JPH10161221A - カメラシステム - Google Patents

カメラシステム

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JPH10161221A
JPH10161221A JP8316825A JP31682596A JPH10161221A JP H10161221 A JPH10161221 A JP H10161221A JP 8316825 A JP8316825 A JP 8316825A JP 31682596 A JP31682596 A JP 31682596A JP H10161221 A JPH10161221 A JP H10161221A
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JP
Japan
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command
communication speed
accessory
data
mcu
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JP8316825A
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English (en)
Inventor
Masao Nakajima
聖生 中島
Yoshiharu Shiogama
吉晴 塩釜
Nobuhiko Terui
信彦 照井
Yoshiharu Inoue
喜晴 井上
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】従来システムとの互換性を確保した通信プロト
コルを変更できるシステムを提供する。 【解決手段】カメラシステムにおいて、アクセサリー
は、カメラボディより受信した第1の命令に対しては第
1のシリアル通信速度でデ−タ転送を行ない、第2の命
令に対しては第2のシリアル通信速度でデ−タ転送を行
なう転送通信速度切替手段を備え、カメラボディは、ア
クセサリ−に対して第2の命令を送信し,アクセサリ−
が第2の命令に対応している場合には第2のシリアル通
信速度でアクセサリ−のデ−タを受信し,アクセサリ−
が第2の命令に対応していない場合には第1の命令を送
信して第1のシリアル通信速度でアクセサリ−のデ−タ
を受信する命令通信速度切替手段を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカメラアクセサリ−
とカメラボディ本体間でシリアル通信を行うカメラシス
テムの情報伝達装置に関する.
【0002】
【従来の技術】近年、カメラシステムの複雑化により,
カメラボディとそれに装着されるアクセサリ−間でやり
取りされる情報が増加してきている。その情報の増加に
対応する為に、例えば特開昭62-229237 に開示されてい
るようにシリアル通信によるデ−タの転送が行われてい
るものがある。開示されるこれらのカメラシステムのカ
メラボディとカメラアクセサリ−間のシリアル通信にお
いては、通信プロトコル(通信速度を含む)は固定であ
り、システムを変えない限りこれを変更できないように
構成されている。従って、カメラシステムの複雑化に伴
い,従来の通信プロトコルでは不足が生じてきている状
況にある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の如き従来の技術
においては、カメラボディの性能向上に伴い、カメラア
クセサリーの状態をリアルタイムで知る必要性が生じ、
それを満足させるために、単位時間当たりのデータ取得
量を増やす必要が生じている。その方策としてカメラボ
ディとアクセサリ−のシリアル通信をする部分のフィー
ドバックのレスポンスを上げればよいが、その対応がと
れないという問題点があった。
【0004】また、電源電圧降下等の理由でシリアル通
信ラインのレスポンスが悪くなり,通信速度を遅くする
必要があるような場合、カメラアクセサリ−の消費電力
を下げたい等の理由でCPUの動作クロックを遅くしたい
ような場合(一般的には動作クロックを遅くすると消費
電力が下がるが,シリアル回りの動作クロックも連動し
てしまうため,通信速度も遅くなる)、カメラアクセサ
リ−に新機能を追加して,カメラボディと新たなデ−タ
のやり取りがしたいような場合、等においてもその対応
が難しいという問題点があった。
【0005】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものでありその目的とするところは、従来システムと
の互換性を確保した上で通信プロトコルを変更できるシ
ステムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題の解決の為に本
発明では,カメラボディと該カメラボディに取り付け可
能であって、取り付けられたときに接続される電気的接
点を介して前記カメラボディとシリアル通信をを可能と
するアクセサリーとからなるカメラシステムにおいて、
前記アクセサリーは、前記カメラボディより受信した第
1の命令に対しては第1のシリアル通信速度でデ−タ転
送を行ない、第2の命令に対しては第2のシリアル通信
速度でデ−タ転送を行なう転送通信速度切替手段を備
え、前記カメラボディは、前記アクセサリ−に対して第
2の命令を送信し,前記アクセサリ−が第2の命令に対
応している場合には第2のシリアル通信速度で前記アク
セサリ−のデ−タを受信し,アクセサリ−が第2の命令
に対応していない場合には第1の命令を送信して第1の
シリアル通信速度でアクセサリ−のデ−タを受信する命
令通信速度切替手段を有することを第1の課題解決の手
段とする。
【0007】尚、前記命令通信速度切替手段は、前記ア
クセサリーが第2の命令に対応している時において、第
1のシリアル通信速度でアクセサリ−のデ−タを受信し
たい場合は、第1の命令を送信して前記アクセサリーか
らのデータ転送を第1のシリアル通信速度に切り替え
る。また、カメラボディと該カメラボディに取り付け可
能であって、取り付けられたときに接続される電気的接
点を介してシリアル通信を可能とするアクセサリーとか
らなるカメラシステムにおいて、前記アクセサリーは、
前記カメラボディより受信した第1の命令に対しては第
1のシリアル通信速度でデ−タ転送を行ない、第2の命
令を受信するとそれ以降は第2のシリアル通信速度でデ
−タ転送を行なう転送通信速度切替手段を備え、前記カ
メラボディは、前記アクセサリ−に対して第2の命令を
送信し,前記アクセサリ−が第2の命令に対応している
場合には第2のシリアル通信速度で前記アクセサリ−の
デ−タを受信し,前記アクセサリ−が第2の命令に対応
していない場合には第1の命令を送信して第1のシリア
ル通信速度で前記アクセサリ−のデ−タを受信する命令
通信速度切替手段を有することを第2の課題解決の手段
とするものである。
【0008】さらに、前記転送通信速度切替手段は、第
2の命令に対応している時においては前記命令通信速度
切替手段からの第1の命令を受信しても第2のシリアル
通信速度でデ−タの転送を行う。
【0009】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
形態を説明する。図1は本発明の実施の形態のブロック
図である。図1において、1はカメラボディ、そして2
は交換レンズ鏡筒(自動焦点調節可能なレンズ)であ
る。
【0010】カメラボディ1は自動露出制御や自動焦点
調節を行う機能を有し、マイクロコンピュータ(以下M
CUという)10、露出制御部11、焦点検出部12、
モ−タ14、及びカップラ−15によって構成され、電
気的接点1a〜1eを介して交換レンズ鏡筒2とデ−タ
の授受が可能となる。電源スイッチSW1 はレリ−ズボ
タンの半押し操作等によって閉成されるスイッチで、こ
れが閉成されることによってカメラ側の電源Eの電圧V
1 がカメラボディ1の回路全体に供給されるとともに、
電源供給端子1aを介して交換レンズ2への電源供給が
行われる。露出制御部11はMCU10によって制御さ
れ公知の露出制御処理を行い、またMCU10は焦点検
出部12の出力によってモ−タ−14の駆動方向及び駆
動量を決定し、駆動回路13へ駆動信号を出力すること
によってカップラ−15の回転を制御する。カップラ−
15はカメラボディ1に装着されるレンズのカップラ−
22と噛み合い、光学系21を移動することによって自
動焦点調節(AF)を行う。MCU10は公知のシリア
ルインタ−フェイスを有するマイクロコンピュ−タであ
り、シリアルクロック端子SCLKは電気的接点1c
へ、シリアル出力端子S0 とシリアル入力端子S1 は互
いに接続されて電気的接点1dへ接続される。入出力端
子P1 は電気的接点1bへ、そして電気的接点1eはグ
ランド(GND)端子となっている。
【0011】交換レンズ鏡筒(撮影レンズ)2はMCU
20、光学系21、カップラ−22から構成される。カ
ップラ−22はカメラボディ1のカップラ−15と噛み
合って、カメラボディ1の焦点検出部12の出力によっ
て定まる位置(合焦位置)へ光学系21を移動させる動
きをする。MCU20はMCU10と同一のシリアルイ
ンタ−フェイスを持つもので、シリアルクロック端子S
CLKが電気的接点2cへ、シリアル入力端子SIとシ
リアル出力端子S0は互いに接続されて電気的接点2d
へ、そして、入力端子P2が電気的接点2bへ、それぞ
れ接続されている。さらに電気的接点2aが電源端子と
して、カメラ側の電源電圧V1をMCU20に印加し、
電気的接点2eがGND端子となっている。
【0012】ズ−ムエンコ−ダ40〜44は、MCU2
0の入力端子P30〜P32につながるグレイコ−ド4
0〜42とGNDパタ−ン43、及び不図示のズ−ム環
の動作に連動するブラシ44から成り立つ。本実施の形
態の場合、上述の如き構成でボディとレンズ鏡筒(アク
セサリ−)との間を通信する。次に本発明の実施の形態
の構成による具体的なプロトコルを図2、図3を参照し
て詳細に説明する。
【0013】図2は本発明の実施の形態のMCU10が
図4のメインルーチンのフローチャートのステップ#1
01からステップ#104までの処理を実行したときに
対応するタイミングチャ−トである。とはそれぞれ
MCU10とMCU20の入出力端子P1 とP2が出力
する波形であり、どちらも出力状態では、プルアップ抵
抗・オープンドレインの構成となっているので、両端子
が電気的接点1b、2bを介して接続されると、P1、
P2のどちらかの出力がLのときは両端子の信号がLと
なってに示す合成出力となり、それぞれの端子の実際
の電圧はの波形となる。はMCU10のシリアルロ
ック端子SCLKの出力波形で電気的接点1c、2cを
介してMCU20の端子SCLKに接続されることによ
ってMCU20のシリアルクロック入力となる。、
は、それぞれMCU10、20のシリアル出力端子SO
の出力波形てある。いずれの端子SOもプルアップ抵抗
・オープンドレインの構成となっているので、電気的接
点1d、2dを介して互いに接続されると各端子SOに
はのような合成出力が得られる。各端子SOの出力は
また、MCU10、20のそれぞれのシリアル入力端子
SIに接続され、各々のシリアル入力となる。尚、本図
以外のタイミングチャートにおいても、〜の波形は
同一の内容となっている。
【0014】それでは、図2のタイミングチャートに沿
って、カメラボディ1のMCU10と交換レンズ鏡筒2
のMCU20間のシリアルデータの授受の説明を行う。
MCU10は図4のステップ#101において、交換レ
ンズ鏡筒2の開放絞り値のデータを読み取るために、コ
マンドデータを格納するメモリーへ$01(コマンドを
受け取った時点のズーム位置の開放絞り値X=1のデー
タを返送する。)を格納し、ステップ#102において
図4のコマンド出力のサブルーチンをコールする。する
と、ステップ#501に進み、端子P1をLにしてシリ
アルデータの授受の起動をかける(t=t1)。ステップ
#502において図4のステップ#101を格納したコ
マンドデータ$01をMCU10のシリアル入出力レジ
スタへ転送し、所定時間計測し、入出力端子P1をHレ
ベルにし、入力モードとする(t=t3 )。そして、M
CU10は前述のごとくステップ#506において、所
定の時間tesc内に端子P1の入力がLとなってMCU2
0からコマンドの受取のための準備作業が完了したかど
うかをモニターする。一方、交換レンズ鏡筒2のMCU
20は、パワーオンリセット後図6のステップ#100
1の処理を繰り返しているわけであるが、t=t1 の時
点でMCU10の端子P1 がLとなってシリアルデータ
の授受のための起動があるとの波形が入力するMCU
20の入力端子P2 の入力はLとなりステップ#100
2へ進みシリアル出力端子SOをハイインピーダンスの
状態にセットし、端子P2 をLにし、コマンドの受取の
準備ができたことをMCU10に伝達する(t=t2
)。MCU20はその後のステップ#1003からス
テップ#1005の処理によって前述の如く、所定時間
tesc内にシリアルフラグが1となってシリアル転送が完
了するかどうかをモニタする。t=t2 の時点でMCU
20のP2 端子をLにすると、MCU10は端子P1
()をHにして(t=t3 )、合成出力の波形をモ
ニターしているので直ちにステップ#506からステッ
プ#507へ進むことができる。MCU10がステップ
#507において、シリアルクロックをスタートさせる
と(t=t4 )、シリアルクロック()に同期してM
CU10のSO端子()よりコマンドデータ$01が
SOより出力される。一方、MCU20においてはシリ
アルクロックに同期してこのコマンドデータ$01が
シリアル入力端子SIから、MCU20のシリアル入出
力レジスタへLSBより格納される。MCU10のシリ
アルクロック端子SCLKからMCU20のシリアルク
ロック端子SCLKへ所定時間tesc内に8パルスの入力
があると(t=t5 )、MCU20のシリアルフラグは
1となってMCU20はステップ#1005からステッ
プ#1006へ進むことができる。MCU20はステッ
プ#1006においてシリアル入出力レジスタに格納し
たコマンドデータをMCU20のXレジスタへ転送し、
ステップ#1007において端子P2 の出力()をH
にすると、合成出力もHになる。(t=t6 )。MC
U20はステップ#1008において図7のコマンド判
別処理のサブルーチンをコールするとコマンドデータが
$01の場合、ステップ#1101、ステップ#110
3、そしてステップ#1111に進み、Xm レジスタに
は、X+1=$01+1=$02(コマンドを受け取っ
た時点のズーム位置のレンズ固有識別信号X=2のデー
タを返送する。)の値が格納されてサブルーチン処理を
終え、図6のステップ#1009へ進む。ズーム位置が
0の場合には、端子P32、P31、P30の入力が皆0とな
ってステップ#1009において、Yレジスタには0が
格納される。ステップ#1010において、図8に示す
データ出力処理のサブルーチンがコールされると、この
時点のXレジスタには$01、Xmレジスタには$0
2、そしてYレジスタには$00(コマンドを受け取っ
た時点のズーム位置の焦点距離X=0のデータを返送す
る。)のデータが格納されている。よってステップ#1
201においてM(1、0)のデータ$2AがMCU2
0のシリアル入出力レジスタへ転送される。ステップ#
1202において端子P2の出力()をLとすると合
成出力もLとなる(t=t2 )。これがMCU20の
データ出力準備の完了した時点である。MCU20にス
テップ#1203に進み所定時間tescをセットし、前述
の如く制限時間tesc内ステップ#1204、ステップ#
1205の処理を繰り返す。一方、MCU10は図5の
ステップ#507からステップ#508へ進み、所定時
間の計測を行い、図5のコマンド出力処理のサブルーチ
ン処理をエラーフラグが0の状態で終わると、図4のメ
インのフローチャートのステップ#102からステップ
#104へ進み図9のデータ入力処理のサブルーチンを
コールする。図9のサブルーチンへ進むと、先ずステッ
プ#601において所定時間tescのセットを行い、前述
のごとく、所定時間tesc内ステップ#602とステップ
#603の処理を繰り返し、端子P2 に入力する合成出
力の波形がLになるかどうかをモニタする。t=t7
の時点でMCU20がP2 端子をLにすると、合成出力
がLとなり、MCU10はステップ#603からステ
ップ#604へすすむことができる。ステップ#604
においてMCU10のシリアル出力端子SOをハイイン
ピーダンスの状態にしてシリアルクロックをスタートす
ると(t=t8 )、MCU10のシリアルクロックに
同期して、MCU20のシリアル入出力レジスタに格納
されたM(1、0)のデータ$2AがLSBからMCU
20のシリアル出力端子SOから電気的接点1d、2d
を介してMCU10のシリアル入力端子SIに入り、M
CU10のシリアル入出力レジスタへLSBより1ビッ
トずつ格納されていく。MCU10のシリアルクロック
端子SCLKから8クロックのパルスがMCU20のシ
リアルクロック端子SCLKへ入力すると(t=t9
)、MCU20のシリアルフラグが1となって、MC
U20はステップ#1205からステップ#1206へ
進み、端子P2 をHにする(t=t10)、ステップ#1
207においてXレジスタに格納されている数値が1か
ら2になるとXmレジスタには2が格納されているの
で、ステップ#1208の比較結果によってリターン
し、図8のデータ出力処理のサブルーチンを終了する。
すると、MCU20は図6のメインルーチンのフローチ
ャートにおけるステップ#1010からステップ#10
11にすすみ、入出力端子P2 をHレベルにして(すで
にHレベルになっているので波形はかわらない
が)、入力モードにセットし、ステップ#1001にも
どって次のMCU10からのシリアルデータの授受のた
めの起動をまつ。MCU10は図8のステップ#605
においてMCU10のシリアルフラグが1になるまで処
理を繰り返すとシリアルクロックの8パルスが出力した
(t=t9 )の時点でシリアルフラグが1となるのでス
テップ#606へ進むことができる。この時点で前述の
ごとく、MCU10のシリアル入出力レジスタに$2A
が格納されているので、ステップ#606においてこの
格納していたデ−タ$2Aを所定のメモリへ格納するこ
とができ、エラーフラグが0の状態でリターンしてサブ
ルーチン処理を終了すると図4のMCU10のメインの
フローチャートにおけるステップ#104からステップ
#105へ、そしてステップ#105からステップ#1
07へ進むことができる。
【0015】以上のステップ#101からステップ#1
05の過程によって、開放絞り値AV0 の1バイトのデ
ータを要求するコマンド$01を交換レンズ鏡筒2のM
CU20へ送り、MCU20からそれに対応した他の時
点でのズーム位置(この場合ズーム位置0)の開放絞り
値データ$2Aを受け取ることが出来たわけである。よ
ってステップ#107は受け取った開放絞り値 AV0 デ
ータ$2Aを用い、例えばシャッター速度優先モード
(Sモード)における絞り表示を行う。Sモードで制御
される絞り込み段数( AVS − AV0 )から制御される
絞り値 AVS 得る場合にはカメラボディのMCU10で
求めた( AVS − AV0 )の値と交換レンズ鏡筒2のM
CU20から受け取った開放絞り値( AV0 )のデータ
$2Aとの加算を行えば得ることができる。例えば( A
VS − AV0 )の値が25段($1E:10進数の3
0:1段12ステップの場合)とすると、 AVS =( AVS − AV0 )+ AV0 =$1E+$2A=$4
B $4Bは10進数で72なので1段12ステップの場合、
AV6すなわち、F8に相当するので「F8」の表示を
行う。
【0016】図3は図4に示すMCU10のメインルー
チンのフローチャートのステップ#111からステップ
#116までの処理を実行する時のタイミングチャート
である。からまでの波形は図2のタイミングチャー
トと同一のものである。先ず、ステップ#111におい
てコマンドデータとして$FC(コマンドを受け取った
時点のズーム位置のX=8とX=9の変換係数KDの
(1)(2)のバイトのデータを返送する。)をセットし、続
くステップ#112において図5に示すコマンド出力処
理のサブルーチンをコールすると、ステップ#102に
おいてコマンド出力処理のサブルーチンをコールした場
合に準じた処置が行われる。すなわち、セットされるコ
マンドデータが$01から$FCになっただけである。
t=t1 のMCU10のシリアルデータの授受の起動に
対して、MCU20がt=t2 の時点で応答しt=t3
でMCU10がそれぞれ検知しt=t4 の時点でMCU
10のシリアルクロックをスタートするとこのシリアル
クロックに同期し、ステップ#111においてセットし
たコマンドデータ$FCがLSBより出力することに応
じ、このコマンドデータ$FCがMCU20のシリアル
入出力レジスタへ転送され、t=t5 の時点でこのシリ
アル転送が完了する。MCU20はt=t6 の時点で入
出力端子P2 をLからHにし、コマンドデータの判別を
行う。コマンドデータ$FCは、変換係数KD(1) 、K
D(2)の2バイトのデータの出力を要求するもので、M
CU20は図7に示す判別処理のサブルーチンの実行に
よってXレジスタには8、XmレジスタにはAがセット
され、そしてズーム位置が0であれば、Yレジスタに0
が格納される。一方、MCU10はステップ#112か
らステップ#113へ進み、図8に示すデータ入力処理
のサブルーチンをコールする。そして、MCU10の動
きに呼応して、まず、MCU20からMCU10へ1バ
イト目の出力すなわち、変換係数KD(1) のデータが転
送されるわけであるが、MCU20のROMに格納され
ているM(8、0)、すなわち、データ$COがMCU
20のシリアル入出力レジスタへ格納され、t=t7 の
時点でMCU20の転送準備の完了したことをMCU1
0へ知らせるために端子P2 の出力がLとなる。MC
U10がそれを検知してt=t8 の時点でシリアルクロ
ックをスタートすると、シリアルクロックに同期してデ
ータ$COがLSBより順次MCU10のシリアル入出
力レジスタへ格納される。8パルスのシリアルクロック
の出力後のt=t9 の時点でMCU20からMCU10
への変換係数KD(1) のデータ$COの電送が完了し、
t=t10の時、端子P2 の出力をLからHにする。M
CU10はステップ#113において変換係数KD(1)
を所定のメモリへ格納後、ステップ#114へ進み、変
換係数KD(1) を格納したメモリをインクリメントし、
変換係数KD(2) を格納するためのメモリをセットし、
ステップ#115において再びデータ入力処理のサブル
ーチンをコールする。MCU20はこの間図8に示すデ
ータ出力処理のサブルーチンの処理が実行されているわ
けだか、コマンドデータがSFCの場合、図8における
ステップ#1207においてXレジスタを格納している
数値$08に1を加え、$09となってステップ#12
08へ進むと、Xm レジスタに格納されている$OAよ
りも小さいので、リターンせずにもう一度ステップ#1
201からの処理が繰り返される。この時Xレジスタに
は$09が格納されているので、MCU20のROMに
格納されているM(9、0)すなわち変換係数KD(2)
のデータ$FF(コマンドを受け取った時点のズーム位
置のX=0からX=Fの交換レンズ鏡筒2に設定されて
いる全データを返送する。)がセットされ、以下t=t
11からt=t14の区間はt=t7 からt=t10の区間に
準じた処理が行われる。まず、MCU20はt=t11の
時点で端子P1 出力をLとし、2バイト目のデータの
転送準備が完了したことをMCU10に伝える。すると
MCU10はt=t12の時点でシリアルクロックをスタ
ートし、MCU20からの交換係数KD(2) のデータを
LSBよりMCU10のシリアル入出力レジスタへ転送
する。シリアルクロックの8パルス後t=t13の時点
で、シリアル転送が完了したことになり、t=t14にお
いて、端子P1 の出力がLからHに変化する。MCU1
0はステップ#115においてデータ入力処理のサブル
ーチンを実行後、ステップ#116へ進みAF処理を行
う。MCU10は焦点検出部12の出力によってデフォ
ーカス量を求め、変換係数KD(1) 及びKD(2) とから
モータ駆動部13に対する出力を制御する。すると、カ
メラボディ1のカップラー15と交換レンズ鏡筒2のカ
ップラー22とのかみ合いにより、交換レンズ鏡筒2の
光学系21が適性位置に駆動され、カメラボディ1の不
図示の焦点面に結像する。このようにして、ステップ#
113及びステップ#115の段階で変換係数KD(1)
とKD(2) がMCU10へ転送される。
【0017】以上詳述したシリアル通信を行うカメラシ
ステムの情報伝達装置において、従来システムとの互換
性を維持した上で、通信プロトコルを変更する場合につ
いて以下に説明する。通信プロトコルの1つである通信
速度を切り換える場合は次の方法で行うことができる。 1.図2ので表されるクロック同期の周波数を変化さ
せる。 2.図2のt6 〜t7 の時間を変化させる。 3.図2の、、で表されるハンドシェークライン
をなくし、クロック同期時にスタートビットを設ける
等、の全く異なるプロトコルで通信をする如く変化させ
る。 4.図3では複数バイトのデータを送るために、1バイ
ト(8ビット)づづハンドシェークを送信しているが、
複数バイト間ではハンドシェークを行わず、2バイト
(16ビット)を一度に送受信するようにする。これに
よってハンドシェークを行っている時間を短縮する。
【0018】次に通信プロトコルの1つである通信速度
の切り換え可能なカメラシステムについて図を参照して
説明する。また、説明に使用する各図に付されたステッ
プ#が同一のものは同等の処理を行っていることを示し
ている。図10は第1の交換レンズ鏡筒のCPUの動作
を示すフローチャートであり、この交換レンズ鏡筒は命
令によってシリアル通信速度を切り換えないものであ
る。図10において、ステップ#2001はカメラボデ
ィからの命令を受信可能な状態にしている。ステップ#
2002において、カメラホディからの第1の命令を受
信したかどうかを確認し、受信をするとステップ#20
03に進み、受信するまでは、ステップ#2002を繰
り返す。ステップ#2003では対応している命令かど
うかの確認し、対応している場合はステップ#2004
へ進み、対応していない場合はステップ#2005に進
む。ステップ#2004では初期状態の通信速度で交換
レンズ鏡筒のデータをカメラボディに送信する。送信完
了後にステップ#2002に戻る。また、ステップ#2
005では対応していない命令であることをカメラボデ
ィに送信する。例えば、未定義データとして定義したF
FHというデータを送信する。送信完了後ステップ#2
002に戻る。
【0019】図11は第2の交換レンズ鏡筒のCPUの
動作を示したもので、この交換レンズ鏡筒は命令によっ
てシリアル通信速度を切り換えるものの例である。図1
1において、ステップ#2001は通信速度を初期化し
てカメラボディからの命令を受信可能な状態にする。ス
テップ#2002において、カメラボディからの命令を
受信したかどうかを見る。そして受信したら次の処理に
移る。命令を受信していなかったらステップ#2002
を繰り返す。ステップ#2020では受信した命令が対
応している命令かどうかを確認する。命令が対応してい
ないときはステップ#2005に進む。ステップ#20
05では受信した命令に対応していないことをカメラボ
ディに送信する。対応している命令の時はステップ#2
021へ進み、シリアル通信速度の切り換えを行う命令
かどうかを判断する。シリアル通信速度の切り換えを行
う第2の命令であればステップ#2022へ進み受信し
た命令に対応したシリアル通信速度に切り換えてレンズ
のデータを送信する。シリアル通信速度を切り換えるタ
イミングはデータを送信する前、途中及び後のいずれで
もよい。シリアル通信速度の切り換えを行う命令でなけ
ればステップ#2004に進み、初期状態のシリアル通
信速度で交換レンズ鏡筒のデータを送信する。この例で
は初期状態のシリアル通信速度に戻すが、これを「現在
設定されているシリアル通信速度で交換レンズ鏡筒のデ
ータを送信する」としてもよい。送信が完了したらステ
ップ#2002に戻る。図11の例では一回の送受信が
終了する度にシリアル通信速度を切り換えるべきコマン
ドかどうかを調べる例である。このようにして任意の時
点でシリアル通信速度を切り換えることを可能としてい
る。
【0020】図12は第1のカメラボディのCPUの動
作を示したもので、カメラボディはシリアル通信速度の
切り換え命令をださないものである。図12において、
ステップ#2041は初期化して交換レンズ鏡筒と通信
可能な状態にする。そしてステップ#2042でシリア
ル通信速度を切り換えない第1の命令を送信する。その
後、ステップ#2043で初期状態の通信速度で交換レ
ンズ鏡筒よりデ−タを受信する。通信が終わったらステ
ップ#2042に移る。図12の例では交換レンズ鏡筒
と常に通信しているようになっているが、ステップ#2
042を「カメラボディが交換レンズ鏡筒のデ−タを取
り込む必要が生じた時点で第1の命令を交換レンズ鏡筒
に送信」としてもよい。また、何らかの理由で交換レン
ズ鏡筒の応答がなかった場合には、何回も命令を送信す
る処理を加えてもよい。
【0021】図13は、第2のカメラボディのCPUの
動作を示したもので、命令によってシリアル通信速度を
切り換えるものの例である。図13において、まずステ
ップ#2041でシリアル通信速度を初期化して交換レ
ンズ鏡筒とシリアル通信を可能な状態にする。そしてス
テップ#2051でシリアル通信速度の切り換え命令で
ある第2の命令を送信する。その後、ステップ#205
2で交換レンズ鏡筒が第2の命令に対応しているかどう
かをみる。対応していない時はステップ#2042へ進
み,対応している時はステップ#2053の処理を実行
する。ステップ#2053ではシリアル通信速度を切り
替えて交換レンズ鏡筒のデ−タを受信した後にステップ
#2051に戻る。また、シリアル通信速度を切り替え
るタイミングは、デ−タを受信する前,途中,及び後の
いずれでもよい。ステップ#2042では、切替命令で
ない第1の命令を送信し、ステップ#2043で初期状
態のシリアル通信速度で交換レンズ鏡筒よりデ−タを受
信する。受信が終了したらステップ#2051に移る。
図13の例では交換レンズ鏡筒と通信する際に毎回第2
の命令に対応しているかどうか確認しているが,このよ
うにすると交換レンズ鏡筒を付け替えた時にフロ−を再
スタ−トさせることなく、交換レンズ鏡筒の対応命令を
調べられる。
【0022】次に、別の実施の形態を説明する。本実施
の形態では,カメラアクセサリ−として、交換レンズ鏡
筒を交換する場合を説明する。図14は第2の交換レン
ズ鏡筒のCPUの動作を示したもので,命令によってシ
リアル通信速度を切り替えるものの例である.図15は
第2のカメラボディのCPUの動作を示したもので,命
令によってシリアル通信速度を切り替えるものの例であ
る.図14において、ステップ#2001はシリアル通
信速度を初期化してカメラボディからの命令を受信可能
な状態にする。そしてステップ#2002でカメラボデ
ィからの命令を受信したかどうかを見る。受信したら次
のステップ#2020に進む.命令を受信していなかっ
たらステップ#2002を繰り返す。ステップ#202
0では、対応している命令かどうかをみる。対応してい
ない命令の時はステップ#2005へ,対応している命
令の時はステップ#2021の処理へ進む。ステップ#
2005では、受信した命令が対応していない命令であ
ることをカメラボディ本体に送信する。送信完了後ステ
ップ#20022に戻る。ステップ#2021ではシリ
アル通信速度の切替えを行う命令かどうかを判断する。
そしてシリアル通信速度の切替えを行う第2の命令であ
ればステップ#2022にすすみ、切替えを行わない第
1の命令であればステップ#2004に分岐する。ステ
ップ#2022では、シリアル通信速度の切替えを行う
第2の命令であるので,シリアル通信速度を切り替えて
交換レンズ鏡筒のデ−タを送信する。切り替えるタイミ
ングはデ−タを送信する前、後で行うことが可能であ
る。送信が終了したらステップ#2002を実行する。
ステップ#2002では前述と同様にしてカメラボディ
からの命令を受信したかどうかを見る。受信したら次の
ステップ#2020へ進む。ステップ#2020にて対
応している命令かどうかをみる。対応していない命令の
時はステップ#2005にて受信した命令に対応してい
ないことをカメラボディに送信する。対応している命令
の時はステップ#2022の処理を実行する.このとき
第1の命令,又は第2の命令であってもシリアル通信速
度は第2の命令に対応した速度のままとする.ステップ
#2021でシリアル通信速度を切り換えない第1の命
令であれば、初期状態のシリアル通信速度で交換レンズ
鏡筒のデ−タを送信する。そして送信完了後、ステップ
#2002へ進む。ステップ#2002ではカメラボデ
ィからの命令を受信したかどうかを見る。受信したらス
テップ#2020へ進む。ステップ#2020では対応
している命令かどうかをみる。対応していない命令の時
はステップ#2005に進み受信した命令に対応してい
ないことをカメラボティに送信する。対応している命令
の時はステップ#2004に戻る。ステップ#2004
の処理を実行する.このとき第1の命令,又は第2の命
令であってもシリアル通信速度は初期状態のままとす
る。
【0023】次に図15を参照して説明する。図15に
おいてシリアル通信速度を初期化して交換レンズ鏡筒と
通信可能な状態にする。そしてシリアル通信速度を切替
命令である第2の命令によって送信する。送信後ステッ
プ#2052へ進む。ステップ#2052では交換レン
ズ鏡筒が第2の命令に対応しているかどうかをみる。対
応していない時はステップ#2042へ進み、対応して
いる時はステップ#2053へ進む。ステップ#205
3ではシリアル通信速度を切り替えて交換レンズ鏡筒の
デ−タを受信した後、ステップ#2051で第2の命令
を交換レンズ鏡筒に送信する。また、切り替えるタイミ
ングはデ−タを受信する前,途中,及び後でもその状況
によって可能であるが、切り換えた後は第2の命令で通
信をする。ステップ#2042ではシリアス通信速度の
切替命令でない第1の命令を送信する。そしてステップ
#2043で初期状態の通信速度で交換レンズよりデ−
タを受信する。その後は第1の命令で通信する。図14
の例では1回目の通信でその後に使用する命令を決定し
フロ−を再スタ−トするまで切り替えない.このように
すると不図示の3段階以上の速度(例えば低速モ−ド,
中速モ−ド,高速モ−ドの3段階)を切り替えるような
場合に,毎回判別処理を行う必要がなくなる。
【0024】また、図15の例では1回目の命令によっ
て通信速度を固定してしまい,再度スタ−トするまでシ
リアル通信速度が切替わることはない。このようにする
と不図示の3段階以上の速度(例えば低速モ−ド,中速
モ−ド,高速モ−ドの3段階)を切り替えるような場合
に,毎回判別処理を行う必要がなくなる。図11と図1
4との組み合わせで,例えば切替命令が、又は切替えを
行わない命令が2回くるまでは判別するが2回きたら通
信速度を固定にしてしまうように構成することもでき
る。同様に3回以上も可能である。
【0025】図13、図15に示した例以外にも次のよ
うなカメラボディ本体のシリアル通信速度を構成するこ
とができる。例えば、任意に通信速度を変化させるもの
や、3種類以上の通信速度に変化させるもの、及び切替
命令を,又は切替えを行わない命令を2回送信し,2回
とも対応していた場合(又は対応していなかった場合)
通信速度を固定にしてしまうようにしてもよい。
【0026】上記の実施例ではアクセサリ−の一例とし
て交換レンズ鏡筒を上げたが,交換レンズ鏡筒以外の交
換可能なアクセサリ−についても構成可能なことは勿論
である。また、本文中での第1の命令,第2の命令は必
ずしも単独の命令と限るものではなく、「第1の命令」
は「第1の命令群」、「第2の命令」は「第2の命令
群」として複数の命令が切替命令になるように構成して
もよい。
【0027】本発明においては、通信速度を切替えて速
い通信を可能としたので、カメラアクセサリ−の状態を
カメラボディがリアルタイムに近い状態で観察できるよ
うになる。従って、通信の遅れが少なくなるため状況に
応じた各種制御の対応がが容易に行えるのでカメラシス
テムの性能を向上させられる。また、通信速度を切替え
て遅い通信も可能としたので、電源電圧降下等の理由で
シリアル通信ラインのレスポンスが悪化したような場合
においては、シリアル通信を正確に行えるようになる。
さらに、送信するデ−タの内容を所望に応じて切り替え
ることを可能としたので、例えばカメラボディ本体がよ
り詳しいカメラアクセサリ−のデ−タを得たい時にはそ
れを取得可能にし、必要なデ−タだけを抽出して取得す
ることを可能とし、カメラアクセサリ−がカメラボディ
に対して新たな機能(例えば新たにカメラアクセサリ−
上にレリ−ズスイッチを設けて,その状態を表すデ−タ
を送信デ−タの中に含める)を提供することができる。
【0028】また、カメラアクセサリ−のCPUの動作ク
ロックの切り替えが出来るようにしたので、命令によっ
てクロック周波数を遅くして消費電力を下げたり,クロ
ック周波数を速くして処理速度を優先させたりすること
を可能とした。上記の如く各種切替えを可能としたの
で、カメラシステムの自由度が飛躍的に増大した。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明においては、通信速
度を切替えて速い通信を可能としたので、カメラアクセ
サリ−の状態をカメラボディがリアルタイムに近い状態
で観察できるようになるという効果を奏する。従って、
通信の遅れが少なくなるため、状況に応じた各種制御の
対応がが容易に行えるので、カメラシステムの性能を著
しく向上させることができる。また、通信速度を切替え
ることによって遅い通信も可能としたので、電源電圧降
下等の理由でシリアル通信ラインのレスポンスが悪化し
たような場合においては、その遅いシリアル通信によっ
て正確な通信を行うことができる。さらに、送信するデ
−タの内容を所望に応じて切り替えることを可能とした
ので、カメラアクセサリ−がカメラボディに対して新た
な機能(例えば新たにカメラアクセサリ−上にレリ−ズ
スイッチを設けて,その状態を表すデ−タを送信デ−タ
の中に含める)を提供することを可能とするという顕著
な効果を奏する。
【0030】また、カメラアクセサリ−のMCUの動作
クロックの切り替えが出来るようにしたので、命令によ
ってクロック周波数を遅くして消費電力を下げたり,ク
ロック周波数を速くして処理速度を優先させたりするこ
とを可能する効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態のMCU10が処理を実行
したときに対応するタイミングチャートである。
【図3】本発明の実施の形態のMCU10が処理を実行
したときに対応するタイミングチャートである。
【図4】MCU10のメインルーチンのフローチャート
である。
【図5】MCU10のコマンド出力処理のサブルーチン
のフローチャートである。
【図6】MCU20のメインルーチンのフローチャート
である。
【図7】MCU20のコマンド判別処理のサブルーチン
のフローチャートである。
【図8】MCU20のデータ出力処理のサブルーチンの
フローチャートである。
【図9】MCU10のデータ入力処理のサブルーチンの
フローチャートである。
【図10】通信速度を切り換えないMCU20のフロー
チャートである。
【図11】通信速度を切り換えるMCU20の第1の例
を示すフローチャートである。
【図12】通信速度を切り換えないMCU10のフロー
チャートである。
【図13】通信速度を切り換えるMCU10の第1の例
を示すフローチャートである。
【図14】通信速度を切り換えるMCU20の第2の例
を示すフローチャートである。
【図15】通信速度を切り換えるMCU10の第2の例
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 カメラボディ 2 交換レンズ鏡筒 10 MCU 20 MCU 11 露出制御部 12 焦点検出部 13 駆動回路(モータ駆動部) 14 モータ 15 カップラー 22 カップラー 1a〜1e 電気的接点 2a〜2e 電気的接点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 喜晴 東京都千代田区丸の内3丁目2番3号 株 式会社ニコン内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カメラボディと該カメラボディに取り付け
    可能であって、取り付けられたときに接続される電気的
    接点を介して前記カメラボディとシリアル通信をを可能
    とするアクセサリーとからなるカメラシステムにおい
    て、 前記アクセサリーは、前記カメラボディより受信した第
    1の命令に対しては第1のシリアル通信速度でデ−タ転
    送を行ない、第2の命令に対しては第2のシリアル通信
    速度でデ−タ転送を行なう転送通信速度切替手段を備
    え、 前記カメラボディは、前記アクセサリ−に対して第2の
    命令を送信し,前記アクセサリ−が第2の命令に対応し
    ている場合には第2のシリアル通信速度で前記アクセサ
    リ−のデ−タを受信し,アクセサリ−が第2の命令に対
    応していない場合には第1の命令を送信して第1のシリ
    アル通信速度でアクセサリ−のデ−タを受信する命令通
    信速度切替手段を有することを特徴とするカメラシステ
    ム。
  2. 【請求項2】前記命令通信速度切替手段は、前記アクセ
    サリーが第2の命令に対応している時において、第1の
    シリアル通信速度でアクセサリ−のデ−タを受信したい
    場合は、第1の命令を送信して前記アクセサリーからの
    データ転送を第1のシリアル通信速度に切り替えること
    を特徴とする請求項1記載のカメラシステム。
  3. 【請求項3】カメラボディと該カメラボディに取り付け
    可能であって、取り付けられたときに接続される電気的
    接点を介してシリアル通信をを可能とするアクセサリー
    とからなるカメラシステムにおいて、 前記アクセサリーは、前記カメラボディより受信した第
    1の命令に対しては第1のシリアル通信速度でデ−タ転
    送を行ない、第2の命令を受信するとそれ以降は第2の
    シリアル通信速度でデ−タ転送を行なう転送通信速度切
    替手段を備え、 前記カメラボディは、前記アクセサリ−に対して第2の
    命令を送信し,前記アクセサリ−が第2の命令に対応し
    ている場合には第2のシリアル通信速度で前記アクセサ
    リ−のデ−タを受信し,前記アクセサリ−が第2の命令
    に対応していない場合には第1の命令を送信して第1の
    シリアル通信速度で前記アクセサリ−のデ−タを受信す
    る命令通信速度切替手段を有することを特徴とするカメ
    ラシステム。
  4. 【請求項4】前記転送通信速度切替手段は、第2の命令
    に対応している時においては前記命令通信速度切替手段
    からの第1の命令を受信しても第2のシリアル通信速度
    でデ−タの転送を行うことを特徴とする請求項3記載の
    カメラシステム。
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