホスト計算機は、業務プログラムのソース
    コードと、オンライン業務処理画面における画面中のデ
    ータフィールドのフィールド名称,表示座標,少くとも
    入力か出力かを区別する入出力区分の対応表を定義する
    画面定義情報と、前記フィールド名称と表示指示を示す
    文字列ないし記号列によって前記データフィールドのデ
    ータを前記ブラウザに表示することを指示する情報もし
    くは前記フィールド名称と入力指示を示す文字列ないし
    記号列によって前記ブラウザにユーザが入力したデータ
    を該フィールド名称と対応付けて前記ホスト計算機に送
    信することを指示する情報を含むハイパテキストテンプ
    レートとを有し、該画面定義情報の中で入出力区分が出
    力となっている前記データフィールドについては該デー
    タフィールドに表示するデータと該データフィールドの
    前記フィールド名称との対応を示す出力論理情報を出力
    し、かつ、該画面定義情報の中で入出力区分が入力とな
    っている前記データフィールドについては該データフィ
    ールドに入力されたデータと該データフィールドの前記
    フィールド名称との対応を示す入力論理情報を入力し、
    該出力と該入力とを繰り返すことで前記業務プログラム
    のソースコードに指示された処理手順に従ってオンライ
    ン業務処理を行なうオンライン業務プログラムを前記業
    務プログラムのソースコードと前記画面定義情報とから
    生成する手段と、前記オンライン業務プログラムが出力
    した前記出力論理情報と前記ハイパテキストテンプレー
    トとから、該ハイパテキストテンプレートに前記フィー
    ルド名称と前記表示指示を示す文字列ないし記号列が含
    まれるときはこれを、該出力論理情報から該フィールド
    名称に対応する前記データフィールドに表示するデータ
    を取得して該データを表示することを指示する文字列な
    いし記号列に置き換えることで、ハイパテキストを合成
    してこれを前記ブラウザに送信する手段と、前記ハイパ
    テキスト中に含まれる前記フィールド名称と前記入力指
    示を示す文字列ないし記号列に従って、前記ブラウザに
    ユーザが入力したデータを該フィールド名称と対応付け
    て該ブラウザが送信したものを前記通信手段を介して受
    信し、該データと該フィールド名称との対応を示す前記
    入力論理情報を前記オンライン業務プログラムに入力す
    る手段とを有し、前記ブラウザは、前記通信手段を介し
    て前記ハイパテキストを受信し、該ハイパテキストに含
    まれる前記データを表示することを指示する前記文字列
    ないし記号列に従って該データを表示し、前記フィール
    ド名称と前記入力指示を示す文字列ないし記号列に従っ
    てユーザの入力を取得しこれを該フィールド名称と対応
    付けて送信する手段を有することを特徴とするオンライ
    ン業務処理システム。
  2. 【請求項2】請求項1記載のオンライン業務処理システ
    ムにおいて、 前記ホスト計算機が有する前記画面定義情報は、前記デ
    ータフィールドに入力されるべきデータとして許容され
    る値を既定するデータ型をさらに有し、前記ホスト計算
    機はさらに、ユーザが入力したデータを前記画面定義情
    報の前記データ型に従って許容される値か否かを調べる
    手段をさらに有し、前記ホスト計算機が有するハイパテ
    キストを合成してこれを前記ブラウザに送信する前記手
    段は、前記手段で調べた結果もし許容されないときは、
    どのデータフィールドに許容されないデータが入力され
    たかをユーザが認識できるように該データフィールドの
    表示色を変えるか又は枠で囲むか又は該データフィール
    ドのフィールド名を表示するか又は許容されないデータ
    であることを示す他の表示手段によって、表示するよう
    に前記ブラウザに指示する文字列ないし記号列をハイパ
    テキストに合成してこれを前記ブラウザに送信する手段
    であることを特徴とするオンライン業務処理システム。
  3. 【請求項3】請求項1記載のオンライン業務処理システ
    ムにおいて、前記ホスト計算機はさらにユーザが入力し
    たデータを前記フィールド名称と対応付けて記憶するフ
    ィールド入力値記憶手段をさらに有し、前記ホスト計算
    機が有する前記ハイパテキストテンプレートは、前記オ
    ンライン業務プログラムが一度に出力した前記出力論理
    情報を2回もしくはそれ以上に分割して表示するため、
    ないしは、2回もしくはそれ以上に分割してユーザが入
    力したデータをまとめて前記オンライン業務プログラム
    に一度に前記入力論理情報を入力するために、1回目の
    表示ないし入力に用いる第一のハイパテキストテンプレ
    ートと2回目の表示ないし入力に用いる第二のハイパテ
    キストテンプレートとの、少くとも2個以上のハイパテ
    キストテンプレートであって、前記ホスト計算機が有す
    る前記データと前記フィールド名称との対応を示す入力
    論理情報を前記オンライン業務プログラムに入力する前
    記手段は、ユーザが入力したデータを前記フィールド名
    称と対応付けて前記フィールド入力値記憶手段に記憶
    し、前記画面定義情報において前記入出力区分が入力で
    ある全てのデータフィールドについて前記フィールド入
    力値記憶手段に記憶してあるか調べ、全てを記憶してあ
    るときのみ該データと該フィールド名称との対応を示す
    入力論理情報を前記オンライン業務プログラムに入力す
    る手段であって、前記ホスト計算機が有する前記ハイパ
    テキストテンプレートからハイパテキストを合成してこ
    れを前記ブラウザに送信する前記手段は、先ず前記第一
    のハイパテキストテンプレートからハイパテキストを合
    成してこれを前記ブラウザに送信し、前記画面定義情報
    において前記入出力区分が入力である全てのデータフィ
    ールドについて前記フィールド入力値記憶手段に記憶し
    てあるか調べる前記手段において全てを記憶してなかっ
    たときは、次に前記第二のハイパテキストテンプレート
    からハイパテキストを合成してこれを前記ブラウザに送
    信する手段であることを特徴とするオンライン業務処理
    システム。
  4. 【請求項4】請求項1記載のオンライン業務処理システ
    ムにおいて、前記ホスト計算機が有する前記ハイパテキ
    ストテンプレートは、前記ハイパテキストテンプレート
    から前記ハイパテキストを合成する前記手段がどのよう
    に合成を行なうかを指示するタグと、該タグと対応付け
    られた1個又は複数個のタグ引数とを含むハイパテキス
    トテンプレートであって、前記ホスト計算機はさらに、
    前記タグ,前記タグと対応付けられたタグ引数を用いて
    合否を判別する条件式,条件が合致したときハイパテキ
    ストに合成すべき文字列ないし記号列の対応表を定義す
    る合成ルールをさらに有し、前記ホスト計算機が有する
    前記ハイパテキストテンプレートからハイパテキストを
    合成してこれを前記ブラウザに送信する前記手段は、前
    記ハイパテキストテンプレート中に前記タグが含まれる
    ときは、該タグに対応付けられた1個又は複数個のタグ
    引数と、前記合成ルールの中で該タグに対応する前記条
    件式とから、条件を判別し、条件が合致しないときはさ
    らに他の合成ルールを調べ、条件が合致するものがあっ
    たときは前記合成ルールの中で該タグ及び該条件式に対
    応する前記文字列ないし記号列を用いてハイパテキスト
    を合成してこれを前記ブラウザに送信する手段であるこ
    とを特徴とするオンライン業務処理システム。
  5. 【請求項5】請求項1記載のオンライン業務処理システ
    ムにおいて、 前記ホスト計算機はさらに、前記画面定義情報において
    前記入出力区分が出力であるデータフィールドについて
    該データフィールドのデータを前記ブラウザ上の前記表
    示座標に表示することを指示する文字列ないし記号列を
    生成し、前記画面定義情報において前記入出力区分が入
    力であるデータフィールドについて前記ブラウザ上の前
    記表示座標にユーザがデータを入力可能とし、かつ、入
    力された該データを該データフィールドの前記フィール
    ド名称と対応付けて前記ホスト計算機に送信することを
    指示する文字列ないし記号列を生成することにより、前
    記画面定義情報から前記ハイパテキストテンプレートを
    生成する手段をさらに有することを特徴とするオンライ
    ン業務処理システム。
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