JPH10156871A - インモールドラベル容器およびその製造方法 - Google Patents

インモールドラベル容器およびその製造方法

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JPH10156871A JP32531796A JP32531796A JPH10156871A JP H10156871 A JPH10156871 A JP H10156871A JP 32531796 A JP32531796 A JP 32531796A JP 32531796 A JP32531796 A JP 32531796A JP H10156871 A JPH10156871 A JP H10156871A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガスバリヤ性をより向上させることができる
インモールドラベル容器およびその製造方法を提供す
る。 【解決手段】 インモールドラベル容器10は側部10
aと、底部10bとを備えている。このうち側部10a
は側面ラベル1と射出樹脂7とからなり、底部10bは
底面ラベル2と射出樹脂7とからなっている。底面ラベ
ル2の外形は、底部10bの外形Bより大きく、かつ側
部10aの外形Aより小さくなっている。底面ラベル2
の周縁部2aは下方へ降下している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、確実なガスバリア
性を得ることができるインモールドラベル容器およびそ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】インモールドラベル成形は、ブローまた
は射出成形時に金型にあらかじめヒートシール層をもつ
ラベルをセットしておき、成形時の樹脂のもつ熱でラベ
ルのヒートシール層を成形品表面に融着させることによ
り、成形と同時にラベリングを行う成形方法である。
【0003】ガスバリア性のラベルを使用したインモー
ルドラベル容器としては、例えば、実開平5−9584
7号公報に開示されたものがある。このインモールドラ
ベル容器は合成樹脂製射出成形品で有底筒形状の肉薄な
容器の側部全域および底部全域に、腰が強くガスバリア
性の高いラベルをインサート材として固着したものであ
る。このような構成により、ラベルの腰の強さにより容
器全体の機械的強度を高めることができ、またバリア性
を高めることができる。ここで、ラベルとしては、腰の
強い紙もしくは合成紙から成る本体層とガスバリア性の
合成樹脂材料から成るバリア層が積層されたものが使用
される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ガスバリア性インモールドラベル容器およびその製造方
法において、インモールドラベルは容器の側部に対応す
る側面ラベルと容器の底部に対応する底面ラベルを有す
るが、底面ラベルが金型内でずれたりすると容器底部の
ガスバリア性が著しく低下してしまう。また、この場合
は底面ラベルと側面ラベルとの間の隙間が拡大し、この
隙間におけるガスバリア性も低下する。
【0005】本発明はこのような点を考慮してなされた
ものであり、ガスバリア性が高くかつ容易に製造するこ
とができるインモールドラベル容器およびその製造方法
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の特徴は、
側部と、この側部の下方内側に位置する底部とを有する
インモールドラベル容器において、各々がバリア層を含
み、底部に対応する底面ラベルと、側部に対応する側面
ラベルとを有するインモールドラベルと、このインモー
ルドラベル表面に射出された射出樹脂とを備え、底面ラ
ベルはその外形が、この底面ラベルの配置面上における
底部外形より大きいことを特徴とするインモールドラベ
ル容器である。
【0007】本発明の第2の特徴は、側部と、この側部
の下方内側に位置する底部とを有するインモールドラベ
ル容器において、各々がバリア層を含み、底部に対応す
る底面ラベルと、側部に対応する側面ラベルとを有する
インモールドラベルと、このインモールドラベル表面に
射出された射出樹脂とを備え、底面ラベルと側面ラベル
は互いに連結されてカップ状のインモールドラベルを構
成していることを特徴とするインモールドラベル容器で
ある。
【0008】本発明の第3の特徴は、各々がバリア層を
含み底部に対応する底面ラベルと、側部に対応する側面
ラベルとを有するインモールドラベルと、このインモー
ルドラベル表面に射出された射出樹脂とを備えたインモ
ールドラベル容器の製造方法において、金型の雌型内に
側面ラベルと底面ラベルを各々装着する工程と、雌型に
対して雄型を押付けて、雌型のゲートから側面ラベルと
底面ラベルとからなるインモールドラベル表面に射出樹
脂を射出する工程と、を備えたことを特徴とするインモ
ールドラベル容器の製造方法である。
【0009】本発明の第4の特徴は、各々がバリア層を
含み底部に対応する底面ラベルと、側部に対応する側面
ラベルとを有するインモールドラベルと、このインモー
ルドラベル表面に射出された射出樹脂とを備えたインモ
ールドラベル容器の製造方法において、金型の雌型内に
側面ラベルを装着するとともに、雄型表面に底面ラベル
を装着する工程と、雌型に対して雄型を押付けて、雌型
のゲートから側面ラベルと底面ラベルとからなるインモ
ールドラベル表面に射出樹脂を射出する工程と、を備え
たことを特徴とするインモールドラベル容器の製造方法
である。
【0010】本発明によれば、底面ラベルの外形を容器
の底部外形より大きくしたことにより、底面ラベルがわ
ずかにずれても、底部のガスバリア性が低下することは
ない。
【0011】
【発明の実施の形態】第1の実施の形態 以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明
する。図1(a)(b)に示すように、インモールドラ
ベル容器10は円筒状側部10aと、側部10aの下方
内側に設けられた底部10bと、側部10aの上部に設
けられたフランジ部10cとを有している。
【0012】このうち側部10aはバリア層を含む扇形
の側面ラベル1(図4(a))と、側面ラベル1の表面
に射出された射出樹脂7とからなっている。また底部1
0bはバリア層を含む円形の底面ラベル2(図4
(b))と、底面ラベル2の表面に射出された射出樹脂
7とからなっている。このうち底面ラベル2の中央部に
は、ゲート穴6が形成されている。
【0013】また側面ラベル1および底面ラベル2は金
型の雌型3内に装着されるとともに、雌型3に設けられ
た真空吸引孔8により吸引されている。このため側面ラ
ベル1および底面ラベル2は、容器10の側部10aお
よび底部10bの外面側に各々配置されている。
【0014】また図1(b)に示すように、底面ラベル
2はその直径が、底面ラベル2の配置面上における側部
10aの外径Aより小さく、かつ底面ラベル2の配置面
上における底部10bの外径Bより大きくなっている。
【0015】すなわち B<底面ラベル2の直径<A となっている。
【0016】さらに底面ラベル2の周縁部2aは、底部
10bから外方へ突出するとともに下方へ降下してい
る。
【0017】このように底面ラベル2の直径を底部10
bの外径Bより大きくすることにより、底面ラベル2を
雌型3内に装着する際底面ラベル2がわずかにずれて
も、底面ラベル2によって容器10の底部10bを十分
に覆うことができる。このため底部10bのガスバリア
性を高めることができる。さらに底面ラベル2の周縁部
2aが底部10bより外方へ突出して下方へ降下するこ
とにより、側部10aの下方部分(糸じり部)11にお
けるガスバリア性を向上させることができる。
【0018】また底面ラベル2の直径を側部10aの外
径Aより小さくすることにより、射出樹脂7を糸じり部
11へスムースに回り込ませることができる。
【0019】次に各部の材料について詳述する。まず射
出樹脂7の材料としてポリプロピレンを用い、側面ラベ
ル1および底面ラベル2としてポリエチレンテレフタレ
ートフィルム(12μm)/アルミ箔(15μm)/ポ
リプロピレンフィルム(60μm)の3層が順に積層さ
れたフィルムを用いることができる。側面ラベル1およ
び底面ラベル2は最外層である、PETフィルムに文
字、絵柄等を印刷した後、接着剤を用いてバリア層であ
るアルミ箔をラミネートした後、最内層であるポリプロ
ピレンフィルムを接着剤を用いてラミネートした3層フ
ィルムから形成され所定の形状に打ち抜かれている。
【0020】なお、容器本体となる射出樹脂の材料とし
てポリプロピレンを用いるとともに、側面ラベルおよび
底面ラベル1,2として上記の他に、最外側から最内側
へ向けて順に、以下の層構成からなるフィルムを用いて
もよい。
【0021】 延伸ポリプロピレンフィルム(印刷基
材)(25μm)/アルミ箔(バリア層)(15μm)
/ヒートシール層を有する延伸ポリプロピレンフィルム
(接着層)(25μm)、 延伸ポリプロピレンフィルム(印刷基材)(25μ
m)/酸化珪素蒸着ポリエチレン・テレフタレートフィ
ルム(バリア層)(12μm)/ヒートシール層を有す
る延伸ポリプロピレンフィルム(接着層)(25μ
m)、 未延伸ポリプロピレンフィルム(30μm)/ポリ
エチレン・テレフタレートフィルム(印刷基材)(12
μm)/酸化珪素蒸着ポリエチレン・テレフタレートフ
ィルム(バリア層)(12μm)/未延伸ポリプロピレ
ンフィルム(接着層)(30μm)、 延伸ポリプロピレンフィルム(25μm)/ポリエ
チレン・テレフタレートフィルム(印刷基材)(12μ
m)/酸化珪素蒸着ポリエチレン・テレフタレートフィ
ルム(バリア層)(12μm)/ヒートシール層を有す
る延伸ポリプロピレンフィルム(接着層)(25μ
m)、 未延伸ポリプロピレンフィルム(30μm)/ポリ
エチレン・テレフタレートフィルム(印刷基材)(12
μm)/アルミ箔(バリア層)(9μm)/ポリエチレ
ン・テレフタレートフィルム(12μm)/未延伸ポリ
プロピレンフィルム(接着層)(30μm)。
【0022】一般に所定の形状に打ち抜かれた側面およ
び底面ラベル1,2を雌型3内に配置する場合、側面お
よび底面ラベル1,2のカールの大小が射出成形の歩留
りに影響する。すなわち、側面および底面ラベル1,2
のカールは、小さい方が歩留りが良好となる。
【0023】また側面および底面ラベル1,2のカール
を軽減するためには、側面および底面ラベル1,2の層
構成を中央の層を中心とした対称型の層構成とすること
が好ましい。
【0024】上記の層構成を有する側面および底
面ラベル1,2において、中央の層を中心として対称型
の層構成とすることができ、また、のラベル1,2
もポリエチレンテレフタレートフィルム、酸化硅素蒸着
ポリエチレンテレフタレートフィルムを一つのポリエチ
レンテレフタレートフィルムと考えると対称型の層構成
となる。このため打ち抜き時においてラベル1,2のカ
ールを軽減することができた。また〜の層構成を有
するラベル1,2の場合、ガスバリア特性および射出樹
脂との密着性はいずれも良好となる。
【0025】次にインモールドラベル容器の製造方法を
図3(a)−(f)により説明する。まず図3(a)に
示すように雌型3と雄型4とからなる金型によってイン
モールドラベル容器10が成形され、次に雄型4が雌型
3から離れて、雄型4と雌型3との間にラベル装入兼容
器取り出し治具(ダミーコア)15が配置される(図3
(b))。
【0026】この場合、容器10は雄型4側に装着され
ており、次にダミーコア15が雄型4に装着されている
容器10に接近する(図3(c))。図3(c)におい
てダミーコア15には、予め側面ラベル1および底面ラ
ベル2が吸着されている。これら側面ラベル1および底
面ラベル2は、後工程でダミーコア15により雌型3内
に装着されるものである。
【0027】次に図3(d)に示すように、ダミーコア
15が雌型3側へ移行し、このダミーコア15の吸着部
15aに吸着された容器10が雄型4から引離され、こ
のようにして容器10の金型からの取出しが行なわれ
る。その後ダミーコア15が雌型3内に進入し、ダミー
コア15によって吸着された側面ラベル1と底面ラベル
2が雌型3内に受渡される。
【0028】次に図3(e)に示すように、ダミーコア
15が雌型3から取出され、ダミーコア15はその後容
器10を吸着したまま雌型3と雄型4との間から外方へ
出ていく。この場合、雌型3内の側面ラベル1と底面ラ
ベル2は、真空吸引孔8によって吸引保持される。
【0029】次に図3(f)に示すように、雌型3に対
して雄型4が押付けられ、雌型3のゲート5から射出樹
脂7が射出される。射出樹脂7は底面ラベル2のゲート
穴6を通って、雌型3と雄型4との間のキャビティ内に
注入される。キャビティ内の射出樹脂7は、側面ラベル
1および底面ラベル2を雌型3に対して押付けるととも
に、底面ラベル2の周縁部2aを降下させる。このよう
にしてインモールドラベル容器10が得られる。
【0030】第2の実施の形態 次に図2(a)(b)により本発明の第2の実施の形態
について説明する。
【0031】図2(a)(b)に示すインモールドラベ
ル容器は、底面ラベルが雄型側に装着されている点を除
いて、図1(a)(b)に示すインモールドラベル容器
と略同一である。
【0032】図2(a)(b)において、図1(a)
(b)に示すインモールドラベル容器と同一部分には同
一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0033】すなわち図2(a)(b)に示すように、
インモールドラベル容器10は側部10aと、底部10
bと、フランジ部10cとを備えている。このうち側部
10aは側面ラベル1と、側面ラベル1の表面に射出さ
れた射出樹脂7とからなり、また底部10bは底面ラベ
ル2と、底面ラベル2の表面に射出された射出樹脂7と
からなっている。
【0034】底部10bを構成する底面ラベル2は、雄
型4の下面に装着され、雄型4に設けられた真空吸引孔
9により吸引されている。このように底面ラベル2は雄
型4の下面に装着されるため、ゲート穴6(図4
(b))を設ける必要はない。また底面ラベル2はその
直径が、底面ラベル2の配置面上における側部10aの
外径Cより小さく、かつ底面ラベル2の配置面上におけ
る底部10bの外径Dより大きくなっている。
【0035】すなわち D<底面ラベルの直径<C となっている。
【0036】さらに底面ラベル2の周縁部2aは、底部
10bより外方へ突出するとともに上方へ持上げられて
いる。
【0037】このように底面ラベル2の直径を底部10
bの外径Dより大きくすることにより、底面ラベル2が
雄型4の下面上でわずかにずれても、底面ラベル2によ
って容器10の底部10bを十分に覆うことができる。
このため底部10bのガスバリア性を高めることができ
る。
【0038】次に図2(a)(b)に示すインモールド
ラベル容器の製造方法について述べる。
【0039】インモールドラベル容器の製造方法は、図
3(e)に示す工程の後に、底面ラベル2を雄型4の雌
型側の面に装着する工程を加えたものであり、他は図3
(a)−(f)に示す製造方法と略同一である。
【0040】すなわち側面ラベル1が装着された雌型3
と底面ラベル2が装着された雄型4はその後押圧され、
雌型3のゲート5から射出樹脂7が射出される。射出樹
脂7は、雌型3と雄型4との間のキャビティ内に注入さ
れ、射出樹脂7は側面ラベル1を雌型3に対して押付け
る。同時に射出樹脂7は底面ラベル2を雄型4に対して
押付けるとともに、底面ラベル2の周縁部2aを上方へ
持上げる。
【0041】なお、本実施の形態においては底面ラベル
2は雄型4に装着されるため、ダミーコア15によって
側面ラベル1のみが雌型3内に装着される。
【0042】変形例 上記各実施の形態において、ゲート穴6が形成された底
面ラベル2を雌型3側に装着した後、ゲート5から射出
樹脂7を射出した例を示したが(図1(a)(b)参
照)、ゲート穴6のない底面ラベル2を雌型3側に装着
した後、ゲート5から射出樹脂7を射出してもよい。こ
の場合は、ゲート5から射出された射出樹脂7は、底面
ラベル2を雌型3側から引離して雄型4側へ押付け底面
ラベル2の周縁部2aを上方へ持上げる。このようにし
て成形されたインモールドラベル容器10は、図2
(a)(b)に示す容器に近似する。
【0043】またゲート穴6のない底面ラベル2を雄型
4側に装着した後、ゲート5から射出樹脂を射出した例
を示したが(図2(a)(b)参照)、ゲート穴6を有
する底面ラベル2を雄型4側に装着した後、ゲート5か
ら射出樹脂7を射出してもよい。この場合はゲート5か
ら射出された樹脂7はゲート穴6から雌型3と雄型4と
の間のキャビティ内に入り込む。その後射出樹脂7は、
底面ラベル2を雌型3側へ押付けるとともに底面ラベル
2の周縁部2aを下方へ降下させる。このようにして成
形されたインモールドラベル容器10は、図1(a)
(b)に近似する容器となる。
【0044】さらにまた、側面ラベル1と、ゲート穴6
を有する底面ラベル2とを予め連結させてカップ状ラベ
ルを作成しておき、このカップ状ラベルを雌型3内に装
着した後、ゲート5から射出樹脂7を射出してもよい。
【0045】
【発明の効果】以上のように、本発明によればガスバリ
ア性が良好なインモールドラベル容器を容易に得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるインモールドラベル容器の第1の
実施の形態を示す図。
【図2】本発明によるインモールドラベル容器の第2の
実施の形態を示す図。
【図3】インモールドラベル容器の製造方法を示す図。
【図4】側面ラベルおよび底面ラベルを示す図。
【符号の説明】
1 側面ラベル 2 底面ラベル 3 雌型 4 雄型 5 ゲート 6 ゲート穴 7 射出樹脂 10 インモールドラベル容器 10a 側部 10b 底部 10c フランジ部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】側部と、この側部の下方内側に位置する底
    部とを有するインモールドラベル容器において、 各々がバリア層を含み、底部に対応する底面ラベルと、
    側部に対応する側面ラベルとを有するインモールドラベ
    ルと、 このインモールドラベル表面に射出された射出樹脂とを
    備え、 底面ラベルはその外形が、この底面ラベルの配置面上に
    おける底部外形より大きいことを特徴とするインモール
    ドラベル容器。
  2. 【請求項2】底面ラベルはその外形が、この底面ラベル
    の配置面上における側部外形より小さいことを特徴とす
    るインモールドラベル容器。
  3. 【請求項3】底面ラベルはその周縁部が上方へ持上がっ
    ていることを特徴とする請求項1記載のインモールドラ
    ベル容器。
  4. 【請求項4】底面ラベルはその周縁部が下方へ降下して
    いることを特徴とする請求項1記載のインモールドラベ
    ル容器。
  5. 【請求項5】側部と、この側部の下方内側に位置する底
    部とを有するインモールドラベル容器において、 各々がバリア層を含み、底部に対応する底面ラベルと、
    側部に対応する側面ラベルとを有するインモールドラベ
    ルと、 このインモールドラベル表面に射出された射出樹脂とを
    備え、 底面ラベルと側面ラベルは互いに連結されてカップ状の
    インモールドラベルを構成していることを特徴とするイ
    ンモールドラベル容器。
  6. 【請求項6】各々がバリア層を含み底部に対応する底面
    ラベルと、側部に対応する側面ラベルとを有するインモ
    ールドラベルと、このインモールドラベル表面に射出さ
    れた射出樹脂とを備えたインモールドラベル容器の製造
    方法において、 金型の雌型内に側面ラベルと底面ラベルを各々装着する
    工程と、 雌型に対して雄型を押付けて、雌型のゲートから側面ラ
    ベルと底面ラベルとからなるインモールドラベル表面に
    射出樹脂を射出する工程と、 を備えたことを特徴とするインモールドラベル容器の製
    造方法。
  7. 【請求項7】底面ラベルにゲート穴が形成されているこ
    とを特徴とする請求項6記載のインモールドラベル容器
    の製造方法。
  8. 【請求項8】各々がバリア層を含み底部に対応する底面
    ラベルと、側部に対応する側面ラベルとを有するインモ
    ールドラベルと、このインモールドラベル表面に射出さ
    れた射出樹脂とを備えたインモールドラベル容器の製造
    方法において、 金型の雌型内に側面ラベルを装着するとともに、雄型表
    面に底面ラベルを装着する工程と、 雌型に対して雄型を押付けて、雌型のゲートから側面ラ
    ベルと底面ラベルとからなるインモールドラベル表面に
    射出樹脂を射出する工程と、 を備えたことを特徴とするインモールドラベル容器の製
    造方法。
  9. 【請求項9】底面ラベルにゲート穴が形成されていない
    ことを特徴とする請求項8記載のインモールドラベル容
    器の製造方法。
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