JPH1015752A - 高力ボルト締結装置 - Google Patents

高力ボルト締結装置

Info

Publication number
JPH1015752A
JPH1015752A JP17240096A JP17240096A JPH1015752A JP H1015752 A JPH1015752 A JP H1015752A JP 17240096 A JP17240096 A JP 17240096A JP 17240096 A JP17240096 A JP 17240096A JP H1015752 A JPH1015752 A JP H1015752A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
strength bolt
tension
nut
casing
pulling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17240096A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Uchida
内田  修
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP17240096A priority Critical patent/JPH1015752A/ja
Publication of JPH1015752A publication Critical patent/JPH1015752A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Hand Tools For Fitting Together And Separating, Or Other Hand Tools (AREA)
  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高力ボルトに対して所望の軸力を確実に与え
ることができ、信頼性の向上を図り得る高力ボルト締結
装置を提供する。 【解決手段】 複数枚の板1を貫通する高力ボルト2の
先端部を覆うように板1の表面に引張用ケーシング5を
配置し、高力ボルト2の先端部に螺着される引張用ソケ
ット6に引張用ロッド7の先端を連結し、引張用ケーシ
ング5に、引張用ロッド7の基端部を所望の軸力で引張
る引張駆動装置8を配設することにより、高力ボルト2
の先端部を把持し所望の軸力で引張る引張機構9を構成
し、又、引張用ケーシング5内にナットソケット10を
回転自在に配設し、引張用ケーシング5に、ナットソケ
ット10を回転駆動する締付駆動装置12を配設するこ
とにより、引張機構9により所望の軸力で高力ボルト2
を引張った状態で、ナット3を締め付ける締付機構13
を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高力ボルト締結装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、高力ボルトは、二枚の板に貫通
させた状態でナットを締め付け、ボルト自体に所望の軸
力を生じさせることにより、該二枚の板間に所望の摩擦
力を生じさせ、接合を行うものである。
【0003】ところが、ボルト自体に生じさせるべき軸
力を管理することは困難であるため、従来においては、
高力ボルトに対するナットの締め付けトルクを管理する
ことが行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
如く、トルクを管理することによって、軸力を管理する
ことの代りとするのでは、板に対するナットの接触面に
おける摩擦係数によってトルクは大きく変化してしまう
ため、必要とされる軸力が高力ボルトに対して実際に与
えられているか否かは不明となり、信頼性の面で問題を
有していた。
【0005】本発明は、斯かる実情に鑑み、高力ボルト
に対して所望の軸力を確実に与えることができ、信頼性
の向上を図り得る高力ボルト締結装置を提供しようとす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数枚の板に
高力ボルトを貫通させ、該高力ボルトに螺合せしめたナ
ットを締め付ける高力ボルト締結装置であって、高力ボ
ルトの先端部を把持し所望の軸力で引張る引張機構と、
該引張機構により所望の軸力で高力ボルトを引張った状
態で、ナットを締め付ける締付機構とを備えたことを特
徴とする高力ボルト締結装置にかかるものである。
【0007】前記高力ボルト締結装置においては、複数
枚の板を貫通する高力ボルトの先端部を覆うように板の
表面に配置される引張用ケーシングと、高力ボルトの先
端部に螺着される引張用ソケットと、該引張用ソケット
に先端が連結され且つ基端が前記引張用ケーシングを貫
通して延びる引張用ロッドと、前記引張用ケーシングに
取り付けられ且つ前記引張用ロッドを所望の軸力で引張
る引張駆動装置とから引張機構を構成すると共に、前記
引張用ケーシング内に回転自在に配設され且つナットに
嵌合可能なナットソケットと、前記引張用ケーシングに
取り付けられ且つ前記ナットソケットを回転駆動する締
付駆動装置とから締付機構を構成することができる。
【0008】上記手段によれば、以下のような作用が得
られる。
【0009】接合すべき複数枚の板を重ね合わせて高力
ボルトを貫通させ、その先端部にナットを螺合せしめた
状態で、引張機構により高力ボルトの先端部を把持し所
望の軸力で引張り、該引張機構により所望の軸力で高力
ボルトを引張った状態で、締付機構によりナットを締め
付けると、高力ボルトに対して所望の軸力が確実に与え
られることとなる。
【0010】又、複数枚の板を貫通する高力ボルトの先
端部を覆うように板の表面に配置される引張用ケーシン
グと、高力ボルトの先端部に螺着される引張用ソケット
と、該引張用ソケットに先端が連結され且つ基端が前記
引張用ケーシングを貫通して延びる引張用ロッドと、前
記引張用ケーシングに取り付けられ且つ前記引張用ロッ
ドを所望の軸力で引張る引張駆動装置とから引張機構を
構成すると共に、前記引張用ケーシング内に回転自在に
配設され且つナットに嵌合可能なナットソケットと、前
記引張用ケーシングに取り付けられ且つ前記ナットソケ
ットを回転駆動する締付駆動装置とから締付機構を構成
すると、引張用ソケットの先端部を高力ボルトの先端部
に螺着させ、引張用ロッドを引張機構の引張駆動装置の
作動により引き上げる方向へ駆動すれば、引張用ソケッ
トを介して高力ボルトに所望の軸力が作用する形とな
り、この状態で、締付機構の締付駆動装置の作動により
ナットソケットを回転させると、ナットが締め付けら
れ、高力ボルトに対して所望の軸力が確実に与えられる
こととなる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。
【0012】図1及び図2は本発明を実施する形態の一
例であって、1は接合すべき複数枚(図の例では二枚)
の板、2は板1に穿設された孔1aを貫通する高力ボル
ト、3は高力ボルト2の先端部に螺合され且つ締め付け
られるナット、4はワッシャであり、複数枚の板1を貫
通する高力ボルト2の先端部を覆うように板1の表面に
引張用ケーシング5を配置し、高力ボルト2の先端部に
螺着される引張用ソケット6に、基端が前記引張用ケー
シング5を貫通して延びる引張用ロッド7の先端を連結
し、前記引張用ケーシング5に、前記引張用ロッド7の
基端部を所望の軸力で引張る引張駆動装置8を配設する
ことにより、高力ボルト2の先端部を把持し所望の軸力
で引張る引張機構9を構成する。
【0013】又、前記引張用ケーシング5内に、ナット
3に嵌合可能なナットソケット10を軸受11を介して
回転自在に配設し、前記引張用ケーシング5に、前記ナ
ットソケット10を回転駆動する締付駆動装置12を配
設することにより、前記引張機構9により所望の軸力で
高力ボルト2を引張った状態で、ナット3を締め付ける
締付機構13を構成する。
【0014】前記引張機構9における引張駆動装置8
は、引張用ロッド7の基端部にラック14を一体に形成
し、該ラック14と噛合する駆動ピニオン15と押え歯
車16とを、引張用ロッド7を挟んで互いに対向するよ
う、引張用ケーシング5上に回転自在に配設し、前記駆
動ピニオン15に、空圧式、油圧式、或いは電気式の引
張用モータ17を接続し、該引張用モータ17によって
駆動ピニオン15を所定の方向へ回転駆動することによ
り、引張用ロッド7を引き上げ、引張用ソケット6を介
して高力ボルト2に所望の軸力を作用させるようにして
ある。
【0015】尚、高力ボルト2に作用させる軸力に関し
ては、引張用ロッド7に直接荷重計(図示せず)を取り
付けて検出するようにしたり、或いは、前記引張用モー
タ17にトルク検出器(図示せず)を取り付けて該引張
用モータ17に作用するトルクを検出し軸力に換算する
ようにすることができる。
【0016】又、前記締付機構13における締付駆動装
置12は、引張用ケーシング5の外周部所要箇所に、空
圧式、油圧式、或いは電気式の締付用モータ18を配設
し、該締付用モータ18に接続した駆動ギア19を、ナ
ットソケット10の上端部外周に一体に形成したリング
ギア20に噛合せしめ、前記締付用モータ18によって
駆動ギア19を所定の方向へ回転駆動することにより、
ナットソケット10を回転させ、ナット3を締め付ける
ようにしてある。
【0017】次に、上記図示例の作動を説明する。
【0018】先ず、接合すべき複数枚の板1をその孔1
aの位置が一致するよう重ね合わせ、該孔1aに高力ボ
ルト2を貫通させ、その先端部にナット3を螺合せしめ
た状態で、引張用ロッド7を図1中下方へ移動させ、ナ
ットソケット10から引張用ソケット6の先端部を突出
させ、該引張用ソケット6の先端部を高力ボルト2の先
端部に螺着させる。
【0019】続いて、前記引張用ロッド7を引張機構9
の引張駆動装置8の作動により引き上げる方向へ駆動す
ると、相対的に引張用ケーシング5とナットソケット1
0が下降して行き、該ナットソケット10がナット3に
嵌合すると共に、引張用ケーシング5の下端面が板1の
表面に当接する。
【0020】ここで、前記引張用ロッド7を引張機構9
の引張駆動装置8の作動により引き上げる方向へ更に駆
動すると、引張用ソケット6を介して高力ボルト2に所
望の軸力が作用する形となり、この状態で、締付機構1
3の締付駆動装置12の作動によりナットソケット10
を回転させると、ナット3が締め付けられ、この後、前
記引張用ソケット6を高力ボルト2の先端部から取り外
しても、高力ボルト2に対しては所望の軸力が確実に与
えられることとなる。
【0021】こうして、高力ボルト2に対して所望の軸
力を確実に与えることができ、信頼性の向上を図り得
る。
【0022】尚、本発明の高力ボルト締結装置は、上述
の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨
を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは
勿論である。
【0023】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の高力ボル
ト締結装置によれば、高力ボルトに対して所望の軸力を
確実に与えることができ、信頼性の向上を図り得るとい
う優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する形態の一例の側断面図であ
る。
【図2】図1のII−II矢視図である。
【符号の説明】
1 板 2 高力ボルト 3 ナット 5 引張用ケーシング 6 引張用ソケット 7 引張用ロッド 8 引張駆動装置 9 引張機構 10 ナットソケット 12 締付駆動装置 13 締付機構

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の板に高力ボルトを貫通させ、該
    高力ボルトに螺合せしめたナットを締め付ける高力ボル
    ト締結装置であって、 高力ボルトの先端部を把持し所望の軸力で引張る引張機
    構と、 該引張機構により所望の軸力で高力ボルトを引張った状
    態で、ナットを締め付ける締付機構とを備えたことを特
    徴とする高力ボルト締結装置。
  2. 【請求項2】 複数枚の板を貫通する高力ボルトの先端
    部を覆うように板の表面に配置される引張用ケーシング
    と、高力ボルトの先端部に螺着される引張用ソケット
    と、該引張用ソケットに先端が連結され且つ基端が前記
    引張用ケーシングを貫通して延びる引張用ロッドと、前
    記引張用ケーシングに取り付けられ且つ前記引張用ロッ
    ドを所望の軸力で引張る引張駆動装置とから引張機構を
    構成すると共に、 前記引張用ケーシング内に回転自在に配設され且つナッ
    トに嵌合可能なナットソケットと、前記引張用ケーシン
    グに取り付けられ且つ前記ナットソケットを回転駆動す
    る締付駆動装置とから締付機構を構成した請求項1記載
    の高力ボルト締結装置。
JP17240096A 1996-07-02 1996-07-02 高力ボルト締結装置 Pending JPH1015752A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17240096A JPH1015752A (ja) 1996-07-02 1996-07-02 高力ボルト締結装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17240096A JPH1015752A (ja) 1996-07-02 1996-07-02 高力ボルト締結装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1015752A true JPH1015752A (ja) 1998-01-20

Family

ID=15941251

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17240096A Pending JPH1015752A (ja) 1996-07-02 1996-07-02 高力ボルト締結装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1015752A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008151310A (ja) * 2006-12-20 2008-07-03 Aoyama Seisakusho Co Ltd 軸力締結方法及び軸力締結工具
CN105458990A (zh) * 2016-01-13 2016-04-06 国网山东省电力公司潍坊供电公司 防轴转自夹紧联动钳
CN106736483A (zh) * 2017-01-03 2017-05-31 东莞理工学院 一种爬行机械人顶盖旋转式锁螺丝机
WO2020121549A1 (ja) * 2018-12-11 2020-06-18 株式会社東日製作所 締付装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008151310A (ja) * 2006-12-20 2008-07-03 Aoyama Seisakusho Co Ltd 軸力締結方法及び軸力締結工具
US8533931B2 (en) 2006-12-20 2013-09-17 Aoyama Seisakusho Co., Ltd. Fastening method and fastening tool
US8539656B2 (en) 2006-12-20 2013-09-24 Aoyama Seisakusho Co., Ltd. Fastening tool
CN105458990A (zh) * 2016-01-13 2016-04-06 国网山东省电力公司潍坊供电公司 防轴转自夹紧联动钳
CN106736483A (zh) * 2017-01-03 2017-05-31 东莞理工学院 一种爬行机械人顶盖旋转式锁螺丝机
CN106736483B (zh) * 2017-01-03 2019-06-07 东莞理工学院 一种爬行机械人顶盖旋转式锁螺丝机
WO2020121549A1 (ja) * 2018-12-11 2020-06-18 株式会社東日製作所 締付装置
US11772213B2 (en) 2018-12-11 2023-10-03 Tohnichi Mfg.Co., Ltd. Tightening device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100498866B1 (ko) 고정장치
US6634142B2 (en) Apparatus for mounting a drive mechanism within a door module
JP3827648B2 (ja) 座金及び座金付き固定金具
JPH07117471B2 (ja) 不つりあい測定装置における回転体の着脱方法及び装置
JP2010513866A (ja) ネジ端部上に配置されるナットを締め付けるための装置および方法、並びに、そのような装置のための組み付けワッシャおよびナット
JP5280365B2 (ja) 電気的な締付力印加機構
TW201006728A (en) Metal retained tension tie tool
JP2000211892A (ja) 巻上機
JPH1015752A (ja) 高力ボルト締結装置
US20050079939A1 (en) Belt tensioner and method
JP4032019B2 (ja) 多軸仮締め工具
KR20050024382A (ko) 벨트 설치 장치
CN108526868A (zh) 一种六角夹紧螺帽自动拧紧装置
US4974450A (en) Apparatus for measuring imbalance of rotors
JP4428836B2 (ja) 多軸締付装置
JPH0610237Y2 (ja) ディスクブレーキ
JPS6069391A (ja) ホ−ス引張りソケツト嵌め機
US2755066A (en) Electrical wire puller
JPH0658311A (ja) アンカボルト並びにアンカボルト取付装置及び方法
KR20190129265A (ko) 비상 제동 가능한 에스컬레이터
JPH0740104Y2 (ja) ホイストのブレーキ装置
JPS6438552U (ja)
JP2687219B2 (ja) 放電電極の架空配電線への取付装置
JP3679867B2 (ja) 石膏ボードを薄鋼板へ固定する施工方法
WO1991007611A1 (en) Automatic tension adjuster for fan belt