JPH10154517A - 側帯付き鉛蓄電池用エキスパンデッドメタル格子およびその製造方法 - Google Patents
側帯付き鉛蓄電池用エキスパンデッドメタル格子およびその製造方法Info
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- JPH10154517A JPH10154517A JP8312313A JP31231396A JPH10154517A JP H10154517 A JPH10154517 A JP H10154517A JP 8312313 A JP8312313 A JP 8312313A JP 31231396 A JP31231396 A JP 31231396A JP H10154517 A JPH10154517 A JP H10154517A
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- metal grid
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
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- Cell Electrode Carriers And Collectors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 極板格子の周囲に活物質脱落防止に有効な親
骨を持たず、側面が開放状態となり、活物質が脱落し易
いエキスパンデッドメタル格子に、鋳造格子の場合の側
面の親骨に代わる側帯を設けて、活物質脱落を防止し鉛
蓄電池の寿命延長を図る。 【解決手段】 純鉛または鉛合金の厚さ約１ｍｍ程度で
一定の幅を持つ、ロール状の薄板を巻き戻しながら、幅
方向に平行に一定の切り目を加工し、流れ方向に対して
直角方向に展延する、いわゆるエキスパンデッドメタル
格子の製造方法により、菱形のマス目を作る時に、この
切り目を一定間隔毎に短い切り目として、展延される時
に各極板格子境界に縦長の細目のマス目の側帯を作り、
極板より活物質の脱落を防止する。
骨を持たず、側面が開放状態となり、活物質が脱落し易
いエキスパンデッドメタル格子に、鋳造格子の場合の側
面の親骨に代わる側帯を設けて、活物質脱落を防止し鉛
蓄電池の寿命延長を図る。 【解決手段】 純鉛または鉛合金の厚さ約１ｍｍ程度で
一定の幅を持つ、ロール状の薄板を巻き戻しながら、幅
方向に平行に一定の切り目を加工し、流れ方向に対して
直角方向に展延する、いわゆるエキスパンデッドメタル
格子の製造方法により、菱形のマス目を作る時に、この
切り目を一定間隔毎に短い切り目として、展延される時
に各極板格子境界に縦長の細目のマス目の側帯を作り、
極板より活物質の脱落を防止する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、希硫酸を電解液と
し、二酸化鉛を陽極活物質、海綿状鉛を陰極活物質とす
る鉛蓄電池の極板用のエキスパンデッドメタル格子およ
びその製造方法に関する。
し、二酸化鉛を陽極活物質、海綿状鉛を陰極活物質とす
る鉛蓄電池の極板用のエキスパンデッドメタル格子およ
びその製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】鉛蓄電池の極板用の格子には図１に示す
ような鋳造格子と図２に示すようなエキスパンデッドメ
タル格子の２種類が使用されており、この格子に酸化鉛
粉を希流酸で混練したペーストを充填して、乾燥した
後、化成して陰極板あるいは陽極板としたものが用いら
れている。このうちエキスパンデッドメタル格子は、純
鉛または鉛合金の厚さ約１ｍｍ程度で一定の幅を持つ、
ロール状の薄板を巻き戻しながら、幅方向に平行に一定
の切り目を加工し、流れ方向に対して直角方向に展延す
る、いわゆるエキスパンデッドメタル格子の製造方法に
より得られる。そして、このエキスパンデッドメタル格
子の製造方法は、菱形の格子目（マス目）を有する鉛蓄
電池用エキスパンデットメタル格子を連続的に作ること
のできる生産性の高い製造方法といえる。
ような鋳造格子と図２に示すようなエキスパンデッドメ
タル格子の２種類が使用されており、この格子に酸化鉛
粉を希流酸で混練したペーストを充填して、乾燥した
後、化成して陰極板あるいは陽極板としたものが用いら
れている。このうちエキスパンデッドメタル格子は、純
鉛または鉛合金の厚さ約１ｍｍ程度で一定の幅を持つ、
ロール状の薄板を巻き戻しながら、幅方向に平行に一定
の切り目を加工し、流れ方向に対して直角方向に展延す
る、いわゆるエキスパンデッドメタル格子の製造方法に
より得られる。そして、このエキスパンデッドメタル格
子の製造方法は、菱形の格子目（マス目）を有する鉛蓄
電池用エキスパンデットメタル格子を連続的に作ること
のできる生産性の高い製造方法といえる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来のエキスパンデッ
ドメタル格子は、上下には打ち抜き方法によって図２に
示すようにラグ１を設けた上枠４と、下部を補強する下
部補強枠５を形成することができるが、図１に示す鋳造
格子のように極板周囲を囲む親骨２がなく、特に側面に
縦骨３の部分を形成することができず、側面には図２に
示すような開放部分６が生じ、側面が開放した状態にな
ってしまう。このためにペーストを充填化成した活物質
が、蓄電池の組立て工程中や蓄電池使用中に脱落し易
く、これを防ぐためにペースト充填後に薄紙を貼りつけ
て組立て工程中の脱落を防止しているが、蓄電池使用中
の脱落防止は不可能である。この対策として、たとえ陽
極板の活物質が脱落しても外部に漏れて陰極板と短絡す
ることのないように、ポリエチレンセパレーターのよう
な比較的に耐酸化性の優れたセパレーターを袋状とし、
この中に陽極板を挿入したエンベロープ方式極板を用い
て鉛蓄電池を組み立てる方法が採用されている。
ドメタル格子は、上下には打ち抜き方法によって図２に
示すようにラグ１を設けた上枠４と、下部を補強する下
部補強枠５を形成することができるが、図１に示す鋳造
格子のように極板周囲を囲む親骨２がなく、特に側面に
縦骨３の部分を形成することができず、側面には図２に
示すような開放部分６が生じ、側面が開放した状態にな
ってしまう。このためにペーストを充填化成した活物質
が、蓄電池の組立て工程中や蓄電池使用中に脱落し易
く、これを防ぐためにペースト充填後に薄紙を貼りつけ
て組立て工程中の脱落を防止しているが、蓄電池使用中
の脱落防止は不可能である。この対策として、たとえ陽
極板の活物質が脱落しても外部に漏れて陰極板と短絡す
ることのないように、ポリエチレンセパレーターのよう
な比較的に耐酸化性の優れたセパレーターを袋状とし、
この中に陽極板を挿入したエンベロープ方式極板を用い
て鉛蓄電池を組み立てる方法が採用されている。
【０００４】この方法においても、エキスパンデッドメ
タル格子では、格子側面に縦骨がないため、使用中の振
動や充放電の繰り返しにより陽極活物質は脱落して、袋
状セパレータ内の底部にたまる。しかるに、鉛蓄電池の
陽極活物質は強力な酸化剤であるため、袋状のセパレー
タ内の底が酸化劣化して、ついには孔があき陽極物質が
漏れ出し陰極板と短絡して蓄電池の寿命は尽きるので、
活物質の脱落防止のできる側縁尽きエキスパンデッドメ
タル格子の出現が望まれている。
タル格子では、格子側面に縦骨がないため、使用中の振
動や充放電の繰り返しにより陽極活物質は脱落して、袋
状セパレータ内の底部にたまる。しかるに、鉛蓄電池の
陽極活物質は強力な酸化剤であるため、袋状のセパレー
タ内の底が酸化劣化して、ついには孔があき陽極物質が
漏れ出し陰極板と短絡して蓄電池の寿命は尽きるので、
活物質の脱落防止のできる側縁尽きエキスパンデッドメ
タル格子の出現が望まれている。
【０００５】本発明は、極板格子の周囲に活物質脱落防
止に有効な親骨を持たず、側面が開放状態となり、活物
質が脱落し易いエキスパンデッドメタル格子に、鋳造格
子の場合の側面の親骨に代わる側帯を設けて、蓄電池の
組立て工程中並びに蓄電池の使用中に活物質の脱落を防
止し鉛蓄電池の寿命延長を図ることを目的としている。
止に有効な親骨を持たず、側面が開放状態となり、活物
質が脱落し易いエキスパンデッドメタル格子に、鋳造格
子の場合の側面の親骨に代わる側帯を設けて、蓄電池の
組立て工程中並びに蓄電池の使用中に活物質の脱落を防
止し鉛蓄電池の寿命延長を図ることを目的としている。
【０００６】さらに、本発明は、鋳造格子の側面の縦骨
に代わる側帯部分をエキスパンデッドメタル格子の側面
に形成し得る生産性に優れたエキスパンデッドメタル格
子の製造方法を提供することを目的としている。
に代わる側帯部分をエキスパンデッドメタル格子の側面
に形成し得る生産性に優れたエキスパンデッドメタル格
子の製造方法を提供することを目的としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記諸目的は、エキスパ
ンデッドメタル格子側面に細目の格子目が連続してなる
側帯部を設けてなることを特徴とする側帯付き鉛蓄電池
用エキスパンデッドメタル格子により達成される。
ンデッドメタル格子側面に細目の格子目が連続してなる
側帯部を設けてなることを特徴とする側帯付き鉛蓄電池
用エキスパンデッドメタル格子により達成される。
【０００８】また、本発明の他の目的は、圧延した鉛薄
板に切り目を入れて展延し格子目を作るエキスパンデッ
ドメタル格子の製造方法において、圧延した鉛薄板に長
短の切り目を一定間隔で交互に入れて展延し各格子境界
（＝各単板サイズにカットする部分、すなわち極板境
界）に細目の格子目の帯状部分を形成し、さらに当該鉛
薄板を単板サイズ毎に打ち抜くことによって各エキスパ
ンデッドメタル格子側面に細目の格子目が連続してなる
側帯部を作ることを特徴とする側帯付き鉛蓄電池用エキ
スパンデッドメタル格子の製造方法によっても達成され
る。
板に切り目を入れて展延し格子目を作るエキスパンデッ
ドメタル格子の製造方法において、圧延した鉛薄板に長
短の切り目を一定間隔で交互に入れて展延し各格子境界
（＝各単板サイズにカットする部分、すなわち極板境
界）に細目の格子目の帯状部分を形成し、さらに当該鉛
薄板を単板サイズ毎に打ち抜くことによって各エキスパ
ンデッドメタル格子側面に細目の格子目が連続してなる
側帯部を作ることを特徴とする側帯付き鉛蓄電池用エキ
スパンデッドメタル格子の製造方法によっても達成され
る。
【０００９】
【発明の実施の形態】まず、本発明に係る側帯付き鉛蓄
電池用エキスパンデッドメタル格子の製造方法の実施の
形態を図面（図３〜図５）を参照しながら説明する。
電池用エキスパンデッドメタル格子の製造方法の実施の
形態を図面（図３〜図５）を参照しながら説明する。
【００１０】はじめに、図３に示すごとく、目的とする
極板の高さに合せた一定の幅を有する厚さ約１ｍｍに圧
延され、例えばロール状などに加工された鉛（例えば、
純鉛または鉛合金など）薄板をライン上に巻戻しなが
ら、該鉛薄板の幅方向に平行に長い切り目７と短い切り
目８を目的とする極板幅に一致するように一定間隔で交
互に切込みを入れる加工を行う。なお、長い切り目７の
長さＬと短い切り目８の長さＭとの比率は、Ｌ＞Ｍの要
件を満たすものであればよいが、好ましくはＬ：Ｍ＝
２：１〜１５：１、より好ましくはＬ：Ｍ＝５：１〜１
５：１を満たすことが望ましい。
極板の高さに合せた一定の幅を有する厚さ約１ｍｍに圧
延され、例えばロール状などに加工された鉛（例えば、
純鉛または鉛合金など）薄板をライン上に巻戻しなが
ら、該鉛薄板の幅方向に平行に長い切り目７と短い切り
目８を目的とする極板幅に一致するように一定間隔で交
互に切込みを入れる加工を行う。なお、長い切り目７の
長さＬと短い切り目８の長さＭとの比率は、Ｌ＞Ｍの要
件を満たすものであればよいが、好ましくはＬ：Ｍ＝
２：１〜１５：１、より好ましくはＬ：Ｍ＝５：１〜１
５：１を満たすことが望ましい。
【００１１】つぎに図４に示すごとく、切り目加工され
た鉛薄板を流れ方向に対して直角方向に展延する、いわ
ゆるエキスパンデッドメタル格子の製造方法により菱形
の格子目（マス目）を作り、鉛蓄電池用エキスパンデッ
ドメタル格子の各格子境界（＝各単板サイズにカットす
る部分、すなわち極板境界）に短い切り目を展延するこ
とにより得られる細目の格子目を構成することになる小
さいマス目１２からなる帯状の部分を形成する。なお、
図３および図４における点線９は、展延後にラグ付き上
枠９’を形成するために打ち抜き過程でカットする線を
示したものであり、大きいマス目１１は、各単板の中央
部の正規の格子目（非境界部）を構成することになる部
分である。
た鉛薄板を流れ方向に対して直角方向に展延する、いわ
ゆるエキスパンデッドメタル格子の製造方法により菱形
の格子目（マス目）を作り、鉛蓄電池用エキスパンデッ
ドメタル格子の各格子境界（＝各単板サイズにカットす
る部分、すなわち極板境界）に短い切り目を展延するこ
とにより得られる細目の格子目を構成することになる小
さいマス目１２からなる帯状の部分を形成する。なお、
図３および図４における点線９は、展延後にラグ付き上
枠９’を形成するために打ち抜き過程でカットする線を
示したものであり、大きいマス目１１は、各単板の中央
部の正規の格子目（非境界部）を構成することになる部
分である。
【００１２】さらに、図５に示すごとく、図４の鉛薄板
をさらに流れ方向に対して直角方向に展延し、目的とす
る極板高さに到達した時点で各格子境界（＝各単板サイ
ズにカットする部分、すなわち極板境界）に細目の切り
目の帯状部分が形成される。さらに該鉛薄板を単板サイ
ズに打ち抜くことによって、展延されて形成された大小
の格子目（正規の格子目および細目の格子目）にラグ付
き上枠１３と下部補強枠１４とが一体的に形成された目
的の脱落防止機能を持つ側帯を有する鉛蓄電池用エキス
パンデッドメタル格子が得られる。なお、本発明の製造
方法に係る実施の形態はこれらに限定されるものでなく
いことは言うまでもない。
をさらに流れ方向に対して直角方向に展延し、目的とす
る極板高さに到達した時点で各格子境界（＝各単板サイ
ズにカットする部分、すなわち極板境界）に細目の切り
目の帯状部分が形成される。さらに該鉛薄板を単板サイ
ズに打ち抜くことによって、展延されて形成された大小
の格子目（正規の格子目および細目の格子目）にラグ付
き上枠１３と下部補強枠１４とが一体的に形成された目
的の脱落防止機能を持つ側帯を有する鉛蓄電池用エキス
パンデッドメタル格子が得られる。なお、本発明の製造
方法に係る実施の形態はこれらに限定されるものでなく
いことは言うまでもない。
【００１３】さらに、本発明に係る側帯付き鉛蓄電池用
エキスパンデッドメタル格子の実施の形態を図面（図
５）を参照しながら説明する。
エキスパンデッドメタル格子の実施の形態を図面（図
５）を参照しながら説明する。
【００１４】本発明の側帯付き鉛蓄電池用エキスパンデ
ッドメタル格子は、図５に示すように、エキスパンデッ
ドメタル格子側面に細目の格子目１６が連続してなる側
帯部を設けてなることを特徴とする側帯付き鉛蓄電池用
エキスパンデッドメタル格子である。他の構成要件とし
ては、特に制限されるものではなく、従来公知の鉛蓄電
池用エキスパンデッドメタル格子の構成を適宜選択して
適用することができる。例えば、図５にあるように、ラ
グ付き上枠１３と、下部を補強する下部補強枠１４と、
これら上枠１３と下部補強枠１４との間に正規の格子目
１５が連続して設けられた中央部とからなるものなどが
挙げられるが、他の構成要件の実施の形態はこれらに限
定されるものでない。
ッドメタル格子は、図５に示すように、エキスパンデッ
ドメタル格子側面に細目の格子目１６が連続してなる側
帯部を設けてなることを特徴とする側帯付き鉛蓄電池用
エキスパンデッドメタル格子である。他の構成要件とし
ては、特に制限されるものではなく、従来公知の鉛蓄電
池用エキスパンデッドメタル格子の構成を適宜選択して
適用することができる。例えば、図５にあるように、ラ
グ付き上枠１３と、下部を補強する下部補強枠１４と、
これら上枠１３と下部補強枠１４との間に正規の格子目
１５が連続して設けられた中央部とからなるものなどが
挙げられるが、他の構成要件の実施の形態はこれらに限
定されるものでない。
【００１５】また、図５に示すように、中央部の全幅ｃ
と両側の側帯部の全幅２ｄの割合は、特に制限されるも
のではないが、ｃ：２ｄ＝２０：１〜９：１であること
が好ましい。
と両側の側帯部の全幅２ｄの割合は、特に制限されるも
のではないが、ｃ：２ｄ＝２０：１〜９：１であること
が好ましい。
【００１６】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【００１７】本発明の鉛蓄電池用エキスパンデッドメタ
ル格子の製造方法によれば、ロール状などに圧延された
鉛薄板からライン上に巻戻しながら、連続的に格子中央
部の格子目となる長目の切込み（長い切り目）と、格子
側帯部を作るための短目の切込み（短い切り目）とを同
ライン上で行ない、従来のエキスパンデッドメタル格子
製造の生産性を落とすことなく容易に側帯付きエキスパ
ンデッドメタル格子を作ることができる。
ル格子の製造方法によれば、ロール状などに圧延された
鉛薄板からライン上に巻戻しながら、連続的に格子中央
部の格子目となる長目の切込み（長い切り目）と、格子
側帯部を作るための短目の切込み（短い切り目）とを同
ライン上で行ない、従来のエキスパンデッドメタル格子
製造の生産性を落とすことなく容易に側帯付きエキスパ
ンデッドメタル格子を作ることができる。
【００１８】また、本発明の鉛蓄電池用エキスパンデッ
ドメタル格子によれば、当該エキスパンデッドメタル格
子より作られた極板を用いて組み立てられた鉛蓄電池に
おいて、従来の鋳造格子を用いて作られた極板を用いて
組み立てられた鉛蓄電池と同様に蓄電池の組立工程中並
びに蓄電池使用中に極板から活物質の脱落が少なく長寿
命となる。
ドメタル格子によれば、当該エキスパンデッドメタル格
子より作られた極板を用いて組み立てられた鉛蓄電池に
おいて、従来の鋳造格子を用いて作られた極板を用いて
組み立てられた鉛蓄電池と同様に蓄電池の組立工程中並
びに蓄電池使用中に極板から活物質の脱落が少なく長寿
命となる。
【００１９】本発明の側帯付き鉛蓄電池用エキスパンデ
ッドメタル格子に、酸化鉛粉を希硫酸で混練したペース
トを充填し乾燥した後、化成して得られた陽極板と陰極
板を用いて、試験用鉛蓄電池を作りＪＩＳによる寿命試
験を行なった結果について説明する。
ッドメタル格子に、酸化鉛粉を希硫酸で混練したペース
トを充填し乾燥した後、化成して得られた陽極板と陰極
板を用いて、試験用鉛蓄電池を作りＪＩＳによる寿命試
験を行なった結果について説明する。
【００２０】寿命試験用鉛蓄電池には、ＪＩＳに規定す
る３６Ｂ２０Ｒを用い、陽極板にガラスマットを圧着す
るガラスマットタイプと陽極板をポリエチレンセパレー
ターに挿入するエンベロープタイプの２種類とし、格子
には鋳造格子と従来のエキスパンデッドメタル格子と本
発明のエキスパンデッドメタル格子を用い比較試験を行
なった。
る３６Ｂ２０Ｒを用い、陽極板にガラスマットを圧着す
るガラスマットタイプと陽極板をポリエチレンセパレー
ターに挿入するエンベロープタイプの２種類とし、格子
には鋳造格子と従来のエキスパンデッドメタル格子と本
発明のエキスパンデッドメタル格子を用い比較試験を行
なった。
【００２１】
【表１】
【００２２】上記表１に示すごとく、本発明のエキスパ
ンデッドメタル格子を使用した鉛蓄電池の寿命は、ガラ
スマットタイプおよびエンベロータイプとも、鋳造格子
と略々同等の寿命回転であり、従来のエキスパンデッド
メタル格子に比べ、本発明品の側帯が従来の縦骨付き鋳
造格子と同じく、極板側面からの活物質の脱落防止効果
の大きいことを示している。
ンデッドメタル格子を使用した鉛蓄電池の寿命は、ガラ
スマットタイプおよびエンベロータイプとも、鋳造格子
と略々同等の寿命回転であり、従来のエキスパンデッド
メタル格子に比べ、本発明品の側帯が従来の縦骨付き鋳
造格子と同じく、極板側面からの活物質の脱落防止効果
の大きいことを示している。
【図１】 従来の鉛蓄電池用極板に使用する鋳造格子の
平面図である。
平面図である。
【図２】 従来の鉛蓄電池用極板に使用するエキスパン
デッドメタル格子の平面図である。
デッドメタル格子の平面図である。
【図３】 本発明のエキスパンデッドメタル格子の製造
工程における、鉛薄板に長目と短目の切込みを行なった
状態を示す平面図である。
工程における、鉛薄板に長目と短目の切込みを行なった
状態を示す平面図である。
【図４】 本発明のエキスパンデッドメタル格子の製造
工程における、図３の次に展延を行なう工程の途中段階
を示す平面図である。
工程における、図３の次に展延を行なう工程の途中段階
を示す平面図である。
【図５】 本発明のエキスパンデッドメタル格子の製造
工程における、図４の状態からさらに展延を行ない、目
的とする極板格子になった状態を示すエキスパンデッド
メタル格子の完成図を示すものである。
工程における、図４の状態からさらに展延を行ない、目
的とする極板格子になった状態を示すエキスパンデッド
メタル格子の完成図を示すものである。
１…極板のラグ、 ２…極板の周囲を囲む親骨、 ３…親骨中の極板側面の縦骨、 ４、９’、１３…エキスパンデッドメタル格子のラグ付
き上枠、 ５、１０、１４…エキスパンデッドメタル格子の下部補
強枠、 ６…エキスパンデッドメタル格子の側面の開放部分、 ７…エキスパンデッドメタルの長い切り目（長目の切込
み）、 ８…エキスパンデッドメタルの短い切り目（短目の切込
み）、 ９…ラグ付き上枠をつくる時のカット線の表示、 １１…エキスパンデッドメタルの大きく作られるマス
目、 １２…エキスパンデッドメタルの小さく作られるマス
目、 １５…正規の格子目（大きいマス目）、 １６…側帯部を構成する細目の格子目（小さなマス
目）。
き上枠、 ５、１０、１４…エキスパンデッドメタル格子の下部補
強枠、 ６…エキスパンデッドメタル格子の側面の開放部分、 ７…エキスパンデッドメタルの長い切り目（長目の切込
み）、 ８…エキスパンデッドメタルの短い切り目（短目の切込
み）、 ９…ラグ付き上枠をつくる時のカット線の表示、 １１…エキスパンデッドメタルの大きく作られるマス
目、 １２…エキスパンデッドメタルの小さく作られるマス
目、 １５…正規の格子目（大きいマス目）、 １６…側帯部を構成する細目の格子目（小さなマス
目）。
Claims (2)
- 【請求項１】 エキスパンデッドメタル格子側面に細目
の格子目が連続してなる側帯部を設けてなることを特徴
とする側帯付き鉛蓄電池用エキスパンデッドメタル格
子。 - 【請求項２】 圧延した鉛薄板に切り目を入れて展延し
格子目を作るエキスパンデッドメタル格子の製造方法に
おいて、 圧延した鉛薄板に長短の切り目を一定間隔で交互に入れ
て展延し各格子境界に細目の格子目の帯状部分を形成
し、さらに当該鉛薄板を単板サイズ毎に打ち抜くことに
よって各エキスパンデッドメタル格子側面に細目の格子
目が連続してなる側帯部を作ることを特徴とする側帯付
き鉛蓄電池用エキスパンデッドメタル格子の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8312313A JPH10154517A (ja) | 1996-11-22 | 1996-11-22 | 側帯付き鉛蓄電池用エキスパンデッドメタル格子およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8312313A JPH10154517A (ja) | 1996-11-22 | 1996-11-22 | 側帯付き鉛蓄電池用エキスパンデッドメタル格子およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10154517A true JPH10154517A (ja) | 1998-06-09 |
Family
ID=18027751
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8312313A Pending JPH10154517A (ja) | 1996-11-22 | 1996-11-22 | 側帯付き鉛蓄電池用エキスパンデッドメタル格子およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10154517A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8048572B2 (en) * | 2008-07-11 | 2011-11-01 | Eliot Samuel Gerber | Long life lead acid battery having titanium core grids and method of their production |
| KR101252631B1 (ko) | 2010-11-08 | 2013-04-09 | 세방전지(주) | 자동차용 배터리 및 극판 제조방법 |
-
1996
- 1996-11-22 JP JP8312313A patent/JPH10154517A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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