JPH10156457A - 打抜き金型のカス上り防止ラッピング装置 - Google Patents

打抜き金型のカス上り防止ラッピング装置

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Publication number
JPH10156457A
JPH10156457A JP31643696A JP31643696A JPH10156457A JP H10156457 A JPH10156457 A JP H10156457A JP 31643696 A JP31643696 A JP 31643696A JP 31643696 A JP31643696 A JP 31643696A JP H10156457 A JPH10156457 A JP H10156457A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
die
motor
lapping
rod
air cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31643696A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirohisa Endo
裕寿 遠藤
Kazuhisa Kishino
和久 岸野
Toshiyuki Sugimori
俊之 杉森
Takaharu Yonemoto
隆治 米本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Priority to JP31643696A priority Critical patent/JPH10156457A/ja
Publication of JPH10156457A publication Critical patent/JPH10156457A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 打抜き金型のカス上りを十分に防止できる打
抜き金型のカス上り防止ラッピング装置を提供する。 【解決手段】 ダイ3上に載置されたフレーム21に設
けられたエアシリンダ23でモータ25を降下させると
共にモータ25を作動させることにより、回転したラッ
ピングロッド26がダイ穴7内に正確に挿入される。こ
のため、短時間でダイ穴7が均等かつ十分に研磨され、
抜きカス6がダイ穴7内に付着するのが防止される。モ
ータ25にタイマ28が接続されている場合には、一定
時間だけモータ25が回転するので必要以上にダイ穴7
が研磨されることが防止できる。エアシリンダ23に荷
重制御装置27が接続されている場合には、ラッピング
ロッド26に適度な荷重が負荷されるので十分かつ効率
的に研磨を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレス加工で発生
する打抜き金型のカス上り防止ラッピング装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図2はプレス加工機の打ち抜き金型の概
念図である。
【0003】同図に示す打抜き金型で板材を打抜く場合
について説明する。
【0004】まず板材1をストリッパ2とダイ3との間
でクランプする。クランプ時の板押さえ力はストリッパ
2の上方に配置したバネ4によって与えられる。この状
態で上型全体が降下すると、パンチ5とダイ3との間で
打抜きが行われる。打抜きによる抜きカス6はダイ穴7
から落下するようになっている。尚、8はダイバッキン
グプレート、9はストリッパバッキングプレート、10
はパンチプレート、11はパンチバッキングプレートで
ある。
【0005】ところで、打抜き後に希にパンチ5の先端
に抜きカス6が付着してダイ穴7から上って板材1とス
トリッパ2との間、或いは板材1とダイ3との間に挟ま
ってしまうことがある(カス上り)。この抜きカス6が
板材1の上或いは下に挟まるとそれ以後製造される製品
に傷を付けることになり、結果的に大量の不良を発生さ
せてしまう。
【0006】図3は従来のカス上り防止方法を説明する
ための説明図である。
【0007】同図に示すようにダイ3に形成されたダイ
穴7は、上側の内径がパンチ5の先端部の外径と略等し
く、下側に向かって広くなるように形成されているの
で、ダイ3の上側のエッジ13をダイヤモンドペースト
を塗布したロッド12で研磨するのが一般的な方法であ
る(ラッピング法)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3に
示した方法は手作業で行われているので、均等に研磨す
ることが容易でなく研磨の過不足が生じやすい。このた
め研磨が足りない場合にはカス上りの防止効果が少な
く、逆に研磨し過ぎた場合にはダイ穴7の内壁が「く」
の字形状となって抜きカス6がダイ穴7の中に詰まるの
で、このような状態で打抜きを行うとパンチ5を破損さ
せてしまう場合があるため、十分な信頼性が得られなか
った。
【0009】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、打抜き金型のカス上りを十分に防止できる打抜き金
型のカス上り防止ラッピング装置を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、打抜き金型のダイのダイ穴内に付着した抜
きカスがダイ穴から上るのを防止する装置であって、ダ
イ上に載置可能なフレームと、ロッドが下方に伸縮する
ようにフレームの上部に設けられたエアシリンダと、回
転軸が下向きになるようにロッドの下端に設けられたモ
ータと、モータの回転軸に取り付けられダイ穴をラッピ
ングするためのラッピングロッドとを備えたものであ
る。
【0011】上記構成に加え本発明は、モータには、負
荷時間を制御すべく一定時間だけモータを回転させるた
めのタイマが接続されているのが好ましい。
【0012】上記構成に加え本発明は、エアシリンダに
は、ラッピングロッドに所定のラッピング荷重を負荷す
るようにエアシリンダを制御する荷重制御装置が接続さ
れているのが好ましい。
【0013】本発明によれば、モータを回転させると共
にエアシリンダを作動させてモータを降下させると、回
転したラッピングロッドが正確にダイ穴内に挿入される
ので、短時間でダイ穴が均等かつ十分に研磨されるの
で、リードフレーム等の微細パターンの抜きカスがダイ
穴に付着することが防止される。
【0014】モータにタイマが接続されている場合に
は、一定時間だけ回転するので負荷時間が制御され、必
要以上にダイ穴が研磨されることが防止できる。
【0015】エアシリンダに荷重制御装置が接続されて
いる場合には、ラッピングロッドに所定の荷重が負荷さ
れるので十分かつ効率的に研磨を行うことができ、ラッ
ピングロッドが破損するのが防止される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳述する。
【0017】図1は本発明の打抜き金型のカス上り防止
ラッピング装置(以下「ラッピング装置」という)の一
実施の形態を示す概念図である。
【0018】ラッピング装置20は、ダイ3上に載置可
能な箱型のフレーム21と、フレーム21上に設けられ
ロッド22を上下方向に伸縮できるエアシリンダ23
と、エアシリンダ23のロッド22の下端にその回転軸
24が垂直かつ下側になるように設けられたモータ25
と、モータ25の回転軸に取り付けられたラッピングロ
ッド26とを有している。ラッピングロッド26は、例
えば先端部が円錘状で、中間部が円柱状に形成されてい
る。
【0019】エアシリンダ23にはラッピングロッド2
6に所定のラッピング荷重を負荷するようにエアシリン
ダ23を制御する荷重制御装置27が接続されている。
モータ25には負荷時間を制御すべく一定時間だけモー
タ25を回転させるためのタイマ28が接続されてい
る。
【0020】次に図1に示したラッピング装置20の動
作について説明する。
【0021】プレス加工機からダイ3を外し、ダイ穴7
の位置にラッピングロッド26の先端が位置するように
ラッピング装置20のフレーム21をダイ3上に配置す
る。モータ25を回転させると共に、エアシリンダ23
を作動させてラッピングロッド26をモータ25ごと降
下させる。
【0022】モータ25で回転されたラッピングロッド
26がダイ穴7内に挿入されることにより、短時間で正
確にダイ穴7のエッジが均等に研磨され、しかも研磨面
が垂直になるので抜きカスが付着することが防止され
る。
【0023】また、モータ25にタイマ28が接続され
ていることにより、一定時間だけ回転するので必要以上
にダイ穴7が研磨されることが防止できる。エアシリン
ダ23に荷重制御装置27が接続されていることによ
り、ラッピングロッド26に所定の荷重が負荷されるの
で十分かつ効率的に研磨を行うことができ、必要以上に
荷重が負荷されることがないのでラッピングロッド26
が破損するのが防止される。
【0024】研磨後はエアシリンダ23でモータ25を
上昇させ、ラッピング装置20をフレーム21ごと除去
すればラッピング作業は終了する。
【0025】以上において本発明によれば、リードフレ
ーム等の微細パターンの打抜きカスがダイ穴に付着した
り、カス上りが生じるのを防止できる打抜き金型のカス
上り防止ラッピング装置の提供を実現することができ
る。
【0026】尚、本実施の形態ではラッピング荷重のラ
ッピングロッドへの負荷をエアシリンダを用いて行った
場合で説明したが、これに限定されず、ボールネジ等を
用いてもよい。この場合には荷重はロードセル等によっ
て監視し、ロードセルからの信号によって制御を行えば
更に高精度なラッピングが可能である。
【0027】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を発揮する。
【0028】モータを回転させると共にエアシリンダを
作動させることにより、回転したラッピングロッドが正
確にダイ穴内に挿入されるので、短時間でダイ穴が均等
かつ十分に研磨され、打抜き金型のカス上りを十分に防
止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の打抜き金型のカス上り防止ラッピング
装置の一実施の形態を示す概念図である。
【図2】プレス加工機の打ち抜き金型の概念図である。
【図3】従来のカス上り防止方法を説明するための説明
図である。
【符号の説明】
3 ダイ 6 抜きカス 7 ダイ穴 23 エアシリンダ 25 モータ 26 ラッピングロッド 27 荷重制御装置 28 タイマ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 米本 隆治 茨城県土浦市木田余町3550番地 日立電線 株式会社システムマテリアル研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 打抜き金型のダイのダイ穴内に付着した
    抜きカスがダイ穴から上るのを防止する装置であって、
    上記ダイ上に載置可能なフレームと、ロッドが下方に伸
    縮するように該フレームの上部に設けられたエアシリン
    ダと、回転軸が下向きになるように上記ロッドの下端に
    設けられたモータと、該モータの回転軸に取り付けられ
    上記ダイ穴をラッピングするためのラッピングロッドと
    を備えたことを特徴とする打抜き金型のカス上り防止ラ
    ッピング装置。
  2. 【請求項2】 上記モータには、負荷時間を制御すべく
    一定時間だけモータを回転させるためのタイマが接続さ
    れている請求項1に記載の打抜き金型のカス上り防止ラ
    ッピング装置。
  3. 【請求項3】 上記エアシリンダには、ラッピングロッ
    ドに所定のラッピング荷重を負荷するようにエアシリン
    ダを制御する荷重制御装置が接続されている請求項2に
    記載の打抜き金型のカス上り防止ラッピング装置。
JP31643696A 1996-11-27 1996-11-27 打抜き金型のカス上り防止ラッピング装置 Pending JPH10156457A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31643696A JPH10156457A (ja) 1996-11-27 1996-11-27 打抜き金型のカス上り防止ラッピング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31643696A JPH10156457A (ja) 1996-11-27 1996-11-27 打抜き金型のカス上り防止ラッピング装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10156457A true JPH10156457A (ja) 1998-06-16

Family

ID=18077072

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31643696A Pending JPH10156457A (ja) 1996-11-27 1996-11-27 打抜き金型のカス上り防止ラッピング装置

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JP (1) JPH10156457A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106623572A (zh) * 2016-12-22 2017-05-10 长春雄伟汽车零部件有限公司 可连续转动且带有锁位功能的旋转式汽车冲压装置
CN113118314A (zh) * 2021-03-24 2021-07-16 深圳市亿和精密科技集团有限公司 一种触发式气动去毛刺的冲压模具

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