JPH10160189A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPH10160189A
JPH10160189A JP8316591A JP31659196A JPH10160189A JP H10160189 A JPH10160189 A JP H10160189A JP 8316591 A JP8316591 A JP 8316591A JP 31659196 A JP31659196 A JP 31659196A JP H10160189 A JPH10160189 A JP H10160189A
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unit
heat exchanger
indoor
blower
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Shigeo Tsukue
重男 机
Takahiko Ukuchi
隆彦 宇口
Takeshi Kanai
健 金井
Shinji Kaneko
真司 兼子
Shintaro Sugimoto
信太郎 杉本
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  • Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)
  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 室内機10に導入する空気の方向と当該室内
機10から送風する空気の方向が,空気調和機を施工す
る家屋の状況に応じて適宜選択可能にする。 【解決手段】 室内機10を室内熱交換器6が収納され
た熱交換器ユニット110と室内送風機7が収納された
送風機ユニット120により構成し,当該送風機ユニッ
ト120を交換器ユニット110の下部に縦置き又は横
置きに連結することにより送風機ユニット120からの
空気の吹出し方向を横吹き又は下吹きのいずれにも設定
可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,室内送風機から送
風される調和空気の送風方向が,当該室内送風機が施工
される家屋により異なる場合であっても,室内熱交換器
及び室内送風機の設計変更等を不要にして汎用性を高め
た空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来,ヒートポンプを利用して屋内を冷
暖房する空気調和機が提案されている。例えば,特公昭
63−46335号公報においては,室内側熱交換器及
び室内側ファンを具備した室内機,当該室内機と連通管
により連通されて,圧縮機,室外機側熱交換器,室外側
ファン,外気の取入れ口である外気吸入口及び,外気の
吸気量を調整するダンパを具備した室外機等を有した空
気調和機が開示されいる。
【0003】そして,ダンパの開閉度を調整することに
より,外気吸引口を介して室外機に吸気される外気の吸
気抵抗を調整して,当該室外機に吸引される外気量を調
整している。この時,室外側ファンは,ダンパの開閉度
と無関係に回転しているので,室外機に吸気される外気
量が変動すると,当該変動量に対応する分だけ連通管を
介して屋内の空気が室外機に吸気されるようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記構
成では以下の問題があった。即ち,室内機に室内側熱交
換器と室内側ファンとが一体に収納された構成であるた
め,近年の2×4工法住宅等におけるように寸法が規定
され,またデッドスペース等が著しく少ない家屋におい
ては,当該室内機の設置場所が限定される場合がある。
【0005】このため,空気調和された空気の送風方向
に対応させて室内機を設計等する必要があり,コストア
ップの要因となっていた。
【0006】そこで本発明は,空気調和された空気の送
風方向が室内機の設置場所により異なる場合であって
も,当該室内機の設計変更等を不要にして汎用性を高
め,これによりコストを押えることが可能な空気調和機
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に,冷房時において,冷媒は圧縮機で圧縮されて高温高
圧のガス冷媒となり,室外熱交換器で外気と熱交換し,
大部分が液化した気液混合状態の冷媒となって熱回収器
に送られる。当該熱回収器において冷媒は,換気のため
に屋外に排気される冷えた屋内空気と熱交換を行って残
りのガス冷媒が液化する。ガス冷媒が無くなることによ
り,液冷媒の温度はさらに低下することができ,サイク
ルの熱効率が高くなる。そして,冷媒は減圧器に送ら
れ,当該減圧器で冷媒流量が絞られ,室内熱交換器で減
圧し蒸発して,各部屋に送風される空気と熱交換する。
これにより各部屋に送風される空気が冷風となって,当
該各部屋が冷房される。その後,冷媒は圧縮機に戻る。
【0008】また暖房時において,冷媒は圧縮機で圧縮
されて高温高圧のガス冷媒となり室内熱交換器に送ら
れ,当該室内熱交換器で各部屋に送風する空気と熱交換
して凝縮する。この凝縮熱で,各部屋に送風する空気は
温風となって,当該各部屋が暖房される。その後,冷媒
は減圧器で絞られ熱回収器に送られる。当該熱回収器に
おいて,冷媒は排気する暖かい屋内空気と熱交換して,
一部が蒸発した気液混合状態になって,残りの冷媒が室
外熱交換器に送られる。その後,当該室外熱交換器で外
気と熱交換をして蒸発した後圧縮機に戻る。
【0009】そして,送風機ユニットを熱交換器ユニッ
トの下部に連結する。その際,これらの施工場所により
送風機ユニットから送風する空気の送風方向がケースバ
イケースで異なるので,施工状況に応じて送風機ユニッ
トを縦置き又は横置きに配置して,送風機ユニットと熱
交換器ユニットとを連結して,調和された空気の送風方
向を横吹き又は下吹きのいずれかにすることを特徴とす
る。
【0010】また,熱交換器ユニットからの調和した空
気が送風機ユニットに送られるように,熱交換器ユニッ
ト送風口を熱交換器ユニットに設け,送風機ユニットの
互いに直行する2つの側面に,熱交換器ユニット送風口
からの空気を導入する導入口を設ける。この際,当該導
入口の1方を閉塞する蓋を設ける。そして,当該蓋によ
り閉塞されていない導入口を介して熱交換ユニットから
の空気を送風機ユニットに導入すべく,開放されている
導入口と熱交換器ユニット送風口とを位置合わせをし
て,熱交換器ユニットと送風機ユニットとを連結するよ
うにしたことを特徴とする。
【0011】さらに,熱交換器ユニットに調和する空気
を導入する流入ダクトと脱着自在に接続される熱交換器
ユニット導入口を設け,また送風機ユニットに調和され
た空気を送風する送風ダクトと脱着自在に接続される送
風機ユニット送風口を設けたことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図を参照し
て説明する。図1は本発明にかかる空気調和機の基本構
成を示している。当該空気調和機は,冷媒を圧縮する圧
縮機1a,1b,外気と冷媒との熱交換を行う室外熱交
換器2a,2b,それぞれの室外熱交換器2a,2bに
外気を送風する室外送風機3a,3b,屋内の換気のた
めに排気される空気と冷媒との熱交換を行って,当該空
気の熱の再利用を行う熱回収器4a,4b,電動膨張弁
やキャピラリーチューブ等を用いてなる減圧器5a,5
b,空気調和する各部屋に送風する空気と冷媒との熱交
換を行なう室内熱交換器6a,6b,該室内熱交換器6
a,6bに調和する空気を送風する室内送風機7a,7
b,冷房時及び暖房時の冷媒の循環方向を切換える四方
切換弁8a,8b,アキュムレータ9a,9bを有し
て,それぞれが独立した2つの冷凍サイクル(1階用と
2階用)を構成している。
【0013】四方切換弁8a,8bを切換えることによ
り,冷房時には冷媒を圧縮機1a,1b,室外熱交換器
2a,2b,熱回収器4a,4b,減圧器5a,5b,
室内熱交換器6a,6bの順に循環させてサイクルを形
成し,暖房時には冷媒を圧縮機1a,1b,室内熱交換
器6a,6b,減圧器5a,5b,熱回収器4a4b,
室外熱交換器2の順に循環させるサイクルを形成してい
る。
【0014】図1の配管路に沿って示した点線矢印及び
実線矢印は,四方切換弁8a,8bに示した実線流路及
び点線流路に対応しており,冷房時においては実線矢印
の方向に冷媒が循環し,暖房時においては点線矢印の方
向に冷媒が循環する。
【0015】また,室内熱交換器6a,6bを流れる冷
媒の流量を調整する必要がある場合には,減圧器5a,
5bに冷媒流量制御弁を付加して冷媒分流機能を持たせ
ることも可能である。
【0016】また,圧縮機1a,1bは,運転能力を連
続的に可変できるもの,運転能力を段階的に複数段に変
更できるもの,運転能力の変更ができないもののいずれ
でも本発明の趣旨を変えるものではないので任意に空気
調和機の設置に応じて選択することが可能である。
【0017】さらに,当該冷凍サイクルにストレーナ,
マフラー等を設けることも可能であり,その際の配置は
一般に知られている配置を用いることができるので図示
省略する。
【0018】また四方切換弁8a,8bは,同じ運転モ
ード(冷房/暖房)に合わせるのが好ましいが,異なる
運転モードを選択してもなんら問題はない。
【0019】図2は,上記構成の空気調和機を家屋内に
配設して,冷暖房を行う空気調和のシステムを構成した
際の概念図で,床側に配設された1階用の空気調和機と
天井側に配設された2階用の空気調和機とからなり,こ
れらの構成は後述する吸込みチャンバーの構成が相違し
ている以外は同じである。
【0020】各空気調和機は,室内機10a,10b,
室外機20a,20b,換気ユニット30,吸込みチャ
ンバー40a,40b,分岐チャンバー50a,50
b,吹出しチャンバー60a,60b,及び送風装置9
0等により構成されている。
【0021】床側の室内機10aは,階段下のような閉
空間内に配設されて,当該閉空間が吸込みチャンバー4
0aとして作用している。
【0022】これにより,吸込みチャンバー40aを別
途設ける必要が無くなるので,製造コストを安価にする
ことが可能になる。
【0023】なお,本実施の形態においては,吸込みチ
ャンバー40a,40bに外気と室内空気とが冷房時及
び暖房時を問わず一定比で流入する構成となっている
が,当該比率を変える場合には,吸込みチャンバー40
a,40b等にダンパー装置等を設ければよい。
【0024】室内機10a,10bには,室内熱交換器
6a,6b,減圧器5a,5b,室内送風機7a,7b
等が配設され,また室外機20a,20bには,圧縮機
1a,1b,室外熱交換器2a,2b,室外送風機3
a,3b等が配設されている。
【0025】また換気ユニット30には,熱回収器4
a,bと屋内の空気を吸気して排気する換気用送風機3
1とが設けられて,排気ダクト70に配設されている。
当該排気ダクト70の排気トップ71及び外気取入口8
0には,図示しない防虫ネット等が被せてあり,室内に
虫等が侵入しないようになっている。
【0026】図3は,室内機10の内部構成を示す側断
面図である。室内機10は室内熱交換器6がキャピラリ
ーチューブ等の減圧器5a,5bが配設された熱交換器
ユニット110と室内送風機7が配設された送風機ユニ
ット120とからなっている。
【0027】熱交換器ユニット110に設けられた室内
熱交換器6の上端は,天板113に取付けられ,下端は
当該室内熱交換器6からの露等を受止めるドレンパン1
16に収納されている。
【0028】また,熱交換器ユニット110の下面に
は,室内熱交換器6により調和された空気を吹出す熱交
換器ユニット送風口117が設けられている。
【0029】一方,送風機ユニット120には,調和さ
れた空気を送風するための送風機ユニット送風口121
が設けられ,当該送風機ユニット送風口121と直角に
設けられた面及び送風機ユニット送風口121に対向す
る面に熱交換器ユニット110からの空気を導入するた
めの送風機ユニット導入口122(122a,122
b)が設けられている。
【0030】熱交換器ユニット110の一方の側面に
は,ダクト挿入部115を有する熱交換器ユニット導入
口114が設けられ,図4に示すように当該ダクト挿入
部115は,吸込みチャンバー40に接続されている流
入ダクト41の取付部42と挿脱可能になっている。
【0031】また,送風機ユニット送風口121には,
送風する空気を分岐チャンバー50に導くための送風ダ
クト51(51a,51b)の取付部52と挿脱可能に
ダクト挿入部124が設けられている。
【0032】このように熱交換器ユニット110のダク
ト挿入部115と流入ダクト41の取付部42及び,送
風機ユニット送風口121のダクト挿入部124と送風
ダクト51の取付部52とが挿脱可能に設けられている
ことにより,組立施工等における利便性が向上してい
る。
【0033】なお,図2においては床下側に設けられた
空気調和機の室内機10aは,吸込みチャンバー40a
として作用する階段下等の閉空間に配設されているの
で,流入ダクト41は設けられていないが,これは本発
明の一般性を限定するものではないことを付言する。
【0034】そして,送風機ユニット120は,熱交換
器ユニット110の下部にネジ等により固定されて一体
化して用いられる。その際,熱交換器ユニット導入口1
14から導入される空気の導入方向と送風機ユニット送
風口121から送風される空気の送風方向とは,設置条
件により異なる場合が生じる。
【0035】そこで,かかる場合には,2つの送風機ユ
ニット導入口122(122a,122b)のいずれか
を選択して熱交換器ユニット送風口117に位置合わせ
て,当該送風機ユニット120と熱交換器ユニット11
0とを連結することにより,当該送風機ユニット120
からの空気の送風方向を変えることが可能になってい
る。そして,残りの送風機ユニット導入口122には蓋
123がされる。
【0036】なお,図3(a)においては,送風機ユニ
ット導入口122bが蓋123により閉塞されて,空気
を右横方向に送風するようになっており,図3(b)に
おいては,送風機ユニット導入口122aが蓋123に
より閉塞されて空気を下方向に送風するようになってい
る。
【0037】かかる送風機ユニット120は,断熱材と
板金から構成され,また蓋123は断熱材から構成され
ている。
【0038】従って,空気の導入方向と送風方向との違
いに応じて,送風機ユニット120の取付け方向を選択
することが可能になっているので,これらの条件に対応
した設計等が不要になり当該室内機10の汎用性を高め
ることができる。
【0039】また,熱交換器ユニット110が送風機ユ
ニット120の上部に配置される構成であるため,ドレ
インパン15に溜った,室内熱交換器6からの水(結露
等による水)が容易に機外に取出すことが可能になる。
【0040】即ち,従来構成の場合には,当該ドレンパ
ンが低い位置に設けられているので,ポンプ等の手段を
用いて機外に排水していたが,本発明にかかるドレンパ
ン116は高い位置に設けられているので,ポンプ等を
用いなくても落差を利用することにより容易に機外に取
出すことが可能になる。
【0041】次に,空気調和動作を説明する。冷房時に
おいては,四方切換弁8a,8bを切換えて冷媒を図1
の実線矢印方向に循環させ,これにより圧縮機1a,1
b,室外熱交換器2a,2b,熱回収器4a,4b,減
圧器5a,5b,室内熱交換器6a,6bを順次循環す
るサイクルを形成する。
【0042】この時,室外熱交換器2a,2b及び熱回
収器4a,4bが凝縮器として作用し,室内熱交換器6
a,6bが蒸発器として作用している。
【0043】即ち,室外機20a,20bにおいて,冷
媒は圧縮機1a,1bにより圧縮されて高温高圧のガス
冷媒となり,室外熱交換器2a,2bで外気と熱交換
し,大部分が液化した気液混合状態の冷媒となって換気
装置30に送られる。
【0044】このようにして室外熱交換器2a,2bか
ら換気装置30に送られてきた冷媒は,熱回収器4a,
4bにおいて,換気する室内空気と熱交換して冷されて
室内機10a,10bに送られる。
【0045】熱回収器4a,4bは排気ダクト70の途
中に設けられた熱交換器であり,当該熱回収器4a,4
bには換気する室内空気が換気用送風機31により送風
される構成となっている。
【0046】従って,室外機20a,20bからの冷媒
は,当該換気のために排気される冷えた空気と熱交換し
て,残りのガス冷媒が液化する。これによりサイクルの
熱効率が高くなっている。
【0047】そして,冷媒は減圧器5a,5bに送ら
れ,当該減圧器5a,5bで冷媒流量が絞られ,室内熱
交換器6a,6bで減圧し蒸発して,各部屋に送風され
る空気と熱交換する。これにより各部屋に送風される空
気が冷風となって,分岐チャンバー50a,50bを経
て各居室に送風される。その後,冷媒は室外機20a,
20bに戻り,サイクルが1巡する。
【0048】暖房時においては,四方切換弁8a,8b
を切換えて冷媒を図1に示す点線矢印の方向に循環さ
せ,これにより圧縮機1a,1b,室内熱交換器6a,
6b,減圧器5a,5b,熱回収器4a,4b,室外熱
交換器2a,2bを順次循環するサイクルを形成する。
【0049】この時,室外熱交換器2a,2b及び熱回
収器4a,4bが蒸発器として作用し,室内熱交換器6
a,6bが凝縮器として作用している。
【0050】即ち,室外機20a,20bにおいて,冷
媒は圧縮機1a,1bで圧縮されて高温高圧のガス冷媒
になって室内機10a,10bの室内熱交換器6a,6
bに送られれる。
【0051】そして当該室内熱交換器6a,6bで各部
屋に送風する空気と熱交換することにより,各部屋に送
風する空気は高温冷媒の熱を受けて暖められて温風とな
り,分岐チャンバー50a,50bを経て各吹出しチャ
ンバー60a,60bから各居室に送風されるようにな
る。
【0052】一方,高温冷媒は熱交換により熱を失って
凝縮し,減圧器5a,5bで絞られて換気装置30の熱
回収器4a,4bに送られる。
【0053】換気装置30の熱回収器4a,4bにおい
て,冷媒は換気のために排気される室内空気と熱交換
し,これにより当該冷媒の一部が蒸発して室外機20
a,20bに戻る。そして冷媒は,室外熱交換器2a,
2bで外気と熱交換することにより残りの冷媒が蒸発し
て圧縮機1a,1bに戻りサイクルを1巡する。
【0054】
【発明の効果】熱回収装置により排気する被調和空気の
熱を回収することで,サイクルの熱効率を高めることが
可能になった。
【0055】また,空気の導入方向と送風方向との違い
に応じて,送風機ユニットの取付け方向を選択すできる
ようにしたので,これらの条件に対応した設計等が不要
になり室内機の汎用性を高めることができ,コストダウ
ンを図ることが可能になる。
【0056】また,熱交換器ユニットが送風機ユニット
の上部に配置される構成であるため,ドレインパンに溜
った,室内熱交換器からの水を容易に機外に取出すこと
が可能になる。
【0057】さらに,熱交換器ユニット及び送風機ユニ
ットにダクト挿入部を設けたので,組立施工等の利便性
が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる空気調和機の基本構成を示す図
である。
【図2】図1の空気調和機を用いた空気調和システムの
概略構成図である。
【図3】送風機ユニットの取付け方による調和空気の送
風方向の違いを説明する図で,(a)は室内空気が横方
向に吹出される場合,(b)は室内空気が下方向に出さ
れる場合の図である。
【図4】熱交換器ユニット及び送風機ユニットとダクト
挿入部との接続状況を説明する模式図である。
【符号の説明】
1 圧縮機 2 室外熱交換器 3 室外送風機 4 熱回収器 5(5a,5b) 減圧器 6(6a,6b) 室内熱交換器 7(7a,7b) 室内送風機 8 4方弁 10(10a,10b) 室内機 20(20a,20b) 室外機 30 熱回収装置 40(40a,40b) 吸込みチャンバー 41 流入ダクト 42 取付部 50(50a,50b) 分岐チャンバー 51 送風ダクト 52 取付部 60(60a,60b) 吹出しチャンバー 70 排気口 80(80a,80b) 外気取入れ口 110 熱交換器ユニット 113 天板 114 熱交換器ユニット導入口 115 ダクト挿入部 116 ドレンパン 117 熱交換器ユニット送風口 120 送風機ユニット 121 送風機ユニット送風口 122(122a,122b) 送風機ユニット導入口 123 蓋 124 ダクト挿入部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 兼子 真司 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 杉本 信太郎 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒を圧縮する圧縮機と,冷媒と外気と
    の熱交換を行う室外熱交換器と,減圧器と,調和する部
    屋に空気を送風する室内送風機と,当該室内送風機によ
    り送風される空気と冷媒との熱交換を行う室内熱交換器
    と,換気のために排気する屋内空気の熱を回収する熱回
    収器とを用いた冷房サイクルを具備した空気調和機にお
    いて,冷房時にあっては,冷媒を前記圧縮機,室外熱交
    換器,熱回収器,減圧器,室内熱交換器の順に循環さ
    せ,暖房時にあっては,冷媒を前記圧縮機,室内熱交換
    器,減圧器,熱回収器,室外熱交換器の順に循環させる
    四方切換弁と,前記室内熱交換器を収納する熱交換ユニ
    ットと,前記室内送風機を収納すると共に,前記交換器
    ユニットの下部に配設されて,調和された空気を横吹き
    又は下吹きのいずれかの方向に吹出す前記送風機ユニッ
    トとを有することを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】 前記熱交換器ユニットが,調和した空気
    を送風する熱交換器ユニット送風口を有し,前記送風機
    ユニットが,互いに直行する2つの側面に設けられた前
    記熱交換器ユニット送風口からの空気を導入する導入口
    と,一方の当該導入口を前記熱交換器ユニット送風口に
    位置合わせして前記送風機ユニットと前記熱交換器ユニ
    ットとを連結した際に,他方の前記導入口を閉塞する蓋
    とを有することを特徴とする請求項1記載の空気調和
    機。
  3. 【請求項3】 前記熱交換器ユニットが,調和する空気
    を当該熱交換器ユニットに導く流入ダクトと脱着自在に
    接続される熱交換器ユニット導入口を有し,前記送風機
    ユニットが,当該送風機ユニットから送風された調和空
    気を導く送風ダクトと脱着自在に接続される送風機ユニ
    ット送風口を有することを特徴とする請求項2記載の空
    気調和機。
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